2017年11月08日

システム・イノベーション、独立したシステムがゆるやかにつながると

「システム・イノベーション」シンポジウム、スマートな社会と産業を目指した「システム・イノベーション」の実現に向けて

という案内が来ました。

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第4次産業革命は、ディジタル化を強力に進める技術によるシステム化がキーテクノロジーとなり、製造業の革新は勿論のこと社会の変革までも視野に入れたグローバルなムーブメントになっています。

社会全体が複雑化・広域化・大規模化した環境のもとで「よいシステム」を創案し、効率よく構築・運用することが、製造、経営、流通など人間活動のあらゆる側面でもっとも重要な課題として浮かび上がっています。

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システムについては、


システム理論、システム思考、そしてシステム科学


工学は自然法則を活用し、主にものづくりを行っていました。

ところが、産業革命により、モノの生産性が大幅に向上し、

交通、物流も大量、高速になりました。

すると、人、モノの流れ、動きが劇的に変化し、これまでの配置、ストックでは対応できなくなりました。

そこで、線形計画法、オペレーションズ・リサーチなど計画、オペレーション、システムを扱う必要が出てきました。


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体系的に学ぶには歴史をたどることが不可欠、MOT(技術経営)の歴史とは?


マネジメントという概念、考え方が生まれてきたのは、産業革命以降、これまで手工業だった工場、生産現場が機械化され、大量生産が実現するようになったころでしょうか?

フォード社が、規格化によって部品互換性を確保することにより、1908年にT型フォードの大量生産に成功し、これが大量生産技術の始まりとなりました。

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「経営学の父」と呼ばれたフレデリック・テイラーが、1911年に科学的管理法を提唱し、「作業管理」「作業の標準化」「作業管理のために最適な組織形態」などが取り扱われるようになりました。

この科学的管理法が可能になるためには、数量的に「計測できること」「記録できること」が基本で、統計の基本が欠かせません。

生産工程の機械化、数量的管理により、当初、マネジメントは生産性向上のため、が主体でした。

例えば、機械化を導入したのに、思惑通りに、生産性が向上しない、生産工程をチャート化したところ、思わぬところに、ネックがあった、などという手法、線形計画法などの開発も進みました。

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当初は生産性向上に利用されていた、マネジメントは、組織、経営、財務、人材にもその考え方が適用されるようになりました。

このように、これまで勘、経験、運で行われていた、経営の世界に科学的手法が導入されるようになりました。


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それぞれの、システムは生産、流通、経理、管理など基本的に業務ごとに独立して使われていました。

社会、時代が高度に発達し、複雑になってくると、それぞれの業務が「独立」ではなく、相互に、かつ、包括的に関連しあうようになりました。

それに伴い、それぞれの業務ごとのシステムも、「独立」ではなく、相互に連携が取れた方が便利になります。

アナログ、バッチ処理の時代は、システム間の連携は、非常に難しかったのですが、デジタル化、ネット化などにより、可能になりました。

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ユビキタス社会は既に到来、IoT、IoSの社会へ


すべてのモノがインターネットにつながる、のではなく、インターネットのように、すべてのモノ、サービスがつながる。

坂村先生が提唱されていたユビキタス・コンピューティングの世界が、IoT(Internet of Things)、IoS(Internet of Services)の形で実現しつつあります。

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坂村 健 東大教授「イノベーション基盤としてのユビキタス・ネットワーク」


共通のインフラ(例えば、インターネット)上では、インフラ上の異なる内容が組み合わされる「マッシュアップ」という現象が起きます。

すると、当初は想定もできなかった「化学反応」が起きて、社会全体が急激に変わります。

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ユビキタス・ネットワークは、インターネットをはるかに超える「インフラ型イノベーション」です。

食品、衣服、雑貨、家電などすべての物に、世界でひとつしかないチップが装着され、チップとサーバーがリアルタイムで情報を更新し、すべての物の現在の状況が自動的に認識されます。

これらが、経済システム、医療・福祉システム、交通システム、教育システム、行政システムなどの社会インフラとして定着すれば、インターネットによるネットワークをはるかに超える大きな社会変動をもたらす可能性があります。



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これまで、それぞれが独立していた人、自動車などが、ゆるやかにつながるのに加えて、システム同士もゆるやかにつながると、どんな世界になるのか?楽しみです。



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