2017年02月18日

さらば あぶない刑事

2015年の日本映画です。
監督は、「もっともあぶない刑事」の村川透。
製作総指揮は、黒澤満。
脚本は、「もっともあぶない刑事」の柏原寛司。
撮影は、仙元誠三。
美術は、山崎秀満。
編集は、只野信也。
音楽は、安部潤、佐久間雅一、津島玄一。
主演は、舘ひろし、柴田恭兵。
共演は、浅野温子、仲村トオル、木の実ナナ、山西道広、長谷部香苗、ベンガル、吉川晃司。






横浜港署捜査課刑事のタカこと鷹山敏樹(舘ひろし)と
ユージこと大下勇次(柴田恭兵)は、定年退職が5日後に迫っていた。

横浜港署捜査課の課長となった町田透(仲村トオル)の
「定年前は殉職率が高いので、センパイたちには無事に退職してほしいんですよ!」
という心配をよそに、タカとユージは銀星会の残党で今は新興のヤクザ闘竜会の幹部と
なっている伊能を追ってブラックマーケットを二人だけで襲撃したりとまだまだ暴れ放題。
一方、元少年課で今や神奈川県警重要物保管所所長の真山薫(浅野温子)は、
IT企業の社長と「遂に結婚が決まったのよ!」と結婚式の招待状を片手に大はしゃぎ。

そんな中、伊能が惨殺死体となって発見される。ロシア、韓国、中国、
各国マフィアが入り乱れ、危険ドラッグや拳銃、あらゆる非合法の物が売買される
巨大なブラックマーケットを仕切っていた伊能が殺されたことで、
マフィアたちの危うい均衡も崩れ始める。タカとユージが嗅ぎつけたのは、
キョウイチ・ガルシア(吉川晃司)と彼が率いる中南米の犯罪組織BOB。

あらゆる犯罪に手を染め、死をも恐れぬ圧倒的な戦闘力と獰猛さで抗争相手を屈服、
壊滅させてきたBOBが日本、横浜に進出してきたのだった。捜査を進めていくうちに、
この事件の渦中に、かつて自分が更生させた元不良グループのリーダー川澄(吉沢亮)が
いることを知り、ユージは動き出す。そしてタカの最愛の恋人である夏海(菜々緒)も
また米領事館に勤めていた時代に、ガルシアと接点があることがわかる。

港署が横浜港で押収した危険ドラッグを奪い返すために、
神奈川県警重要物保管庫をBOBが襲撃。一気に事件は拡大する。

それぞれの大切な存在を守り抜くため、タカとユージはかつてない
凶悪な敵に命を賭して戦いを挑む決意を固める。

「長く居すぎたな・・・この街に」
「いつかは別れるときが来るさ・・・」

刑事としてのタイムリミットはあと1日、果たして二人は無事に
退職の日を迎えることができるのか。BOBと横浜中の犯罪組織を巻き込んで、
刑事人生最後となる死闘に飛び込んでいくのだった──。



「ユージ、おまえに出会えて良かったよ」
「泣かせないでよ、ちゃちゃと片付けてうまいもん食いにいこうぜ」




いい映画です。







監督:村川透
出演者:舘ひろし、 浅野温子、 仲村トオル、 柴田恭兵、 木の実ナナ、 ベンガル、 山西道広、 伊藤洋三郎、 長谷部香苗、 小林稔侍、 菜々緒、 夕輝壽太、 吉沢亮、 入江甚儀、 片桐竜次、 吉川晃司
収録時間:118分
レンタル開始日:2016-07-13

Story
舘ひろし、柴田恭兵によるタカ&ユージのコンビが横浜を舞台に繰り広げる刑事アクションの劇場版第7弾。定年退職があと5日後に迫るタカ&ユージ。殉職せず無事に退職して欲しいという透の願いもよそに、ふたりは犯罪組織・BOBとの戦いに身を投じる。 (詳細はこちら


stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日本映画 

2017年02月16日

ブリッジ・オブ・スパイ

2015年のアメリカ、ハリウッド映画です。
監督、製作は、スティーヴン・スピルバーグ。
脚本は、マット・シャルマン、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン。
撮影は、ヤヌス・カミンスキー。
衣装は、カシャ・ワリッカ・マイモーネ。
編集は、マイケル・カーン。
音楽は、トーマス・ニューマン。
主演は、トム・ハンクス。





アメリカとソ連が一触即発の状態にあった冷戦下の1950〜60年代。
ジェームズ・ドノバン(トム・ハンクス)は、実直にキャリアを積重ねてきた弁護士だった。

「君に弁護をお願いしたい、全員に聞いても全員が君を推薦した」
「最近は保険ばかりで、刑事事件は担当していない」
「君にスパイの弁護を頼みたい」

「あなたの弁護人のせいで、裏切り者の家族だと思われてるのよ」
「たとえどんな人間でも同じように大切だ」

「あのスパイから情報を聞き出してくれ」
「守秘義務がある、話は終わりだ」

ドノバンは、アメリカが身柄を拘束したソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、
世界の平和を左右しかねない重大な任務を託される。

「これは君の弁護人に届いた手紙だ、東ベルリンから」

「君宛に届いた手紙だ」
「妻を装った人間からの手紙だな、へたくそだ」

「この手紙は、・・ソ連からのメッセージだと考えられる」

ソ連は、アメリカ軍の偵察機を爆撃し、パイロットのゲーリー・パワーズを拘束した。
そして、ドノバンが弁護していたソ連のスパイと、
ソ連が捕えたアメリカ人パイロットの交換を要求してきた。

「ソ連との全面戦争は避けなければいけない、だから政府ではなく民間の君にお願いしたい」
「なるほど」
「だが、もし失敗しても政府は君を助けられない」
「どこで交渉を?」
「東ベルリン」

良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできたジェームズは、
米ソの全面核戦争を阻止するため、全力で不可能な任務に立ち向かってゆく──。


「東ベルリンは、今、非常に危険な場所だ“ 壁 ”というものが作られている」

当時、ソ連の意向により東ドイツという国が設立した。
しかし、アメリカは、国際的に東ドイツという国を、存在を、国際的に無視していた。
同じ頃、西ベルリンに住み、東ベルリンで共産主義経済を勉強していた学生、
フレデリック・プライヤーが東ベルリンに滞在していた数時間後に、“ 壁 ”が完成し、
帰れなくなったプライヤーは、東ドイツに逮捕されることとなった。

「アメリカ人だと気づかれるな、ベルリンの壁には近づくな、殺される」

ドノバンは西ベルリンに到着し、CIAから話を聞く。
CIAは、鉄道で東ベルリンに入り、歩いてソ連大使館に行くよう指示する。
地図を読むと逮捕されてしまうため、地図を今暗記しろと言う。

ドノバンが鉄道で東ベルリンに入る。
検問では、ドノバンはドイツ語で質問・尋問される。
(映画館で、ドイツ語で質問される場面は字幕が表記されない)
ようやく、検問を通り過ぎたドノバンだったが、今度はチンピラに絡まれる。
ドノバンはコートを取り上げられてしまう。

ドノバンがソ連大使館に到着する。
ドノバンは、いきなりスパイの母親、妻、おじと面会することとなる。
母親は、泣いてドノバンに感謝の言葉を述べたが、
ドノバンはこの母親が本当にスパイの本物の母親なのか疑念を抱いた。

ドノバンは書記官という男と会う。
スパイの交換を申し出るドノバンに対し、書記官は「なにをそう急ぐ?」と言う。
書記官は、実はもうアメリカはスパイからすべての情報を聞き出しているのではないかと言う。

書記官との会談後、ドノバンは東ドイツの政府関係者と会うことになる。
そして、そこでもスパイの交換の話を持ちかけられた。ただ、東ドイツの政府関係者が
交換に用意した人間は、パイロットのゲーリー・パワーズではなく、
学生のフレデリック・プライヤーだった。そして、ソ連の要求を退けるように言った。

「アメリカは、国際的に東ドイツを無視している、これは国家と国家としての交渉だ」

ソ連は、スパイとパイロットのゲーリー・パワーズの交換を要望し、急いでもいない。
東ドイツは、スパイと学生のフレデリック・プライヤーの交換を要望する。
ソ連と東ドイツの間には連携もなく、それぞれに思惑も存在する。

東ベルリンから西ベルリンへの帰りの鉄道の中、思慮を張り巡らすドノバン。
ふと、鉄道の窓からベルリンの壁を見たとき、ベルリンの壁を手で登って、
越えようとした若者たちが機関銃で撃ち殺される場面を見てしまう。
撃ち殺した軍隊は、東ドイツ軍か、ソ連軍かはわからない──。



スティーヴン・スピルバーグが描く、
冷戦下でのスパイの世界に足を踏み入れることになった“ 普通の男 ”の物語。
誠実でシリアスな物語にも、その裏には、故淀川長治さんが評していたスピルバーグ評。
“ この人は古い映画を良く知っている ”
それは、普通の男(=観客)が、スパイの世界に巻き込まれてしまうという
“ ヒッチコック・テイスト”が存分に含まれてある“ ブリッジ・オブ・スパイ ”。




おもしろい映画です。







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ブリッジ・オブ・スパイ (2015)

監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 スティーヴン・スピルバーグ、マーク・プラット、クリスティ・マコスコ・クリーガー
製作総指揮
   アダム・ソムナー、ダニエル・ルピ、ジェフ・スコール、ジョナサン・キング
脚本 マット・シャルマン、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
撮影 ヤヌス・カミンスキー
衣装 カシャ・ワリッカ・マイモーネ
編集 マイケル・カーン
音楽 トーマス・ニューマン

