2014年07月

2014年07月31日

錯覚を活用してリアリティ、感情をコントロール

錯覚で幸せになる技術

という案内が来ました。

IMG_20140729_183042651


案内文によると、


感覚器には異常がないにもかかわらず、実際とは異なる知覚を得てしまう現象が「錯覚」である。

錯覚は、限られた情報から現実を最大限理解するために、脳が作り出した工夫の結果として生じる。

「見間違いや思い違いなど、ネガティブな印象の強い錯覚であるが、これを積極的に活用することで、私たちの感じる感覚やリアリティ、感情をコントロールすることも可能になる」

匂いと見た目を変えて食べ物の味を変える技術、見た目を変えて満腹感を変える技術、見るだけで楽しくなれる鏡の技術など、


65fd80dd-s


複合現実感技術、リアル世界とバーチャル世界の融合




バーチャルリアリティとは、コンピュータの作り出した空間の中に入り込み、そこでいろいろな体験をしようという技術のことです。

また,複合現実感技術は、現実空間にコンピュータによる情報を重ねたり,コンピュータに現実空間の情報を取り込む技術で,HMD等を用いることで現実空間で現実以上の体験を実現することができます。

これらの技術では、コンピュータと現実、コンピュータと人間のより密接な関係を実現する様々な技術が 研究されています。


・これまでの情報通信技術は視覚、聴覚主体だったが、触覚、嗅覚などの感覚のインターフェースも開発する。

・人間の嗅覚は50%くらいしか正確ではない。視覚で違うものを与えると、そちらに引かれる。 

・ジュース、内容物は同じでも色を変えると味が変わる。

・拡張されるリアリティー、例えば、記憶は、見たもの、聴いたものを記録することにより、トレース、追体験が可能になり、正確性は確実になる。

・モノの限界、モノが残せるのは形だけ。動きや働きは残せない。バーチャルリアリティーでこれらを再現することが可能になる。

・リアルをバーチャルに取り入れる、バーチャルをリアルに取り入れる、の双方向が可能である。 


e9bf872d-s


人間・テクノロジーの未来「インタラクションからインテグレーションへ」




・「楽しい」から「笑う」のではなく、「笑う」から「楽しい」(ウィリアム・ジェームス)

・「笑う」ことを続けていると、自然に「笑える」ようになる。強制的にでも「笑う」と、他者との関係、コミュニケーション、自分の人生、に変化が生まれる可能性

・Google検索、世界の事はわかるが、自分のことは検索できない。「昨日何を食べた?」「1週間前に会ったあの人の名前は?」など。これが自動的に記録され、必要な時に引き出せると、人間の機能が驚異的に向上する

カメラ付きのメガネで視線が追ったもの、食べたものをを自動的に記録する、簡単なイア・センサーで聞いた音、話したことを録音する、など、

人間の行動が自動的に記録され、かつ、検索できる、

さらには、思ったこと、考えたこと、感じたこと、などが、自動的に、記録され、検索が可能になれば、人間の行動、生活は劇的に変化する、と思われます


拡張現実を利用して、錯覚を積極的に起こして、リアリティーを望む方向に拡大する

さらには、思ったこと、考えたこと、感じたこと、を自動的に、記録し、さらに後で検索できるようになれば、生活は劇的に変化するでしょう


さて、今日はどんなお話が伺えるのでしょうか?

早速出た話をまとめます


・拡張現実、視覚的な情報の付加だけではなく、私たちが感じるリアリティーを変える

・ファンタ、10数種類あるが、すべて無果汁。缶の色とジュースのにおいが違うだけ。示されているフルーツの果汁は入っていない。

ファンタ


・かき氷、シロップの味は同じ。イチゴ、メロンは、色と香料の違い

・見た目と味とにおいがセットになっている

・拡張満腹感、見た目を大きくすると食べる量を減らすことができる

・ポテトチップ、食べる量は袋の大きさに比例する

・コップの見た目の長さ、幅を変えると、飲む量が変わる

・皿の大きさにより、食事の量が変わって見え、食べる量も違う

錯覚1


・リアリティーの3要素:自律性、対話性、臨場感

・知覚された事象と事実は異なることがある。脳が合理的に、都合よく解釈している

・心理は感覚から生まれる。心理が感覚に影響する。感覚で心理を作ることができる。

・操作された鏡(わからないくらい微妙にCGで笑顔、悲しい顔にする)笑顔にすると楽しく、悲しい顔にすると悲しく感じる

・悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい

錯覚2


・博物館、動かないものを展示するだけでなく、タブレットの映像により、以前の状況を追体験

・以前の風景を再開発後もタブレット映像により楽しめる

・ライフログから行動の周期性や順序性を抽出できれば、未来の行動を予測できる

・予測の精度よりも予測の方向性が大切。その方向に進んでいけば、必然的に制度が高まる。

IMG_20140729_201734636


・食べ物「おいしそう」という期待同化。期待同化により、行動を変化させる。

・リアリティーの感じ方を変えることで、幸せになれる仕組みを創りだすことができる。

・人は一度選ぶと、その選択の理由を後付する。

・自分をだます機能のおかげで、悩まずに生きていける。




stake2id at 22:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月26日

科学史をたどると人間の知の営みが見えてくる

体系的に学ぶには歴史をたどることが不可欠、MOT(技術経営)の歴史とは?




産業史を調べると面白い。産業の認識論が驚くほどラディカルに変化している。

2000年代前半に一世を風靡した「ものづくり経営論」は今何処。

今、イノベーションと言えば、「人間中心」とか「デザイン思考」とか、西海岸発のトピックで一杯。でもこれが、2〜3年後も同じ可能性はかなり低い


研究を行うには、先行研究について調査して、どこまで研究が進んでいて、自分の研究はどこがポイントで、全体の中でどういう位置づけにあり、どんな意義があるのか?明確にします。

学問を学ぶ場合にも、どのようなニーズがあり、その学問が取り組まれて、発展してきたか?調べると、これからの学問の方向も明確になります。


0f48b294


科学技術史のすすめ、科学技術は振り返って見ても、面白い




科学技術というと、最先端の分野で、未知の領域を研究・開発していく、というイメージですが、実はこれまでの歩みを振り返って見ると、社会環境に応じて、人々がどういう道をたどってきて、今後どういう道を歩むのか?わかったりします。

これは、歴史を振り返ると、政治・経済が見えてくるのに似てます。

例えば、第1次世界大戦(1914年)を振り返ると、

・ヨーロッパ諸国は同盟・協商関係により、意図しない、加わりたくない戦争に巻き込まれていった。同盟・協商関係は戦争防止だけでなく、戦争へ巻き込まれる危険もある。

・戦費が膨れ上がったため、通貨と金を交換する金本位制をやめざるを得ず、その以降、アメリカのニクソンショックで金本位制から離脱し、通貨乱高下が起こることとなった。

・戦時物資調達のため、戦場から離れたアメリカ、日本の産業が急速に伸びる結果となり、相対的なヨーロッパの地位低下を招いた。


63a9d2e5


科学技術はというと、例えば、天文学の将来は?

