2018年05月

2018年05月28日

イノベーションを起こすには、人工知能が有効

東工大ホームカミングデー2018に行ってきました

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では、MOT(技術経営)の企画イベント

AI(人工知能)とMOT(技術経営)

に参加します。

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少し前までは、「TAK」さんは東工大MOTについても辛口で、

技術経営(MOT)は専門性と統合性が不可欠




せっかくのオープンハウスですが、単に女性教員を増やして、その女性教員らに研究内容を発表してもらうだけの、MOT(技術経営)でもなければ、志願者に向けたものでもない、消化不良なものだった感があります。


と書いています。

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ところが、

東工大MOTシンポジウム、イノベーションはマネジメントしてこそ、価値が出てくる

では、


ここで、大きな変化の手ごたえを感じることになりました。

世の中には、起業ブームとイノベーションの幻影が蔓延しています。

ビジネス系の技術経営(MOT)、デザイン思考などの社会人大学院では、起業、アントレプレナーの数、比率を競い合うことにもなっています。

以前にも同窓生によるリレートークがありましたが、正直言って、「薄っぺらな、サクセスストーリー」で、聞くに堪えませんでした。

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今回レクチャーする同窓生は、何回か挫折経験がありながら、現在頑張っている同窓生です。

つまり、起業した、だけではなく、失敗しつつも立ち直り、ビジネスにしている方々で、お話に「厚み、奥行き」があります。


と書いたとおり、MOT(技術経営)修了生の起業家の方々のお話にも、大きな変化の手ごたえを感じることになりました。

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その一つが、AI(人工知能)の活用でしょうか。

現在の起業家の方々には、必ずAI(人工知能)の活用があり、それがビジネスのポイントになっています。


MOT(技術経営)活用の分野について




人工知能については、人工知能をロボット技術に、人工知能を金融産業に適用、

のように、最先端の研究成果が、またたく間に社会実装され、そこで出てきた課題が研究テーマになる、

のような研究、学問の融合、創発など、普及のスパイラルが行われています。

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工学の最先端分野では、研究成果の実用化、他分野への応用、他分野との融合、すなわち、MOT(技術経営)のエッセンスが、放っておいても起こります。


最先端分野で起きている、研究成果の実用化、他分野への応用、他分野との融合、研究、学問の融合、創発など、を

一見、縦割りにみえる土木、建築、化学、電気、機械など分野にも適用していくのがMOT(技術経営)の課題かもしれません。


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「自分たちは負けていない」という間違った現状認識によって、日本の電機産業は衰退した





企業研究者が考える社会実装学




自明なことでも、研究開発者、技術者には、自分が携わる技術へのこだわりが強く、簡単には棄却したり、他の利用法を考える、ことができないようです。


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衰退、斜陽の組織の中にいる人には、正しい判断をするのは、難しいのかもしれません。

正しい判断ができるのは、外の人、周辺の人かもしれません。


と書きました。

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新しいビジネスは、既存産業の既存手法、技術に、AI(人工知能)とMOT(技術経営)を活用することにより、生まれる可能性がある。

そんな感じがした、講演でした。



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2018年05月21日

東大ウィンブルドンテニスクラブのブースにて2018

東大五月祭で、模擬店の「東大ウィンブルドンテニスクラブ」に行ってみます。

このテニスサークルは「TAK」さんが学生の頃、ちょっとしたきっかけで始めたのですが、その後、後輩の方々が引き継いでくれて、なんと38年になります。ちょっと待ってください、「TAK」さんは18歳では?

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さて、ここ3年ほど、訪問し、その訪問記は、

東大ウィンブルドンテニスクラブのブースにて

東大ウィンブルドンテニスクラブのブースにて2017

祭り、という非日常的な、仲間が時間的、空間的距離を超えて集まる場

に書いてありますが、今日は今年感じたことを書いてみます。

さて、37年の時空を超えた旅の始まりです。

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さて、東大五月祭には、

東大五月祭2017に行ってきました

東大五月祭2017は近未来のデモンストレーション?

