2016年05月

2016年05月30日

イタリアと日本、国交樹立150周年によせて

ここ数年で、幕末にヨーロッパ諸国と修好通商条約を締結してから150年を迎えます。

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ドイツと日本の関係、交流については、主に科学、技術、学術について、

一高理科へようこそ―科学する心

第一高等学校資料にみる日独交流史

に書いてきました。

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今年でイタリアと日本の国交樹立150周年を迎えます。

そのため、

イタリア・アモーレ・ミオ!

のようなイベントも開催されています。

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上記のように、ドイツと日本の関係、交流について、主に科学、技術、学術が挙げられるのに対し、イタリアと日本は、芸術、文化、食物などが挙げられるでしょうか。

アートと社会、経済だけでなく、文化の力を育て、活用する




・ソフトパワーとは政治力(現在)、技術(将来)、文化力(過去からの蓄積)

・国境の壁を越え、世界に普及した事例、フランス料理、イタリアオペラ。言葉と様式の壁を超える。チャネルを持つ。市場を知る。

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・アートは至上のモノである(ニーチェ)。アートは社会が支える。

・オペラは17世紀初頭、イタリアで生まれた舞台劇。歌唱と演劇で構成。もちろん、当時は電気がないので、生の歌声で上演したが、今は、様々な専門家が集まって創り上げる総合芸術

・オペラ、国際社会において、国境を超えて、理解される国際文化

・オペラ、世界中の王室、貴族、資産家、上流階級に永年にわたり、愛され、尊重された総合芸術

・オペラ、異文化、異なる価値、異なる出身国を背景とした人々が集まる国際社会で、共通言語としての文化的教養

・世界に入っていくきっかけとしてのオペラ、いきなり日本の伝統文化では難しいが、「和」するオペラであれば、世界に受け入れられる芸術を日本から発信できる

・西洋のオペラ、個性のぶつかり合い、日本のオペラ、ハーモニー、アンサンブル、「和」全体観

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有名な蝶々夫人は幕末の長崎が舞台です。

ヴェルディ・椿姫、モーツァルト・フィガロの結婚など、おなじみの公演


と書いたとおりです。

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「TAK」さんは、イタリアには何度か行ったことがあり、

イタリア・スイス・フランスへ行ってきました


南イタリアのナポリ周辺のカプリ島、アマルフィー海岸にはヨーロッパ、アメリカ、アジアから多くの人が集まり、人、人、人の波。

バスには乗り切れず、レストランはあふれかえる、ホテルは満室、という感じでしょうか

南イタリアは地中海性気候のためか、晴天続きで天候がよく、物価も安いので、観光には適しています

ただし、英語は空港、ホテル以外ほとんど通じません

駅の職員、バスの運転手など、ブロークン・イングリッシュも通じません

Where,How,Whatなどのブロークン・イングリッシュではなく、「for Napoli?」のような疑問文で聞かなければ、答えが返ってきません


と書きました。

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シンポジウム 「イタリアと日本、初めての出会い」 

「今年でイタリアと日本の国交樹立150周年を迎えます。」と書きましたが、イタリアと日本の交流は、ずっと遡り、1582年の天正遣欧使節が始まりです。

実は、それ以前もイタリアへ、はるばる渡った日本人はいるようなのですが、しっかりした記録では、この使節が始まりです。

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時代は室町、安土桃山までさかのぼります。種子島に鉄砲が伝来、フランシスコ・ザビエルのような宣教師が日本にわたってきた時代です。

インターネット、テレビどころか、写真もない時代に、西洋の宣教師が、西洋の文化、リスボン、ローマの反映を伝えようとしても、当時の日本人は、生れた村を一生出ることもない生活をしていましたので、「作り話」として、全く信じてもらえません。

この頃、都には、それなりに海外の情報も伝わり、文化も洗練していたようなのですが、中央と地方の格差は、今とは比べ物にならないレベルでした。

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この辺の事情は、

教養は幅が広く、奥が深い、いろいろなところでつながっている





『ロビンソン・クルーソー』『ガリヴァー旅行記』は、旅行記として出版されました。

今から考えれば、とても現実のことではありえない内容ですが、当時のヨーロッパ以外の世界、として書かれました。

実は、当時の世界旅行記などは、同様のモノだったので、特に疑いもせず、信じられました。


と書いたのに似ています。

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宣教師たちは、日本人の目で見て、日本人が語り、伝えることが大切、と考え、九州の大名に遣欧使節を提案しました。

織田信長の時代は、信長の勢力は中国地方の毛利どまり、九州の大名たちは、中央からの支配勢力は特になく、自由に貿易、布教を行っていました。

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当時、貿易は、西欧の先端技術をもたらし、代わりに、日本の特産品を輸出し、利益も生む、重要なものでした。

