2009年08月

2009年08月31日

東京大学知的資産経営総括寄付講座公開セミナー

明日から9月、今日8/31の東京は台風通過のせいか、「肌寒い」感じさえします

台風が通過すると、また暑くなるそうですが

さて、秋のせいか、セミナー、勉強会、研究会の案内がたくさん来ます

今日、紹介するのは、東京大学知的資産経営総括寄付講座公開セミナー

毎月1回木曜日にあります。

場所:三菱ビル コンファレンス・スクウェアM+(東京駅直結)

時間:18:30〜20:30

第6回 9月24日(木)
続・イノベーションイニシアティブ 妹尾堅一郎 

第7回 10月15日(木)
大学発ベンチャーと知的資産経営 各務茂夫

第8回 11月26日(木)
グローバルエコシステムにおける中国・インドの台頭 元橋一之

第9回 12月17日(木)
社内における新規事業創造のプロセス 中野剛治

第10回 1月21日(木)
知的資産ビジネス塾2009を振り返って 各教員



「TAK」さんは、どうするかって?考え中です。現在、秋の計画を作成中です。




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2009年08月30日

芝浦工業大学MOTトップセミナー2009

芝浦工業大学MOTトップセミナー2009という案内が来ました。

計8回ですが、すべて土曜日の午後に開催されます。

■日時: 2009年9月19日(土)〜2010年1月16日(土) 13:00〜14:30

■場所: 芝浦工業大学 豊洲キャンパス教室棟2階 大学院事務課窓口
       
■概要
・様々な業界のトップの方々をお招きし、「MOT」について計8回にわたりご講演いただきます。

■参加条件
 ・MOTに興味のある方。
 ・参加費無料、受講回数制限なし。
 ・申込人数枠(全て30名)が超過した場合は申し込み順になります。

■公開授業内容

日時 授業内容

2009年9月19日(土)
13:00〜14:30 『イノベーションとMOT―東芝の事例』
  株式会社東芝 顧問 有信睦弘氏

2009年9月26日(土)
13:00〜14:30 『Lessons from the financial crisis of 2008/2009,can we
prevent another one and how do we protect ourselves,if not?』
  CEO of Wao Capital S.A. Mr.Manuel Wisotzky氏

2009年10月10日(土)
13:00〜14:30 『日本のナショナルイノベーションシステムの課題』
  社会技術研究開発センター センター長 有本建男氏

2009年10月24日(土)
13:00〜14:30 『自動車産業発展の歴史、豪亜地域の現状の課題とトヨタの取組
み』
  トヨタ自動車株式会社 専務取締役 岡部聰氏

2009年11月14日(土)
13:00〜14:30 『化粧品業界と資生堂の研究開発戦略』
  株式会社資生堂 執行役員 東久保和雄氏

2009年11月28日(土)
13:00〜14:30 『住宅市場の現状及び住宅産業の課題』
  橋本総業株式会社 代表取締役社長 橋本政昭氏

2009年12月19日(土)
13:00〜14:30 『技術ポートフォリオ戦略(仮題)』
  株式会社アプリックス 代表取締役 郡山龍氏

2010年1月16日(土)
13:00〜14:30 『エレクトロニクス(FPD)業界の現状と課題』
  東レエンジニアリング株式会社 取締役 堀江正俊氏




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2009年08月28日

大学院入試 口述試問、面接編

大学院入試 考えていることを、とにかく書くこと!を8月上旬に書きました。

多くの方から、「是非、口述試問、面接編もお願いします!」というリクエストがありますので、今日はそれを書くこととします。

口述試問、面接で試されることは、

●専門事項

●「なぜ志望したか?」「これまで何をしてきたか?」「入学後何をしたいか?」「(社会人の場合)勤務と両立可能か?」

ではないか?と思います。

それゆえ、これに絞って話します。

これ以外のことを質問されたからって、「「TAK」さん、どうしてくれる?」なんて言わないでください。


●専門事項 「知っていること」をわかりやすく話すこと


聞かれている質問に的確に答えられるか?が主なポイントです。

無意識にでも、論点をずらしたり、はぐらかしたり、ごまかすと、大きなマイナスになります。

質問する方の教員は、その道の一流の専門家です。知識、経験でも、あなたよりずっと上です。

そんなの、当たり前のことです。

「知っていること」をわかりやすく、話してください。


質問「どんな方法で検証していますか?」

回答「この課題は、複雑でいろいろな方法で試しています」


これでは、回答にならないことは、わかると思います。

しかし、実際に質問していると、「いろいろな」で終わってしまう回答が多いのです。

これは、「理解していない」「専門知識が全く不足」という判定になります。

具体的に、自分が行っている方法を、答えてください。


●「なぜ志望したか?」「これまで何をしてきたか?」「入学後何をしたいか?」「(社会人の場合)勤務と両立可能か?」「大学院で学んだことを、どう活かしていきたいか?」

面接に臨む際には、この質問には、当然、準備している、と想定しています。

にも、かかわらず、はっきり答えられない人が多いのも事実です。

上記事項は、明確にして、しっかり答えられるように、してください。

相手が期待しそうな事柄を想定して、取り繕うとしても、どこかでボロが出ます。


9月の残暑の頃には、皆さんからの合格通知を待っております。

最後の追い込み、頑張ってください!