で書いたように、


天文学が最も重要だったのは、航海が発達した時代です。

レーダー、電波がない時代に、広い海の中で、自分の船の位置を確認し、正しく目的地に行くためには、星の位置から計測するのが一般的でした。

それゆえ、星の動きを観測する天文学は、海外との物資の流通、交通を行なうために欠かせない重要なものでした。

そもそも、夜空の無数の星の中から、水、金、火、木、土の5個の星の動きが他の星と違うことを17世紀までに発見したこと自体、すごい!と思いませんか?

ガリレオ、ケプラー、コペルニクスなどの偉大な天文学者も16、17世紀に活躍しました。

人類が人工衛星を打ち上げられるようになり、GPS(グローバリング・ポジショニング・システム)で位置を確認でき、地上にあるものは何でも撮影できる時代になりました。


だったりします。

ただし、科学史を読む際に注意すべきことがあります。

科学史を読み解く場合、現代の科学技術から逆算する方向で、その進展の原点となった研究、進化に貢献した研究を見ていきます。

この見方では、一時は盛んで、当時の科学技術に大きな影響を与えた研究であっても、現在は廃れてしまった、退けられてしまった

研究は、ほとんど取り上げられない、ことです。

現在から逆方向に戻っていくだけでなく、ある時代まで一気に戻り、その時代にいるつもりで、その時代の研究を調べると、科学・技術の進化だけでなく、その時代の政治、経済、宗教などの状況がよく理解できそうです。

このような背景を踏まえた上で、

「科学革命の史的コンテクスト――インテレクチュアル・ヒストリーの手法と実践」

jpg small


に参加します。

通知によると、


17世紀ヨーロッパに成立したといわれる近代科学、その歴史的背景をルネサンス期の人文主義の知的遺産との関係から探究する。

往年のヒストリオグラフィでは軽視され、近年その再考が進められている医学・生物学・化学の分野を中心にすえ、疑似科学として退けられてきた錬金術や占星術と科学との関係も分析する。

インテレクチュアル・ヒストリー intellectual history の手法を採用して、「科学革命」の背景となる知のコスモスを再吟味することが最終的な目標となる。


とあります。

講演会の模様をまとめは、

Hiro Hirai先生講演会

にありますが、「TAK」さんのポイントをまとめていきます。

komaba


・17世紀ヨーロッパの科学革命、現在は疑似科学として退けられている錬金術、占星術も「科学」としての役割を果たし、現在の科学技術に至っている。

・科学史、現在の科学の視点が避けられない。現在は疑似科学として退けられている、錬金術、占星術は、科学の発達で大きな役割を果たしたにもかかわらず、科学史上も排除されている。 

・逆説的なこと、奇妙なこと、思いがけないこと、に、素晴らしい研究テーマが隠れている。好奇心、オープンマインドで臨み、既成概念で片づけないこと。

・現在ある「歴史」は、現代の歴史観、解釈から見た歴史、都合に合わせた歴史であり、実際にあった事実ではなく、ゆがめられている。

・オリジナリティー、誰も研究したことがないこと。

1010080_490613361049832_1829207609_n


・錬金術はニュートン、ボイルも扱った。当時は「化学」の重要なパートであり、科学史上も重要な役割を果たしているのだが、現代から見て、排除されてしまった。

・占星術は天文学に大きな影響を与えた。

・一般的な結論を引き出しやすい、歴史上の人物が、研究対象としてあげられ、歴史上は重要であったのに、一般的な結論を引き出しにくい人物は取り上げられない。

・広く一般的な論争テーマだけが問題とされ、そこに至るまでの困難な旅路は重要視されない。

・英語、フランス語、ドイツ語の文献は、その内容、事実分析が、その国民国家の観点に引きずられる。 

・日本は翻訳文化だが、イギリス、フランス、ドイツの、いずれかの影響下に置かれるのではなく、それぞれ適宜、取り混ぜるメリット

・アメリカと日本、ヨーロッパの研究を、海を隔てた、対岸から、離れた立場で、時には並列、結びつけ、対置できるメリット 

・ある著者、著作を研究する時、英雄視しすぎて、過大評価しすぎる、あるいは、同時代人と同様に過小評価してしまう、両面のリスク 

・ひとつの科学、学問の体系が、形を変えてしまう前の姿を再構築すると、いろいろなことがわかる。

・現代から見ると、奇妙、的外れなことが、なぜ、当時、重要なテーマであったのか?追い求めると、実は重大な事実が隠れている。

・歴史を知ること、人間の過去の営みを知ること、よりよく生きるための糧

・スター研究者が研究をリードする、ガイドラインになる著作が出版されると、多くの研究者が集まり、研究が促進される。


stake2id at 21:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月24日

研究プロモーションという仕事

「研究」というと、研究者という考え方が一般的です。

研究者と言うと、大学、公的研究機関、企業の研究所などに在籍して、ある研究テーマを設定して、そのテーマを深く掘り下げていく、という考えが一般的でしょうか?

ただ、科学・技術の進歩、変化が激しい時代に、ひとつのテーマだけに関わるよりも、いろんなテーマに関わりたい。

必ずしも自分が研究しなくても、いろんな研究者の研究の促進、実用化に関わりたい、

特定の研究機関に所属するのではなく、複数の機関をまたぐ、渡り歩く形で、研究に関わりたい、

など、研究者以外のカタチで研究に関わりたい、という人も増えてきました

140712sm1


特定の研究機関に属さない、独立系研究者という生き方




研究プロジェクトを考えてみます。

ひとつの大学、研究機関、企業で行うことができることは、あまりなく、いくつかの機関のコラボレーションになります。

研究プロジェクトの業務は研究活動は主体ですが、プロジェクト申請書作成、プロジェクトメンバーの選任、実験計画・スケジュール作成、管理、予算獲得・管理、研究委員会の運営、学会論文への投稿、最終報告書の作成、など、研究プロジェクトのデザイン、マネジメントが必要になります。

この研究プロジェクトのデザイン、マネジメントは以前は大学の先生が行う場合が多かったのですが、大きなプロジェクトでは、とても片手間で、できる仕事ではなく、直接研究に携わる人よりも、全体プロジェクトを俯瞰する立場の人の方が向いていたりして、専任に近い形の人がいることが多いようです。

技術コンサルタント系の会社がこの研究プロジェクトのデザイン、マネジメントを行うこともあります。

研究プロジェクトが進むにしたがって、進捗状況のマネジメント、研究成果の論文発表、特許申請、なども行わなければなりません。

140712sm5


さて、ここまで書いてきた仕事って、「TAK」さんが現在やっている産学官プロデューサーの仕事にほかなりません。

産学官プロデューサーは、あるテーマに専念して研究する、というよりも、ホットなテーマについて、プロジェクトを立ち上げ、必要な人材を集め、研究活動を行います。

こういった活動は、「特定の研究機関」に属さない方が適切に行うことができます。「特定の研究機関」に属すると、テーマが必然的に限定されてしまいます。

欧米ではフリーランスの立場の方が、研究プロヘクトのデザイン、マネジメントを行うことがよくあります。

研究プロジェクトのデザイン・マネジメントは、本来、非常に重要なことであり、企業が経営コンサルタントに委託する場合は、かなり高額になるのでは?と考えますが、現時点では、ほとんど実費、ボランティアに近い形で行います。