当時、ヨーロッパはスペイン、ポルトガルによる大航海時代を迎えていましたが、産業革命の前ですから、蒸気船はまだなく帆船です。

それゆえ、日本からヨーロッパに行くのは、いい風が吹く季節を待たねばなりませんでした。

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また、西欧人と話すのは、当時ラテン語ですから、宣教師によるセミナリオの優秀な生徒が、大名の名代として選抜されました。

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特別公開「新発見!天正遣欧少年使節 伊東マンショの肖像」

例えば、正使の伊東マンショは、大名同士の戦いに敗れた城主の子息、など、大名直接の子息ではなかったようです。

遠い西欧までの、命がけの旅ですから、大名も自らの子息は出せずに、一族の優秀な子弟に託したようです。

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遣欧使節はヨーロッパではトスカーナ大公国メディチ家、ヴァチカンでは教皇グレゴリウス13世に謁見するなど、歓迎されますが、8年後の1590年に帰国した時は、日本の情勢が大きく変わっていました。

天下を統一した豊臣秀吉の勢力は、九州の大名たちにも及んでいました。

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秀吉は、当初は貿易、布教を奨励していましたが、キリスト教について、一向宗と同様に危険なものとして、1587年に伴天連追放令を出し、宣教師たちに20日以内に国外退去を命じます。

さらに、徳川家康はキリスト教を禁止し、遣欧使節を派遣したキリシタン大名たちもそれに従い、遣欧使節の立場はなくなります。

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なお、遣欧使節はグーテンベルグらが発明し、発達した、印刷機、印刷技術は持ち帰っています。こうして、「キリシタン版」と呼ばれる多くの活字本が発行されるようになりました。

さて、時代は下り、300年後、明治開国後に、西欧の進んだ制度、文化を探ろうと、渡航した岩倉遣欧使節が、天正遣欧使節、その30年後の仙台藩による支倉常長らの資料、業績を発掘されることになります。

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いつの世も、時代の先駆けとなる人々の運命は、まさに、その時代の動き、流れに翻弄されるようです。

イタリアと日本、国交樹立150周年によせて、少し考えてみました。





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2016年05月27日

国立情報学研究所オープンハウス2016に行って来ました

国立情報学研究所オープンハウス2016

の案内が来ました。

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「情報学」は、計算機科学や情報工学だけでなく、人文・社会科学や生命科学の領域も包含する新しい学問分野です。

未来価値を創成する情報学研究、社会・公共貢献、融合の情報処理、産学官民の連携、国際的な研究・事業活動を指向した情報学研究を進めています。

この中でも関心があるのが、AI(人工知能)の可能性でしょうか。

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このオープンハウスには昨年も行って来て、その様子は、

人の仕事が人工知能に置き換わる、よりは、人と人工知能のコラボにより、できることが急激に拡大する

人工知能:気象予報など、データのパターンからの予測は得意。人間の行動、感情が入らない自然現象は比較的予測が簡単。

機械学習、データを制したものが勝つ、グーグルなどが圧倒的に優位

人工知能が克服すべきこと

・分野横断による総合的知的タスク挑戦(シングルタスクではなく、多様な統合的知的タスクをターゲットにする)

・ロジックと統計手法の現代的ハイブリッド(ビッグデータが集まり得ない分野がたくさんある。分類問題では説明できない課題はたくさんある。これらの分野に機械学習は手も足も出ない)

人工知能により、ホワイトカラーの仕事は変わらざるを得ない。人の仕事がロボットに置き換わる、というよりは、人とロボットのコラボにより、できることが急激に拡大する。

2011年、IBMの人工知能ワトソン、Wikipedia等を使用することが前提、固有名詞しかこと得られない、シングルタスク、その固有名詞も人工知能にとっては、意味をなさない、単なる記号列、しかも正答率は100%ではなく69%

人工知能にとって、数学を解くソフトウェアは意味がない、問題を機械が理解できるランゲージに翻訳できるか?がポイント

総合的知的タスク、例えば、人工知能が要旨要約をどれくらいできるか?

人間の行動に人工知能をどう活かすか?

人間が行うパターンの予測がつくのならば、そのパターンのポイントとなるところで、人工知能から適切な指示があれば、人間の行動がぐっとよくなりそうです。

情報があふれている社会では、「あらゆる情報」を提供するよりも、ユーザーの行動にカスタマイズして、判断、行動のポイントで、「解釈可能な行動情報」が提供される、人工知能の開発が楽しみです。

に書いてあります。

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今回は、人工知能などの講演を聞くよりも、

いろいろな技術の展示を中心に見ていきます。

東大五月祭は近未来のデモンストレーション?




