2016年10月

2016年10月31日

人工物のデザインを生命の進化から学ぶ

ノザイナーかたちと理由

という案内が来ました。

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「もし全てのデザインが自然の模倣なのだとしたら。あるいはデザインという行為そのものが、自然の進化を無意識にシミュレーションする行為だとしたら」という仮説から「デザインは、物の生物学だ」、という考えに基づき、人工物と自然物を対比させ、かたちの奥にある理由やデザインを発想する

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デザイナーのNOSIGNERさんのお話は何度か、伺ったことがあり、その様子は、

誰もがデザインする時代


デザイン、アートなどは、芸術的才能、美的センス、クリエイティビティーが優れていることが前提条件で、一般人にはとてもまねできない

というイメージがあります

それゆえ、「誰もがデザインする時代」とはデザイナー、アーティスト、芸大・美大生は「あり得ない」と反発するかもしれません

ただ、プロのデザイナー、アーティストは多様性を標榜しているにも関わらず、実は頭が凝り固まって、固定的、保守的だったりして、新しい展開は期待できなかったりします

一方、CG(コンピューター・グラフィクス)のソフトウェアは、デザイナー、アーティストの暗黙知とされていたものも相当部分取り入れ、操作も簡単で、一般人が取り扱うハードルは随分下がっています

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NOSIGNER氏によると、デザイナーの仕事とは、


一見するとわからない、その物や状況が持っている要素や魅力を掘り出し、見える形にすることで、その本当の価値を明らかにする

やわらかい発想をするには、自分たちの目の前にあるものを、一見無関係の何かと関連性を見つけてつなげるか?考え、何でも疑ってみることが大事


ということです。


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次代を牽引するカルチャー・リーダーシップを考える

「自分のなんで実験室」トークセッション。アート、デザイン、科学がぶつかり合うとどうなるか?

「みんなの防災会議」に参加しました

にも書いてきました。

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さて、進化論はダーウィンが『種の起源』(1959年)で、「生き物は変化していく」と書きました。

その変化は「生存競争」と「自然淘汰」の中で徐々に起こります。

さて、「生存競争」「自然淘汰」は「適者生存」と、しばしば混同されます。

「適者生存」とはイギリスの哲学者ハーバート・スペンサーが著書『社会進化論』のなかで使った言葉です。

ダーウィン進化論に生じる誤解



スペンサーの適者生存は先ほどの資本主義の話と同じで、梯子のてっぺんを目指していくための勝ち残り競争が前提となっています。

対してダーウィンが唱えた「自然淘汰」は、環境に適応しているか否かが生存と繁殖にかかわるということです。


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当初は、標本などの似た部位を分類することにより、進化の系図をつくっていましたが、最近ではDNA分析により、進化の系図を進めます。

すると、以前考えられていた進化とは、異なる進化であることがわかったりしています。

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さて、生物の進化と人工物の進化は、同じことろもあれば、異なるところもあります。

生物の進化が45億年と、非常に長い期間を経ているのに対し、人工物は古くはピラミッド、城壁などもありますが、その多くは産業革命以降、インターネットについては1990年代以降、

と極めて短い期間で起きています。

馬車から自動車、アナログのLPレコードからデジタルのCD、MD、さらにはダウンロード、アナログのフィルム式カメラからデジタルカメラ、への推移は、あっという間に起きました。

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突然変異のような破壊的イノベーションがあっという間に起きるのが特徴です。

また、城壁の、切削技術、建築技術を年代を追って見ていくと、進化よりも、むしろ退化していることもあったりします。

自然界の現象を観察し、進化の過程の文脈で、デザインを解体、融合、あるいは再構築すると面白いかもしれません。

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対談だったので、まとまっていませんが、出たお話を書いてみます。

・進化とはポジティブのみには進まない。

・絶滅せずに、生き残った理由とは?

・ゲームチェンジャーのプロトタイプを造り続ける。

・人間は常に不安定であり続ける。

・完全に完成したものよりも、未完成も物が美しかったりする。

・他人が起こしたい変化のサポートと、自分が起こしたい変化の推進の関係

・デザイナーは、進化論(生命生物に限定したものではなく)を学ぶべき。








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2016年10月27日

情報・電力・金融をデジタル技術で融合した電力ネットワークイノベーション

情報・電力・金融をデジタル技術で融合した電力ネットワークイノベーション

という案内が来ました。

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3年前に設立された

「デジタルグリッド」総括寄付講座 設立記念シンポジウム

その様子は、

電力をインターネット化するデジタルグリッド、で生活はどう変わる?

に書き、その後の進捗は

デジタルグリッドがもたらす電力イノベーション

などに書いてありますが、かいつまんで言うと、

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独占の規制産業だった電力産業が自由化され、需要家は電力事業者を選べるようになりました。

さらには、太陽光発電、蓄電池、燃料電池などが普及し、もやは個人は、「需要家」であるだけでなく、

発電して、余剰電力を蓄電しておき、価格が高い時間帯に、売ることも、近い将来にはできることになりそうです。

しかし、未だ現状では、需要家は「原子力は嫌で、再生可能エネルギーを使いたい。」と言っても、すべてがミックスされた電力を使うしかありませんでした。

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デジタルグリッドでは、そうした課題を解決するために、セル間で電力を融通し合うシステムを提案しています。

セルというのは、ある程度の大きさの蓄電池や、太陽電池パネルなどの分散電源を備えた最小の電力系統(グリッド)の単位で、この中だけで電圧や周波数を安定させた単独運転が可能です。これを自立運転といいます。

従来の電力網だと、上流にトラブルがあったら下流は全滅ですが、自立したセルであればそれ自体で生き延びることができます。

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蓄電池自体は鉛蓄電池など、昔からあったのですが、容量、エネルギー密度が小さく、価格も高価でした。

リチウムイオン電池などの急速な技術開発により、エネルギー密度が増加し、コストが軽減され、電力が余った時には貯蔵し、足りない時に、放出することが可能になり、供給と需要の「同時同量」が緩和されることになりました。

これは、少し前の通信も同じで、電話の時代には、送信者がかけた時に、受信者が受け取ることが原則で、双方の都合により、うまくいかないことが多かったものです。

ところが、インターネットと情報のメモリーによる蓄積により、メールで双方が都合の良い時間帯に、情報がやり取りできるようになりました。

これと同じことが電力にもできるようになるそうです。

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電力ルーターというものが、電力を宛先を指定して送り、電力がどうやってつくられたのか、どういう経路を通ってきたのかも、すべてデジタルグリッドルーター自身が動作した結果としてルーター内部に記録されていきます。

他の経路から来たものはその情報ごと記録されるので、電気が識別できることになります。発電から最終的な消費地まで、全部追跡できるということです。

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ここでキーとなるのが、ブロックチェーンと呼ばれる技術です。

ブロックチェーンはフィンテック(金融と情報通信技術の融合)で、よく聞かれます。

フィンテック(金融と情報通信技術の融合)については、

一橋大学開放講座「ビッグデータとFintech」

フィンテック(金融と情報通信技術の融合)とは?生活への影響は?

