2007年07月04日

ならば欧米の博士課程に?

7/3のNHK「クローズアップ現代」で放送していましたが、今、「博士号」を取得しても、希望の職に就けない人が急増しています。

不安定な身分のまま働き、中には40歳になっても年収は400万円、企業への就職もできず、派遣社員として生活している人もいます。

欧米では産・学が緊密に連携し、"ドクター"が、最先端の技術開発をひっぱっているのと対照的です。

ならば、博士課程は欧米で、という考えも出てきます。

実際にそれを実行された方から、メールをいただきましたので、紹介します。



日本の大学を卒業してそのまま同じ大学の修士課程に進みましたが、日本の大学の博士課程に進むことは考えていませんでした。

もちろん、研究分野は好きでしたし、アカデミックポジションに就ける可能性が開けるというのは魅力でした。

しかし、何より、学費と生活費という経済面、さらには、民間企業へ就職するとしたらむしろ不利になってしまうという、2つのデメリットは大きなマイナス要因でした。

アメリカやヨーロッパの会社では博士号を持った人たちが、極めて幅広く活躍していることを知りました。

会社の研究員だけでなく、マーケティングディレクターや社長、役員といったマネージメント職の人たちまでもがPh.D.ホルダーなのです。これらの会社では自社に勤め
るPh.D.の数を一つのステータスとしています。

「年齢が高い」「視野が狭い」などと言う理由で博士を冷遇する日本の会社とは正反対に、欧米ではPh.D.を持つことが産業界においても、キャリア構築における重要な要素なのだと知るようになりました。

彼らは当然エンジニアリング、サイエンスなどのバックグラウンドがありますから専門的な話題も十分理解できますし、もちろんそれだけでなくビジネスにおける交渉、
コミュニケーション、素早い意志決定に長けています。


今はアメリカでPh.D.課程に在籍する私ですが、あの時は本当に良い進路選択をしたと、心から思っています。

これからは自分の研究と同時に、こちらの大学院の情報を日本にいる方々に提供し続けたいと考えています。


彼からの続報を心待ちにしています。









stake2id at 22:50│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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