2018年02月11日

アイデアをプロトタイプにし、社会に実装すると、何かが始まる

東京工業大学エンジニアリングデザインプロジェクト

最終発表会の案内が来ました。

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共創エコシステムの形成、次世代アントレプレナー育成

に書いた

EDGEプログラム

では、

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イノベーション創出の活性化のため、大学等の研究開発成果を基にしたベンチャーの創業や、既存企業による新事業の創出を促進する人材の育成と関係者・関係機関によるイノベーション・エコシステムの形成を目的としています。13大学のプログラムが選定されました。

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このプログラムでは、スタンフォード大学のd.schoolで行われている、デザイン思考を採用しています。

デザイン思考、シリコンバレーIDEOの事例より


欧米を中心に新たな価値、体験を生み出すためのデザインがより重要になってきています。

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変化が激しい時代におけるデザインの役割、「技術イノベーションをいかに人間的にするかの方法」、「デザインとビジネス戦略を繋げる」、「インタラクティブなコミュニケーションや商品をデザインするためのメソッド」「デザインとビジネスを融合する」「ユーザー価値と経済価値を繋げる」などなど、

技術、イノベーション、ビジネス、コミュニケーションなど、いろいろな分野、あるいは分野融合を起こす方法として、デザインに対する期待は高まっています。

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d.schoolでは、デザイン思考はどんな仕事・プロジェクトにおいても重要だという思想のもと、経営、情報技術、法律など多様な学科の学生が履修します。

「問題解決のためのデザイン思考における5つのプロセス」が重要だということ。

empathy:課題の対象に感情移入する

define:問題を定義する

ideate:アイデアをたくさん出す

prototype:プロトタイプを作る

test:試験し、フィードバックを得る

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このプロセスは、モノづくりだけでなくあらゆる問題解決の過程で応用できます。そして、d.schoolではこのプロセスを実際にクラスを通して経験していくことができます。


と書きました。

このプログラムに東京工業大学も参加しており、その様子は、

イノベーション教育は、東工大の未知のポテンシャルが面白い




東工大は社会人、留学生は豊富にいるのですが、他分野の学生、女子学生が少ないのが悩みです。

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ところが、上記協定などにより、東京工業大学EDGEプログラムである「チーム志向越境型アントレプレナー育成プログラム(通称CBECプログラム)」

では、もともと豊富な社会人、留学生に加えて、美大生、特に女子学生の美大生も参加することになりました。

この学会の事例紹介では、東工大の発表が、「初恋」のような、初々しさを感じる、興味深いものだったので、紹介します。

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異なる発想や視点。「出来そう」の工学系と「面白そう」の芸術系。「論理」と「直感」。論理で締める。発想のジャンプは直感から。

アンカーとしてのインサイト。イメージの言語化。プロトタイプによる可視化。

価値創造に唯一解はない。価値は受け取る人が現れて、初めて生まれる。

アイデアが価値を生むかは、先に進まなければ、わからない。

異なる発想がゆえの葛藤。頭がよさそうな、論理的なしゃべり方。頭がいい、とは違う。

「現実」を重視する、逆に言うと、「現実」に縛られる、社会人。「現実」を知らない学生。

「現実」とは何か。技術的実現可能性と心理的制約。

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分業と協業の違い。「得意分野での貢献」と「外注化の危険性」は表裏一体。

現実と格闘しながら、発想のジャンプとしての、アイデアの実装。価値創造の一気通貫「発想から市場まで」

工学、美術、学生、社会人をつなぐ、新たな「教養」


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専門技術に優れた東工大生、アート感覚に優れた美大生、技術の社会実装にたけた社会人、国際感覚を持つ留学生のコラボの発表会です。

参加企業より提供された、

「毎日の料理体験を再デザインせよ」

「地域公共サービスの利用体験を再デザインせよ」

「外国人の賃貸物件のおける在宅体験を再デザインせよ」

「農場における作業体験を再デザインせよ」

「商業施設における購買体験をを再デザインせよ」

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に対して、各チームが、

「問題解決のためのデザイン思考における5つのプロセス」

empathy:課題の対象に感情移入する

define:問題を定義する

ideate:アイデアをたくさん出す

prototype:プロトタイプを作る

test:試験し、フィードバックを得る

を駆使して、取り組みました。

さて、グループワークは、今では多くの大学、大学院で取り入れていますが、アイデアを出して、それをまとめ上げるところまでです。

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このプログラムでは、アイデア、コンセプトを、とにかくプロトタイプにして、社会に出し、フィードバックを得ます。

アイデアをチーム内で、いろいろなケースについて、時間をかけて、詳細に検討するよりも、

とにかく、プロトタイプという形にして、ユーザーからフィードバックを得る方が早かったりします。

すると、アイデア、コンセプトを修正し、さらにユーザーに適したプロトタイプを出し、さらにユーザーから適切なフィードバックを得ることができます。

「アイデアを出して、それをまとめ上げるところまで」では、どんなにすばらしいアイデアであっても、「絵に描いた餅」です。

プロトタイプにして、社会に実装すると、何かが始まります。

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スタンフォード大学のd.schoolでは、グループワークで年商数億ドルのビジネスが生まれ、在学中に起業という事例も少なくありません。

次世代のamazon、Facebookなども目白押しです。

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さて、これから何が起こるのか、楽しみな発表会でした。







stake2id at 20:37│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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