2010年08月

2010年08月30日

発明資本(インベンション・キャピタル)とパテント・トロール

日本知財学会イノベーション・標準化分科会「パテント・トロールへの大学での対応方策」に参加します

「パテント・トロール」とは、知的財産、特許関係者以外には、なじみの薄い言葉かもしれませんが、Wikipediaによると、


自らが保有する特許権を侵害している疑いのある者(主にハイテク大企業)を見つけ出し、それらの者に特許権を行使して巨額の賠償金やライセンス料を得ようとするが自らは当該特許に基づく製品を製造したりサービスを提供してしない者を指す英語の蔑称である。


とあります。

これだけ読んでもよくわからないかもしれません

特許とは、もともと、有用な発明をした発明者に対し、一定期間、その発明を独占的に使用しうる権利を国が付与するもの、でしょうか?

でも、その発明者しか使えない権利ではありません

発明資本(インベンション・キャピタル)とは何か?を復習すると、


特許権、商標権などは、原則的に作成者が申請することにより、独占的に取得しますが、売買されたとしても何の不思議もありません

ある企業にとっては、全く意味のない特許が、別の企業にとっては、のどから手が出るほどほしい特許である、ということは、十分あり得ます

すると、当然、そこに売買が生じます

このように個々に行なうのだけではなく、取引市場ができる、ことも考えられます。

一般に特許の有効期限は20年ですから、残留有効期限によって、価値は大きく変化するでしょう

また、新たな特許が出ることにより、これまでの特許が価値を失うこともあるでしょう

また、マイクロソフトのWindows、インテルのマイクロチップのように、世界標準を形成することにより、世界市場の独占も可能です


例えば、買収した会社が、ある特許を所有していて、その特許権が、別の会社から侵害されているのであれば、特許侵害を請求するのは当然でしょう

ただ、本来の目的とは異なり、特許侵害の請求を目的として、現時点では、二束三文の特許を買い漁り、特許権を侵害している疑いのある者(主にハイテク大企業)を見つけ出し、それらの者に特許権を行使して巨額の賠償金やライセンス料を得ようとする行為が、いわゆる「パテント・トロール」と呼ばれるものでしょうか。

電機メーカー同士であれば、お互いの特許権を融通しあうクロスライセンスなどの方法がありますが、「パテント・トロール」は製品開発を行ないませんから、クロスライセンスは意味がありません。賠償金やライセンス料を得ることが目的になります。もっとも、特許訴訟には「パテント・トロール」側も時間と労力がかかりますから、訴訟にはしないから、という要求が多いそうです。

ところで、「パテント・トロールへの大学での対応方策」とありますが、なぜ、「大学での対応方策」なのでしょうか?

大学発の特許もたくさんあります。これが「パテント・トロール」に渡るおそれもあります

すると、国の税金を使って、国内産業育成のために行なわれた研究開発成果が、「パテント・トロール」の金儲け、国内産業から賠償金やライセンス料を得るために使われ、国内産業の育成を阻害することにもなりかねません。