ただ、上記のように非常に重要なことで、ビジネスにする可能性はありそうなので、ちょっと考えたい、と思います。



これまで、大学の先生など、研究者の片手間、ボランティアのカタチで行われていた、研究プロヘクトのデザイン、マネジメントをビジネスとして扱う企業も出てきました。

その草分けが、知的財産マネジメント研究会(Smips)で、

「研究応援プロジェクト」というリバネス流の市場の拓き

という講演で、紹介されたリバネス

でしょうか。

リバネス


講演の様子は、

研究者とお金の話 「研究応援プロジェクト」というリバネス流の市場の拓き方


Smips・研究現場の知財分科会(第14回)【研究者とお金の話 「研究応援プロジェクト」というリバネス流の市場の拓き方】

にまとめられていますので、参考にしていただくとして、気になったポイントをまとめてみます。

 

・大学、研究機関、企業に所属しない独立系研究者が増えてきた

・産業界とアカデミックの橋渡し、大学、研究機関のネットワークにより、研究活動が活性化する

・理系出身者、電機、機械、バイオのメーカーなど、ルート、キャリアが固定され、決まっており、他の選択の余地が少ない

・アポが取れたら、あなたの魅力を伝える。自分の魅力を伝えられない人は不要。

・最初の出会いが相手との関係性を決める。

・研究者、自分がやっていることは説明できても、その社会的意義を伝えるのは苦手 

・世の中には、既に知られていることを、知ることができず、理解できずに困っている事例も多い。

・知的流動性を高めることで、世界中の未解決課題を解決する

・普遍的な解決策には市場がある 

・PDCAサイクルでは、効率化は図れても、イノベーションは起こせない。

・イノベーションを起こすにはQ(Question)P(Passion)M(Mission)I(Innovation)サイクル

・課題を見つけられない、何に困っているのか、わからない、ことが多い

・受益者負担では、受益者はお金を持っていないので、継続できないことが多い。

・研究者は自分ができることは、よくわかるが、他者ができることが、よくわからず、コラボが苦手

140712sm4



研究者だけでなく、研究プロヘクトのデザイン、マネジメントという仕事も増えてきそうです

どうやって、ビジネス化していくのか?いろいろ課題がありそうです




stake2id at 22:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月20日

Stanford大学d.school「デザイン思考」が東工大にやって来た

Stanford大学d.school講師による「デザイン思考」講演会

140720d1


という案内が来ました。

「デザイン思考」については、

デザイン思考、シリコンバレーIDEOの事例より

イノベーション創出エコシステム勉強会「社会システムのデザイン」に参加しました

デザインとビジネス戦略の融合「なぜ、いま、「デザイン」なのか?」

東大ischool innotalk「Design thinking」ドイツの事例より

などに書いてきましたが、

d.schoolでは、デザイン思考はどんな仕事・プロジェクトにおいても重要だという思想のもと、経営、情報技術、法律など多様な学科の学生が履修します。

140720d8


問題解決のためのデザイン思考における5 つのプロセス」が重要だということ。

empathy:課題の対象に感情移入する

define:問題を定義する

ideate:アイデアをたくさん出す

prototype:プロトタイプを作る

test:試験し、フィードバックを得る

4ec52d36


デザイン思考のステップ:1.デザイン・リサーチ(観察)2.統合(考察)3.ブレインストーミング、アイデア創造(創造)4.プロトタイプ、ストーリー(伝達)

このプロセスは、モノづくりだけでなくあらゆる問題解決の過程で応用できます。そして、d.schoolではこのプロセスを実際にクラスを通して経験していくことができます。

140720d4


基本は、この通りですが、実践者、機関によって、少しずつやり方が異なります。

今回の講師陣の手法は、上記のプロセスに加えて、スペース、マインドセットが挙げられています。

これについて、参加されていた方のブログ

Design Thinking Stanfordのd.school集中セミナー@東工大

を参考にしながら書くと、

140720d5


●スペース

いいプロセスはいい場所から生まれる。場づくりが大事。

●マインドセット

(1)Radical collaboration 

とにかく、まったく異なる人の組み合わせをラディカルに。売春婦とIT技術者と警官。医者と詩人とオーケストラの指揮者。起業家とシステム思考専門家とサイクリスト。おなじような考え方をするヤツラが集まってもあまり、いいアイディアは生まれない。

(2)Bias toward Action 

やってみることが大事。観察して、考えて、批判する。大事なことはとにかく具体的な行動を起こすこと。具体的なプロトタイプをひねり出してみるという行動。とにかく行動が大事。

(3)Focus on Human Value 

人の側に立って価値を考えてみる。ソリューションってのは人の役に立つような価値を生み出すこと。これスゲー!!!っていわせるような価値がそこから出てくればしめたもの。

(4)Embracing experimentation 

やってみて改善を加える。試行錯誤。

(5)Crafting Clarity 

手先を使ってモノゴトを明瞭に、ハッキリとカタチにしてゆく。いいモノゴトはいいプロセスから生まれる。そして、いいプロセスは明確なモノツクリ、コトツクリに繋がってゆく。

(6)Show it / Don’t Tell そ

出来上がったものは、そそれが自ら語りだす。創り上げたモノを見せることが大事。

(7)Mindful of Process 

イノベーティブなモノコトつくりには、とにかくプロセスが大事。いいプロセスの流れを生み出すように。五感を総動員して、アンテナを高く。

140720d2


さらにポイントをまとめると、

・ワークショップで考えをシェア、一人では思いつかない、考えが広がる。 

・「問題は何か?」を明確にすることが大切。これができれば、解決策は自ずと求まる。

・イノベーションは一過性のイベントではなく、デザインのプロセス

140720d9


・すぐに解決策を求めるのではなく、デザイン思考のプロセスを経て、解決策を得る。

・解決策を得る、よりも、解決策を得るまでのプロセスを重視

・場が対話を促す。場を活動に適したように、デザインする。

・背景が異なると、人々は問題を違った視点から、それぞれ別にとらえる。

・小さな経験、失敗から学ぶ。快適ゾーンから抜け出て、新たな経験をする。

・チームは専門、背景が異なる、多様なメンバーから構成し、プロジェクトにより、メンバーを変える。

・対立は避けられない。クリエイティブな対立は大切。何を優先するか?

