2015年01月

2015年01月28日

大学生で起業というキャリア、を考える

「大学生で起業家というキャリアを考える」セミナー

という案内が来ました。

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東大生のための恋愛論




「TAK」さんの価値観では、大学生活で大切なことは、「勉学・研究」「友達作り」「恋愛」でしょうか?

このうち、先生が教えてくれるのは、「勉学・研究」だけ。

他の大切な、「友達作り」「恋愛」は、自分で方法を探さなければなりません。


と書きました。

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大学では勉学が第一ですが、振り返ってみると、勉学よりもサークル活動などの課外活動、友達、恋愛などが記憶に残っています。

「TAK」さんも含めて、多くの社会人が、勉学については、社会に出てから、ニーズを明確にしたうえで、大学院に再入学して、勉強し直す人が増えています。

もちろん、「友達作り」「恋愛」だって、社会人になってからもしますが、大学時代のサークル活動などの課外活動、「友達作り」「恋愛」は、この時期にしかできない、貴重なものです。

ネットの時代になって、サークルだけでなく、起業も可能になりました。

こういったキャリアが増えてくるのは間違いありません。


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さて、起業のアイデア、発想ですが、社会人はどうしても手堅い所を狙います。

学生のプレゼンは、社会人よりもずっと斬新


社会人、特にプレゼンのプロである、コンサルタントの方だと、

・クライアントが興味を示す、採用してもらう

ことがポイントになります。

そこで、

・実現可能性

・収益性

をアピールし、それを裏付けるデータを集めて、見栄えの良いパワーポイントを作成します。

プレゼンの場は、クライアントの経営会議であったり、社内の重役会議であったりします。

こういった場では、新しいプロジェクトを提案すると、しばしば、

「こんなこと実際にやって意味があるのか?」

「収益性の分析が甘すぎないか?」

のように否定的な意見が会場を支配するのがほとんどで、「守りの姿勢」になってしまうのもやむを得ません。

一方、学生のプレゼンは、素朴な疑問、経験に基づいた切実なニーズに基づき、アイデアはずっと斬新です。


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ただ、アイデアは斬新なのですが、これをビジネスにするためには、技術、経理などキーとなる社会人あるいは企業の協力が必要です。

これらの社会人あるいは企業を巻き込むには、これらの社会人がいるコミュニティーに参加し、信頼を得ていることが大切です。

そして、会社を起こす以上、資金調達、協賛企業の募集、スタッフの採用、業務拡大などを同時並行で行います。

もちろん、学業も行います。実はこの学業と事業の両立が結構大変だったりします。

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スタンフォード大学ビジネススクールにいると、在学中に起業する




スタンフォード大学ビジネススクールにいると、当初は特に起業するつもりはなくても、結局、起業している人が多い。


東大iclubプロジェクトが同時並列的に進行中、どんなイノベーションが生まれるのか?




「イノベーションの学校」東京大学i.school関連の活動で、いつも感心するのが、

・活動が東大内で完結することなく、どこかで根を下ろした活動が始まる

・複数の団体とのコラボレーションが同時並行的に起きている

ことでしょうか?

単なる地域の高校生と東大生の課外活動ではなく、キーパーソンとなる社会人を巻き込んで、ビジネスとなっているところでしょうか?

学校では先生、専門家、経営者などから知識、経験を学んだり、参加者同士のグループワークにより、調査、話し合い、プランの作成、プレゼンテーションなどを行います。

それぞれが大変有意義なのですが、そのほとんどが「大変ためになった」と学校内で完結してしまいます。

ビジネスに活かすために参加している社会人学生も、決して例外ではなく、せっかくの学びが学校内で完結してしまっています。

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スタンフォード大学ではグループワークで考え付いたビジネスプランを実行して、年商数億のビジネスになる、ということもあるようですが、日本ではあまり聞きません。

学校内で完結させずに、どこかで活動を行うためには、誰か、とのコラボが必要になります。

それも「足し算」ではなく、「掛け算」であることが大切です。


個人として起業を考える、というよりも、大学という場そのものが、在学中の起業を選択肢として考える時代になりつつあるのかもしれません。




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2015年01月22日

センサリング技術を活用して、意図しなかったビッグデータから、プロセス、結果を織り込んだデータへ「植物との対話」から

期待学研究会「植物との対話のためのセンシング」

という案内が来ました。

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期待学について、

期待学研究会「カタチと期待」

期待学研究会「経営デザインと期待」

次なる期待を予測するー期待学

期待学:多方向の、「期待」の醸成、「期待と現実のギャップのフィードバック」により社会は動く

顧客の「期待」を先読みすると、やりたいことができる

期待学研究会「デザインで期待を超える」

に書いてきましたが、最近はセンシング技術が一つのキーワードになっています。

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記憶はアクセスされる毎に書き換えられる

に書いたように、


人による目視、触覚、自覚症状など、主観、感覚によるセンシングに加えて、科学的原理によるセンシングを加えて判断を高度化していく。

さらに、見えない所、感情など、ブラックボックスを可視化し、アルゴリズムにより、判断できる材料とする。

リスクファクターをセンシングしていると、余計な心配をせずに済む。


自覚症状が出てから、病院に行ったけれど、手遅れ、なんてことにならないように、血液、尿、血圧などを定期的に測定して、異常値が出ていれば、自覚症状はなくても、すぐに病院に行けば、早い段階で治療ができます

つまり、自分の感覚だけに頼るのではなく、科学的原理によるセンシングを加えることによって、判断を高度化することができます。

同様に、記憶はあやふやっだったりしますが、言語、映像、音などの記録により、補正することができます

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記録と予測、記憶と期待、前者が客観的で後者が主観的なものでしょうか

ただ、あくまでも、記録と予測を活用しつつ、人が行うのは記憶と期待です


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意図しなかったビッグデータから、プロセス、結果を織り込んだデータへ


ビッグデータという言葉が最近よく使われます。

ビッグデータとは、記録の、自動化、大量化による、「意図しない」データであり、これら「眠っているデータ」を発掘すれば、もの凄い「宝の山」が埋もれているのではないか?と思われていました。

しかし、結果として得られた「結果データ」と、その結果が得られたプロセスでの「プロセスデータ」がセットになるように、データ取得がデザインされていないと、せっかくのビッグデータも活用できないことが指摘されるようになってきました。

これは、非常に重要な、認識の転換点と考え、あらためて考えてみます。

ワインの場合でも、ワインの味わい、質(結果データ)だけでなく、気温、降水量など、ぶどう栽培、収穫時の気象条件(プロセスデータ)をセットにして取得することが大切です。

どの「結果データ」がほしくて、その「結果データ」に影響を及ぼす「プロセスデータ」は何なのか?何の可能性があるのか?

