2019年07月12日

東京大学制作展 “eanact oneself”に行ってきました

東京大学制作展 “eanact oneself”

という案内が来ました。

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あなたは見ていますか?それとも観ていますか?

enactとは、哲学における思想「Enactivism(エナクティヴィズム)」に由来します。

Enactivismとは、

人の認知とは、頭の中で処理されて構成されるものではなく、自らの行動によって構成されるものである

という考え方です。

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情報社会の現代において、

それぞれの自己(one's self)が、受動的・反射的になる(React)のではなく、能動的に行動(Enact)すること

とはどういうことなのか。

東京大学制作展の様子は、

東京大学制作展 “Destlogy”に行ってきました

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東京大学制作展 “WYSIWYG?”に行ってきました

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東京大学制作展「FAKE FUTURE」ありえない未来を考えることで本質を見出す

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東京大学制作展「補序線」に行ってきました

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東京大学制作展「わたしエクステンション」に行ってきました

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に書いたのですが、

インターネット、スマートフォーンなど、今では当たり前の技術も、1990年代前半には思いもつかなかった世界です。

今は、まだ先端技術である人工知能、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)が、生活の一部になる時代も、もうそこまで来ている、かもしれません。

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住宅を新築する、リフォームする場合、建築業者と図面で協議するのではなく、3Dスクリーンで、完成画像を確認し、VR(仮想現実)で完成した住宅に入ってみる、

練習ではできるのに、試合では緊張してしまう、アスリートはVR(仮想現実)で、試合の環境を再現しつつ、練習する、

これまで旅行したところを、撮っておいた写真、動画を使って、VR(仮想現実)で、もう一度、旅行を再現してみる

などなど、少し考えただけでも、できることがたくさんありそうです。

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最先端の技術はものすごいスピードで進んでいる。

「それらの技術や概念が、ものすごい極端に進歩した未来はこう変わる」という「スペキュラティブな世界観」を提示するのが今回の制作展のコンセプトである「FAKE FUTURE」なんですね。

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一見ありえない未来だけど、そのありえない未来にこそ、本質が見えてくるんじゃないか。

「ありえない未来を考えることで本質を見出す」

「ありえない未来」にこそ、未来の本質のヒントが隠れているのかもしれません。


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石器からiPhoneにいたるまで、古今東西の技術は、「わたし」を拡張してきました。

時代が進むにつれて、わたしにできることはどんどん広がっていきます。

今や、電話やネットのおかげで遠くの人にもわたしの声や思いは届き、Googleマップによってわたしの土地勘は世界の隅々にまで及びます。

技術に媒介されることで、わたしや社会そのものがますます便利に、自由に、広がっていくのです。

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一方で、拡大とともにその境界は曖昧になっています。

「ネットの声」と紹介された「わたし」のつぶやき、Amazonに薦められて買った「わたしの欲しいもの」、「わたし」の代わりに会議に「出席」してくれるロボット…。

一体、どこまでを「わたし」と認めればよいのでしょうか。

「自分」という言葉があります。 自らを分けると書いて、自分。

制作展では「わたしエクステンション」というテーマを通じて、「自分」つまり、わたしと社会とそれらを拡張させていくさまざまな技術との境界について問うてみたいと思います。


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視覚、聴覚、触覚あるいは記憶について、

目で見る、耳で聞く、手、身体で触れる、脳で記憶する、だけでなく、

人間のあらゆる感覚に、コンピューターが深くかかわるようになりました。

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コンピューターは人間のツール、道具ではなく、

既に、拡張された人間の機能の一部となっています。

そして、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)で体験したこと、と、実際の生活で体験したことの「境界」はあいまいになり、

すでに、その区別はつかなくなりつつ、あります。

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VR(仮想現実)、AR(拡張現実)は現段階ではまだ、特殊なツールですが、

コンピューターでの検索が、脳の検索を補助、代替し、既に人間の機能の一部となっているように、

VR、ARが人間の機能の一部となる日も、もうすぐそこまで来ている感がします。








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