2008年08月30日
黒い絨氈
ホラー映画やパニック映画が存在する以前より存在した1954年の映画です。
主演は、ハリウッド伝説のスター、チャールトン・ヘストン。
この映画は、1954年のカラー映画です。
まず、1954年の時代にカラー映画で作られたということ自体が
この映画が特別であることの証明です。
1953年公開の映画、「地上（ここ）より永遠に」、「ローマの休日」
1954年公開の映画、「波止場」、「麗しのサブリナ」
と、この時代にカラーの映画が製作されることは稀なことです。
理由は、莫大な費用がかかる為です。
現代でも、劇場用映画を撮影すると、カラー映画は、３分撮影して、
３分のフィルムを現像するだけで、３万円くらいかかります。
これが映画芸術のお金のかかる理由の第一で、
よく日本の映画監督が、ハリウッドに招かれたとき、
ハリウッドでは、カメラを５台も同時に回すことができて、
しかも２０回も取り直しをしてもよく、しかも予備の分まで撮影できると
ひとりはしゃいでいるのは、こういう意味です。
古い映画は、ときに何気ないシーンがすごいことがあります。
1954年に作られたこの映画は、特殊撮影などありません。
映画前半は、退屈な安手のテレノベラですが、映画終盤で、物語は動きます。
本物の人喰い蟻マラブンタの２キロ以上にもなる大群が、主人公たちに襲いかかります。
本物の人喰い蟻マラブンタの２キロ以上にもなる大群が、主人公たちに襲いかかります。
本物の人喰い蟻マラブンタの２キロ以上にもなる大群が、主人公たちに襲いかかります。
テレビでもなかなか観ることのできない、すべてを食い尽くす本物の人喰い蟻の大群の行進。
その中を人喰い蟻に襲われながらも水門へと走り進む、伝説のトップスター、チャールトン・ヘストン。
いい映画です。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
黒い絨氈 （1954）
監督 バイロン・ハスキン
製作 ジョージ・パル
原作 カール・スティーヴンソン
脚本 フィリップ・ヨーダン、ロナルド・マクドゥガル
撮影 アーネスト・ラズロ
音楽 ダニエル・アンフィシアトロフ
出演 チャールトン・ヘストン
エリノア・パーカー
エイブラハム・ソファー
ウィリアム・コンラッド
ロモ・ヴィンセント
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
物語
1901年の物語。
南米アマゾン河上流の奥地に、白人の女性ジョアンナ(エレノア・パーカー)が、
この地で農園を経営するクリストファー・レニンジェン(チャールトン・ヘストン)と
結婚するためにやってきた。しかし、レニンジェンは、彼女の気位の高さと
再婚であることにこだわり快くは迎えなかった。ジョアンナも彼の依怙地さを見て、
とても一生添いとげられぬと思い、アメリカに帰る気になった。
ある夜、使っている土人のことでレニンジェンのところへ役人が訪れてきたが、
役人は上流に事変が起こった知らせをうけてレニンジェンと共に調査に出かけた。
アメリカへ帰るジョアンナも途中まで同行することになり、
一行がブラムラという部落につくと、部落民はどこかへ逃げ去って1人もいなく、
上流からは男の死体をのせたボートが流れてきた。男の帽子をとってみると
肉がなくなって骨ばかりだった。一行は、マラブンタの移動がはじまったことを知った。
マラブンタとは、この地方に棲む蟻で、数百年ごとに集団移動をし、
通りみちの動植物をことごとく喰いつくしてしまうのだった。
一行は急いでレニンジェンの農園まで引き返した。彼は開拓した土地を見捨てる気
にはなれなかった。レニンジェンは邸のまわりの小路に水を入れて蟻の来襲にそなえた。
しかし、蟻は水にういた木の葉や木片にのって渡ってくるので効果はなかった。
レニンジェンは塀の外側に木を積み上げ、火を放って来襲を防いだ。
これで蟻の来襲は食いとめられたが、木が燃えつきると蟻は塀をこえて邸内に侵入しそうになった。
レニンジェンの努力の結晶である家具調度も次々に燃やされた。
夜が明けてレニンジェンは水門をあけ、農園を水浸して危機をのりきろうと決心した。
彼は蟻の大群の中を突破して水門を開いた。水は農園一面にあふれ、
永年の辛苦は水泡に帰したが、その中でレニンジェンとジョアンナは抱き合った。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