140720d6


・デザイン思考は一つの手法、状況によっては他の手法が適している。

・デザイン思考は、意識しなくても、日常の活動に織り込まれている。逆に言えば、無意識に日常生活の織り込まれている、プロセスを明確化したのがデザイン思考

・プロトタイプを試して、フィードバックを得て、修正するプロセスはいつも使われている。 



stake2id at 20:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月18日

研究活動を劇的に変える?学術・産業技術俯瞰システム

東京大学イノベーション工学研究会「学術・産業技術俯瞰システム開発プロジェクト」

という通知が来ました。

140717i4


通知文によると、

政府の技術開発プロジェクト、イノベーション政策、もしくは企業の技術経営戦略の立案に貢献することを目的として、

ネットワーク分析・機械学習・自然言語処理などの情報工学や計量書誌学の手法を用いて、学術論文や特許情報等の様々な情報を対象に、

(1) 将来的に成長領域となりうる技術領域(萌芽領域)の自動特定

(2) 萌芽領域に関連の深い技術領域(関連領域)の自動特定

(3) 萌芽領域・関連領域における有望な研究者及びそのグループの自動特定

また、政策や企業の技術経営戦略立案者などの実務者に対して、上記研究項目を実際に利活用可能な機能として提供する「学術・産業俯瞰システム」の開発を行っています

140717i3


やはり、東京大学イノベーション工学研究会での

知識コンテンツの分析の展望〜文献調査・体系化を劇的に変える可能性

に、


研究を始める時、あるいは、これまでの自分の専攻とは違う、新しい分野の研究を行う時、

必ず行うのが、先行研究文献調査です。

その研究分野のこれまでの進展、今後の方向を知るために、その分野で、バイブルとなっているような主要研究論文、それをもとに進展した研究論文を調査します。

何がどこまで研究されているのか?何が、まだ不明で、何を研究すれば価値があるのか?

先行研究文献をベースに調査します。

ここがずれてしまうと、研究自体がずれてしまいます。

それゆえ、研究前段階の重要なところで、最低でも1か月、長い場合は、半年程度の時間をここにかけます。

インターネット以前は、参考文献リストを作成し、それぞれの文献がある図書館を探して、実際に図書館を訪れ、コピーを取る、という気の遠くなるような作業でした。

インターネットの時代になり、論文などの文献は電子化され、PCがあれば、実際に図書館に行かなくても、ダウンロードできるようになりました。

文献検索は、主に著者名、タイトル、キーワードをもとにダウンロードします。

しかし、実際には、少し読むと、自分の研究には、役に立たないことがわかり、新たな論文を読む。

また、少し読むと、自分の研究には、役に立たないことがわかる、という、時間と労力がかかる作業になります。

インターネットで大量の文献を入手できる分、この作業にも多くの時間と労力を割きます。

インターネットで「文献」という単位を検索するだけでなく、文献の中まで検索できれば、

例えば、キーワード、キーワード同士の関連、概念などが検索できて、さらに同じ、キーワード、概念を使っている他の文献を示してもらえれば、

140717i6


すると、その分野で、バイブルとなっている主要研究論文を入れると、

著者、キーワード、概念から、

・そのバイブルとなっている主要研究論文が書かれるまでに利用された論文

・そのバイブルとなっている主要研究論文が書かれてから、派生した研究論文

が、極めて短時間でわかるようになる。

現在、多くの研究者が、長時間かけている、文献調査、体系化を効率化するサポートシステムは、もうすぐできるかもしれません。

実は、これは研究活動を劇的に変える可能性があります。


と書きました。

上記のように、先行研究調査、キーとなる論文、研究者について、システムが調査してくれれば、研究準備作業が劇的に効率化されます。


さて、その分野の研究について、最近どの方向で発達してきて、今後どの方向に伸びそうか?どの研究分野と結びつきそうか?

これを見極めて、今後伸びそうな分野に研究対象を定め、研究を行います。

これについても、システムがサポートしてくれれば、研究領域の設定の見定めを誤って、時間、労力をムダにしてしまう、おそれが大幅に減ります。これも研究活動の劇的な進化です。

このような研究活動の劇的進化をもたらす可能性があるのが、この「学術・産業技術俯瞰システム」です。

140717i2


では、期待を込めて、早速出た話をまとめます。

・データ・サイエンスと言うと、データの遊びのように言う人もいるが、ある研究分野の研究、特許の状況を分析すると、キーとなる論文、研究者、今後の研究の方向が予測できる。

・イノベーション力=科学技術×教育×ITインフラ

・科学と技術の進展、成果の産業化により、新産業が生まれると、新たに研究者が参入する。

・論文→特許→市場にはそれぞれ10年のタイムラグ、産業が生まれてから教育体制が整備されるには20年かかる。

・現在の大企業での研究開発のほとんどは既存技術の改良、事業化まで3年以内のもの。将来のイノベーションではなく、現在の技術に投資している。

・大型プロジェクトは成功する、という暗黙の合意(実証試験など)既にある程度研究が進んでいるテーマに、これから研究すると称して予算化

・専門領域を限定しないと、最先端の研究が難しい。タコツボ化、視野狭窄による関連技術の見落とし、競合技術の軽視

・専門家だけだと、自分の研究領域の擁護、専門家がいないと、単なる素人の時事放談

・経験、勘、度胸あるいは印象、政治、調整に基づく意思決定からエビデンスに基づく意思決定へ

140717i5


・データ・サイエンス、現状の記述的分析から予測、探索的発見へ

・科学と社会の関係性を分析する。両者の交点の範囲内で、未来の社会と産業構造が決まる。

・エコシステム分析、技術の競争、企業の競争から企業同士のアライアンス、エコシステム同士の競争へ、人、モノ、金、情報の流れ

・データ・サイエンスによる客観的な分析と主観的な判断のサイクル

・ITとネットにより、高速道路が整備された。ところが、高速道路を下りたところで、大渋滞

・データ・サイエンスの時代に必要な力:技術経営リテラシー、データ分析スキル、論理構築力、行動力・人間力 

・論拠(データ、エビデンス)、論理(コンセプト、セオリー)、情理(ストーリー)が大切 

・現状のネットワークの中で閉じているのではなく、ネットワーク同士をつなげる

・経営者、異なる価値基準の中で意思決定を行う。

・企業、一企業の中での活動から、企業同士のアライアンス、企業間ネットワークを構築しての活動へ

・「組織」と「組織」をつなぐ「組織」が大活躍

・単なるネットワークは機能しない。価値、ビジョンを共有した人同士のネットワークが大切






stake2id at 22:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月16日

創造とイノベーション、料理の力で世界を変える

アメリカンセンターJAPAN ホール

より、

クリエイティビティ&イノベーション 2.0−料理の力で世界を変える秘訣にせまる!−

IMG_20140714_173418736


という案内が来ました。


イノベーションと言うと、科学技術を思い浮かべがちですが、食文化の融合・伝達、クリエイティビティーの発揮、生活者への価値、と言う意味で、料理の力は大きいです。

食は最も生活に結びついた、文化を反映したもので、料理人の創造が表現でき、料理者と食する者の対話が様々なイノベーションを呼ぶ。人々の生活の基本から文化、世界を変える可能性があります。

