2009年03月

2009年03月30日

他大学の単位取りに行きますか?

新学期を迎える季節で、


在籍している大学以外の人たちとの交流は、春休みにしか出来ないのですが、


と書きましたが、先生から「ちょっと違いませんか?」と指摘を受けました

「「TAK」さんが在籍している東京工業大学大学院は、東京大学、お茶の水女子大学、一橋大学、総合研究大学院大学、慶應義塾大学、早稲田大学その他の大学院と学術交流、単位認定をしています。

単位数に制限はありますが、何も東京工業大学だけでなく、他大学の大学院へ行って単位を取ってきてもいいんです。

むしろ、MOT(技術経営)の社会人大学院の方々には、各自の研究したいテーマ、学習したいテーマに応じて、いろいろな大学の科目から、プランニングしていただきたいんです。」


ふ〜ん、その通りかもしれません。

技術は東工大、政策は東大、経営は一橋大の大学院で学ぶなんていいかもしれません。

フルタイムの学生さんならば、お奨めでしょうか?友達もいろいろな大学にできるかもしれません。

もちろん、社会人でも、会社から完全にフルタイムで派遣される場合は同じです。


でも、働きながらの社会人大学院生の場合、どうかしら?

仕事が終わってからの平日夜間、土曜日しか、時間はありません。実は、相当ハードなスケジュールです。

講義を受けるだけでなくて、グループワークなど、学生同士で講義の時間以外に集まって準備することもあります。

いろいろな大学に行く方がよいのか?自分が在籍する大学でしっかり固める方がよいのか?

また、数十人の他大学の講義に、週に1回だけ、一人で参加して、仲良くなれるか?

異分野融合が好きな「TAK」でも、特に初年度は、自分が在籍する大学をしっかり固めて、その後、他大学の単位取得をすすめますが、いかがでしょうか?


ところで、「TAK」さん、上に書いてある大学は国立も私立もあるけれど、学費の差が大きいんじゃないですかって?

その通りです。

誤解があったら、申し訳ないけれど、学費の安い国立に入学して、私立の講義を受ける、方が、逆のパターンよりはお奨めではないかしら?


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2009年03月29日

新学期を迎える季節

東京は、桜は開花したものの、その後は花冷えで、咲いているところもあり、咲いていないところもあり

お花見日和は、来週末まで持つかしら?

さて、無事に卒業生を送り出し、大学、大学院は新入生を迎え入れる時期です。

新学期が始まると、平日夜間、土曜日には大学院の講義があります。

新学期は、新しい人たちと出会う楽しみがあります。

一方、在籍している大学以外の人たちとの交流は、春休みにしか出来ないのですが、その春休みも、もう終わりです

うれしいような、寂しいような季節です。

さて、新学期を迎える時期のトピックスをふたつ

●社会人大学院生へのアドバイス

4月から社会人大学院へ入学する人たちに、ちょっとしたアドバイスです。

社会人大学院に通う人たちは、バイタリティーがあって、やる気満々です。

ただ、残念ながら、全員で学期末を修了、という訳にはいかないようです。

最初はどうしてもオーバーペースになります。

社会人大学院は、業務の都合で1回の欠席はやむを得ないとして、連続して欠席するようになると、

講義について行けなくなります。

仕事と講義を両立できるペースを早く見つけましょう。へたをすると、両方ともダメになってしまいます。

●今年、大学院を受験を考えている人へのアドバイス

4月になると、夏の大学院入試の説明会が開催されます

受験するかどうか?迷っている人もできれば説明会には参加してはいかがでしょうか?

実際に先生方、学んでいる学生の人たちと話していると、自分の考えもはっきりしてきます。


もう少し、残り少ない春休みを満喫しようとしている「TAK」さんです。









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2009年03月27日

東京大学知的資産ビジネス塾に行ってきました

東京大学知的資産経営総括寄付講座が月に1回知的資産ビジネス塾を行うことになりました。

参加費は1回1000円ということですが、初回に限り、無料、ということで参加してきました。

会場は100名弱の定員でしょうか?文字通り、立錐の余地もない、満員です。

募集後まもなく定員になったそうです。


さて、今日のテーマは、

テーマ1「特許の質を決めるのは何か」
  東京大学 先端科学技術研究センター教授 渡部俊也


テーマ2「特許出願情報から考えるイノベーション・マネジメント」
   東京大学 知的資産経営総括寄附講座特任准教授 犬塚篤
   九州大学 情報基盤研究開発センター教授 廣川佐千男

となっていますが、特許そのものについての内容ではなく、

イノベーションを生み出すために有利な技術的関係構築のあり方、さらには、共同発明者のつながりから見えてくる企業間の研究開発体制の差異

について、事例を交えて、わかりやすい説明でした。

この講座では、組織の知的資産の創出と活用が、別々のプロセスで生じるのではなく、相互に密接な作用を及ぼしながら、イノベーションに結実していくという視点に立脚して研究している、ということです。

具体的には、

1.技術資産の創出とネットワーク活用

2.人的資産創出のための人材育成手法

3.技術開発と収益を結ぶビジネス・イノベーション

4.新規事業を創出するビジネス・イノベーション

5.知的資産創出のための知的財産管理と知財制度

の研究をして、その成果について紹介する、というものです。


昨年7月にもシンポジウムを開催しており、資料がダウンロードできますが、ビジネス・イノベーション、人材育成について、とても興味深い内容になっています。

12月まで、計9回開催されるそうです。「TAK」さんは、これからあまり参加できそうにありませんが、関心のある方は、募集後すぐに申し込むとよさそうです。




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2009年03月26日

社会人コースの卒業式は?

先週末から、今週初めは、多くの大学で卒業式が行われ、はかま姿の女子学生をよく見かけました。

「「TAK」さん、そういうところだけよく見ているんでしょう?」って。

さて、社会人の大学院のコースも今月終了となるものが多くて、卒業パーティーが数多く行われています。

新しい社会へ旅立つ卒業する大学生は、不安ながらも、期待を胸に、輝いた顔つきをしています。

ところが、大学院のコースが終了してしまう社会人の表情は、浮かないもの、となっています。

社会人の大学院コースは、「仕事を持ちながら、課題発表、グループ討議が盛りだくさんのコースに参加する」ので、相当大変で負担、となります。

ところが、それがなくなってしまうと、ぽっかり穴が空いた、ようになってしまいます。

社会人の勉強は、目的志向が高い、ものです。

学んだことは、活用してこそ意義があるのは、言うまでもありません。

社会人コースの修了は、それぞれの新しい道の始まり、です。

せっかく学んだことが埋もれないように、したいものです。

起業する、次のコースに参加する、など、新しい道が決まっている人もいれば、未定の人もいます。

それぞれの参加者が、パワーアップした実力を活かしながら、歩んでいただくことが望まれます。

社会人コースの大きなメリットのひとつが、参加者同士のネットワークです。

直接にビジネスには関係なくても、ふとした時に、誰か詳しい人いないかな?そう言えば、あの人が?なんとこともよくあります。

このネットワークをキープできるか?どうか?が、大きなキーポイントです。





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2009年03月23日

茶の葉で紡ぐコミュニケーション空間の創造

表現、伝達、記録の手段としての映像、メディア で書いたMELL EXPO(メル・エキスポ)2009で展示していたお茶の可能性を伝えたい! Tea−Literacyを紹介します。


昔は、日本の家庭には「茶の間」がありました。

「さあ、お茶にしよう」という場面の設定で、リラックスした、何でも話せるコミュニケーションの空間がありました。

現代、コミュニケーションの欠如が問題であるのならば、新しい生活スタイルにあったティー・ライフを提案することで、現代社会が抱えているひとつの問題解決にならないでしょうか?