出演 トム・ハンクス
   マーク・ライランス
   エイミー・ライアン
   アラン・アルダ
   スコット・シェパード
   セバスチャン・コッホ
   オースティン・ストウェル
   ウィル・ロジャース
   ミハイル・ゴアヴォイ
   ドメニク・ランバルドッツィ
   ノア・シュナップ
   イヴ・ヒューソン
   ジリアン・レブリング
   ピーター・マクロビー

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物語

冷戦中の1957年、ブルックリンで画家を装い諜報活動を行っていたソ連のスパイ、
ルドルフ・アベルは、FBIに追跡されていた。彼が滞在するホテル・レイサムで
情報解読している時、スパイと確信したFBI捜査員がそこに突入し家宅捜査、逮捕される。

ワターズ&コワン&ドノヴァン法律事務所の保険担当弁護士 ジェームズ・ドノヴァン
(トム・ハンクス)は共同経営者のトーマス・ワターズと連邦裁判所の
リン・グッドナフから、公平性を演出するため弁護士がいないアベルに
連邦裁判所弁護士会の弁護士全員の推薦を受け、ドノヴァンが彼の弁護士として
選出されたと伝えられる。ドノヴァンは刑事事件を何年も担当していないことや
スパイという自国の敵を弁護し、非難を受けることを心配し、
少し考えた後に弁護を受け入れる。妻のメアリーからは家族に危険が及ぶことや、
敵国のスパイなどを理由に弁護を引き受けることに否定的な意見を言われる。

ドノヴァンは拘置所を訪れアベルと初対面し、彼が弁護を承諾したことを受けて
政府への協力の可否を尋ね協力しないとの答えを聞いた後、裁判について打ち合わせる。

とあるモーテルではアメリカの軍人が集められ、
上空からU-2偵察機でソ連を偵察するためのパイロットの秘密保全検査が行われていた。
検査終了後、フランシス・ゲイリー・パワーズとジョー・マーフィらは
CIAのウィリアムズより今回の任務内容を聞かされ、内容は他言無用で
撃墜されたり捕虜になることも絶対避けなければならないと言い渡される。
1960年、パキスタンのペシャーワル米空軍基地でパワーズたちはウィリアムズからU-2
偵察機を見せられ構造の解説を聞いたあと、別のエージェントから詳細な情報を教えられる。

ドノヴァンは旧知の仲であるモーティマー・W・バイヤーズ判事に裁判の日程延期を
申し入れるが、有罪が決まっていると却下される。帰り道でドノヴァンはCIAのホフマンに
接触されアベルが何を話したか尋ねられるが、依頼人との守秘義務だとして答えない。

ドノヴァンは部下のダグ・フォレスターと共にアベルのアトリエから押収された
スパイ道具を確認しに訪れて捜索令状が今回の罪状のものではないことを調べ上げ、
証拠品は無効だと判事に異議を申し立てるが却下される。敵国スパイを弁護したことで
世間の目が厳しくなるなか無罪を求めて弁護するドノヴァンだが、陪審評決は
全員一致で有罪となる。死刑判決だけはなんとか回避しようとアベルと面会後に
判事の自宅を訪問したドノヴァンは、人道的な面でアベルが祖国に
忠誠を誓っているだけの無害な人物だと答える。その結果、判事の心証が変わり誰もが
確信していた死刑判決を回避することに成功し、懲役刑の判決が下される。

ドノヴァンはさらに刑を軽くしようと最高裁への上訴を決め、アベルから危険だと
忠告されながらも弁護を続行する。しかしマスコミが裁判をスキャンダラスに報じ、
ドノヴァン家は自宅を銃撃されるなど過激なバッシングを受けるようになる。

米空軍基地で偵察機の自爆装置や1ドルコインに隠した自害用の毒針の説明を
ウィリアムズから聞いたパワーズたちは、偵察機に乗り込みソ連へ向けて出発する。

ドノヴァンは最高裁長官に向けて口頭弁論し、アベルの人権を尊重するよう訴えかける。
結果は最高裁の判決が5対4で有罪となる。ニューヨークに戻ったドノヴァンは、
東ドイツから送られたアベルの妻だという人物の手紙を彼に見せる。
するとアベルは妻によるものではないと言った。別の場所では、ソ連の上空で
カメラによる偵察を行っていたパワーズが、偵察機に向けて発射された地対空ミサイルが
命中し撃墜。捕らえられたパワーズはソ連の裁判で禁固10年の判決が下る。

その後ドノヴァンはCIAのアレン・ダレス長官と会い、
手紙はアベルを自国民と認めたくないソ連が東ドイツを経由して送ってあり、
かつアメリカ人パイロットを捕まえたと伝えるものだと言われる。
ダレス長官はドノヴァンに民間人としてスパイ交換の交渉役を担うよう依頼する。

「ソ連との全面戦争は避けなければいけない、だから政府ではなく民間の君にお願いしたい」
「なるほど」
「だが、もし失敗しても政府は君を助けられない」
「どこで交渉を?」
「東ベルリン」

ベルリンの壁が建設されつつあるドイツでは、アメリカ人留学生、フレデリック
・プライヤーが東ベルリンにいる恋人と西側へ逃走を図るが捕らえられる。
西ドイツでホフマンと別れ、ドノヴァンは交渉を開始するため東ベルリンにある
ソ連大使館を目指し、翌日フリードリヒ通を通り政情不安な冬の東ベルリンに入る──。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演者:トム・ハンクス、 マーク・ライランス、 エイミー・ライアン、 アラン・アルダ
収録時間:142分
レンタル開始日:2016-05-03

Story
S・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演によるサスペンス。アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年から60年代。弁護士のジム・ドノヴァンは、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、世界平和を左右する任務を委ねられる。 (詳細はこちら


stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アメリカ ハリウッド映画 | 2000年〜

2017年02月14日

バレンタインデー

2010年のアメリカ、ハリウッド映画です。
監督は、「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル。
脚本は、キャサリン・ファゲイト。
音楽は、ジョン・デブニー。
出演は、アシュトン・カッチャー、ジェニファー・ガーナー、ジェシカ・アルバ、
キャシー・ベイツ、ジェシカ・ビール、ブラッドリー・クーパー、
エリック・デイン、パトリック・デンプシー、ジェイミー・フォックス、
アン・ハサウェイ、クイーン・ラティファ、テイラー・スウィフト、
シャーリー・マクレーン、エマ・ロバーツ、ジュリア・ロバーツ。





「言いたいことはわかってる、いつもは真夜中の放送で聞く声だからねー、
 だけど今日は特別な日、そう、今日は僕が一年で一番好きな日、バレンタインだからねー」


モーリー(ジェシカ・アルバ)とリード(アシュトン・カッチャー)がベッドで目を覚ます。
「結婚しよう」──「本気なの?」
「バレンタインおめでとう」──「バレンタインおめでとう」

「返事はYESだ!」
「冗談だろ!?、本当か!?、すごい!、やったな!」
「断られると思っていたわけ?」
「移民的思考だよ、移民は常に最悪の事態に備える──でもYESなら万々歳じゃないか!」
「はっきり言っとくぞ!、今日は1日中デレデレにのろけてやる!、
 例え知らない他人だって許してくれるさ!、なんたってバレンタインデーなんだから!、
 だろ?、世界中の誰もがロマンチック気分にひたっている日だ!!」
しかし、リードはいきなり車を発進したため後ろから走ってきた車にぶつかりそうになる。
「急に飛び出してくんじゃねーよ!!、ウインカー出せよ!!、この色ボケ野郎!!」


「スーザンこれはなんだ?」
「局長が視聴率アップを狙えるって」
「タップを踊るお天気リポーターの話じゃない、なんだ、この街中インタビューって?」
「あなたはスポ記者としては2番手、
 大きな試合のない日は他のこともやってもらわないと ──明るい話題がいいわ」
「それじゃ、選手の追跡ものや調査リポートを撮ってくるってのは?」
「ケルビン、題材は決まっているの、あなたに一任するわ、
 よくある市民インタビュー、こう聞くの『あなたにとってバレンタインデーとは?』」
「胃酸が逆流する日だ、──俺に言わせれば金ばっかりかかってなんの意味もない、
 しかも正式な祝日でもないんだぞ」


「KVLAのケルビン・ムーアがここ花市場からリポートをお届けします」
「毎年、バレンタインデーには国内で薔薇が1億1千万本売れるんです、
 60パーセントがカリフォルニア産、──ぼくは花屋を経営してますローズウッド通りで」
「あなたのお名前は?」
「リード・ベネット、──あなた、スポーツ番組の人だ!」
「ええ、普段はね、──あなたのお店の名は、“ シエナ・ブーケ ”ですね?」
「そうです、サンフェルナンド・バレーにあります」


ジュリア(ジェニファー・ガーナー)とハリソン(P・デンプシー)がベッドで目覚める。
「今日はサンフランシスコに出張だ」
「お医者さんって忙しいのね、バレンタインデーに置き去りなんて信じられない」
「でも今日は予定があるんだろ?」
「それはあるわよ、あることにはあるんだけどちょっと気が乗らないだけ
 ──友達のカーラを知ってるでしょ?」
「どんな人だっけ?」
「うーん、軽く心を病んでるコ、毎年“ バレンタイン大嫌いディナー ”を主催しているの
 ──ちょっと気がめいる会なの」