日本は海外の料理を取り入れて、日本の文化に合ったものに進化させるのが得意です。

140715食4


例えば、パスタはイタリア料理ですが、日本のパスタは質が高く、本場イタリアで食べるものと何ら遜色がありません。

スペイン料理のパエリアなど、日本人に合ったものが日本で食べられます。

中華料理に至っては、本場を離れて、独自の「中華」を創り上げています。

というように、文化の融合、伝達の手段として、食は重要な機能を果たしています。

140715食1


医食農イノベーション、植物工場、機能性食材ビジネスなどの可能性


「食」は生活の重要な基本でありながら、イノベーションは、ゆるやかにしか進んできませんでした。

ただ、逆に今後大きな可能性がある、ということでもあります。

人々は早い時期から「火」を使って、煮る、焼く、炊く、などの調理行為を行ってきました。

ただ、肉、魚、などの生鮮食料品を家庭で保存できるようになったのは、昭和30年代の冷蔵庫の普及からです。

それまでは、肉、魚、などを長期に保存するには、煮干し、鰹節など、乾燥させていました。

家庭で、冷蔵、解凍できるようになってから、生産、流通にも劇的な変化が起こっています。


140715食3


技術、製品から音楽、アート、料理など文化のグローバル化へ


アメリカでアジア系の料理は人気が高く、日本料理の評価も高い。ただ、日本人が経営する店ではない。「純日本風の味付け」や「日本から空輸した高級食材」など細部にこだわり過ぎる伝統的な日本料理はうまくいかない。


というように、食も日頃気づかないですが、よく見ると、いろいろな進化であるとか、普及の方法があります。

さて、今日はどんなお話が聞けるのでしょうか?

IMG_20140714_173815140


出た話をまとめます。

ところで、アメリカンセンターJAPAN ホール

では、アメリカ大使館が主催する、いろいろなイベントが開かれます。

アメリカの若き女性リーダーから「行動すれば、社会は変えられる」アメリカ流・変革(チェンジ)のつくり方

に、その様子を書いていますので、参考にしてください。

IMG_20140714_18090969


・世界の人々には、違う点、異なる点も多いが、共通の点も多い。

・言語は異なっても、食は共通。食は料理人が自分を表現する方法。 

・移民により食が融合する。メキシコと中華など

・普段住んでいるところを離れ、知らないところへ行く「旅行」はインスピレーションを得る上で大切。

・ネットで世界中どこでも調べられるが、物理的に身体がいる場所も大切。

・料理には科学の知識が大切。

IMG_20140714_184247929


・自分がよく知っている、快適なコンフォート・ゾーンにいるのではなく、そこから抜け出して、いろいろな知識、刺激、考えを得る。

・箸は指のように操作できる。ひとつひとつの食材を順々に食べることができる。

・クリエイティビティーを生み出すためには、その基本となる調査、開発が大切。 

・料理人と客の間に「壁」は作らない。美味しく食べる、フィードバック、改善のためには、料理人と客の間の対話が大切。 

・最初から成功すると1種類の料理しかできない。失敗の連続で、いろいろな料理ができる。

・いいスタッフ、周囲に囲まれていると、提供できる食事のバラエティー、質がぐっとよくなる。

IMG_20140714_184317894


・貧困地域では、料理法は、焼く、煮るなど、太古の方法のまま。

・自分の専門、得意なこと、できること、を世界のいろいろなところに適用、貢献する。

・重力(自然の力)に逆らわず、利用する。

・頭で考えているだけでなく、行動しているうちに、アイデアがわいてくる。

・チームで働くことにより、多くの人々とアイデアを創発することにより、クリエイティビティーが生まれる。

・完璧を求めても難しい。できることに集中し、改善を続ける。快適な、慣れている、コンフォート・ゾーンを抜け出す。

・国を変えようとしなくても、周囲に何か、貢献できることはある。

・人生は機会とリスクの連続。

・金はある程度は、生活、ビジネスを回すためには必要だが、ある程度を超えると、お金はインセンティブではなくなる。




stake2id at 23:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月08日

イノベーション創出のエコシステム「シリコンバレーの事例より」

イノベーション創出のエコシステム 第4回勉強会

という通知が来ました。

IMG_20140707_181903529


この勉強会には以前にも参加しており、その様子は

イノベーション創出エコシステム勉強会「社会システムのデザイン」に参加しました

イノベーション創出エコシステム「社会システムのデザイン」とは?

に書いています。

これまでは、社会システムについて、デザイン思考による検討を行ってきましたが、今日は、シリコンバレー、オースティンの事例より、イノベーション創出のエコシステムについて検討します。

イノベーション創出のエコシステムについては、このブログでも検討してきましたが、復習します。

IMG_20140707_183940753


企業家精神(アントレプレナーシップ)を発揮するにはイノベーション・エコシステムが大切

に書いたのですが、


(イノベーションのエコシステム)

・自己完結できる企業など存在しない。いかなる企業も、その成功は、支援企業やインフラに左右される(マイケル・ポーター)

・成長著しい地域経済を見ると、例外なく、クラスターが形成されており、生産性、イノベーション、競争力の面で重要な役割を果たしている(マイケル・ポーター)

・テキサス州オースティン、ビジョナリストによる計画的・人為的な「場」において、大学、ベンチャー、大企業の有機的、偶発的な展開が見られた

・クラスター形成においては、大企業からのスピンオフが、ベンチャーとしても人材としても母体になっている

・大企業が優秀な人材を集積させ、教育し、人的ネットワークを形成し、社内ベンチャーを育成し、それらの人材がスピンアウトすることが、クラスターにおいて重要な役割を果たしている

・チボリ・システム。事業アイデアがIBM社内では認められないため、スピンアウト。IPOを果たすがIBMに買収される。スピーディーさが失われ、主要メンバーが再度スピンアウト

・ベンチャー企業の出口戦略、日本ではIPOだが、アメリカでは大企業によるM&A

・シリアルアントレプレナー(複数回、会社を設立した人)が経験、スキル、ネットワークを活かし、境界横断的に出口戦略を果たしていく

・ネットワークは、起業家のみならず、VC、支援機関、大学など外延性を含むと有効に機能する。ただし、適切な維持をしないと時間と共に減衰していく 

IMG_20140707_184537629


企業家精神(アントレプレナーシップ)を発揮するには、大企業、大学、ベンチャー企業、弁護士、弁理士などの専門家集団などのイノベーション・エコシステムにより、技術、知財、人材、資金が動くことが大切です

大企業、大学、ベンチャー企業、弁護士、弁理士などの専門家集団などのイノベーション・エコシステムは、ポジティブな関係だけではなく、

・大企業をレイオフされた人々が、新しい産業を創る

・大企業をスピンアウトしたベンチャー企業を、数年後にその大企業がM&Aで吸収

のように、かなりドロドロしたものも含みます。これらを含めたエコシステムの中で企業家精神(アントレプレナーシップ)は活かされる、ようです


「米国におけるクリーンテックベンチャーの動向と今後の課題」に参加しました




ベンチャーが活躍する分野としては、クリーンテック、ライフサイエンス、ITが主流ですが、それぞれで全く様相が異なること、

アメリカでもベンチャーを育てる生態系があるのは、シリコンバレー(スタンフォード)、ボストン(MIT)、ニューヨーク。投資家、ベンチャー経験者、(レイオフされた有能な)技術者、弁護士がいて、世界中から人材が集まる



