2008年11月15日

いつか晴れた日に

イギリスの女性作家、ジェーン・オースティンの
「分別と多感」の映画化作品です。
監督は、アン・リー。
脚本は、イギリスの大女優、エマ・トンプソン。
主演は、エマ・トンプソン。
共演は、アラン・リックマン、ケイト・ウィンスレット、ヒュー・グラント、
イモジェン・スタッブス、トム・ウィルキンソン。





ジェーン・オースティンは、1775年生まれのイギリスの女性小説家です。
女性の私生活を、結婚を中心としてシニカルと愛情を込めた作風が特徴であり、
代表作「高慢と偏見」は現在でもイギリスで人気で、「高慢と偏見」のミスター・ダーシーは、
「ブリジット・ジョーンズの日記」のマーク・ダーシーのモデルとされています。

「いつか晴れた日に」は、ジェーン・オースティンの「分別と多感」を、
アカデミー賞女優でもあるイギリスの大女優、エマ・トンプソンが脚本を書き、自ら主演。
監督には、当時はまだ新進気鋭の映画監督して名を馳せていた、後のアカデミー賞監督、
台湾人映画監督、アン・リーを起用しての映画化作品です。



19世紀のイギリス。上流階級の女性の幸せは結婚のみで、
結婚できなかった、結婚しなかった女性は、財産を相続できず、
一生を日陰者として、居候の身の立場で親戚を頼る身の上になるそうです。

また、男性側の立場でも結婚相手には、親の意向が強く、
男性が「器量がいい」など身分の違う女性と結婚しようものなら、母親の反対にあい、
相続を弟などに移され、無一文で勘当するなどもあるそうです。


物語は上流のノーランド・パークの主、ダッシュウッド氏の死により始まります。
──これによりダッシュウッド家の財産は長男に譲渡され、
   ダッシュウッド夫人、長女エリノア(エマ・トンプソン)、
   次女マリアンヌ(ケイト・ウィンスレット)、三女マーガレットは、
   ダッシュウッド家の客となり、ダッシュウッド家から出て行かなければなりません。

ダッシュウッド氏の死により、上流のよい身分の夫人と三姉妹は、
これからは年間数百ポンドの年金のみ、
三十名はいた召使いの中から二人しか新しい住まいに連れていけません。

長男ジョン・ダッシュウッドは、母親と三姉妹の世話をしようとしますが、
妻のファニーがそれを認めず、ファニーはノーランド・パークに乗り込み、
自分が新しい主人であると言い、ダッシュウッド夫人らを新しい家に追い立てようとします。
分別ある長女のエリノアは礼を尽くしますが、
多感な次女のマリアンヌはあからさまに嫌悪の感情をみせ、
おてんばな三女のマーガレットは隠れているばかり。

そんな時、ファニーの弟エドワード・フェラース(ヒュー・グラント)が
ノーランド・パークを訪れます。礼儀正しく控え目なエドワードにエリノアはひかれ、
二人はやがて親密な仲に。二人の結婚を夢見るダッシュウッド夫人でしたが、
ファニーは「貧乏娘が金持ちにたかろうとしている」と彼女を侮辱。
怒った夫人は従兄のジョン・ミドルトン卿の申し出を受け、彼の小さな別荘、
バートン・コテージに引っ越すことを決めます。

バートン・パークでジョン卿とその義母ジェニングス夫人の歓迎を受けた母娘は、
つつましい生活をはじめます。そこへジョン卿の親友で隣人のブランドン大佐
(アラン・リックマン)が来訪。大佐はマリアンヌに会うや一目で彼女を愛するようになります。
ところがすぐ彼女の前に、若く魅力的な紳士ジョン・ウィロビーが現れ、
マリアンヌは虜になります。一方、エリノアはエドワードがコテージを訪れるのを
待っていましたが、音沙汰はありません。



この映画の中には自立した女性。働く女性などは登場しません。
結婚がすべて。それ以外はなにもない社会。
また、よい結婚をしたとしても、ダッシュウッド夫人のように夫が先に死ねば、
居候の身になってしまう。──だからこそ女性は社会に適合し、さらなる結婚により身を守ろうとする。

分別ある女性が幸せになれるのか、多感な女性こそが真に幸せになれるのか。




おもしろい映画です。







収録時間:136分
レンタル開始日:1995-01-01

Story
舞台は19世紀初頭のイギリス。イングランド南西部のサセックス州にある私園"ノーランド・パーク"を構える、ダッシュウッド家の主ヘンリーを失った彼の妻と3人の娘。法律の定めるところにより私園を含め財産は先妻の息子ジョンに相続されるのを心配したヘンリーは、死の床でジョンに妻と娘の世話を頼んでいたが、ジョンの妻の反対にあいその約束は反故にされてしまう。彼女たちは悲しみにひたる間もなく、早々に新しい家を探し始めるが…。過酷な運命に翻弄されながらも、3姉妹が多難な恋を通して成長する姿を様々な人間模様を交えてロマンス感たっぷりに描いた作品。(詳細こちら


stainbeck at 15:00│Comments(0)TrackBack(0)

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