2020年07月29日

映画5本

映画のレビュー書くの忘れてた。このところ5本見た。

・「愛国者に気をつけろ!鈴木邦男」:政治活動家鈴木邦男の軌跡と現在を撮影したドキュメンタリー。以前ある人に「チャーリーさんは鈴木邦男に似たところがある」と言われたことがあって見てみた。うーんなるほど。本質的に激越だが、決して激昂しない、穏やかで、いろんな人を許容してたんたんと生きているのね。だから「邦男ガールズ」みたいなファンがついたり。ところで2018の8/15って市ヶ谷のあそこにいたな。勤務先が近かったので。2019/中村真友監督

・「淪落の人」:こないだ行った台湾ではインドネシア人の介護士が多かった。香港では多くはフィリピン人女性のメイドを雇うんだけど、下半身不随の電動車椅子の初老の男(アンソニー・ウォン)が新しいメイド・介護士さんを・・彼は彼女の夢を叶えるべく奔走するが・・感動する美談だが昨今の香港の状況を鑑みるとこの「希望を失わない」ことは格別に重い意義があるのかも。広東語4割、ピリピノ語4割、北京語1割、英語1割。日本では技能実習生制度を見つめた映画を作らないといけないだろう。淪落人/2018/オリヴァー・チャン監督

・「花のあとさき ムツばあさんの歩いた道」:秩父市吉田太田部楢尾の集落で、長年使ってきた畑を放棄するよりはと、花木を植える小林ムツさんを18年に渡って撮影したNHKのドキュメンタリー。高齢で住人が減ってついに誰もいなくなった集落の斜面に花だけが変わりなく咲く姿に皆感動するが、けっきょく、杉林にフジが絡みつくように、誰も管理ができなくなる。エンディングは悲しくみえるが、じつは秩父では若い人がこうした廃屋に住み着いて新しい生活をしたりしている。わたしは毎年吉田の隣の小鹿野町の「花まつり」に参加して秩父のいろんな人に会ったよ。三匹獅子舞の映像が貴重。2020/百崎満晴監督

・「その手に触れるまで」:ダルデンヌ兄弟の映画にはいつも圧倒される。まったく甘さが無いからだ。過激なイスラム指導者に感化された男の子は、「背教者」たる女性教師を殺そうと・・けっきょくテロリストの眼差しはずっと変わらないんだけど・・純化する結晶みたいな・・少年が汚れたモノに触れた手を必死で洗う、殺そうとペン先を研ぐ、そうした手は牛の世話もするし、「不信心者」と指弾もする・・日本にいるとよくわからないけど、イスラムにはこの世の絶望をすくい取る徹底した方法論があって多くの人がそちらへ行くのもわかる気がする。LE JEUNE AHMED/2019/ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督

・「パブリック 図書館の奇跡」:裸で歌う「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」がけっこうキーになるんだけど、もうひとつ電話で朗読するスタインベック「怒りの葡萄」もすごく良くて。厳冬でシンシナチ公立図書館に立てこもる一人の図書館員とたくさんのホームレスたちが「公立」(パブリック)ってのはどういうことかって教えてくれるようなファンキーな展開。声を出すこと。存在を示すこと。政治家もTV局もいるけどね。この映画はエンタテインメントとして上質だけれど、多くの人が指摘するようにフレデリック・ワイズマン「ニューヨーク公共図書館」もあわせて見るといいですね。The Public/2018/エミリオ・エステベス監督(制作・脚本・主演も)

stakahashi2 at 11:05|PermalinkComments(0)

2020年07月26日

のら猫ジョニー

歌紹介の2回目は「のら猫ジョニー」。柔らかくてかわらしくて悲しいワルツですね。もともと宮本尚さんというシンガーのバックだったかで新宿西口中央公園でg弾いた時に、猫を飼っている人がいてそれで作ったんだと思う。まりこ先生が江古田フライングティーポットで歌った画像、Licoさんがシュトカプーで歌う四谷茶会記の映像があるかな。シュトカプーのCDでは岩原さんが歌っている。けっこうたくさんの方に歌ってもらっている。


のら猫ジョニー  (高橋裕作詞・作曲)

静かに朝が やって来る
夜露に濡れた のら猫ジョニー

西新宿は雨のなか
待てど暮らせど のら猫ジョニー

あああー 人間たち
ひしめいて 漏れてくる
悲しい声

(間奏)

あああー 人間たち
ひしめいて 漏れてくる
悲しい声

西新宿は雨のなか
待てど暮らせど のら猫ジョニー

あああー淋しい んー

stakahashi2 at 22:12|PermalinkComments(0)