お茶を入れるだけの時間、お茶を入れる人と、飲む人との間の心地よく静かな時間、空間。

このひと時に人は何を発信するのでしょうか?

お茶とは、人間が長い時間をかけて、工夫してきたコミュニケーションツールです。

茶の葉で紡ぐコミュニケーション空間が創造できるのではないでしょうか?


サイエンス・カフェ、トーク・カフェ、とカフェがはやっています。

これらは、テーマ、問いかけ、は、あるけれども、あまり明確な目的がある訳ではなく、「ちょっと話さそうよ!」という感じでしょうか?

お茶からのアプローチもあるのかもしれません




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2009年03月22日

表現、伝達、記録の手段としての映像、メディア

3/21(土)東京は朝からいい天気。午前中はゆっくりテニスを楽しみます。

午後からは、東大の本郷キャンパスへ。

東京は、今日、桜の開花宣言が出ましたが、本郷キャンパス内の桜も少しだけ咲き始めて、「かわいらしい」感じです。

今日は、東大情報学環で開催されるメル・プラッツMELL EXPO (メル・エキスポ)2009に行きます。

メル・プラッツは、メディア表現とメディアリテラシーついて、ともに語り合う「広場」として、年に数回、公開研究会を開催しています。

メル・エキスポは年度末に、全国の取り組み、トークセッションが行われます。

トークセッション

テーマ「クライシス & プラクティス」

マスメディア、ジャーナリズムに迫り来る構造危機。何度も繰り返されたこのフレーズが、今ほど現実味を持ち始めた時代もありません。

一方で「危機こそ好機」と、あちこちの組織や人々が、新たなチャレンジを試みるために立ち上がりはじめていることも忘れてはならないでしょう。

幅広い視野から危機(クライシス)を冷徹にとらえつつ、それを乗り越える実践(プラクティス)がいかに可能かを、新聞や放送の具体的な事例をもとに議論していきます。 

テーマ「禁止された遊び」

いつの時代も新しいメディアはいかがわしく、だからこそ人々の欲望や想像力を挑発してきました。

文字も、書物も、映画も、ラジオも、テレビもそうでした。

中学生以下ケータイ原則禁止は、21 世紀のメディア社会に秩序をもたらすのか、新たな言論弾圧となるのか。

モバイルは人間関係を分断し、共同体をバラバラにするのか、新たなコミュニケーションや表現を創出するのか。

古今東西のメディアをめぐる禁止と遊びの歴史を背景に、メディアとしてのケータイの可能性と課題を浮き彫りにするトーク・バトルを展開します


は、おもしろそうですが、スケジュールが合わないので、パビリオンの全国の取り組みを見ることにします。

デジタル機器の発達によって、マスメディアだけでなく、個人でも映像が手軽に取れ、発信できる時代になりました。

映像はそれぞれがアイデアを表現し、伝達する手法として、有力な手段です。

広く一般に発信するマスメディアと異なり、個人ベースでは、それぞれの経験を関心あるもののグループでシェアする手段としても映像は有効です。

また、映像には、表現、伝達だけでなく、記録という意味もあります。

昔の映像をあらためて見直すと、当時は考えもしなかった、事実が浮かんできたりします。


記録としての映像という点で、おもしろいプログラムがありましたので、ひとつだけ紹介します。

テーマ「記録に残っている一番小さい頃の自分」

小さい頃の自分の写真を探してみる。

自分の一番小さい頃の記憶はいつ頃のものだろう?どんな風に過ごしていたのだろう?

今見返す記録の中の自分と、思い起こす記憶の中の自分は一致しているだろうか?それとも少し違っているだろうか?

この頃の自分は、どんな風に今の自分につながっているのだろうか?



仲のよいお友達と、一緒にやると、物凄い発見がありそうです。

なお、MELL EXPO (メル・エキスポ)2009の各取り組みは、30秒の動画アピール、参加者のコメント付きでありますので、ご覧ください。




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2009年03月20日

科学技術コミュニケーション社会の創造

今日は、第8回社会技術フォーラム 智(knowledge)・技(arts)・絆(communication)科学技術コミュニケーション社会の創造の話を書きますが、長くなるので、

A面ブログ:智(knowledge)・技(arts)・絆(communication)を築くために、今何をすべきか?

B面ブログ:科学技術コミュニケーション社会の創造

とテーマを分けます。

両方読んでくださいね!


3/20春分の日は朝は東京は雨。どうも最近の週末はこのパターンです。「春に3日の晴れなし」と言いますから、仕方ないでしょうか?

午前中のテニスは諦めて、午後から、第8回社会技術フォーラム 智(knowledge)・技(arts)・絆(communication)科学技術コミュニケーション社会の創造に行きます。

実は、この類のフォーラムは「危ない?」ものが少なくありません。

「理科離れをなくそう!」「もっと市民に科学技術をわかりやすく伝えるよう、努力しよう!」「学校教育で理科実験・実習の充実を!」などの「掛け声」の確認で終ってしまい、「時間のムダだった!」とがっかりして帰ることがよくあります。

今日は、

公立はこだて未来大学の 美馬 のゆり先生がパネル討論の司会で、パネリストにカソウケンの東大 内田麻理香先生がいるので、必ず「何か」は得られそうです。

なんて考えながら、会場の東京国際フォーラムに行きます。

すると、通路の向こうから、内田麻理香先生が歩いてきます。

「あら、「TAK」さん、久し振り!」

「TAK」さんは、「期待してます!頑張って下さい!」って、ちょっとプレッシャーをかけちゃったかしら?


科学技術コミュニケーションを進める上で、参考になるお話がたくさんありました。

内田先生からは、

・生活者よりの、「地べたからの視線」

・科学技術が苦手な「低関心層」へのアプローチ

・身近な事象と科学を組み合わせる

・絆を作るためには、相手の懐に飛び込む

という紹介がありました。

ただ、書籍、雑誌の連載に興味を持ってくれるのは理系出身者、テレビで興味を持ってくれた人も書籍、雑誌は「難しくてダメ」、などの問題が指摘されました

今後は、ビジネス書の書棚に置いてもらえる「科学技術コミュニケーション」の本を計画しているそうです。


バイオカフェを実践している(NPO法人くらしとバイオプラザ21 )の佐々義子さんからは、

・講師は大学の先生よりも、大学生の方が、参加者の参加体験感があり、評価が高かった

・講師の講演だけでなく、むしろ参加者間の討論に十分に時間を取ると、参加者だけでなく講師の満足感が高い。

・リテラシーの定着は繰り返し、継続が大切

・持って帰るメッセージはひとつでよい、記憶に残るキャッチフレーズを!