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2009年08月26日

東京大学イノベーションマネジメントスクールの参加者募集

文字通り、「燈台下暗し」ならぬ「東大下暗し」でした

「「TAK」さん、今週申し込み〆切の東京大学イノベーションマネジメントスクールのことですけど?」

「えっ?それ何?」

正直言って全く知りませんでした


東京大学イノベーションマネジメントスクール

【受付期間】2009年8月24日(月)9時〜2009年8月28日(金)15時

となっています。もう〆切間近です。

授業時間は、

原則毎週水曜夜(18:30〜21:45)

なので、社会人が参加可能です。


どうやら、東大がまた、大きく舵を切り返そう、としているのかもしれません。

数年前、東大が同じ時間帯にMOT(技術経営)をトライアルで行った時、多くの社会人が集まりました。

ただ、参加者からは、不満の声が出ました。

「仕事を早めに終えて、東大に勉強に行っているのに、全然成果が出ない」

先生たちは怒りました

「大学院は専門学校じゃないんです。すぐに成果が出ること教えるんじゃないんです。

高度な学問を研究し、教育する場です」

そして、この夜(18:30〜21:45)の時間帯のMOT(技術経営)のクラスはなくなり、東大は専門職大学院MOT(技術経営)ではなく、工学系大学院の一部としてTMI(技術経営戦略学)を設置しました。

時間帯は、社会人が就業後に参加できるものではなく、事実上の「社会人排除」では?とも受け取れました。

それが、また社会人受け入れへ舵を切ろうとしているかのようにも見えます。

いささか、所感が長くなりました。

以下が募集概要です。


●概要

「プロイノベーション時代における、イノベーション・競争力強化に資する事業戦略と(標準化を含む)知財マネジメント」に焦点を合わせ、技術、知財、ビジネスモデルの三位一体戦略を立案する人材の基盤を育成する、半年間の集中人財育成事業を実施します。

・学習内容

このスクールで学ぶことにより、

(1)プロイノベーション時代という時代認識に基づき、「製品・サービス特性(アーキテクチャ)」「ビジネスモデル」「知財マネジメント」を相互に有機的に結びつける三位一体経営によって、「市場拡大」と「収益確保」を同時達成できるような事業戦略の構築について、その基礎を学び、応用を検討できる基盤を培えます。

(2)特に、その戦略の具現化を可能ならしめる「権利化と秘匿化」「公開と条件付ライセンス」「標準化によるオープン」「ブラックボックスによるクローズ」等の使い分けなど、新時代の知財マネジメントの基礎を学び、応用を検討できる基盤を培えます。

(3)これらを通じて経営幹部候補生に必要な知的基盤能力(気づき・学び・考える)を開発する起点を設定できます。

●形態・方法

【教育学習モデル 「学習支援」と「互学互修」】

単なる一方的な知識習得ではなく、「考えるために知識を習得し、知識を使って考える」ことを志向します。受講生の「気づき・学び・考える」能力開発を前提として、受講生間・受講生と講師間の「学び合い・教え合い」を基本とし、コンセプトやモデルを具体的に案件に則して活用する思考力を開発します。つまり、議論を通じて「考える力」を育成ことを主眼におきます。以下が毎回の授業のプロトタイプです。

(1)ワークショップ&セッション形式を主体とした授業(90分2コマ/回)。

(事前)事前課題によるウオーミングアップ(レポート事前提出)
(当日) 提出されたレポートを踏まえた、講師による問題提起・講義45分 (当日) 各自のレポートを基にしたグループ討議と論点抽出45分
(当日)グループからの論点提起と講師采配によるクラスセッション60分
(当日) 講師による整理と省察30分
(後日) 事後課題と講師による採点とフィードバック

(2)グループによるプロジェクト型の演習(90分2コマ/回)。

(事前)事前課題による各班のワーク(レポート事前提出)
(当日)各班のプレゼンテーションとクラスセッション
(後日) 事後課題と講師による採点とフィードバック

(3)これらとは別に、始業式、修業式等を行います。

●受講生(対象・履修条件)

以下の者を中心に全体で20名+α程度を予定しています。

企業において新規事業立案を担当する(シニア)マネージャー、それらを支援する関連分野の専門職等。

企業の知財部門や研究開発部門の(シニア)マネージャーで、今後、より事業企画関連の業務に携わろうとする者。

これらに関連する中央官庁の政策関係者、大学関係者、公的研究機関の者。

関連する弁護士・弁理士、ジャーナリスト等も含みます。

(なお経営一般の基礎知識を前提としますが、応募時点での知財マネジメントに関する予備知識は必要はありません。)

(30歳代から50歳代まで、平均40歳程度になることを想定しています。)

受講生には、事業戦略と知財マネジメントに必要な基礎的な関連知識とスキルならびにマインドの修得を真摯に望む問題意識と態度、かつ一般的な基礎学力と知識・教養等が求められます。


●講師陣

小川紘一(知的資産経営総括寄附講座 特任教授)

各務茂夫(産学連携本部 教授)

新宅純二郎(経済学研究科 准教授)

妹尾堅一郎(知的資産経営総括寄附講座 特任教授)

立本博文(ものづくり研究センター客員研究員、兵庫県立大学 准教授)

元橋一之(工学研究科技術経営戦略学専攻 教授)

渡部俊也(先端科学技術研究センター 教授)


●スケジュール・内容

2009年10月〜2010年2月(予定)

原則毎週水曜夜(18:30〜21:45)

全13回+始業式、修業式

●その他

(1)受講料:無料 ただし、教材費等の実費として10万円をご用意ください。

(2)受講生の数、レベル、進度等を勘案して、内容が変わる場合があります。

(3)毎回事前課題、事後課題を課します。

(4)全回の出席を前提にします。欠席は原則として認めません。



「TAK」さんも「●受講生(対象・履修条件)」を満足するので、応募できます。

でも、今、別の計画を考えています。固まってきたら、お話します。





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2009年08月23日

「思い出のメロディー」は曲がり角?

