2008年12月20日

日本とアメリカの教育、学習

東京大学工学部で開催された第1回システム創成学学術講演会でスタンフォード大学 福田収一教授から伺ったお話です

「日本とアメリカの教育、学習」というタイトルだと、「アメリカがよくて、日本がよくない」という結論では?と考えがちですが、必ずしもそうではありません。

日本の教育は、過去の知識を体系化し、知識として学生に教えます。

知識の伝達が主体で、学習というよりも、教育です。

一方、各個人は教育で教わった知識に加えて、いろいろな経験をします。

その経験を構造化し、体系化し、個人の中の知識として(帰納)、それを、直面する問題に適用して解決していきます(演繹)。

つまり、主に学校での教育をベースに個人としての学習をします。


一方、アメリカは、例えば、ハーバード・ビジネス・スクールのケース・スタディーに見られるように、「失敗からの回復」が重要視されます。

この背景には、アメリカの開拓の歴史があります。

適切と考えて取った行動がうまく行かなかったとき、どのように判断して、行動を修正できるか?が重視されます。

環境、状況とのやり取り、対話が大切です。

過去の経験をもとに、仮説を設定し、解決できれば、それでよし。

解決できなければ、別の仮説を当てはめて解決していく。

いわば、「結果よければ、すべてよし」という、試行錯誤的な考え方でしょうか?


実は、どちらも大切な手法です。

ただ、変化が激しい時代には、知識の体系化、構造化に加えて、環境、状況とのやり取り、対話によるタイムリーな判断が大切です。

昨日のA面ブログに書きましたが、20世紀は「計画してから行動する(Plan Do Check Action)」「考えてから歩く」時代であったが、21世紀は「行動しながら計画する(Do Check Action Plan)」「歩きながら考える」時代になりました。

それぞれのよい点を活かしたいものです。






stake2id at 00:50│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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