ストーリーを構築し、結果とプロセスを織り込むようにデザインする、ことが大切になってきました。

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今さらながら、PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクル

PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクルとは、

(1)測定の仕組みがあるか?(Plan)

(2)計画的に実施しているか?(Do) 

(3)測定結果を適切に評価しているか?(Check)

(4)その結果を改善につなげているか?(Act)

(5)改善効果は得られているか?(成果)

(6)もし(1)−(5)が適切になされていなければその原因は何か?

巷で言われているPlan(計画)よりも、踏み込んで、「測定の仕組みがあるか?(Plan)」としているのが特徴です。

計画しっ放し、ではなく、測定できるように、と言っています。

あなたの会社では(1)〜(6)がしっかりできていますか?

なお、この(1)〜(4)の順番は入れ替わることもあります。

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こうなりたい姿に現状から目指すのであれば、

PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)ではなく、CAPD(チェック・アクション・プラン・ドウ)

・なりたい姿と現状のギャップを評価する

・そのギャップを踏まえて、なりたい姿へアクション

・計測できる仕組みづくり

・計画的にできるか?

というステップになります。


これまでは、

(1)測定の仕組みがあるか?(Plan)

が、不十分であったり、あるものの集計が複数の人の手作業で時間がかかる、など、労力、時間がかかり、

(2)〜(6)のステップにタイムラグがあり、タイムリーかつ有効な対応が打てずにいました。

このようなシステムを持ち、経営陣がいつでも見れるみもかかわらず、経営が悪化した企業も少なくありませんでした。

センサリング技術の進歩により、結果として得られた「結果データ」と、その結果が得られたプロセスでの「プロセスデータ」がセットになるように、データ取得をデザインし、リアルタイムでデータ取得できるようになると、
(2)〜(6)のステップもリアルタイムで行えるようになり、フィードバックが迅速になります。

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自分の脳波を常に計測、可視化できたら?




脳波の測定は可能です。ただ、計測器の重量が重くて、価格が高価な、いわゆる「ヘッドギア」タイプの装置を、装着します。

そのため、測定作業自体がストレスで、通常の生活行為での脳波は計測できません。

この計測器を大幅に軽量化してヘアバンドに、制御部を携帯電話、iPod、ヘッドホンに組み込むことができれば、通常の生活での脳波の状態が計測、記録できます。

すると、自分がイライラしているのか?ゆったりしているのか?自分の脳波を見て、確認することができます。



「政治学と脳認知科学の融合のフロンティア」に参加しました




MRI(Magnetic Resonance Imaging)による脳の機能計測技術が急速に進んだおかげで、脳の活動の活発なところに、血流が多く流れて、酸素化ヘモグロビンが増えているところを見つければ、脳は部位毎に視覚、聴覚などの機能に対応しているので、どの機能が働いているのか?わかる


と書きました


直感、勘、感覚など、これまで「計測できない」「ブラックボックス」とされていたモノが計測できる、そしてコントロールできるようになれば、人間の生活、行動が大きく変わってくる、と考えられます。


いろいろと書いてきましたが、これらは主として人間行動のセンシングです。

この人間行動に加えて、今日は「植物との対話」が加わります。

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早速出た話をまとめます。

ランダムなビッグデータから意図的なデータが取れるのか?ストーリー、状況が大切では?

今をどうせンシングする?そして、どうやって継時的に累積していくか?

センシングして取得したデータを、どういうアルゴリズムで社会に落とし込むのか?

日本の農地の1/6が耕作放棄地、使えるのに遊んでいて、もったいない

想定外の災害、本当に予測できなかったか?記憶されていないが、過去に同様のことがあったはず、何らかの記録はあるはず、しっかりした記録に

道路、橋梁の検査、定期的な目視、ハンマーではなく、センサーによる常時監視

街のセンシング、防犯カメラだけでなく、利便性を求めたセンシングのデザイン

地方は人がいなくなり、センサーによる防犯

入院、パートナーを失うと自閉モード、嫌な思い出を作りたくない

センシングするだけのセンサーではなく、センシングした結果を活用する

顧客と継続する対話、これまでは商品販売後は顧客との対話は終了、クレームの吸い上げになるため、とにかく売り切り

状況を扱いやすいものに変換するのがセンシング、感覚から認識、知覚へ

要素技術、素材技術、センシング技術、シナリオを描いて織り込んでいく

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植物はコミュニケーションをしている。同種の植物だけでなく、異種の植物にも知らせている。

植物は根と菌を介して、地下に広大なネットワークを構築。根とつながっているところだけに伝達。

トマトは近隣株に、においで害虫の存在を知らせる。

光の強さを変えると、葉の内部構造も変化する。水やりの量を変えると、根の発達も変化する。

人と植物の対話、環境変化(刺激)に対する植物の応答を観察する。数値化、記録

植物の状態、形状、蒸散速度、光合成速度、水の消費量などの観察、目視、可視化、数値化、記録

データを農家に渡しただけでは活用されない、データに基づく対策、活用法を付加する

植物の診断、水の圧力、振動、誘電率、植物から出るもの、こちらから与える、などを活用する

水の表面張力が水を引き上げる、高さ100mの木でも水を引き上げられる

植物内に空気によるがキャビテーション起こると修復、元気な時は頻繁に修復する、乾燥して元気がなくなると修復しなくなる

土壌が乾き過ぎていると、水分を与えてもすぐには回復しない、しばらくしてから回復に向かう

植物との対話で、農業従事者のモティベーションを上げる

センシングでデータを得るだけではなく、植物の応答を可視化することにより、そのデータを植物のよりよい応答に活用する

タフな植物、ちょっとくらい、良くない環境でも育つ植物

環境を管理した植物工場だけでなく、いろいろな地域環境で、植物をどう育てるか?考える

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今日、伺った「植物との対話」のお話で興味深かったのが


植物内に空気によるキャビテーションが起こると修復、元気な時は頻繁に修復する、乾燥して元気がなくなると修復しなくなる

土壌が乾き過ぎていると、水分を与えてもすぐには回復しない、しばらくしてから回復に向かう

タフな植物、ちょっとくらい、良くない環境でも育つ植物


でしょうか。



・元気な時は頻繁に修復する、元気がなくなると修復しなくなる

・環境が悪くなりすぎると、環境が改善しても、すぐには回復しない、しばらくしてから回復に向かう

・ちょっとくらい、良くない環境でも育つタフさ

など、人にも適用できそうです。





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2015年01月18日

再生可能エネルギー導入のためにはマイナス価格も導入?