静内へ

みなさんお元気ですか?なかなかブログを書けなくてすみません。べつに体調が悪いわけじゃないんだが、日本での昨今の感染者の増え方があまりに急速で、ニュースを見つつ震えている。来月は、この先はどうなるんだろう?かなりひどいことになるんじゃないか。不安だ。そろそろライヴを設定して活動再開しようかとかんがえていたが、これはもうちょっと待ったほうがいいな。もう高齢者なので無理はしない。それでいいのだと思う。コロナ感染して重症化するとたいへんだし、陰性になってからも後遺症がかなり残るのね。

曲の紹介するの忘れてたんでそろそろ続けます。

さて7/24はバスで日高の静内(しずない)へ。三ツ石町と合併して新ひだか町と町名変更した。しかも鉄道=日高線が災害で放棄されて今や公共交通はバスのみ。静内駅で待ち合わせて、浦河に住むgiingooの馬頭琴奏者オオタさんがクルマで案内してくれて、真歌山(まうたやま)のシャクシャインの像やアイヌ民俗資料館、博物館、御園の桜並木、それに昔住んでいたあたりなどを巡って楽しかった。オオタさんご案内ありがとうございました。わたしは小2〜中1まで(1962〜1968)静内に住んでいて高静小学校卒業。50年以上ぶりで校門前に立って感無量だった。住んでいた時の記憶が今でもときどき夢の中に出てくる。駅や池内ベニヤ工場(廃業した)や役場や神社やいろんな位置関係は憶えているのだが、その当時は子供だったので、スケール感覚がだいぶ違っていて「あーこんなだったんだ」と驚く。事前に話して探してもらった「昭和」地区は昔アイヌの人たちを居留地で、当時同級生にアイヌの子供が数人いて遊びに行ったことがある。もう地名も無くなっているが、まだ気配を残しているかのようだった。帰りのバスに乗る夕方になると濃霧が一帯に立ち込めて周りの山が何も見えない。白い濃霧に淋しい海岸線、牧草地・牧柵に馬がかすんで日高らしい風景。今回驚いたのはエゾシカがすごく増えていることで、御園の牧場で10匹以上の群れが牧草地の草を食んでいたが、帰りのバスからも鵡川に行くまでに5〜6回もエゾシカを目撃して、すごく増えているのを実感した。不思議なことに日高から胆振(いぶり)の境界にさしかかるとあれだけ濃かった霧がすっかり晴れた。

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2020年07月15日

がらんどうの庭

7/11、7/12は南16西4のAgt(あじと)にて石井則仁空間美術展「がらんどうの庭」のなかの舞踏の公演を見た。石井さんは山海塾の方なんですね。ここは中島公園幌平橋近くのキレイな会場。こんな時期にパフォーマンス公演をするのはたいへん。よくやったと思う。赤いバラがたくさん天井から下がる中、黒面着けて体躯に赤線縦に引いて、背中の肩甲骨ふきんの隆起の諸相、あるいは胸郭の広がり、そしてシシュフォスのように繰り返すまろびを続けた舞踏作品はよかった。7/11の共演は馬頭琴の嵯峨治彦さんで、ノイズも含めた柔らかい音色と肉体の質感の自然な呼応が心地よかったのと、7/12今井大蛇丸さんのエレキgはそれと違った硬質の美しさそれと熱を帯びたノイズの触発が素晴らしく、エンディングのドボルザークは山海塾の作品と偶然に一致してよかった。
ずっと前に中川幸夫作品で大野一雄さんが踊ったのをちょっと思い出した。

静修学園の前にはまだ「風月」があって感激した。



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2020年07月06日

65歳になっても、歌の紹介始めます=天下泰平

皆さんお元気ですか?わたしは元気です。昨日65歳になった。ビートルズは「64歳になっても」だったっけ。1歳も越しちゃった。

65歳は高齢者の入り口。年金をもらい始める歳。そして介護保険被保険者証ももらったよ。昨年までは母の介護で母の介護保険証持ってうろうろしていたのが、自分も持つことになった。今後は介護される側だってことなんだろう。

高齢者の入り口から見ると昨今は怖いですね。コロナに感染して重症化して亡くなる人はほとんどわたし以降の年代の人。だからたまに映画を見に街に出るとき、若者がたくさんいる場所を通るのは怖い。

北海道は昼カラオケの感染が多くて問題になった。今は人前で飛沫飛ばして歌ったりっていう時節じゃないね。したがってまだ今年のライヴは未定だがなんとか1回くらいはやりたい。

そのかわりと言ってはなんだが、週1回、自作の歌の紹介をしようと思う。音源も載せればいいのだろうがユーチューブにたくさん画像があったりするので音聞きたい人はそっち探してみて。