簡単に結論が出る問題ではありません。

発明資本(インベンション・キャピタル)が普及してくれば、当然、「パテント・トロール」のような問題も同時に出てくる、という警鐘です。








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2010年08月28日

無目的だから何かが起こる?in まれびとハウス

最近、話題の東京の田端にある「まれびとハウス」に行きます。

「まれびとハウス」とは、「学びの場としての家」を目指したシェアハウスであり、ゆったりできる語りの場としてのリビングのほか、またイベントスペースでもあります。

今日は無目的パーティ「Without」


パーティ「Without」にはコンセプトや目的はありません。"Without Concept"であり、"Without Purpose"な場。

言葉で意味付けすること。目的や目標を設定すること。...そういったことは苦手、あるいは面倒だけれど、ただただ「面白い」から、何かを追いかけている人。

そんな楽しげな人たちが集まったら、もしかしたら、何かが生まれるかもしれません。


ただ、「Without」だけれども、何のテーマ、ネタ、サカナもなくては、せっかくの集まりが発散してしまうこともあります

そこで、対話とお酒の肴に複数のゲスト参加者によるサイドディッシュトークを用意してありました

★ 林賢司さん(地域コンテンツ作りのタマゴ)
テーマ 『地域活性化の最前線』

★ みしょさん(みしょ)
テーマ 『文明の結晶を酒の肴にする会』

★ 久我尚美さん(シンガーソングライター)
テーマ 『路上ライブのススメ(仮) 歌あり』

★ 小野美由紀さん(None)
テーマ 『ようこそ銀座の世界へ』


まれびとハウスを訪れると、いつも必ず、何かが起こり、何かが始まります

まれびとハウスには実際に住んでいる住人、よく来る常連がいます

さらに、それ以上に数の人たちが、友達、あるいは「友達の友達」に誘われて、初めて、あるいは2回目の参加、なんて感じです

住人、常連は内輪で固まることはありません。

初めて参加した人たちを、話の輪にすっと誘い込みます

初対面同士の、最初にあったバリアはこのアイスブレークで消えていきます

ネットワークのポイントは「友達の友達」に書きましたが、


初めての集まりに、ひとりで参加するのは、ちょっときついものです。

また、せっかく他の人とお話しても、それほど深いものにはなりません。

ところが、少しお友達がいると、集まりはずっと楽しくなります。

お友達に、そのお友達を紹介してもらうと、共通のテーマがあって、また関心が重なっていたりして、お話がずっと深まります。

それゆえ、単なる名刺交換ではなく、しっかりした人的ネットワークになります。

実社会での集まりでは、「友達の友達」は人的ネットワークのポイント、であるようです


まれびとハウスは、この「友達の友達」の広がりが、うまく回っている、

それだから、また、無目的だからこそ、何かが起こる、そんな感じがした「まれびとハウス」3回目の訪問でありました











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2010年08月24日

9/11 シンポジウム 新たなカリキュラムの形成:これまでの研究・実践・政策を踏まえて展望する

東京大学学校教育高度化センターから

9/11 シンポジウム 新たなカリキュラムの形成:これまでの研究・実践・政策を踏まえて展望するという通知が来ました

案内文はなく、プログラムだけです

ただ、学校教育を考える上で、大切なシンポジウム、という感じがします



開催概要

日時:9月11日(土) 午後1時〜5時

場所:福武ホール・ラーニングシアター

主催:東京大学大学院教育学研究科 学校教育高度化センター

入場料:無料  定員:200名 ※要事前申込、当日受付は行いません。


プログラム

武藤芳照(身体教育学コース)

セッションI  カリキュラムを考えるための枠組み

1 新学習指導要領の方向と形成過程 市川伸一(教育心理学コース)

2 21世紀型カリキュラムの特徴 佐藤学 (教職開発コース)

セッションII  カリキュラムの新たな構成要素

3.言語力を育てるカリキュラムと授業のために 秋田喜代美(教育心理学ココース)

4.キャリア教育の課題―働くことを見つめ直す― 高橋美保 (臨床心理学コース)

5.システムからプロセスへー市民性教育と生涯学習 牧野篤 (生涯学習基盤経営コース)

6.リテラシーの形成:目標とカリキュラム 藤村宣之 (教育内容開発コース)

総括討議

7 コメンテータ1 大桃敏行 (学校開発政策コース)

8 コメンテータ2 本田由紀(比較教育社会学コース)




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2010年08月23日

9/10 東京大学 移動知公開セミナーのお知らせ

長かった夏休みも残すところ、もうわずか、という人が多いでしょうか?

そのせいか、9月のイベントの情報がどっと舞い込みます

少しずつ、紹介していきましょう

9/10 東京大学 移動知公開セミナーのお知らせ(8/23時点でURLがありません)

案内文によると、

移動知(いどうち,mobiligence)とは,生物が動くことで生じる「身体」と「脳」と「環境」の動的な相互作用によって適応的に行動する知が発現する,という一つの考え方であり,持続可能な人工物設計にとっても非常に重要な概念です.

ヒト,動物,昆虫など,あらゆる生物は,様々な環境において適応的に行動することができる.

この適応的行動能力は,脳や身体の損傷によって損なわれるが,そのメカニズムはまだ明らかになっていない.

このような適応的行動能力は,生物が動くことで生じる脳,身体,環境の動的など相互作用によって発現するものと考え,その概念を「移動知」(Mobiligence)と呼んでいる.

神経生理学,生態学などの生物学の方法論と,システム工学,ロボティクスなどの工学の方法論を融合させ,動的な生体システムモデルを構成するという,生工融合による構成論的・システム論的アプローチによって,その解明に迫る.


「TAK」さんは行きたいのですが、平日昼間のため、参加できません。参加される方、レポートお願いします


日時:2010年9月10日(金曜日)9:30-18:00(18:30〜意見交換会)

場所:東京大学弥生講堂一条ホール
参加費:無料(意見交換会に御参加いただく場合には別途3,000円)

参加登録:セミナーのみの参加の場合は不要.

