2009年10月

2009年10月29日

「科学コミュニケーションがビジネスになるか?」は、避けて通るテーマ?

科学コミュニケーションの大衆産業化は可能か?と書いたところ、ものすごい数のコメント、メッセージをいただきました。

でも、「TAK」さんのブログ上で喧嘩してほしくないので、ほとんどは掲載していません。あしからず。

「「TAK」さん、サイエンス・カフェをビジネスにしている会社ありますよ!」

知っています。○社長とお話したこともあります。

「科学コミュニケーションがビジネスになるか?」というテーマって、なぜか、みんな避けていませんでしたか?

議論を巻き起こすために、意図的にネガティブなトーンで書きました。


さらに議論するために、2つネタを出します。

芸術家、科学者は道楽が本職でなければならない?

もともとは好きで始めた職業でも、いったん商売となれば、客の機嫌を取り、お世辞のひとつも言わなければなりません。

つまり、職業とは他人本位なものです。

ところが、他人本位では成り立たない仕事があります。

芸術家、科学者です。これは本来、自分本位で好きでやることです。

他人にほめてもらいたい、お金をだしてもらいたい、という理由でやる仕事に心がこもる訳がありません。



科学技術コミュニケーションは、社会との対話のため?自己修養のため?


広く社会に科学技術を伝えよう、というのが、科学技術コミュニケーションでしょうか?

ところが、現実には、科学技術者集団の内部で自己完結的に行われているのが、科学コミュニケーションの「内輪化」? ということでしょうか?

「広く社会に伝える」はずが、「集団の内部で自己完結的」なのですから、「うまくいっていない」ことになります。

もちろん、企画側参加者の自己修養のため、という点では、多くの成果が得られるでしょう

「自己修養」ならばともかく、「自己満足」に陥らないように、と言うと、「言い過ぎ」でしょうか?



いただいたコメントに、ちょっと厳しい見解をします。

●できるところからやっているんです

「できるところからやる」とは、できるところからやっているうちに、次第に領域を広げ、ブレークスルーを見つけ、当初は「できない」と考えていたこともやる、ということではないでしょうか?

「できるところからやる」はずが、「できることしかやらない」になっていませんか?


●一生懸命やっているんです!頑張っているんです!

「一生懸命やっているんです!頑張っているんです!」だから、「うまくいっていない」などと言わずに、もっと暖かい目で、ということだと思います。

敢えて厳しい言い方をするのなら、「一生懸命やっているんです!頑張っているんです!だから、結果はともかく、プロセスが大切なのだから、いいんです」という考え方が、そもそも「集団の内部で自己完結的」な考え方ではないでしょうか?

「クライアントが集団の外部にいて、クライアントの要求に対して、対価をもらう」という立場に立てば、クライアントが満足しない限り、「うまくいっていない」ことになります。

一生懸命頑張っても、結果が出ない、のであれば、別の方法、手段を考えるべきではないでしょうか?

繰り返しになりますが、企画側参加者の自己修養のため、という点では、多くの成果が得られるでしょう


●アンケートをとって、反映しています

KY(空気が読めない)ではないですが、「紙に書かれたこと」よりも行間、紙には書かれていないこと、を読み取ることが大切ですよね



サイエンスアゴラ2009「地球の未来 日本からの提案II」では、このテーマに正面から取り組むのか?それとも、やっぱり避けて通るのか?どちらでしょうか?






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2009年10月28日

科学コミュニケーションの大衆産業化は可能か?

お友達のさかさパンダさんが、科学コミュニケーションの大衆産業化は可能か?という記事を書いています。

これは、今週末に行われるサイエンスアゴラ2009「地球の未来 日本からの提案II」の中で行われるプログラム科学コミュニケーションの大衆産業化は可能か?を紹介したものです。

さて、大衆産業化とはよくわかりませんが、そもそもビジネスモデルとして成立するのでしょうか?

