2011年04月22日

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ

カンヌ国際映画祭にて、何度もパルム・ドールの候補にあげられる
フィンランドの有名映画監督、アキ・カウリスマキの作品です。フィンランドの映画です。





かつて、1835年生まれのアメリカの作家、マーク・トウェインは、
ヨーロッパ旅行記のタイトルを、
“ コネッチカットのヤンキー、ヨーロッパへ行く ”としたためました。

社会主義の君主国、旧ソビエト連邦、
ロシアのすぐ隣にあるフィンランドの国の人間がアメリカに行くということは、
それと同じくらいの意味があると言わんばかりの映画タイトルです。


デンマークの映画監督、ラース・フォン・トリアーも含め、
このアキ・カウリスマキなど、北欧の映画人のセンスというものは独特です。

南国の人間、ラテンののりというものがあるように、
北国の人間、雪国の人間気質というものがあるように感じます。

「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」は、
ロード・ムービーであり、コメディ映画なのですが、
そのコメディの笑いのセンスというものは、確かな個性があり、
たくさんの人間と酒と語らいの中で生まれた笑いではなく、
こたつの中でぬくぬくしながらだらだらと書き綴ったような笑いです。


「アメリカン・カントーリー歌手が欲しいんだ」
「最高にうまい」
「それにしちゃ知らんな」
「長い間、ノルウェーでツアーをしていた」

「レディース、アンド、ジェントルマン、
 この街で生まれた数多くのドラマ、
 .........今夜は俺のものだ」

「生まれてこの方、農夫だった、第49集団農場のなー♪
 そこは黒土だったが、ジャガイモとワインが収穫できたー♪
 
 トラクターの運転が俺の幸せだった、20年間ずうっとねー♪
 そう、人民委員と一緒に女房が姿をくらますまでー♪

 俺たちレニングラード・カウボーイズー♪

 大草原で牛を追うー♪

 ウォッカをもう一杯くれないかー♪ 」


人をばかにしたような登場人物たちに対比し、
物語はドキュメンタリー映画のようなリアリズムの中で進んでいきます。

ロックも演奏する「レニングラード・カウボーイズ」が主人公の映画ですが、
歓声や喝采はなく、麻薬も恋もビートルズも登場しません、
登場するのは、缶ビールと玉ねぎ、荒野を走る中古のキャデラックです。


映画は、ハッピーエンドみたいです。 “ え、これで? ”と思ってしまいます。




北欧の映画です。おもしろい映画です。







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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ (1989)

監督 アキ・カウリスマキ
脚本 アキ・カウリスマキ、ヤッケ・ヤルヴェンバー、マト・ヴァルトネン
撮影 ティモ・サルミネン
音楽 マウリ・スメン

出演 マッティ・ペロンパー
    ザ・レニングラード・カウボーイズ
    サカリ・クオスマネン

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物語

北欧、ツンドラ地方を拠点に活動するレニングラード・カーボーイの
マネージャー(マッティ・ペロンパー)は、彼らの演奏があまりにもひどいことを理由に、
プロモーターからアメリカに行くことが唯一の希望であると助言され、
ニューヨークのプロモーターを紹介してもらう。

彼らは、ニューヨークでそのプロモーターに会うが、与えられた仕事は、
メキシコに住む彼のいとこの結婚披露宴での演奏だった。そのプロモーターから、
今はやっているのはロックンロールという音楽であると教えられた彼らは、
本を買って勉強を始める。メキシコへ向うために、巨大なキャデラックを購入した彼らは、
道中の田舎農夫たちがたむろするバーで演奏をし、日銭を稼いだりする。
途中、彼らは行方不明だったバンドのメンバーのいとこに偶然出合い、
彼の加入で次第にアメリカ受けするバンドになってゆく。

そして結婚披露宴の席で、いきいきと楽しそうに演奏するメンバーの姿を見て、
マネージャーはどこへともなく姿を消した。その後、彼らの歌がメキシコで
トップ10に入ったという知らせが届くのだった。

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収録時間:173分
レンタル開始日:2002-02-22

Story
ツンドラ地帯を拠点に活動するバンドが、悪徳プロモーターにアメリカ行きを持ちかけられ、実際にはメキシコに連れて行かれる『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』と、その続編『レニングラード・カウボ(詳細こちら


stainbeck at 10:00│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!東欧、その他の国の映画 

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