モノの価格は一定ではなく、コメ、野菜、果物などの農産物、魚などの海産物でも、たくさん取れる豊作、豊漁では、価格は安く、逆に、あまり取れない不作、不漁では価格は高くなる、のは、大昔から経験していることです。

原油、鉄鉱石などの資源についても、不足している時は高騰し、余剰の時は暴落します。もっとも、これに投機マネーも入るので話が複雑になるのですが。

これらは主として季節ごとのサイクルですが、電力は季節に加えて、1日の中のサイクルで、この価格の高騰、下落があります。

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以前から、電力需要が少なくなり、原子力発電が止められない深夜は、割安な深夜電力が適用され、主に給湯に活用されてきました。

ところが、大震災以降、原子力発電は、そのほとんどが稼働を停止し、一方、太陽光、風力などの再生可能エネルギーが導入されるようになりました。

原子力発電が、発電量が昼夜を問わず、ほぼ一定であるのに対し、太陽光、風力は、日が照っている時、風は吹いている時には、多く発電し、そうでない時は少なくなります。

すると、発電技術に加えて、余剰電力を蓄え、不足時に放電する、蓄電技術が重要になります。

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東京大学 エネルギー工学連携研究センターシンポジウム「高性能二次電池の新たな展開」

がありました。

上の農産物、海産物、資源の例では、どんなに、余っても、価格は下落しまし、限りなく0に近づくことはありますが、マイナスになることはありません。

ただ、電力系統ネットワークでは、供給電力が需要電力を上回ることはできないので、供給が多過ぎて、需要が少ない時には、使ってくれた方がいいので、価格がマイナス、と言うことも起こり得ます。(再生可能エネルギー先進国ドイツなど)

冷蔵庫などは、1日中つけっぱなしにせざるを得ませんが、今後、普及する電気自動車の充電などは、電力価格の安い時間帯を選択して行うことになるでしょう。

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再生可能エネルギー導入のための次世代グリッド技術と制度とは?

に書いたように


単純に太陽光発電、風力発電などの設備を増強すればよい、というものではなく、

(1)受け入れ側の送電設備

(2)買取価格制度、市場の整備

(3)スマートメーターなど、双方向モニタリング、コントロール設備の整備

などの課題があります。


それぞれについて、検討してみましょう。

(1)受け入れ側の送電設備

電力は顧客の需要に応じて、適切に需給バランスを取り、発電所から顧客へ供給するものですが、送電設備に、天候条件に左右される太陽光発電、風力発電などが入ってくると、制御、管理が大変難しくなります。

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太陽光発電導入の長期戦略を考える

に書いたのですが、


●電圧上昇に伴う出力減少(配電系の問題)

晴れた日には多くの太陽光発電が行われ、各家庭で使い切れない余剰電力が配電系に大量に流入します

すると、電圧が上昇します

電圧は101±6ボルトの範囲に収めなければなりません。これ以上の電圧が加わると家電機器に悪影響のおそれがあります

そのため、各太陽光発電システムに107ボルトを上回らないよう、発電出力制限が加わります

各需要家にすれば、本来買い取ってもらえるはずの余剰電力が、買い取ってもらえない、という不満がでるでしょう


●電力需給バランスが取れるか?(送電系の問題)

電力は供給量と需要量をリアルタイムでバランスさせなければなりません。これがうまくいかないと周波数が変動します。

特に、原子力発電はベース電力と言われ、急な発停は困難です。

ゴールデンウィークなど、工場などが操業せず、電力需要が特異日で少ない日に、晴れて大量の太陽光発電が創出されると、ベース電力分まで食い込んでしまい、調整不能のおそれがあります。

●単独運転対策と瞬時停止対策

これは専門用語で、わかりにくい、と思います。

極めて簡単に言うと、停電にしなければならない時に、太陽光発電が出力してしまい、感電するおそれがある、ということです


(3)スマートメーターなど、双方向モニタリング、コントロール設備の整備

電力会社から消費者に一方的に供給する場合は、供給量を計測するだけのメーターでよかったのですが、消費者から電力会社にも供給する、季節、時間帯により、価格が変動する、のであれば、様々なモニタリング、コントロール機能が必要になります。

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スマートエネルギーネットワーク 再生可能エネルギー導入のため?家電機器のモニタリングのため?

に書きましたが、


スマートネットワーク、とは最近、よく耳にする言葉ですが、立場によって、その意味は大きく異なります

エネルギーの立場から見ると、

「天候など、自然環境により、瞬時に大きく変動する太陽光、風力などの再生可能エネルギーを効率的に取り込むためのネットワーク」

ICTの立場から見ると、

「テレビ、冷蔵庫、照明など、生活に欠かせない家電製品などの稼動状況をすべてモニタリング、コントロールする壮大なプロバイダー」


まず、エネルギーの立場から、

以前は電力は発電所、送電所の上流側から、各家庭などの下流へ一方向へ流れるものでした

そのうち、ビル、工場などにコジェネレーションなど分散型発電と呼ばれるものが設置されるようになり、必ずしも一方向の流れではなくなりました

そこで、地域内で有効に電力を活用するために、マイクログリッドと呼ばれる考え方が生まれました

電力は、消費する量と生産する量が同じである、ことが大原則です

分散型発電は、人がオペレーションを行ないますので、電力供給に支障がないような調整はできました

ところが、太陽光、風力などの再生可能エネルギーが、導入されつつあります

これらは、天候など、自然環境により、瞬時に大きく変動します。

原子力、水力などのベース電力は負荷調整が難しいので、火力で調整するのですが、瞬時に大きく変動する調整を人が行なうことは難しく、また必ずしも効率が良くありません

そこで、ICTを活用して、供給側だけでなく、需要側も調整する双方向のスマートネットワーク、という考え方が出てきました

需要家は、今までは使いたいだけ、エネルギーを使っていましたが、供給が逼迫しているときには、制限されることがあります

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ICTの立場からは、

需要家の消費エネルギーをモニタリング、コントロールするためには、さらにテレビ、冷蔵庫、照明など各家電機器のの稼動状況をリアルタイムでモニタリングし、コントロールする必要があります

これらが需要家にわかると、いろいろな変化が起きます

グーグル・パワーメーターのモニター需要家の声では、

・食器洗い機は電気を食うので、食器が少ない時には、手で洗うことにした

・身に覚えがない時間にピークが出ていたので、調べてみたら、アパートの共用洗濯機の配線が自分のメーターにつながれていることがわかって、すぐに直してもらった

・トースターを買うお金がもったいないので、オーブンでパンを焼いていたが、とんでもなく電気代を食うことがわかって、トースターを買うことにした

これらを自分がわかって、自分の生活パターンのムダを省いたり、修正するのはよいことです

ただ、これらを自分以外にも、メーカー、プロバイダーが知ってしまいます

メーカーは自社の機器が、世界中でどのような使われ方をしているのか?リアルタイムで把握できることになります。

例えば、故障は需要家からメーカーに依頼ではなく、メーカーから需要家に連絡になるかもしれません

製品の改善点についての情報もリアルタイムで世界中の需要家から届きます

プロバイダーは、需要家がいつテレビを見ているのか?シャワーを使っているのか?照明をつけているのか?消しているのか?把握できます
 
プロバイダーからムダについているので消します、のような連絡が来て、消してくれるかもしれません


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ヒト・もの・情報の融合によるエネルギー問題の解決


エネルギーの「見える化」だけでは、価値が生まれませんでした。「見える化」により、ユーザーがアクションできるようになり、価値が生まれました。

エネルギー・モニタリングの効果は、ユーザー(自分の履歴、他者との比較)、メーカー(機器の使われ方情報)、エネルギー会社(需要予測、想定)、と、ユーザーだけでなく、機器メーカー、エネルギー会社にもフィードバックされるようになります。