製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つのPを考えてみましょう

このイベントでどのような「科学コミュニケーションの大衆産業化」の手法が提案されるのか?わかりませんので、とりあえず、よくあるサイエンス・カフェを例に取ります。

比較する対象として、東京大学公開講座を使います。

この公開講座は、13:00〜17:00に行われ、3人の講師から、講演があり、1000円の受講料です。

会場の安田講堂は1000人入れますが、毎回、中高年の方々を中心に満員です。

1000(円)× 1000(人) = 100万(円)

の収入があります。

講師の謝礼を1人あたり5万円とすると、

5万(円)× 3(人)= 15万(円)

運営に20名の学生を6時間、時給1000円とすると、

1000(円)× 20(人)× 6(時間)= 12万(円)

資料代が1部100円かかったとすると、

100(円)× 1000(人)= 10万(円)

会場代は、おそらく無料でしょう。

すると、

100万(円)ー (15万(円)+12万(円)+10万(円))= 63万(円)

粗利ベースで63万円の利益になります。

大学では、社会貢献活動で利益は出さないでしょうから、収入と支出はバランスさせるでしょう?でも、これは、十分なビジネスになります

東京大学というブランド、安田講堂という施設、専門の講師陣という、東京大学の財産を土曜日に有効に活用するものです。

製品(Product=東京大学の講師による講演)、価格(Price=1000円)、流通(Place=東京大学 安田講堂)があれば、プロモーション(Promotion)はホームページに掲載するくらいで十分でしょう


さて、では、サイエンス・カフェです。

カフェ自体は90分、準備、後片付けを入れて、3時間とします。

講師の謝礼を2万円とすると、

2万(円)× 1(人)= 2万(円)

運営に4名の学生を3時間、時給1000円とすると、

1000(円)× 4(人)× 3(時間)= 1.2万(円)

会場代を3時間で1万円と仮定します。

すると、

2万(円)+1.2万(円)+1万(円)= 4.2万(円)

の固定費は、参加者数のいかんによらず、かかります。

飲み物、資料代が一人当たり200円かかると、します。

参加費は、東大の公開講座と同額の1000円とします

すると、

42000/(1000-200) = 52.5

52.5人は参加しないと赤字になります。

ここで、難しい問題に直面します。

「50名も集まるでしょうか?」

仮に集まったとします。

「50名も集まると、主催者と参加者で十分な双方向の対話ができないのでは?」

そうです。このモデルはビジネスモデルとしては成立しそうもありません。


「参加費を上げれば、いいじゃないかって?」

価格(Price)を上げれば、参加者は減ります。

また、その「価格(Price)」を参加者が支払う「製品(Product)」でしょうか?

その「参加者」とは、誰でしょうか?

「どこで?」「どれだけ?」「誰から?」儲けるか?が明確ではない、のではないでしょうか?

「サイエンス・カフェはビジネスにはなり得ない。ボランティアでやるもの」

というのが「TAK」さんの仮説です。


科学コミュニケーションの大衆産業化は可能か?で反証していただければ、と思います。





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2009年10月27日

自然エネルギーから産業革命、そして再生可能エネルギーへ

トヨタのプリウスやホンダのインサイトなど、いわゆるエコカー(後に述べますが、「TAK」さんはちょっと疑問です)が自動車販売台数の上位を占めるなど、エコがキーワードになっています。これについて、少し考えてみます