フィンテックは金融と経済をどう変えるか

に書きましたが、ブロックチェーンについては、

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IBMが注目するブロックチェーンとは何か

5分でわかるブロックチェーンの基本的な仕組み

ブロックチェーンとは結局何なのか

を参考にすると、

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ブロックチェーンという言葉が話題になっています。これは中央機構の無い分散型のネットワークであり、仮想通貨ビットコインの開発により世に広まった概念です。

ブロックチェーンはネットワークの一種であり、複数個所に過去の取引情報をまとめたブロックと呼ばれるデータを置くことで成立します。

複数個所にデータが置かれているため、例えば利用者の一人が取引データを改ざんしても他の場所のデータとの照合により不整合を検知できるため、取引されるデータの信頼性が高いとされています。

またこれまでのネットワークでは1か所にデータを置き、高度なセキュリティをかけるのが一般的でした。

これに対しブロックチェーンではデータを複数個所に置き、お互いに監視させる仕組みになっています。

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フィンテック(金融と情報通信技術の融合)については、

Fintech(金融と情報通信技術の融合)とは、IT企業が、システム技術を駆使して、金融機関が置き換わる現象です

小切手、手形、送金など、これまで銀行が行っていた決済業務が、どんどん他の企業に置き換わってきます。


電力についても、

太陽光発電、蓄電池、燃料電池などが普及し、もやは個人は、「需要家」であるだけでなく、

発電して、余剰電力を蓄電しておき、価格が高い時間帯に、売ることも、近い将来にはできることになりそうです。

と書きました。


情報・電力・金融をデジタル技術で融合したネットワークイノベーションは、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

モバイル決済、カードのポイント、それに伴う仮想通貨、電力売買など、既に広がって来た事例を書きました。

ただ、それをはるかに上回る、文字通りの、金融・産業・生活ビッグバンが起きるのではないか、そんな予感がします。




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2016年10月24日

地球と生命の謎 〜生命の起源はどこまでわかったのか?

「地球と生命の謎 〜生命の起源はどこまでわかったのか? 宇宙における生命の存在確率は?〜」

という案内が来ました。

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宇宙については、これまで、

宇宙と真空とデザインと


「宇宙では呼吸ができない」「宇宙では音が聞こえない」というようなことは、みなさんどこかで聞いたことがあるかと思いますが、それは宇宙が真空状態であるためです。

地球は大気で覆われていますが、はるか上空ではそれが非常に薄くなります。

地球上とは全然違う環境が、そこには広がっています。

宇宙空間という極限環境について伺うとともに、そこで使われるかもしれない未来のプロダクトなどについて話し合います。


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山崎直子さん「宇宙飛行士という人生〜宇宙に出るまで、帰って来てから」



さて、「宇宙」とはどこでしょうか?

上空100kmより上を「宇宙」と言い、、国際宇宙ステーションは400kmの位置にあります。

気象衛星ひまわりは30000kmとずっと上で、地球に最も近い天体である月は360000km離れています。

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宇宙開発は、ソ連(今のロシア)、アメリカを中心に進んできました。

人類で初めて地球を衛星で周回したソ連のガガーリン、アメリカのアポロ計画など

宇宙飛行士になるには、アメリカかソ連に生まれるしかありませんでした。

1984年に、アメリカのレーガン大統領が国際宇宙ステーション計画を発表し、日本も参加することになりました。 

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11年間訓練の準備をして、シャトル打ち上げから8分30秒で、国際宇宙ステーションに着き、15日でミッションを終えます。


のように、国際宇宙ステーションなど、既に人が行ける宇宙については書いてきました。


あるいは、

素粒子標準理論とは?

のような宇宙を構成する理論についても考えてきました。

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宇宙を考える時に、ポイントがあります。

大学のイノべーションとシンギュラリティ




ガリレオ、コペルニクスが提唱した地動説「地球が太陽の周りを回っている」を、理科教育の早い時期に習います。

「地球が太陽の周りを回っている」とは、日常経験していることとは、相容れないことです。

地動説「地球が太陽の周りを回っている」を、単なる「教わった知識」ではなく、自分で実感して納得するには、相当大変な作業が必要です。

さらには、身の回りをどれだけ、観察しても得られることは、正しい真理とは限らない、ということです。


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140億年前に起きたビッグバンより、宇宙は膨張を続けている、ということですが、

膨張している境界の向こう側はどうなっているのでしょうか?ビッグバンより前は、何だったのでしょうか?

暗黒物質、反原子、反電子とは、何でしょうか?

などなど、わからないことだらけ、しかも当分解明は難しそうなことばかりです。


「TAK」さんは宇宙は専門外なのですが、この開催委案内が面白かったので抜粋し、掲載します。

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「系外惑星 ― 宇宙における生命」

「この銀河系に、太陽系に、誰か他にいるのか?」それは多くの人が抱く疑問かもしれない。

1995年に「ホット・ジュピター」と呼ばれる、思いもよらない姿の系外惑星が発見された。

その後、堰を切ったかのように、太陽系の木星に対応する巨大ガス惑星が次々と発見されていった。

2010年頃から、地球と同じような惑星かもしれない「スーパー・アース」や「アース」、表面に海を持ち得る軌道半径にあるスーパー・アースやアースも発見されるようになった。

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この銀河系には生命を宿す惑星が無数に存在するのかもしれない。

もちろん、地球外知的生命とか地球外文明の議論までには至っていないが、地球外生命の存在や、それを天文観測でどのように確認するのかに関しての議論も活発になってきた。

このように急速に発展してきた系外惑星研究の歴史を振り返りながら、地球外生命の議論がどのように変わってきたのかについて、お話をしていきたい

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「熱湯の中の微生物・ウイルスから探る生命の起源と進化」

20世紀後半、それまで「死の世界」と思われていた煮えたぎる熱湯の中にも微生物が生息していることが発見された。

これまでに日本をはじめ世界各地にある100℃近くまで達する温泉や、さらにそれ以上の温度になる深海の熱水噴出孔などから数多くの微生物が発見されている。

興味深いことにそれらの「(超)好熱菌」は生命の系統樹の根本に位置し、すなわち約40億年前の最初の生命はこのような高熱環境下で誕生した、と考えられている。

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こうした環境に生息する微生物の発見は、地球上の生命の起源への理解のみならず、地球外生命体の発見にも繋がるとして、非常に注目を浴びている。

このような極限環境に生息する菌、ならびにそれらに感染するウイルスに関する研究を通し、地球生命の起源や進化、さらには地球外生命体の有無などについても紹介する。

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「生命を宿す惑星の条件」

生命はどのようにして誕生したのか?地球以外の星に生命は存在するのか?