昨晩、NHKの「思い出のメロディー」を見ました。

この番組は、1969年(昭和44年)に始まったものです。

テレビ放送が始まったのが、1953年(昭和28年)ですから、当初は、テレビ放送が始まった頃からそれまでのメロディーを紹介していれば、よかったでしょう。

でも、テレビ放送が始まってから、50年以上経つと、そうもいかなくなります。

中堅層から高齢者など、年代によって、懐かしいメロディーも異なります。10年前のメロディーが懐かしい人もいれば、30年以上前のメロディーが懐かしい人もいます。

ここしばらくは、夏に番組が行われることから、「青春」「夏」など、テーマがありましたが、今年は、それがなく、ぼけていました。

また、Youtubeのおかげで、自分用の「思い出のメロディー」が出来てしまいます。

Youtubeには、昔の「NHKの「思い出のメロディー」」が掲載されていますが、こちらからセレクトした方がよさそうです。

途中から、番組を見るのをやめて、Youtube探し、になりました。

いい加減に古いのですが、夏に行われるこの番組の定番が

岡本敦郎の「高原列車は行く」

夏と言えば、

ワイルドワンズの「想いでの渚」

グループサウンズつながりでは、

ヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」

島谷ひとみの16ビートとは、違ったオリジナルの8ビート、12弦ギターの響きが何とも言えません。

やはり、15年前の「思い出のメロディー」で、放送された、

あべ静江の「みずいろの手紙」

まだ、きれいですね!

きれいといえば、

橋幸夫・吉永小百合の「いつでも夢を」

本当に可愛いですね!

この番組に出るような、スターでも、浮き沈みがあります。

視聴者としては、懐かしい曲を聴きたいのに、最近のヒット曲を歌う場合があります。

例えば、

島倉千代子であれば、「東京だよ、おっかさん」

を聞きたいのに、「人生いろいろ」

森山良子であれば、「この広い野原いっぱい」

を聞きたいのに、「涙そうそう」

とか、番組の主旨を考えれば、懐かしいメロディーをお願いしたいです。

そして、懐かしいの定番は、舟木一夫の「高校三年生」でしょうか?


それにしても、Youtubeの充実振りには感激しました。

ここ数ヶ月で、以前はなかった曲がアップされています。

例えば、

パペーテの夜明け

空と海と太陽と

フランク・プールセルのオリジナルを期待したのですが、牧 麗子という歌手が日本語の歌詞をつけて、歌っていたのですね

貴様と俺

青春ドラマの原点でしょうか?

空に燃えてるでっかい太陽

腕に抱えた 貴様と俺だ


楽しいYoutubeサーフィンでした。






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2009年08月22日

土曜日の活動再開 政策研究大学院大学「技術革新と社会変貌」公開セミナー

夏休みモードで、土曜日は2週連続で、午前中はテニス、午後はのんびり、だったのですが、そろそろ活動再開です。

参加するのは、政策研究大学院大学「技術革新と社会変貌」公開セミナー

このセミナーでは、

(1) イノベーションはどのような条件下で生じ、その成果がどのように普及してゆくのかという、「イノベーション論」の視点

(2) 技術革新と社会変貌をとりまく、「科学技術政策」の視点

(3) 各技術分野における技術革新が、社会をどのように変えるのかという、「先端科学技術」の視点を中心として、主要と思われるテーマを設定し、

講義を行う、そうです。

以下のようなスケジュールになっています。

全部参加するのは、無理そうなので、ところどころ参加します。

お会いしたら、よろしく

日時: 2009年8月22日(土)、8月29日(土)、9月5日(土)9:00−18:10、2009年9月11日(金)18:30−20:00

場所: 政策研究大学院大学(東京都港区六本木7−22−1)

外部聴講者人数:制限無し

参加費:無料

2009年8月22日(土)

9:00-10:30 序論/生命科学と知的財産 隅藏康一 政策研究大学院大学

10:35-12:05 産学連携と技術移転 丸山瑛一 政策研究大学院大学/理化学研究所

13:20-14:50 イノベーション測定指標とデータベース構築 鈴木潤 政策研究大学院大学

15:00-16:30 ビブリオメトリックスによる世界の研究動向の分析 桑原輝隆 政策研究大学院大学/文部科学省 科学技術政策研究所


2009年8月29日(土)

9:00-10:30 科学技術政策とイノベーション 永野博 政策研究大学院大学

10:35-12:05 技術予測等から見た人材育成の視点 奥和田久美 政策研究大学院大学/文部科学省 科学技術政策研究所

13:20-14:50 技術革新に貢献する日本の中小企業 橋本久義 政策研究大学院大学

15:00-16:30 歴史研究と科学技術政策 佐藤靖 政策研究大学院大学

16:40-18:10 科学技術活動の計量分析 丹羽冨士雄 政策研究大学院大学

2009年9月5日(土)

9:00-10:30 知的財産マネジメントと産学官連携 齋藤裕美 政策研究大学院大学

10:35-12:05 遺伝子技術が人間の行動を解明する 石浦章一 東京大学

13:20-14:50 国のイノベーションシステムとイノベーション政策 後藤晃 政策研究大学院大学/公正取引委員会

15:00-16:30 モバイル・インターネット 新井均 ネクシム・コミュニケーションズ株式会社

16:40-18:10 アジア・イノベーション・システム:台頭する中国とインド 角南篤 政策研究大学院大学

2009年9月11日(金)

