2007年10月19日

東京大学先端科学技術研究センター20周年記念シンポに行って来ました

東京大学先端科学技術研究センター20周年記念シンポに行って来ました

先端科学技術研究センターは以前は「航空宇宙研究所」という研究所でした。

駒場にあるのですが、1、2年生が通う、駅前の教養学部からはずっと離れた場所にありました。

工学系大学院の航空学科専攻で、航空宇宙研究所に配属と言われると、中央の本郷キャンパスから島流し、という雰囲気でした。

それが、20年前に「先端科学技術研究センター」となりました。

発足当初は14名の教官しか、いませんでしたが、現在では100名近い教職員がいます。

研究分野も航空宇宙学ではなく、法学、経済学などの人文科学、社会科学から、工学、理学、医学まで、文字通り「分離融合」し、幅広い研究分野に及んでいます。

この20年で最も自由に、活き活きと研究を楽しんできたのが、本郷キャンパスから離れた先端研だったのかもしれません。

御厨 貴先生の進行によるパネルディスカッション「今、先端研は?」では、活発な意見が交換されました。

先端研が設立当初掲げた「学際性」、「流動性」、「国際性」、「公開性」については、

・学際性は?

上記のように、「法学、経済学などの人文科学、社会科学から、工学、理学、医学まで、文字通り「分離融合」し、幅広い研究分野に及んでいる」ことから、「学際的の草分け」であったのでしょう。


・流動性は?

定年まで安泰であった教授に、任期付きの特任教授、を導入したり、先端研に在籍できる期間を原則最長10年、としたり、固定的であった大学に流動性を持ち込みました。


ただ、以前は「先端」であったことも、他が追いついて来ると「標準」になり、やがては「時代遅れ」になってしまいます。

先端研OBで東京工業大学の中島 秀人准教授から、

「先端研が草分けとしてやっていた「学際性」、「流動性」、「国際性」、「公開性」は今ではどこの大学でもやっています。

他の大学と同じ事をしていても、「先端」ではいられません」

という厳しいコメントもありました。

これから、先端研がどのような道を歩むのか?楽しみです。






stake2id at 23:15│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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