2009年12月

2009年12月31日

今年も残すところ、あと数時間

年賀状は出し終わり、論文、レポートのドラフトもそこそこ書けていますが、

大掃除は年越しになりそうです。なんと、散らかった部屋だこと!

さて、今年気づいたことは、今年中に書いておこうと思っています。

●コミュニティーのキーワード「居場所と出番」

何度か勉強会でお会いしたwebookofthedayさんの「居場所と出番のある会社、っていいなぁ」にピンときました。

会社に限らず、コミュニティーのキーワードって、「居場所と出番」ではないか?と。

今年、ヤンキースの松井秀喜選手が、エンジェルスに移籍しましたが、年俸は半減しても、「居場所と出番」を求めての移籍では?

●役割は状況に応じて決まる

コミュニティーの中でのメンバーの役割は、役割は予め決める、よりも自然に決まっていきます。

例えば、キャンプの準備では、川からの水汲み、まき割り、テント張り、食事の用意などワイワイやります。

みんなでやるキャンプに厳密な「指揮命令系統」なんてありません。

水汲み、テント場のセット火付け、飯盒での炊飯、食事の用意など状況に合わてすっと自然に行動している人と「何をすればいいのかな?」と指示を待って、立ちすくんでいる人に分かれます。

一般に前者の方が好ましいでしょうか?

指示待ちをしていると、出番も居場所もなくなります。

●でも、立場は大切

上に書いたことと、矛盾します。

コミュニティーでは、リーダー、まとめ役、など、の立場があります。

暫定的に決めてあったものであっても、それをベースに動きます。

これをサミュエルソン・ゼックハウザーの「現状維持バイアス」と言います。

取りあえず、仮のもの、と言っても、おろそかにしてはいけません。

●無理に仲良くしないこと

大きな志は同じであっても、複数の人間が集まると、どうしても不協和音が生じることがあります。

無理に仲良くしないことが結構大切です。


まとまりがありませんが、ブログ書きはこれぐらいにして、来年の目標が作れるように、紅白歌合戦を聞きながら、今年の行動の総括を今年中にやらなくては。

みなさん、よいお年を!







2009年12月29日

MBA、MOTなどのビジネススクールへの入学を考えている人、あるいは実際に通っている人へ参考になる記事を見つけたので、紹介します

B-Schoolは、リーダー“教育”というよりリーダー“支援”

ビジネススクールは、リーダーを育成するのが役目と標榜していますが、実際のところどうなのでしょうか?

私は、LBSの経験から、ビジネススクールの役目は、“リーダー教育”というよりは、むしろ、“リーダー支援”だなと最近思っています。

リーダーに成りたい人がビジネススクールに通い、リーダーが育成されるのではないという、なんだか当たり前の話しなのですが、逆にリーダーとして活躍するためのリソースはいくらでもあるというのが、ビジネススクールだと思います。

そもそも、ビジネススクールへの選抜のプロセスを見れば明らかで、その選抜の最も重要なクライテリアが、「リーダーとしての素質」が挙げられています。


入学のためのエッセイでは、過去にどういうリーダーシップを発揮したか、ビジネススクールに入学したとしたらどういうリーダーシップを取りたいと考えているか、将来はどのようなビジネスリーダーになるか、を書くことで、アドミッションにリーダーシップポテンシャルがあることを示すことになります。

リーダーとして、こう活躍したい!だからこういう経験を磨きたい、こういうスキルを磨きたい、というのがないと、いくらでも漫然と過ごせるのがビジネススクール。

一方で、たとえば、不動産界でリーダーを目指している私のクラスメイトは、「ロンドンビジネススクールは今までのところ、得たいと思っているものをすべて与えてくれているんだ」と言っています。