18:30-20:00 特別講義 宇宙の中の地球 小久保英一郎 自然科学研究機構 国立天文台




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2009年08月20日

動的平衡と、人間の静的な理解のギャップ

青山学院大学の福岡伸一教授から伺ったお話です。


人間は時間を止めてしか世界を見ることができない。私たちがありのままだと思って見ている世界は、因果関係を求めるという人間特有の見方に従って現れただけの像に過ぎないのかもしれない。


花粉症を例にあげますと、花粉が侵入したときに出るヒスタミンという情報伝達物質を遮断すれば、鼻水やくしゃみは軽減できます。これは生命の流れを止めて見たときに得られる因果関係の思考です。

そこで作られたのが抗ヒスタミン剤です。服用すると薬の成分が先回りしてヒスタミンレセプターをブロックします。花粉が来たときにヒスタミンが出ても、ヒスタミンレセプターにくっつけない。だから抗ヒスタミン剤を飲めば、花粉症の諸症状は緩和されます。

ただし、その効果は“その場に限って和らぐ”というものです。

問題は、生命は動的平衡であるため、それでは済まないということです。人の身体は、ヒスタミンを出しても受け取る細胞が反応しないからもっとヒスタミンを出す。一方、受け手の細胞もより多くのヒスタミンレセプターをつくるようになる。つまり、抗ヒスタミン剤を飲み続けると、より過激な花粉症になるというわけです。

自然現象や生体や生命は機械論的なものではありません。ある現象にピンポイントで介入すると、その場で効果をもたらしはします。でも、介入し続けると逆の方向に生命のしくみが動き出してしまいます。

局所で効率を上げると得をした気分になるかもしれません。しかしその結果が、全体に悪い影響を及ぼすこともあります。機械論的な観点は物事の本質的な解決にかならずしもつながりません。

では、動的平衡の考えでは、例えば花粉症に対し、どういう答えを用意しているのでしょうか?

「騙しだまし付き合うしかない」ということになります。動的平衡は明確な回答を与えません。じたばたしても駄目だと教えてくれます。

人間が流れを止めて、因果関係のパターンを抽出するのは、脳の癖ですからしかたない。ただ、「癖を通じてしか物事を見ることができない」ことを知った上で見るのと、そうでないのでは物事の見え方は違います。相対化できるところが人間の能力だと思います。




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2009年08月18日

先進的工学教育講演会の案内

夏休みも終わりが見えてきました。と言っても、小中高生にとってで、大学、大学院は9月いっぱい夏休みです。

でも、9月には、いろいろな催しがあって、案内がきます。

今日来たのが、先進的工学教育講演会 国際社会を担う科学技術のグローバル発信とリーダ基盤の確立

なお、まだURLがありません。

グローバル化の進展の中で、国際社会の将来を創るグローバルリーダを養成することは、高等教育機関の重要な役割です。

グローバル化は世界をフラット化するという見方に対して、地域・文化の差異による区々の進展により進むという"セミグローバル化"視点の論もなされています。

これに対して、日本はグローバルな"課題先進国"としての経験・知見を以って日本の特徴・良さを活かしつつ、グローバル・セミグローバル社会の将来を創造していくことが必要です。

このような状況において、東京大学工学系研究科は、グローバル社会での東大発の科学技術とリーダ基盤の確立の役割を担っています。

本講演会では、特に次世代の国際リーダ養成の観点から、グローバル産業からの国際リーダ教育への要求、必要なグローバルリーダ教育の要素等について議論し、今後の方向を展望します。


<プログラム>

1:00      受付開始

1:30-1:35  開 会  
   
1:35-1:50 趣旨と背景:  国際社会を担う科学技術とリーダ基盤の養成  
  鈴木眞ニ 東京大学大学院 工学系研究科 教授、 工学教育推進機構長 

(1:50-3:30) 招待講演2件:  国際化教育は、工学系においてなぜ重要か 

1:50-2:40 招待講演1: グローバル人材とリーダの養成 (仮題)
Greg Grimes, Senior Director Human Resources, Cisco Systems G.K. 

2:40-3:30 招待講演2: グローバルリテラシ教育 (仮題)
一色正彦、 総括参事、パナソニック? IT教育研究所

3:30‐3:40  休 憩

3:40‐4: 50 パネル討論: 世界における国際化教育の潮流と日本の高等機関の役割 

上記講演者等

4:50    閉 会 


参加申込み方法: 電子メールにて以下の事務局にお申し込みください。

なお、当日受付にてお名刺等とともに直接お申し込みいただくこともできます。

申込み先: 東京大学大学院 工学系研究科 工学教育推進機構  講演会事務局

電子メール: secretary-esp @ t-adm.t.u-tokyo.ac.jp  
      
Fax: 03-5841-8917 Tel: 03-5841-8800






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楽しそうに世界記録 ボルト選手

090818ボルト「早起きは3文の得」と言いますが、朝5時前に起きる「TAK」さんは、ボルト選手の100m世界記録をリアルタイムで見ることができました。

別に、見ようと意気込んでいた訳ではなく、たまたま起きてテレビをつけたら、ちょうど決勝の時間でした。

昨年の北京オリンピックの時、終盤を楽しそうに、力をゆるめて、手を振って、それでも9秒69の世界新記録だったのが、印象的でした。

その時のアナウンサーが言っていた「究極の欽ちゃん走りだ!」が言い得ています。

さて、今回は、最後まで力を緩めることなく、ゴールして9秒58と自らの記録を
秒11も縮めています。

090818カール・ルイスかつての短距離の王者カール・ルイス、ベン・ジョンソンらは、真剣な男と男の戦いを、最後まで演じ切る、という、力と力の勝負でした。

ゴールまで、最後の力を振り絞って、手に汗握る、死闘というのがふさわしかったでしょうか?