研究活動、研究成果を文字が主体のパネルで展示するのではなく、実際にモノがあって、しかも、来場者が、自分で体験できる展示が増えています。

VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などの急速な進展も伴って、アイデア、あるいは、研究成果のままではなく、取りあえず、社会に実装しちゃってみてる、のが面白いところです。

すると、来場者から社会への実装方法について、いろいろなヒント、サジェスチョンをもらえたりします。


と書きました。

このオープンハウスは、まだまだパネル展示が主流ですが、次第に実際にモノがあって、しかも、来場者が、自分で体験できる展示が増えています。

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ロボットは東大に入れるか?

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文字、テキストの検索は急速に進みましたが、映像、画像、音声の検索はどんな状況か?

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VR(仮想現実)、AR(拡張現実)の進展、社会実装はどんな感じか?

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現在のコンピューターをはるかに超える性能が期待される、量子コンピューターは?

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この分野は進歩が急速です。あらゆる機会を通じてキャッチアップしていきます。



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2016年05月23日

東工大MOTシンポジウム、イノベーションはマネジメントしてこそ、価値が出てくる

東工大ホームカミングデイ2016(大岡山キャンパス)

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のイベントの一環として、

2016 ホームカミングデイ 東工大MOT記念シンポジウム 講演会

が開催されました。

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昨年の参加記は、

イノベーションをサイエンスするー東工大MOTは進化します

に書いていますが、


さて、MOT(技術経営)について、今、考えなければならないのが、

学んだことがビジネスに実際に活かされているか?結びついているか?

ということでしょうか?

イノベーションとはアイデアを出すだけでは不十分です。少しずつでも実現してこそ、意味があります。

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MOT(技術経営)での勉強はどのように活きているのか?定かではありません。

聞くと、皆、口をそろえて「役に立っています」というのですが、どのように役立っているのか?よくわかりません。

もしかしたら、せっかく受けたMOT(技術経営)での勉強も、しばらくすると、埋もれてしまうのかもしれません

大企業から参加した方々は、MOT(技術経営)修了後に、起業するわけでも、転職するわけでもなく、ほとんどが、もとの大企業に戻っていきます

社会人大学院は、平日夜間、土曜日の授業と、働きながら参加しやすいものになっていますが、参加しやすい分だけ、結局、修了後リスクを取った行動が少ない、気がします

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「学んだことは大変有意義だったけれど、それを活用できているか?」と悩んでいるのではなく、

とにかく、何らかのプロジェクトが進行中、もちろん、うまくいかないこともあるけれど、フィードバックして、修正しながら進行中


のようなポイントがあります。

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さて、「TAK」さんは、最近東工大MOTについても辛口で、

技術経営(MOT)は専門性と統合性が不可欠




せっかくのオープンハウスですが、単に女性教員を増やして、その女性教員らに研究内容を発表してもらうだけの、MOT(技術経営)でもなければ、志願者に向けたものでもない、消化不良なものだった感があります。


と書いています。

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今回のシンポジウムでは、前半は、上記オープンハウスと同じ先生方のお話だったのでパスして、

社会で活躍する同窓生によるリレーレクチャー 「東工大MOTと私」

「アカデミックで活きるデュアルディグリー」

「イノベーションマネジメントやってみると」

「イノベーションの量産化の実践」

から参加します。

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ここで、大きな変化の手ごたえを感じることになりました。

世の中には、起業ブームとイノベーションの幻影が蔓延しています。

ビジネス系の技術経営(MOT)、デザイン思考などの社会人大学院では、起業、アントレプレナーの数、比率を競い合うことにもなっています。

以前にも同窓生によるリレートークがありましたが、正直言って、「薄っぺらな、サクセスストーリー」で、聞くに堪えませんでした。

今回レクチャーする同窓生は、何回か挫折経験がありながら、現在頑張っている同窓生です。

つまり、起業した、だけではなく、失敗しつつも立ち直り、ビジネスにしている方々で、お話に「厚み、奥行き」があります。

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今回感じたのは、

研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク

に書いた


研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク

ネットワークとは「意図的につくる」よりも「結果として出来上がっている」もの


ということでしょうか。

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言い換えると、創立12年という、できてから日が浅い東工大MOTも、ようやく本物の経営者が講演するようになった、ということでしょうか

誤解のないように言っておきますと、これまでも、本物の経営者が、さらなるパワーアップのために、東工大MOTで学んでいたのですが、残念ながら、こういった機会にレクチャーすることがありませんでした。

まだまだ東工大MOTには、やってほしいことがあります。

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MOT(技術経営)大学院か?デザイン思考大学院か?

