2019年07月13日

有酸素運動だけでなく筋肉トレーニングも

東大身体運動科学シンポジウム「新時代における骨格筋とトレーニングの科学」
という案内が来ました。

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「理屈じゃなくて身体で覚えろ、根性で練習」が伝統だったスポーツの世界は、科学的理論、分析の導入による向上のポテンシャルが大きく面白い分野です。

「理屈じゃなくて身体で覚えろ」と言われていたスポーツを科学的に解明していくと、アマチュアでも簡単に楽しめそうです。

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以前は、長時間継続する有酸素運動(エアロビクス)が大切とされていましたが、それに加えて、筋肉トレーニングが、運動を行うための運動器、体温を保つ熱源、内分泌器官として、大切さが見直されています。

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筋肉トレーニングが不十分だと、肥満、糖尿病、冷え性につながってしまいます。

ただ、加齢による筋力の低下は否めません。

継続してトレーニングして、加齢への抵抗を試みることが大切そうです。

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スポーツを科学的に解明する取り組みは、早大、慶大などでもあり、

「理屈じゃなくて、身体で覚えろ」を科学的に分析し、フィードバックする課題

「理屈ではなく、身体で覚える」スポーツに科学的理論、ビッグデータを取り入れる


「TAK」さんが学生の頃のスポーツは、巨人の星、アタック・ナンバー1などのスポーツ根性アニメの影響を受け、「理屈ではなく、身体で覚えろ」「根性で練習だ」というものでした。

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この考え方は、今となっては時代遅れですが、当時は合理性がありました。

「TAK」さんはテニスをやりますが、

「テイクバックして、軸足を踏み込んで、軸足の前でインパクト」

などと意識して、考えながら、やっていては、いいショットなど打てません。

それよりも、実際に生のボールを打ってみて、体感しつつ、身体で修得する方がずっと上達しました。

ただし、初心者から初級、中級になると、自己流になり、上達が止まってしまいます。

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現在は、スマフォで動画が簡単に撮れて、コンピューター、センサリング技術も発達しています。また、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)も実用化されています。

トップアスリートの動画を見るだけでなく、身体的機能、メカニズム、動きの分析もできます。

すると、トップアスリートのプレーを見て、脳裏に焼き付けるだけでなく、プレーの視覚、聴覚、打感などの触覚を、実際にVR(仮想現実)で体験することもできます。

「理屈でなくて、身体で覚えろ」「根性で練習」だった、スポーツに科学に基づく理論、ビッグデータ、VRによる再現等を取り入れることができそうです。

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このシンポジウムでは、オリンピックの金メダリストと、6位入賞者の身体的機能、メカニズム、動きの分析結果が示されました。もちろん、両者ともトップアスリートです。単に見ただけでは、素人には違いはわかりません。

ただ、金メダリストと6位入賞者では、厳然とした差があります。差のポイント、例えば、一瞬の脱力などを見ると、納得します。

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つまり、さらに上を目指すトップアスリートには、科学的理論、ビッグデータの分析が欠かせません。


「理屈じゃなくて身体で覚えろ、根性で練習」のスポーツの世界に科学的理論、分析の導入


選手は科学的データを提供されるよりも、「コツ」をつかんで、競技、演技がうまくいくことが大切だったりします。

この「コツ」をつかむのが、これまでは手探り、試行錯誤で、さらに暗黙知、感覚で伝えられていたのですが、体系化、言語化するとよさそうです。

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トップアスリートのプレーをVR、モーションキャプチャー、筋電センサーなどにより再現し、自分とのギャップを埋めていく段階です。

トップアスリートとて、「完璧」ではありません。

流体力学、機械力学などを駆使することにより、さらなる向上が望めます。


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「理屈じゃなくて、身体で覚えろ」では、「局所最適」止まり、緊張すると失敗するのはフィードバックが機能しないから?


伺って、興味深かったのは、

・「理屈でなくて、身体で覚えろ」だと、局所最適は達成できても、全体最適は達成できない。小さい頃は、できてしまった天才少年・少女が挫折するのは、そのため。

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・自己流練習では経験できない、上級者、プロの動きを、機械を使って行うと効果がある。

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・練習は効果がある。ワンパターンではなく、リズムを変えた練習を行うとさらに効果がある。

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・緊張して、うまくいかなくなるのは、フィードバックが機能しなくなるため。

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トップアスリートは、トレーニングにより、筋力、瞬発力、動体視力なども優れているので、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)だけでは、アマチュアが再現するのは難しかったりします。

ここでは、伝統工芸の人間国宝の方の紙漉きの技術が対象になりました。

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人間国宝の方の動きをモーションキャプチャーで記録し、また、筋電センサーを貼付させていただき、筋肉の動き、力の大きさを記録します。

この記録をアマチュアの方々にヘッドフォーン、振動モーターにより、信号で与えます。

「考えるな、身体で覚えろ」を地で行きます。

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すると全員ではありませんが、かなりの方々が人間国宝の方に近い動きができるようになりました。

名人芸の伝承は、言語の記録によるものがほとんどですが、言語で表現されたことを実際に身体で実現しようとしても難しかったりします。

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であれば、「理屈でなくて、身体で覚えろ」を地で行って、身体で名人芸を再現してしまうのも手です。


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トップアスリートの演技の高速記録、再現は現在の技術で容易にできるようになり、

Youtubeなどにトップアスリートの演技がアップされており、容易に見ることができます。


また、どうすれば速く走れるか、速いサーブが正確に打てるか、などは、

流体力学、機械力学などを駆使すれば、簡単に最適解を求めることができます。

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つまり、トップアスリート、あるいは科学的理論に基づいた理想の動き、と、現状の自分の動き、そのギャップは定量的、視覚的に抑えることができます。

ところが、では、そのギャップをどうやって埋めるのか、は個々人にゆだねられ、科学的手法がが難しい、という課題が浮かび上がってきました。

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選手だけでなく、アマチュアでも、既に確立された、安定した動きがあり、それと違う動きをすることは難しいものです。

一度確立した動きを、一度、崩して、再構築するのですが、通常、ここで大きく調子を崩します。

新しい、理想の手法をマスターできる保証もありません。

上に書いたように、筋電センサーで、理想の動きを記録し、にヘッドフォーン、振動モーターにより、信号で与え、再現するのがよさそうですが、まだまだ開発途上です。




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