のように参加し、学園祭の雰囲気、パフォーマンス、理工学、人文・社会学の最先端の発表を見てきました。

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これだけでも十分に有意義なのですが、ちょっと立ち寄る場があって、しばし懐かしい感情に浸って、

さらに、懐かしい友人との再会があると、ぐっと味わいが深まります。

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まず、感じることは、

・サークルを続けてくれてありがとう

自分たちが始めたサークルが消滅していては、寂しいでしょう。とにかく、続けてくれてありがとう。

・五月祭にブースを出してくれてありがとう

焼きそばブースという「場」があるから、世代を超えた仲間が集まります。祭という非日常的イベントに「場」を設けることは大切です。

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感じることが同時多発的にたくさんあるのですが、模擬店ブースにいると、「遠いあの日」がよみがえってきます。30年以上の時間旅行です。

あの頃の仲間は残念ながら、来ていません。でも、なぜか、すぐそばにいるような感じがします。


大学サークルの同窓会は、ひりひりした原体験の再現ドラマ




単に、昔のことを思い出し、懐かしがり、しみじみと語り合い、共有するだけではなく、

学生当時の、お互いに食い込み合った、原体験を、お互いに引きづり出しながら、

まるで30年前を熱く再現しあう、場になっていきました。

「確か、こうだったな」

「違いますよ、それはですね」

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今の状態から、昔の学生時代を振り返って、思い出す、状態から、学生時代に戻って、当時の状況で熱く語り合う場になりました。

大学時代のサークル活動とは、長い人生の中の、ほんの1,2年のことです。

でも、その1,2年の活動は、お互いに「食い込む」、時には「ひりひり」する、強烈な原体験で、末永く人生に影響するものだったりします。

「ゆるやかなつながり」だけでなく、学生時代の、お互いに「食い込む」、時には「ひりひり」する、強烈な原体験にもとづく、つながりの大切さを気づかせてくれる同窓会でした。


と書いた、ひりひりした原体験を共に過ごした仲間へ、時空を超えた旅行の様子を伝えるのも、ミッションの一つです。

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テニスサークルとは、一緒にテニスをするためのコミュニティーですが、結果として、もっと大切なのが、テニスを通じて得られる、「人と人のつながり」だったりします。

生涯のパートナーをそこで得て、家庭を築く、に加えて、そこでの友達とは、社会に出てから得られる業界内の友人とは異なり、多方面に広がる末長く続く、かけがえのない友人となります

ということで、テニスは楽しい学生生活を送るための手段、だけではなく、有意義な人生を送るためのもの、にもなります

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ただ、卒業してから時間が経過するに伴い、学生時代は一緒に過ごしていた仲間たちと、一緒に過ごす機会も減っていきます。

離れ離れになってしまったけれど、年に数回は会おうよ、というのが、「祭り」という非日常的な機会です。

世代を超えた仲間が集まるのですから、懐かしい仲間との再会だけでなく、新しい出会いもあると、これからの展開が開けそうです。

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ただ、「場」に参加しづらい、空間的、時間的アウェイ感があるのも事実です。

東京勤務ではない、空間的アウェイ感に加え、時間の流れによる時間的アウェイ感は既に学生の頃から起きています。

五月祭の前日の金曜午後は、五月祭の準備のため、授業は休み、ただし、研究会などはあります。

「TAK」さんは研究会で、大学院生の参加者に、

「五月祭の準備がある人は適宜抜けていいですよ」

と言ったところ、みな、顔を見合わせて苦笑いしています。

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「2,3年前の学部生の頃は、私たちが中心になって準備していたのですが、今は後輩たちがやってます。

行っても、「何しに来たんですか」なんてことになります。あそこに居場所はないんです。アウェイ感、疎外感半端ないんです」

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時間的、空間的距離により、参加できなくても、今ではネットで情報共有できます。そのために、今、このブログを書いているのですが。

さて、時空、世代を超えた旅行は、「非日常」がよさそうです。「日常」はちょっと辛そうです。

そんなことで、次回の「非日常」の時空、世代を超えた旅行を楽しみにします。






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東大五月祭2018は近未来のデモンストレーション?

東大五月祭2017に行ってきました

東大五月祭2017は近未来のデモンストレーション?