・暮らしの中にReminder

・担当者が代わると対応が難しい行政、学校よりも地域コミュニティーとの連携


などなど、豊富な経験からいろいろな課題を聞くことができました


ところで、会場から、「プロとアマの対話が必要では?」というコメントがありました。

これに対して、内田先生より、

「ある分野ではプロ、別の分野ではアマ

例えば、ライフサイエンスの専門家と、ITの専門家は、テーマによって、プロ、アマが入れ替わります。

このような異分野の衝突が欠かせないのではないでしょうか?」

という回答がありました。

「TAK」さんも、テーマによって、先生だったり、学生だったりしています。「TAK」さんだけではありません。

プロ、アマが攻守交代することは、全く珍しくありません。

「TAK」さんは、「異分野の融合」を掲げていますが、「融合」はそんなに簡単ではありません。

異分野の衝突、あるいは衝突をおそれて回避、なんて、こともあります。

衝突しながらも、少しずつ理解して、信頼を築いていくことが、「異分野の融合」の基本なのですが、「どうせ、言ったってわかる訳ないんだから」と「回避」してしまうことも少なくありません。


では、「智(knowledge)・技(arts)・絆(communication)を築くために、今何をすべきか?」はどうでしょうか?

A面ブログ:智(knowledge)・技(arts)・絆(communication)を築くために、今何をすべきか?

をご覧下さい!






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2009年03月18日

その感じ、テーブルの上へ 〜アート×トーク×ダイニング〜

東京工業大学 サイエンス & カルチャーカフェ ネットワークから、楽しそうなイベントの案内が来たので紹介します

その感じ、テーブルの上へ 〜アート×トーク×ダイニング〜 (第2回Science
& Culture Cafe)


ふと気になる。目に留まる。そのとき抱いた胸のモヤモヤ。

食事をしながらアートをひらいて、ゆったり話してみませんか。

東京工業大学 サイエンス & カルチャーカフェ ネットワーク」とは、東京工業大学の大学生、大学院生、教職員などを中心に、従来のサイエンスカフェの枠にとらわれず、サイエンス、アート、映画、マンガなどなど幅広い「文化」を語りあうイベントを企画していきます。

キャッチコピーが気に入っているので、できごとの「事」、ことのはの「言」、ことなるの「異」で掲載しましたが、再掲します。


ひとりじゃできないことがある。

ゆかいな仲間とわいわいつどって

事件をいっぱい巻き起こそう。


ひとりでいたい時もある。

ゆっくりじっくり自分のなかから

言葉の糸を紡ぎ出そう。


ひとりひとりが集まって地球市民は66億。

このキャンパスにも一千人の留学生。だから異文化体験にチャレンジ。

事&言&異、「ことつくり」は、この3つの「こと」どこかにかかわることでより充実したキャンパスライフをおくろうという



サイエンスだけではなく、はばひろいカルチャーについて語りあうScience & Culture Cafeの第2回は、自由が丘のダイニングTABELE MODERN SERVICEにて開催いたします。

"理系のヒトビト"であるカフェ企画メンバーがもちよったアート作品を肴にアートの見方について参加者同士で語り合います。

また、ゲストにはフィルムアート社の津田広志氏をお招きして、アート、ものを見るということ、それを通じたコミュニケーションなどをめぐってお話ししていただきます。

ゲスト:津田広志氏 フィルムアート社編集長

日 時: 3月28日(土) 17:00-19:00

場 所: TABELE MODERN SERVICE
     東京都目黒区自由が丘2-17-8 CIBONE 3F
     東急自由が丘駅下車 約400m

参加費: 1500円  軽食・ドリンク付

要申込: 定員40名  申込先: n.oozeki@gmail.com (大関)


でも、「TAK」さんは、残念ながら、行けそうもありません。





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駒場の緑の物語

研究の企画、戦略は誰が構築する?で、


澤先生が、いらした頃の東京大学先端科学技術研究センターは学内外の産学官関係者を呼んで、インテレクチャル・カフェ、勉強会を頻繁に行っていました。

楽しみな「インテレクチャル・カフェ」でしたが、澤先生が移られてから、ぱったりと連絡が来なくなりました。


と書いたからでしょうか?

東京大学先端科学技術研究センターから案内が来ました。

その名は、

こまみどりプロジェクト〜駒場の緑の物語〜

場所: 東京大学先端科学技術研究センター 14号館1階 先端研カフェ

東京大学駒場リサーチキャンパス一帯は、旧くは駒場野とよばれ、徳川将軍家の御狩場でした。1878年に東京大学農学部の前身、駒場農学校が開かれ、現在の東京大学先端科学技術研究センター(先端研)のルーツである航空研究所が移転してきたのは関東大震災後の1929年のことでした。幸い、このキャンパスは戦災をほとんど被らなかったため、昭和初期の趣のある研究施設とともに豊かな緑も残されています。

定員:20名(申込み先着順)

持ち物:筆記用具/マイカップ

費用:無料
  
プログラム(予定)

13:30-13:40
ごあいさつ(東大先端研教授 中野義昭)

13:40-14:10
「駒場リサーチキャンパスの植栽について」(「温室」主宰 塚田有一氏)

14:20-15:00
「植物の名前を調べよう」

15:00-16:00
「植栽マップを作ろう」
「アーティスト・スズキの眼」(東大先端研特任助教 鈴木康広)

16:00-16:30
「春の花を生ける〜デモンストレーション」
  
お申込み・お問合せ

お申込みの際は、お名前、ご連絡先(電話番号・E-mailアドレス)をメールまたはファックスにて下記へお送り下さい。なお、参加者にはこちらからご案内を差し上げますので、ご連絡先にお間違いの無いよう、くれぐれもご注意下さい。

E-mail:communication(at)rcast.u-tokyo.ac.jp
FAX:03-5452-5425


ちょっと「TAK」さんの関心とは違うようなので、今回は参加しません。

リーダーシップとニューサイエンス
マーガレット・J・ウィートリー
日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベスト...
上田 次郎
影響力の武器[第二版]
ロバート・B・チャルディーニ




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2009年03月16日

勉強会という「場」の意味

知的財産マネジメント研究会(Smips)シンポジウムの8年間、101回の継続について、いろいろな意見の交換がありました。

「TAK」さんが書いたコメントを紹介します。


月1回の勉強会の8年以上に渡る運営には、まさに、山あり、谷あり、だったのではないか?と察します。

勉強会を始める時は、みな活気に満ちています。

ただ、そのうちマンネリが来ます。

そして、「谷」の時期に終ってしまえば、それで終わりです。

その「谷」の時期にも、中止することなく、継続することの大切さを、あらためて知らされます。

知的財産マネジメントをテーマに、大学、企業、研究機関などいろいろな組織の学生、社会人が議論、対話する「場」を作られたことが、とっても大事だったのでは?と思います。

あるいは、社会環境の変化に応じて、「場」を保ってきたこと、がそれ以上に大事だったのかもしれません。

土曜日の午後という、他のもっと楽しいことに使える時間に、Smipsという「場」に集まって、知的財産マネジメントをテーマに、議論、対話しようとする人たちは、とっても志が高い人たちです。

