2007年02月

2007年02月28日

ソウルオリンピックシンクロ・デュエット銅メダリストの田中ウルヴェ京さんと元Jリーグセレッソ大阪の重野弘三郎さんの「アスリートのためのキャリア・トランジション勉強会」に参加しました。アテネオリンピックシンクロ・デュエット銀メダリストの武田美保さんも参加されるという、「豪華メンバー」でした。

アスリートはオリンピック・金メダリストでも世界選抜代表でも、いつかは引退します。アスリートから他のキャリアにトランジションします。

そのアスリートのキャリア・トランジションに最近、変化が起きているそうです。

田中ウルヴェ京さんはソウル・オリンピックで小谷実可子選手とのデュエットで銅メダルを獲得した大学3年21歳の時に引退しています。

ところが、武田美保さんはアトランタ、シドニー、アテネの3オリンピックでメダルを獲得し、29歳で引退しました。

スポーツ医学の発達が選手寿命を伸ばしたのですが、そのことが選手のキャリア・トランジションを遅らせています。

キャリア・トランジションはいつかは直面する問題なのですが、選手もコーチも避けてきました。

「引退後のことをまともに考えたら、ただでさえ、厳しくつらい練習を続けられない」

アスリートの目標設定は比較的簡単だそうです。目標は世界選手権優勝、そのために毎日どれだけ練習、と明快です。

引退後の別の仕事では、世界レベルを相手にすることはなくなり、目標設定は複雑になり、なかなか成果は出ない。


でも、これって、アスリートだけの問題ではないですよね。

例えば、東大を卒業した新米社会人

東大在籍時は、「東大生」で社会に通ります。ところが、社会人になると、全く未経験の仕事で評価されます。

初年度こそ東大卒の看板があっても、やがて、それもなくなり、まだ新米の仕事の成果のみで評価されます。

かつて研究開発分野で有名だった営業マン

市場を知るために、慣れ親しんだ研究開発分野から営業に転じたビジネスマンは、築いてきた人脈が通用しなくなり、慣れない顧客回りをすることになります


田中ウルヴェ京さん、重野弘三郎さんから出てきた言葉は

「キャリア・トランジションは明確な答えがありません」

というものでした。

人によって、それぞれのケースがあり、明確にこうすべき、という答えはないのです。

いくつか、うまくいった例が紹介されました。

・もやもやとした気持ちでも、語ることで本質が見えてくる

・ブログを書いて、自分を客観視できると、変わる

あなたのキャリア・トランジションはどういうものでしょう?








2007年02月27日

東京大学 先端科学技術研究センター 神埼亮平教授から伺ったお話です。

音に関していえば、人間は20〜20,000Hzの音が聞こえますが、ゾウには1Hz、ネズミには8万Hzの音が聞こえます。

嗅覚では、イヌが匂いの成分を嗅ぎ分ける能力はヒトの10万倍です。

モンシロチョウは人間にはオス、メス、両方とも白く見えますが、モンシロチョウは、紫外線を感知できるため、メスは白くオスは青く見えます。

このように、視覚、聴覚、嗅覚、触覚は大きく異なります。


実は、時間分解能も大きく異なります。

例えば、室内の蛍光灯。人間の目には、これはずっと点いたままに見えますが、実は50Hzの交流電流では1秒間に100回も点滅しています。

人間の目には、ミツバチの羽ばたきなど目にも止まらぬ速さですが、当のミツバチはその羽ばたきの1ストロークを感知できる能力を備えています。


それゆえ、動物と人間では、環境世界は全く異なるものに見え、聞こえ、感じられます。

しかし、人間は自分が見え、聞こえ、感じる環境世界を疑うこともなく、「当たり前」としています。

他の動物には見えなく、聞こえなく、あるいは自分が見えなく、聞こえない「もの」があるのです。


これって、実は人間同士にも当てはまります。

自分と他の人々では、環境世界は全く異なるものに見え、聞こえ、感じられます。

自分の見方、考え方を疑うこともなく、「当たり前」としていますが、他の人々には異なる世界が広がっています。見方、考え方が異なるのは、当たり前のことです。

逆に言うと、いろいろな人とコラボレーションすると、見える世界がぐっと広がります。




2007年02月25日

B面ブログ 創造とコミュニケーションの実践「昆虫のメカニズムから学ぼう!」に書きましたが、昆虫は視覚、聴覚、触覚、嗅覚により、時々刻々変化する環境をセンサリングします。