オープンイノベーションとアントレプレナーシップ(企業家精神)




オープンイノベーションとアントレプレナーシップ(企業家精神)については、企業体質、個人の資質として、議論されることが多いのですが、

むしろ、

・グローバル競争の激化、株主への説明責任の増大に伴う、大企業の中央研究所の終焉

・大企業の基礎研究からの撤退に伴う、産学連携、ベンチャー企業への移行

・単独企業内でのイノベーションから、産業クラスターでのオープンイノベーション

という時代、社会の大きな流れの中で考えた方がよさそうです


IMG_20140707_19402627


さて、これらの前提を踏まえて、出た話をまとめます。

・イノベーション・エコシステム、人・技術・ファンドのネットワーク

・産業クラスター、地域の競争力、競争と協調 

・活気あるクラスターには優秀な人材(人材の確保、教育コストの削減)、情報の集積、標準化が容易、時間コストの削減

・シリコンバレー、優秀な人材が集まる、起業家精神、スピンオフ、技術革新のコア(スタンフォード大学)、資金調達、意のフォーマルなネットワーク 

・リーン・スタートアップ、1件ごとの投資額が減って、投資案件が増えた

・クリエイティブ・シティー、創造力が経済成長のキーポイント

・Technology, Talent, Tolerance 創造力が集積するところで、経済が成長する

・エコシステム、多層的で活発、芸術・デザイン、特許、技術など知的財産

・日本のエコシステム、地域クラスター「多様性、専門性が欠けている金融の関心が薄い。 

・起業する人、起業を手伝う人が多いほど、国、地域に活力がある。

・経済成長の3段階、要素→効率→イノベーション、日本は第3段階になるのに、効率の考え方。 

・リスクとリターンは相伴う。リスクを許容しない、のではなく、リスクがあることが前提

・ICTにより起業環境は激変、リーン・スタートアップ。資金調達法にも変化、クラウドファンディング

・シリコンバレー、参加者の国籍が様々、すぐに20か国に展開可能

・オープン・イノベーションが加速、製品だけでなく、技術も外から買わないと、ビジネスが続かない

・シリコンバレーに本社を置く会社が増えている。シリコンバレーのダイナミズムを取り入れる。

・研究者が社内にいると、情報が限定される。外とどうインタラクションするか?

・研究シーズが実用化、商業化され、社会に還元され、人々の生活、社会を変えると共に、この過程に参加した人々が経済的な恩恵に恵まれることが大切

・商業化、実用化による経済的恩恵が継続するためには、資金が循環することが基本

IMG_20140707_184022559


・お金には「色」がついている。ベンチャー・キャピタルにはお金だけでなく、ネットワーク、スキルの提供も期待している。

・ベンチャーキャピタルとクラウドファンディング、資金の規模が後者はまだ小さく、競合ではなく、棲み分けている 
・日本以外では、所属組織ではなく、人と人のネットワーク。それゆえ、グーグル→インテル→マイクロソフト、というキャリアパスがある 

・会食はヘッドハンティングの場

・本社の判断を仰ぐのではなく、その場で決断できる、スピード感が大切

・スタートアップ企業に、詳細な資料の準備を要求してもムリ

・ベンチャー企業の買収、技術だけでなく、国籍、文化、宗教が異なる人が入ってくる。これをマネジメントできることが大切

・80年代、日本はアジアで断トツのナンバーワンだった。アジアをリードする、と期待していたのに衰退

・日本人の素質、モラルは高い。海外で同じ水準を前提にすると大間違い

・日本は技術は素晴らしいのに、利益に結びついていない。知的な人は「金儲け」に対する罪悪感 

・ベンチャー、成功は10分の1以下。成功した少数で、大儲けして回収

・日本は人口減で市場縮小、アジアへの展開は必至

・日本の通常技術を途上国で展開するとハイテク 

・東京にいると、海外の現地の状況はわからない

・技術の量的拡大はどうやっても途上国には、かなわない

IMG_20140707_195016708



日本にエコシステムを作ったとしても、いきなりシリコンバレーの、多様な国籍、それによる国際展開を実現するのは難しい、と考えられます。

産業クラスターというエコシステムは、実はずっと以前から多くの地域で行われていました。

経済効率性を重視すると、途上国との低コストの国際競争力で勝つのは難しく、衰退した地域クラスターが多いですが、イノベーション創出という視点からは、いろいろできることがありそうです。







stake2id at 20:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月05日

MOT(技術経営)大学院とデザイン思考大学院の違い

MOT(技術経営)大学院か?デザイン思考大学院か?

を書いたところ、物凄い反響がありました。

実は、

MOT(技術経営)大学院か?デザイン思考大学院か?

という表現は正しくありません。

いわゆるMOT(技術経営)大学院はデザイン思考のプログラムを取り入れているし、デザイン思考大学院は、技術をビジネス、経営につなげるプログラムを取り入れています。

MBAの技術版コースと、デザイン思考に重きを置くコース、と便宜上、区分けした、と考えていただければ、と思います。

つまり、変化していくプログラムであって、区分け自体に意味がないはずなのですが、何がひっかかるのか、考えてみました。

images


MBA、MOTを取得したら、飛び出さないと グロービスGSC & Japan MBA Forum 共同企画に参加して

東工大MOT(技術経営)同窓会フォーラム

に書いたのですが、


大企業から参加した方々は、MOT(技術経営)修了後に、起業するわけでも、転職するわけでもなく、ほとんどが、もとの大企業に戻っていきます

そこで、MOT(技術経営)での勉強はどのように活きているのか?定かではありません。

聞くと、皆、口をそろえて「役に立っています」というのですが、どのように役立っているのか?よくわかりません。

もしかしたら、せっかく受けたMOT(技術経営)での勉強も、しばらくすると、埋もれてしまうのかもしれません

どうやら、MBA、MOTで学んだことは、なかなか会社では活かせないし、また、会社ではMBA、MOT取得を評価されない、というのが実態のようです

せっかく勉強したこと、素晴らしい環境での経験も、元の鞘に収まると、活かせないようです。

学んだこと、身につけたこと、新鮮な経験を活かすには、新しい環境を切り開くこと、が重要なようです。

海外留学でも、社会人大学院でも、学んだこと、身につけたこと、そこでの新鮮な経験を活かすには、元の鞘には戻らない、新しい環境を切り拓いて、かもしれません


のように、学んだことは大変有意義だったけれど、それを活用できているか?がポイントだったりします。

140403ロケット


一方、デザイン思考大学院では、

デザイン思考、シリコンバレーIDEOの事例より

に書いたように、


早い段階で、コストをかけずに、プロトタイプを創り、市場に出して、フィードバックを得る。アイデアでは見えなかったことが、プロトタイプにすると見えてくる。 

など、実際にやれているか、どうか、がキーポイントです。


140424イノベーション2


東大iclubプロジェクトが同時並列的に進行中、どんなイノベーションが生まれるのか?