に、

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本当はひとつひとつじっくり見学したいイベントが凝縮されています。

中でも、最近顕著なのが、理工系のイベントです。


と書きました。

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今年はより一層同じことを感じました。

理学部、工学部の展示は、パネルが展示されていて、説明員がいる、というスタイルがほとんどでした。

このスタイルだと、パネルに魅力が感じられない、説明員の愛想がよくなさそう、だとスルーされてしまい、学園祭ではマイナーな存在でした。

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研究活動、研究成果を文字が主体のパネルで展示するのではなく、実際にモノがあって、しかも、来場者が、自分で体験できる展示が増えています。

あるいは、モノはなくても、発表がパネルからスライドに替わり、スライドで動画を示すことができるようになり、

無味乾燥が多かった理工系の展示が、ぐっと生き生きとして、身近に感じられるようになりました。

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TECHNO FACTORY

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工学博覧会

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など、文字が主体のパネル展示ではなく、実際にモノがあって、しかも、来場者が、自分で体験できる展示で、子供から高齢者まで多くの来場者でにぎわっていました。

医学部 五月祭企画

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の手術、検査、診断の実演も長い行列ができていました。

中でも圧巻なのが、

10分で伝えます!東大研究最前線

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でしょうか。


理工系だけでなく、人文科学、社会科学の研究者が集まって60人以上集まって、パネル展示ではなく、スクリーンを使って、自分の研究を10分間に凝縮して、発表します。

10分とは、研究発表には短い感じもしますが、国際学会でも15分が主流なので、専門外の人に聞いてもらうには、ちょうどよいかもしれません。

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最初の1分の背景、目的で、関心を持ってもらい、6分で説明、結論、今後の展開が2分、質疑1分、という時間配分でしょうか。

情報があふれ、待てない社会では、このペースでなければ、人はついてきてくれません。

テーマタイトルを見ていると、他に魅力的なイベントがなければ、2日かけてじっくり聞きたいものばかりです。

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これまではスルーされていた研究発表だったのが、会場が満員になってます。

学園祭と言うと、コンサート、ダンスなどのパフォーマンス、著名人による講演、アイドル企画、模擬店などが主流でしたが、

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近未来のデモンストレーションによる、

理工系、あるいは研究系の逆襲を感じた東大五月祭でした。






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2018年05月16日

「自分たちは負けていない」という間違った現状認識によって、日本の電機産業は衰退した

「自分たちは負けていない」という間違った現状認識によって、日本の電機産業は衰退した

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「自分たちは大丈夫。全く問題はない。世界の競合のはるか先を走っている」という錯覚。ところが現実は違っており、海外ではもっとダイナミックな新しい動きが起こっていた

というサイトがありました。

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変革を拒むのは、かつての王者、あの栄光をもう一度、は絶対にない

に書いたように、

最近、衰退産業、斜陽産業と言われる業界に伺うことがあります。

世界的なシェアの減少、売上、利益の低下は明白なのですが、なぜか、示されるのが、局地戦では勝利した事例です。

都合の悪い情報は棄却して、都合のよい情報のみ取り入れ、明らかに間違った判断をしています。

そして、「まだまだ、頑張れる」ということになり、精神論が幅を利かせ、「いつか必ずよみがえる」と言わなければ非国民とされるような、恐ろしい雰囲気があります。



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企業研究者が考える社会実装学




自明なことでも、研究開発者、技術者には、自分が携わる技術へのこだわりが強く、簡単には棄却したり、他の利用法を考える、ことができないようです。


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「あの栄光をもう一度」が、新規分野への進出をかたくなに拒んでいます。これが衰退産業の特徴かもしれません。

戦略を大きく転換しなければならないのに、それには全く触れず、効率化、合理化だけで乗り切ろうとします。

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これって、太平洋戦争末期の日本軍の大本営発表に似ています。

大局で大敗している事実は隠蔽し、局地戦でのほんの少しの戦果を誇張し、あたかも勝っているかのような錯覚を与える。

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衰退、斜陽の組織の中にいる人には、正しい判断をするのは、難しいのかもしれません。

正しい判断ができるのは、外の人、周辺の人かもしれません。



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2018年05月15日

工学は、圧倒的に男性の中で、学ぶことになる

サイエンスの学びから将来の夢へ

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「TAK」さんは、「理系女子」という言葉が嫌いです。

どのような職業でもコンピューターは駆使し、法律、経済は必須で、物理、化学、生物の法則にしたがい、生きていくには哲学が必要、である以上、文系、理系という区分けが時代遅れで、融合、再統合が必須です。