に書いたように、デザイン思考を取り入れた大学院プログラム

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東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)説明会に行ってきました

に書いたような、コースを修了した人々に対する、フォロー・プログラムの充実

などなど

とりとめがなくなってきましたが、もう少し発散します。

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いつも書いていますが、「TAK」さんは東工大の出身ではありません。

いわゆる学生時代は、東大工学部、工学系大学院を修了し、社会人になってから東工大MOTで学んでいます。

実は、東工大MOTには、このように東工大以外の出身の方が多く学んでいます。

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なぜかというと、

東大TMI(Technology Management for Innovation 技術戦略学)か?東工大MOT(Managemrnt of Techmology 技術経営)か?


に書いたように、土曜日に授業がある、受験に際し、特段の会社など所属組織の承認が不要、など、社会人へのハードルがそれほど高くなく、学びやすいことがあります。

こういう人たちは、東工大への愛着はそれほど強くなく、学ぶプラットフォームとして活用しています。

多様なバックグラウンドの人が集まっている、学ぶプラットフォームは、いろいろ活用法がありそうです。

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長くなりますので、これらについては場をあらためて書きます。



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2016年05月22日

感覚と情動の科学技術

東大科学技術交流フォーラム「情動ー人の感性を科学する」

という案内が来ました。

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従来、人の感情・感覚は主観的なものであり、科学的な研究対象にはなり難いとされてきました。

しかし、近年の脳科学・心理学研究、微細・高感度センシングやビッグデータ収集・処理に係る技術、モバイル端末・計測デバイスなどの目覚ましい進展によって、感情・感覚の計測、知性・感性の科学的分析も可能となりつつあります。

これらの研究成果を活かし、その時々の感情・感覚に応じた情報提供や環境対応についても具体的に検討できる段階となっています。


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これには、いくつかの複数の複雑なテーマが絡み合っていますので、整理します。

人の感覚、感情、直感などは、主観的で学問の対象になりにくく、「ブラックボックス」化し、アンケート調査等しか対応できなかった。(アンケートの回答と実際に感じたことの乖離も存在)

ところが、センサリング技術の急速な進展により、脳波、脈拍、音声などの生体データが、

特別な装置ではなく、簡易な装置を身に着けるだけで、計測、記録できるようになってきている。

AR(拡張現実)、VR(仮想現実)技術が、現実の生活にも急速に入り込み、

人間の感情、感覚自体が急速に変化している。

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このようにテーマ、技術が進行形なので、とにかく現時点の情報、状況を記録しておく、ことになります。

「情動ー人の感性を科学する」は既存の学問の枠組みでは取り扱えるものではなく、

工学、医学、哲学など、多くの学問が、それぞれの得意分野から挑んでいます。

今日は、主に工学の視点から、工学系の廣瀬通孝先生の「感覚と情動の科学技術」中心に書きます。

東大「情動」のシンポジウムで、VRから情動の、廣瀬先生の話を聞く

に詳しい説明がありますので、併せてご参照ください。

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意図しなかったビッグデータから、プロセス、結果を織り込んだデータへ


・意図しなかったビッグデータから、プロセス、結果を織り込んだデータへ

ビッグデータという言葉が最近よく使われます。

ビッグデータとは、記録の、自動化、大量化による、「意図しない」データであり、これら「眠っているデータ」を発掘すれば、もの凄い「宝の山」が埋もれているのではないか?と思われていました。

しかし、結果として得られた「結果データ」と、その結果が得られたプロセスでの「プロセスデータ」がセットになるように、データ取得がデザインされていないと、せっかくのビッグデータも活用できないことが指摘されるようになってきました。

どの「結果データ」がほしくて、その「結果データ」に影響を及ぼす「プロセスデータ」は何なのか?何の可能性があるのか?

ストーリーを構築し、結果とプロセスを織り込むようにデザインする、ことが大切になってきました。

そろそろ、「意図せずに、大量にとれていたデータの発掘」から、「計画的に、プロセス、結果を織り込んだデータの取得」に向かう時では、と考えます。


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・そうは言いつつも、意図せずに、記録の、自動化、大量化により、いろいろなところに残され、埋め込まれた大量データを分析すると、思わぬ「宝物」が発掘される。

その量は膨大で、人間の予想をはるかに超えるもので、分析すると、何がわかるか?計り知れない。

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ウェラブル・コンピューター、自分のライフログ(生存・生活記録)が可能に?

