2017年03月22日

ユビキタス社会は既に到来、IoT、IoSの社会へ

坂村健先生退職記念講演会「オープンアーキテクチャの未来」のお知らせ

という案内が来ました。

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まだ、インターネットが普及していない時代に、先生が提唱した、ユビキタス・コンピューティング、TRONなどの構想が、今、ItoT,ItoSという形で実現しつつあります。

すべてのモノがインターネットにつながる、のではなく、インターネットのように、すべてのモノ、サービスがつながる。

しかし、その道のりは、決して、真っすぐな一本道ではなく、迷い、惑いながらの曲道だったようです。

通常、技術、社会の急速な進歩に、なかなかついていけないのですが、坂村先生の場合は、先生の考えに、技術、社会の進歩がついていけない、社会の流れの半歩先を行くくらいがちょうどよいのですが、坂村先生の場合は先を行き過ぎて、追いつけない、そんな感じでしょうか?


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坂村先生のお話は約10年ほど前から、伺っています。

東京大学21世紀COE「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」(2007年06月25日)


ユビキタス情報社会は、

●「集中」から「分散」へ
大型コンピューターからワークステーション、パーソナル・コンピューターへ

●「PC」から「非PC」へ
PCから携帯電話、ディジタル・カメラへと手段が広がります

●ネットワークに接続されていることが大切
携帯電話自体の容量よりも、ネットワークに接続され、高機能のサーバーがあることが大切

です。

これからは、携帯電話、ディジタル・カメラだけでなく、あらゆる家電製品のみならず、家具、壁、あるいは道路などがコンピューターを内蔵します。

今、東京ユビキタス計画・銀座という計画が進んでいます。銀座地区の道路、建物、地下鉄の通路などにコンピューターが埋め込まれています。

これにより、歩行者ナビを使って、地下街を迷わずに歩いたり、今日1日歩いた道筋を確認できたり、します。


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ケータイと社会(2007年06月25日)


携帯電話の人口普及率は約80%に達しています。これは、乳幼児、高齢者も含めた数字ですから、ほぼ100%に達しています。

10代後半から20代の若年層にあっては携帯電話を利用しない人は皆無に近いでしょう。

今や「ケータイ」は音楽、動画、カメラ、財布機能等、考え得るあらゆる情報交換・収集・享受機能を備えたモバイル情報メディアとして、また片時も手放すことのない身体の一部として利用されています。

生活シーンへのケータイの浸透により、私たちのの生活はどのように変わり、ケータイをもつ子ども達が増えることで、親子関係はどのように変わりつつあるのでしょうか。

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世帯普及率が10%を超えると、急速に普及する、と言われています。周囲に使う人が増え、使用されるようになる訳です。

固定電話は世帯普及率が10%を超えるのに75年かかりました。FAXは19年、パソコンは13年かかっています。

実は携帯電話も15年もかかっています。

インターネットは5年しかかかりませんでした。

インターネット、メール機能が携帯電話の普及の大きな要因でした。


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坂村 健 東大教授「イノベーション基盤としてのユビキタス・ネットワーク」(2006年05月30日)

共通のインフラ(例えば、インターネット)上では、インフラ上の異なる内容が組み合わされる「マッシュアップ」という現象が起きます。

すると、当初は想定もできなかった「化学反応」が起きて、社会全体が急激に変わります。

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ユビキタス・ネットワークは、インターネットをはるかに超える「インフラ型イノベーション」です。

食品、衣服、雑貨、家電などすべての物に、世界でひとつしかないチップが装着され、チップとサーバーがリアルタイムで情報を更新し、すべての物の現在の状況が自動的に認識されます。

これらが、経済システム、医療・福祉システム、交通システム、教育システム、行政システムなどの社会インフラとして定着すれば、インターネットによるネットワークをはるかに超える大きな社会変動をもたらす可能性があります。


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いいでしょうか?

上記の記事は、昨日(2017年3月21日)の退職記念講演会で、伺ったお話ではありません。10年ほど前に伺ったお話です。

上記にあるように、先生のストーリーどおり、

・携帯電話から情報端末としてのスマートフォーン

・高性能端末から、各端末をネットでつなぐ、高性能なクラウドサーバー

・クラウド、ブロックチェーンによるセキュリティー

により、「食品、衣服、雑貨、家電などすべての物に、世界でひとつしかないチップが装着され、チップとサーバーがリアルタイムで情報を更新」できるようになりました。

100円の、おにぎりに、高度なセキュリティー機能を有する、10000万円のチップを装着するのは、非現実的でしたが、セキュリティー機能をクラウドサーバーが担保すれば、安価なチップですみます。

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坂村先生が提唱されていたユビキタス・コンピューティングの世界が、IoT(Internet of Things)、IoS(Internet of Services)の形で実現しつつあります。

坂村先生は東京大学を退職されますが、今後のますますのご活躍が楽しみです。








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