今でも、理工系に進学する女子学生は少ないのですが、人工知能、ロボットを志す女子は増えてくるでしょう。

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女子生徒本人よりも、親御さん、先生たちの周囲、あるいは社会全般にいまだに

「女子は理工系へ行くものではない」

という根強い思い込みがあり、これが女子学生の理工系進出を阻んでいるのではないか

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親御さん、先生たちだけでなく、少し上のお兄さん、お姉さんの経験、意見をたくさん聞いて参考にするといいかもしれません。


と書いたところ、理工系の女子学生、OGの方々から、いろいろご意見をいただきました。

「TAK」さんがお話を伺うのは、東大、東工大のケースです。

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「理工系は、圧倒的に男子学生ばかりです。その中での学生生活になる、という覚悟が必要なんです。」

「東大で工学部へ行くならば、理科一類が通常なのですが、女子が少なすぎる、と聞いていたので、理科二類へ行きました。」

「数十名のクラスの中、女子はほんの数名。授業では一緒に座る、食事も一緒にする、など、一緒に行動せざるを得ませんでした。」

「教養課程のクラスで女子が少ないのに加えて、研究室に配属になると、さらに少なくなり、生活範囲も固定されます。学部の時のサークルでの他学部の女子の友達が大切でした。」

などなど。

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新学期、大学に通って、授業に出ましょう

大学で何を学ぶのか?




「TAK」さんの価値観では、大学生活で大切なことは、「勉学・研究」「友達作り」「恋愛」でしょうか?

このうち、先生が教えてくれるのは、「勉学・研究」だけ。

他の大切な、「友達作り」「恋愛」は、自分で方法を探さなければなりません。

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大学では勉学が第一ですが、振り返ってみると、勉学よりもサークル活動などの課外活動、友達、恋愛などが記憶に残っています。

「TAK」さんも含めて、多くの社会人が、勉学については、社会に出てから、ニーズを明確にしたうえで、大学院に再入学して、勉強し直す人が増えています。

もちろん、「友達作り」「恋愛」だって、社会人になってからもしますが、大学時代のサークル活動などの課外活動、「友達作り」「恋愛」は、この時期にしかできない、貴重なものです。


と書きました。

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確かに、人工知能、ロボットを学ぶには、男性が圧倒的に多い、理工系で学ぶことになり、「友達作り」「恋愛」も必然的に影響を受けることも考えなければならないようです。





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2018年05月08日

変革を拒むのは、かつての王者、あの栄光をもう一度、は絶対にない

MOT(技術経営)活用の分野について



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工学の最先端分野では、研究成果の実用化、他分野への応用、他分野との融合、すなわち、MOT(技術経営)のエッセンスが、放っておいても起こります。

MOT(技術経営)が必要なのは、一見、縦割りにみえる土木、建築、化学、電気、機械など分野かもしれません。


と書いたところ、

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「造船分野におけるデジタル化に関するワークショップ」を開催

という、おあつらえ向きの案内が来ました。

世界中の市場、生産の場がつながり、グローバル化する時代に、物資の大量輸送を担う海運は、輸出入を支える、基幹インフラであり、関税の撤廃、低減により、活性化が期待され、高速化、効率化、低コスト化が求められ、また、技術的にも衛星、GPSの利用、人工知能による最適航路の探索、自動操縦など、潜在ポテンシャルがたくさんある、宝の山です


一方で、

MIT、産業界、東大が連携したグローバル人材プログラム報告会




長期間の造船不況、海運不況の影響で、若い優秀な人材が集まらず、経営層が高齢化し、かつ、考え方が古く、頑固で、伝統、慣習にこだわる業界でもあります。

参加した社会人から、「今の日本の業界の現状では」のような、否定的、消極的な見解が既に聞こえてきたのが心配です。

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この人たちが中心、リーダーになって、古い伝統的な業界を、他の業界とコラボして、変えていけるか?少し心配しつつも楽しみです。