高齢化時代のヒューマンインタフェース技術


ウェラブル・コンピューターと言って、腕時計、メガネなどに装着する形で、コンピューターを人間に取り付けることができます。それゆえ、24時間365日人体の記録(血圧、体温、血流量、脈拍、歩行量、など)を測定できるようになります。

これまでは、仮に測定できても、そのような莫大な容量の記録データは保存しようがありませんでした。

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情報技術では、

ムーアの法則:計算機素子の能力は18ヶ月で2倍になる

ギルダーの法則:通信回線の速度は9ヶ月で2倍になる

と言われています。

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例えば、昔のスーパーコンピューターのハードディスクの容量が、今ではすっぽりとノートパソコンに入ります。

それゆえ、24時間365日人体の記録(血圧、体温、血流量、脈拍、歩行量、など)データが保存可能になります。

すると、人間は病院に行かなくとも、主治医がデータを見て、病気の診断、薬の処方、をすることができるようになります。

なお、人間に24時間365日装着されるコンピューター(ウェラブル・コンピューター)は、医療以外にもマーケティング調査(店舗での人々の消費行動)、快適感調査(住宅内での生活者の行動)など、応用範囲はかなり多い、と考えられます。


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人間・テクノロジーの未来「インタラクションからインテグレーションへ」


Google検索、世界の事はわかるが、自分のことは検索できない。「昨日何を食べた?」「1週間前に会ったあの人の名前は?」など。これが自動的に記録され、必要な時に引き出せると、人間の機能が驚異的に向上する

カメラ付きのメガネで視線が追ったもの、食べたものをを自動的に記録する、簡単なイア・センサーで聞いた音、話したことを録音する、など、

人間の行動が自動的に記録され、かつ、検索できる


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複合現実感技術、リアル世界とバーチャル世界の融合




バーチャルリアリティとは、コンピュータの作り出した空間の中に入り込み、そこでいろいろな体験をしようという技術のことです。

また,複合現実感技術は、現実空間にコンピュータによる情報を重ねたり,コンピュータに現実空間の情報を取り込む技術で,HMD等を用いることで現実空間で現実以上の体験を実現することができます。

これらの技術では、コンピュータと現実、コンピュータと人間のより密接な関係を実現する様々な技術が 研究されています。

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・これまでの情報通信技術は視覚、聴覚主体だったが、触覚、嗅覚などの感覚のインターフェースも開発する。

・人間の嗅覚は50%くらいしか正確ではない。視覚で違うものを与えると、そちらに引かれる。 

・ジュース、内容物は同じでも色を変えると味が変わる。

・拡張されるリアリティー、例えば、記憶は、見たもの、聴いたものを記録することにより、トレース、追体験が可能になり、正確性は確実になる。

・モノの限界、モノが残せるのは形だけ。動きや働きは残せない。バーチャルリアリティーでこれらを再現することが可能になる。

・リアルをバーチャルに取り入れる、バーチャルをリアルに取り入れる、の双方向が可能である。 


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人間・テクノロジーの未来「インタラクションからインテグレーションへ」




・「楽しい」から「笑う」のではなく、「笑う」から「楽しい」(ウィリアム・ジェームス)

・「笑う」ことを続けていると、自然に「笑える」ようになる。強制的にでも「笑う」と、他者との関係、コミュニケーション、自分の人生、に変化が生まれる可能性

・Google検索、世界の事はわかるが、自分のことは検索できない。「昨日何を食べた?」「1週間前に会ったあの人の名前は?」など。これが自動的に記録され、必要な時に引き出せると、人間の機能が驚異的に向上する

カメラ付きのメガネで視線が追ったもの、食べたものをを自動的に記録する、簡単なイア・センサーで聞いた音、話したことを録音する、など、

人間の行動が自動的に記録され、かつ、検索できる、

さらには、思ったこと、考えたこと、感じたこと、などが、自動的に、記録され、検索が可能になれば、人間の行動、生活は劇的に変化する、と思われます


拡張現実を利用して、錯覚を積極的に起こして、リアリティーを望む方向に拡大する

さらには、思ったこと、考えたこと、感じたこと、を自動的に、記録し、さらに後で検索できるようになれば、生活は劇的に変化するでしょう

などと考えてきました。

さて、今日はどんなお話を聞けるのかしら?早速出たお話をまとめます。

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「バーチャルリアリティ」とは、コンピューターが作り出した空間に入り込み、そこで、いろいろな体験をしようという技術のこと。1988年に登場し、ルーツは宇宙航空技術

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行動や情動は感覚から生まれる

すべての行動が意識されて起こる訳ではない。反射、条件反射

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自分の状態が認知されることで情動が生じる。「悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか」

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ビッグ・データの時代。コンピュータが生み出す大量の情報。センサーが生み出す大量の情報。人々の営みが生み出す大量の情報。

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様々なセンサが開発され、現実世界の情報が、手軽かつ大量にコンピュータ世界に取り込まれるようになった。

