2008年04月16日

個人の生産性を加速させる情報活用のあり方

今週4/14〜20は科学技術週間

昨年は東京・日本橋三井タワーで世界最高峰のプラネタリウム メガスターが作り出す500万個の星空と包み込むようなヒーリングサウンドで幻想的な星空への旅へといざなう、宇宙のパスポートのようなイベントが行われたのに、今年はサイエンスカフェを文部科学省庁舎で行う、と、いまひとつ、気合が入らない内容になっています。

なんて、ぼやいていても、仕方ないので、イノベーション型情報活用フォーラムに出かけます。

ネットイヤーグループの石黒不二代 代表取締役社長 兼 CEOのお話がとても参考になりました。

テーマは「今こそ見直すべきインターネット戦略」

日本の広告市場は、ここ数年横ばいです。6兆円という巨大産業ですが、成熟産業でもあります。

テレビコマーシャルも横ばいですが、新聞、雑誌、ラジオ広告が減って、その分、インターネット広告が増えています。

ただ、テレビは放送する時間に見るよりも、DVDに録画して、後で見ることが増えています。

すると、再生してみる時に、CMはスキップします。

それゆえ、テレビコマーシャルの効果も減ってきています。


さて、人々の購買行動も変化しています。

これまでは、テレビコマーシャルによる認知(Awareness)、興味(Interest)、欲求(Desire)、Memory(記憶)というプロセスを経て、店頭で購入(Action)というAIDMAモデルでした。

ところが、今では、テレビコマーシャルによる認知(Awareness)、興味(Interest)までは同じですが、次に、インターネット上での検索(Search)、購入(Action)、共有(Share)という行動になります。

すなわち、商品を知るきっかけは、テレビコマーシャルでも、詳しく調べるのはインターネット。

購入もインターネット、その商品の評価をネット上に掲載する、という行動になっています。


これは、また、広告主が大企業から個人への大きな流れも意味します。

すなわち、テレビコマーシャル、新聞、雑誌、ラジオ広告などの広告枠を個人で購入するのは、ほとんど不可能でした。

すなわち、広告は大企業が、メディアに高額なお金を支払い、広告枠を買うものでした。

ところが、ブログ、SNSなどを使えば、個人でも広告が可能な時代になりました。


ということで、広告媒体がマスメディアからインターネット、広告主が大企業から個人、という大きな流れが生まれています。

ところで、この便利なツールをどれだけの人が効果的に活用しているでしょうか?

ほとんど、「宝の持ち腐れ」状態ではないでしょうか?


インターネットという、マーケティング・ツールの効果的な活用により、大きな市場が開けるかもしれません。

インターネットでは、必ずしも完全なものを作成してからではなく、β版といわれる暫定的なものを取り敢えず、掲載して、改善していく方法があります。

構想、開発の段階から、宣伝、販売、サポートまで、消費者が参加する形がインターネットでは可能です。

例えば、構想、開発の段階の空想生活、宣伝をmixi、販売をamazonなど

これらを断片的には使っても、横断的には使い切れていないのではないでしょうか?見直してみませんか?







stake2id at 00:01│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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