リズ(アン・ハサウェイ)とジェイソン(トファー・グレイス)がベッドで目覚める。
リズは、寝起きのジェイソンの顔をカメラで撮影し、笑います。
愛し合う二人の行動に理屈などありませんが、リズは携帯電話が鳴るとさっさと出かける。
「昨日は素敵な夜だった、キッチンに淹れたてのコーヒーがあるから」
「でも、切らしてたはずだけど」
「ええ、だからお隣に借りたの、彼女すっごいびっくりしてたわ、
 あなたのことゲイだと思ってたって、──誤解が解けてよかったわね」


“ シエナ・ブーケ ”

花屋さんなのですがコーヒーカウンターもあり、マフィンまで売っています。
「リード、マフィンちょうだい、──メッセージ聞いたわ、大丈夫?」
「ああ、なんで?」
「メッセージの雰囲気で、もしかしたら彼女・・・・・、返事は・・・・・?」
「YESだ、OKをもらったよ、どうしてみんな疑うんだ?」
「YESって言ったの?、やだ!、びっくり!
 ──そうなの!?、まさかOKとは思ってなかったけど、とにかくおめでとう!」
「ぼくもこれで売約済み」
「あなたが結婚するなんて、よかった!」

「久々にいい男性とつき合えた感じ」
「おー、そっちもうまくいってる訳だ」
「お二人ほどじゃないけど、──ほんとに妬ましいわよ」
「ぼくはその医者にいつ会える?」
「多分、近いうちに」
「今夜、彼とデート?」
「彼がサンフランシスコに出張だからデートはなし、電話だけよ」
「こうしろよ、──急に行って驚かせる」
「そうした方がいい?」
「ああ、行けよ」
「無理よ、滞在先のホテルも知らないし」
「電話して聞けばいいだけの話だろ」
「ホントに行くべきだと思う?」
「もちろん──今日はバレンタインだぞ、考えてないで迷わず行けよ!」


飛行機の中、隣り合うシートの男性(B・クーパー)と軍服姿の女性
ジュリア・ロバーツ)が目覚める。
「この二本線は中尉かな?」
「二本線は大尉よ」


“ シエナ・ブーケ ”

「ぼうや、なにかな?」
「赤い薔薇12本を学校一の美女に贈りたいんだ、オルゴール・カードも一緒に」
「赤い薔薇12本をこれで・・・・・?、でもこれじゃ・・・・・、
 ──いいや、それでどこに配達すればいいの?」
「ファルコン・クレスト小学校、場所はインターネットで調べて」
「大丈夫、場所なら知っている、友達がいるんだ」
「そう、休み時間に来てくれるといいな、
 学校まで持ってきてくれてぼくに渡してくれれば、後はやるから、──わかった?」
「お届けします、ありがとうございました」

「可愛いじゃないか、チビなのに一丁前だ、しかも値切った、
 55ドルの花を15ドルで買うなんて」
「──あ、領収書もらえる?」
「確かに、税金対策には必要だ」


「おはようございます」
「おはよう、あなたは?」
「リズと言います、受付のモニカが今日は休みで」
「そういえばモニカが休暇を出してたわね、今頃お楽しみね」
「今日はお葬式で、・・・・・まあ、楽しんでるかも」
「リズ、わたしはポーラよ、どうせ気分屋でヤバイ女って聞いてるんでしょ?、
 ──まあ確かにヤバイ状況」
「そうですか」
「原因は言いたくない」
「了解です」
「別にバレンタインに独りぼっちって訳じゃないから」
「もちろんです」
「すべてはヤバイ状況になっているクライアントのせい」
「・・・・それはやりがいありますね」
「ふふ、・・やりがい?、面白いわね、ショーンが引退したらヤバイじゃすまされないわ」


< パーティ出席 ・・・・・・0人 >
「もしもしカーラ、ショーンだ、今日エージェントと会うんだ、広報として同席してほしい」
「心得てます、後ほど」
「心強いよ」


「グレース、実際に飛び級テストを受けた経験者のあなたに話しを聞きたいの」
「ええ、喜んで」
「それじゃ今日の放課後は?」
「すみません、ベビーシッターのアルバイトが」
「それじゃ今日の昼休みはどう?」
「いつもは大丈夫なんですけど、今日の昼休みは彼と初SEXするんです、お互い初めて同士、
 ──ただ問題は親で、両親が仕事中の昼休みが唯一のチャンスなんです」
「あたし・・・・・・」
「明日の昼休みなら大丈夫です、明日は大丈夫です」
「それまでにSEX終わっているかしら・・・・・・」


アメリカン・フットボールの選手、ショーン・ジャクソン(エリック・デイン)、
エージェントのポーラ(クイーン・ラティファ)、広報のカーラ(ジェシカ・ビール)の
ランチミーティング。

ショーン・ジャクソンは、名クオーターバック、しかしベテランでケガも多く、
給料も高額、今年の阪神タイガースの鳥谷・西岡みたいに、
いないほうがチームに活気が出るという状況で、チームは契約更改を更新しません。

「双方の合意の上で円満退団と発表するわ」
「それで、その後どうなる?」
「その後は、別のチームを探します」
「もう潮時かも」
「──そんな」
「待ちなさい、あなたは好きなことをしてお金が稼げるのよ」
「そうは言っても、俺にとってアメフトだけが人生じゃないんだ、結婚もしたいし」
「そんなのはアメフトをやりながらでもできるでしょ!」


“ シエナ・ブーケ ”

「さっき、君テレビで見たよ」
「放映されたの?」
「だから来たんだ」
「やった!、有名店だ!」
「君がオーナーだね?」
「ええ、祖父がイタリアで始めて、父がアメリカで開店、その後をぼくが継いだ」
「素晴らしいな、家業ってわけだ」
「ええ」
「あ、職業を持ち出すのは嫌なんだが、わたしは医者でね、もうすぐ手術なんだ、
 横入りさせてもらってもいいかな?」
「大丈夫、お任せを──おーい、注文用紙取ってくれる?」
「薔薇の花束を2つほしいんだ、ぼくの特別な女性たちに、
 ──内密に頼むよ、そのあたりわかるよね?」
「大丈夫、お任せを」
「カード払いで、届け先の住所はここに書いてある」
「ハリソン・コープランドさん?」
「ああ、身分証が必要?」
「いいえ、住所だけ確認します、
 サンフランシスコには、パメラ・コープランドさま、
 ファルコン・クレスト小学校には、ジュリア・フイッツ・パトリックさ・・・・・・」


「幸運を祈ってくれ!」
「童貞組も応援してるぞ!」

アレックスは、恋人のグレース(エマ・ロバーツ)の部屋に合鍵で入り込み、
気分を出すために、薔薇を床にまき、裸でギターを弾き、ベッドで歌を歌いながら待つ。

「アレックス!?」
「ああ!、お母さん!!、マジかよ!!」
「ここでなにをしてるの!?」
「あの!?、実は!、・・・・・リハーサルです!!」
「裸で!?」
「その通り!!、ちょっとアヴァンギャルドな曲で!!、
 すみません!!、また改めて伺います!!」
「アレックス、ちゃんと前を隠すのよ!」

「グレース!、グレース!」
「!?、ちょっと!、いったいなにがあったの!?、とにかく乗って!」
「ママが、ママが、」
「あなたのママ?」
「君の家にいた人だ」
「あー、ちょっと、わたしのママになんて言ったの?」
「リハーサル中だと」
「裸で!?、そんなの信じた?」
「たぶんね、ビビリ方でなんとなくわかった、──な、グレース、君のために曲を作った」


人生に悩むショーンは、運転もおろそかになり、“ シエナ・ブーケ ”の
配達車に追突してしまう。
「なんってこった!、リードに怒られるよ!、弁償してもらうよ!」
「落ち着けよ、逃げも隠れもしない、うちのエージェントに連絡すれば保険の手続きをする」
「いいとも、うちのボスのリードから連絡させる──ショーン・ジャクソン!?」

「パスは35回、タッチダウンを3回も決めたあんたに引退しろなんてひどすぎる」
「弁護どうも、それにしてもひどく壊れたな、替わりの車は?」
「あるけど急いでいるんだ、バレンタインは花屋が走り回る日だからな」
「俺からすりゃ、なんで人から届けさせるのか理解不能だよ」
「職場に届く事で騒がれたいのさ、人前で愛を誇示されないと満足できない奴らもいるんだ」


「学校どうだった?」
「グレース、早く車を出して!」
「なんで?」
「早く車を出して!、今すぐここから消えたいんだ!」
「なにがあったか話して」
「告白できなかった、お花が届かなかったから告白できなかったんだ」


< パーティ出席 ・・・・・・0人 >
「どうやら今夜のパーティ独りぼっちになりそう」
「誰からも返事なしか、LAの人間は忙しぶりたいのよ」
「恋するあなたが憎い」
「そうよね、きっと、これから彼に会いにサンフランシスコに行くの、
 わたしの分も楽しんで、もう行くね、バーイ」


恋に浮かれるリードは彼女を喜ばそうと、二人の部屋に花を飾りに行きますが、
部屋では、モーリーが自分の荷物をまとめていました。
「ごめんなさい、あなたを愛してる、でも今、わたしは結婚に突き進める状況じゃないの
 ──今朝はまだ、そのことがわかっていなかったの」