この謎の答えの手がかりを得るには、まず地球がどのような特徴をもつ惑星なのかを知り、生命に必要な環境を知る必要がある。

さらに、地球を地球とは異なる姿を持つ惑星―金星や火星と比較し、地球が現在のような姿の惑星になった要因を追求していく。

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地球の古環境の地質学的研究や、太陽系惑星探査、太陽系外惑星の観測の最新の成果をもとに、「生命を宿す惑星の条件」に迫る研究の現状と将来について紹介する。




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2016年10月20日

普及させるためには標準化、普及・浸透後に、差別化を図るには特徴を

トランスナショナル・ジャパン:ポピュラー文化がアジアをひらく

で、

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1990年代の日本のポピュラーカルチャーのアジアへの普及、それまでのグローバル化は欧米化が前提だったが、欧米化せずとも普及

日本のポピュラーカルチャーのアジアへの普及は文化的近似性ではなく、むしろ日本文化を極力抑えた無臭性がポイント、普及後は日本の臭いをつけていく。

台湾では、「日本のアニメ、ドラマ」を日本のもの、とカテゴライズすることなく、単なる「アニメ、ドラマ」としてみている


という話が出ました。


日本文化に限らず、ある文化を、その国を超えて、普及させるためには、まず標準化、

普及した後に、他の文化と差別化を図るには特徴を植え付ける


という仮説を考えてみました。

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例えば、世界共通言語は英語です。発音、文法がきれいな英語がよいことはもちろんですが、コミュニケーションを図るには、ブロークン・イングリッシュでも、取りあえず、話す、聞く、ことができることが大切です。

イギリスの伝統的なスノービッシュな発音、アメリカでも標準とされる中西部の発音ができるに越したことはありませんが、

スタンフォード、MITのように世界中から研究者が集まる場所で話される英語の8割はブロークン・イングリッシュ、ということです。


ワインと取り上げても、フランス、イタリア原産の、ある年代のものが主流でしたが、最近ではチリ産のワインが、安くて、美味しく、シェアを伸ばしています

電化製品でも、以前は日本製品が、品質がよく、シェアが高かったのですが、急速に中国、台湾製品に追いつかれました

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TPP(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership 環太平洋戦略的経済連携協定)締結、批准を控えて、農産物、工業製品について、

日本製はコストで競争は難しいので、付加価値で差別化を図る、

と言われますが、原点に立ち返り、「普及させるためには、まず標準化、普及した後に、他の文化と差別化を図るには特徴を植え付ける」

を考えてみては、と思います。


なお、このテーマについては、これまでも考えてきたので、以下に再掲します。

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引き継がれてきたからこそ伝統、文化の蓄積を成長に活用する


「出会う」ことが大切。「たまたま」がつながっていく。

「つながり」を育むには、少し時間がかかる

つむがれてきたからこそ、伝統

「こだわりを持ち、変わらないもの」と「時代と共に変わっていくこと」「新しいものを取り入れていくこと」のバランス

今までの蓄積を踏まえてこそ伝統、それがないと薄っぺら

好きか嫌いかわからない、グレーとは実は絶妙はバランス感覚

後から振り返ると、その時は気づかなかったターニング・ポイントがある


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開成学園の運動会に行ってきました


時代と共に、変わっていくのは当然です。

「変わっていく」ことに対して、一抹の寂しさを感じるかもしれません。

ただ、時代と共に、変わりつつも、引き継がれていく、これを伝統と呼ぶのかもしれません。


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アートと社会、経済だけでなく、文化の力を育て、活用する


社会の発展を考える上で、経済の力だけではなく、文化の力が見直されてきています。

どうやって日本の文化を展開、発信し、社会全体の発展に寄与するような活動をすればよいでしょうか?

日本には素晴らしい伝統文化、能、和歌、和楽器による音楽、があります。

ただし、これらをいきなり伝えようとしても、世界ではなかなか伝わるものではありません。

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上に書いたように、西洋音楽という「国際標準化」により、世界中での適用性を確保し、その中で、「日本らしさ」を伝える、という手法がありそうです。

・世界に入っていくきっかけとしてのオペラ、いきなり日本の伝統文化では難しいが、「和」するオペラであれば、世界に受け入れられる芸術を日本から発信できる

・西洋のオペラ、個性のぶつかり合い、日本のオペラ、ハーモニー、アンサンブル、「和」全体観

・アカデミックだけでなく事業性、経営のトップがアーティストではなく、経営者

・国の力を広げるには、経済だけでなく、文化の力が不可欠

オペラは世界のユニバーサル・カルチャーです。

いきなり、日本の伝統文化は難しくても、世界に発信するきっかけとしての、日本発の「和」するオペラがありそうです。

有名な蝶々夫人は幕末の長崎が舞台です。


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技術、製品から音楽、アート、料理など文化のグローバル化へ


音楽、アート、料理など文化については、西洋文化の他地域への普及が主で、一部、クールジャパンのように日本初のアニメ、音楽が海外で評価される動きもありますが、まだまだ、という段階でしょうか?

・日本歌曲、日本語による芸術的な詩や短歌に西洋音楽による曲をつけて、結果、国内だけでなく、世界に広まった。

・ソフトパワーとは政治力(現在)、技術(将来)、文化力(過去からの蓄積)

・国境の壁を越え、世界に普及した事例、フランス料理、イタリアオペラ。言葉と様式の壁を超える。チャネルを持つ。市場を知る。

・人はもらったものは大事にしますが、創ったものは忘れてしまう。(戸口幸策)

・文化事業は一時のブームではなく、ロングテール。 

西洋音楽の中に、日本らしさを取り入れる工夫をし、西洋音楽を日本に根付かせています。


西洋音楽という「国際標準化」により、世界中での適用性を確保し、その中で、「日本らしさ」を伝える、という手法でしょうか。

アメリカにも美味しい豆腐があることを知ってほしい

という記事がありました。


アメリカでアジア系の料理は人気が高く、日本料理の評価も高い。ただ、日本人が経営する店ではない。「純日本風の味付け」や「日本から空輸した高級食材」など細部にこだわり過ぎる伝統的な日本料理はうまくいかない。

日本の文化を発信する手がかりを得た気がします。


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創造とイノベーション、料理の力で世界を変える


イノベーションと言うと、科学技術を思い浮かべがちですが、食文化の融合・伝達、クリエイティビティーの発揮、生活者への価値、と言う意味で、料理の力は大きいです。

食は最も生活に結びついた、文化を反映したもので、料理人の創造が表現でき、料理者と食する者の対話が様々なイノベーションを呼ぶ。人々の生活の基本から文化、世界を変える可能性があります。