森の水車、丘の上の風車、など、昔は人々は自然エネルギーを生活に取り入れていました

でも、水が流れないと水車は動かない、風が吹かないと風車は回らない、など、自然は人間の生活には関係なく、気まぐれで、不便ではありました

産業革命が始まると、自然に頼ることなく、石炭を燃やして得られる動力に、大規模なシフトが起こりました

蒸気機関車、動力織機など、工業化が一気に進み、人々の生活は一変しました

反面、大気汚染、水質汚濁など、公害ももたらされました

燃料は石炭から石油、天然ガスへと移り変わり、公害防止技術も進みました

しかし、原油価格の乱高下、ロシアがウクライナ向け(その先はEU)のパイプラインを停止する、など、エネルギー・セキュリティーはますます緊迫しています

地球温暖化防止の問題もクローズアップされてきました

そこで、時代を超えて、太陽光、風力など、再生可能エネルギーの利用が、また、注目され出しました

ただし、現代社会は、「日の照るのに任せて、風が吹くまま」では、対応できません

また、送電線・配電線は、発電所から需要家という、上流から下流への流れにできていて、逆流で太陽光発電、風力発電が流入するのは苦手です

そこで、余剰電力は蓄電池にためる、日が照らないとき、風が吹かないときは、燃料電池で発電、など、再生可能エネルギーを最新技術に組み込んだシステムが望まれます

ところで、電気モーターを組み込んだ自動車は電気で走る時には、ガソリンを使わず、CO2を排出しないので、エコカーと呼ばれています

搭載している電池を太陽光発電、風力発電など、再生可能エネルギーで充電したのであれば、確かにエコカーです

しかし、火力、原子力による発電で充電したのであれば、発電所でCO2が排出され、使用済み核燃料ができており、エコではありません

本当に、エコなのか?排出する場所を変えただけなのか?全体系で考えた方がよさそうです





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2009年10月25日

メディアをもっと活用できないか?

最近は授業もグループワークの発表もパワーポイントで行われます。

先生と学生のパワーポイントを比べると、内容はともかく、わかりやすさは学生の方がずっと上です。

先生のパワーポイントは文字、数字が並んでいるだけなのに対し、学生のパワーポイントは、

図、写真、アニメをふんだんに活用してわかりやすいものになっています。

これは学んだ時期の影響によるものでしょうか?

先生は本を読んで育ったのに対し、学生はゲーム、アニメで育ったのでしょう。

携帯の活用も、学生の方が先生より、はるかに多様性に富み、優れています。

こんなことを考えつつ、東京大学で開催されるMELL Platz公開研究会onメディア遊びのご案内に参加します。


土曜日の午後に開催されたものですが、キャンパスは閑散として、公開講座に参加する中高年の社会人だけが目立ちます。

以前は、土曜日の午後というと、東大だけでなく、いろいろな大学から学生が集まり、サークル活動などが盛んに行われていました。

最近の土曜日は、社会人向けのイベントは盛んですが、学生さんは授業もなく、来ないようです。


さて、アートと言うと、絵を描いたり、彫刻を彫ったり、音楽などが思い浮かびます。

これって、すべて自分で描く、自分で演奏する、というのが暗黙の前提でした。

でも、ディジタル・メディアの時代では、既にあるディジタルの映像、音楽などのコンテンツを自分なりの文脈で再構築する、という新しいアートが生まれています。

先生の中には、これに批判的な人も少なくありません。

「自分で創るから、アートではないか?人のものを使うのなんか、アートではない」

ふんだんにある先人たちの素材を一度分解して、自分の文脈で再構築して、自分なりの新しい作品を作り出す。立派なアートです。

この分野は技術の進歩が飛躍的です

2〜3年前は映像の専門家でなければできなかった映像、音楽などの編集が、一般人ができてしまいます。

さて、これからディジタルメディアは私たちに何をもたらしてくれるのでしょうか?楽しみです






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2009年10月23日

週末はオープンキャンパスへ出かけよう!

このブログでは、東大、東工大で行われるイベントをよく紹介します

すると、こんな意見をよくいただきます

「「TAK」さんは、大学にひょいと行けるかもしれないけれど、一般人には大学って、敷居が高いいんです。

公開の講座でも、教室に行くと、「本当に入っていいの?」と、違和感があることがよくあります。」

そんな方のために、今週末、来週末の公開イベントを紹介します。

これらの公開イベントは外部からの方をお迎えする前提なので、まず、最初に足を踏み入れるには最適です。

そこで、何かきっかけを見つけて、入っていくのもいい手です。


10/24,25 東工大オープンキャンパス

これは「工大際」という学園祭と一緒に行います。

以前は、東工大の学園祭って、ちょっとさみしいかんじだったのですが、最近は女子学生も多くて、とってもにぎやかで、楽しいものになっています。

「「TAK」さん、女子学生が多いから、楽しみなんでしょ?」って?