この志の高い人たちが、集まって、時には、ぶつかって、いろいろな創発、あるいは、もっと大切な人的ネットワークを作ったのでしょう。


Smipsという「場」を渇望して入ってくる人、あるいは、Smipsという「場」を卒業していく人もいるでしょう。


私は、Smipsの8年の歴史の中で、入れていただいてから、まだ1年半です。

しかも、土曜日の午後は所属する大学院の講義があるため、Smipsには大学が休みの、2月、3月、9月しか参加できません。

それでも、所属する大学以外の方々と、お会いし、お話を伺い、議論、対話できる貴重な機会です。

わがままを言って申し訳ありませんが、「Smipsという、ふっらと行く「場」があるんだ」という安堵感が、ある意味、自分の支えにもなっています。これからも、このSmipsという「場」を続けていただくよう、お願いします。



「TAK」さんは、「知的財産マネジメント研究会(Smips)」は主催者側ではなく、一参加者です。

だから、運営の苦労は知りません。

だからこそ、あえて、わがままを言ってしまいます。

行けないことも多いけど、ふらっと行ける「勉強会という「場」」がある、という意味はとてつもなく多いものです。





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2009年03月15日

知的財産マネジメント研究会(Smips)シンポジウムに行ってきました

3/14は東京は暴風雨、午前中のテニスは早々に中止です

次第に風はおさまり、乱れていた鉄道も動き出しましたが、雨は止みません

こんな中、知的財産マネジメント研究会(Smips)第101回シンポジウムに行ってきます。

知的財産マネジメント研究会(Smips)は、

東大先端科学技術研究センターの隅蔵康一先生(現 政策研究大学院大学)と西村由希子先生が始めたものです。

隅蔵先生によると、

科学技術と社会をつなぐエリアで道を拓きたい、と考えるようになった頃、「大学院生の頃、こんな場があったらいいな」と考え作り出したものが、大学、企業、官庁、研究機関の社会人、学生が、知的財産をベースに横断的に勉強する「知的財産マネジメント研究会(Smips)」です。

西村先生によると、

誰かにため、というよりも、みんなで共有できる時間を作りたい。

みんなに楽しんでもらえる企画を実行しながらも、自分自身が楽しいと思えることを続けて行きたい。

ということです。

月に1回、101回ということは、8年以上続いたことになります。

こういった自主的勉強会の運営は、山あり、谷あり、です。

盛り上がっている「山」の時は、いいけれども、みんな何となく沈滞した「谷」の時期に終ってしまえば、それで終わりです。

本当にたいしたものです。

8年間にいろいろ社会環境も勉強会も変わりました。


●知的財産マネジメントの意味の推移

2000年くらいから、日本は知財立国を目指すべき、という考えが打ち出されました。

その当時の「知的財産マネジメント」というと、欧米に比べ、遅れている、特許、ライセンスなどに関する法的、技術的スキルをスペシャリスト的に磨く、というものでした。

今では、特許、ライセンス、標準化などの知的財産を、企業の経営にどう活用するか?に主眼が置かれつつあります。

それゆえ、研究会も「知的財産」だけの枠組みではおさまり切らず、マネジメント、マーケティングなど広範囲な枠組みの中での、「知的財産」がテーマになってきています。

当然、「知的財産マネジメント人材」も特許、ライセンスなどのスペシャリストというよりも、

「知的財産」を企業経営に活用できる人材になります。


●参加者の高齢化

東大先端科学技術研究センターで研究会をやっていた頃は、東大の大学院生がのぞきにきました。

政策研究大学院大学に移ってからは、この大学院が社会人大学院生がほとんどのせいか、そのようなことはなくなりました。

また、土曜日の午後にやっている研究会に参加しよう、と考えるのは、大学院生よりも、むしろ、社会人だったりします。

そんな訳で、参加者が高齢化しています。

これは、必ずしもマイナスではないのですが、やはり若い人たちに、もっと加わってほしい、というのが願いでしょうか?


●社会人大学院とのバッティング

以前は、土曜日は大学は休みで、東京では地方からの人も参加しやすい土曜日の午後には、このような自主的勉強会の花盛りでした。

ただ、この頃から、土曜日の午後に、MBA、MOTなどの社会人大学院のコースが開催されるようになりました。

すると、多くの大学教員、社会人大学院生が、そちらに流れます。

「TAK」さん自身、自分が在籍している大学院のため、「知的財産マネジメント研究会(Smips)」に参加できるのは、春休み、夏休み、だけです。

ただ、社会人大学院では、その大学に参加する人たちにしか会うことが出来ませんが、「知的財産マネジメント研究会(Smips)」では、いろいろな大学、企業の人たちに会うことが出来ます。

それぞれ特徴があって、棲み分けはできるのです。


●研究会もグローバル化?

こういった研究会があることを、国際学会で発表すると、いろいろ反響があるそうです。

また、研究成果を英語版で紹介しておくと、世界中で知られるだけでなく、他の言語(中国語など)にも翻訳される可能性も示唆されました。

さて、これからこの研究会が発展していくのか?楽しみです。





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2009年03月13日

「いやな人がいるから参加したくない」のでは、コミュニティは進化しない

先日、参加した

サービスイノベーション ─サービス情報基盤の確立に向けて─

講演資料がウェブ上にアップされ、ダウンロードできるようになりました。

実は、パワーポイントが配布されず、メモに困っていました。

先日は、

妹尾堅一郎 東京大学 特任教授の「特別講演 ものづくりとサービスのイノベーション〜技術、事業、知財の三位一体化〜」

を紹介しました。

今日は、池田謙一 東京大学 人文社会系研究科 教授 の

「サービスイノベーション研究への社会科学からの貢献の可能性」

を紹介します。

池田先生は、社会心理学という視点から語っています。

社会心理学の視点とは、

・人間とは制約された合理性を有しながらも情報処理する存在であり、

・社会的コミュニケーションを通じて個を超えた社会的な関係性、コミュニティを構築する存在

ということです。何となく、わかる気がします。

「サービス」とは、「それを利用する側と提供する側との間で両者に最適の利得と満足を提供するもの」と考えることが出来ます。

ところが、現状は、えてして提供側が一方的にサービスを作り出し、その価格と売れ行きによってのみ利用側からのフィードバックがもたらされています。

社会心理学が貢献しうるのは、作る側の視点に協調しつつ、利用側の視点からサービスの構造を可視化・モデル化することで、サービスの質を創造的に向上させること、としています。

興味深い例が2つありました。

(1)道具(商品やサービス)の環境構造がもたらす「予期せざる」社会的な効果

携帯電話のメールとPCのメールが形成するソーシャルネットワークの差異が、社会に対する適応行動を変える

携帯電話のメールとPCのメールはツールとしての環境構造の差異が人間のコミュニケーションの差異をもたらす

携帯メールは比較的狭く濃いネットワークを形成しやすい環境構造があり、PCメールはその逆である。

その帰結として、携帯メールのヘビーユーザは対人関係をより閉じたものとしてしまい、他者に対する社会的寛容性が低下する。


(2)「いやな人がいるから参加したくない」のでは、コミュニティは進化しない

「いやな側面」(ダークサイド)のあるコミュニティですら、参加を促進する要因は何か?