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2015年01月15日

社会現象、活動を観測、記録、検証するためのソーシャル・メディア

東大イノベーション工学研究会「実世界・実社会のログとしてのソーシャルメディア分析」

という案内が来ました。

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ビッグデータの時代と言われて久しいです。

企業、公共機関にはSUICA、PASMOなどのセンサーデータ、amazon、楽天などには購買データ、あるいは医療機関には医療データが大規模大量に蓄積されており、これらの活用も進んでいます。

ただ、プライバシーの観点から2次利用は難しくなっています。また個人がこれらのビッグデータを活用するのは、ほとんど不可能です。

ところが、Twitter、Facebookなどのソーシャル・メディアでは、個人でもデータの取得が比較的容易にでき、情報の活用の制約もそれほど大きくありません。

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近代科学は観測により支えられています。既存の理論から仮説を立案し、仮説を観測結果により検証します。

科学技術によるセンサーなど、観測技術の可能性の増大が、さらなる科学の発展を促しています。

ただ、

経済とは、人の行動を予測し、一歩先を行くこと





経済学は、理工学などと異なり、実験環境を整備することが難しいために、実験は難しい


と書いたように、自然科学、工学などは、再現性のある実験条件の設定が、ある程度可能ですが、人間の活動が伴う、社会科学では実験は極めて困難、とされてきました。

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ところが、ビッグデータ、ソーシャル・メディアを分析することにより、社会活動の実験、観測、記録、検証が可能になりました。

また、これまでは社会活動の調査手法としては、アンケート、インタビューが使われていましたが、サンプル数が十分に取れない、ことが悩みでしたが、ソーシャル・メディアでは、これにも対応できます。

つまり、ソーシャル・メディアとは、これまで観測、記録することが難しかった、人間行動の観測記録の集合体、ということができます。


また、

放送作家を交えたワールドカフェ。これからの都市コミュニティを考えよう 




今では放送中にメール、ツイートによるレスポンスがあり、放送中に視聴者、リスナーの反応により、内容を切り換えたり、メール、ツイートを放送するようになり、放送のあり方も大きく変わった。


と書いたように、リアルタイムの情報発信ツールとして、マスメディアとも相互に影響しあう媒体になっています。

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さて、ソーシャル・メディアの良いところ、良くないところをさらに挙げると、

・交通情報、台風、地震など、十分なインフラが整備されていない状況において、有効な情報収集手段

・デマが流れても、数時間後にデマを上回る、デマ否定情報が流れる

・低コストで個人が情報発信できる一方、情報のコントロールが難しい

・有効な情報が、大量の情報の中に埋もれている場合も多い

・必ずしも有意義な対話、議論ではなく、単に「ネタ」として消費していることも多い

・大量の反応がある場合、インパクトがある、重要な情報の場合と、単に有名人にファンが反応しているだけ、の場合など、ある

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さて、「社会現象、活動を観測、記録、検証するためのソーシャル・メディア」としては、以下の事項がポイントになってきます。

・データの精度を高めることは重要だが、それ以上に、はるかにポイントとなるのが、大規模大量のデータを取得、処理すること

・日本だけでなく、海外のデータへの対応(マスメディアが報道しない海外情報、海外地域、あるいは海外で日本がどう見れているか?など)





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2015年01月13日

「自分のなんで実験室」トークセッション。アート、デザイン、科学がぶつかり合うとどうなるか?

「自分のなんで実験室」

という案内が来ました。

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こどもについて考えると、「わたし」を見つめることになります。

そこには、どうしたって自分の価値観や感性がうつり込んでしまうから。

しかも、無意識に。そして、それは無意識がゆえに、気づかぬうちにその価値観をこどもに強いてしまっていることがあります。

でも、それってもったいない。

本来、価値観は教えるものだけではなく、自分で育てるものでもあると考えます。

おとなもこどもも、誰もが固有の存在。違いは違いのまま、伸びていったほうがおもしろい。

本展は、「ひとりひとりが、異なる価値観や感性を持って人生を歩んでいる」ということを見つめ直す展覧会です。


この実験展は1月10日(土)〜18日(日)の間行われ、トークセッションもいくつかあります。

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東ちづるさん、元タカラジェンヌ東小雪さんのセッションがあって、小雪さんがご自身のブログに

「自分のなんで実験室」展トークセッションに出演しました

を書いています。

なお、この実験展のレポートは

『自分のなんで実験室展レポート!!』

に書かれています。

さて、「TAK」さんはもうひとつのトークセッション

誰もがデザインする時代

でお話を伺ったデザイナーのNOSIGNER氏

ワクワクをデザインする!

でお話を伺った京都大学総合博物館准教授、塩瀬隆之さん

らが参加するセッションに参加することにしました。

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このセッションのパネリストは仏教、アート、デザイン、科学がぶつかり合います。誰も「予定調和」など考えません。

と考えていた通り、ごつごつとぶつかり合い、時に融合し、分裂する、興味深いものになりました。

とにかく、出たまま話を書いていきます。

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・タイトルの妙技で興味をもってもらう

・なじみの言葉が組み合わさると新鮮な言葉に

・視覚が脳の80%を使っている。アイマスクをすると新鮮な感覚

・「食」は時間に追われて対応している。「食」を楽しむ、「食」と向き合う、ことが減っている。

・最新のものは時間を積み重ねた結果できている。私たちは常に時代の最先端を生きている。

・入口はFun、出口はInteresting

・自分のペースに戻ることができるほど強いことはない

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・生物はアート

・フリーランスでもいろいろと仕事はできるが、蓄積を感じるのが難しい

・デザイン、アート、定義が腹落ちしないと、うまくできない。あいまいな固定概念は持っていても、腹落ちしていない、ことがほとんど。

・デザインとは、De-sign、ラテン語で「記号に記す」デザインと言語は似ている。

・「やったことがあるか」気にしないこと。やりたいこと、とは、まだやったことがないこと。とにかく来たボールを受け止める。

・プロのクオリティーを超えること。美味しいもの、うまいもの、はわかる。

・理想から逆算せよ。ずっと修行している人に正面から挑んでも勝てない。

・周囲について学べ。専門家になってしまうと周りが見えない。

・体験がシフトする。凄いものはクオリティーが上がるのではなく、体験が変わる。

・似た状況を探せ

・適切なチームをつくれ。多様性があり、助け合える。

・問いを拡大せよ。通常やって来る問いは些末なものが多いが、拡大していくといいものになる。

・我欲を超える。ある時点を超えると我欲を超える。

・自分自身の中に相手を見つける。自分と相手はどこかで似ている。

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・ハテナをわかるに変える学び。ハテナがハテナを増やす学び。

