2019年04月19日

文学世界と現実世界、タイタニック号の音楽

東大文学部渡辺裕先生最終講義「文学世界と現実世界 タイタニック号の音楽」

東大文化資源学研究室 木下直之先生、渡辺裕先生の最終対談を

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文化資源とは何だろう?「ふたりのなんだか気になる風景」

に書きましたが、渡辺裕先生については、最終対談だけでなく、最終講義もあります。

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人々に定着して、引き継がれている歴史と、歴史的な事実を実証されている事項があります。

両者は、往々にして同じではなかったりします。

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タイタニック号が沈んでいく時、バンドのメンバーが、最後まで音楽を演奏し、人々を勇気づけた。そして最後に讃美歌

Nearer My God To Thee


を演奏した、とされており、1996年のレオナルド・ディカプリオ主演のキャメロン監督の「タイタニック」でも、この曲「Nearer My God To Thee」が重要な役割を果たしています。

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しかし、実際に最後に演奏された曲は、Autumnという讃美歌だった、というのが歴史的事実のようです。

では、映画「タイタニック」の讃美歌「Nearer My God To Thee」はAutumnという讃美歌に直さなければならないか、というと、決してそうではありません。

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事実と検証されている歴史と、人々に定着して、引き継がれている歴史があり、それぞれに違いがあっても、融合し、両立していくこともできそうです。






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