インターネット上のコミュニティには,しばしばネガティブな要素がつきまとう

ただ、このような状況でも、仲のよい友達がいるのであれば、参加が促進される


いろいろ質問したいことがありましたが、時間がおしていて、質問時間はありませんでした。

工学と社会科学は、結構、相性がよさそうです。





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2009年03月11日

東京工業大学大学院 知的財産戦略マネジメントコースを開講

MOT(技術経営)は基礎研究、応用研究から、他企業、研究機関との連携、事業化、商品化、そして事業経営まで、横断的、俯瞰的に技術をベースに扱います。

その中で、特許、ライセンス、標準化などを扱う知的財産戦略の比重が増しています。

この知的財産分野は、本格的に勉強しようと考えるならば、MOT(技術経営)のコースの中だけでは、不十分だったりします。

あるいは、MOT(技術経営)コースに入学することはないけれども、知的財産戦略を学びたい、という人もいるでしょう。

そんな人のために、東京工業大学大学院が知的財産戦略マネジメントコースを開講します。


募集説明会
平成21年3月30日(月)19時より募集説明会を開催予定です(田町キャンパス9階913教室)。

プログラム受講期間
平成21年5月8日 〜 平成21年7月31日
毎週1回 全13回 (ガイダンス含む)

受講対象者
企業の知的財産部及び特許事務所におけるマネージャー等の中堅スタッフ、研究開発部門、技術企画部門における技術者、研究者のマネージャー、等

受講場所
東京工業大学田町キャンパス(東京都港区芝浦 3 - 3 - 6 キャンパス・イノベーションセンター)8階812教室

申込期間
平成21年3月23日(月)〜平成21年4月10日(金)(締切日必着)


受講料
220,500円(税込)


募集人数
16名

申込方法
願書/理由書に必要事項をご記入のうえ下記の住所までお送りください。(締切日必着)

詳細はパンフレットをご参照ください。


なお、「TAK」さんが直接携わっている訳ではないので、簡単に紹介するだけにとどめます。

このプログラムは、修了証が出るだけで、正式な学位にはなりません。

講師陣は、


東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科の教授陣及び外部講師陣


となっていますが、ほとんどの講師は企業の知的財産部門に在籍していた方々です。

受講料は、大学院の学費に比べると、相当割高です。

受講対象者に


企業の知的財産部及び特許事務所におけるマネージャー等の中堅スタッフ、研究開発部門、技術企画部門における技術者、研究者のマネージャー、等


とありますが、「TAK」さんの考えでは、「知的財産について、浅い知識しか持っていないが、この機会に本格的に学ぶ取っ掛かりとしたい」人に向いているのでは?と考えます。

いつも言うことですが、「仕事が忙しくて、週1回の講義に参加するのが難しい」人は、今は仕事に集中して、このコースには行かない方がいいです。

1回でも休むと、その部分にぽっかり穴が空き、きつい、と考えます。




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2009年03月10日

博士は産業界を活性化できるか?

東京工業大学で行われたシンポジウム「博士」のキャリアイノベーションに参加します。

講演は、脳科学者の茂木健一郎氏と青色発光ダイオードの中村修二氏という豪華な講師陣で、会場は立錐の余地もない、と言いたいところですが、席はまばら、です。

学外者も参加可能なイベントなのですが、あまり宣伝していないし、学生さんも春休みのせいでしょうか?

もったいないことです。

さて、茂木健一郎氏は東京工業大学連携教授をしていますが、ソニーコンピュータサイエンス研究所の所属、中村修二氏はカリフォルニア大学 サンタバーバラ校教授ですが、青色発光ダイオードの発明の対価を巡って、当時所属していた日亜化学と訴訟をしていたように、企業経験が長い方々です。

博士には、アカデミアだけでなく、産業界でこそ、活躍してほしい、という東京工業大学の願いが出ています。

企業側が「博士はプライドが高いくせに、使い物にならない」と敬遠し、博士側も「大学、公的研究機関で働きたいから、博士号を取ったんだ」と企業を希望しません。

その結果、博士が産業界へ進まない、進めない、というのが現状でしょうか?


ただ、お二人の話は、「大企業で安住するな」というものでしょうか?

茂木氏が所属するソニーコンピュータサイエンス研究所は、日本としては珍しく、大学の教授になったり、戻ったりする、キャリア流動性がある機関でしょうか?

ただ、世界の超優良企業ソニーも業績が急激に悪化し、先行き不透明です。

「研究者は自らの実力を磨いて、基本的にフリーランス」を唱えていました。

自分がやりたい研究を企業がやめる場合も珍しくありません。そんな時に、やりたいことをやるには、自分の実力が所属企業以外でも通用すること、がポイントになります。

それをもっと声高に言ったのが、中村氏でしょうか。

アメリカの大学教授は、企業勤務がある人がほとんどです。そして、大学教授がベンチャー企業を経営することも珍しくありません。

中村氏の日亜化学との発明対価を巡る争いは、「企業論理と個人の貢献の衝突」が顕在化した事例です。

「大企業志向の日本を一時離れて、アメリカの起業家精神に触れてみないか?」と熱っぽく語りかけていました。


お二人の熱い思いは、どのくらい学生さんたちに伝わったでしょうか?

企業勤務のある者にとっては、身にしみる話なのですが、経験のない学生さんたちにちゃんと伝わったでしょうか?

