2018年10月14日

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カブトムシ 韓国済州島産 Sanghyo-dong. Segwipo-si Jeju-do S. Korea 7.2018
今年の昆虫フェアで入手しました。もっとあったのですが予算不足で小型個体とメス、大型個体を選びました。メスはかなり横幅がありずんぐりしています。今まで見たメスと雰囲気が異なり困惑しております。この産地はツートンになる傾向があるようで前胸とエリトラの色が異なる個体が多いようです。

stagman at 14:51コメント(0)カブトムシ標本 
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Trypoxylus dichotomus xizangensis?
Xiachayu, Chayu, Tibet, China 2017
チベット産の亜種でほとんど出回っていないようです。大型の1オスで記載された亜種で、メスについては不明です。外見上は既に知られている亜種と明確な違いはないと述べられていて、明らかな違いは交尾器の形態となっているが、肝心のその画像が斜めから撮影されたものでその違いを確認することができません。この標本から引っ張り出すのはさすがにできません。この特徴はこの亜種の固有の特徴ではなく、おそらく乾燥によって湾曲したものと思われます。実際私自身も古い標本からCの字型に曲がった交尾器を別の亜種から確認しているので、それを固有の特徴と間違えたのではないかと思います。だいたい曲がった交尾器でどうやって交尾するかを考えると物理的に不可能だと気がつくと思うのですが、・・。外見上はインドから得られた個体と類似しているようです。さらに、この個体が小型であることからも、この亜種が有効であるかどうかは現段階では判断がつきません。


stagman at 13:56コメント(0)カブトムシ標本 

2018年08月13日

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左 カブトムシ屋久島・種子島亜種 種子島産  Trypoxylus dichotomus shizuae
右 ヤマトカブト 山口県産 Trypoxylus dichotomus septentrionalis
今年入手したかなり大型のカブトムシ屋久島・種子島亜種種子島産。ほぼ、限界のサイズ。ほぼ、腹(後胸+腹)の大きさの同じ個体と比較すると頭の角の扇状のつくりの発達がかなり悪いことがわかる。この個体は黒化した個体で、角の長さもかなり長いタイプであるが相違点はかなりある。ストロボを当ててみるとエリトラ、前胸はより強く光を反射する。前胸は寸詰まりで短い。足や前胸の角、頭の幅等もかなり未発達で違いは明らかである。

stagman at 14:48コメント(0)カブトムシ標本 

2018年08月06日

カブトムシ屋久島・種子島亜種のHOLOTYPE標本を国立科学博物館(筑波)に納めてきました。CIMG0505
国立科学博物館自然史資料棟の建物です。
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冷暖房完備の保管室です。
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カブトムシ屋久島・種子島亜種のHOLOTYPE標本
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ミヤケノコギリクワガタ、ヤクシマノコギリクワガタもここに保管されています。CIMG0492
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ここで半永久的にHOLOTYPE標本が保管されます。CIMG0490
エダゴホンツノカブトの模式標本です。
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キミオゴホンツノカブトの模式標本です。
CIMG0510
証明書を発行していただきました。
これで一連の手続きが完了しました。長い道のりでした。

stagman at 21:16コメント(0)カブトムシ標本 

2018年08月02日

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上 ヤマトカブトムシ T. d. septentrionalis 群馬県産
下 カブトムシ屋久島・種子島亜種 T. d. shizuae 種子島産
雌の前胸の形態の違いです。なかなか肉眼のようにはっきりと違いを表現できませんが、図示のように2点の違いがあります。カブトムシ屋久島・種子島亜種は中央のY字の溝が浅く、側縁は丸くなだらかにカーブします。

stagman at 22:20コメント(0)標本カブトムシ 

2018年07月31日

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左からタイリクカブト 原名亜種 中国湖南省産
ヤマトカブト 群馬県産
タイリクカブト?ヤマトカブト?韓国済州島産
カブトムシ屋久島・種子島亜種 Holotype標本 屋久島産
前脚脛節の形態は原名亜種はがっしりしていて外側に向いた2つの突起の間隔が狭い。ヤマトカブト〜済州島産〜カブトムシ屋久島・種子島亜種の前脚脛節は細長く、2つの突起の間隔が狭い。このころから済州島産はヤマトカブトの方に近い特徴を持っているといえる。
3亜種の中でもっとも変わっているのはカブトムシ屋久島・種子島亜種であると思うのですがね。