「カーラ、たった今どうするか決めたよ」
アメリカン・フットボールの選手、ショーン・ジャクソンは、緊急記者会見を開きます。
そして、そこには、KVLAのスポーツリポーター、ケルビン・ムーア
(ジェイミー・フォックス)も急いで訪れます。



ハリウッド・スター総出演のアンサンブル・ムービー。

「みんな、世界は憎しみと欲だけだというが、果たしてそうだろうか?、
 ──ここには愛があふれている
 ──わざわざ探さなくても実はいたるところに愛はある、そうどこにでも 」

イギリス映画「ラブ・アクチュアリー」を見事なまでに、
そっくりそのまま参考にし、映画は情感のあるまま気分よく完結します。




いい映画です。







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バレンタインデー (2010)

監督 ゲイリー・マーシャル
製作 マイク・カーツ、ウェイン・ライス
製作総指揮
   トビー・エメリッヒ、サミュエル・J・ブラウン、
   マイケル・ディスコ、ダイアナ・ポコーニイ
原案 キャサリン・ファゲイト、アビー・コーン、マーク・シルヴァースタイン
脚本 キャサリン・ファゲイト
撮影 チャールズ・ミンスキー
衣装 ゲイリー・ジョーンズ
編集 ブルース・グリーン
音楽 ジョン・デブニー

出演 アシュトン・カッチャー
   ジェシカ・アルバ
   キャシー・ベイツ
   ジェシカ・ビール
   ブラッドリー・クーパー
   エリック・デイン
   パトリック・デンプシー
   ヘクター・エリゾンド
   ジェイミー・フォックス
   ジェニファー・ガーナー
   トファー・グレイス
   アン・ハサウェイ
   クイーン・ラティファ
   テイラー・ロートナー
   ジョージ・ロペス
   シャーリー・マクレーン
   エマ・ロバーツ
   ジュリア・ロバーツ
   テイラー・スウィフト

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

物語

2月14日。
ロサンゼルスで花屋を営むリード(アシュトン・カッチャー)男性が、
一緒に暮らす恋人に朝一番でプロポーズをする。笑顔で婚約指輪を受け取る彼女。
だが、リードが出かけると女は部屋の荷物をまとめ始めるのだった──。

飛行機にたまたま隣合わせた男(ブラッドリー・クーパー)と女(ジュリア・ロバーツ)。
洗練された物腰が魅力的な30代の男性と、11ヶ月ぶりに一晩だけロサンゼルスでの
滞在許可が下りた軍人の女性。会話を交わすうちに惹かれあっていく二人だったが、
目的地には共に意外な人が待っていた──。

理想の男性にめぐり合い、幸せいっぱいの教師、ジュリア(ジェニファー・ガーナー)。
そんな彼女は、仕事でサンフランシスコへ出張に行く彼をこっそり追いかけるつもりだった。
「久々にいい男性とつき合えた感じ」
「おー、そっちもうまくいってる訳だ」
「お二人ほどじゃないけど、──ほんとに妬ましいわよ」
「ぼくはその医者にいつ会える?」
「多分、近いうちに」
「今夜、彼とデート?」
「彼がサンフランシスコに出張だからデートはなし、電話だけよ」
「こうしろよ、──急に行って驚かせる」
「そうした方がいい?」
「ああ、行けよ」
「無理よ、滞在先のホテルも知らないし」
「電話して聞けばいいだけの話だろ」
「ホントに行くべきだと思う?」
「もちろん──今日はバレンタインだぞ、考えてないで迷わず行けよ!」
しかし、彼は飛行場ではなく、全く別の場所へと向かっていた──。

結婚50年を過ぎても変わらぬ愛を誓い合う仲睦まじい夫婦。
ところが、よりによってこの日に、妻は夫に重大な告白をする──。

付き合い始めて間もない同じ会社で働く男と女(アン・ハサウェイ)。
二人は同じベッドで朝を迎える。リズは、寝起きの男性の顔をカメラで撮影し、微笑む。
愛し合う二人の行動に理屈などなかったが、リズは、携帯電話が鳴るとさっさと出て行く。
「昨日は素敵な夜だった、キッチンに淹れたてのコーヒーがあるから」
「でも、切らしてたはずだけど?」
「ええ、だからお隣に借りたの、彼女すっごいびっくりしてたわ、
 あなたのことゲイだと思ってたって、 ──誤解が解けてよかったわね」
だが、その彼女は誰にも言えないサイドビジネスに励んでいた──。

「グレース、実際に飛び級テストを受けた経験者のあなたに話しを聞きたいの」
「ええ、喜んで」
「それじゃ今日の放課後は?」
「すみません、ベビーシッターのアルバイトが」
「それじゃ今日の昼休みはどう?」
「いつもは大丈夫なんですけど、今日の昼休みは彼と初SEXするんです、お互い初めて同士、
 ──ただ問題は親で、両親が仕事中の昼休みが唯一のチャンスなんです」
「あたし・・・・。」
「明日の昼休みなら大丈夫です、明日は大丈夫です」
「それまでにSEX終わっているかしら・・・・。」
アレックスは、恋人のグレース(エマ・ロバーツ)の部屋に合鍵で入り込み、
気分を出すために、薔薇を床にまき、裸でギターを弾いて、ベッドで歌を歌い待っていた。

皆がみんなバレンタインデーを楽しんでいるわけではない、
と今年も“ バレンタインデーなんか大嫌いだ!、パーティ ”を開く
アメフトの有名選手の広報担当、カーラ(ジェシカ・ビール)。そんな彼女に近づく
スポーツキャスターがいる。彼は、電撃引退の噂がある選手を取材したいだけであったが、
彼女がバレンタインデーを嫌う本当の理由を知り、その存在が気になり始める──。

アメリカン・フットボールの選手ショーンは、運転ミスで、花屋の配達車に追突してしまう。
「なんってこった!、リードに怒られるよ!、弁償してもらうよ!」
「落ち着けよ、逃げも隠れもしない、うちのエージェントに連絡すれば保険の手続きをする」
「いいとも、うちのボスのリードから連絡させる──ショーン・ジャクソン!?」
ショーンは、広報のカーラに保険の手続きで連絡する。
「パスは35回、タッチダウンを3回も決めたあんたに引退しろなんてひどすぎる」
「弁護どうも、それにしてもひどく壊れたな、替わりの車は?」
「あるけど急いでいるんだ、バレンタインは花屋が走り回る日だからな」
「俺からすりゃ、なんで人から届けさせるのか理解不能だよ」
「職場に届く事で騒がれたいのさ、人前で愛を誇示されないと満足できない奴らもいるんだ」

「バレンタインは花屋が走り回る日だからな」
贈るはずの花が届かない少年がいた。少年は今にも泣き出しそうだった──。

リズが、今日一日アシスタントを務める上司は、恐ろしい上司、ポーラだった。
「おはようございます」
「おはよう、あなたは?」
「リズと言います、受付のモニカが今日は休みで」
「そういえばモニカが休暇を出してたわね、今頃お楽しみね」
「今日はお葬式で、・・・・・まあ、楽しんでるかも」
「リズ、わたしはポーラよ、どうせ気分屋でヤバイ女って聞いてるんでしょ?、
 ──まあ確かにヤバイ状況」
「そうですか」
「原因は言いたくない」
「了解です」
「別にバレンタインに独りぼっちって訳じゃないから」
「もちろんです」
「すべてはヤバイ状況になっているクライアントのせい」
「・・・・それはやりがいありますね」
「ふふ、・・やりがい?、面白いわね、ショーンが引退したらヤバイじゃすまされないわ」
そのポーラのもとに、広報のカーラからショーンについての連絡が入るのだった──。

年齢も職業も、愛のかたちも様々な男と女たちが織り成す愛の行方は──?

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監督:ゲイリー・マーシャル
出演者:ジュリア・ロバーツ、 ジェシカ・アルバ、 ジェニファー・ガーナー、 アン・ハサウェイ
収録時間:125分
レンタル開始日:2010-07-02

Story
ジュリア・ロバーツ、ジェシカ・アルバ、ジェニファー・ガーナー、アン・ハサウェイほか、豪華キャスト共演で贈るロマンチックラブストーリー。バレンタインデー当日のロサンゼルスを舞台に、年齢も職業もさまざまな男女15人の恋愛模様を描く。 (詳細はこちら


stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アメリカ ハリウッド映画 | 2000年〜

2017年02月12日

アウェイ・フロム・ハー 君を想う

「赤毛のアン」のルーシー・モード・モンゴメリ原作、
名作カナダ・テレビドラマ「アボンリーへの道」に主演し、
近年のカナダ映画最大の名作「死ぬまでにしたい10のこと」にも主演。
ハリウッド大作映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」にも主演したこともあり、
1979年生まれながら、カナダの大女優サラ・ポーリーの映画監督としての第一作です。

原作は、「イラクサ」のなかの一編「クマが山を越えてきた」、
カナダの人気作家、アリス・マンロー。
主演は、アカデミー賞女優、ジュリー・クリスティ。





結婚して44年になるグラントとフィオーナ。
二人の出逢いは、グラントが大学で講師をしていた時に遡る。
フィオーナは、グラントの大学での生徒のひとりで、
彼女が18歳の時に二人は結婚しました。

20年前に大学を辞めたグラントは、
アイスランドから移住してきたフィオーナの祖父が建てた
オリエンタル湖沿いの家で暮らしていた。

二人は、春は自然保護地区を散策し、
冬は凍った湖の上をスキーでクロスカントリーを楽しみます。
二人は仲良くキッチンにも立ち、夕食を済ませた後は、
グラントがフィオーナに小説を朗読し、夜が更けていく。
互いを思いやる温かさと笑みに満ちた生活。──しかし、不調和が生じ始める。