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ライフログ、TV会議で1日16時間記録、70年続けても、記憶量は10Tバイト

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ウェラブルコンピュータを用いれば見たり聞いたりしたことがそのままとっておける。記憶と記録の境界があいまいになる。

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過去から未来を予測する。レシートから未来の消費行動について、いつ、どこで、何にお金を使うのか、予測できる。

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予測結果は最後には必ず当たるから、予測の精度が重要なのではなく、それによって、行動がどう変わったか、が重要である。

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食事写真に対するSNS上の他者の評価に、自分の食事満足度が引きずられる。

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感覚や情動は「気のせい」と紙一重である。「気のせい」技術によって変わるのは単なる「気のせい」ではない。この技術によって、現実が変わるのである。



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2016年05月18日

祭り、という非日常的な、仲間が時間的、空間的距離を超えて集まる場

東大五月祭で、模擬店の「東大ウィンブルドンテニスクラブ」に行ってみます。

このテニスサークルは「TAK」さんが学生の頃、ちょっとしたきっかけで始めたのですが、その後、後輩の方々が引き継いでくれて、なんと36年になります。ちょっと待ってください、「TAK」さんは18歳では?

さて、訪問記は、昨年

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東大ウィンブルドンテニスクラブのブースにて

に、サークル草創期の想い出は、

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されどわれらが日々、古い写真記録から記憶をつむぐ

に書いたので、ここでは、

サークルという、人と人が出会い、触れ合う場

祭り、という、年に数度だけ行われる、非日常的な、みなが時間的、空間的距離を超えて集まる場

について考えてみます。

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さて、テニスサークルとは、一緒にテニスをするためのコミュニティーですが、結果として、もっと大切なのが、テニスを通じて得られる、「人と人のつながり」だったりします。

生涯のパートナーをそこで得て、家庭を築く、に加えて、そこでの友達とは、社会に出てから得られる業界内の友人とは異なり、多方面に広がる末長く続く、かけがえのない友人となります

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ということで、テニスは楽しい学生生活を送るための手段、だけではなく、有意義な人生を送るためのもの、にもなります

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ただ、卒業してから時間が経過するに伴い、学生時代は一緒に過ごしていた仲間たちと、一緒に過ごす機会も減っていきます。

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離れ離れになってしまったけれど、年に数回は会おうよ、というのが、「祭り」という非日常的な機会で、これは大学時代のサークルに限らず、日本、世界に時代を超えて共通のものだったりします。

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「祭り」は、既に準備の時から始まっています。

準備に着手してからの、これから始まることを想像する「ワクワク感」が何とも言えません。

今年は、五月祭前日の金曜日に東大で研究会があったため、本郷キャンパスにいました。

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テントを組み立てたり、パネルを運んだりする学生の皆さんを見ていると、タイムスリップして、学生時代に戻った感覚がします。

しばし、学生の皆さんと一緒に準備作業をして、学生時代に戻りたいところですが、研究会があるので、そうもいきません。

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さて、今年の五月祭は天候に恵まれ、たくさんのお客さんが来ました。

「祭り」は、空いていたらさびしいですから、混んでいるくらいがいいのです。

たくさんのお客さんが来ると、みんな大忙し。ゆっくりお話しする時間もありません。

夕方が近づき、人波も一息つくと、懐かしい仲間、新しいメンバーとお話しする時間もできます。

つまり、「祭り」は、ピークの混雑時間帯の「あわただしさ」の楽しさと、その前後の一息ついた、懐かしい仲間、新しいメンバーと触れ合うひと時の楽しさ、があります。

テニスサークルというコミュニティーは継続することが望ましいのですが、時間の経過と共に、拡大していきます。

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その際に、時系列ごとの分断された小コミュニティーの集合体ではなく、世代を超えたつながりができると、コミュニティーに幅、奥行きがでてきて、「豊か」になります。

この「世代を超えたつながり」をつくる機会が、この「祭り」のような、非日常的な集まる場、だったりします。

それゆえ、「祭り」は積極的に開催してほしいものです。

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ピーク・エンド理論

というものがあります。

人は過去の経験を快か不快か判断する際、途中のプロセスの快・不快よりも、その経験のピークの高さ、と、どう完結したかによって判定するそうです。

つまり「高いピークの経験をした上で、終わりよければ、すべてよし。途中のプロセスは関係ない」 

いろいろなことがあっても、「祭り」は楽しく終えて、仲間とは楽しく別れましょう。

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さて、「祭り」の連絡は、多くの昔の仲間に出すのですが、時間的、空間的距離を超えて集まる仲間は限られています。

空間的距離もさることながら、時間的距離が参加を難しくします。

「祭り」に、「懐かしい仲間が集まるか?」それが無理でも、「祭り」に、「知っている人はいるか?」

がポイントになります。

「懐かしい仲間は来そうもない」「知っている人もいなさそう」では、せっかくの「祭り」ですが、足が遠のいてしまいます。

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ただ、最近はネットという、いいツールがあります。

「祭り」に、来たかったけれど、来なかった、もう知っている人もいないのでとても行けない、人のために、

この参加記を書いていたりします。
















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2016年05月17日

東大五月祭は近未来のデモンストレーション?