主演は、ハリウッド伝説のスター、チャールトン・ヘストン。
この映画は、1954年のカラー映画です。
まず、1954年の時代にカラー映画で作られたということ自体が
この映画が特別であることの証明です。
1953年公開の映画、「地上（ここ）より永遠に」、「ローマの休日」
1954年公開の映画、「波止場」、「麗しのサブリナ」
と、この時代にカラーの映画が製作されることは稀なことです。
理由は、莫大な費用がかかる為です。
現代でも、劇場用映画を撮影すると、カラー映画は、３分撮影して、
３分のフィルムを現像するだけで、３万円くらいかかります。
これが映画芸術のお金のかかる理由の第一で、
よく日本の映画監督が、ハリウッドに招かれたとき、
ハリウッドでは、カメラを５台も同時に回すことができて、
しかも２０回も取り直しをしてもよく、しかも予備の分まで撮影できると
ひとりはしゃいでいるのは、こういう意味です。
古い映画は、ときに何気ないシーンがすごいことがあります。
1954年に作られたこの映画は、特殊撮影などありません。
映画前半は、退屈な安手のテレノベラですが、映画終盤で、物語は動きます。
本物の人喰い蟻マラブンタの２キロ以上にもなる大群が、主人公たちに襲いかかります。
本物の人喰い蟻マラブンタの２キロ以上にもなる大群が、主人公たちに襲いかかります。
本物の人喰い蟻マラブンタの２キロ以上にもなる大群が、主人公たちに襲いかかります。
テレビでもなかなか観ることのできない、すべてを食い尽くす本物の人喰い蟻の大群の行進。
その中を人喰い蟻に襲われながらも水門へと走り進む、伝説のトップスター、チャールトン・ヘストン。
いい映画です。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
黒い絨氈 （1954）
監督 バイロン・ハスキン
製作 ジョージ・パル
原作 カール・スティーヴンソン
脚本 フィリップ・ヨーダン、ロナルド・マクドゥガル
撮影 アーネスト・ラズロ
音楽 ダニエル・アンフィシアトロフ
出演 チャールトン・ヘストン
エリノア・パーカー
エイブラハム・ソファー
ウィリアム・コンラッド
ロモ・ヴィンセント
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
物語
1901年の物語。
南米アマゾン河上流の奥地に、白人の女性ジョアンナ(エレノア・パーカー)が、
この地で農園を経営するクリストファー・レニンジェン(チャールトン・ヘストン)と
結婚するためにやってきた。しかし、レニンジェンは、彼女の気位の高さと
再婚であることにこだわり快くは迎えなかった。ジョアンナも彼の依怙地さを見て、
とても一生添いとげられぬと思い、アメリカに帰る気になった。
ある夜、使っている土人のことでレニンジェンのところへ役人が訪れてきたが、
役人は上流に事変が起こった知らせをうけてレニンジェンと共に調査に出かけた。
アメリカへ帰るジョアンナも途中まで同行することになり、
一行がブラムラという部落につくと、部落民はどこかへ逃げ去って1人もいなく、
上流からは男の死体をのせたボートが流れてきた。男の帽子をとってみると
肉がなくなって骨ばかりだった。一行は、マラブンタの移動がはじまったことを知った。
マラブンタとは、この地方に棲む蟻で、数百年ごとに集団移動をし、
通りみちの動植物をことごとく喰いつくしてしまうのだった。
一行は急いでレニンジェンの農園まで引き返した。彼は開拓した土地を見捨てる気
にはなれなかった。レニンジェンは邸のまわりの小路に水を入れて蟻の来襲にそなえた。
しかし、蟻は水にういた木の葉や木片にのって渡ってくるので効果はなかった。
レニンジェンは塀の外側に木を積み上げ、火を放って来襲を防いだ。
これで蟻の来襲は食いとめられたが、木が燃えつきると蟻は塀をこえて邸内に侵入しそうになった。
レニンジェンの努力の結晶である家具調度も次々に燃やされた。
夜が明けてレニンジェンは水門をあけ、農園を水浸して危機をのりきろうと決心した。
彼は蟻の大群の中を突破して水門を開いた。水は農園一面にあふれ、
永年の辛苦は水泡に帰したが、その中でレニンジェンとジョアンナは抱き合った。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