ところが、ボルト選手を見ていると、なんと言っても、「楽しそうに見えてしまう」のです。

本当は苦しいのか?つらいのか?いや、実際に楽しいのか?本人に聞いてみないとわかりませんが。


「楽しそうに世界記録」これこそ、「技の極み」ではないでしょうか?





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2009年08月15日

お台場 屋形船の夕涼み

今日8/15 東京は32℃、湿度は40%と、いつもの夏ならば、サラッとした、さわやかな夏の1日なのですが、冷夏気味の今年としては暑い1日でした。

そんな訳で、少し涼みたいので、今日のテーマは「お台場 屋形船の夕涼み」

いえ、「TAK」さんが参加したのではありません。

お友達の慶應MCCのI編集長からいただいたので、紹介します


隅田川2お世話になっている知人の方の企画、お声がけにより、屋形船での親睦会に参加しました。

当日の朝は、ぱらぱらと雨の降る空模様。参加者誰もが心配していたお天気も、皆の願いが通じたのか、夜には心配も吹き飛び、潮風が気持ちのいいお天気となりました。本当に楽しい屋形船になりました。

品川から出発し、お台場付近で停泊し、その後隅田川を少し上り、最後品川に戻ってくるという2時間半のコースです。

夜景がとても美しく、屋根にも上がれる屋形船だったので、潮風に吹かれながら、夜景も存分に楽しみました。

また食べきれないほどのおいしいお料理にも舌鼓を打ち、目に舌に、とても楽しい屋形船でした。

でも何より楽しかったのは、参加された皆さんとの交流です。

隅田川1初めてお会いする方も多く、楽しいだけではなく、話題も豊富で、いろいろな刺
激を受けます。あちらこちらから、笑いも絶えず、2時間半の屋形船の旅は、あっという間でした。

ここの集まる方々は、企業、職種、役職、年齢、性別など、社会的な身分など関係ありませんが、皆さん、さまざまな経験をされ、思いや志の高い方々ばかりです。

私はいつもいつも刺激を頂くばかりです。そんな方々の仲間に私も入れていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。

皆さんも、ぜひこの夏、素敵な思い出を作ってみてくださいね。


読んでいるだけで、お台場の屋形船の夕涼みを味わうことができたさわやかな、お知らせでした






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2009年08月14日

課題発見のプレ東海地震

090811サッポロ被害に遭われた方々には、不謹慎だけれど、大昔、耐震工学者だった「TAK」さんは、こういう物の見方をしてしまいます

東海地震の被害想定地区は、当然ながら、地震国である日本の中でも、最も地震対策が進んでいる(べき?)地域である、と言えます

その、進んだ対策を取っている地域に、想定されている東海地震よりは、ひと回りか、ふた回り小さい、震度6弱の地震が来た、とは、「絶好の防災訓練、リハーサル」とも言えます。

090811東名東名高速道路の崩落、を見ると、長く伸びる鉄道、道路などのインフラは、どんなに対策しても、どこかしら弱い部分が、どうしても存在し、そこが壊れてしまう、ことを示しています。

地震直後には、復旧に不可欠な交通インフラが損傷しており、まず、その部分の復旧が急務のようです

住宅は、耐震対策をしたものとしないもので、被害の差があったようです。

耐震対策は、考え出すと、きりがない、のですが、古い建築物については、最低限、新耐震基準(1981年)はクリアしたいものです

今回の、この貴重な「絶好の防災訓練、リハーサル」をどう活かすか?がさらに大切です




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2009年08月13日

夏休みの自由研究 社会人大学院編

大学院は7月末で終わり、新学期は10月ですから、2ヶ月間の長い夏休み

もっとも、ほぼ全教科のレポート提出の〆切が8月上旬なので、7月末から8月上旬は「ハードな夏」でその後やっと夏休み

もっとも、この長い夏休みに「何もしない」ともったいないことになります。

「TAK」が通っている大学院では、各自テーマを選んで、夏休みの自由研究を行います。

まるで小中学生のようですね。

夏休み初めのゼミで、研究テーマ、夏休みの研究計画を発表し、夏休み終わりの合宿で、研究成果を発表する、なんてスケジュールです

社会人大学院を目指す人は、「夏休みも勉強なの!!」と思うかもしれませんが、これがいいんです。

各自が「やりたいテーマ」をスケジュールを自分で作って、計画管理し、最後にみんなの前で発表する、から、研究が進みます。放って、おくと、結局さぼってしまって、何もしません。もっとも「TAK」さんは研究は好きではないのですが、

さて、「TAK」さんは、テーマを決めかねていました。

いえ、思いつかないのではなくて、二つあるんだけれど、どっちにしようか?決めかねていました。

(1)「産学連携研究進め方に関する一考察(分散型同時並行的進行の観点から)」

(2)「再生可能エネルギーを導入するエネルギー事業のビジネスモデル」


そこで、先生、社会人大学院の皆さんに選んでもらうことにしました。

結果は、圧倒的に(2)の方がいい、ということです。


なぜ、(1)は棄却されたのでしょうか?