今日は第1回目だから「天下泰平」。国歌「君が代」は天皇のための歌なので、それを国民のための歌にリニュアルしようと思って作ったが、そんなことしている日本人にはここ30年くらい一人も会わなかったから、過激なことだったね。コンゴ・ザイールのポップス風にしたかったが変拍子になっちゃって斉唱には向かないかも。いちおう本歌取りしたりして慎ましいところを見せている。

画像はわたしの新しいグループ「アンチゴネー」Antigoneで日下麻彩さんがマンで2歌ってるのと、「チャーリーウィリアムス」のナベサンでのもの、それにボブくんが入ってる江古田フライング・ティーポットのバージョンがあったような。

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天下泰平   (高橋裕作詞・作曲)


天上天下に 何事もなく
終わりなき世の めでたさよ

夫婦も常に 仲むつまじく
親子兄弟 仲むつまじく

お前百まで わしゃ九十九まで
共に白髪の 生えるまで

波しぶき立てて進む 日本丸
駿河の灘に輝く 富士の山

風をいっぱいに 帆にはらませて
志はいまなお高く

誰も不幸な人はいなくて
老若男女それぞれ幸せに

千代に八千代に 苔むすまでに
仲良く暮らしてゆくならば

泰平の世は 今日も日本晴れ
蜜のような 平和が満つる

天上天下に 何事もなく
終わりなき世の めでたさよ

ウォオオー  ウォオオー ウォオオー 

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2020年07月02日

映画2本

シアターキノで2本映画を見た。

・「在りし日の歌」:1980年代から2010年代までの激動の時期、工場労働者の仲の良い二つの家族が片方の子供の水死をきっかけに、ひとつは北の都市から南の海辺の街へと移って・・・ずっと続いていた罪の意識が・・一人っ子政策のゆがみ、経済発展による工場の帰休、離散・・色々な局面を時間的に錯綜させて長期的に描いた。長回しの多い、地味だけど美しい劇映画。人民服の時代からスカイプの時代までをカバーした。「蛍の光」って中国じゃ友愛の歌なんですね。地久天長/2019/ワン・ジンチュン監督

・「精神0」:10年前の「精神」(見ていない)の続編。岡山の精神科医山本昌知さんが引退を・・妻との生活・・患者さんの不安・・観察映画でずーっと傍で撮影する手法。いい映画だった。前に想田さんのは川崎の選挙の映画を見たな。「精神0」は診察室での患者さんの治療(会話)が素晴らしく、夫婦の淡々としたなかにも暖かさ・悲しみが混じって・・純愛映画。仕事終わりの日にお寿司を取って想田さんにお酒すすめたりして・・この先生はいい方ですね。昨年は私も母の介護をしていたので身に沁みます。2020/想田和弘監督

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2020年06月27日

さとうさんと岡野さんのライヴ配信

6/24夜に荻窪ベルベットサンで、さとうじゅんこさんvoと岡野勇仁さんpのデュオのライヴ配信があった。菜の花楽団の二人のライヴを、わたしが札幌の自宅の茶の間でビール飲みながら見るのはフシギな体験。下記のようにいろいろな曲を演奏した。韓国民謡がおもしろかったな。私の「ダムに遠足」も演奏してくれた。ご興味のある方はアーカイブで見られると思うから見てみてください。スモーク使ったりして美しい映像。

<荻窪ベルベットサンのライブ配信チャンネル【VSCA】より、岡野勇仁&さとうじゅんこデュオ ございます!

https://www.v-s-c-a.com/

菜の花楽団のデュオコーナーとしてあたためてきたワールドフォルクロアや歌曲から厳選のセット。
ハワイ、インドネシア、フィリピン、韓国、日本、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、アラブ、ブラジル、アルゼンチン、スウェーデン、ボスニア、チャーリー高橋。
今回、シューマンの「女の愛と生涯」より1曲だけですが、日本語で歌う令和女子ver.(さとう作詞)の試みもあり〼>


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2020年06月23日

墓参

6/21は昼間は暑いくらいの日差しで、札幌市南区藤野の山の上にある霊園へ父母の墓参り。真駒内駅から送迎バスに乗る。ここはとても眺めのいい場所で札幌や石狩平野が一望できる。父が育てていたバラがまだ6本ほどウチの庭に残っていて、それらの花がキレイに咲いたので、切って花束にして墓に供えた。いつもは5月下旬のお彼岸に墓参するが、今年はコロナで遅れて今くらいになった。山上の林ではかすかにまだエゾハルゼミが鳴いている。緑色のハトが二羽頭上を飛び去って、珍しいなと思って調べてみたらアオバトという鳥。夏だけ北海道に渡ってくる。ずっと以前に神奈川県の大磯の海岸で塩を飲みに来るハトがいるのを聞いたがこのアオバトというのがそうだった。バラはまた秋に咲くのでその時期にまた来ようと思う。