・「ために(上から目線、変わることがない)」から「共に(一緒に関わりつつ、変わっていく)」へ

・デザインをやるためには斜に構える。そのものの定義から離れる。

・「刺さる」ためには原体験が必要。

・やったことがないやり方を意図的にやってみる。

・リサイクルではなくアップサイクル。地球をベースに土に戻すリサイクルではなく、人間をベースにサイクルを作る。

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・「最悪のこと」は実はそれほど最悪ではない。

・子供は親がいると、親にいいかどうか、確認する。

・小さい子供でもそれなりに固定観念はある。

・子供を教育するには、親も一緒に教育するのか?親と切り離して教育するのか?見解が分かれる。

・大人は知らないことを恥、と考え、知ったかぶりをする。実は知らなくてもよくて、その方がずっと楽。

・教えようとすると、決められた方向からだけで、思いがけない方向からの視点を外してしまう。



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2015年01月11日

イベントで生まれる「知」を記録に残し共有する、意義と手法

知的財産マネジメント研究会(Smips)

研究現場の知財分科会では、

「イベントで生まれる「知」を記録に残し共有する、その意義と手法について」

というテーマでセッションがあります。

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講演、セミナー、ワークショップなどのイベントに参加して、

・講師から知を受け取る

・その場で他の参加者と雰囲気を創り上げ、共有する

ことが大切ですが、それと同じく、イベントの参加記を創って、ウェブ上にアップしておくことが、

・後から、そのイベントで生まれ、受け取った「知」を振り返る

・他の参加者と感想をシェアする

・参加できなかった人々に、生まれた「知」を伝える

意味で大切です。

どんなに感動的なイベントでも、その時の記憶は、次第に風化し、忘れてきます。

でも、参加記はいつまでも残ります。この残った参加記をもとに振り返ることができます。

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これについては、今までも考えてきて、

「記録すること」は「物語ること」「コミュニティを作ること」への第一歩


イベントは多くの方が参加記録をブログに書いていて、これを読むことによって、「なるほど、こういう見方もあるのだな!」と感心しました。

キーワードは、「記録をする、残すことにより、当事者はもとよりいろいろな人々に対する様々な可能性が広がる」でしょうか?

わたしたちは、ふだん「アウトプット」に関していつも気をとられています。「アウトプット(成果)」をいかに高めるか、向上させるか。

それだけでなく、そこで起きている出来事を、一瞬に看取り、物語をつむぐような「プロセスの知」が求められています

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実践の「記録(ドキュメンテーション)」には、下記のような意味があると考えました

1.学習者にとって、記憶を再構成するきっかけを与える(学ぶことの意味を再構築することにつながること)

2.実践の提供主体に自らの行為の意味を省察する契機を与えること(≒実践者の経験学習、成長につながる可能性があること)

3.実践への新規参入をうながし新たな関与者・協力者の誘因となること。特に実践の世代継承性を支えること

4.アカウンタビリティを果たしつつ、実践の継続性を支えるひとつのリソースを提供すること

記録をすると実はいいことがいっぱいある。

まず学習者。学習者にとって記録とは貴重な記憶になります。作業に熱中しすぎて何をしていたか覚えていないみたいなことを防ぐことができます。

次に実践者。実践者が実践を提供することは果たしていいことなのか?改めて振り返る契機を記録は与えてくれます。

そして記録はその場にいなかった第三者に対する影響。例えば記録をみて実践に興味がわく人も出るかもしれません。つまり記録する事は広報活動にもなります。



計画を機能させるには、記録を取っておく


計画は常にフォローして、修正したいのですが、それには記録が欠かせません。


「見える化」だけでなく、計測できる化、記録化、履歴トレース化も

に書きましたが、


計測した状態、状況は記録しないと、あとでわからなくなります。そこで「記録化」

また、記録した結果は、あとで追跡調査できるように、「履歴トレース化」しておくとよいでしょう

実は、「いつ、どこで、何に、いくら、使ったか、計測して、記録して、履歴をトレース」しただけで、出費が大幅に削減したなんて事例もあるようです


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記録化、履歴トレース化により、計画通り進捗しているか?が確認できます。

スポーツ選手は、事細かに自分の調子を記録しています。

調子が悪い時は、調子がよかった時の記録を調べることによって、何らかのヒントを得ることが出来ます

さらには、スポーツでは、言葉にしにくい「コツをつかんだ!」があります。

これを放っておくと、せっかくつかんだコツを忘れてしまうかもしれません。

必ず言葉にして、記録しておきましょう



「アウトカム・ゴール(結果目標)」と「パフォーマンス・ゴール(遂行目標)」


●活動、思考の記録化

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人は日々、思考、活動をしています。それによる人との出会いもあります。

ただ、これらは放っておくと、忘れて消えていきます

残して跡をたどるには、必ずメモなど記録を取っておくことです

実は昨年の振り返りを記憶に基づいて行っていたのですが、内容が浅くて表面的でした。

「TAK」さんは活動、思考および出会った人々ををブログに記録しておりますので、その記録に基づいて、再度、昨年の振り返りを行ってみました

すると、記憶によるものとは全く異なる、深い内容のものになりました

具体的には、準備したことがどこで活きたか?あるイベントで出会った人のおかげで行うことができた活動、などが、明確になりました

大いなる意気込みで準備したものが十分な結果を生まなかったり、何気なく参加したイベントで出会った人のおかげで成果を出す活動につながったり


●直感など感覚の言語化

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上にも関係することですが、講演、セミナーなどは文字にしやすいのですが、