「イノベーションの学校」東京大学i.school関連の活動で、いつも感心するのが、

・活動が東大内で完結することなく、どこかで根を下ろした活動が始まる

・複数の団体とのコラボレーションが同時並行的に起きている

ことでしょうか?

単なる地域の高校生と東大生の課外活動ではなく、キーパーソンとなる社会人を巻き込んで、ビジネスとなっているところでしょうか?

学校では先生、専門家、経営者などから知識、経験を学んだり、参加者同士のグループワークにより、調査、話し合い、プランの作成、プレゼンテーションなどを行います。

それぞれが大変有意義なのですが、そのほとんどが「大変ためになった」と学校内で完結してしまいます。

ビジネスに活かすために参加している社会人学生も、決して例外ではなく、せっかくの学びが学校内で完結してしまっています。

スタンフォード大学ではグループワークで考え付いたビジネスプランを実行して、年商数億のビジネスになる、ということもあるようですが、日本ではあまり聞きません。

学校内で完結させずに、どこかで活動を行うためには、誰か、とのコラボが必要になります。

それも「足し算」ではなく、「掛け算」であることが大切です。

5e9355e2


「スケールアウト」

人手、資金が十分ではない状況で、小さなプロジェクトが同時並列的に進むと大きなイノベーションが起こる可能性がある

が、まさに進んでいる、ということかもしれません。


ということで、同時多発並行的に、いろいろなプロジェクトが進み、着実に輪が広がっている


140403つながる


のように、「学んだことは大変有意義だったけれど、それを活用できているか?」と悩んでいるのではなく、

とにかく、何らかのプロジェクトが進行中、もちろん、うまくいかないこともあるけれど、フィードバックして、修正しながら進行中

ということでしょうか?

大企業、官庁でMBA、MOTを取得して戻ってきたからといって、いきなり組織、ビジネス変革と言うのは難しいものです。

ただ、「スケールアウト」

人手、資金が十分ではない状況で、小さなプロジェクトが同時並列的に進むと大きなイノベーションが起こる可能性がある

を組織の枠組みを超えてやる方法もありそうです。


まとまりがありませんが、悩んでいるよりも、やってしまおう、というところでしょうか?



stake2id at 22:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月04日

MOT(技術経営)大学院か?デザイン思考大学院か?

大学院の出願の時期が迫ってきました

MOT(技術経営)の大学院を目指している学生さんから、

「東大TMIと東工大MOTのどちらがよいでしょうか?」

という質問を多く受けます。

140704IDEO


これについては、

2008年の

東大TMI(Technology Management for Innovation 技術戦略学)か?東工大MOT(Managemrnt of Techmology 技術経営)か?

から毎年、2013年の

2013年版東大TMI(Technology Management for Innovation 技術戦略学)か?東工大MOT(Managemrnt of Techmology 技術経営)か?

まで、毎年少しずつ変わっているところを加筆、修正してきました。

「そろそろ2014年版を書いてください」

というリクエストも多くいただいているのですが、

これについては昨年までのものを参考にしていただき、変化した点については各自対応していただくとして、今、考えていることを書きます。

140704MOT


2008年時点では、技術をビジネス、経営に結び付ける、俯瞰的な教育をする大学院として、MOT(技術経営)大学院が導入された時期であり、

東大TMI(Technology Management for Innovation 技術戦略学)

東工大MOT(Managemrnt of Techmology 技術経営)

が、先進的なプログラムであり、選択を迷う受験者に、状況により、どちらがふさわしいか?両方のプログラムを知る立場として、情報を提供してきました。

上記URLにも書いてありますが、両プログラムで単位交換制度もあるので、それぞれ適した方を選んでもらえれば、と考えてきました。

ただ、この分野は、非常に変化が激しく、スタンフォード大学のd-school、イリノイ工科大学Institute of Design、MITのシステムデザインマネジメントなどが実践しているデザイン思考の考え方が普及してきました。

これについては、

デザイン思考、シリコンバレーIDEOの事例より

を参考にしていただければ、と思います。

140704デザイン思考


それにつれて、デザイン思考を取り入れた大学院プログラムも増えてきて、

イノベーション教育学会

大学・大学院におけるデザイン思考(Design Thinking)教育

を見ると、

東京大学i.school、京都大学デザインスクール、東京工業大学、九州大学芸術工学研究院、九州大学QREC、東北大学SSD、慶應SDM(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科)など

がデザイン思考を取り入れた大学院プログラムを提供しています。

誤解がないように言っておきたいのですが、

MOT(技術経営)大学院が既に陳腐化し、これからはデザイン思考大学院の時代

という訳ではありません。

140704サイクル


MOT(技術経営)この1年を振り返る

体系的に学ぶには歴史をたどることが不可欠、MOT(技術経営)の歴史とは?




イノベーションと言えば、「人間中心」とか「デザイン思考」とか、西海岸発のトピックで一杯。でもこれが、2〜3年後も同じ可能性はかなり低い


と書いたように、その時点の社会、時代の流れに合わせて、流行があります。

現在は、「人間中心」とか「デザイン思考」とか、が流行と言うことで、これが普遍的、とか、正しい、というものではありません。

140704サイクル1


ただ、一方で、

ハーバードとシカゴのMBAの教え方は、どこが違ってどこが同じなのか

ハーバードの名物授業が“世代交代”する?

MBAの伝統的なケースメソッド主体の限界が見え始め、起業体験などの多様化が起こりつつあります。

また、東大TMIに在籍しながら、東大i.schoolで学ぶ学生、MOT(技術経営)大学院を修了したのだが、その後、デザイン思考大学院で学ぶ社会人学生も増えてきました。

140704ideo1


何が言いたいかと言うと、2〜3年前までは、MOT(技術経営)を効率的に学びたいのであれば、

東大TMI(Technology Management for Innovation 技術戦略学)か?東工大MOT(Managemrnt of Techmology 技術経営)か?

という、限られた選択肢であったのですが、今は、プログラムも多様化してきたので、各自のニーズに応じて、選択してほしい、ということでしょうか。

ところで、どのプログラムに参加したとしても、多くの大学で単位交換制度を採用していますので、

自分の大学だけでなく、他の大学のプログラムにも参加して、ネットワークを広げるとよい、と思います。



stake2id at 23:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月03日

「紅一点」女性の力を最大に発揮するバランス?

「紅一点」という言葉が、ずっと昔からあります。たくさんの男性の中に、女性が一人だけいる、状況でしょうか。

一人だけではなくても、女性が少数派、というのは、よく見かける状況です。

例えば、東大の女性学生比率は20%、工学部に限って言えば8%

企業でも、女性総合職は、まだまだ少数派

この比率を増やして、女性の力を活かしていこう、というのが最近の風潮でしょうか?

140703紅一点


ただ、女性全体の力はともかく、ある一人の女性の力を最大に発揮する、という意味では、実は、「紅一点」少なくとも紅二点、多くても三点、の状況がよいのではないか?