日本は海外の料理を取り入れて、日本の文化に合ったものに進化させるのが得意です。

例えば、パスタはイタリア料理ですが、日本のパスタは質が高く、本場イタリアで食べるものと何ら遜色がありません。

スペイン料理のパエリアなど、日本人に合ったものが日本で食べられます。

中華料理に至っては、本場を離れて、独自の「中華」を創り上げています。

というように、文化の融合、伝達の手段として、食は重要な機能を果たしています。

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・言語は異なっても、食は共通。食は料理人が自分を表現する方法。 

・移民により食が融合する。メキシコと中華など

・いいスタッフ、周囲に囲まれていると、提供できる食事のバラエティー、質がぐっとよくなる。

・重力(自然の力)に逆らわず、利用する。

・頭で考えているだけでなく、行動しているうちに、アイデアがわいてくる。

・チームで働くことにより、多くの人々とアイデアを創発することにより、クリエイティビティーが生まれる。

・完璧を求めても難しい。できることに集中し、改善を続ける。快適な、慣れている、コンフォート・ゾーンを抜け出す。

・国を変えようとしなくても、周囲に何か、貢献できることはある。


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夢ビジョン2020オープンセッション「工芸、文化、産業、テクノロジー そしてこれからのものづくりとは」


日本のものづくりを支えていたのは長い時間をかけて形成された職人技でした。日本は島国であったが故に、産業革命による影響も緩やかで、欧米に比べると現在も格段に手工芸の技術が残っています。

しかし、現在ものづくりを取り巻く環境は、機械化や、3Dプリンタなどの技術革新、産業形態や、流通、生活様式などの急速な変化などによって転換期を迎えているように感じます。

・伝統手工芸でも、材料の加工など、かなりの部分が、手工芸ではなく、機械加工でなされている。

・西陣織、大昔はすべて手工業だったが、明治以降は機械織り。都が京都から東京へ移り、高価な織物を買える客が激減した。

・西陣織、織物のストラクチャーのデザインがメインで、職人が織るのは最後の工程。写真をスキャナーで取り込むデザインも行われている。

・西陣織、質の高さ、技術が海外の高級衣料ブランドから高い評価を受けている。和柄、帯、和服にこだわらなければ、いろいろな海外展開が考えられる。

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・日本の伝統工芸、そのままでは日本からの土産、ジャポネスクとしての価値のみ。質の高さ、技術を活用して、海外にマッチした製品としての展開をしていく。

・ゆとりがある時に、「遊び」でやったことが、技術の進歩につながっている。

・新しいアートのクリエーターとしての職人はPC、ソフトウェアを使いこなす。 

・伝統工芸はクリエイティブ産業。

・伝統工芸、後継者の育成が難しい。歯を食いしばって頑張る時代ではなく、つまらないと、すぐに飽きて、続かない。

・「職人の技」とされていたことの多くが、3Dプリンター、NC工作機械で可能になった。これからの伝統産業は、新技術を積極的に取り入れる。

・日本の伝統工芸は「あらゆるところにこだわり」ではなく「こだわるもの」「こだわりを捨てるもの」を取り入れていくと、世界に進展していく可能性。


「伝統工芸」というと昔からの職人の技を代々伝承して、というイメージですが、実際には、3Dプリンター、NC工作機械、写真スキャナーなどの最新技術を導入して、PC、ソフトウェアを駆使して、行われている、とのことです。





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2016年10月18日

社会、時代の流れ、コンピューター、ICTの進歩と学問の手法の進化

東大ホームカミングデー2016、年に1度、懐かしいキャンパスへ

で、毎年、東大の法、経済、文、工、理、薬、医学など、各学部、学科、各機関の「よりすぐり」で内容を聴きます。

すると、社会、時代の流れ、コンピューター、ICTの進歩に合せて、それぞれの分野において、学問の手法が進化していることを感じます。

これについて、書いてみます。

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学問の方法:帰納と演繹、社会状況、技術の進歩に応じて適切に使い分ける


学問の方法として、

帰納法:個別的・特殊的な事例から一般的・普遍的な規則・法則を見出そうとする推論方法

演繹法:一般的・普遍的な前提から、より個別的・特殊的な結論を得る推論方法

の2つがあげられます。

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多くの現象から、ある法則を見出す、例えば、自然科学では、

重力の法則、慣性の法則、作用・反作用の法則などなど

社会科学では、

需要と供給の法則など

ある法則が導き出されます。

すると、今度はその法則を使って、いろいろな現象にあてはめ、推論することができます。

自然科学では未知の現象がどんどん解明されたり、社会科学では現象が社会とともに移行する、技術進歩に伴い大規模な解析が可能になる、

などがあり、新しい法則が見つかったり、古い法則が陳腐化して、置き換わったり、この帰納法と演繹法の組み合わせで学問が進んでいく、というのが大まかな流れでしょうか。


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フランシス・ベーコン「知識は力なり」実験と観察に基づく個々の事実から法則・結論を導き出す帰納法を提唱


フランシス・ベーコン(1561年ー1626年)イギリスの哲学者、神学者、法学者。

「知識は力なり」の名言で有名。

真の知識に至るには、正しい認識の妨げになる偏見・先入観を排除しなければならないと説き、さらに実験と観察に基づく個々の事実から法則・結論を導き出す帰納法を提唱しました。

実験と観察に基づく個々の事実から法則・結論を導き出す帰納法を提唱し、自然哲学者として知られていて、知識を得るだけではなく、得た知識を論理で統合し、実践する、実践知の提唱者としても有名です。

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自然科学を専攻していたわけではなく、政治、法学の分野の人で、名門に生まれ、13歳でケンブリッジ大学のトリニティーカレッジで学んだが、当時のスコラ哲学的方法に強い不満を抱いた。

その後パリに留学し、1584年には下院議員となり、検事総長を経て大法官となり(1618)最高位にまで登りつめたが、汚職のかどですべての官職と地位を追われ(1621)

という経歴だったりします。

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政治、法学の分野に身を置きながら、自然科学に関心を持つのは、奇異な感じがするかもしれませんが、

現在でも、経済、金融などで、ICT、人工知能など最新鋭の科学技術の導入が欠かせないように、

16,17世紀のイギリスの政治、法学の分野では、自然科学により、真の知識を得ることが欠かせなかったようです。


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実験と観察に基づく個々の事実から法則・結論を導き出す帰納法は後世の科学者に着実に引き継がれ、

科学技術史のすすめ、科学技術は振り返って見ても、面白い


「ニュートン力学」や「解析力学」として知られる古典力学の基本的内容は、主に18世紀のヨーロッパで作り上げられました。その過程で重要な役割を果たしたのが、ベルヌイ一族、オイラー、ダランベール、ラグランジュといった数学者たちです。ニュートンの『プリンキピア』(1687)からラグランジュの『解析力学』(1788)へと至る力学の展開を、特に彼らの人間関係に着目しつつ、わかりやすくご紹介します。