10/30,31 東大柏キャンパス一般公開

これは、宇宙、物性、環境エネルギーなど、とっつきにくいテーマを市民にわかりやすく説明してくれます。


10月の週末で、いろいろあなたの世界が広がるかもしれません?





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2009年10月19日

ムーミン谷からサービスイノベーション?

「ムーミン谷からサービスイノベーション」というタイトルを見たとき、しばらくイメージが浮かびませんでした

北欧から、心豊かな地域、安心して暮らせる老後、そして人間を中心とした技術の活かし方をどのようにして実現するかを学ぶことで、心の豊かさ、生活の質の向上について、日本人が忘れている何かについて、ヒントが得られるかもしれません

また、北欧は、教育の質の高さでも知られています。

ところで、物価も飛びぬけて高いのですが(コペンハーゲンに2日ほど滞在した
「TAK」さんは、物価の高さに目が飛び出ました)

いささか前置きが長くなりましたが、東京工業大学社会理工学研究科は、2009年11月2日(月)〜6日(金)の期間でフィンランドウィークを開催します

講演、レクチャー、シンポジウム、展示などを一週間に渡って開催いたします。

もちろん、学外の皆様も参加できます


主なものを見ると、


11月3日(火) フェスティバル


13:30 〜 14:40 西9号館ディジタル多目的ホール

『デザイン先進国での留学生活 - Aaltoの国で学ぶ・暮らす』留学体験学生


15:30 〜 16:00 西9号館ディジタル多目的ホール

『フィンランド百景を観る - 森と湖の国への誘い』Visit Finland



展示・上映10:00 〜 17:00 西9号館201号室

『夜空のカーテンに抱かれて - 見て、聴いて、感じるオーロラ』


懇親会18:00 〜 20:00 西9号館コラボレーションルーム

『北欧の夕べ - 第1章 フィンランドを味わい、語らう』(※要予約・有料)



11月4日(水) 講演会 「ムーミンとイノベーション」

演奏16:30 〜 17:45 西9号館ディジタル多目的ホール

『ムーミン谷の演奏会』ムーミン音楽家 Heikki Maenpaa 氏


講演18:00 〜 20:00 西9号館ディジタル多目的ホール

『フィンランドから学ぶサービスビジネスの成功の秘訣 - Service Dominant
Business and Business Models : Lessons Leaned from Finnish Companies and
Organisations』

タンペレ大学 Lasse Mitronen教授


なんて感じです


『ムーミン谷の演奏会』では、スナフキンの扮装をしたムーミン音楽家 Heikki Maenpaa 氏による楽しい演奏を鑑賞できるそうです

「TAK」さんは、いくつか立ち寄ることができるかもしれない、と楽しみにしております






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2009年10月18日

シンポジウム、講座とゼミのバランス

10月に入ってから、「情報があふれかえる社会」から「表現が編みあがる社会」へMELL&Exprimoシンポジウム

イノベーションのプロデュースとは?東京工業大学プロダクティブリーダー養成機構 公開講座

と、土曜日はおもしろそうなイベントを選んで参加していました。

さて、社会人大学院の新学期が始まって、週1回ゼミの時間を決めます。

社会人の都合を調整していくと、スケジュールは土曜日の午後に落ち着くのは、自然の流れでしょうか?

そんな訳で、土曜日の午後にゼミが入るので、シンポジウム、講座には出られなくなります。

両方と言う訳にはいきません。

シンポジウム、講座では、興味がある分野の新しい情報を聞くことができます。

ただ、情報の流れは、基本的に講演者からの一方向です。

また、有意義な情報が得られる時もあれば、「ハズレ」の時も少なくありません。

一方、ゼミでは、話題提供者と参加者が、双方向で議論します。

そこから、思いがけない「融発」、気づき、が生まれることがあります。

ただし、メンバーは限られているので、テーマも限られ、ハズレもありませんが、あまり新しい情報はありません。

どちらか、一方ではなく、シンポジウム、講座とゼミでバランスが取れるとよいのですが、さて、どういう学期になるのやら?