東大五月祭2016に行ってきました

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実は、最近大きく変わった、あるいは既に変わっていたのに、「TAK」さんが気づかなかったのが、

理学部、工学部の展示です。

と書きました。

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これまで理学部、工学部の展示は、パネルが展示されていて、説明員がいる、というスタイルがほとんどでした。

このスタイルだと、パネルに魅力が感じられない、説明員の愛想がよくなさそう、だとスルーされてしまい、学園祭ではマイナーな存在でした。

ところが、

東京大学制作展「わたしエクステンション」に行ってきました

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メディアとコンテンツに関わる研究オープンハウス

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細胞とマテリアルの小さな実験室「バイオアートとバイオデザイン」

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バイオエンジニアリングへデザインを、細胞から「もの」をつくる試み

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人間と技術の融合による、人間の能力の拡張

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音楽とテクノロジー、「音」で感じる未来の東京

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のように、

研究活動、研究成果を文字が主体のパネルで展示するのではなく、実際にモノがあって、しかも、来場者が、自分で体験できる展示が増えています。

VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などの急速な進展も伴って、アイデア、あるいは、研究成果のままではなく、取りあえず、社会に実装しちゃってみてる、のが面白いところです。

すると、来場者から社会への実装方法について、いろいろなヒント、サジェスチョンをもらえたりします。

五月祭でも、

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TECHNO FACTORY

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近未来展示2016

など、文字が主体のパネル展示ではなく、

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実際にモノがあって、しかも、来場者が、自分で体験できる展示で、子供から高齢者まで多くの来場者でにぎわっていました。

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また、

10分で伝えます!東大研究最前線

のように、理工系だけでなく、人文科学、社会科学の研究者が集まって60人以上集まって、

パネル展示ではなく、

スクリーンを使って、自分の研究を10分間に凝縮して、発表します。

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すると、これまではスルーされていた研究発表だったのが、会場が満員になってます。

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学園祭と言うと、コンサート、ダンスなどのパフォーマンス、著名人による講演、アイドル企画、模擬店などが主流でしたが、

近未来のデモンストレーションによる、

理工系、あるいは研究系の逆襲を感じた東大五月祭でした。





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2016年05月09日

開成学園の運動会に行ってきました2016

高校、大学で毎年恒例になっている名物イベントがあります。

ただ、卒業すると、連絡が来ない、来ても直前、などで、足が遠のきます。

ただ、最近はFacebookなどSNSのおかげで、通知が事前に届き、また写真、動画など様子もシェアされます。

そんな訳で、昨年から数十年ぶりに、母校の開成学園の運動会を見に行くようになりました。

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内容自体は昨年と同じなので、再掲します。

開成学園の運動会に行ってきました

東大への入学者ランキング上位の進学校として、

開成、麻布、灘、筑波大駒場、桜蔭などが挙げられます

これらの進学校は、単に勉強だけでなく、名物となる特徴、行事があります

代表的なのが、開成の運動会、麻布の文化祭、でしょうか

「TAK」さんは開成の卒業生ですが、卒業翌年以来数十年ぶりに、その運動会に行きます

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昔はオンボロ校舎だったのですが、校舎が新しくなっていて、母校なのに迷ってしまいます

以前に比べて、父母関係者の見学が多くて、まともに見れないほどの混雑です

さらに、驚くのは、在校生のためのイベントの運動会なのですが、小学生対象の受験相談イベントも併設していて、

おしゃれなグッズも売っています。

質実剛健が旨の開成精神は、ほのかに残っているけれど、おしゃれに変わっているのかもしれません

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価値観は住んでいる「世界」に影響される、だから住む「世界」を大切に




地方の一流県立高校からよりも、開成高校、灘高校など超一流私立高校からの方が東大に合格するのは簡単です。

なぜかと言うと、特別に勉強しなくても、周りの価値観に合わせて、一緒にやっていればよい、からです。


開成中学・高校合同大同窓会




開成は特別の教育をする訳ではありませんでした。

ただ、志、学業レベルの高い生徒が集まると、互いに作用しあって、放っておいても、いい結果が出るのでしょうか?