インターネットも、メールも電話すらない時代の科学技術の発展には、人々の「交流」が不可欠でした。

ただ、この「交流」は決して友好的なものだけではなく、鋭い対立、ライバル関係もありました。

ニュートン、ライプニッツからベルヌイ一族、オイラー、ダランベール、ラグランジュといった物理学の古典テキストで有名な学者たちが、近代力学の基礎を創り上げていったプロセスを見てみましょう。

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・ニュートン「プリンキア(1687)」数式が使われておらず、文字と図のみ。幾何学を用い、数式を使わず、古代ギリシア数学の厳密性、極限操作

・ラグランジュ「解析力学(1788)」数式で延べられ、図が使われていない。18世紀に幾何学から数式、方程式へ大きく移行した

・18世紀前半までは科学論文にはラテン語が多く使われていたが、その後フランス語が主流となった。今の英語のような位置づけであった。

・18世紀の「数学」:純粋数学ではなく、現在の数理科学、数学を駆使して自然科学現象を解明することも含む 
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・18世紀初頭までは「問題毎に解法を工夫」18世紀半ば以降「一般原理による解法」どんな種類の物体も、どのような種類の問題も同じように扱える

・力学理論の2つの変化:解析化(幾何学から数式、方程式へ、微積分計算の普及と発展)、体系化(問題毎の解法工夫から一般原理による個別問題の解法)


フランシス・ベーコン(1561年ー1626年)が提唱した、実験と観察に基づく個々の事実から法則・結論を導き出す帰納法は後世の科学者に着実に引き継がれ、18世紀初頭までは主流でしたが、

18世紀半ば以降、ニュートン、ライプニッツからベルヌイ一族、オイラー、ダランベール、ラグランジュといった物理学の古典テキストで有名な学者たちにより、「一般原理による個別問題の解法」が主流になりました。

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工学の自然科学化から社会科学化、そして人間科学へ


産業革命以降、蒸気機関による鉄道、船、飛行機あるいは鉄、コンクリートによる建築物ができると、飛行機の空気による揚力、抵抗、船と波の相互作用、建築物の耐震、耐風など、これまでは考える必要のなかった、新しい自然と人工物の関係が生まれてきました。


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数学は理性の音楽、数楽しましょう


19世紀まで数学と物理に明確に区別はなかった。当時の数学は紙と鉛筆でする学問。20世紀初め、非線形問題などについて、ポアンカレですら、人力による定量的追求を放棄し、数学は定性的、理論的な研究が指向される。


産業革命以降、取り扱う問題が、膨大、複雑になり、まだコンピューターがない当時の、紙と鉛筆では対応しきれなくなり、定量的追求を放棄し、上記のように、数学は定性的、理論的な研究が指向されるようになります。


数学は理性の音楽、数楽しましょう


20世紀後半、コンピューターの発達により、定量的追求だけでなく、これまで見えなかった時空間が可視化され、人々が容易にイメージできるようになり、応用する道具としての数学だけでなく、研究対象としての数学も急速に進むことになった。


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コンピュータと「巨大頭脳」


産業革命以降、蒸気機関による鉄道、船、あるいは飛行機が発明、開発されていくのですが、人間が計算を行う限界をはるかに超えるようになりました。

1940〜50年代にリレー式、真空管式など大型コンピューターが出現し、人が行っていた大量の計算を瞬時で行うようになりました。

これまで、大勢の人が数か月かかっていた複雑な計算を瞬時に行ってしまうこと自体、当時劇的だったのですが、コンピューターは情報を処理し、計算し、結論を出し、選択することができるのだから、自ら考えることができる、という考えが出てきて、1956年には人工知能という言葉が生まれます。

最近、話題の人工知能ですが、生まれは1956年とかなり古いものです。


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多分野の研究が生み出す、応用と相乗作用


「TAK」さんが学生だった1980年代、科学技術の計算には、大型計算機が利用され、工学部の学生はプログラム言語としてFORTRANが必修でした。今から考えれば、「過去の遺物」なのですが。

パソコンは工学部には普及を始めていましたが、インターネットはまだなく、また、パソコンもメーカーが違うと、例えば、NECのパソコンのデータは富士通のパソコンでは使えない、つまり互換性がない、という、今では信じられない時代でした。

実験データを手入力して、グラフ化するなどの作業をパソコンで行っていました。

機械、建築系の学生は「製図」が必修でしたが、CADがようやく始まった段階で、なんと鉛筆、あるいは烏口と呼ばれる道具を使って墨で描く、作業でした。

つまり、構造、耐震、流体などの個別の計算を大型計算機で行い、この結果を手作業で「製図」に落とし込む、

という、極めて非効率な作業を、当たり前のように、行っていました。

一連の作業はやがて、パソコンにより、自動化、システム化する設計に急速に変貌します。


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「理論を現象で検証する」から「現象から理論を導き出す」へ


100年前のアインシュタインは、一般相対性理論を構築し、重力の源があると、周りの時空にゆがみが生じることを発表し、3年後の日食で、実際に、星から来る光は、太陽のそばを通る時に屈折すること検証しました。

一方、梶田先生は、スーパーカミオカンデでの観測結果より、ニュートリノ振動、つまり、小さいながらもニュートリノに質量があること、を発見しました。


拡張現実と予感のセンシング、インターネットからセンサーネットの時代へ




仮説を構築し、検証する枠組みが成り立たなくなっている。それよりも、大量高速で、試しにやってみて、うまくいったポイントを数値的に記録しておき、まず成立させた上で、なぜ成立するのか?論理的に考察していく方が手っ取り早い。


科学の世界でも、「仮説を構築し、検証する」スタイルから、「現象から論理的に考察」に移行している


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大学のイノべーションとシンギュラリティ


コンピューターが発達した時代に、大学教育に積極的にコンピューターを取り入れたのは理工系、あるいは経済学部くらいでした。

しかし、インターネットの時代になり、理工系だけでなく、法、経済、文学、医学など、すべての学部で、インターネットを取り入れるようになりました。

例えば、法学部でも条文を読み、解釈するだけではなく、判例のデータ分析などが必要です。


人工知能については、当初は「パターン認識」を学ぶ機能で、この段階では人間には絶対に勝てなかった、のですが、

インターネットの時代になり、データベースも充実し、大量高速に検索、照合し、間違いを学習するようになると、人間を超える例が出るようになり、

人間の脳の思考回路を参考にした「ディープ・ラーニング」が適用されてから、人間を超えるのは時間の問題、と考えられています。


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20世紀後半のコンピューターの発達により、大量の計算が瞬時に行えるようになり、演繹的な「一般原理による個別問題の解法」が爆発的に進んだのですが、

