2007年09月

2007年09月30日

NPO法人サイコムジャパンの山本伸さんから伺ったお話です。 



「マインドマップ」は最近、日本でも広く知られるようになっています。

表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを図の中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを繋げていくことで、発想を延ばしていく図解表現技法です。

この方法によって複雑に絡み合う、いろいろなも考えを、わかりやすく分解して、また、全体をコンパクトに表現でき、非常に早く理解できるとされ、注目され始めています。


この「マインドマップ」の方法が、キャリアデザインにも適している、というのが山本さんの考えです。

まず、「得意なこと」「好きなこと」「社会に役立つこと」を図と文字で書いていきます。

自分の「得意なこと」「好きなこと」だから簡単そうですが、実は、書くのに苦労しませんか?

次に、「なりたい人物像」「人生のテーマ」を書いていきます。これもかなり書くのに苦労しませんか?

これに加えて、これまでの経歴、職歴などを書いていきます。


実はこの作業、自分ひとりでやるのは、つらいんです。なかなか自分のことはわかりません。

友達と一緒にやるのもつらいんです。恥ずかしくて、本当のことが書けません。

セミナーなどに参加して、同じ思いの、よく知らない人とやるのが、いいんです。


お互いに考えていることをシェアすると、すっと考えが開けてきます。

自分はこれまで、何をしてきて、これから何がしたいのか?この1枚の紙に凝縮されています。

この1枚を見渡すことで、これまでの自分がわかり、これからの自分を考えていくことができます。

そして、何よりも大切なのが、これを考えながら、書いて、整理して、自分のこれまで、これからをまとめていくプロセスです。

結果も大切ですが、プロセスの方がずっと大切です。


「TAK」さんも試してみて、気づいたことがあります。

イメージマップを作っておくと、後から気づいて、次々と付け加えて書くことがあります。

まず、作ってみると、どんどん考えがわいてくる、ようです。


山本さんのキャリアイメージは、「BTJジャーナル」に掲載されています。

あなたも「イメージマップでキャリアデザイン」してみては、いかがですか?









2007年09月28日

MOT(技術経営大学院)でキャリアアップ?資格よりも即戦力で、


入学者は主に社会人

学部学生が進学するよりも、社会人が働きながら、勉強する例が圧倒的です。
学生は30代が半数ですが、20代から50代まで幅広い年代が集まります。


と書きました。

早速、工学部に通うB君から連絡をいただきました。

「僕は工学部機械工学科に通っています。大学院に進むつもりですが、同じ学科ではなく、MOT(技術経営大学院)を考えています。

学部からMOT(技術経営大学院)へ、そのまま進学したいのですが、一度社会へ出た方がいいのでしょうか?」


う〜ん、難しい問題です。

一般論では、MBA(経営学修士)、MOT(技術経営大学院)など、経営を扱う大学院では、社会での実務の経験を持っている方が有利です。

例えば、あるケース・スタディーについて、クラスでディスカッションする場合、課題演習でビジネスプランを作る場合、実務の経験のないB君よりも、社会人として働きながら大学院に通う学生さんの方が、はるかに有利です。

B君は社会人の学生さんから、いろいろ学ぶことはあります。

ただ、残念ながら、彼らほどの、奥の深さ、実際に即した状況、で学習することは難しいでしょう。

社会人としての経験、実務経験がない以上、仕方がないことです。

MOT(技術経営大学院)では、一般に社会人学生の意識、技術、経営センスが高く、学生どころか、若手の教員でさえも、たじたじに、やられてしまう、ことも少なくありません。

学生でもベンチャーを立ち上げて、実務を経験していて、すばらしい経営感覚を持っている人もいますが、ごく一部です。

むしろ、なまじベンチャーの経験があることが、その経験に固執し、かえってマイナスになることもあります。


ビジネスで20年くらいかけて経験することを、ぐっと圧縮して短時間に効率的に経験できる、のがMOT(技術経営大学院)のポイントです。


と書きましたが、これはある程度の技術、実務のバックグラウンドがあることが前提です。

技術、実務が、欠けている状態で、「ぐっと圧縮した内容」を学んでも、消化不良になるでしょう。

いろいろ書きましたが「MOT(技術経営大学院)での経験を、より有意義にしたいのであれば、社会人としての実務経験があった方がよい」というのが「TAK」さんの見解です。





2007年09月27日

「高度の専門性が求められる職業を担うため」専門職大学院が設置されています。

専門職大学院には、法科大学院、会計大学院、会計大学院、MOT(技術経営大学院)などがあります。

「TAK」さんは、MOT(技術経営大学院)に関心があります。

そこで、MOT(技術経営大学院)シンポジウムに参加しました。

会場の日経ホールは立錐の余地もない超満員、と言いたいところですが、空席が目立ちます。

まだまだ、関心が薄いのかもしれません?