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2009年10月15日

ワセ女(わせじょ)は彼女たちから始まりました

いつも東大、東工大のイベントを紹介しておりますが、昨日、慶応義塾のMBAイベントをA面ブログで紹介しました。

そのせいでしょうか?早稲田大学からイベントの紹介がありました。

ワ女(わせじょ)は彼女たちから始まった「女性への大学教育の開放:早稲田大学の場合」

現在、早稲田大学には、学部・大学院を含めると1万8千人の女子学生がいるそうです。

しかし、女性が正規に入学を認められたのは、創立から59年たった1939年だったそうです。

この時、4人の女子学生が入学されたそうです。

ワセ女(わせじょ)は彼女たちから始まりました

さて、どんなお話が聞けるのでしょうか?



講師:湯川次義氏(早稲田大学教育・総合科学学術院 教授)

【日時】2009/10/19(月) 14:45〜16:15

【会場】早稲田キャンパス27号館B2F 小野記念講堂

【対象】学生・大学院生・教職員・一般

【参加方法】入場無料・直接会場へ




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2009年10月14日

MOT(技術経営)とサービスイノベーション

今日は身内のPRです。

イノベーションとは「技術革新」と訳されることが多いのですが、何もいわゆる「技術」に限定されるものではありません。

サービスの付加価値、価値創造が重要性を増しています。

MOTもManagement of technology(技術のマネジメント)でありますが、何もいわゆる「技術」に限定されるものではなく、サービスのマネジメントが重要性を増しています。

そんな背景から、東工大のMOT(技術経営)では今年から、ICT(Information Communicating Technology)をベースとした、サービスイノベーション分野を創設しました。


そして、MOT特別セミナー「MOTとサービスイノベーション」を行い、製造業、流通業のサービスイノベーションの事例を紹介していただきます。

もちろん、東工大以外からも参加できます。

ところが、平日の昼間なので、「TAK」さんは参加できません。


日時:平成21年10月20日(火) 13:30〜16:25

場所:東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館2F「多目的ホール」


概要:

【プログラム】

13:30       開場

14:00〜14:10 主催者挨拶

14:10〜15:10 講演?「IT活用による新たな顧客価値創出〜製造業のサービス化〜」小松製作所 坂根正弘会長(イノベーションマネジメント研究科客員教授)
(講演50分・質疑応答10分)

15:15〜16:15 講演?「インターネットが変えた食品流通〜起業から事業発展まで〜本には書けない起業ストーリー」 オイシックス 古府裕雅取締役商品本部長(講演50分・質疑応答10分)

16:15〜16:25 閉会の挨拶


参加申込先:mot20091020@gmail.com(イノベーションマネジメント研究科)
        必要事項:ご氏名、ご所属、TELまたはEメール




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2009年10月11日

イノベーションのプロデュースとは?

10/10(土)は、いろいろなセミナーが重なっています

午前中はいつものようにテニスをして

午後は、

政策研究大学院大学「標準化と知的財産権」公開セミナー

に行くか?

東京大学大学院情報学環×東京藝術大学大学院映像研究科シンポジウム「メディア・アートとは何か?vol.3――クリティークの再生のために」

に行くか?

東京工業大学プロダクティブリーダー養成機構 公開講座

に行くか?

どうしよう?贅沢な悩みでしょうか?