映画は、老夫婦の生活が描かれ、退屈です。
フィオーナが、フライパンを洗ったあと、それを冷蔵庫に片付けても、
冬が強い国のカナダ人は、そんなことを普通にするんだろうとわたしは思ってしまいました。
しかし、それはアルツハイマーの兆候。映画の物語が静かに展開していく部分です。



女性映画監督というのは、女性の内面、女性の本性を描きたがるものですが、
映画監督、サラ・ポーリーの演出は個性がまったくないほどに抑えられ、いいです。

映画の主観は男性グラントの目線から描かれ、老夫婦の物語ですが、若い感覚で描かれます。
フィオーナが、老人介護施設に入居するまえの事前見学のシーンにて、
1階は、趣味、運動、レクレーションの豊富な「明るく楽しい老後施設」に対し、
2階は、エレベーターに鍵がかけられ、ホラー映画を思わせる描き方。
2階にて、重度のアルツハイマーの老人たちを明るく介護している介護士たちに対し、
「音楽の趣味は誰が?」と訊き、
「老人たちは誰も聞いていない」と問いかけるシーンは、推理小説的。

そして映画は、愛し合った二人が、アルツハイマーにより、
過去の美しい記憶が消え、忌まわしい記憶が表に現れ、
それにより「いい人生だったと振り返るのは大概が男性よ、女性は違う」と描かれます。
しかし、映画はそれでもロマンティシズムにあふれ、気分よく完結します。




この映画、映画監督、サラ・ポーリーの唯一の個性は、
フィオーナ演じる主演、ジュリー・クリスティの撮影の仕様です。
上目づかいのジュリー・クリスティのアップが非常に多く、とても綺麗に撮影しています。
それは、60歳を過ぎてもカメラのアップにたえうるだけの美貌を
ジュリー・クリスティが備えていたからなのか。
キーラ・ナイトレイを撮るジョー・ライト、オードリー・ヘップバーンを撮る
ウィリアム・ワイラー。美貌ある女優を綺麗に撮るというよりも、
もっと若く、少女を撮るかのような撮影の仕様です。


いい映画です。







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アウェイ・フロム・ハー 君を想う (2006)

監督 サラ・ポーリー
製作 ジェニファー・ワイス、シモーン・アードル、ダニエル・アイロン
製作総指揮
   アトム・エゴヤン
原作 アリス・マンロー
脚本 サラ・ポーリー
撮影 リュック・モンテペリエ
衣装 デブラ・ハンソン
編集 デヴィッド・ワーンズビー
音楽 ジョナサン・ゴールドスミス

出演 ジュリー・クリスティ
   ゴードン・ピンセント
   オリンピア・デュカキス
   マイケル・マーフィ
   クリステン・トムソン
   ウェンディ・クルーソン
   アルバータ・ワトソン

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物語

二人の出会いはグラント(ゴードン・ピンセント)が大学で神話学を教えていた時に遡る。
フィオーナ(J・クリスティ)は彼の教え子で、彼女が18歳のときに結婚したのだった。
20年前に教授職を辞したグラントは、フィオーナとその後にアイスランドから
移住してきた彼女の祖父が建てたオンタリオ湖沿いの家で暮らしていた。老夫婦は
春には、近くの自然保護地区を散歩し、冬には、クロスカントリー・スキーを楽しんだ。
二人は仲良くキッチンにも立ち、夕食を済ませた後はグラントがフィオーナに小説を朗読し、
夜が更けていく。互いを思いやる温かさと笑みに満ちた生活。しかし、不調和が生じ始める。

フィオーナには、アルツハイマー型の認知症の影が忍び寄ってあり、
洗い終わったフライパンを冷蔵庫に片付けたり、友人夫妻を招いた夕食の席でワインが
なにか忘れてしまったり。そんなフィオーナをグラントは辛抱強く見守っていた。

ある夕方、ひとりでクロスカントリー・スキーに出かけたフィオーナは、
自信がどこにいるのかさえわかなくなる。夜になり、心配したグラントが必死に捜索し、
惚けた表情で道端にたたずむフィオーナを発見する。大事には至らなかったものの病気を
無視しておけないことに気づいたフィオーナは、介護施設へ自ら入所することを決断する。

施設を事前に見学したグラントは、主任から、
「施設になじむため、入所後、30日間は面会も電話連絡も禁止」というルールを聞かされ、
フィオーナの入所を躊躇するが、フィオーナの決心は変わらなかった。
施設へ向かう途中、自然保護地区を通りかかったフィオーナは、春に見た水芭蕉を思い出す。
と、同時に、忘れたくても忘れられない苦い思い出を口にする。
大学教授時代のグラントは何度も大学の生徒と浮気をしていたのだった。
グラントと別れてくれなければ自殺するとフィオーナを脅した少女のことを
苦々しく語る彼女の激しい口調に、グラントは沈黙するしかなかった。

1ヵ月後、面会に訪れたグラントは、フィオーナが自分のことをまったく覚えておらず、
車椅子に乗った男性、オーブリーを非情に気をかけていることを知る。そんなグラントの
気持ちを知らないフィオーナは、オーブリーがよく祖父が買い物をしていた金物屋で
アルバイトをしていた青年で、彼女の初恋の相手だったとグラントに伝える。
記憶の混濁か?、真実か?、フィオーナに自分のことを思い出してもらおうと、
施設に通うグラントだが、フィオーナとオーブリーの間に芽生えた愛情が日増しに
深まっていくのを目撃し、いたたまれない気持ちになっていったのだった──。

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収録時間:110分
レンタル開始日:2009-02-04

Story
『死ぬまでにしたい10のこと』のサラ・ポーリーが初監督・脚本を務めた感動ドラマ。44年間共に暮らしてきた老夫婦のグラントとフィオナ。だがフィオナがアルツハイマーを発症し、ひとり養護施設で暮らすようになると、ふたりの関係に変化が訪れる。(詳細こちら


stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)カナダ映画 | 北欧、その他の国の映画

2017年02月10日

アイス・ストーム

1997年のアメリカ、ハリウッド映画です。
監督は、アン・リー。
原作は、リック・ムーディ。
脚本は、ジェームズ・シェイマス。
撮影は、フレデリック・エルムズ。
衣裳は、キャロル・オーディッツ。
編集は、ティム・スクワイアズ。
音楽は、マイケル・ダナ。
出演は、フッド家がケヴィン・クライン、ジョーン・アレン、クリスティナ・リッチ、
トビー・マグワイア、カーヴァー家がジェイミー・シェリダン、シガーニー・ウィーヴァー、
イライジャ・ウッド、アダム・ハン=バー。





1973年のアメリカ。全米がウォーターゲート事件に揺れている。

カーヴァー家とフッド家はお互い家族ぐるみのつき合いで、お互いを良く知った仲。
フッド家のウェンディ(クリスティーナ・リッチ)とカーヴァー家のマイキー
(イライジャ・ウッド)は、互いの性器を見せたりするような性の目覚めの段階にある。

フッド家のベン(ケヴィン・クライン)とカーヴァー家のジェイニー
(シガーニー・ウィーヴァ)は、不倫の中。この関係は、互いの家庭生活の虚無から
始まったものなのか、この関係が互いの家庭生活に虚無を創り出したのかはわからない。

「キリスト教徒になることは、自らの選択であると彼(ドストエフスキー)は
 言っています、善を行うことは理性が伴うので、人は悪を選ぶ、実存主義です」

近い関係の不倫は、いつでもかんたんなきっかけでわかるもの。
フッド家のエレナ(ジョーン・アレン)は、ベンとジェイニーの関係に気づくが、
だからといってどうすることもできない。

虚無が家族を蔽う、子供たちも理解をするのだが、それを口にはしない。
日々は過ぎていく。
そして、“ アイス・ストーム ”が町に吹き荒れる夜、ついに悲劇が起る──。



ごく普通の家庭の沈みゆくさまが描かれます。これは既に崩壊しているのか、
今崩壊しているか、崩壊せずに踏みとどまっているのかを観る人により違うでしょう。
子供たちの性の関係も、性のみだれではなくこれは蠢きです。

ベンがカーヴァー家で、娘のウェンディがケネディ大統領のマスクをかぶったまま、
マイキーと抱き合っているところを見て、「なにをやっている」と言い、
怒鳴り散らすことなく、ウェンディを連れて帰るその家路。
ふてくされかげんに下を向いて歩くウェンディ。ベンは「足が疲れたか?」と聞き、
「つかまるか?」と言います。「うん」と言うウェンディ。
ベンはウェンディを抱っこして帰ります。




いい映画です。









stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アメリカ ハリウッド映画 | 1990年代

2017年02月08日

大いなる勇者

1972年のアメリカ、ハリウッド映画です。
監督は、アメリカの大監督、シドニー・ポラック。
主演は、ハリウッドの伝説のスター、ロバート・レッドフォード。





「雨のニューオリンズ」「追憶」「コンドル」「出逢い」「愛と哀しみの果て」「ハバナ」
監督シドニー・ポラック、主演ロバート・レッドフォード作品の第二作です。


“ 1970年代の「ダンス・ウィズ・ウルブズ」 ”
“ ロバート・レッドフォード主演「イントゥ・ザ・ワイルド」 ”


1850年代、アメリカ。文明に背を向けた青年ジェレミア・ジョンソン
(ロバート・レッドフォード)は、「WILDの中でただ生きていく」と決心し、
ロッキー山脈に向かいます。