ちょうど、入学試験、合格発表が終わってからしばらくした時期で、入学手続きをしている中学入学生の父母の姿も見られました。

この人たちが、思わず、手を止めてしまうような現実もあります。

開成中学・高校入学が、その後のバラ色の人生を保証するものではない、ことをこの合同大同窓会が物語っています。


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黎明日本の夢破り、文化の教え開きたる




中学・高校の校歌って、まるで「合言葉」です。

すっかり気が合い、意気投合しました。

「常葉の緑色映ゆる 道灌山の学び舎に」

「黎明日本の夢破り、文化の教え開きたる」

と校歌をデュエットしました。


などと、開成のことを書いていますが、

卒業生が振り返って、思い出すのが、この運動会だったりします

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運動会の中でもクライマックスが、高3、高2の棒倒しです。

以前は、決着がつくまで、再試合、再々試合を行い、日没でさすがに危険になったあたりで、引き分け、としていましたが、

最近は、プロテクターを装着して、2試合行い、決着がつかないと抽選、という、ちょっと味気ない、進行です。

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上に書いたように、開成の運動会は、卒業生にとって、懐かしいイベントですが、

卒業生だけのものではありません。

首都圏だけでなく、全国に開成を目指す、小中学生、その父母など、開成は在校生、卒業生だけでなく、既に社会的な存在です。

そうである以上、時代と共に、変わっていくのは当然です。

「変わっていく」ことに対して、卒業生は、一抹の寂しさを感じるかもしれません。

ただ、時代と共に、変わりつつも、引き継がれていく、これを伝統と呼ぶのかもしれません。

いろいろと感じるところがあった、開成の運動会でした。



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2016年05月02日

音楽とテクノロジー、「音」で感じる未来の東京

SOUND&CITY

カルチャーとテクノロジー、クリエイティヴとビジネス、都市とコミュニティ。未来のTOKYOを「音」というテーマを通して体感する。

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“音”で感じる未来の東京 - 屋外イベント「SOUND & CITY」六本木で - 最新VR体験も

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新しい「音」の楽しみを発見することをテーマに開催される、最新テクノロジーを駆使したエンターテイメント、インスタレーション、ワークショップなど。

オーケストラをVR体験してみたり、世界中で1千万人が参加しているピアノインスタレーション「Play Me, I'm Yours」が日本上陸したり、伝説のゲームを全身で「体感」できる、PlayStation VR からの視覚・聴覚体験に加え、触覚まで作用する「共感覚」エンタテインメントが行われたりと、魅力満載のイベント

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歴史を振り返ると、大昔はオーケストラは王侯貴族だけが楽しめるものでした。

レコードなどの音響記録、再現設備が開発され、王侯貴族だけでなく、一般の市民も、オーケストラの音楽を楽しむことができるようになりました。

さらには、ウォークマンからiPod、iPhoneの開発により、聴きたい曲を聞きたいだけ、持ち歩けるようになりました。

ただ、実際のオーケストラ・コンサート会場の臨場感は、なかなか再現できませんでした。

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ところが、VR(バーチャル・リアリティー)により、あたかもオーケストラ・コンサート会場に実際にいるような臨場感を味わうことができます。


また、ピアノやバイオリンの演奏をしたくても、なかなかできない最大の理由が、近隣への騒音の迷惑だったりします。

楽器を演奏すると、音が出る。本人にとってはよいが、無関係な周囲にとっては迷惑な騒音、というのが、これまでの考えでした。

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演奏した楽器の音が、本人と聞かせたい人以外には、聴こえない、とすれば、周囲への迷惑は心配する必要がなくなります。

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テクノロジーの進化により、音楽の幅が広がり、楽しめる人が増え、また奥が深まり、楽しむ奥行きが深まり、VRなどにより、自宅にいながら、コンサートホールにいるような、臨場感で、音楽と街、人間との融合、新たなかかわりが感じられました。

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ただ、このイベントで残念だったことがあります。

会場スタッフの対応です。客が説明してほしそうなのに、内輪話をしている、待っている客よりも、自分が声をかけた客を先に対応、HONDAユニカブでは、一般客を放置し、VIPの対応を優先し、トラブルになっていました。

会場スタッフは、メーカーとイベント会社の社員でしょう。

参加者に新しいテクノロジーを楽しんで理解してもらうよりも、イベントをそつなく運営することに考えがいっているのでしょう。

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不愉快な思いをした参加者は、新しいテクノロジーなど、吹っ飛んでしまい、不愉快な思いしか残りません。

開発した技術者の努力は、会場スタッフの、こころない対応で吹っ飛んでしまいます。

いろいろ考えさせられたイベントでした。




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