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2020年06月16日

映画4本

先週シアターキノで映画を4本見た。再開された映画館でひさしぶりで映画が見られてうれしかった。

・「プリズン・サークル」:官民協働の新しい刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」でのTC=復活共同体Therapeutic Community=受刑者同士の会話により自分のやったこと、自分そのものを見つめさせる取り組みのドキュメンタリー。良かった。この世はすべからくプリズンなので、TCはじつに示唆的で、世の中すべての人がやるべきだと思った。PRISON CIRCLE/2019/坂上香監督

・「白い暴動」:1970年代の英国で興隆したネオナチに反対するRAR=Rock Against Racismの運動を、当時の映像や人々へのインタビューで振り返るドキュメンタリー。パンクの時代。クラッシュかっこいい。トム・ロビンソン尊敬する。白人・黒人が混ざった10万人のデモや野外音楽フェスなどの映像がすごい。この当時はわたしは20代前半で大学入ったくらいのころで、音楽が政治や社会に影響を及ぼすことができるのだと叩きここまれた。スティール・パルスやデニス・ボーヴェルらが見られてうれしい。WHITE RIOT/2019/ルビカ・シャー監督

・「パターソン」:ジム・ジャームッシュの新作。ニュージャージー州パターソンのバス運転手パターソンのたんたんとした1週間の生活(奥さんかわいい)の中で、詩を書き留めていて・・季節、滝のある風景、いろんな人々がでこぼこするのと共に、そのなかで主人公が創作する詩と詩作がとても魅力的で(RON PADGETTの詩)、静かで美しい映画だった。PATERSON/2016/ジム・ジャームッシュ監督

・「ブレッドウィナー」:これは素晴らしいアニメだった。アイルランドの「カートゥーン・サルーン」の製作。デボラ・エリス原作の子ども向け小説が原作。アフガニスタンのカブールで、タリバンに父(片足)を逮捕され、女性ばかりで生活できず、髪を切って男性として外に出る女の子だが・・。伏線に、怪物に盗まれた種子を取り戻しに行く男の子の民話(紙人形劇)と綯い交ぜに進行する。美しい映像だが、夢見るような甘さがまったくなく、飢えと殺戮と偏見と戦争が具体的に迫ってきて、絶望的なまなざしに心をえぐられるようだ。英語上映だが主にアフガン出身の声優なので、街のようすとともにとてもリアルだった。BREADWINNER/2017/ノラ・トゥーミー監督

stakahashi2 at 04:10|PermalinkComments(0)

2020年06月08日

反骨の創造性、ギンゴーと嵯峨さんライヴ@ひいらぎ

6/6はコロナ自粛解除あけで2ヶ月ぶりのお出かけ。地下鉄に乗って札幌市中心部へ。久しぶりなので人混みに分け入ってゆくのが怖い。バスセンター駅上がった通路の500m美術館で「反骨の創造性」の展示を見る。坂巻正美のクマ毛皮を被った肖像・能舞、鈴木涼子の自分で撃ったシカ末期の視線、藤木正則の手製旗上げ、露口啓二の沙流川流域散策写真など。大通り東3「ひいらぎ」という喫茶店でギンゴーと嵯峨治彦さんの馬頭琴ライヴを見た。現在、ライヴ演奏の際には人数制限、マスク着用、手指消毒、換気等が必要でお店もたいへん。ひさしぶりでナマの演奏が聞けてうれしかった。ギンゴーは馬頭琴・vo2人にゲストで今井大蛇丸さんgでいつものように純度の高いオリジナル、嵯峨さんはとても上手で品格のある古典曲を演奏するので楽しみだったが、馬頭琴によるオーソドックスなモンゴル曲だけかと思いきや、大瀧詠一カヴァー曲が絶品で、トゥヴァの弦楽器に喉歌を組み入れたアレンジがおもしろかった。ギンゴーも嵯峨さんもなんだかすがすがしく清潔な音楽表現なのがすごく気持ちよかった。

今後は週一くらいでお出かけしたい。自分が出演するライヴはまだ未定だが8、9月頃にはできたら弾き語りやろうかな。北海道に第3波が来なければだが。

この欄で「家族シリーズ」紹介終わったので、今後は音源が掲載できれば、わたしの楽曲紹介に続けていこうかと考えているからたまに覗いてみてください。

stakahashi2 at 10:06|PermalinkComments(0)
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