直感、感覚などは文字にはしにくいものです。

ただ、これも「あの時感じた直感」で終らせてしまうと、後からたどることは難しくなります

とにかく、文字、写真などの形で記録に残し、跡からたどれるようにしないと、せっかくの素晴らしい直感が一瞬で終ってしまいます


●情報の大量・高速発信、量が質を生む

twitter、facebookなどで個人が情報発信できる時代になりました。

逆に言えば、情報発信しない人は「いないのと同じ」ことになります

大量に情報収集、情報発信を行うことにより、機会、場を創り、活かすことができるようになります

また、量より質、と言う意見もあるが、ディジタル時代は大量が上質を創り上げます。まずは量をこなすことです


議事録は会議よりも大切、労を惜しまずリーダーが取る


会議、打ち合わせを有効にするには、議事録をうまく取って、活用することが大切です


会議、打ち合わせで議論された内容の受け止め方はひとそれぞれで、実は微妙に異なります。

しかも、参加者はその内容を次第に忘れていきます。

せっかく、会議、打ち合わせを行って、各自が行うことを決めても、そのままにしておくと、

「そんなこと約束したっけ?」

などと、いうことにもなりかねません。

こういうことを防ぐのが議事録です。

参加者の記憶はあいまいに薄れていっても、議事録は確実に残ります。

議事録に各自の発言、これから行うことを記録して、配布しておけば、

「そんなこと言ったっけ?約束したっけ?」

ということは防ぐことが出来ます

つまり、会議、打ち合わせで議論された内容、決まった内容とは、「議事録に書かれている事」になります

そう考えると、議事録とは、会議、打ち合わせそのものよりも大切、だったりします


そのために、議事録は労を惜しまず、自分が取ることが大切です

自分以外の誰か、特に交渉の相手方が作った議事録では、「しっくり来ない」ことになります

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極めて重要な契約に基づく打ち合わせでは、打ち合わせ終了後、必ず「その場で」議事録作成を行い、双方の代表者がサインします

そうでないと、

「そんなことは言っていない」

などということになり、打ち合わせが意味がなくなる、どころか、トラブルのもと、になってしまいます


ここまでいかなくとも、

午前中の打ち合わせであれば、できれば午後3時まで、遅くとも午後6時の会社の就業時間まで、

午後の打ち合わせであれば、できればその日のうちに、懇親会があって、お酒を飲んだとしても、翌朝の午前9時までには

議事録は作成して、参加者全員に配布したいものです


このように大切な議事録ですが、企業によっては、新入社員に取らせているケースを良く見ます。

OJTとしてはよいのですが、残念ながら新入社員が取った議事録は、大切なポイントが抜けていたり、不要なやり取りばかり記載されていたり、正式議事録とはなり得ません

会議、打ち合わせが重要であればあるほど、プロジェクトリーダーが議事録の責任を持つべきです 

議事録を取る労を惜しむようでは、プロジェクトリーダーの任務は務まりません


行動の記録(特に好調な時)をしておくと、後で役立つ


「TAK」さんはテニスの試合、プレー、練習の記録を取ってあります。

好調な時の記録を読み返すことにしました。

初打ちの時のプレーは、好調な時に、集中していたポイント、心掛けていたポイントと、全く違うことがわかりました。

そこで、日曜日は「好調な時に、集中していたポイント、心掛けていたポイント」でプレーすることにしました。

すると、打点、タイミングがしっかり取れて、調子が戻ってきました。


計画、目標は多くの人が作りますが、作りっ放しで、あまりフォローしないのでは?と思います。

計画、目標だけでなく、実際の行動記録、実施記録を取っておくことが大切です。

うまくいっていない時、調子が悪い時は、原因究明、分析のため、記録を取っておくことも多い、と思います。

でも、調子がよい時は、「この調子がよいのが自分の実力、もう調子が悪くなることなんてない」と有頂天で、記録など取りません。

上に書いたように、調子がよい時の記録を取っておくと、調子が悪くなった時に、復調するきっかけがつかめます。

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これはスポーツに限ったことではありません。

仕事でも、勉強でも必ず好不調の波があります。

仕事、勉強がうまくいかなくなった時、調子がよかった時の記録を調べると、よいかもしれません。

復調への糸口が見つかるかもしれません。


ということで、行動の記録、特に調子がよい時、は必ず取っておくようにしましょう。


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いささか前置きが長くなりましたが、出た話をまとめます。

・自分がイベントの場に参加しているような雰囲気が伝わるように、写真、動画をアップする

・主催者側の講演内容だけでなく、参加者の思いを記録する

・イベントの翌日の朝までにウェブ上に、記録をアップすると参加者がソーシャル・メディアで普及してくれる可能性が高まる

・他者の発信は、当然のことながら、自分の視点とは異なる。人により、使うソーシャル・メディアは異なる。

・イベントのデザイン、そのイベントで何を伝えたいのか?

・イベントの参加者に、参加後に何をしてほしいのか?考慮した上で、情報を流す。

・イベントに誰が参加するのか?知ることができることが、参加候補者の参加不参加に大きな影響を与える。

・講師が書いたことを参加者が「写す」のではなく、主催者と参加者で共に創っていく。

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・イベントの企画、「場」のデザイン、イベントの時系列、ツールに何を使うか?

・イベントの主催者側が「きっちり」つくってしまうのではなく、参加者が加わる余地を用意しておく。予定調和にならないように

・「場」と「人」のつながり。そもそも「場」があること、「場」に接触すること

・イベントに参加できなかった人のための記録アーカイブ、イベントに参加した人が、振り返り、参加者同士で思いをシェアするための記録アーカイブ 

・誰が記録を発信すると効果的か?単に数を増やすだけでなく、どんな対象を増やしたいのか?

・「知」を合わせこむことにより、新たな「知」が生まれる。

・情報を知識、知恵に変換するのは主催者側ではなく、参加者

・参加者から不満が出るのは、有効なこと。何も出ないのがダメ。




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2015年01月05日

東大ワールドカフェ、卒業生ネットワークは学部・世代を超えた「ナナメのつながり」さらには大学の枠も超えて

東大ワールドカフェ新年会2015

という案内が来ました。

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東大ワールドカフェについては、

東大ワールドカフェ、卒業生ネットワーク、学部・世代を超えた「ナナメのつながり」を創り、続けるには

に書きましたのでご参照ください。

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ここでは、卒業生ネットワーク、学部・世代を超えた「ナナメのつながり」について考えてみます。

過去の参加記は、上記サイトに加えて、

東大ワールドカフェ、卒業生ネットワーク、学部・世代を超えた「ナナメのつながり」から何かが生まれる

技術、製品から音楽、アート、料理など文化のグローバル化へ

卒業生ネットワーク、学部を超えた「横のつながり」世代を超えた「ナナメのつながり」から何かが生まれる

東大の卒業生ネットワーク、学部を超えた「横のつながり」世代を超えた「ナナメのつながり」をつくるには

東大ワールドカフェ「世界で学ぶ、働く、生きる」に参加しました

東大ワールドカフェ「外国人のみた日本の姿と東大」に参加しました

東大ワールドカフェはいろいろな世代の卒業生で超満員!