意見交換会に参加いただく場合には,8/30までにota-sec@race.u-tokyo.ac.jp宛にお名前,御所属をお知らせください.

9:30-10:00 淺間 一(東大)
移動知:身体・脳・環境の相互作用による適応的運動・行動の発現メカニズムの理解〜研究成果の概略と展望〜

10:00-10:30 近藤 敏之(東農工大)
感覚・運動連関の予期と運動学習

10:30-11:00 村田 哲(近大)
自他の身体認識の脳内メカニズム

11:00-11:30 小池 康晴(東工大)
視覚と触覚に関する環境情報の不一致を利用した学習と制御モデルに関する研究

13:00-13:15 土屋 和雄(同大)
歩行の,神経生理学,バイオメカニクス,ロボティクス―イントロダクション―

13:15-13:40 中陦 克己(近大)
霊長類における歩行運動と大脳のかかわり

13:40-14:05 荻原 直道(慶大)
ニホンザル二足歩行運動のシステムバイオメカニクス

14:05-14:30 田熊 隆史(大工大)
生物規範型ロボットと適応的ロコモーション

14:45-15:15 青沼 仁志(北大)
個体間相互作用に基づく行動選択と社会適応の発現メカニズム

15:15-15:45 三浦 徹(北大)
シロアリの社会を通して見た『移動知』

15:45-16:15 倉林 大輔(東工大)
昆虫−機械融合系を用いた適応行動発現の理解

16:30-17:00 大須賀 公一(神戸大)
移動知の力学的共通原理の発見と展開

17:00-17:30 矢野 雅文(東北大)
随意運動の構成論的な発現機構

17:30-18:00 石黒 章夫(東北大)
真正粘菌変形体から探る移動知の発現メカニズム

18:30- 意見交換会(山上会館)(意見交換会のみ会費:3,000円)






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2010年08月22日

懐かしいメロディ、歌詞、よみがえる思い出!「ヤング101 涙をこえて」

誰にでも懐かしいメロディ、歌詞があります

懐かしい、とは、単に、古いもの、昔のもの、という意味ではありません

その時代の自分が、そのメロディ、歌詞と共感するものがあった

その時の自分が思い出される。

苦しかったかもしれない。楽しかったかもしれない。

その時の自分が、懐かしいメロディ、歌詞と共に、よみがえる

NHK「思いでのメロディー」を見ていて、エンディングの涙をこえてを聞いて、懐かしさがこみ上げてきました

「ステージ101」というNHK番組がありました。ヤング101の若者たちの歌とダンスがNHKの101スタジオで繰り広げられるものでした

若さの無限の可能性が、彼ら彼女らの歌、踊りを通じて伝わってきました

ヤング101には太田裕美、カントリー・ガールの谷山浩子など、これを機会に活躍していった人たちもいました


テーマ曲は、ステージ101テーマソング「ヤッポン!」



はずむ心 光あふれ はるかかなたへ

夢を乗せた船を引いて 遠い明日へ

愛のある限り 愛の日を信じて

歌のひびきに 若さを信じて

やがてここは 1人ずつの夢と歌と空を広げた 世界だ


リバイバルされているだけあって、今でも通じる歌詞です



ヤング101の代表曲が涙をこえて


声に出して歌ってみると、元気が出てきませんか?



心の中で 明日が明るく 光る

かげりを知らぬ 若い心の中で

この世でたった一度 めぐりあえる 明日 それを信じて

涙をこえてゆこう  なくした過去に 泣くよりは

涙をこえてゆこう  輝く明日見つめて

明日に続く 明日も 明るいでしょう

こんなに胸がはずむ ふくれた夢で

何かが心誘う 楽しいことが 明日きっとありそう

涙をこえてゆこう  なくした過去に 泣くよりは

涙をこえてゆこう  輝く明日見つめて




若い旅もテンポが良くて、わかりやすい歌詞で好きです



君と歩こう 手と手つなごう 若い旅

山を登ろう 歌を歌おう 君の好きな

森を抜けよう 愛を語ろう あの木陰

海に叫ぼう 波にどなろう 君が好きだと

金も荷物もないけど 僕には君がある

二人で行こう あてはなくても 若い旅人



ヤング101の歌って、テンポが良くて、わかりやすくて、元気が出ます

今でも口ずさんでみたいです




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2010年08月16日

懐かしい「モダンな軽井沢」

夏休みも真っ盛り、クラブ活動、サークル活動、ゼミなどで合宿に行っている人も多いかと思います

合宿は涼しい避暑地、高原で行うことが多いでしょうか

「TAK」さんは軽井沢によく行きました

軽井沢駅今の軽井沢は新幹線、高速道路で大規模なショッピングモールに行くのが特徴的ですが、以前は昔は夏休みになると、暑い東京を離れて、泊り掛けで涼しい軽井沢で緑陰講座、というパターンだったでしょうか