リーダー“支援”の具体的な中身はというと、次の4つです。

そこから何を得るかは自分次第。これをどう活用するかは、自分次第。

私も残りの期間をムダにしないように、自戒をこめてしっかりと日々を過ごしたいと思います。

1.アカデミックを通したスキル習得。戦略、マーケティング、組織行動、ファイナンス、などなどのビジネススキルの習得。

2.課外活動による関心領域の深掘。さまざまなクラブ活動をオーガナイズしたり、イベントを企画したりしながら、リーダーシップやチームワークを練習。

3.キャリア支援。リーダートラックにのるためのキャリアスキルの習得、ジョブ・ポジションの獲得

4.人的ネットワーク構築。いわゆる人脈の獲得。卒業生のネットワークへの生涯を通じたアクセス。クラスメイト、インターンシップのときの付き合い、教授陣とのコネクションなど。

リーダーに成りたい人がビジネススクールに通い、リーダーが育成されるのではなく、もともとリーダーのポテンシャルがある学生を選抜し、いくらかの武器をあたえて、またジョブマーケットに放出しているのが、ビジネススクール、と感じています。

そういう意味で、ビジネススクールは、リーダー支援というわけです。




2009年12月27日

フィギュアスケートの全日本選手権で浅田真央選手が優勝して、バンクーバーオリンピック代表の座を射止めました。

11月9日に「くるみ割り人形 「花のワルツ」と「行進曲」」で、


浅田選手に「花のワルツ」の頃の笑顔が戻ってくるのか?楽しみです。


と書きましたが、実は、「オリンピックイヤーにこんな調子じゃ、無理だな」と半分諦めていました。

復活、本当におめでとう。

数ヶ月前は自身なさそうにジャンプして失敗していた浅田真央ちゃんでしたが、今日は完璧な安定感で、堂々とジャンプしていました。

気迫が凄かった、です。明らかに戻ってきました

今日の浅田真央ちゃんのすばらしい演技、いろいろな見方があるでしょう。

「TAK」さんとしては、ベースとなっているのは、抜群の安定感だと思います。

安定感があるから、いろいろなことにチャレンジできる、のでしょう。

すばらしい演技に感激している時に、勝った、負けた、の話はしたくないのですが、キム・ヨナに勝つ可能性があるのは真央ちゃんだけでしょう。

バンクーバーオリンピックが楽しみです。





2009年12月25日

「ゲーム的リアリズムの誕生」再考で、


ネットでのやり取りが急速に発達しましたが、メディアがhatenaからmixi、最近ではtwitterが主流です


と書きました。

それから、わずか2週間しか経っていないのですが、このmixiからtwitterへの流れが、雪崩を打ったように急激です。

再度掲載しますが、


mixiでは、マイミクは相手に承認してもらう必要がありますが、twitterは相手の承認なしにフォローできます。

フォローしている人の「つぶやき」の中で、ピンと来るものがあれば、リプライします。

コミュニケーションではありません。

勝手につぶやいているものの中から、自分が合うものにリプライします。

それが発展、連鎖してつながることもあれば、返事がないこともあります。


twitterをやる場合、必ずしもブログを持っている必要はないのですが、持っていて、URLを表示した方が、その人のプロフィールがわかるのでベターです。

ブログで書く場合、文章の「起」「承」「転」「結」を書きますが、twitterでは140字しかないので、このうちのひとつ、多くて2つしか、書けません。

twitterで、考えをつぶやいて、吐き出していると、だんだん文章にまとめてブログに書かなくなってきます。

それももったいないので、最近のつぶやきを文章にまとめてみます。

・違和感が残る集まりは相当部分が「内輪化」が原因ではないか?

・「ミクロの視座とマクロの視座、自由にズームイン・ズームアウトできるのが大事」「時間を逆読みできるかどうかが勝負」

・他人に教えることで自分が勉強になって、お互いプラスになる

・少し前までは規制緩和、自由化それに伴う市場原理の導入がキーワードだったのが、規制によるビジネスチャンスに変化

・同じ価値を「得る喜び」と「失うダメージ」では、失うダメージの方が大きい。それゆえ、人は現状維持となってしまう

・プリプリしている時は、自分の胸の中にだけおさめるよりも、プリプリさせている原因に伝えた方がよいかもしれない。もちろん、伝え方が大切だし、難しい。

・休日のテニスでプリプリすることは、バカバカしい。しかし、実際によくあることである。"The innner game of tennnis" W.Timothy Gallwey