これまでの技術系大学院では、ある技術的なテーマについて深く掘り下げて研究します。

MOT(技術経営大学院)では、技術をベースにした経営(技術と経営の融合)を学ぶもので、研究開発、製品化・製造というプロセス、販売やマーケティング、資金調達、人材育成、特許戦略、企業アライアンスなどが科目になります。

学部学生が進学するよりも、社会人が働きながら、勉強する例が圧倒的です。学生は30代が半数ですが、20代から50代まで幅広い年代が集まります。

修了すると、修士の学位が取れますが、もちろん学位を取っただけでは意味がありません。

資格ブームで学位を取っても、一時「MBAホルダー」にふさわしい職がなかった、のと同様なことになりかねません。

・即戦力、ビジネス対応力

・「論」ではなく、「現場」を重視

がポイントです。

履修内容は相当ハードです。以下が概要です。

1.履修年限:原則2年

2.開講日:平日夜間と土曜日(もちろん平日昼間働いて、です)

3.修了要件:30単位以上(概ね40単位以上 工学系大学院より多い)

4.必修科目:プロジェクト研究(課題研究、ビジネスプランなど、修士論文に代わるもの)

5.教員:30%以上が実務家

6.入学者:主に社会人


繰り返しになりますが、単に学位だけ取っても意味がありません。

ビジネスで20年くらいかけて経験することを、ぐっと圧縮して短時間に効率的に経験できる、のがMOT(技術経営大学院)のポイントです。

キャリアアップは資格取得ではなく、中身の濃い、実戦的な経験で、「即戦力、ビジネス対応力」を磨いて、それを実務に活かして得るもののようです。

文部科学省がMOTの学位を定めている芝浦工大・ 早大・ 東京理科大・ 東工大・ 東京農工大・ 日本工大・ 山口大・ 九州大・ 長岡技大・ 新潟大でディグリー・プログラムを学ぶ人よりも、 文部科学省が定めるMOTの学位を取れないノンディグリー・プログラムを学ぶ人の方がずっと多いのも、「資格よりも即戦力、ビジネス対応力」というキャリアアップを求める人たちの実用的な考えによるものでしょう。





2007年09月25日

「文章表現論」は、ある大学で開講されている、ちょっと変わった文章道場です。

目ざすのは自在に自然言語を操れる力。そして、実り多いコミュニケーションを広げることのできる人間的な深み。

それを教室にせっせと通うのでなく、Webだけで、パソコンの前ですいすい達成してしまおうという試みです。

お互いに短い文章を書いて持ち寄り、誰が書いた文章だか分からない匿名の状態でディスカッションして、緊張感を保ちつつ忌憚のない意見交換をしようというしくみで、過去すでに3000名の受講生を送り出してきた歴史を有する講義です。

昨年度から、この講義をインターネット上で実施して、より自由に、より集中的に意見交換できる新しい創造空間をつくりだす試みを始めました。

その試みをさらに発展させるために、このたび学外からの一般参加者を募集します。

一般参加のみなさまには、うちわの専門的な世界で閉じてしまいがちの大学生たちに刺激を与えつつ、ご自身の文章力・コミュニケーション力向上のきっかけ探しをしていただければ、と考えています



ところで、この「ある大学」って、どの大学だと思います。

文学部?メディア系学部?などがある大学?

実は、東京工業大学です。

意外ですか?

産学官プロデューサーの「TAK」さんがいつも言っているように、科学技術こそ、伝えたいことを表現できる能力が大切です。

募集要項は、

大学院講義 「文章表現論」 一般参加者募集 東工大生と一緒に文章力を鍛えてみませんか?

をご覧ください。






2007年09月24日

何かと評判のよくない厚生労働省ですが、興味深い検討もしています。

本気のポジティブ・アクション「私は本気です」

職場における活躍のためのヒントがここにあります。女性が対象のようですが、男性にも十分あてはまります。

「私は本気です」

経営者・上司・社員がそれぞれの立場で、まずは自分が「本気」になり、相手の「本気」をいかに引き出し、伝え、支援していくかを考え、実行していくことが重要です。

・チャンスをいただけるのでしたら、それに応えようと

・怒られるのは当たり前ですから、へこんでられない

・できなくて泣きました。でも、泣きわめいても、この問題は解決しない、と思いました。

・ああしてくれない、こうしてくれない、だから自分で築いていかなきゃ

・一人では何もできない。みんなを巻き込むことですね。


本気になった時の、ヒントがたくさんあります。




2007年09月23日

「日本キャリアデザイン学会」という学会があるのをご存知でしょうか?