人間の脳(いってみれば巨大脳)が約1000億個のニューロンを持つのに対し、昆虫の脳(いってみれば微小脳)わずか10〜100万個のニューロンしか持ちません。

人間の巨大脳はセンサリングした情報を集めて、体の各部位に指示を出します。

昆虫の脳は、視覚、聴覚、触覚、嗅覚によりセンサリングした情報を

1.少数のステップ(階層)による処理

2.記憶系は必要最小限

と、「単純、速い、経済的」に処理し、刻々変化する環境に適応した行動を取ることができます。

例えば、ゴキブリは触覚で気流を感知すると、脳の指令を待たずにからだを動かす仕組みを持っているため、逃げ足が速いのです。

昆虫はたくみに衝突を回避しますが、人間は自動車の衝突事故が絶えません。


人間の巨大脳は、記憶が豊富にありますが、それがゆえに、

「この前失敗したし」「こんなことを言ったら、なんと思われるだろう?」

などと複雑な思考回路に入って、結局、なかなか適応行動が取れない場合があります。

時には、昆虫を見習って、複雑な思考回路に入ることなく、体感センサーにしたがって行動してみる、と、うまくいくかもしれません。




2007年02月24日

会社をやめて起業、会社はやめずに週末起業、など、される方も多いようです。

なかなか仕事が来ない「創業時の苦しみ」を乗り越え、順調に仕事が入ってくるようになると、「次の苦しみ」が生まれます。

アシスタントを雇うのは人件費がかかります。また、仕事の量も安定しません。

どっと来るかと思えば、さっぱり来なくなる、山と谷はどうしてもあります。

そこで、しばらくの間、「ひとり」で対応することが多い、と思います。


この時期には、大きな仕事がほしいものです。

能力オーバーの仕事であっても、無理して引き受けてしまいがちです。

ただ、対応するのは「あなたひとり」しか、いません。

あなたが、その仕事に対応している間、他の仕事は止まったまま、です。

例えば、出版の仕事の場合、あなたが出版社と打ち合わせをしている間、取材、原稿書きはできません。止まったまま、です。


このように、ひとりでできることには限界があります。

同じ立場の人と連携するか?臨時にアシスタントを頼むか?それとも、起業規模を縮小するか?

いろいろ起業にも悩みは尽きないようです。




2007年02月22日

キャリア開発アドバイザーの草柳かほるさんのセミナーに参加しました。

草柳かほるさんは医療関係業務に従事されながら、キャリア開発アドバイザー、キャリアカウンセラーをなさっています。

参加者は医療関係者が多かったのですが、キャリア開発というテーマは医療分野に限らず、広く通用するものでした。

草柳さんによると、新卒採用以外の中途採用では、履歴書を必要としない企業が増えている、そうです。

中途採用では即戦力を求めます。即戦力を採用する場合、「○○高校を卒業し、××大学で△を専攻し、」という情報は不要なのでしょう。

代わりに必要なのが、キャリアインベントリーシートです。

これは、自分がこれまでにどんな仕事をし、どんな成果を上げてきたか?シートにします。


例えば、こんな感じです。

メーカーに5年間勤務し、オーディオ、プラズマテレビの開発を手がける。

・低電力の大型プラズマテレビの開発に成功し、話題をさらうが、後発メーカーにすぐに追いつかれる。

・CD、MDプレーヤーの開発を着実に続けて、音質のクリアが売りだったが、携帯電話への音楽ダウンロード、iPodに市場を奪われてしまう。

・新開発が他メーカーにすぐに追いつかれ、さらに韓国、中国メーカーの進出により、価格を下げる競争、に疲れる。

手に職がない現状を憂い、メーカーを退職し、アルバイトをしながら、2年間司法試験の勉強をし、合格。

・希望通り、検事に任官。


あなたもキャリアインベントリーシートを、つくってみませんか?