に書いてあります。

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東大は法、経、文、教育、工、理、農、医など、いろいろな学部があり、年間3000名の卒業生を送り出しています

在学中は、日常の学業、サークル活動などを通じて、学生同士の交流があります

ところが、卒業すると、途端に交流が減ります

同じ学科、同じ学年、研究室、サークルなどでは、同窓会などにより、ある程度の交流が図られます

ところが、この「同窓会」も、

・研究室の場合、学年の「序列」が、そのまま持ち込まれる

・折り合いの悪かった先輩などが、幹事をやっていると、行きづらい

なんてことがあります

さらには、年次、学部を超えた卒業生同士の交流は、格段に減ります

学部、学科ごとの「縦のつながり」は、まずまずあるものの、学部を超えた「横のつながり」さらには世代を超えた「ナナメのつながり」が極めて弱い、

というかんじでしょうか。

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実は、組織、コミュニティーの「縦のつながり」、それらの垣根を超えた「横のつながり」に加えて、さらには世代を超えた「ナナメのつながり」が大切なのです。

東大卒業生はアカデミアでも、ビジネスでも大活躍しているのに、それらの「つながり」が十分に生かせないのはもったいないことです。

スティーブ・ジョブスの「点をつなぐ(Connecting dots)」は個人の様々な時系列的な経験をつなぐ、ですが、様々な卒業生、学生の平面的に広がる活動をつなぐことにより、いろいろなものが生まれる可能性があります

その「つながり」を産み出すきっかけの一つが、東大ワールドカフェです

こういった年次、学部を超えた卒業生同士のイベントでは、通常、懇親パーティーが行われます。

ただ、懇親パーティーでは、知っている同士で固まるし、知らない人と、挨拶し、名刺交換したところで、つながりは生まれません。

ワールドカフェでは、数人のグループに分かれて、対話を行うので、初対面の人とでも、気が合う人が見つかることがあります。

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開会直後に、二期会会員の武井涼子さん

のオペラ独唱がありました。

こういう会だと基調講演があることが多いのですが、これが結構難しかったりします。

専門性が高くても、ありきたりのテーマでも、参加者に受けないことがよくあります。

あるいは分野違いのテーマでは興味がわかない参加者もいるかもしれません。

ところが、アート、音楽は多くの人々の心をひきつけます。

芸大、音大ではなく、東大卒で二期会会員、というところが、卒業生のすそ野の広さででしょうか?

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さて、上記のように、東大は年間3000名の卒業生を送り出しています。

30年間で9万人になります。

ところで、今日集まった卒業生は40人です。

この数を多いとみるか、少ないとみるか?はっきり言って少ないです。

ただ、数百人も参加するパーティーって、行っても、よそよそしく、一部のコアメンバーだけ盛り上がっていて、

あまり話すこと、ましてや友達ができないこともあります。

一方、40人くらいだと、ひとしきり参加者とお話しすることだできます

あるいはこの会の参加者がコアになって、多層のアメーバ状のコミュニティーができたりします。

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東大ホームカミングデー、年に1度、懐かしいキャンパスへ




卒業生限定のクローズドのイベントだけだと、どうしても規模が縮小していきます。

いつも同じメンバーでは、最初は懐かしくても、そのうち「飽き」「マンネリ」も出てきます。

「今年はパスしようか」

なんてことになり、だんだん参加者も少なくなったり、幹事もやる気がしなくなり、やがては行われなくなってしまいます。

ところが、有名卒業生の講演などで、卒業生に限らず、誰でも参加できるイベントが含まれていれば、いろんな人を巻き込むことができます。

すると、閉じた内輪、ではなく、大きなスパイラルになっていきます。


と書きましたが、

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6大学卒業生(慶応・上智・東大・東工大・一橋・早稲田)合同クリスマスパーティー@東大に参加しました

のように、大学の枠を超えた集まりも行われるようになり、

オープンとクローズドの組み合わせで、

昔を懐かしむだけの同窓会から、学部・世代を超えた「ナナメのつながり」が何かを生み出す同窓会へ変貌しつつあります。

最後に「卒業生ネットワークとコミュニケーション」で締めくくります。

卒業生ネットワークとコミュニケーション


もともと、同窓会は、同じ時期を、同じ教室で過ごした仲間が、卒業して、離れ離れになってからも、年に1回くらいは集まって、

近況報告やら、懐かしい昔話やら、しましょう、という主旨でしょうか?

この同窓会ネットワークが、困った時のお助けインフラになったりするのは、経験したことがある人もいるでしょう。


ただ、幹事はやる気がある有志がやるのですが、幹事が転勤になったり、仕事が忙しくなると、同窓会も滞りがちになります。

また、上記のように、転勤などで、音信不通の人が増え、だんだん連絡も途絶えがちになることも珍しくありません。

ネットワークというインフラを維持するには、労力もお金もかかり、誰か有志の頑張り、だけでは持ちません。

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また、同窓会ネットワークとは、昔を懐かしがるためだけでは、もったいない、ものです。

卒業生というつながりで、必ずしも同じ時期ではない先輩後輩も時代を超えてつながることができれば、強力な社会インフラになります。

でも、誰が、ネットワークのお守りをするのでしょうか?やる気のある有志だって、面倒でお守りできないのに。


最近は、上記のように、大学が卒業生ネットワークを自らの偉大なインフラと考えています。

卒業生から現役の学生へ就職の支援のような直接目に見える形だけでなく、SNSのように、いつでも関係者がアクセスできるベースを整備しておけば、このネットワークが活性化し、活用され、生きてきます。

覗いて見ると、懐かしいつながりの維持だけでなく、新しいつながりもできるかもしれません。




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2015年01月01日

ライフスタイルの進展、この1年2015

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

以前は正月三が日は、今年の目標づくりをやりましたが、

最近は昨年の活動の総括をしつつ、今年の方向を定めていきます。

昨年の正月の

ライフスタイルの進展、この1年

を参照しつつ、振り返ると、

(1)組織の壁を超えるメタ・リーダーシップの時代

(2)コラボレーション、組むのは『目的地が同じ人』ではなく、『この人とバスに乗りたい人』

(3)枠を超えて、越境できるのはストーリーを持って語れる人

(4)グレーゾーンの活動にこそ意義がある

(5)計画よりもリアルタイムの対応、と言いつつも、おおまかな方向、準備も大切

というかんじでしょうか。少し長くなりますが、それぞれのテーマが関連し合うのですが書いてみます。



(1)組織の壁を超えるメタ・リーダーシップの時代

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組織の壁を超えるメタ・リーダーシップの時代


組織内でのリーダーシップの時代から組織の壁を超えるメタ・リーダーシップ、クロス・リーダーシップの時代へ

ハーバード公衆衛生大学院のリーダーシップの授業では、組織におけるリーダーシップではなく、様々な部署、職種間の壁を調整するメタ・リーダーシップという概念を学びました。

刻一刻と変化する状況に合わせて意思決定をするためのミーティングにおける、ファシリテーターという役割も定着しました。

自らが必ずしも専門家ではなく、所属組織の肩書もそれほど通じない状況で必要とされるのが、メタ・リーダーシップでしょうか。




(2)コラボレーション、組むのは『目的地が同じ人』ではなく、『この人とバスに乗りたい人』

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コラボレーション、組むのは『目的地が同じ人』ではなく、『この人とバスに乗りたい人』恋愛にも似ている


継続的に事業成長させるためには、誰と同じバスに乗り込めばよいのでしょうか。

それは『目的地が同じ人』ではなく、『この人とバスに乗りたい!』と思える人なのだと思います。

どこに行きたいかでなく、『誰とイキたいか。』を軸に一緒に乗り込む人を選ぶ、ということです。

この人とイキたい!という気持ちさえあれば、目的地が変わったとしても一緒にイケるならどこでもいい!