インターネットの時代になり、データベースも充実し、大量高速に検索、照合し、間違いを学習するようになると、「一般原理による個別問題の解法」よりも、

大量の事例データを検索、照合し、法則・結論を導き出す帰納的手法に移ってきた感がします。


以上、社会、時代の流れ、コンピューター、ICTの進歩と学問の手法について考えてみました。






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2016年10月13日

東京都心部大規模停電からの教訓

新座市の東電地下施設から出火

東京停電:送電網ぜい弱 基幹ケーブル焼け被害拡大

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12日に東京都心部で起きた大規模停電で、都心から約20キロ離れた埼玉県新座市の変電所近くで燃えた送電ケーブルは、敷設から約35年が経過していた。

詳しい火災原因は現時点で分かっていないが、送電網のたった1カ所で起きた火災が約58万戸もの停電を招いた。首都圏のライフラインのもろさが浮き彫りになった。


東京都内で大規模停電 東京電力が会見で謝罪

問題の地下の送電施設には送電ケーブルが3本ずつ6つの束にして合わせて18本通っています。

東京電力によりますと、原因はわかっていないものの、このうち1本のケーブルから火が出て、ほかのケーブルに燃え広がった可能性があると説明しています。

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ただ今の時点で、原因は特定できていないということです。

東京電力によりますと、この施設のケーブルは35年前に敷設されたもので、異常がないか、定期的に目で確かめる点検をしていて、最近はことし6月15日に点検を実施したということです。

東京電力系統図

は掲載禁止なので、他の少し古い送電図を見てみます。、

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現時点で公式発表もないので、以下は「TAK」さんの推測で書きます。

事故個所は、東京湾岸部などの発電所近傍、あるいは、高圧の主要幹線ではなさそうです。

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一般にネットワークで事故が起きた場合、事故個所を極小化する形で遮断し、全体のネットワークから切り離します。

そして、切り離した個所以外には、しっかり流れるように、送出する系統、圧力を変更します。

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今から10年ほど前に、クレーン船に送電線をちぎられる事故がありました。

首都圏大停電は、いい防災訓練だった?

東京と千葉県境の旧江戸川でクレーン船が送電線を損傷させ、都心部や神奈川県、千葉県の一部で最大約139万戸が停電


復旧までに3時間かかったのは遅かったのか?早かったのか?

「工学」の立場から言えば、異例の早さです。事前に事故を想定し、過去にコンピューター上で想定演習していなければ、できなかったことでしょう。

非常用発電を使用している可能性のある需要家に一軒ずつ確認して(想定需要家リストは用意済みなのでしょう)、電力系統を切り替える作業をわずか3時間で行なったのは、「訓練を積んだ」作業だったからでしょう。

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ただ、事故の想定は「落雷」で、クレーン船に送電線をちぎられる想定はしていなかったようです。そのため、予備ラインを並行敷設していたのでしょう。落雷を想定していたのであれば、これで十分でした。

想定外の事故だったために、現場に出動して、事故原因を確認するのに1時間以上かかってしまいました。

こればかりは、実は起こってみないとわからないのです。「クレーン船に送電線をちぎられる」ことを誰かが事前に想定しても、「そんなこと起こらないよ!」と却下されてしまうのです。

言い方は、あまり適切でないかもしれませんが、「いい防災訓練」だったのかもしれません。


こういった事例もあり、事故を想定した訓練は行っていて、遠隔操作で事故個所を遮断し、送電系統を切り換え、おそらく、遮断ができてしまえば、数秒から1分以内で作業が完了し、停電は起こさない、起きても極めて小規模、となるはずだった、と考えます。

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そのはずが、埼玉県新座という、主要発電所から離れた、主要幹線でもない、変電所近傍の事故で、首都圏58万世帯、霞が関の中央官庁まで停電する事態になってしまいました。

今回の事故が、新たな教訓となり、ネットワークのレジリエンス(「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」)は向上すると考えます。

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電力システム改革のポイント

に書いたように、地域独占だった電力の小売りの自由化は既に実施済みですが、送電は東京電力のホールディング会社が引き続き行います。

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送電設備の老朽化は進みます。現在は、目視による定期点検ですが、将来的には、無人・自動点検により、劣化前に懇親が進むことを期待します。





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2016年10月12日

急速に変革する時代・環境で活躍するのはプロデューサー

“個人・若者・女性の活躍時代”「プロデューサー育成講座」

という案内が来ました。

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「TAK」さん自身が産学官プロデューサーですから、少し解説してみます。

現在の環境下(ヒト、モノ、カネ)で、円滑、迅速かつ多方面に成果を生み出し、活かすには、誰と誰の協力が必要で、すぐに算段して、協力を取り付け、巻き込み、プロジェクトに加わってもらいます。

誰でも彼でも、とにかく参加してもらうのではありません。必要かつ十分な人に参加してもらいます。余計な人の参加は無駄であるばかりか、有害です。

そのため、プロデューサーは多方面とつながっていることが必須要件です。

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ネットワーク、ハブというよりもヒトデのような人




ネットワーク構築では、いろいろな場とつながっている「ハブ人材」の重要性が取り上げられますが、

「ハブ」であることに加えて、多方面にわたり、「こんなのがありますよ」と教えてくれる「ヒトデ」のような人、

が、さらにいいかな、と思います。

ただし、「こんなのがありますよ」と教えてくれる、まででOKです。

紹介、マッチングまで、「おせっかい」でされてしまって、自分には合わない場合、かえって面倒だったり、関係を損なうこともあります。


です。

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プロデューサーは「リーダー」であってもよいですが、必ずしも「リーダー」である必要はありません。

誰かを「リーダー」に仕立てたり、どこかから連れてきたり、「フォロワー」が寄ってくる環境をつくっていきます。

プロデューサーは、何でもかんでも自分でやっているようではダメです。かと言って、何でもかんでも他人任せ、もダメです。

メンバーの方々の活動が有機的につながるように、仕掛け、仕組みを設定することが大切です。

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Educe Cafe 仕掛学:遊び心を問題解決につなげよう




「〜させる」のではなく、「〜したくなる」ように仕向けるためのキッカケ、それを「仕掛け」と呼んでいます。

部屋が散らかっているのなら、部屋を片付けさせるのではなく、部屋を片付けたくなるように仕向ければいいのです。

「仕掛け」とは「デザイン」に似ています。

「仕掛け」も「デザイン」も人間が考え、設定しますが、一度「仕掛け」「デザイン」出来上がると、今度は人間が、その「仕掛け」「デザイン」に従って行動することになります。

「ナッジ」とは、別に、割引など、経済的なインセンティブを提供するわけでもなく、

選択を強制する訳でもないのですが、人々の行動を、予測可能な形で、望む方向へ導こうとするものです。

人々の行動を変えるには、その人々の心を変えようとする前に、まず、デザイン、設定をし直すと、よさそうです。


と書いたとおりです。

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多方面の、多くの人が参加するプロジェクトでは、目に見える形で、成果が社会に実装されると、やる気がさらに出てきます。