新幹線もまだ通っておらず、高速道路も途中までしか行っておらず、

横川駅で「峠のかま飯」を買って、碓氷峠を越えて、軽井沢に行きました。

その頃の、軽井沢駅は「高原の駅」という雰囲気です。


朝もやの白樺の道を散歩、朝はテニス、午後は緑陰講座、夜は花火、バーベキュー、と楽しい夏休みでした。

昔の軽井沢1でも、新幹線が通って、駅が改造され、駅のそばに大規模なショッピングモールができてから、行かなくなりました。

昔の軽井沢の方がずっと、避暑地らしい雰囲気がすると思いますが、どうでしょうか?

残念ながら、時代は移り、避暑地もその姿を変えていきます

懐かしい夏休みの思い出があるのは幸せなこと、なのかもしれません




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2010年08月13日

経験シェア型の夏休みは楽しい!

毎年お盆の前後は産学官プロジェクトもMOT大学院も夏休み

「TAK」さんは夏休みは9月に取るので、毎年この時期は少し退屈気味

通常、こうなのですが、今年は少し様相が違います

「TAK」さんのリアルの知り合いに加えて、ネット上での知り合いが、夏休みを利用して、ハーバード、MITのあるボストン・エリア、スタンフォード、シリコンバレーのあるベイ・エリアなどに行っています

そして、

・ハーバード、スタンフォードのサマープログラム

・MITのメディア・ラボ見学

・シリコンバレーでのインターン

の模様をtwitterでリアル・タイムで発信してくれています

この他に海外旅行、故郷へ帰省した人たちも、その様子を発信してくれています

そのため、東京にいるのに、世界中の知りたいことがリアルタイムで入ってきます。もちろん、時差もついて


没落エリートの出現―京大は出たけれどの玉置沙由里さんが、露出リテラシーで、


個人が情報発信できる時代に、自分が見せたいものを見せることにより、自分をどうプロデュースするか、そのための露出リテラシー


と書いています


自分が経験している、普段とは違う夏休みの経験を、発信して、シェアして、みんなで楽しむ

昨年末からtwitterが爆発的に広まって、夏休みの過ごし方まで変わってしまいました

経験シェア型の夏休みは本当に楽しいです!





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2010年08月09日

海外大学院留学のすすめ スタンフォード、MITより

今年の東大の大学院の入学式で

「皆さん、博士課程は是非、海外に留学するように」

という話がありました。

だからという訳ではないでしょうけれども、7/30に東大で「海外大学院留学説明会」が開催されました

案内文によると、


「留学したっていいじゃない」

この数十年の間に、世界はどんどん小さくなってきました。人々の活動のフィールドは、国境を越え、地球全体へと広がっています。

学問や研究においても、その変化は同じです。ただ地球のどこかで、この瞬間も、最先端の知識と技術が生まれているのです。

自分の選択に、国境を意識する時代ではないはずです。

もし、学びたいものがこの場所にないのなら、探しに出たっていい。もし、活躍できる場所が違うところにあるなら、外に出たっていい。

だから今、もう一度考えてみてください。どこででも学べるとしたら、どこに行きたいですか。


「TAK」さんは、どうしても外せない別件があったので、参加できませんでしたが、現役の留学生が、海外の大学院のシステム、出願方法、奨学金の探し方、卒業後の進路、海外生活のノウハウなどを説明してくれました

当日の発表資料、配布資料がウェブ上に公開されているのですが、すばらしいものなので、是非、ここに掲載したい、と思います

宮崎 勇典氏 (米国スタンフォード大学・博士課程在籍中)発表資料

小野 雅裕氏 (米国マサチューセッツ工科大学・博士課程在籍中)発表資料

配布資料1

配布資料2

これだけの資料を公開してくださった講演者、パネリスト、東大に感謝!

皆さんも、これを読んで、海外留学を考えてみませんか?