と書きました。

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MRJ、未完のまま撤退の可能性…三菱重工、凄まじい凋落

のように、かつては日本の造船業のみならず、製造業のトップだった三菱重工の凋落が凄まじい状況です。

「経営層が高齢化し、かつ、考え方が古く、頑固で、伝統、慣習にこだわる業界」と書きましたが、このようなワークショップが開催され、MIT、東大と連携したグローバル人材プログラムを行うことからもわかるように、このような現状を何とか打破したい、と考えている経営層もいます。

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かつては、高速、高品質で世界を席巻した、日本の造船業ですが。その日本を手本にした韓国、中国に抜かれ、第3位の座に甘んじています。

さらには、世界的な石油、天然ガスから再生可能エネルギーへの流れの中で、タンカーなどが激減することも予想されます。

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ワークショップでは、他産業のIoTの事例が紹介され、造船業に対して、海運、行政から変革への熱い期待が寄せられました。

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ところが、造船分野の代表からは、

「造船業は他産業とは違い、特殊な職場。

自動車、電機産業とは異なり、大量生産ではなく、一品少量生産、労働集約的な現場」

とデジタル化、IT化などの改革へ消極的というよりも拒むかのような発表です。できない理由だけ並べ立て、変革するにはこうしよう、など、かけらもありません。

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一品少量生産、労働集約的な現場は建設業でも同様であり、他製造業とて、擦り合わせ製造業から、部品のモジュール化、標準化を経て、グローバル市場で戦っています。


人工知能、IoT時代の人材育成とは





時代、技術、社会の進歩が急激で、求められる人材像も変わる中、、大学の学部、学科の枠組みも文理融合、学際化は叫ばれつつありますが、組織の再編は時間がかかり、追いつかないのが現状です。

工学の複合、輻輳、融合と研究成果の実装




以前は、工学部は、土木、建築、化学、電気、機械のように縦割りで、工学部が主として対応する製造業関係のメーカーも同様の枠組みで、業界内のニーズ、技術シーズはメーカーと大学間で共有され、大学の研究は業界に反映される形でした。

社会が複雑になり、相互に関連しあうようになると、工学系学科とメーカーの対応も複合、輻輳化するようになりました。



と書いたのですが、

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工学の融合、再編成が進む中、まるで縦割りの造船、船舶工学を死守しようとするかの発言があったのには驚きました。

ある製造物をつくるために、必要な技術、学問を集約するのが、ものづくり製造業の頃の縦割り工学部の学科でした。

今は、製造業で培った技術を広く他分野にも展開、応用し、必要に応じて、融合、再編する時代です。

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企業研究者が考える社会実装学




自明なことでも、研究開発者、技術者には、自分が携わる技術へのこだわりが強く、簡単には棄却したり、他の利用法を考える、ことができないようです。


「世界を席巻した日本の造船業、あの栄光をもう一度」の考えから抜け出せないようです。「あの栄光をもう一度」が、新規分野への進出をかたくなに拒んでいます。これが衰退産業の特徴かもしれません。

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「TAK」さんは、MOT(技術経営)専攻ですので、参加する研究会は、人工知能、ロボット、再生可能エネルギーなど、再先端技術がほとんどなので、今日はもの凄いショックでした。

こんな調子では、海運、他産業は日本の造船業界を見捨てて、韓国、中国とアライアンスを組むことになるのではないか、それもグルーバル社会の現実かもしれません。



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2018年05月05日

MOT(技術経営)活用の分野について

人工知能、IoT時代の人材育成とは



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時代、技術、社会の進歩が急激で、求められる人材像も変わる中、、大学の学部、学科の枠組みも文理融合、学際化は叫ばれつつありますが、組織の再編は時間がかかり、追いつかないのが現状です。

工学の複合、輻輳、融合と研究成果の実装




以前は、工学部は、土木、建築、化学、電気、機械のように縦割りで、工学部が主として対応する製造業関係のメーカーも同様の枠組みで、業界内のニーズ、技術シーズはメーカーと大学間で共有され、大学の研究は業界に反映される形でした。

社会が複雑になり、相互に関連しあうようになると、工学系学科とメーカーの対応も複合、輻輳化するようになりました。


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研究と事業化と教育が分離され、連携が今ひとつなのが現状ですが、