「中村先生、茂木先生と語ろう!」というディスカッションの前に、多くの学生さんが退出したのが、気にかかります。

もっとも、「TAK」さんも所用のため、退席したのですが。




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2009年03月09日

コラボレーションはWin-Winの関係がポイント

年度末はいろいろな報告会があります。スケジュールがタイトで重なったりしています。

東京大学でも、

サービスイノベーション ─サービス情報基盤の確立に向けて─

新たなICT 産業創出に向けて 〜情報理工によるイノベーション〜

が同じ時間帯にあります。

後者は1年目なので資料だけもらうことにして、前者は今年で終わりなので、参加することにします。

工学は、ものづくりには非常に貢献してきたけれども、非製造業、特にサービス業への貢献はこれからです。

生産拠点が中国などアジア諸国に移っていきます。これから、日本が生き残るにはサービス業の発展が欠かせません。

いろいろなお話がありましたが、印象に残ったのが、

妹尾堅一郎 特任教授(知的資産経営)の「ものづくりとサービスのイノベーション〜技術、事業、知財の三位一体化〜」が興味深いものでした。

以前は、イノベーション(技術革新)よりもインベンション(発明)が技術開発のポイントでした。

企業内で、あるスーパースターによる発明、その後はチームで基礎研究、応用研究、事業化による技術開発が、競争力の源泉でした。

それから、企業間の競争で、しのぎを削ることにより、日本企業は世界的な競争力を確保していました。

しかし、

・製品サイクルの加速化

・技術の高度化、複雑化

・市場が不透明でリスクが大きい

ことなどから、1社単独での技術開発は難しくなりました。

そこで、複数の企業のコラボレーションによる、オープンイノベーションが主流になっています。

ここで、コラボレーションについて、日本企業と世界の企業で、考え方の違いがあります。

日本では、コラボレーションというと、みんなが平等に負担して、平等に利益を享受すべき、という考えがあります。

グローバル企業のコラボレーションはかなり考え方が違います。

コラボレーションはWin-Winの関係が成立することが前提です。

貢献できることがなければ、コラボレーションに入れてもらえません。

急所の技術を持っている企業は強い立場だし、貢献できるものが少ない企業は多くの負担が必要です。平等な関係ではありません。

日本では、参加だけして、成果だけもらおうとする企業もありますが、グルーバルなコラボレーションでは参加できません。

このようなコラボレーションは放っておいては、成果は出ません。誰かがイニシアティブを取らなければなりません。

実は、産学官連携も、この誰かがイニシアティブを取るWin-Winのコラボレーションに他なりません。

基礎研究が得意な大学、事業化が得意な産業界、制度、基準へ反映する行政のコラボレーションです。

誰かがイニシアティブを取ります。でも誰が取るか?はわかりません。

必ずしも「急所の技術を持っている者」がイニシアティブを取る訳ではありません。

Win-Winとなるメンバー、チームを構成して、誰かがイニシアティブ取る、これがコラボレーションのポイントです。




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2009年03月07日

研究の企画、戦略は誰が構築する?

3/5の独立行政法人 理化学研究所 広報室が発行している『理研ニュース』に、一流の事務部門を目指す「理研を日本の研究機関のモデルにしたい」という特集がありました。


・研究機関を発展させるには、研究・技術・事務の各部門が一体となって取り組むことが重要です

・独立行政法人になって評価・調査・報告などの業務が飛躍的に増えました。IT化や業務委託により効率化を図り、一人ひとりの事務職員が研究者や技術者とコミュニケーションを深め、理研はどうあるべきか、考える時間をつくれるようにする必要があります。

・理研には、研究・技術・事務に次ぐ第四の部門が必要だと私は考えています。
研究と事務の間に立って連携や活性化戦略を幅広く検討する、連携戦略部門を強化する必要があります


という内容でした。

早速いくつかのブログで取り上げられ、好意的に受け取られていました。

ただ、ひねくれているかもしれないけれど、「TAK」さんは、この記事を読んだ時、ドキッと身の毛がよだつ思いがしました。

独立行政法人 理化学研究所と言えば、日本では間違いなく、トップクラスの研究機関です。そこで、この程度のレベル、なのでしょうか?

「TAK」さん自身、以前は研究をしていました。その当時の感覚で、「研究・技術・事務の各部門」という言葉を、物凄くひねくれて解釈すると、

研究:最も高度でえらい仕事。審査論文などを書くこと

技術:実験準備、データ解析、プレゼン資料の整備など、研究職の下請け。ただし、実質的に仕事をしているのは、この人たち。

事務:購買手続き、知的財産申請など、雑用(???)処理。

ということ、でしょうか?

上記にあるように、「評価・調査・報告などの業務が飛躍的に増え、IT化が進んだ」現在、「研究・技術・事務の各部門」のような「封建時代」のようなくくりになっている、こと自体が驚きです。

このようなくくりでは、研究職は自分の研究に専念して(研究だけしていればよい、審査論文だけを書いていればよい)、基礎研究と応用研究、事業化、知的財産、研究の戦略、企画などは、他の人たち(事務?)の仕事、ということでしょうか?

コミュニケーションを深め、一体となるためには、このような「研究・技術・事務の各部門」というくくり、体制を一度壊して、再編することが、急務である感がします。

この記事を読みながら、経済産業省出身で東京大学先端科学技術研究センター経営戦略担当教授で、今は21世紀政策研究所に移られた澤 昭裕先生を思い出しました。

あんなに欲しがっていた物をあげたのにに書きましたが、


研究者は「研究資金が足りない」「大規模なプロジェクトがしたい」と言っていました。

そこで、経営戦略室を設置して、経営戦略室の担当教授がそれらを何とか整備しました。

研究者は大喜びか、と言うと、そうでもありません。

それどころか、「足りない研究資金を何とかしよう」「大きなプロジェクトを呼び込もう」をもがいていた時の方が、活気があった、なんて言われてしまいます。

「三丁目の夕日」という映画があります。何もなかった時代に、これから何でもある時代に向かっていくと予感させるワクワク感があります。しかし、何でもある時代になってみて、何もなかった時代の方がワクワク感が大きかったことに気づきます。「昔は、貧しくても楽しかった」


澤先生が、いらした頃の東京大学先端科学技術研究センターは学内外の産学官関係者を呼んで、インテレクチャル・カフェ、勉強会を頻繁に行っていました。

この「インテレクチャル・カフェ」は、いわゆるサイエンス・カフェとは違って、一般市民が対象ではなく、多様な分野の研究者、教職員、大学院生などが集まり、主として専門外のテーマについて、ゆるい対話を楽しみました。

「TAK」さんもよく参加し、あまりの知的興奮に夢遊病者のようになって、東大の駒場のキャンパスをあとにしたものです。

楽しみな「インテレクチャル・カフェ」でしたが、澤先生が移られてから、ぱったりと連絡が来なくなりました。


希望の灯は消さないためにも、みんなが、もがきながら、模索し、考え続けていくのでしょうか。





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2009年03月05日

新しい取り組みと失敗のリスク

新しいことにチャレンジする時、失敗するリスクはつきものです。

いや、失敗と言うよりも、今後、改善していくための大切な教訓とも言えます。

どんどんリスクを取って行かなければ、変革は起こせません。

ただ、自分ひとりが、コストを負うのであれば、それは必要経費、と言えるのですが、他人を巻き込んでしまう時は、どうすればよいのでしょうか?