厳しい冬のある日、雪の中で凍死している男を発見します。
そのそばには遺書が残されてあり、
「わたしハシェット・ジャックは、気は確かながら足を折り、
 愛用のライフルを発見者に残すものである」
思わぬ拾い物に元気づけられたジョンソンに、さらに幸運が訪れます。
ベテランの山男クリス・ラップ(ウィル・ギア)と出会い、ジョンソンは、
山で生き残るための技術や知識を身につけることができるようになりました。


“ 都会では、人は存在しているだけ、
  大自然のなかでは、散策したり、ひとりになれる広大な空間がある
  生きているというのはそういうことだと思う ”


そして、“ 自分は、この大地で ALONE ”、
大自然の中で、ジョンソンが偶然に見つけた幸福こそが、“ 家と家族 ”


映画は、自炊生活をしながら“ WILDの中でただ生きていく ”
ジョンソンの物語。そこには文明生活の思い出も、懐かしみもありません。
今が満たされていれば、人は過去を振り返らない。


そして映画は、幸福な人生を送っている人間が、宗教の為に地獄を見るという物語に。
“ 宗教 ”は、
自分勝手な「正義と愛」を押しつけ、真の自由と幸福を手に入れた人間を傷つける──。 




いい映画です。







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大いなる勇者 (1972)

監督 シドニー・ポラック
製作 ジョー・ワイザン
原作 レイモンド・ソープ、ロバート・バンカー、
    バディス・フィッシャー
脚本 エドワード・アンハルト、ジョン・ミリアス
撮影 デューク・キャラハン
音楽 ジョー・ルビンスタイン、ティム・マッキンタイア

出演 ロバート・レッドフォード
   ウィル・ギア
   ステファン・ギーラシュ
   アリン・アン・マクレリー
   チャールズ・タイナー
   ジョシュ・アルビー
   ポール・ベネディクト
   マット・クラーク
   ホアキン・マルティネス

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

物語

1850年代のアメリカ。急速に発達する文明に背を向けた青年ジェレミア・ジョンソン
(ロバート・レッドフォード)は猟師になろうと決心してロッキー山脈に向かった。

厳しい冬を迎えたある日、雪の中で凍死している男を発見した。
そのそばに残された遺書には、自分を発見した者にはライフルを譲るとしたためられていた。
思わぬ拾い物に元気づけられたジョンソンに、もう1つ幸運が訪れた。
ベテランの山男クリス・ラップ(ウィル・ギア)と出会い、彼について、
山で生き残るための技術や知識を身につけることができた。クリスと別れた
ジョンソンは、まずインディアンたちとの間に誠意ある交易関係を確立した。
その中にはクロウ族インディアンの赤シャツもいた。開拓者の小屋のそばで、
インディアンによる白人虐殺を見たのはそんな頃であった。

すでに息絶えている2人の子供のまわりを気が触れたようにうろつく白人の女
(アリン・アン・マクレリー)がいた。ジョンソンはしかたなく、
生き残ったが惨劇のショックで口のきけなくなった少年を連れ、引き返した。
少年にはキャレブ(ジョシュ・アルビー)と名をつけた。翌日、インディアンに
襲われた男デル・ギュー(ステファン・ギーラッシュ)を助けたことによって、
開拓者一家惨殺の犯人を知ったジョンソンは、追跡を開始した。夜になって、
目指す敵のキャンプを発見したジョンソンは犯人を殺した。
翌朝、出会ったフラットヘッド族は平和を愛するインディアンだったが、
ジョンソンが引いている3頭の馬がブラックフィトのものだと知ると、
宿敵を倒してくれた2人に敬愛の情を示し、酋長は返札として、美しい娘スワンを贈った。
そして、スワンとキャレブとジョンソンの平和な生活が始まった。

冬も深まった頃、ある白人開拓者の馬車が川の中で凍りついてしまったのを
探して救い出すため、騎兵隊がジョンソンの助力を求めにやってきた。
捜索は困難をきわめた。目的地に着くためにはクロウ族の墓区域を通らなければならない。
ここはクロウ族にとって何よりも神聖な場所で、無神経に踏みこむのは危険だったが、
開拓者を助けるためにちゅうちょできなかった。ジョンソンは胸騒ぎを覚え、
その足ですぐ家にひき返した。しかし、ひと足遅く、スワンとキャレブは
クロウ族に殺されていた。聖地を犯したことが彼らの怒りにふれたのだった。

ジョンソンの体内にはどす黒い憤りがわいていた。彼の復讐が始まった。
やがて“ クロウ族殺し ”の異名をつけられる程に恐れられるようになった。

死んだ子供たちのそばに住む気の触れた女に食料をやろうと訪れたが、女はすでに死んで、
埋葬した墓のそばには、クロウ族によってジョンソンの墓が用意されてあった。
墓を被う生皮には、ジョンソンがインディアンたちと戦う姿が描かれてあったが、
それは彼がすでに死んだことを意味するのか、永遠に不死身であることを意味するのかは
わからなかった。はっきりしているのは、クロウ族との戦いがこれで終わったことだった。

ひとつの山を越えて、いまジョンソンは彼の前に立ちはだかるけわしい山に登り始めていた。

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収録時間:116分
レンタル開始日:2000-11-10

Story
1850年代、西部開拓時代のアメリカ・ロッキー山脈。文明に背を向け、厳しい自然の中で暮らす若者ジョンソンがいた。開拓者一家惨殺に遭遇したジョンソンは、ショックで口がきけなくなった少年キャレブを助け出し、仇を打つ。その後、犯人であった一味と敵対する部族の酋長から気品と美しさに溢れた娘スワンを贈られ、3人で平和に暮らし始める。永遠に続くかと思われた幸福な日々であったが、それもクロー族によりスワンとキャレブが殺され終わりを告げる。そして、どす黒い怒りがジョンソンを復讐へと駆り立てていくのだった…。数々の傑作を世に送り出し続けている巨匠シドニー・ポラック監督と名優ロバート・レッド・フォードが、英雄ジェレマイア・ジョンソンの伝説をダイナミックに描いた西部劇の異色作。(詳細こちら


stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アメリカ ハリウッド映画 | 60年代・70年代

2017年02月06日

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー

第二次世界大戦中の1942年。ナチスの将校、ヨハン・シュミットの部隊が
ノルウェーのトンスベルグを侵攻。謎の強大な力を持つ「コズミックキューブ」を奪取する。

ニューヨークでは強い愛国心を持つ青年スティーブ・ロジャースが出身地を
偽装しつつ兵士に志願していたが、ひ弱な体を理由に何度も入隊を拒否されていた。
ある時、スティーブがゴロツキに殴られている所を親友のバッキー・バーンズ
(セバスチャン・スタン)が助け、共に未来技術の展覧会を訪れたところ、
そこでも兵士が募集されており、諦めきれなかった彼は今一度入隊を申し込んだ。
そこで戦略科学予備軍の科学者であるエイブラハム・アースキン博士は
スティーブの意志を知り、彼に「スーパーソルジャー計画」の被験候補者として
チェスター・フィリップス大佐とイギリスのエージェントの
ペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)の下でテストを受けさせようとする。

ヨーロッパ。シュミットは部下のアーニム・ゾラ博士(トビー・ジョーンズ)に
キューブを使わせ、新兵器のエネルギーにさせた。
さらにシュミットはアースキンの居所を把握し、彼のもとへ暗殺者を送り込んだ。

アメリカではスーパーソルジャー計画が実行に移され、スティーブには超人血清が打たれ
「ヴェータ線」が浴びせられた。実験は成功し、彼の身長は伸び、筋肉質な身体となった。
だがその直後、実験の立会人に混じっていたシュミットの暗殺者ハインツ・クルーガー
(リチャード・アーミティッジ)によりアースキン博士は暗殺されてしまう。
スティーブはすぐさま追いかけるが、逃亡の末にハインツは隠し持っていた青酸カリで自決。
アースキンの死により血清の製造法は失われ、スーパーソルジャー計画は凍結されてしまい、
スティーブは唯一の超人兵士となってしまった。スティーブは戦場へは出されず、
彼の意に反して単なるマスコット、星条旗をモチーフにした炭素繊維強化プラスチック製の
コスチュームを着て“ キャプテン・アメリカ ”として軍のPRに駆り出されることになる。

スティーブは国内の戦意高揚に大いに貢献するが、1943年、ショーのツアー
のためにイタリアを訪れたところ、現地の兵士達からは冷笑されるのみであり、
自分の存在意義を改めて見つめ直し始めたところバッキーが所属する107部隊が
シュミットの部隊による襲撃を受けたことを知る。バッキーの死を信じられなかった
スティーブは、ペギーとハワード・スターク(ドミニク・クーパー)に敵地上空まで
輸送してもらい、単身でシュミット率いるヒドラの基地へと乗り込んだ。
そこでやはりバッキーやその仲間たちは生きており、共に基地を脱出する。

救出を成功させて自軍へと帰還したスティーブは兵士達の信頼を得て仲間として認められ、
その後ヒドラの基地を壊滅させるため、バッキー、ダム・ダム・デューガン
(ニール・マクドノー)、ゲイブ・ジョーンズ(デレク・ルーク)、ジム・モリタ
(ケネス・チョイ)、ジェームズ・モントゴメリー・ファルスワース
(JJ・フィールド)、ジャック・デルニエ(ブルーノ・リッチ)を率いて部隊を結成した。
さらにスティーブはスタークに依頼し、特製の戦闘服と鋼鉄よりも頑丈な
ヴィブラニウムでできた盾を身につけ、数多くのヒドラ基地を潰していった。
部隊はさらにゾラ博士が乗った列車を攻撃するが、
彼の反撃により同行していたバッキーが谷底へと落とされてしまう。

