2019年02月14日

学べば楽しいのに、学ばず嫌い、をどうするか?

東大科学技術インタープリター養成プログラム修了発表会

では、高校生のための金曜特別講座、も発表テーマにありました。

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教養は幅が広く、奥が深い、いろいろなところでつながっている


東大の教養課程でも、選りすぐりの先生たちによる無料の講義で、この講座に出ておくと、高校の受験勉強から大学の教養課程への移行がスムーズになること、請け合いです。

新学期のせいか、会場は高校生、社会人で立ち見が出るほどです。

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ただ、ちょっと残念なのが、参加している高校生の半数ほどが、授業から脱落している、ことです。

わざわざ、金曜日の夕刻に東大駒場キャンパスまで来る、やる気満々の高校生なのですが。

一方、年長の大学院生、社会人は目を輝かせて、熱心にメモを取り、聞き入っています。

いつも学期当初は高校生の参加が多いのですが、次第に少なくなり、一方、大学院生、社会人は出席率よく参加します。


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皮肉なことに、一番熱心に講座に参加しているのは、大学の教養課程をさぼってしまったことを後悔している社会人です。

一番来てほしい高校生は参加していても、途中で脱落しているのが残念です。

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教養とは、よくわからずに学んで、後から学び直すもの


リベラルアーツ、教養って、若い、学んでいる時は「役に立たない」と思われることが多いが、ある時を過ぎてから、アイデアの基盤となり、視野を広げ、俯瞰的な思考のベースとなる、大切なものであることに、振り返って気づくものかもしれない。

大切さを経験した人は、まだ経験していない人に対して、何とか伝えようとするのですが、残念ながら、うまく伝わらない。

そして、経験していない人が、ある時に「こういうことだったのか」と悔やむことになる。

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東大も駒場の人文・社会科学の幅広い、豊富な人材、講義が非常に素晴らしいのですが、

駒場の時はその良さをわからずに講義をさぼってしまい、

大学院、あるいは社会に出てから、必要性、重要性に気づいて、聴講に来ることがよくあります。

教養とは学生の時は、意味もわからずに、取りあえず学び、後から、振り返って学び直す宿命なのかもしれません。


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Educe Cafe子どもたちはどこで学ぶのか


イノベーティブな最先端の研究活動を行うには、アイデアの基盤となり、視野を広げ、俯瞰的な思考のベースとなる、リベラル・アーツが大切です。

英語と数学の基本的素養は必須で、これを大学入試が重視するのは当然だが、大学入学後の学業および学業外生活には、それ以外に文学、音楽、美術の鑑賞、表現など、入試に関係ないとされる領域が大きく影響する。修士、博士ではその影響がさらに拡大する

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小中高校で、とんでもない先生がいて、

「全国模試の直前に、ドストエフスキーの「白夜」を読んで感想文を書きなさい」

等の課題を出された、

とか、

その生徒が「興味、関心をもって、やりたい」と思っていることと、あえて違うことを課題に出す

など、

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在学中は「とんでもない先生だ!」と思っていたけれど、卒業してからは「あの先生は、こう思って課題を出してくれたんだ」と感謝しています、

というお話が話題になりました。

子供が学ぶのは、学校、塾、家庭、地域社会、など、いろいろな場所がありますが、それぞれが、時により、矛盾する価値観の中から、子供たちが学んでいくもののようです。

「とんでもない先生」を待つのではなく、仕組みに、埋め込んでいくと、よさそうです。


名案はありません。

とにかく、何かの拍子で、この、高校生のための金曜日特別講座、に来てもらうことです。

そこで、何か「面白い」と感じれば、また来るでしょう。面白くなかったら、大学に入学後までお預けです。でも、その頃には、もう差がついてしまっています。



stake2id at 19:46│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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