と合理性を凌駕した領域にイキつくので、すぐに方針転換、マーケットの変化に順応した機動力の高い組織が組成されます。

誤解のないように言っておきますが、決して「仲良し」を選ぶ訳ではありません。

気が合う仲間の仲良しグループでは、新しいことに挑む研究プロジェクトはできません。

新しい研究プロジェクトは、未知の分野に対応すべく、多様な人々、異質な人々を選びます。

ただ、時には激論を交わしても信頼できる関係が大切です。

これって、恋愛に似ているかもしれません。



(3)枠を超えて、越境できるのはストーリーを持って語れる人

さて、いつものことですが、東大、東工大、あるいはアカデミアの枠を超えて、12月の1か月だけでも、

6大学卒業生(慶応・上智・東大・東工大・一橋・早稲田)合同クリスマスパーティー@東大に参加しました

東大i.school studioオープニング・パーティーに参加しました

TIPS・3×3Labo忘年会&交流会に行ってきました

に参加して、いろいろな人たちとお話をしました。

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越境のポイントは「ひとりで行く」のだが、越境先に「友達」がいるとよい




いつも慣れ親しんだコミュニティーばかりにいると、「世界」が広がりません。

世界を広げるためには「未知の世界」に越境することになります。

「未知の世界」ではアウェイ感を味わうことが予想されます。

それは、ちょっと辛いので、一人ではなく、誰か、友達と行くことがあります。

すると、結局、せっかく行った「未知の世界」で、一緒に行った「友達」とずっと一緒で、新しい友達をつくることもできず、うまくいかないことがあります。

それゆえ、勇気がいるかもしれませんが、「未知の世界」にはひとりで行くことが大切です。

ややこしいのですが、

「友達」と一緒に越境するのではなく、

ひとりで越境し、越境先の主催者、コアメンバーに「友達」がいると、

その「友達」に、そのお友達を紹介してもらうと、共通のテーマがあって、また関心が重なっていたりして、お話がずっと深まります。


残念ながら、越境先の主催者、コアメンバーに「友達」がいない場合は、

とにかく、越境先の主催者、コアメンバーと「友達」になると、

取りあえず、これからの展開が開けそうです。


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人生に大切なエッセンスを組み合わせて実行していく


スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学卒業式でのスピーチ

点と点をつなげる、ということです。

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。


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コラボレーションできるネットワークとは?


・ネットワークは創れない、出来上がるもの。知られる、貢献できるの偶然性

・ネットワーク、つながっている人が自分を規定する。「コミュニティーの橋」「ハブ」に価値がある

・フィルタリングの重要性、時間、リソースは有限であり、良質の人、モノを選択する重要性が増す

・ハブがよいのは、ネットワークが成果を生むこと

・私の成功は、私の周りの人の成功によって、測定される

・コミュニティー(地縁血縁に由来する同一の価値観を共有する)からヘテロニティー(異質体が、ある一点の興味や思いで、ほんの一瞬、部分的につながる)へ移行


さて、「点」がつながった人々を思い浮かべると、必ず自分のストーリーを持って語れる人だな、と思います。

単につながりだけを求めて、「仲良くしましょ」では、うまくいかないようです。


(4)グレーゾーンの活動にこそ意義がある

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これって本来業務?グレーゾーンの活動にこそ意義がある


産学官連携の仕事をしていると、企業の方が、これって本来業務?グレーゾーン?で、困っている状況に、よく遭遇します。

手弁当で対応している企業の方から、

「これって、会社が本来、業務でおこなうことですよね。なんで、私が手弁当でやらなきゃいけないのですか?おかしいですよね。」

なんて、愚痴をよくうかがいます。

ただ、ここでパラドクスがあります。

では、本来業務になった途端、社内の部長会議に報告しなければならなくなった、役員が口出ししてくる、など、自由に活動していたのが息苦しくなり、さらには、会社に本来業務と認定されたところ、別の担当者が任命され、自分は外された、なんて事例もあります。

グレーゾーンでいろいろ活動できて、多様な人々を会えて、知識をもらえる、とは、企業人にとって、とても幸せな状態なのではないでしょうか?

ただ、このグレーゾーンは不安定で、バランスを保つのは難しく、労力がいります。

上に書いたように、業務寄りになると、会社から口出しが出てきて、窮屈になるし、業務外とされると、

「勤務中に何やってるんだ」なんてことになります。

と言うことで、この本来業務?グレーゾーン?について、すっきりした解はありません。

状況に応じて、バランスをとって、会社にも利益、本人も多様な人々に会えて、知識をもらう、のがハッピーかな、と思います。


(5)計画よりもリアルタイムの対応、と言いつつも、おおまかな方向、準備も大切

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計画立案と実行、フィードバックのバランス


「泥棒を捕まえてから、縄をなう」が戒められてきたように、以前は計画は周到に準備しておくことがよい、とされていたのですが、

変化が速い時代には、計画を実行する段階には状況が変化しており、さらには、メール、ツイートにより、リアルタイムで反応が得られるようになったため、

計画は、あまり精緻なものではなく、暫定的なものにしておき、反応を見ながらフィードバックしていく、スタイルに変わっているようです。


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南仏コートダジュールからプロバンス、パリに行ってきました(トラブル予防、対応編)


海外旅行では予期しないトラブルが起こります

未知の場所への海外旅行は、ほぼすべてが知らないことへのチャレンジで、手探りで失敗しながら、新しいことに触れ合っていく、ことになります


海外旅行の例では、どんなに事前に周到に準備したとしても、必ず予期しないトラブルが起こります

それゆえ、計画よりもリアルタイムの対応なのですが、

そうは言いつつ、いつ頃、どこへ(例えば南仏)に行きたいのか?そのためには航空券、ホテルを予約する、

などの準備をしなければ、絶対に旅行へはいけません。

おおまかな方向、準備をして、タイムリーに行動することが大切です。




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