「産学連携といっても、製薬メーカー、電機メーカー、建築業あるいは、金融、保険など、業界によって、進め方が全く異なります。

もちろん、共通の問題、課題もありますが、一ヶ月の研究では、活用できる結果を導き出すことは期待できません」


「大学にいると、(1)については、いろいろ聞く機会あります。だいたい、どんな結果になるかもわかります。

「TAK」さんだってわかるでしょう?うまくいかない原因は、

・遠隔、並行作業が原因

複数箇所で、同時並行的に作業が進むがコミュニケーションが不十分?

・ビジョンの共有化不十分が原因

産業側と大学側の目的が異なるのは当然だが、お互いの考えが共有化されていない?競合関係の企業、大学が存在することもあり得る?

・推進体制が原因

参加者が他と兼任で、意識に乏しい?リーダーの資質に問題?

なんて、ところにおさまります」

すなわち、従来から指摘されている問題、課題、それに対する解決法の範囲内になってしまうのでは?ということでしょうか?


では、なぜ(2)が選ばれたのでしょうか?

「(2)については、エネルギー系の先生の研究が圧倒的です。MOT(技術経営)の視点からの研究だと、どういう結果になるのか?楽しみです」

「(2)については、一般論、総論はよく聞きますが、では具体的にどういうビジネスモデルがあるのか?については、あまり聞いたことがありません。是非聞きたいです」

「(2)の研究成果から、どんな産学連携のネタがありそうか?(1)にも結びつきます」

すなわち、何かしら、新しい切り口を見つけては、ということでしょうか?

では、この夏休みは、(2)をやって、(1)はもっと事例を集めてから、取り組むこととします。





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2009年08月11日

緊急地震速報は有効!

今日8/11は台風の予想進路が東京を直撃します

電車は動いているかしら?

いつも朝5時に起きる「TAK」さんは、心配しながら、テレビを見ていました

その時です。東海地方が赤色になった日本地図と、「緊急地震速報です。」というアナウンスがありました。

「訓練放送している場合ではないだろう!」と半信半疑でした。でも、何かあるかもしれない。そう思っていました。

数秒後でしょうか?地震の揺れを感じたのは。

「TAK」さんは、緊急地震速報の有効性を疑問視していました。

「数秒後に地震があるって、聞いたって、何もできやしない」

違うんです。

数秒前に地震が来るって、知っていて、地震が来るのと、いきなり知らずに地震が来るのでは。

まず、これから地震が来る、という心構えができます。これが一番大きいでしょうか?

台風に地震と、文字通り、二重苦ですが、緊急地震速報の威力を実際に認識することができました

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2009年08月09日

グレーゾーンとけじめの難しい関係

東大の内田麻理香先生の「仕事と非仕事の境界」


仕事(研究)とそうでないもの、そんなものに境界はない。むしろ、境界がないグレーなところから「何か」が生まれるのだと思っています。


その通り!!!拍手!!!

そして、


まずは、先月の末に参加したこちら(有給とったよん)。


この「有給とったよん」が、グレーゾーンとけじめの難しい関係を物語っています。

実は、「TAK」さんが直面している難しい問題でもあります。

産学官プロデューサーの「TAK」さんは、プロジェクトの中間報告が大学であれば、「仕事」として参加します。

プロジェクトとは直接関係ないけれども、関連するテーマの講演があれば、これも取りあえず、「仕事」でしょうか?

けれど、だんだん境界があいまいになってきます。

「今後の産学官連携」などという講演は、「仕事」で行くべきなのでしょうか?有給休暇をとって行くべきなのでしょうか?


社会人大学院(私費で時間外参加)に行くようになってから、単純にオフィスにいる時間が減ったので、上記のような場合、極力、直接関係しているプロジェクト関連(この場合、白?黒?どちらかしら?)にのみ参加しています。


大学の先生から、「「午後は東大、東工大に行ってきます」というのはどうでしょうか?」

と聞かれます。

委託研究の打ち合わせ、など、明確な目的があれば別ですが、そうでないと難しいのではないでしょうか?


せちがらい、と言えば、せちがらいけれども、有給休暇をとって、私費で時間外参加だから、堂々と活動できるとも言えます。

この問題に、スパッと割り切れる明解な解はないでしょう。つれづれ想いをめぐらせてみました。

今なら間に合う 取り戻せ!教育力
向山 洋一
小飼弾の 「仕組み」進化論
小飼 弾
2010年の企業通貨―グーグルゾン時代の...
野村総合研究所情報通信コンサルティング一部企業通貨プロジェクトチーム
イノベーションの新時代
M S クリシュナン





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2009年08月07日

大学院入試 考えていることを、とにかく書くこと!

東京は、不安定な天候を脱して、ようやく夏らしい天候になって来ました

でも、普段なら、一番暑い時期なのに、空を見上げると、何となく、夏の終わりの頃の何となく、さみしい感じが漂っています

「暑い!暑い!」と文句をいいながらも、やっぱり夏らしい日がいいみたい、です

ところで、いよいよ大学院入試が迫ってきています。

昨年、8月19日に「大学院入試 考えていることを、とにかく書くこと!」を書いたところ、

「「TAK」さん、もっと早く教えてくれれば、よかったのに!」

という声が多かったので、この時期に再掲します。



大学入試は受験者が極めて多くて、ある程度、学力の差が出るような問題の設定にします。

一方、大学院入試では受験者は比較的少数です。

ここで、見たいのは、大学院教育に対応できる、基礎学力、論理的な判断力、思考を組み立てる力、などです。

これらを見るために、論述試験が出題されることが多い、と思います。

論述試験では、あなたは頭の中でいろいろ考えを組み立てます。

ただ、うまく行かずに、一度組み立てたものをばらして、再構築したりします。

採点官が採点するのは、「あなたが頭の中で考えたこと」ではなく、「答案用紙に記述されたこと」です。

なんだ、当たり前じゃないか?ですって?

