2016年10月27日

情報・電力・金融をデジタル技術で融合した電力ネットワークイノベーション

情報・電力・金融をデジタル技術で融合した電力ネットワークイノベーション

という案内が来ました。

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3年前に設立された

「デジタルグリッド」総括寄付講座 設立記念シンポジウム

その様子は、

電力をインターネット化するデジタルグリッド、で生活はどう変わる?

に書き、その後の進捗は

デジタルグリッドがもたらす電力イノベーション

などに書いてありますが、かいつまんで言うと、

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独占の規制産業だった電力産業が自由化され、需要家は電力事業者を選べるようになりました。

さらには、太陽光発電、蓄電池、燃料電池などが普及し、もやは個人は、「需要家」であるだけでなく、

発電して、余剰電力を蓄電しておき、価格が高い時間帯に、売ることも、近い将来にはできることになりそうです。

しかし、未だ現状では、需要家は「原子力は嫌で、再生可能エネルギーを使いたい。」と言っても、すべてがミックスされた電力を使うしかありませんでした。

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デジタルグリッドでは、そうした課題を解決するために、セル間で電力を融通し合うシステムを提案しています。

セルというのは、ある程度の大きさの蓄電池や、太陽電池パネルなどの分散電源を備えた最小の電力系統(グリッド)の単位で、この中だけで電圧や周波数を安定させた単独運転が可能です。これを自立運転といいます。

従来の電力網だと、上流にトラブルがあったら下流は全滅ですが、自立したセルであればそれ自体で生き延びることができます。

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蓄電池自体は鉛蓄電池など、昔からあったのですが、容量、エネルギー密度が小さく、価格も高価でした。

リチウムイオン電池などの急速な技術開発により、エネルギー密度が増加し、コストが軽減され、電力が余った時には貯蔵し、足りない時に、放出することが可能になり、供給と需要の「同時同量」が緩和されることになりました。

これは、少し前の通信も同じで、電話の時代には、送信者がかけた時に、受信者が受け取ることが原則で、双方の都合により、うまくいかないことが多かったものです。

ところが、インターネットと情報のメモリーによる蓄積により、メールで双方が都合の良い時間帯に、情報がやり取りできるようになりました。

これと同じことが電力にもできるようになるそうです。

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電力ルーターというものが、電力を宛先を指定して送り、電力がどうやってつくられたのか、どういう経路を通ってきたのかも、すべてデジタルグリッドルーター自身が動作した結果としてルーター内部に記録されていきます。

他の経路から来たものはその情報ごと記録されるので、電気が識別できることになります。発電から最終的な消費地まで、全部追跡できるということです。

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ここでキーとなるのが、ブロックチェーンと呼ばれる技術です。

ブロックチェーンはフィンテック(金融と情報通信技術の融合)で、よく聞かれます。

フィンテック(金融と情報通信技術の融合)については、

一橋大学開放講座「ビッグデータとFintech」

フィンテック(金融と情報通信技術の融合)とは?生活への影響は?

フィンテックは金融と経済をどう変えるか

に書きましたが、ブロックチェーンについては、

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IBMが注目するブロックチェーンとは何か

5分でわかるブロックチェーンの基本的な仕組み

ブロックチェーンとは結局何なのか

を参考にすると、

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ブロックチェーンという言葉が話題になっています。これは中央機構の無い分散型のネットワークであり、仮想通貨ビットコインの開発により世に広まった概念です。

ブロックチェーンはネットワークの一種であり、複数個所に過去の取引情報をまとめたブロックと呼ばれるデータを置くことで成立します。

複数個所にデータが置かれているため、例えば利用者の一人が取引データを改ざんしても他の場所のデータとの照合により不整合を検知できるため、取引されるデータの信頼性が高いとされています。

またこれまでのネットワークでは1か所にデータを置き、高度なセキュリティをかけるのが一般的でした。

これに対しブロックチェーンではデータを複数個所に置き、お互いに監視させる仕組みになっています。

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フィンテック(金融と情報通信技術の融合)については、

Fintech(金融と情報通信技術の融合)とは、IT企業が、システム技術を駆使して、金融機関が置き換わる現象です

小切手、手形、送金など、これまで銀行が行っていた決済業務が、どんどん他の企業に置き換わってきます。


電力についても、

太陽光発電、蓄電池、燃料電池などが普及し、もやは個人は、「需要家」であるだけでなく、

発電して、余剰電力を蓄電しておき、価格が高い時間帯に、売ることも、近い将来にはできることになりそうです。

と書きました。


情報・電力・金融をデジタル技術で融合したネットワークイノベーションは、私たちの生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

モバイル決済、カードのポイント、それに伴う仮想通貨、電力売買など、既に広がって来た事例を書きました。

ただ、それをはるかに上回る、文字通りの、金融・産業・生活ビッグバンが起きるのではないか、そんな予感がします。




stake2id at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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