講演、セミナー、講義などは、たくさんの人の時間、スケジュール調整、参加費という多大なコストを伴います。

主催者がチャレンジして、内容が参加者のためにならなければ、主催者の今後の教訓だけでは済みません。多くの参加者が迷惑します。


今日のテーマは書くべきか?どうか?迷いましたが、多くの人たちを相手にする先生、セミナー講師の方々に参考になる、と思いますので、あえて書きます。

このセミナーの主催者の方、悪しからず。

このセミナーは、経済問題を扱うのですが、趣向を変えて、航空会社の国際線キャビンアテンダントがゲスト講師でした。


・キャビンアテンダントの仕事
おもてなしの気持ちとビジネス

・心掛けとしてのHAPPY LIFEの秘訣
良いことばかりが起こるための具体的秘策と行動。

・仕事の位置づけ
この中に私は今の仕事をどのように位置づけているか。

・気持ち
先生もご存知のとおり、世のため人のため、という気持ちを常に持ち続けて行動すれば必ず道は開けますし、良いことばかりが起こりますよね。

・良くない考え方
ただ、人間なのでいろいろな欲や、良くない考えをときに持ってしまうこともあります。その辺りをどうするか。

・本物の時代
これからの世の中、会社や組織でも人でも、偽者が消え、本物が残っていく時代だと思います。


というお話が伺えるということで、楽しみに行きました。


●スタッフの空気は客席に伝わる。

スタッフ同士がうまくいっていないと、その空気が客席に伝わります。

満席だと、どうしてもスタッフもイライラしてしまうのですが、笑顔を絶やさずに。


●身体は慣れてくる

最初の頃は、時差ぼけがきつくて、ホテルに着くと、寝てばかりですが、1年もすると、ショッピングが楽しめるようになります。


なんていう話は参考になりました。

この辺の話をふくらませて、ブログ記事にしてもよかったのですが、教訓にしてほしいことを書きます。


●具体例を話すこと

この方は、「いろいろなお客さんがいます。いろいろな経験をします」というように、「いろいろな」が口癖でした。

その「いろいろな経験」の中から、個人情報、企業秘密などに抵触しないように、参加者にシェアする具体的な事例を選んでいただくのが、講演、セミナーです。

ところが、この方は、「いろいろなお客さんがいます。いろいろな経験をします」で終わりなのです。

これでは、参加者には何のためにもなりません。


●質問を理解すること

セミナー講演では、リアルタイムで、質問、回答のやり取りがあります。

講師は、すぐに質問の意味を理解して、回答することが肝心です。

こんな質問がありました。

「フライトでは、難しい客がいたり、突発事項が起こったり、平静、笑顔を保つことが難しいこともあると思います。

心の平静を保つための秘訣を是非教えてください」

この方の回答は次のようなものでした。

「フライトスケジュールが過密にならないように調整することですね」

?????????

フライト中の顧客とのリアルタイムでの対応についての質問なのに、回答は全くずれてしまっています。

質問した方も、悟ってそれ以上は、聞きませんでした。


●講演以外での会場での発言にも気をつけること

会場にこの講師の方の会社と関係する方がいたようで、挨拶をしていました。

この講師の方は、

「○○さんに私のような者の話を聞いていただくなんて、恐縮です」

この発言は、控え室で行われたのならば、構いません。

ところが、他の参加者が多数聞いている会場内でのことです。

すると、「私のような者」の話を聞きに集まった参加者は、○○さんとは比べ物にならない、その他大勢、ということでしょうか?

ずいぶん失礼な発言です。


ここまで、かなり厳しいことを書いてきました。

実は、「TAK」さんはわかっています。

今、一番困っているのは、このセミナーの主催者だということが。

自分のセミナーの新たなチャレンジ、この講師の方のデビューのために自分のセミナーという機会を提供した、

しかし、集まった参加者には申し訳ないことをしてしまった


では、どうすればよいのか?よかったのか?「TAK」さんもわかりません。

でも、この話を皆さんにも是非教訓にしていただきたい、と思い、書くことにしました。




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希望とデザイン

東京工業大学世界文明センターの講座を見ると、


「万博とデザイン:1939年ニューヨーク博におけるアールデコデザインの意味」

講演内容:

かつてない深刻な世界同時不況のなか第44代大統領にバラクオバマが就任した。

彼は「変革」と「再生」をもってアメリカ国民に希望を与えている。

ちょうど80年前のアメリカもまた株価暴落をきっかけとした大恐慌を経験していた。

そのまっただ中、1939年にニューヨーク市で開催された万博は大恐慌の陰鬱な雰囲気を吹き飛ばし、アメリカ国民の目を未来へと向けさせ、希望にあふれる民主主義の国アメリカを演出したと言われている。

この万博がどのようにアメリカの再建を演出したのか、それを「デザイン」という観点から考えてみたい。万博の記録ビデオや当時テレビで放映されたアニメコマーシャルなども上映する予定である。


とあります。

80年前の世界大恐慌後のアメリカで行われたニューヨーク万博がどのようにアメリカの再建を演出したのか、デザインがどのような役割を果たしたのか?楽しみに出かけます。

ところが、実際に行われた講演の内容は、アールデコデザインの特徴、それがニューヨーク万博で広く使われていること、のスライドを使った説明があり、当時のビデオの上映があっただけです。

ちょっと、これってないんじゃない!こんなことのために、雪の中、大岡山に来たんじゃないですよ!

そこで、講演が終わったあとに、講師の方から、直接伺うことにしました。

「「1939年にニューヨーク市で開催された万博は大恐慌の陰鬱な雰囲気を吹き飛ばし、アメリカ国民の目を未来へと向けさせ、希望にあふれる民主主義の国アメリカを演出した」ことの説明がなかったのですが?」

「実は、講演の概要を書いた後に、私自身考え直すことがありまして」


以下は、講師の方と「TAK」さんのお話の要約です。

1914〜1918年の第1次世界大戦前は、アメリカ、ヨーロッパは金本位制という、金と通貨が交換できる制度でした。

これにより、通貨の価値は金で保証されていました。

戦争には、兵器、物資、食料など、大量の需要が発生します。

主な戦場はヨーロッパでしたが、直接の戦場ではなかったアメリカ、日本には大量の製品の発注があり、工場はフル稼働で生産し、設備増強しても、生産が追いつかないほどでした。

アメリカ、日本の企業は大儲けし、「戦時成金」が発生しました。

この発注に大量の通貨が必要なため、金本位制は一時中断していました。

それゆえ、通貨の価値は下がっていました。

さて、戦争が終わり、平和がやってきました。



アメリカ、ヨーロッパは金本位制を再開し、日本も行いました。

ところが、戦争でふくらんだ通貨は、もはや金とはバランスしません。

順調な経済をもたらしていた、兵器、物資、食料などの発注もなくなりました。

そこで起きたのが、1929年のウォール街に端を発した世界大恐慌です。


結局、この世界大恐慌を乗り切ることができたのは、第2次世界大戦の勃発まで、待たねばならなかったでしょうか?

第1次世界大戦はアメリカは直接の当事者ではありませんでしたが、今度はアメリカ自身が戦わなければならなくなりました。

ルーズベルト大統領の要請の下、GM、フォードなどの自動車産業をはじめとする製造業が、通常事業を中止し、軍需生産に集中しました。

この期間に科学技術予算は20倍に増えました。

戦争終了後も、東西冷戦の中、ソビエト連邦との対抗上、宇宙開発、原子力などに、大きな予算が投入されました。

その結果、アメリカは世界大恐慌を克服するだけでなく、世界の科学技術のリーダーとなりました。

実は、第1次世界大戦前後のアメリカの科学技術はヨーロッパからの借り物でした。それが、世界一のものとなったのです。


以上が、アメリカが80年前の世界大恐慌を克服した、簡単な経緯でしょうか?

1939年にニューヨーク市で開催された万博がどのような影響を及ぼしたか?は明確な評価は定まっていません。

では、「デザイン」はどういう意味を持ったでしょうか?