・慶応丸の内キャンパス、グロービスとMOT大学院の違いは「学生」の存在。社会人にとって、あまりに当たり前で、誰も気にも留めなかったことを「なぜですか?」と聞かれ、考えると、実は根拠がなかったことに気づくことがよくある。

・頭であれこれ考えていることは紙でもパソコンでも書くとすっきりする、ことをあらためて実感した。

・場所が変わると気分が変わる。違うモードになれる。

・昔、審査論文を書く合間を見計らってやるテニスと、論文を提出し終わって、テニス三昧に浸かった時とでは、前者の方がずっと楽しく有意義だった。ある制限があるから、楽しいのかもしれない。




2009年12月21日

東京丸の内で開催された東大知的資産ビジネス塾「サービスビジネスの新展開」に参加します。

「サービスビジネスの次世代モデルを考える」というトークセッションがありました。

ただ、パネリストが皆、ものづくりの企業にいたり、研究対象にしている人ばかり、サービスビジネスをうまく扱えるかしら?

 予想通り、

・モジュール(ひとかたまりの部品群で、交換可能な構成要素)とインテグラル(交換はできず、それぞれの部品を組み合わせるもの)

・オープン(公開技術)とクローズド(非公開技術)

のような、ものづくり的な視点から話が展開されます。

 これを話し出すと長くなるのですが、要するに、

・すべてモジュール化すると、低コスト競争になってしまう。逆にすべてインテグラルにあうると、開発費用がかかって利益が上がらない。

・すべて公開すると、他人にマネされてしまう。さりとて、非公開にすると、市場が広がらない。

ということです。

 すなわち、これらのどちらかではなく、バランス、組み合わせが大切です。

例えば、

・ 祇園の芸者のひとつひとつの芸はモジュールですが、客への提供はそれらをインテグレートして行われます。モジュールとインテグラルのサービスへの適用例です。

・マクドナルドのサービスはすべてオープン化され、どの店舗でも同じサービスが提供されるが、歌舞伎町のサービスはクローズドで、個々の差別化がなされます。(ただ、講師は後者の例が聴衆に受ける、と考えていたようですが、全く受けず、狼狽していました。)


率直な感想としては、豪華な講師陣の割豪華な講師陣の割に、内容がいまひとつでした。

やはり、これまで、ものづくりの研究が中心でサービスビジネスについて、十分な研究がなされていない、ことが露呈した感があります。

逆に言えば、ますますこの分野の研究が進む、研究の宝の山、だったりするのかもしれません。





2009年12月18日

東京丸の内で開催された東大知的資産ビジネス塾「サービスビジネスの新展開」に参加します。


最初のテーマは「リクルートにおける新規事業創造プロセス」

さて、企業はなぜ新規事業を立ち上げるのでしょうか?