何度か書いては、消して、結局、数行しか書かれていない答案をよく見かけます。

おそらく受験者は、頭の中でいろいろ、何度も考えたのでしょう。

但し、採点対象となるのは、この書かれている数行だけ、です

例えば、「600字程度で記述せよ」という設問に、100字程度しか書かれていな
のでは、合格ラインには達しないでしょう

なんでもかんでも書けばよい、とは言いません。

でも、考えたことはとにかく書いてください。完全には満足いくものではないかもしてないけれども、とにかく書いてください。

書かれていないと、採点のしようがないんです。点があげられないんです


数学でも、大学院レベルでは、計算能力よりも論理的思考をみます。

工学系では、「工学では結果が間違っては意味がない」と答が不正解だと0点の採点官もいますが、大部分の採点官は部分点をくれます。

計算だけ、書きなぐっていると、答が不正解だと、部分点をあげられません。

「○○の定理により、××を求めると」

「ここで、○○の公式を適用して」

のようにプロセスを書いておけば、たとえ最後の答が間違っていても、途中まで正しければ、部分点がもらえることもあります


繰り返しになりますが、採点の対象となるのは、あなたが頭の中で考えたことではなく、答案に書かれていることです。

考えていることを、とにかく書いてください!

いい知らせを待っています!






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2009年08月06日

対話し、交流する場「カフェ」について

聞く・考える・対話する・気づく Learning Barで、「対話する・気づく場」について、書きました。 

「脳カフェ」の試み??人文学にとって現場とは何かにカフェの興味深い記述がありました


科学の専門的知識を社会のなかで議論する場として、すでに「サイエンス・カフェ」が各地で試みられている。

また、哲学思想系の「哲学カフェ」も草の根的に実施されている。

「脳カフェ」では、大学の教室やセミナー室とは異なる場所で、飲食しながら気軽に議論できる場づくりが重視される。

第1回目「しなやかな脳、柔軟な社会」は初年次活動センターで実施され、45名ほどが集まった。

狭い部屋だったので、独特の親密感のなかで議論が交わされた。

第2回目「記憶を取り戻す!? 食べて治す認知症」は、学内の軽食レストラン「イタリアン・トマト」で実施され、30名ほどが集った。

実際のカフェでたしかにおこなわれたわけだが、しかし、プロジェクターやマイクを準備することで、逆説的にも、カフェが教室化してしまうという逆効果も生じたようだ。

実は「本物のカフェ」がそのままで「公共的なカフェ」であるわけではなく、そこで知的交流を成立させるためには適切な工夫が必要なのである。

第3回目「道徳って何?―脳科学が明らかにする道徳的認知のメカニズム」は、18号館4階の多目的オープン・スペースで実施され、40名ほどが参加した。

たしかにこのスペースはセミナー室の一角にあって、一般の人間がふらっと立ち寄るような場所にはないので、クローズドな雰囲気だった。しかし、机と椅子を自由に配置することで、リラックスした議論のできる空間設営に成功した。

こうした現場づくりには数々の工夫が凝らされている。

マイクを使用すると発言者の特権性が生まれてしまうので、地声で誰もが好きな時に発言できるようにすること。

それゆえ、マイクなしで声が届くような小さな空間を用意し、場の一体感が損なわれないようにすること。

大学院生が特権的な司会ではなく、ファシリテーター(促進者)として運営・進行を務めることで、院生各人の参加意識を向上させ、現場経験を豊かにしてもらうこと。

「知識のある専門家」と「一般の非専門家」という非対称的な二分法ではなく、「すべての人が何らかの専門家である」という前提で相互的な知的対話を重視すること。

それゆえ、専門家に「先生」として噛み砕いた話をしてもらうのではなく、各人の立場から気軽に議論できる場づくりを心掛けること。

これまでは大学内の施設でカフェを臨時につくってきたけれども、今後は街中のカフェで実施してみること……等々。

「脳カフェ」の試みにおいては、「カフェ」という場の規定性を前面に出すことで、従来のセミナーや講演会のスタイルとは異なる知の公共性が目指される。しかし、そもそも、日本において「カフェ」とは何だろうか。

17世紀半ば以来、イギリスではコーヒーハウスが、フランスではカフェが人々に自由な交流と談話の機会を与えた。

クラブやサロンが同じ階級の閉鎖的な空間であるのに対して、コーヒーハウスやカフェでは安価な値段で身分の異なる人々が言葉を交わした。

コーヒーハウスやカフェがもたらした市民的公共性は、ときに過激な政治談議を許容し市民革命の源泉となり、文人や芸術家の交流を促して新たな文化を生み出す力となったのだった(スティーヴ・ブラッドショー『カフェの文化史』、臼井隆一郎『コーヒーが廻り世界史が廻る』)。