フィリップス大佐は捕らえたゾラ博士からシュミットが世界の主要都市の
爆撃を計画していることを聞き出した。親友を失い悲しみに暮れるスティーブだったが、
世界を救うため最後のヒドラ基地へと向かう。正面から乗り込んだスティーブは
捕まってしまうが、彼を囮として部隊が強襲。一気に基地を壊滅へと追い込むが、
シュミットは爆弾を載せた飛行機で脱出する。離陸する飛行機に乗り移った
スティーブはシュミットと死闘を繰り広げる。そしてその最中、
コズミックキューブが暴走し、シュミットは消滅する。しかし、飛行機を止めるすべはなく、
スティーブは爆弾をアメリカに到達させないために北極に飛行機ごと沈めることを決めた。
スティーブに惹かれていたペギーは彼と再会の約束をするが、
途中で無線は途絶えてしまった。ハワードはスティーブの捜索の末、
コズミックキューブを回収したが、ついに彼を見つけることは出来なかった。

──そして70年後の現代。

北極で氷漬けとなった飛行機と、その中に眠る盾が発見された。氷漬けになりながらも
スティーブは生きており、S.H.I.E.L.D.の基地に運ばれ治療を受ける。
目を覚ましたスティーブは、ニック・フューリーから新たな任務が言い渡される──。





“ ヒドラ と ウィンター・ソルジャー ”


キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース
(クリス・エヴァンス)はワシントンD.C.で暮らし、諜報機関S.H.I.E.L.D.の
ニック・フューリーの下で働きつつ、現代社会への適応に苦労していた。

ある日、S.H.I.E.L.D.の船舶が海賊によって占拠されてしまい、ロジャースと
エージェント・ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)は、
対テロ作戦部隊と共に人質の救出へ向かう。その任務中、ロジャースはロマノフが船の
コンピュータからデータを取り込んでいるところを見つけ、彼女がフューリーから
別の指令を受けていることを知る。ロジャースはS.H.I.E.L.D.本部へと帰還し、
フューリーからS.H.I.E.L.D.が進める「インサイト計画」の説明を受ける。
これは船から打ち上げられたスパイ衛星によって敵を捉え、3隻のヘリキャリアー
によって先制攻撃するというものだった。フューリーはこの計画に賛同しつつも
違和感を持ったため、ロマノフに密かに計画のデータを持ち帰るよう指示したのだった。
データが解析できないことを不審に思ったフューリーは、
世界安全保障委員会のアレクサンダー・ピアースに計画の延期を要求する。

マリア・ヒルとの待ち合わせ場所へ向かう途中、フューリーはウィンター・ソルジャー
と呼ばれる謎の暗殺者率いる部隊の襲撃を受けた。フューリーはロジャースの
アパートに逃げ込み、戻ってきた彼にS.H.I.E.L.D.が危険であると警告する。
ロジャースにUSBメモリを手渡した直後、フューリーはウィンター・ソルジャーの
狙撃を受けて倒れ、手術中に死亡が確認される。

後日、ピアースはロジャースをトリスケリオンに呼び出す。ロジャースがフューリーの
情報を渡すのを拒否すると、ピアースはロジャースをS.H.I.E.L.D.に襲撃させた。
これを振り切って脱出したロジャースを、ピアースは逃亡犯として手配した。
ロジャースは追われる身となった。ロマノフと合流したロジャースはUSBメモリの
データを利用して見つけたニュージャージー州にあるS.H.I.E.L.D.の無人の格納庫へ潜入し、
古びたスーパーコンピュータを起動する。その中には、ナチスから生まれた組織・
ヒドラの科学者アーニム・ゾラの意識が保存されていた。ゾラは第二次世界大戦後に
S.H.I.E.L.D.が設立されて以来、かつて壊滅したはずのヒドラがS.H.I.E.L.D.内部で
密かに活動を続け、人々が保安と引き換えに自由を放棄するように世界を
誘導していたことを明かした。その直後、格納庫はS.H.I.E.L.D.のミサイル攻撃を受け
スーパーコンピュータもろとも破壊されるが、2人はかろうじて生き延びた。

ロジャースとロマノフは、ロジャースの友人で元米空軍パラシュート兵の
サム・ウィルソンに助けを求めた。ピアースとS.H.I.E.L.D.捜査官のジャスパー
・シットウェルがヒドラの一員であると推論した3人はシットウェルを捕まえ、
将来ヒドラの計画の邪魔になる恐れがある個人を特定できるデータマイニング
・アルゴリズムをゾラが開発していたことを白状させた。インサイト計画の真の目的とは、
これにより特定した個人をヘリキャリアと衛星を使って排除することであった。

移動中、ロジャース、ロマノフ、ウィルソンはウィンター・ソルジャー率いる
武装集団の襲撃に遭い、シットウェルは対向車線に放り投げられた。
ロジャースは武装集団を倒し、ウィンター・ソルジャーとの1対1の戦闘で対決。
その時、彼のマスクが外れた。ロジャースが見たウィンター・ソルジャーの素顔とは──。



マーベルコミックスの漫画作品である「キャプテン・アメリカ」の映画化作品。
所詮漫画と考えるも、その漫画自体が1941年の戦時中に連載された作品だけあって、
「キャプテン・アメリカ」に歴史ありです。

映画は、“ キャプテン・アメリカ ”スティーブ・ロジャースは、
身体能力が優れているだけで、「スーパーマン」のように空を飛ぶこともレーザーを
撃つこともできないため、非常に地味な娯楽アクション映画です。
そして、その地味さ加減が脇役を引き立たせることになり、全体を地味に良くしています。

そしてこの全体的に地味な娯楽アクション映画をさらに味わい深くするのは、
世界安全保障委員会のアレクサンダー・ピアースの存在です。
ピアースは壮年ながら色気と品があり、くっだらない所詮コミックスの映画化作品に
実を与えています。スパイ衛星によって敵を捉え、3隻のヘリキャリアー
によって先制攻撃する突拍子もない「インサイト計画」も、
ピアースが語るからこそ、それが世界安全のために必要なことと思えてしまいます。

このアレクサンダー・ピアースを演じるのがハリウッドの伝説にして、
ハリウッドの正統派・無頼派。最もマーベルコミックスの映画化作品などに
出演してはいけない大俳優で出演してこなかったロバート・レッドフォード。
この大スターの存在感、オーラなどを醸すこともなく、その色気と美貌だけで
映画に説得力とリアリズムを与え、映画を高みにまで昇華させています。
個性をまったく抑えたロバート・レッドフォードの助演は、
個性派の助演俳優、ケビン・スペイシーやトミー・リー・ジョーンズなどとは
比較の対象にならないほどに素晴らしいです。




地味な娯楽アクション映画。おもしろい映画です。







監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演者:クリス・エヴァンス、 スカーレット・ヨハンソン、 ロバート・レッドフォード、 サミュエル・L・ジャクソン、 アンソニー・マッキー
収録時間:136分
レンタル開始日:2014-09-03

Story
スーパーヒーロー“キャプテン・アメリカ”の活躍を描いたシリーズの続編。“アベンジャーズ”の戦いから2年。国際平和維持組織“S.H.I.E.L.D.”は新たな防衛システムの開発を進めていたが、キャプテン・アメリカは疑問を抱き始める。 (詳細はこちら


stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アメリカ ハリウッド映画 | 2000年〜

2017年02月04日

冬の恋人たち

1992年のアメリカ、ハリウッド映画です。
監督は、ポール・マイケル・グレイザー。
脚本は、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のトニー・ギルロイ。
撮影は、エリオット・デイヴィス。
音楽は、パトリック・ウィリアムズ。
主演は、D・B・スウィーニー、モイラ・ケリー。





ダグ(D・B・スウィーニー)とケイト(モイラ・ケリー)は、
オリンピック選手の合宿所で一度、ただすれ違った。

アイスホッケーの選手ダグ(D・B・スウィーニー)は、
試合中の右目の重傷により選手生命を断たたれてしまい、工場に勤務する。
ただ、あきらめつかないダグは日々練習を続けていた。
ある時、スケート・コーチのアントン・パンチェンコ(ロイ・ドトリス)から、
フィギュア・スケートの天才少女ケイトのパートナーとして、再起の道を要請される。

練習場所は、ケイトの邸宅。ケイトの家にはケイト専用のスケートリンクがあり、
ケイトは休憩の際も、スケートシューズを脱がずにスケートリンク脇のソファーで
読書をするほどの練習家でもあった。それも母の夢、金メダルを獲るために。

性格がキツいケイトとダグは気が合わないが、慣れないフィギュアに真剣に取り組む
ダグの姿に触発され、ケイトもトレーニングに身を入れた。

全米選手権でライバル・チームがミスをしたため、オリンピックの出場権が
転がり込んだダグとケイトは、アントンが20年かけて生み出した技
パンチェンコをマスターし、金メダルを獲得するため特訓を続けた──。

「お前、工場はどうしたんだ?」
「実は、ここ数ヶ月スケートをしていた」
「代表に復帰できたのか!?」
「いや、フィギュア・スケートだ」
「はあああああ?、なんだそれは!」