講師が、東京大学大学院 工学系研究科システム創成学専攻 宮田秀明教授ということで、「東京工業大学プロダクティブリーダー養成機構 公開講座」を選択します。

何を隠そう、宮田秀明教授は「TAK」さんの先生だった人です。

東大のMOT教育である、工学系大学院技術戦略専攻を創設したり、

不人気学科だった、東大の原子力、金属、船舶、資源開発を統廃合して、システム創成学科とし、人気学科に変えました

まさに、東大工学部、工学系大学院を変革した人です

石川島播磨重工から東大助教授に就任され、もともとの専門は流体力学で、「TAK」さんも流体力学を教わりましたが、

最近はシステム・マネジメント、二次電池による社会システム・イノベーションなど、幅広い活動をなさっています。

自らを、「イノベーション・プロデューサー」と称しています


ヨットのアメリカズ・カップの日本チームをマネジメントしたことで、自らが変わった、とおっしゃていました。

ヨットのレースとは、マネジメント、テクノロジー、チームワーク、お金集め、のレースであると

「少数精鋭で、20年かかることを2〜3年でやった」


●仕事を変えることで人は成長する

同じことをやっていると人の成長は止まります。

仕事を変えた当初は、知識も経験もなく、大変ですが、実は、知識、経験はすぐに身につきます。

新しい知識、経験を吸収して、マネジメントすることで、人は成長します。


●人の成長は複利の利率のようなもの、継続が大切

勉強しない人、1日1時間勉強する人、1日3時間勉強する人

これを複利の金融商品と考えてみましょう

10年後には物凄い差になっています


●構想力を得るには?

構想力を得るには、

・新しいことに挑戦する

・プロジェクト思考をする

・行動を起こす


●優れたものとなるには?

Badがあると、失敗する。Badはすぐに修復する。

Good at Everything.(すべてにおいて「良い」こと)

Best at a few thigs.(いくつかで「最良」であること)


大変、ためになった土曜の午後でした






















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2009年10月10日

伝説の小室ゼミ―社会科学の復興をめざして

伝説の小室ゼミ―社会科学の復興をめざしてに参加します

これは、18:30〜20:30に行われていたのですが、授業があったので、最後の40分だけ参加します

東工大・朝日カルチャーセンター・ジョイントコースなので、一般からの参加もあります

もう20時なのですが、会場は満員です


小室直樹博士が1960年代末から20近く開いた伝説の小室ゼミナール。

その受講生であった橋爪大三郎教授が、当時の記録をもとに、どんなテーマの講義がどういう内容で、どのように開講されたかのあらましを紹介します。

経済学、数学、統計学、人類学、社会学、政治学、法学、そのほか、学問全般にわたる小室学の全貌(のごく一端)を紹介し、社会科学の復興にかけた博士の期待を後代の人びとに伝えます。


小室直樹博士は、京都大学理学部数学科卒業後、大阪大学大学院経済学科、MIT、ハーバード大で社会学を学び、その後、東京大学より、法学博士を取得しています。

このように、いろんな分野を学んでおり、ゼミの内容も、専門の垣根を越えて、数多くの人々を輩出しました

この中には、廣瀬和子、今田高俊、橋爪大三郎、宮台真司など、錚々たる名前が並びます


小室直樹博士は、高度経済成長後の日本を襲った急性アノミーが人々の行動規範を破壊し、社会を解体させると診断した「危機の構造」、ソ連共産党の矛盾と農業不振、計画経済の行き詰まりから、ソ連解体を予言した「ソビエト帝国の崩壊」の著書で有名です

社会学を厳密科学の水準に引き上げようとし、その厳密科学としての社会科学の論理を現実社会に適用しています。



学問は、その分野の切り口で、現実社会を分析しようとします。

例えば、経済学は経済学という切り口で現実社会を分析しようとし、社会学は社会学という切り口で、政治学は政治学という切り口で

もちろん、それぞれの切り口で分析した現実社会は必ずしも、一致しません。無理にあわせる必要もありません。

ただ、分析する切り口が、「経済学、数学、統計学、人類学、社会学、政治学、法学、そのほか」とあるので、通常では考えられないような発見もあったのでしょう


橋爪大三郎教授のお話から、「伝説の小室ゼミ」の雰囲気が、臨場感をもって伝わってきます。

そのため、20:30と、もう遅いのですが、だれも帰ろうとはしません。

ただ、いま「TAK」さんは、その時の感覚を文字で表現する難しさを感じています。

本気で勉強するならば、いい先生について勉強するのが一番、のようです。





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2009年10月09日

「カワイイ!」を勉強して、東大で単位?

