2019年04月02日

人と人工物の協調による社会、生活の進化

東大人工物研究センター発足記念シンポジウム−人工物工学の新たな挑戦と新しい展開−

という案内が来ました。(まだURLが更新されていないようです。)

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自動車、建築物、家電製品、バット、ラケットからPC、スマフォ、あるいはアプリ、ソフトウェア、サービスまで、人工物は幅広く、人々の生活に深くかかわります。

人間の生活の利便性に資するのが人工物ですが、一方で、人工物の仕様がひとたび決まると、人間の生活がその仕様に合わせて規定されてしまう一面もあります。

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人と人工物の新たな関係性を目指して、人工物はAR(拡張現実)



「雨が降るから、傘をさす」「寒いから暖房を入れる」

のように、人は人工物を利用しつつ、周囲の環境と共存しています。

自分の意志による、内発的な行動とは言っても、100%内発的ではなく、周囲環境とのかかわりに端を発するものが多いかと思います。


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人工物としてのワープロ、作家、研究者など小説、随筆、論文を書く人たちは、当初、ワープロを和文タイプライターの代わりくらいしか考えていませんでした。

紙とペンの時代は、書き直すたびに何度も清書が必要でした。

ワープロでは簡単に修正ができます。清書しなくても、印刷したものが清書になります。

以前書いた文章を引用する場合、新たに書き直さなくても、コピー、ペイストすれば済みます。

文書の記録、修正、保存が容易など、業務だけでなく、研究自体も変えていきました。

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人間は(人工)物にしたがって生活する


スーツケースを買うとします。

前のスーツケースのサイズ、それで足りない思いをどれだけしたから、一回り大きいサイズを買うべきか?

前のスーツケースのキャスター、取っ手で不便だった記憶から、どういうキャスター、取っ手がよいか?

など、に加えて、押入れに入るか?値段は?などを考えて、どれを買うべきか?検討します。

その結果、ある一つのスーツケースを購入します。

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すると、その時点から、あなたはそのスーツケースにしたがって行動することになります。

そのスーツケースは、押入れのスペースをその分だけ占拠します。

海外旅行、海外出張に持っていけるものは、最大でもそのスーツケースに入るだけ、です。

海外旅行先では、便利だろうが、不便だろうが、そのスーツケースのキャスター、取っ手を使わざるを得ません。

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つまり、(人工)物は所有した時点から、それにしたがって、生活することになります。

プラズマ・液晶テレビ、パソコンを買う時、こだわりたい機能、ポイントが必ず何点かあるでしょう。

でも、それ以外の機能は、別にどうでもよくて、あまりこだわらずに、買います。

ところが、買って使う時点から、その「別にどうでもよくて、あまりこだわら」なかった特性にも合わせた使い方をしなければなりません。


と、人間は(人工)物にしたがって生活する、ことになる訳です。


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人間とAI(人工知能)の協調で創造性が進化する


眼鏡、ランニングシューズなどは、既に装着して人間の機能とされています。

この、当然のことも、人間とテクノロジーを一体化させて人間の能力拡張と考えられます。

眼鏡が発明される前、視力が悪くて、敵の接近を発見できないことは、致命的な障害でした。

1964年の東京オリンピックでは、マラソンを裸足で走るアベベ選手が優勝しましたが、その後の、ランニングシューズの弾力性、反発性の技術は、アスリートの記録を大きく伸ばしました。


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こう考えると、人間は人工物の機能を、自らの能力に取り入れながら、進化していくことになりそうです。




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