そんなにスポーツによって性格まで変わるのかというほど違う
“ スラップ・ショット ”のダグとお嬢様のケイト。
その二人がフィギュア・スケート・ペアでコンビを組み、オリンピックを目指す物語。
行き場のないダグと性格が災いしてパートナーがいないケイト。
おもしろいのは、物語がどうとかではなく、
仲が悪いと二人は巧く滑れず、二人の信頼が合うと見事なスケーティングに結びつくという
フィギュア・スケート・ペアならではの競技そのものが、
二人の関係を描き出してしまう醸成になることがおもしろいです。

まさか、物語ではなくその行動が物語へと醸成させるトニー・ギルロイ脚本、
「ボーン・スプレマシー」「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の
その基がこの映画から見出されます。とでも評したくなるほどに、
“ フィギュア・スケート・ペア競技そのもの ”が物語を魅せる映画「冬の恋人たち」。




おもしろい映画です。









stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アメリカ ハリウッド映画 | DVD化されない名作映画

2017年02月02日

スラップ・ショット

1977年のアメリカ、ハリウッド映画です。
監督は、「スティング」でアカデミー賞受賞のジョージ・ロイ・ヒル。
脚本は、ナンシー・ダウド。
撮影は、ヴィクター・ケンパー。
音楽は、エルマー・バーンスタイン。
主演は、ポール・ニューマン。





「あんたなんか最低!最低のクズよ!」
「酔っ払い女が!」
「その通りだあいつはクズだ!」
「あー、そう、あなたたちはそのクズ以下!」
「言うじゃないか、なんでいちいち人の言うことにつっかかるんだ?、なんにでも噛み付く」
「ご同情申し上げるわ」
「いい加減勝ってくれよな、パワープレイの攻めが甘すぎる」
「ああがんばるよ」

全米プロ・アイスホッケーのマイナー・リーグのチャールズタウン・チーフスは
最下位の三流選手揃いのチーム。選手兼コーチのレジー(ポール・ニューマン)は頭が痛い。
しかもスポンサーの鉄工場が不況で閉鎖するため、おさきまっくら。

レジーとネッド(マイケル・オントキーン)の2人はチームの解散を覚悟するが、
マネージャーのジョー(ストロザー・マーティン)は、解散どころか新しく3人を採用。
この3人組、名前はジャック(デイヴィッド・ハンソン)、スティーブ(S・カールソン)、
そしてジェフ(ジェフ・カールソン)。モジャモジャ頭のガラの悪い馬鹿連中と世も末。

レジーの私生活の方もうまくない。女房のフランシーヌ(J・ウォーレン)とは別居中、
修復は難しい。さてネッドの方も女房リリー(リンゼイ・クルーズ)とうまくいっていない。
試合前、レジーは鉄工場の閉鎖とチームの解散を知り、試合にも覇気なく負けてしまう。


「フロリダに行った退役軍人たちがなにを欲しがっていると思う?」
「さあな」
「ホッケーチームを恋しがっているのさ」
「退役軍人たちがスポンサーになるってのか??」
「さあな、でもこの情報を新聞記事にしてくれ」
「信じられん、でも最下位のチームだぞ」
「それはこれから変える」

数日後の試合。
レジーは相手チームのゴールキーパーに、「お前の女房はレズだ!」とばかにする。
怒りを我慢していたゴールキーパーだったが、ついにキレてレジーを殴りにかかる。
レジーは、スティックを捨てて殴り返す。
そして、空っぽのゴールにチャールズタウン・チーフスのゴールが決まる。
試合終了。怒りが収まらないゴールキーパーと相手チームは、チーフスの選手に殴りかかる。

「レジー、お前あいつになに言ったんだ?」
「かみさんはレズだって言ったんだ」
「またー」
「ほんとうさ!」
「きっついなー」  「そりゃあそこまでぶち切れるわな」  
「俺の女房をレズ呼ばわりする奴は半殺しでい」
「ほんとにレズなんだって!」
「なんてこたったい!、気の毒に!」  「じゃ、奴はホモなのか?」
「あいつは馬鹿ゴリラ、そう思われるのを嫌ってる、
 かみさんは特上の玉だからな、もうばりばりよ!」
「なんってこった!」  「うおおおおおおおおおおおおお!」
「やったねコーチ頭を一撃ってわけだ」  「気持ち逆撫で」  「ずばり命中!」
「ああ!、そうだ!」
「あれはたまたまだ、向こうはキーパーなし」
「違うよ、心理作戦でもぎ取ったんだ」
「最低の勝ち方だ」


次の試合では、ジャック、スティーブ、ジェフの三兄弟が反則すれすれのプレイではなく、
明らかに反則のラフプレイで相手を痛めつける。観客は大ウケ。試合はチーフスの勝利。

連勝のチーフスに地元からの応援団が敵地に乗り込む。
そして試合前のウォーミングアップ時、なぜかしなくていい乱闘が始まり、
両チーム全員での殴りあいになる。観客は大ウケ。応援団にも大ウケ。

「審判団もまだ入場していない無法地帯です!、チーフスどうなっているんでしょう!?」


1970年代のスポーツ選手の物語。
日本でも、まだ科学的トレーニングや配球分析などの幕開けの時代。
“ 福本が投手全体の牽制のレベルを近代化させた ”などがあっても、
飲む・打つ・買うの豪楽がまかり通り、遊郭から直行した選手がホームランを打つなど、
“ 男の時代 ”のタフガイ、ポール・ニューマン主演の物語。
男・男のむさい映画なのですが、脚本家は女性のナンシー・ダウド。
これが結果として、男のロマンを描き出すのではなく、
男のばかさかげんの中のにあるある種あきらめに似た爽快さが醸し出されています。




おもしろい映画です。







監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演者:ポール・ニューマン、 ストロッザー・マーティン、 マイケル・オントキーン
収録時間:123分
レンタル開始日:2003-07-25

Story
『華麗なるヒコーキ野郎』のジョージ・ロイ・ヒル監督、名優、P・ニューマン主演作。全米プロ・アイスホッケーのマイナーリーグに所属する「チャールズ・ダウン・チーフス」は、解散寸前のところがラフ・プレーの連続を機に、大人気となってしまい・・・。 (詳細はこちら


stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アメリカ ハリウッド映画 | 60年代・70年代

2017年01月31日

ホーム・アローン2

1992年のアメリカ、ハリウッド映画です。
監督は、クリス・コロンバス。
製作、脚本は、ジョン・ヒューズ。
撮影は、ジュリオ・マカット。
音楽は、「スター・ウォーズ」のジョン・ウィリアムズ。
主演は、マコーレー・カルキン。
共演は、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン。





「場所をわきまえないガキっぽいいたずらでした」
「ガキっぽいかどうか知らないが傑作だったぞ!、ははは」
「弟にも謝りたいと思います、ケビン、許してくれ」
「バズ、立派な態度よ」「ケビン、なにか言うことがあるんじゃない?」
「ぼくは謝らない!、みんなバズ兄ちゃんが悪いんだ!、バズが叩いたから殴ったんだ!」
「ケビン、また屋根裏で寝たいのか?」

シカゴ在住のマカリスター家は、親戚と共に家族旅行でマイアミに行く事になっていた。
しかしその前夜、ケビンは学校のクリスマス祭で兄からからかわれたことで喧嘩をしまう。
ケビンはそれを両親に怒られ、一人だけ屋根裏部屋で寝ることとなった。
その夜、ケビンの父、ピーターと母、ケイトはビデオカメラの充電器と時計の
コンセントを間違え、時計の時刻設定をリセットしてしまう。そして新聞には、
前年、マカリスター家に侵入し捕まった泥棒二人組、ハリー(ジョー・ペシ)とマーヴ
(ダニエル・スターン)が刑務所での暴動に乗じて脱獄したという新聞記事が出ていた。

翌朝、前年と同じく家族全員が寝坊してしまい、一家は大急ぎで空港に向かうが、
昨年と違ってケビンは忘れられずに済む。ケビンは空港のターミナルビルでおもちゃの
録音マイクの電池交換をしようと、電池が入った父のカバンを受け取るが、
立ち止まって交換したため父、ピーターを見失う。父と同じコートを着た男性を追ったことで
飛行機を乗り間違え、父のカバンと共に一人だけニューヨークへ飛ぶことになる。

両親が再びケビンがいなくなったことに気がついたのは、マイアミに着いてからだった。
父、ピーターはニューヨークにいる弟に連絡を取るが、弟は家の改装で連絡は付かなかった。

ニューヨークに来たケビンは父のカバンの現金を使い、空港からタクシーでマンハッタンへ、
そして「クリスマスのニューヨークの思い出はプラザホテルで」との宣伝を見たケビンは、
プラザホテルへと向かう。そして通りすがりのドナルド・トランプに声をかけた。

「すみません、ロビーはどっち?」
「ここをまっすぐ行って、左だ」




おもしろい映画です。







監督:クリス・コロンバス
出演者:マコーレー・カルキン、 ジョー・ペシ、 ダニエル・スターン、 ジョン・ハード
収録時間:120分
レンタル開始日:2009-12-04

Story
マコーレー・カルキン主演による大ヒットコメディの続編。前作から1年後のクリスマス。ケビン少年は飛行機を間違えてまたもや家族とはぐれてしまい、危険がいっぱいのニューヨークに降り立ち大騒動を巻き起こす。 (詳細はこちら


stainbeck at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アメリカ ハリウッド映画 | 1990年代