「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」と「研究成果を社会に活かす」の違い




研究、学びを大学の中で完結させることなく、その成果を社会に適用し、実装し、さらには他へも水平展開を図る


「研究成果を社会に活かす」と似た言葉に、「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」があります。

「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」は既に、社会で顕在化しているニーズについて、研究する、学ぶ、こと

一方、「研究成果を社会に活かす」は、その研究成果について、社会で顕在化しているニーズは、特にはなく、研究者と社会の人々がコラボしつつ、その研究成果の活用について、探り、新たな可能性を見出していく、ことになります。

多くの人が顕在化していない、潜在的なニーズの開拓、は苦手なのですが、ここからイノベーションが生まれ、新たな価値、分野が展開していく可能性があります。


と書いたとおりです。

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何か新しいことを始めるにはパートナーの存在が不可欠です。

コラボレーションはプロジェクト毎に




実際のところ、孤独な個人作業だけで達成されたものは少なく、じつは「ふたり」で行なわれたものが多い

ひとりでは、できることは限られているし、くじけやすかったりします

でも、「コンビ」になると、ずっと強くなります

ことを成すには、「コンビ」が最強です。あなたには、「コンビ」の相手がいるでしょうか?


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さて、コンビですが、

夫婦とは基本最小のコラボレーション・ユニット

に書いたとおり、


共通のビジョン、目標は共有しつつも、ふたりが、過度に一致し過ぎるよりも、適度に視点が「ずれて」いる方が、相補うことができたりします。


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アップル副社長ハイディ・ロイゼン「人生は、本当に本当にきまぐれ」




有名なのは、スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学卒業式でのスピーチ

点と点をつなげる、ということです。

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。


スティーブ・ジョブスの有名な「点と点をつなげる」ですが、少し追加が必要です。

点と点が、平面的につながっているよりも、立体的につながっていた方が、面白いことにつながります。

また、一見、ランダムに見えるハブ人材のネットワーク同士が、実は、地下水脈で、強力かつ密接に、つながっていたりします。

分野は違っても、想いを同じくする人は、どこかでつながります。

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さて、いろいろとプロデューサーについて書いてきましたが、プロデューサーはどこでも活躍できるわけではありません。活躍できる環境があります。

偶発的な出来事、自走的な流れ、を起こすには計画的・人為的な「場」が不可欠

イノベーション、ネットワークが起きるための仕組み、仕掛けとは?

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にも書いたのですが、がっちり固定された、伝統的な枠組み、よりも、流動的な環境、学問の主流よりも、学問と学問の境界の、いわゆる学際的な領域に活動の場所がありそうです。



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2016年10月07日

再生可能エネルギーによる電力が貯蔵できるようになると?

東大先端エネルギーイブニングセミナー「大規模蓄電池実証試験の取り組みについて」

という案内が来ました。

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再生可能エネルギー導入、地球温暖化防止だけでなく石油、ガスマネー削減による経済対策のため




太陽光、風力は、日が照っている時、風は吹いている時には、多く発電し、そうでない時は少なくなります。

すると、発電技術に加えて、余剰電力を蓄え、不足時に放電する、蓄電技術が重要になります。

さらに、再生可能エネルギーは単に増やせばよい、という訳ではなく、インフラ、施設側にも対策が必要、

電力は1日のうちでも、足りない時間帯、余っている時間帯があり、需給状況により、価格が変動することが将来的には予想され、余っている時間帯に蓄え、足りない時間帯に放出することにより、経済効果も期待できます。

さらに、再生可能エネルギーを増やすことにより、ほとんど輸入の石油、天然ガスの使用量を大幅に削減できる可能性があります


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再生可能エネルギー導入については、上記ブログ

再生可能エネルギー導入のための次世代グリッド技術と制度とは?

太陽光発電導入の長期戦略を考える

再生可能エネルギー導入のためにはマイナス価格も導入?

を見ていただくこととして、ここでは少し視点を替えます。

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電力は供給量と需要量をリアルタイムでバランスさせなければなりません。

これを「同時等量」の原則と言いますが、これがバランスしないと、周波数、電圧が変動し、不安定になります。

これまでもニッケル・カドミウム、鉛などの蓄電池があったのですが、高価で、容量も小さく、電力貯蔵用というよりも、停電時の最小電力対応が主目的でした。

近年、リチウム・イオンなど蓄電池の高容量化、高出力化が進み、PC、スマフォから自動車、家庭用まで利用が進んでいる蓄電池を活用されるようになりました。

すると、太陽光発電ならば、晴れの昼にたっぷり余剰電力を蓄電し、夜に蓄電した電力を使う、ことが可能になりました。

貯蔵できなかったものが、貯蔵できるようになると、劇的な変化が起きます。

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まず、食料について考えてみます。

南蛮菓子の伝来と貿易―グローバル・ヒストリー的に


食物の冷蔵手段がなかった時代、食物の長期保存のために、塩、胡椒などの香辛料は重要で、その主要産地インドとの交易は大切だったのですが、陸路では輸送量が限られ、大量輸送が可能な航路の探索が重要な課題でした。


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医食農イノベーション、グローバル・フード・チェーンへ


人々は早い時期から「火」を使って、煮る、焼く、炊く、などの調理行為を行ってきました。

ただ、肉、魚、などの生鮮食料品を家庭で保存できるようになったのは、昭和30年代の冷蔵庫の普及からです。

それまでは、肉、魚、などを長期に保存するには、煮干し、鰹節など、乾燥させていました。

家庭で、冷蔵、解凍できるようになってから、生産、流通にも劇的な変化が起こっています。

・20世紀後半から食料は生産力が過剰、余っているのではない、生産調整。

・穀物価格は高騰はしていない。乱高下しているだけ。原油価格、銅価格と連動。


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食料の保存が難しかった時代は、人口は食料生産量に依存し、一時的な余剰はあっても、慢性的に不足していました。

食料の貯蔵技術が進んでいない時代には、飢饉など食糧不足に見舞われました。

昔の平均寿命が短く、著名人の寿命はそこそこ長いのは、食料危機になると、裕福な人以外は、栄養不足でなくなったためです。

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ところが、農薬の進歩、品種改良、機械化に加えて、冷蔵保蔵できるようになり、食料不足は原則的になくなり、むしろ価格を維持するための生産調整、食べられるのに捨ててしまうフードロス、などが問題となるようになりました。

平均寿命が伸びたのは、医療の進歩もありますが、食料の保存技術によるものが大きいです。

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次に、通信について考えてみます。

電力をインターネット化するデジタルグリッド、で生活はどう変わる?