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2010年08月07日

MBA、MOTを取得したら、飛び出さないと グロービスGSC & Japan MBA Forum 共同企画に参加して

グロービスGSC & Japan MBA Forum 共同企画に参加します

Japan MBA Forumは、

Japan MBA Forum (J-MBA)は、現在ビジネススクールに通っている人、または既にMBAを取得し活躍されている人のネットワークです。

特に海外に押されがちな国内MBAの活性化と社会的な評価の向上と地位の確立を目指して活動しています。

MOTに在籍していて、東京MOT会の運営にも参加している「TAK」さんは、いろいろ知り合いに会うかと思いきや、

知り合いはJapan MBA Forum (J-MBA)代表のほか、数名の方々だけです。

MBA参加者とMOT参加者は、あまり交流がない、のが実態のようです。


参加者の方から、次のようなお話がありました。

「会社が終ってから、私費でMBAプログラムに参加して、帰宅後、グループワーク、レポートを深夜、明け方までやります。

正直言って、きついです。

でも、こんなに頑張ったのに、会社ではMBA取得を全く評価されないのです。

昇進、昇格どころか、全くの横滑り、却って、閑職に廻されてしまった感じです

ハーバード、スタンフォードでMBAを取得したのなら、こんなことはないでしょう

国内のMBAは日本では評価されないのでしょうか?」


この話は、新鮮な経験を活かすには、元の鞘ではなく、新たな環境を切り拓いて


ローソンの新浪剛史社長のように、三菱商事から留学し、戻って活躍された例もあります。

でも、ほとんどは、元の組織に戻ると、ハーバード、スタンフォードのMBAプログラムでの新鮮な経験は色あせて、結局、日本の組織の中で小さくまとまってしまいます。

そして、「日本の組織ではMBAは評価されない、活かせない。」とぼやいています。

せっかく勉強したこと、素晴らしい環境での経験も、元の鞘に収まると、活かせないようです。


東工大MOT(技術経営)同窓会フォーラム


大企業から参加した方々は、MOT(技術経営)修了後に、起業するわけでも、転職するわけでもなく、ほとんどが、もとの大企業に戻っていきます

そこで、MOT(技術経営)での勉強はどのように活きているのか?定かではありません。

聞くと、皆、口をそろえて「役に立っています」というのですが、どのように役立っているのか?よくわかりません。

もしかしたら、せっかく受けたMOT(技術経営)での勉強も、しばらくすると、埋もれてしまうのかもしれません


どうやら、MBA、MOTで学んだことは、なかなか会社では活かせないし、また、会社ではMBA、MOT取得を評価されない、というのが実態のようです

せっかく勉強したこと、素晴らしい環境での経験も、元の鞘に収まると、活かせないようです。

学んだこと、身につけたこと、新鮮な経験を活かすには、新しい環境を切り開くこと、が重要なようです。

海外留学でも、社会人大学院でも、学んだこと、身につけたこと、そこでの新鮮な経験を活かすには、元の鞘には戻らない、新しい環境を切り拓いて、かもしれません

そんな認識を新たにした、「グロービスGSC & Japan MBA Forum 共同企画参加」でした




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2010年08月06日

その数学は現場を超え、現場を動かす

「その数学が戦略を決める」(著 イアン・エアーズ) という本があります

超巨大データの多変量解析、データマイニングにより、直感ではわからなかった意外な事実が浮上してくる事例を示しています

例えば、年によって、ワインの味わい、質は大きく異なります。これは、ソムリエ、テイスターたちの領域とされてきました

ワインの味わい、質に影響をもたらすのは、気温、降水量など、ぶどう栽培、収穫時の気象条件でしょう

毎年の気温、降水量などの気象条件のデータと、その年のワインの味わい、質を分析すると、ある相関関係がでてきます

すると、気象データを分析することにより、まだソムリエがテイスティングすらしていないワインの質の予測が可能になります

現場の感覚だけでなく、データを記録、管理し、分析することにより、正確な予測が可能になります


「現場に足を運べ」「現場を見ろ」と言われます。これは、とても大切なことです。でも、それだけでは不十分です

データを計測可能にし、記録し、分析することにより、現場にいる人が気づいていなかったことが発見できたり、予測できたりします


スタンフォード大学のDr. RussellのInnovation Ecosystemの分析手法は、

・企業に役員として参加していること

・投資家が企業に投資していること

を、つながり=エッジと捉え、企業と人をノードとしてネットワーク分析するという方法を取っています。データはすべてウェブ上で得られる公開データです

これにより、業界内、業界間の人、金のつながり、流れがわかって、どこがキー、ボトルになっていて、どこを強化すべきか、どこに過剰に投資しているのか?明確になります

これまで、このようなデータマイニング、分析を「現場を知らない数理屋の遊び」とさげすむ風潮がありました

もっと積極的に取り入れると、「その数学は現場を超え、現場を動かす」ことになるのではないか?