産学官プロデューサー、先生かつ社会人大学院生の「TAK」さんは、ほぼ毎日、大学のキャンパスを訪れます

だから、大学の雰囲気は「わかった感じ」になっています。

ただ、行き先は、ほぼ100%、大学院です。

学部、特に1〜2年生の「若い?」学生さんとは、講義もゼミもないので、キャンパスでよく見かけるけれども、別段に交流はなく、

どんな課程なのか?も、実はよく知りませんでした

そんな訳で、「「カワイイ!」を勉強して、東大で単位?」と聞いたときには、びっくりしました

全学自由研究ゼミナール「ファッション産業政策」

日本製の洋服は、世界的には高品質・高価である一方で、ブランド力が弱いという問題を抱えています。

しかし、近年、渋谷系をはじめとする日本を文化的発信源とするファッションが高い評価を受けつつあります。

これらは必ずしも日本製ではないものの、「日本発のデザイン」であることが評価されています。


(講義内容例)

・「カワイイ」に代表される日本の文化

・ファッションショーの世界

・ファッション雑誌の仕組み

・ファッションビジネス(総合・渋谷系・海外)



「物理学概論」「解析学演習」「マクロ経済学の基礎」が教養課程の講義だと思っていると、大間違い、のようです

でも、この内容って、学生さんもさることながら、社会人が是非参加したい内容、と思いませんか?




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2009年10月04日

太陽光発電導入の長期戦略を考える

久し振りに、エネルギーのテーマです

東京大学生産技術研究所で行われたシンポジウム「太陽光発電導入の長期戦略を考える」に参加しました。

自民党政権時代に、地球環境問題解決に向けた日本の「中期目標」として、麻生首相が2005 年比15%減を決断しました。

これは太陽光発電の大幅な上乗せ(2020 年頃に現状の20 倍程度)などをものです。

民主党政権になって、鳩山首相はさらに、2005 年比25%減を宣言しました。

エネルギーセキュリティーの面からも、地球温暖化防止の面からも、太陽光、風力などの再生可能エネルギーの導入は望ましいものです。

地球温暖化ばかりが、注目されていますが、エネルギーセキュリティーも同様に重要です

石油、天然ガスなどの天然資源に乏しい日本は、これらを輸入に頼るしかありません

ヨーロッパでは、ロシアがウクライナとの交渉不調からヨーロッパに至るパイプラインを止めたことが衝撃を与えています

資源ナショナリズムを防ぐ意味でも、再生可能エネルギーの比率を増やしていくことは望まれます


では、太陽光発電を2020 年頃に現状の20 倍程度、と大量に普及すると、どうなるでしょうか?

あまり知られていない重要な課題を3つ挙げます

●電圧上昇とそれに伴う出力減少(配電系の問題)

晴れた日には多くの太陽光発電が行われ、各家庭で使い切れない余剰電力が配電系に大量に流入します

すると、電圧が上昇します

電圧は101±6ボルトの範囲に収めなければなりません。これ以上の電圧が加わると家電機器に悪影響のおそれがあります

そのため、各太陽光発電システムに107ボルトを上回らないよう、発電出力制限が加わります

各需要家にすれば、本来買い取ってもらえるはずの余剰電力が、買い取ってもらえない、という不満がでるでしょう

●電力需給バランスが取れるか?(送電系の問題)

電力は供給量と需要量をリアルタイムでバランスさせなければなりません。これがうまくいかないと周波数が変動します。

特に、原子力発電はベース電力と言われ、急な発停は困難です。

ゴールデンウィークなど、工場などが操業せず、電力需要が特異日で少ない日に、晴れて大量の太陽光発電が創出されると、ベース電力分まで食い込んでしまい、調整不能のおそれがあります。

●単独運転対策と瞬時停止対策

これは専門用語で、わかりにくい、と思います。

極めて簡単に言うと、停電にしなければならない時に、太陽光発電が出力してしまい、感電するおそれがある、ということです


このような課題は触れられることがありませんが、現実にこれから起こりうる問題として、認識していくことが求められます






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2009年10月03日

新学期が始まりました!