実は「リーダーのためのキャリア・デザイン・カフェ」を開いている「TAK」さんもよく知りませんでした。

学会が好きな「TAK」さんとしても、「キャリアデザイン」が学会で取り扱う事柄か?はよくわかりません。

次のような趣意書があります。


時代の変化はめざましいものがあり、人々の生き方は大きな変化を余儀なくされています。

高度成長期の人生設計のあり方は通用しなくなり、多様化し、キャリア形成に悩み問題を抱える世代が登場しています。

人々にキャリア設計支援を行うプロフェッショナルの必要性が叫ばれながら、実務の現実に即して解決策を提示する適切な理論的枠組みや知識の体系化は遅れているといわざるをえません。

キャリアという言葉が世に溢れ、キャリアカウンセラ−、アドバイザ−、デザイナ−など新しい専門職の人々や、また従来から進路指導やキャリア指導の現場にあって苦労してきた人々、また新しくキャリア発達支援の役割を持つことを要求されている様々な場でのリ−ダ−たちの実践に対して、研究が遅滞することは許されない状況だと考えます。



10/20に「日本キャリアデザイン学会」第4回研究大会(2007年度大会・総会)があるそうです。

・学校間連携とキャリア形成
・プロフェッショナルのキャリア形成
・高校でのキャリアデザイン
・企業内キャリアの変貌と支援教育
・大学でのキャリアデザイン
・ステージ別キャリア形成
・産学連携によるキャリアデザイン
・職場体験・実習の意義と方法
・多用な人材活用とキャリア支援

がテーマに挙がっています。

参加されてみてはいかが?






2007年09月22日

スポーツ選手がここ一番で実力を発揮するには、メンタル・トレーニング、イメージ・トレーニングが大切です。

これを突き詰めて考えると、脳科学に行き着きます。

人間の「快適」「不快」が、結局は、脳の中の神経細胞での化学物質のやり取り、と考えると、何か不思議です。

そんなことを考えながら、理化学研究所のセミナー「脳と薬〜幸せへの脳科学」に参加しました。

ナビゲイターは東京大学大学院薬学系研究科准教授の池谷裕二さん

パネリストには精神科医/帝塚山学院大学教授の香山リカさんらが参加しました。

会場は終了が21:00と遅いのに、超満員です。このテーマが、いかに関心が高いのか?わかります。

ナビゲイターの池谷裕二さんのイントロダクションです。


幸せとは何でしょう。快適とは何でしょう。
なぜか脳には「快」「不快」を検出する神経回路が組み込まれています。理由はわかりません。
学者ぶって気の利いた説明を付けてみても、実のところ何の根拠もありません。
ともかく脳がそうなっているのだから仕方ないわけです。

しかし、だからこそ私たちに動機が芽生え、その動機に誘われて、心に幸せの風が舞うことはほぼ確かでしょう。
快なきところには幸せはありませんから。

ところが、どういうわけか、この動機がときに暴走します。
暴力、ひきこもり、非行、ストレス、享楽、せん妄。
現代社会の抱えるそんな病に立ち向かうのが医学であり薬学であります。



上に書いたように、人間の「快適」「不快」が、結局は、脳の中の神経細胞での化学物質のやり取り、です。

「ストレス、うつ病」などはカウンセリングなどで治療するのでは?という考えがあります。

でも実際には「ストレス、うつ病」は化学物質の薬で治療、というと、なんか信じられない感じがします。


香山リカさんから、「仕事には行けないけれど、休日のスキー大会では優勝する」プチうつ患者、「アンケートで99件「とてもよかった!またやってほしい!」とあったが、たった1件「がっかりした!」とあった」ため、落ち込むイベント関係者、

その他にも、完全に集中している状態では、レーザーメスの痛みも感じることなく、さらにはその集中状態を自分でコントロールできる例がある、

などの紹介がありました。


1回のセミナーで「「快楽」「快適」というキーワードから幸福への道筋を考える」のは難しいようです。

まだまだ勉強が必要です。




2007年09月19日

ダイバーシティ――日本語に訳すと「多様性」でしょうか?