そんな感じがしています




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2010年08月05日

世界を変えるネタを探そう See-Dコンテスト

興味深いイベント、参加したいイベントはたくさんあります

でも、身体はひとつしかありません

行きたいイベントが重なってしまって、さて、どれに行こうかしら

この時、自分に最も有意義なものを選択するのも大切な能力のひとつです

実は、参加を見送ったイベントに、本当は参加すべきだった、ことがわかったので、公開資料からその様子を追っています

7/31(土)に東京大学福武ホールで行なわれた世界を変えるネタを探そう See-Dコンテスト


学生主導で数々の途上国向け製品を開発してきたマサチューセッツ工科大学のD- Lab

人間中心デザインの手法を使ったイノベーション教育を手がける東京大学i.school

の協力を得て、途上国の低所得者層の生活水準向上を実現する製品づくりを目指すコンテストです


途上国における低所得者ユーザー層においては、特定の課題に対する強いニーズがありながらも、技術が不足しているために解決できずにいる状況が見られます。

例えば、牛乳を売ろうにも保存ができないので都市部のマーケットまで売りにいけない。

果実を売ろうにも途上国の道路 の振動に耐えうる緩衝材がなく、廃棄ロスが防げない。

メガネがなければ仕事ができないが、安いメガネが手に入らない。

安全な水によって防げる病気はたくさんあるが、水の浄化を安く簡単にできる装置がない。

これらの課題を解決する技術は、その多くが先進諸国では既に存在するものですが、途上国のユーザーからはアクセスできないのが現状です。

日本が持つ技術力と途上国ユーザーのニーズは、お互いが必要としているにも関わらず、情報共有・連携が不十分であるためにつながることがなく、これまで有用な事業化に至ることは稀でした。

そこで、日本から途上国の低所得者層の生活水準向上を実現する商品、事業をより多く生み出すことを目的とし、途上国のユーザーと日本の企業・大学のエンジニア・デザイナーが一体となって、ユーザー中心の製品開発・事業構築を行う
See-D Contestを実施するに至りました。


黒川清先生のブログ「See-D 開催: 現地に適正な技術が世界を救う」

キックオフシンポジウム「現地文化を理解する」を開催

の動画、あるいは、

シンポジウムの内容をリアルタイムペーパーとして編集

から参加者の熱気が伝わってきます

動画とレポートを見比べながら、少し勉強してみましょう




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2010年08月03日

理系女子大生コミュニティ凛 米・MITで学ぶスペシャリストとしてキャリア形成を考えるスタディーツアー

このところ、産学官プロジェクトもMOT(技術経営)大学院も夏休み

少し退屈気味の「TAK」さんです。もっとも、別件で大忙しなのですが(汗!)

でも、夏休みでも、いろいろな通知が来ます

理系女子大生コミュニティ凛から、

米・MITで学ぶスペシャリストとしてキャリア形成を考えるスタディーツアーという通知が来ました


「変化が激しい世の中だからこそ、自分の強み を持たなければならない」

自分で自分のキャリアを築く必要性が説かれるようになっている。

では、具体的に何をするべきなのか?

それをイノベーションの最先端を走っている人たちにきき、スペシャリストとしてキャリアを築く上で必要な観点を知る。

これが本スタディーツアーの目的です。

今回この目的に共感し、インタビューやディスカッションに参加する一般参加者を募集いたします!


夏休みを利用して、「TAK」さんのまわりの多くの学生さんが、シリコンバレーをはじめとする海外へインターンに行きます。

乗り遅れてしまった方、これに申し込んではいかがでしょうか?

社会人、学生は問わない、とのことです


【実施期間】
 9月7日〜9月11日


【プログラム内容(仮)】

 9月7日
  MITキャンパスツアー
  大学職員インタビュー

 9月8-10日
  現地スペシャリストインタビュー
  ※詳細調整中
  エンジニア、研究者等に依頼中

 9月11日
  現地大学生インタビュー
  ツアー参加者によるディスカッション

【参加費】
 プログラム参加費 5万円

【参加資格者】
 ・将来スペシャリストとしてのキャリアを築いていきたい方
 ・海外に留学したいと思っている方
 ・海外でのキャリア形成の実態を知りたい方

 社会人・学生は問いません






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