歴史的にみて、ヨーロッパのように、文士や芸術家が集い、談論風発する公共空間として現在の日本のカフェが機能しているだろうか。

むしろ居酒屋において、あるいは、鍋料理を囲むことで、真摯な内容にしろ取りとめのない内容にしろ、議論が円滑に交わされるのではないだろうか。

そして、そうした自由な議論の場と大学のアカデミズムの場はいかなる関係にあるのだろうか。ただたんに「飲食できるから自由で気軽」というわけではないだろう。

「大学を社会に開く」「アカデミズムの成果を一般の人々に還元する」「専門的な知識を人々に伝達する」

大学と社会、アカデミズムと在野、専門と非専門といった区別を前提として議論するだけでなく、さらに重要なことは、両者のあいだを結ぶ交渉の場をいかに構想し実践するのか、である。





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2009年08月04日

東京工業大学 エッセンシャルMOT秋季コース開講のご案内

8月に入って、大学院入試も、いよいよ追い込みです。

ただ、社会人の中で、

「大学院に行きたかったけれど、仕事との調整がつきそうもないので、今回は残念ながら見送った」

という話も聞きます。

そんな人にうってつけの、週1回のエッセンシャルMOTコースの案内が来ました。

東京工業大学イノベーションマネジメント研究科CUMOT エッセンシャルMOT秋季コース開講のご案内

基本的には、MOT(技術経営)で勉強する内容を、コンパクトにしたものです。

物足りない、と言えば、物足りないのですが、仕事の調整が難しい人には向いています。

学位は取れません、修了証が出るだけです。

なお、いつも言いますが、週1回でも難しい人は、社会人大学院には、今は、行くべきではありません。

実は、「TAK」さんも以前このコースで学んで、その後、正式に大学院へ行きました。もちろん入試は受けました。

以下に、案内を掲載します。


募集説明会
9月上旬に田町キャンパスにて説明会を予定しております。

最新情報はWebサイトにて掲載しております。

プログラム受講期間
平成21年10月〜平成22年3月
毎週1回 全24回 水曜、19時〜21時(予定)

※講義の他、課題等の提出を前提とした自宅学習を想定しています。
※科目によっては一部、変更になる場合があります。
※ブランドマネジメントは土曜に開催予定です。

受講対象者
関東圏の次世代の企業経営を担う社会人の方
例)若手後継者、技術系管理職、幹部候補生、経営企画職、ベンチャー企業経営者、等

受講場所
東京工業大学田町キャンパス(東京都港区芝浦3-3-6 キャンパス・イノベーションセンター)

申込期間
平成21年8月24日(月)〜平成21年9月11日(金)(締切日必着)

受講料
210,000円(税込)
※お支払い方法については開講後(10月7日 〜 10月23日まで)に振込みにて手
続きをしていただく予定です。

募集人数
16名 ※最小開催人数12名

申込方法
願書に必要事項をご記入のうえ下記の住所までお送りください(締切日必着)。

〒152-8550
東京都目黒区大岡山2-12-1 W9-113
東京工業大学大学院
イノベーションマネジメント研究科事務局
キャリアアップMOTプログラム受講申込担当






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2009年08月03日

聞く・考える・対話する・気づく Learning Bar

東京大学情報学環中原研究室が主催する公開研究会Learning Barに参加しました。

研究会の内容もさることながら、研究会の運営が、とても見事なので紹介します。

通常の勉強会は、「聞いて、帰る」ものです。

ところが、Learning Barは「聞く・考える・対話する・気づく」というプロセスです。

このうち、他の参加者と「対話する・気づく」が大切です。

そんな訳で、Learning Barはお友達と一緒に参加しても、決して、隣とか近くに座らないようにしましょう。

もちろん、お友達からの気づきもありますが、全く知らない、意識の高い人からの気づきの方が、こういう機会には大切です。

Learning Barは、まず、食べて、飲む、ことから始まります。

夕刻から夜にかけての研究会では、おなかがすいていると、終盤が「もう腹減った!早く終わらないかしら」と注意が散漫になります。

お茶、サンドウィッチが出ます。もちろん、有料ですが。

なんとビールまで出ます。飲み過ぎないように。

サイエンス・カフェの主催者の方から

「ビール、サンドウィッチをつまみながら、サイエンスの対話をしたいのですが、激論になって、場が荒れたことがあるので、やめました


なんて、話をよく聞きます。

今日のテーマは「人材育成」、人の数だけ意見があり、サイエンスよりずっと荒れるおそれがあるテーマです

でも、会場はにぎやかだけど、なごやかです。声を荒げている人など、ひとりもいません

もっとも、飲み過ぎて、出来上がっている人は少しいるみたい

さて、三名の講師の方の講演が終わると、講演を肴に、近くの人たちと対話します

「近くの人」は皆、初対面なのですが、講演とビール、サンドウィッチのおかげでホットになっていて、すっと対話に入っていきます。と
いうよりも、すぐに熱い対話が始まります

セミナー、講演会では、対話は終了後の懇親会から始まる、なんてことが多いのですが、Learning Barでは途中からそのプロセスに入りま
す。

「近くの人」の発言から気づくこともあるし、それに答えようと、話しているうちに、気づくこともあります。

ともかく、「気づき」の多い研究会です。

でも、ちょっとだけ、気づいてしまったことがあります。

「対話」に参加できない、さみしい人がいます。その場にいても仕方ないんで、この時間帯は席を外すようです。

講演を肴に、自分の意見を持てない、とちょっときつい、かもしれません。


なんていうのが、Learning Bar「聞く・考える・対話する・気づく」のプロセスです。

では、テーマの「人材育成」はA面ブログでお話します。





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