2016年06月21日

イノベーション教育は、東工大の未知のポテンシャルが面白い

人間中心イノベーション方法論、大学が変わる、社会が変わる

に書いた、

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イノベーション教育学会「産業界に資するイノベーション教育とは何か」大学における教育改革と将来のイノベーション教育のあるべき方向性

では、EDGEプログラム

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東京大学i.schoolにおける イノベーション教育 2.0

のように、参加している各大学から事例紹介がありました。

東京大学i.school、慶應SDM(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科)などは、早い時期から芸術系大学の学生を受け入れ、コラボをしてきて、実績も上がっています。

東工大も

東京工業大学と武蔵野美術大学 教育研究交流に係る連携協定締結へ

のように、3年前から武蔵野美術大学と協定を結びましたが、上記大学に比べると、日が浅いものです。

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東工大リベラルアーツ研究教育院シンポジウム「役に立つ」からではなく、「人間に基礎を築く」ため

に、


東工大のグループワークは、専攻は異なっても、結局、みんな理工系です。

法、経、文、医など、他学部はいない、女子が圧倒的に少ない、などの潜在的な欠点があります。

このような潜在的問題を抱えつつも、東工大リベラルアーツ研究教育院が今後どう展開していくのか、それにより、東工大がどう変わっていくのか、楽しみです。


と書きました。

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東工大は社会人、留学生は豊富にいるのですが、他分野の学生、女子学生が少ないのが悩みです。

ところが、上記協定などにより、東京工業大学EDGEプログラムである「チーム志向越境型アントレプレナー育成プログラム(通称CBECプログラム)」

では、もともと豊富な社会人、留学生に加えて、美大生、特に女子学生の美大生も参加することになりました。

この学会の事例紹介では、東工大の発表が、「初恋」のような、初々しさを感じる、興味深いものだったので、紹介します。

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異なる発想や視点。「出来そう」の工学系と「面白そう」の芸術系。「論理」と「直感」。論理で締める。発想のジャンプは直感から。

アンカーとしてのインサイト。イメージの言語化。プロトタイプによる可視化。

価値創造に唯一解はない。価値は受け取る人が現れて、初めて生まれる。

アイデアが価値を生むかは、先に進まなければ、わからない。

異なる発想がゆえの葛藤。頭がよさそうな、論理的なしゃべり方。頭がいい、とは違う。

「現実」を重視する、逆に言うと、「現実」に縛られる、社会人。「現実」を知らない学生。

「現実」とは何か。技術的実現可能性と心理的制約。

分業と協業の違い。「得意分野での貢献」と「外注化の危険性」は表裏一体。

現実と格闘しながら、発想のジャンプとしての、アイデアの実装。価値創造の一気通貫「発想から市場まで」

工学、美術、学生、社会人をつなぐ、新たな「教養」

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もちろん、他大学事例の、

やったことがあることには手を付けるが、やったことがないことには手を付けない。

やったことを記録する。感想ではない。取りあえず、前向きの感想を書いておけば、をなくす。

クライアントがいないと、デザイナーは仕事ができない。

デザイナーは意地悪な問題に取り組まなければならない。

デザイナーは、クライアントの表向きの要望と、表に出ていない、本当の要望を知らなければ、いい仕事ができない。

問題は与えられるものではなく、また明確に定式化できるものでもなく、とにかく解決していくもの。

楽しいからではなく、時には敵と手を組んで、何とか実現する。

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なども興味深かったのですが、遅まきながらの、美大女子学生とのコラボによる、東工大の未知のポテンシャルが面白い、

と感じました。





stake2id at 19:49│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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