まず、キャリアインベントリーシートをつくるプロセスにより、「自分がこれまでにどんな仕事をし、どんな成果を上げてきたか?」が明確になります。

例えば、転職しようと面接を受ける際にも、抽象的な一般論を話す人よりも、「自分がこれまでにどんな仕事をし、どんな成果を上げてきたか?」話すことができる人の方がずっと印象を与えます。


ところで、仕事だけでなく、趣味、友人関係、にも、このインベントリーシートをつくってみると、自分のことがもっとよくわかるかもしれません。

是非やってみませんか?






2007年02月20日

何か難しいことにチャレンジし、継続するには、

・目的が明確で

・動機、モティベーションがしっかりしている

ことが大切です。

例えば、実用英語をマスターするには、

アメリカへのMBA留学のためにTOEFLスコア(旧ペーパーTOEFL600点、新インターネットTOEFL100点)を獲得するために、

毎日2時間のリスニング、リーディングをする、などです。

ただ、すべてのことについて、目的が明確で、モティベーションがしっかりしている、という訳には、なかなかいきません。

会社の仕事すべてについて、モティベーションがしっかりしている、というのは難しいと思います。

・顧客先での営業は大好きだが、営業日報の作成は苦手

・研究開発は得意だけれど、実用化は苦手

などなど。

苦手なことには、なかなか、動機、モティベーションが出てきません。

でも、苦手なことだからと言って、やらない訳にはいきません。

これは、日常の儀式として、淡々とこなします。

あなたは、毎日歯磨きをします。

虫歯を意識している時でもなければ、動機、モティベーションをしっかり持って、歯磨きなどしないでしょう。

特に意識することなく、日常の儀式として、淡々と歯磨きしているはずです。


動機、モティベーションが出ない時は、日常の儀式として、淡々とこなしましょう!