stagman at 17:48コメント(0)標本カブトムシ 
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ヤマトカブト(T. dichotomus septentrionalis)?
タイリクカブト(T. dichotomus dichotomus)? 韓国済州島産
以前アップした画像だが前足脛節の形状から、改めて確認すると、ヤマトカブトに分類すべきではないかと思われる。
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2007年2月発行のBE・KUWA No.22 P.6にのっているカブトムシ類の分布では済州島産のカブトムシはタイリクカブトに含まれている。この号には北朝鮮産は図示されているが韓国や済州島産の個体は図示されていない。
2017年に記載したカブトムシ屋久島・種子島亜種を新たに分布に加え済州島の個体をヤマトカブトと分類すると以下のようになる。
カブトムシ分布
もともとタイリクカブトとヤマトカブトの区別は曖昧だが、前足脛節の形状をもとに分類するとこのような分布の区切りが適切かと思われる。ただし、展足はこの点を意識してなされていないので角度がまちまちで正確には把握できないが、BE・KUWA No.22に図示されているタイリクカブトの中にも前足脛節の外側の2つの突起の間隔が比較的広く見えるものもある。
ヤマトカブトムシはもともと北海道には分布しないことから、朝鮮半島と陸続きの時代に侵入したと考えられるので済州島が離島となる以前は大陸側と先に分断され、その後対馬や日本列島側と分かれたという仮説が立てられる。

stagman at 08:21コメント(0)カブトムシ標本 

2018年04月12日

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ツヤカブトムシ 左 タイ産
ツヤカブトムシ 右 ベトナム産
両者はともにツヤカブトムシに分類されているがかなり異なる特徴を持っている。
ベトナム、タムダオ産は5個体所有するがどれも前胸の角が細く「タイリクツノボソツヤカブト」とでも命名したくなるような特徴を持っている。台湾のツノボソカブトとは前胸の側縁の特徴が全く異なる。またメスは前胸に縦筋が発達する点からも類縁関係はあまりない。

stagman at 00:18コメント(7)カブトムシ標本 

2018年01月28日

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ハチジョウノコギリクワガタ 飼育品 60mm
大きさ的には最大級だが完全な大歯形ではないようです。右の大腮はほぼ大歯形のようですが、左の大腮は最大内歯と先端の間に多くの内歯が見受けられます。伊豆諸島のノコギリクワガタ類は一般に大歯形ではこの部分の内歯の本数が少ないのが特徴です。したがって、左の大腮は中歯形から内歯形への移行型で中歯形の名残が出ていると思われます。実際に左の大腮は湾曲が右に比べて若干弱く直線的です。ハチジョウノコギリは生物の進化の不思議や歴史の長さを感じさせてくれる非常に魅力的なクワガタです。

stagman at 15:09コメント(0)クワガタムシ標本 

2018年01月06日

CIMG9858
タイリクカブトムシ Trypoxylus dichotomus dichotomus 韓国済州島産
非常に興味深い産地です。対馬まではT. d. septentrionalisと考えられますのでこのあたりの産地は気になるところです。前脚脛節の形態が太いことからやはりタイリクカブトに含まれるようです。亜硫酸ガスで処理したと説明されていた標本ですが、前脚付節は両方とも修理後が見られ、前胸と後胸もぼろっと取れました。♀は状態は悪くなかったです。♀はエリトラにびっしり毛が生えている割には光沢が比較的強く、前胸側縁は丸みを帯びていて興味深い特徴を持っています。
訂正 前脚脛節は細長く、外側を向いた2本の突起の間隔が広い。⇒ヤマトカブトと共通の特徴

stagman at 12:04コメント(0)カブトムシ標本 
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