1893年のシカゴ万博においては、建築物はヨーロピアン形式です。一方、1939年のニューヨーク万博では、建築物はアールデコデザインになりました。

この時期に、アメリカはヨーロッパの技術を脱却して、独自の技術を開発した、ことを表しています。


さて、最低限この程度の説明は、講演に来た人々に説明すべきだし、講師も承知していました。

でも、講演の内容は、アールデコデザインの特徴、それがニューヨーク万博で広く使われていること、のスライドを使った説明があり、当時のビデオの上映があっただけです。

世界文明センターの講座に集まる方々は、相当の教養があり、スライド、ビデオを見せただけでは、満足しません。

この女性講師の方は、東大を卒業して、東工大に在籍している、という「TAK」さんと同じパターンの後輩なので、大目に見ることとしましょうか?(論理性が欠けていますね)

再会を約束して、お別れしました。







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2009年03月03日

健康・長寿に関するエビデンス

政策研究大学院大学で行われたライフサイエンス政策研究シンポジウム「社会とつながる基礎研究〜基礎研究をいかに社会還元していくか?」に行きました。

でも、あまり「TAK」さんの興味と合致するものではなかったので、早々に退散したのですが、いただいた資料『人の生活の質(QOL)と生活知財 〜新技術開発から生活へ実装可能な技術開発へ〜』に興味深い「健康・長寿に関するエビデンス」というものがあったので、紹介します。


(1)遺伝子が寿命に与える影響は20〜30%!

つまり、その他の70〜80%は生活習慣を含む、生活・環境要因


(2)女性のほうが長寿だが、長寿者同士では男性の方が身体機能が高い!

平均寿命で明らかなように、女性の方が長寿。

女性は、身体機能が低下しても生きていられるが、男性は何らかの機能障害が死につながってしまう。

同じ100歳の男女を比較した場合、男性の方が身体機能が高い

女性は自然体でも長寿の可能性があるが、男性は積極的な健康づくりに成功しなければ、長寿をなし得ない。


(3)性格は、「明るい、のんき、楽天的」が長寿傾向

○ 明るい、のんき、楽天的、几帳面、創造的、依存心がない

× 競争的、攻撃的、いつも時間に追われている、抑うつ的


(4)血液型はB型が長寿傾向???

一般人の血液型比率と、100歳の人の血液型比率を比べると、後者のB型比率が高い


(5)生活習慣の大原則

・適正な睡眠時間
・喫煙をしない
・過度の飲酒をしない
・定期的に運動する
・朝食を取る
・間食をしない


(6)社会関係の影響

男性は加入する組織が多いほど、参加頻度が高いほど、余命は長い

男性は家族との会話、女性は家族以外との会話が少ない場合、余命が短い

配偶者と同居しない人、社会活動レベルが低い人、情緒的な支援者がいない人、は死亡人数に有意な差



さて、あなたは長生きできそうですか?





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2009年03月02日

東京工業大学が社会人教育院を開設

「燈台下暗し」とは、このことでしょうか?

現在、「TAK」さんが在籍している東京工業大学が社会人教育院を開設する、という話をプレスリリース後に聞きました。

東京工業大学社会人教育院

東京工業大学には、高度な教育・研究をおこなう豊富な人的資源と、それらを基礎とする数多くのCOE(Center Of Excellence)としての機能があります。

社会人教育院は東京工業大学の持つ資源を十分に活用し、社会に対して開かれた大学
として、社会人の皆様のキャリアアップに役に立つ講座を提供いたします。

社会人教育院が提供する講座は、専門性の高い大学院レベルの講座が中心になっています。

A.製造中核人材育成講座

B.キャリアアップMOTプログラム

C.理工系一般プログラム

D.理工学基礎プログラム

一部、学部レベルの基礎的科目も用意されていますので、各プログラム、各講座の内容をご確認下さい。

社会人教育院の講座受講にあたっては、基本的に学歴は問いませんが、用意された講座の内容を良くご確認下さい。

社会人教育院は、特定の講座・プログラムにおいて、文部科学省が定める所定時間数の講座を修了した受講者に、「履修証明書」を発行いたします。平成21年度前期は、「C.理工系一般プログラム」のみが対象となります。


以上が、オフィシャルな公開情報です。

相当わかりづらい、と思いますので、「TAK」さんが解説します。ただ、「TAK」さんは直接の担当ではないので、詳細はホームページの連絡先に問い合わせてください。


●学位プログラムではありません!

修了しても「履修証明書」、学長、研究科長命の修了証明書が出るだけで、修士、博士などの学位は取れません。

「履修証明書」とは、将来、正式に大学、大学院に進んだ場合に、ここで履修した単位を、認定する、というものです。

もっとも、修士、博士の学位を取ったとしても、それがビジネス、キャリアにどう影響するの?と尋ねられると、???でしょうか?

とにかく、大学院レベルの勉強が出来ます。


●正式な大学院へのステップ

「正式な学位が取れる社会人大学院に行きたいけれども、仕事の都合がつけられるか?わからないし、入学試験の準備もしていないし」

と困っている、迷っている人には、夜間、土曜の週1〜2回のプログラムなので、ちょうどよい、と思います。

それすら、仕事の都合で難しい人は、社会人大学院は行くべきではありません。行っても、仕事のスケジュールで十分な勉強ができず、成果は上がりません。

そして、本格的に勉強したいのであれば、このプログラム履修後に、正式な大学院へ進めばよい、と考えます。

大学院の入試は受けなければならない、と思いますが、ここで勉強した分で、ずっと合格に近づきます。





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2009年03月01日

深い感性のテクノロジー

東京工業大学 世界文明センターで開催された講演会「深い感性のテクノロジー」に参加します。

講演テーマは、

「心の深いところで感じる:魂工学が、今、求められている。日本人の情緒感性!」

とあります。

講師はNHK勤務が長かった宮原誠 中央大学研究開発機構 教授です。


工学は、新しい科学技術の発見、ものづくり、には大きな貢献をしています。

ただし、サービス、感性、など、人が関わること、感じること、感動、などを扱うのは不得意です。

でも、工学はこの分野へも踏み込もうとしています。

新しい科学技術の発見、ものづくり、にしか、貢献できないようでは、工学の役割は広がりません。

また、工学に携わる者は、狭い分野を掘り下げて研究、開発に取り組み、視野がどうしても狭くなります。

「人が関わること、感じること、感動」という全体感、高い視野に立つと、工学も研究者、開発者の立場ばかりでなく、利用者の立場も考えることが出来るのではないでしょう。

また、芸術も、昔は、例えば、バイオリンはガダニーニ、ストラディヴァリなど、製作者の職人芸に頼っていました。

いまでは、コンピューター・グラフィック、ディジタル・サウンドなど、芸術の手段にも工学が活用されています。


さて、音楽でも、美術でも、見る人、聴く人の心に響くものと、響かないものがあります。

その違いって、何なのでしょうか?

「見る人、聴く人の心に響くもの」と書きました。

そうです。目で見る、耳で聴く、ではないのです。響くものは、心で見て、聴いて、感じ、心に響くのです。

鳥肌が立つ、ぞくっとする、頭が真っ白になる、

深い感動を伴うものには、身体変化を伴う形容詞があります。

そうです。深く感動すると、身体にも反応が出るのです。


では、早速、感動の経験したいのですが?

講師はNHK勤務が長いので、映像、音楽のデモンストレーションがあるのでは?と期待したのですが、講演はパワーポイントの文字だけでした。

映像、音楽の感動を経験したいのであれば、研究室へ来てください、ということでした。

大学の教室では十分には、感動の経験を伝えられないのかもしれませんが、ちょっと消化不良の講演会でした。






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