2007年02月19日

努力しているのに、結果が下がってしまうのは、いやなものです。

「TOEICの得点が前回より下がってしまった」

「5000mのタイムが伸びるどころか、落ちてきた」

などなど

勉強する、練習する、など、努力している時には、結果は上がっていってほしいものです。

でも松井選手、イチロー選手でも、絶好調の時もあれば、スランプの時もあります。

水泳の北島康介選手でも、マラソンの高橋尚子選手でも、タイムがどんどんよくなっていく訳ではなく、伸びない時もあります。

すなわち「どんなトップ選手でも努力をしても、結果が出ない時がある」のです。


また、ピークはずっと維持できるものでもありません。

名選手はオリンピック、世界選手権などの、ここ一番の舞台にピークを合わせます。

テニスのトップ選手は、ウィンブルドン、全米オープンなどにピークを合わせます。

逆に言えば、あまり重要でない試合は落としても、ここ一番にしっかりピークを持ってきて、結果を出すのが名選手なのです。


いつでも全力投球と言うと聞こえはいいですが、現実的、効率的でないかもしれません。

ここ一番にピークを合わせて、結果を出すのがいいようです。




2007年02月18日

先週の後半、キャリアについて、いろいろ考える出来事、機会に恵まれました。

そこで、週末にじっくりと、キャリアについて、考えるつもりだったのですが、なんと2/16(金)夜にパソコンが突然クラッシュしました。

これについては、B面ブログ:パソコンは突然クラッシュするもの?に書いてあります。

クラッシュしたパソコンの復旧は自分でするしかありません。

パソコンは1日はおろか、半日使えなくても、困ります。

そのため、すべてのことに優先して、パソコンの復旧作業になります。

このような状態の時に、「じっくりキャリアについて考える」のは難しいものです。


産学官プロデューサーの「TAK」さんは複数の研究プロジェクトを同時並行で、進めています。

プロデューサーとして、必要な人材、環境などを整備し、研究開発、その後の事業化が円滑に進む支援をしています。

この場合、複数プロジェクトを進めると相乗作用が働き、それぞれ個々のものにメリットが出ます。

ただ、「TAK」さん自身が研究開発する訳ではありません。

個別案件に深くかかわって、研究まで足を踏み込むと、「複数の研究プロジェクトの同時並行」はできなくなります。


突然、緊急事態に深くかかわることになると、そのこと以外考えられない、ことになってしまう、ようです。





2007年02月15日

「いろいろ不満はあるけれど、面倒くさいそうだから、このままでいいや」

という人は、「リーダーのためのキャリアデザインカフェ」を読んでいない、と思います。

よりよい自分を目指して、目標に近づこうと、されている方がほとんど、と思います。

そのためには、現状からすすんで変わっていくこと、が必要です。

「自分に気づくこと」「自分を理解すること」がスタートです。

自分の呼吸、痛み、あるいは喜び、不安などに気づくこと、さらに「自分が気づいていること」に気づくことです。

あなたが感じる抑圧、不安、混乱は、解決されていない無意識な問題につながります。

「自分に気づくこと」「自分を理解すること」により、自分の潜在意識、無意識な問題を洞察することができ、ブレークスルーとなることがよくあります。

具体的な方法を世界的に有名なスポーツ・コーチのジェイムス・レーヤー氏が書いています。


(ステップ1)まず、自分に気づくこと。今、何が自分に起きているか?自分がどう感じているか?

特に自分が隠したいこと、守りたいこと、に気づくこと。


(ステップ2)不安、心配など、ネガティブな感情に特に注意を払うこと。


(ステップ3)不安、心配など、ネガティブな感情に気づいたら、それが何につながっているのか?解決のため、何をする必要があるのか?自分に尋ねてみます。

この時に自分の弱みに向き合い、理解しようとしています。


(ステップ4)ステップ1〜3の記録を日々取っておくこと。そして、定期的に見直すこと。


あなたも試してみませんか?




2007年02月14日

「インナーテニス. こころで打つ!」の著者の W・T・ガルウェイ氏のお話です。

テニスでサービスエースを取れる時は、

・センターにサービスエースを決めてやろう!

・ひざを曲げて、パワーを解放して、スナップを効かせて打とう!

などと意識して、考えて打てるものではなく、無意識に身体が自然に、勝手にサービスを打った結果、サービスエースが取れる、

というお話です。

この「身体が自然に、勝手に動く状態」は、「心にリラックスするように、落ち着くように」働きかけて得られるもの、ではありません。

W・T・ガルウェイ氏は、意識することなく、この「身体が自然に、勝手に動く状態」をつかんで、2週間ほど、ファースト・サービスが90%入り、一度もダブル・フォールトしなかった、そうです。

「身体が自然に、勝手に動く状態」の秘訣をつかんだ、と感じ、仲間のコーチに披露しようとしました。

すると、連続してダブル・フォールトしてしまいました。

すなわち、「身体が自然に、勝手に動く状態」を起こそう、と意識して、考えた時点で、既に「自然に、勝手に」の状態、ではなくなっているのです。

これほど、心と身体のバランス・関係は微妙なものなのです。

しかも、これは頭の中では理解できますが、実際に克服するのは難しいものです。

「身体が自然に、勝手に動く状態」は、実は、自然に、勝手に得られるものではありません。

集中することを繰り返し、学んで得られます。

テニスでは「ボールをよく見る」ことが集中につながる、と言われています。

実は「TAK」さんも充分にはマスターできず、発展途上です。「身体が自然に、勝手に動く状態」を得るのは、本当に大変です。






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