ダイバーシティ・マネジメントとは、「多様な人材を活かす戦略」です。

従来の企業内や社会におけるスタンダードにとらわれず、多様な属性(性別、年齢、国籍など)や価値・発想をとり入れることで、ビジネス環境の変化に迅速かつ柔軟に対応し、企業の成長と個人のしあわせにつなげようとする戦略です。

企業を取り巻く経営環境が安定し、経済が右肩上がりに成長していた時代には、終身雇用・年功序列を中心とする画一的な人事制度が機能していました。

ところが、経済成長が鈍化するとともに、マーケットの多様化・複雑化など経営環境が激動し、労働市場も変容しつつある現在、この制度はうまく機能しなくなっています。

異なる価値、発想、能力を持つ多様な人材を活かし、さまざまな価値観を共有し、個人の持つ能力を最大限発揮させることが大切です。

異質・多様を受け入れ、違いを認め合うことによって、「同質」だけでは実現することが難しい発想、新たな価値の創造などが実現できます。

ただ、多様な人材は、能力面だけでなくその家庭環境や生活環境など、個人としてのバックグランドも多様です。

それゆえ、人事システムの見直しが必要です。

また、雇用・就業形態がより多様化することで、従来に比べて、意志疎通や情報の共有は難しくなります。これ克服する、新しいコミュニケーションの構築できるか?がポイントです。

なんて、考えていたところ、

企業価値向上のための人材マネジメントシンポジウム(人材戦略として取り組むダイバーシティ・マネジメント)の案内が来ました。

・ワーク・ライフバランスの未来を考える研究会 最終報告

・「人材戦略として取り組むダイバーシティ・マネジメント」〜個を活かす組織戦略〜

などの発表があるそうです。






2007年09月18日

「また受けたい」か?「もう、まっぴらごめん」か?で、


コーチングを受けたり、セミナーに参加した場合の感想はたった二つだけです。

「また受けたい」か、「もう、まっぴらごめん」のどちらかです。


と書きました。

まだ、要因がありました。

セミナーでは最後に質問の時間があります。質問の時間では、講師だけでなく、参加者全員が参加して質疑応答が行われます。

全員が参加するのですから、質問は個人的なものよりも、参加者を代表して、なるべく全員に関わるものが望ましい訳です。

また、質問の時間は限られていますので、質問はコンパクトにまとめて、1回にして、他の人に機会を譲るのがマナーです。

ところが、個人的な質問で、講師をひとりじめして質疑を続ける参加者が、残念ながらいます。

他の参加者は、付き合わされて、「いい迷惑」です。大切な時間を盗まれている訳です。

このような場合、参加者の立場では、「もう、やめて下さい!」とは言いたくても、言えません。

難しいかもしれませんが、「他にも質問のある方が」など、打ち切る技術も、講師、主催者の大切な素養でしょう。

講師、主催者だけでなく、参加者全員が迷惑しています。講師、主催者が、我慢すればいい、問題ではありません。

また、上に書いたように、質問の時間は最後にあります。

それまでのセミナーの内容がよいものであっても、最後がよくないと、「もう、まっぴらごめん」になってしまいます。









2007年09月17日

自分への投資、という目的で、セミナー、コーチングを受ける人が増えています。

お金であれば、安定していて、利回りがよい、ところへ投資します。

間違っても、いつつぶれるか?わからない、元本割れしそうなところへは投資しません。


クライアントの立場に立てば、自分のお金、時間を投資して、その元手以上に、能力が身につく、ためになる、楽しい、などの利益を期待します。

自分のお金、時間を「どぶに捨てる」あるいは、そうでないまでも「元本割れ」するところには、投資しません。

コーチングを受けたり、セミナーに参加した場合の感想はたった二つだけです。

「また受けたい」か、「もう、まっぴらごめん」のどちらかです。

「また受けたい」場合は追加投資があるし、「もう、まっぴらごめん」の場合は、投資打ち切りです。


「もう、まっぴらごめん」は、例えば、次のようなものです。

セミナーで、講師が何を言いたいのか?伝えたいのか?全くわからない場合が、実は少なからずあります。

こういう場合は遠慮せずに、席を立ちましょう。これ以上、時間を無駄にすることはありません。

何らかの元テキストを忠実に再現しようとしているセミナー講師もいます。

内容を理解していればよいのですが、丸暗記だと、応用が利きません。「もう、まっぴらごめん」になってしまいます。


では、「また受けたい」はどんな場合かって?

簡単です。上に書いたとおり、自分のお金、時間を投資して、その元手以上に、能力が身につく、ためになる、楽しい、などです。






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