先端分野ではそれぞれ、創発、融合も着実に進んでいて、混在一体となり、最先端の研究が事業化され、教育プログラムにも反映され、

事業化、教育で浮かんできた課題が研究テーマになる、というスパイラルの動きも見られます。


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例えば、人工知能については、人工知能をロボット技術に、人工知能を金融産業に適用、

のように、最先端の研究成果が、またたく間に社会実装され、そこで出てきた課題が研究テーマになる、

のような研究、学問の融合、創発など、普及のスパイラルが行われています。

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再生可能エネルギー導入、割高から価格下落の機会

に書いた、再生可能エネルギーについても、最先端の研究成果が、またたく間に社会実装され、そこで出てきた課題が研究テーマになる、現象が見られます。

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つまり、工学の最先端分野では、研究成果の実用化、他分野への応用、他分野との融合、すなわち、MOT(技術経営)のエッセンスが、放っておいても起こります。

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MOT(技術経営)が必要なのは、一見、縦割りにみえる土木、建築、化学、電気、機械など分野かもしれません。

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人々が住み、働く場こそ、人工知能、IoTの活用を


IoT、人工知能が注目される今、人が住み、働く、住居、オフィスなどの建築物において、暖冷房、換気、照明、給湯、冷蔵の制御を人間がそれぞれ個別に手動で行うのは、もはや時代遅れ、ということです。


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工学の基本、材料力学の進化、鋼構造から軽量材料へ


「鉄道、船、飛行機、建築物をつくる、工、技術」において材料力学が基本となる訳ですが、材料としては軟鋼を主体に、材料力学は記述され、学ばれていました。

鉄道、船、飛行機、建築物の材料の基本は、軟鋼であり、それをベースに、弾塑性解析、応力、ひずみの計測、解析が行われていました。

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ところが、燃料コスト削減などの社会的要請から、飛行機、自動車などの軽量化が進み、これらの材料が軟鋼から、高強度の軽量鋼、高強度プラスチック、グラファイト、チタンなどの複合材料に代わってきました。


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最先端分野で起きている、研究成果の実用化、他分野への応用、他分野との融合、研究、学問の融合、創発など、を

一見、縦割りにみえる土木、建築、化学、電気、機械など分野にも適用していくのがMOT(技術経営)の課題かもしれません。



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社会人大学院生、修了後も研究・学習を継続できる環境の構築が大切

新学期が始まってから、もうひと月、振り返ってみる時期だったりします。

ここでは、特に、社会人大学院生について、書いてみます。

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社会人大学院、仕事と勉強・研究の両立は?

に書いたように、


結論から言うと、仕事と勉強・研究の両立は不可能です。


これについては、上記を読んでいただくとして、大学院在籍中に何をすべきか、について考えてみます。

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もちろん、研究、学習、人的ネットワークの構築などが大切なのです。

それに加えて、在籍中に、修了後もずっと研究、学習を継続できる環境を構築しておくことが大切です。

仕事と勉強・研究の両立が不可能な状態に加えて、さらなる制約が加わりそうですが、ここをしっかりやらないと、

修了後に、せっかく学んだことが活かせない、ことになりかねません。

MOT(技術経営)大学院は大学への再入場チケット


理工系分野は進歩が急速ですが、これを「外」からではなく、「中」から、直接研究するのではないですが、第一線最先端の研究者の研究発表会などに参加すると、メディアを通してではない、生の情報に触れることができます。

そんなわけで、在学中だけでなく、修了後もゼミ、研究会に参加を続ける方も少なくありません。

こう考えると、MOT(技術経営)大学院は大学への再入場チケットなのではないか?


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修了後の学びの継続と、学んだことの社会実装


期間中に学ぶこと、と同様に、修了後に、どうやって学びを継続するか、学んだことを社会実装するか、が大切だったりします。

任期中のプログラムについては、いろいろな検討がなされますが、修了後については、野放し、当事者任せで、放置状態がほとんどです。


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まとめると、社会人大学院生は仕事を抱えつつ、研究、学習することに加えて、

在籍中に、学んだことをどう社会実装するか、修了後もずっと研究、学習を継続できる環境を構築しておく、などの出口戦略が大切です。



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