さて、10月を迎えて大学院も新学期が始まりました

長〜い、長〜い夏休みが終って、みんな憂鬱な表情か?と言うと、そんなことはありません。

みんな楽しそう、です

ずっと会えなかったクラスメートと久し振りに会って、話が出来て、うれしいんです


さて、新学期の始まりの恒例の行事が履修科目の決定です

「えっ、そんなの休み中に考えておくんじゃないの?」

そうなんですが、「この科目を取ろう」と考えていた科目の初回の授業に出たところ、「???こんなはずでは?」ということがよくあります。

履修科目の申告期間は2週間程度しかありません

初回の授業に出て「???」だったならば、すぐに他の科目を探して、次週に出て、取るか?取らないか?判断しなければなりません。

この作業をひとりでやっていたのでは、非効率です

みんなで手分けをして行います

もちろん、人によって判断は異なりますが、情報は確実に増えます


さて、インターネットのおかげで、講義情報の多くがネットに掲載されるようになりました

でも、まだ大学は学内の掲示板の方が、はるかに多くの情報があります

集中講義のスケジュール、休講情報は、ネット上になくても、掲示板に掲載されていることがよくあります

これは、東大、東工大もかわりありません

キャンパスにいつもいる訳ではない、社会人大学院生が増えているのですから、ネット化をもっと進めて欲しいものです


とにもかくにも、あわただしい新学期が始まりました






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2009年10月01日

インターネットR&Dの可能性と、コンテンツ事業への効果

東京大学COE「ものづくり経営研究センター」で行われた、コンテンツビジネス研究会「楽天技術研究所におけるインターネットR&Dの可能性と、コンテンツ事業への効果」に参加しました。

ところで、東京大学COE「ものづくり経営研究センター」は工学系研究科ではなく、経済学研究科にあります。

工学の学問分野が経営を取り込むのは見られますが、経済学の学問分野が生産を取り込む、ことのようです。

また、最近、人気が落ちている「ものづくり」を、わざわざ名称にしています。

それは、さておき、講師は、楽天株式会社 楽天技術研究所 所長の森 正弥氏

楽天技術研究所は、楽天グループの将来につながる技術研究を担当しているR&D組織です。その主な成果として、レコメンドやパーソナライズ技術、画像・モバイルを中心としたマルチメディア技術を生み出しています。

さて、楽天といえば、やはりインターネット上の楽天市場でしょうか?

最近は、ポイントが倍になる時期を検索した上でのサイトでの購入など、まるで、1円でも安いスーパーを見つける、かのような行動も見られるそうです

レコメンドやパーソナライズとは、「この本を買った人は以下のような本も買っています」「あなたの意見や感想を教えてください」のようなもので、楽天よりもむしろamazonが得意でしょうか?

「TAK」さんとしては、未知のものを購入する際に、経験者の意見を参考にしたい、と考えるのですが、レコメンドやパーソナライズは、そうではないようです。

むしろ、その当人あるいは同じ趣味の人たちの傾向をつかんで、「外さない」ことがポイントのようです。ネット上で購入して、「はずれ」た時の落胆を回避することが大切だそうです。

「あなたの意見や感想を教えてください」のようなカスタマーレビューは、当事者たちの意図的な操作が入って、当てにならないのでは?と思っていましたが、結構参考になるそうです。

例えば、旅行のホテルの予約サイトで、「なに、あのホテル、絶対行かない!」という経験をした人は、他の人への参考のため、というよりも、自分の気持ちの発散のためにレビューを書くし、「とってもよかった!」という人もかなり書くそうです。


ところで、世界中のサイトの90%以上は、英語のサイトです。これを活用することなく、日本語のサイトだけを使っているのは、もったいない気がします。

例えば、海外旅行をする場合、飛行機の予約もホテルの予約もインターネットでできますが、日本のサイトだけでは、数が限られます。

海外のサイトをどう活用するか?を考えて、「インターネットR&Dの可能性と、コンテンツ事業への効果」が検討できるのではないかと思うのですが、そこまで踏み込もうとしたところで、時間切れになりました。

次の機会には是非伺いたいものです




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