という仮説を立てています。

最近、女性の活躍を期待して、女性だけのパネリストによる、パネルディスカッションなどが、よく開催されます。

その際に、正直言って、あまり、パッとしなかった女性パネリストが、「紅一点」の状況で、パネリスト、モデレーターを務めると、斬新な意見、鋭い切り口、細かい気遣い、で、驚くことがよくあります。

140703女性たち


女性だけのパネリストで、パッとしなかった事例は、

女性リーダーへの「女性の視点」の期待について


このシンポジウムは、特に、「自分になかった視点、ポイント」がありませんでした。

大企業の女性役員たちから、どんな話が伺えるのだろう、と期待していたのですが、率直な印象としては、彼女らの話す内容は男性役員のものと全く違いがなく、「女性の視点」などは感じられませんでした。

女性アスリート、アーティスト、経営者、官僚、医師などの場合、必ずどこかしらに女性の視点を感じるのですが、今回はそれが全くありませんでした。

140703女性


組織の中で出世するためには、「能力がある」ことはもちろんですが、それと同じくらい、「評価者の評価基準を理解し、それに自らを適合させる」ことが大切です。

彼女らは、男性社会の中で、たくましく生き抜いていく中で、女性特有の視点を活かすよりも、極力抑えて、男性の価値観に合致させてきた、のでしょう。

右肩上がりの成長社会が終焉し、多様性が求められる社会になりました。

皮肉なことですが、多様性のために、「男性の価値観」で生きてきた女性役員を増やしても、望む結果は得られそうもありません。


「女性技術者たちの本音トークin サイエンスアゴラ」に参加しました


実を言うと、この本音トークは十分に本音を引き出せなかった、感があります

「職場に恵まれて」「周囲に助けていただいて」など、よかった体験だけに終始していました。参加者にとっては、こういう話よりも、
もがき、苦しんだ、生の体験の方が大いに参考になります

上に書いたように、パネリストには、「出産直後に、仕事をしながら、新分野の大学院に通った方」「文系学部を卒業してコンピューターメーカーに就職して、就職後、情報工学の大学院に通い、修士号を取得した方」がいます。この辺の苦労のプロセスが聞きたかったのですが、残念ながら聞き出せず終いです

「TAK」さんが見るに見かねて、

「一度や二度はこんなところやめてやる!」とか「ここではキャリアが伸ばせない、他に移ろう!」と思ったことありませんか?

と質問したところ、「実は」という話が出てきましたが、終了時間が迫っていて、中途半端でした

140703パネル


このイベントでは、

・パネリストは5名で全員女性でしかも、転職することなく、最初に勤めた企業でずっと勤務

・司会も女性

でした。

5名のパネルを組む時、女性1、2名と男性3,4名のパネルと、5名全員女性のパネルでは、前者の方がずっと女性が活きて、迫真の見解を聞くことができます

例えば、ずっと同じ企業ではなく、転職した女性技術者が半数程度いて、司会が男性だったら、ずっと面白かった気がします

女性技術者の本音以上に、場のデザインによるイベントの深まり、女性イベントの限界、を感じました


140703足りない


もちろん、人によるし、場の雰囲気にもよります。

ただ、男性が女性とのコラボにより、男性だけでは、思いつかない、発想を得るように、

女性も、女性だけよりも、男性とのコラボの中で、能力を発揮する

「紅一点」少なくとも紅二点、多くても三点、の状況、とは、少なくとも個人の力を発揮するにはよい環境

という仮説を得ました。


この仮説、どうやって検証しようかな?




stake2id at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年07月01日

教育シンポジウム「グローバル人材育成に必要な英語教育とは?」

教育シンポジウム「グローバル人材育成に必要な英語教育とは?」

という案内が来ました。

140701通知


このテーマについては、

グローバル化時代の日本の教育「変わる世界で、変える人に」

に書いたり、

テニスプレーヤー杉山愛選手「テニスを通して国際人として生きる」



・海外で戦う選手は英語で話せることが必須。通訳を通してでは、本当の意味での意思疎通が難しい。

・テニスのジュニア海外遠征、裕福な家庭出身の選手ばかりなので、みんな英語が話せる。

・英語、わからないなりに、いる、使うが大切 

等と書いてきました。


今日のゲストからは、どんなお話が聞けるのでしょうか?

早速出たお話をまとめます。

140701英語


・英語は事実上、世界の公用語、世界を舞台に活躍するにはマスターせざるを得ない。

・今後はすべての人々がグローバル・シチズンとして生きていくことになる。

・「人材」経営者が活用する立場からのニュアンス。「役に立つ」で判断すると、せいぜい、役に立つ人間しか育たない。

・受験、点数競争の概念が終わる大学生の時期に自分の価値観に自信がなくなる。

・他者への問いかけが重要だが、人前で間違えることをおそれて、避けてしまう。

・英語に起因する問題と、学びに起因する問題がある。

・言語習得には肉体的、年齢的な限界があることも否めない。

・「英語を勉強する」から「英語で勉強する」へ

・「英語で」勉強したくても、単語、表現の蓄積が少ないと、やろうにもできない。

140701英語1


・学校での英語学習だけでなく、家庭での学習が大切。週4時間の授業だけでは全く不足。

・公立中学、トップは早慶が狙えるレベル、ボトムは全く授業についていけない。同一内容の授業は難しい。

・地方、非行防止対策のため、部活動を重視し過ぎ、学習の時間が十分に取れない。

・英語ができれば、MOOC、Couceraなど、世界共通の教材で学べる。 

・東南アジア諸国、英語ができることが将来の収入、地位につながる明確なインセンティブがある。 

・日本では英語ができなくても、生活できてしまう。先生自身、経験がないため、英語のインセンティブを説明できない。

・英語は勉強するだけでなく、身体で身に着ける。

・大人は悔しい経験、危機感から勉強するが、子供は楽しくないと、サポートしないと、勉強しない。

・大人はブロークン・イングリッシュでOK。ただし、これから世界で活躍する子供は、できれば「しっかりした英語」を身に着けたい。

・レポート、プレゼンは、フォーマットにのっとって、ロジカルな構成、見た目も肝心。引用はしっかり記述

・国際会議で、同時通訳なしで、十分な交渉ができる人材を育てる 


参加していたhyoshiokさんの

【教育シンポジウム】「グローバル人材育成に必要な英語教育とは?」

という参加記もありますので、ご参照ください。

140701高島


ところで、このシンポジウムには元NHKニュース21で湾岸戦争をアメリカと中継しながら伝えた高島肇久キャスターが参加されていて、お話を伺うことができた。

1990年に起きた湾岸戦争は、インターネットが普及する、少し前の時代で、テレビ放送が全盛の時代でした。

流ちょうな英語を駆使して、アメリカと中継しながら、伝える報道は、

・この報道が日本だけのものではなく、世界とつながっていること

・英語が話せると世界とつながること

を日本中に伝えるものでした。

1990年の湾岸戦争の時には、流ちょうな英語を駆使して、アメリカと中継できるキャスターは、ほとんどおらず、注目を集めましたが、

これからは、当たり前、の時代になるかもしれません。



stake2id at 19:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加
livedoor プロフィール

「TAK」さん

最新記事
Archives