通信では、電話の時代には、送信者がかけた時に、受信者が受け取ることが原則で、双方の都合により、うまくいかないことが多かったものです。

ところが、インターネットと情報のメモリーによる蓄積により、メールで双方が都合の良い時間帯に、情報がやり取りできるようになりました。


インターネット、メールが普及する前の、主な連絡手段は、電話で、これは発信者、受信者が同時に対応せねばならず、

特に海外との連絡は時差もあり、大変不便でした。

上記のように、インターネットと情報のメモリーによる蓄積により、メールで双方が都合の良い時間帯に、情報がやり取りできるようになりました。

これにより、連絡に使う時間が制限されず、都合の良い時間に対応すれば、よくなりました。

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さて、電力について、繰り返しになりますが、考えます。

スマートエネルギーネットワーク 再生可能エネルギー導入のため?家電機器のモニタリングのため?


電力は、消費する量と生産する量が同じである、ことが大原則です

分散型発電は、人がオペレーションを行ないますので、電力供給に支障がないような調整はできました

ところが、太陽光、風力などの再生可能エネルギーが、導入されつつあります

これらは、天候など、自然環境により、瞬時に大きく変動します。

原子力、水力などのベース電力は負荷調整が難しいので、火力で調整するのですが、瞬時に大きく変動する調整を人が行なうことは難しく、また必ずしも効率が良くありません

そこで、ICTを活用して、供給側だけでなく、需要側も調整する双方向のスマートネットワーク、という考え方が出てきました

需要家は、今までは使いたいだけ、エネルギーを使っていましたが、供給が逼迫しているときには、制限されることがあります


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電力をインターネット化するデジタルグリッド、で生活はどう変わる?


蓄電池自体は鉛蓄電池など、昔からあったのですが、容量、エネルギー密度が小さく、価格も高価でした。

リチウムイオン電池などの急速な技術開発により、エネルギー密度が増加し、コストが軽減され、電力が余った時には貯蔵し、足りない時に、放出することが可能になり、供給と需要の「同時同量」が緩和されることになりました。


太陽光、風力などの再生可能エネルギーの余剰電力が貯蔵できるようになれば、化石燃料のよる火力発電の必要性が低下します。

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電力システム改革のポイント




ずっと右肩上がりだった電力需要は、リーマンショック、東日本大震災を経て減少に転じています。

それゆえ、震災以降、原子力発電がほとんど稼働していないにもかかわらず、電力需要をまかなうことができています。

少子高齢化による人口減少、家電機器の省エネ化が進む中、電力需要は「増加」ではなく、「減少」が予想されます。


と書きましたが、この状況で、太陽光、風力などの再生可能エネルギーの導入が、さらに進めば、

エネルギー・セキュリティー、CO2ガス増加による地球温暖化などは、解決するかもしれません。


貯蔵できなかったものが、貯蔵できるようになると、人々の生活、ひいては社会が大きく変化します。

知識、経験は、文字がない時には、自分で記憶しておくしか、ありませんでした。

文字ができて、自分の知識、経験を記録して、蓄えるだけでなく、先人、他者が残してある知識、経験も利用できるようになりました。


「経験・知識」「食料」「通信」に加えて、「電力」が貯蔵できるようになると、何が起こるか?楽しみです。




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2016年10月04日

細胞のなかで不要なものを分解する働きオートファジー(自食作用)とは?

大隅良典栄誉教授 ノーベル生理学・医学賞受賞決定

2016年ノーベル生理学・医学賞発表!「細胞の中のお掃除係」の解明で大隅良典先生が受賞

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東京工業大学大隅良典栄誉教授が ノーベル生理学・医学賞を受賞されました。受賞されたテーマは「オートファジー(自食作用)の仕組みの発見」(for his discoveries of mechanisms for autophagy)

オートファジーは、細胞内におけるリサイクリング機能です。オートファジーとは、細胞のなかで不要なものを分解する働きのこと。

オートファジーが特徴的なのは、細胞のなかに大きな袋が現れて、袋のなかのタンパク質を丸ごと分解するという点です(近年は、特定のタンパク質を選んで分解するような「選択的オートファジー」も注目されています)。

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東京工業大学 大隅研究室

オートファジー(自食作用)の仕組み

大隅先生のグループは、27年前に酵母のオートファジーを発見して以来、一貫してその分子機構の解明を目指して研究を進めてきました。

世界に先駆けた遺伝学の適用による酵母のオートファジー遺伝子(ATG) の同定は、それまでのオートファジー研究を一変し、今日の爆発的な研究領域の展開の切っ掛けとなりました。

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2016年ノーベル生理学・医学賞は大隅良典先生!

遭難して絶食しているときも、身体の中でタンパク質の合成が止まっているわけではない。つくっては壊し、その壊したものを使って、またつくる。このリサイクルの仕組みが生命を支えている

オートファジーの役目は「栄養源のリサイクル」、そして「細胞内を常にクリーンに保つ」ためのクオリティコントロール

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さて、上記のように、大隅先生が酵母のオートファジーを発見されたのは27年前、東大教養学部の助教授の時です。

大隅良典先生のノーベル生理学・医学賞受賞にあたって

祝 ノーベル医学・生理学賞受賞 大隅良典先生

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大隅先生は、東京大学教養学部を卒業した後、理学系研究科に進学、博士取得後、理学部にて助手、講師、教養学部にて助教授として研究・教育に従事されました。この間に、今回ノーベル賞受賞の研究テーマである、オートファジー(細胞が自らのタンパク質等の自己成分を分解して再利用する仕組み)の研究の端緒となる発見をされました。

その後、ロックフェラー大学、東大、基礎生物学研究所、東工大と、場所を替えつつ、研究を発展、継続されてきました。

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東工大ロンティア研究機構特任教授に着任されたのは6年前の65歳の時、現在71歳と、若い学生を指導されるにはちょっと高齢かもしれません。

ただ、

リベラルアーツ教育、「層が厚く、豊富な人材」の東大、「知の巨人たち」の東工大




「知の巨人」が東工大生に与える影響は、計り知れないほど大きい


のだろうと考えます。

大隅先生の「人がやらないことをやる」「基礎研究を大事にする」「いろいろな分野を学んでいく」「一つの興味を突き詰めていく」という姿勢が、

ノーベル賞受賞へとつながったことと考えます。

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「TAK」さんは生命科学は、専門ではありませんが、

果てしなく進展を続ける生命科学


●生物学的ゴミの除去メカニズムによる新しい疾患治療パラダイム

生体内では、細胞のガン化や細胞の死、変性したタンパク質の蓄積など、生体にとって、好ましくない、様々な異常が常に発生しています。

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生体にとっての、異物・不要物(バイオゴミ)は通常白血球などの細胞により速やかに除去され、組織の修復が誘導されることにより、生体の恒常性は維持されます。

このバイオゴミを除去する機構に障害があると、様々な異物が体内に蓄積し、正常な組織構築が崩れると共に、二次的な炎症や繊維化が惹起され、「異常」は「疾患」となります。


のように注目していました。

これについては、いろいろ考えることが、ありそうですが、今日はこの辺で。




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