2017年10月18日

極限の宇宙での利用技術の応用分野は果てしなく広い

宇宙航空研究開発機構(JAXA)新技術説明会

という案内が来ました。

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術というと、ロケット発射技術、制御技術などが思い浮かびますが、それだけではありません。

JAXA


超高効率太陽電池の開発状況と今後の展望




宇宙衛星、国際宇宙ステーションなどに使用される太陽電池は、多少コストが高くても、軽量で、高出力、高性能なものが望まれます。

太陽光発電の開発は、

・高コストでも、軽量で高出力が望まれる、効率40%台の宇宙用に使用される多接合電池と、

・普及のため、低コストが望まれる、効率20%台の家庭用シリコン電池

に二分されています。


と書きました。

宇宙は地上と違い、温度、圧力が極限状態であり、その空間で利用することになります。さらには、地上であれば、修理、交換が可能ですが、人工衛星、惑星探査機では発射後の修理、交換は極めて難しいものになります。この極限状態での利用技術が、他分野でも大いに応用できるものです。

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太陽電池だけでなく、蓄電池も使います。蓄電池は太陽電池と違って、宇宙用でも、その他の用途でも同じものを使います。

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スマフォ、PC、自動車でも蓄電池が寿命が来て使えなくなると困りますが、新しいものに交換すれば、また使用できます。

ところが、人工衛星、惑星探査機などでは蓄電池の寿命が来てしまうと、交換はできず、簡単に新しい衛星、探査機を打ち上げることもできず、寿命の評価が極めて重要になります。

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蓄電池は充電時には少し膨張し、放電時に元に戻ります。使用当初はきれいに元に戻りますが、やがて、電池内の電解質の結晶構造が崩れてくると、完全には元に戻らなくなり、寿命が進んでいきます。

人工衛星、惑星探査機などに搭載している蓄電池と同じ蓄電池を地上に設置し、人工衛星、惑星探査機内と同じ充電、放電を行い、寿命の評価を行っているそうです。

この蓄電池の寿命評価法は、もちろん宇宙用だけではなく、いろいろな用途でも応用できます。

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また、惑星、小惑星の探査機は、質量が小さいために、重量も小さい、また、水がないために、乾燥し切った表面に着陸します。

地球上でも砂漠での自動車の走行は難しいですが、この探査機が使えそうです。

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このように、極限状態での宇宙での利用技術の応用分野は果てしなく広く、楽しみです。




stake2id at 19:23│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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