・既存の事業だけでは立ち行かなくなりそうだから

・新分野に打って出る好機だから

・別に現状でもうまくいっているけれど、さらなる成長を図りたいから

新規事業を育てるプロセスモデルにBurgelmanのモデルがあります

・自律的な戦略行動によって生み出された新たな戦略の萌芽を、既存の戦略や組織体制からの圧力を回避しながら全社戦略へと育てていく

リクルートには、

・各自が自分なりのことをやりたいという組織文化

・紙媒体による情報提供によるビジネスモデルが、インターネットの登場により脅かされつつあった

・リクルート事件による影響で社内が暗かった

などという事情がありました

事例として、Hotpepper、旅行サイト「じゃらんネット」が取り上げられました。

両者とも成功モデルと考えられ、また、リクルートは新規事業が得意、と思われがちですが、実は両者とも撤退、清算を経ています。

Hotpepperのずっと前の1994年に地域ビジネスに根ざした「生活情報360」を5都市で創刊しましたが、そのうちのひとつ札幌しか成功しませんでした。

札幌は「すすきの」のような大飲食街があり、競合が激しかったので、アピール、クーポン券が有効でしたが、他都市ではそうでもありませんでした。

また、各都市ごとに編集長がいて、独自の路線をとり、札幌の成功要因を取り入れようとはしませんでした。

これを標準化し、札幌の成功要因を取り入れる形でスピーディーに全国展開し、現在のHotpepperとなりました。

旅行サイト「じゃらんネット」は、もっと大変でした。

1998年に、インターネットによる旅行予約サイト「リクルートイサイズトラベル」という会社を設立しますが、2003年に清算しています。

上記のように、リクルートは紙媒体による情報提供によるビジネスモデルが、インターネットの登場により脅かされつつあることを予測していました

そこで、インターネットによるオンライン予約サイトをいち早く作りました。

収入源は手数料とネット広告というビジネスモデルです

一見すると、時代を先読みした、適切な戦略です

しかし、当時のインターネットは今の光ファイバー大容量の高速通信ではなく、ISDNの電話回線をモデムで接続する、なかなか、つながらない不便なものでした。

また、一家に1台、あるいは一人1台パソコンがある時代ではなく、パソコンはオフィスにあるものでした。

また、航空会社、ホテルのデータベースとの接続もうまくいかず、結局オンライ
ン予約はできませんでした。

「これなら、電話で旅行代理店に申し込んだ方が、よっぽど早い!」

上記のように、この会社は清算しました。

しかし、その後、インターネット環境の整備により、旅行サイト「じゃらんネット」となりました。

将来の正しい予測であっても、社会の動きよりも早過ぎると失敗する例でしょうか?社会より、2,3歩ではなく、半歩先がいいみたいです。

これらの事例をベースに、「サービスビジネスの次世代モデルを考える」というトークセッションがあったのですが、長くなるので、別の機会に。





2009年12月17日

東京大学工学部11号館での学位取得のススメ 研究開発・コンサルティングの経験よりを終了と同時に出た「TAK」さんは、工学部2号館に向かいます。

今度のテーマは「気候変動を取り巻くグローバル動向とビジネス機会」

公開イベントではないので、URLはありません

マッキンゼーのコンサルタント3人がリレー方式で得意分野を講演という豪華な内容です

でも、配布されたハンドアウトは表示されたスライドの1/4くらいでしょうか。自分たちの調査結果をそう簡単には渡したくないのでしょう

さて、4〜5年前まで、これからのビジネスは、規制緩和と自由化、それに伴う市場原理の導入、などがキーワードでした

ところが、環境・エネルギーがクロースアップされるにつれて、この流れが大きく、というよりも180度変わってしまいました

地球温暖化防止、CO2排出削減という「大義名分」のもとに、世界中の国、自治体が「規制」に乗り出しました。

地球温暖化防止、CO2排出削減をベースに、エネルギー・セキュリティー対策、原油価格の乱高下対策も加わります。

「規制」とは政府、自治体が民間企業の活動に大いに口を出す、ということです。

そこに国、自治体の思惑が大きく、関わります。

例えば、太陽光発電の発電量は数年前までは日本が世界一でしたが、ドイツに
スペインに、そして中国にも抜かれ、世界4位でしかも上位との差が開いています。

ドイツ、スペインなどのヨーロッパ諸国の太陽光発電の伸びは必ずしも、地球温暖化防止、CO2排出削減だけが目的ではありません。

それよりも、ロシアがウクライナ向けでヨーロッパに通ずるパイプラインを止める、などのナショナリズムの強い行動に出たことに対する、エネルギー・セキュリティーの強化が主目的だったりします。

中国は送電線が未整備な内陸部のエネルギー確保に太陽光発電が最適だったりします。

シャープ、京セラなど、日本の太陽光発電パネルメーカーがこの状態を手をこまねいて見ていた訳ではないでしょうが、生産量世界1,2位だった両社は4,6位に後退しています。

原料となるシリコンの高騰を見越して、事前に仕入れておく、生産設備を増強するなど、「規制の方法、規模」の先読み、が大切です。

これまでは、規制の対象外となることで事業を維持するビジネスでしたが、これからは規制を先読みして、事業を創出するビジネスに移行しつつあります。

この「規制」が世界の産業構造を変えつつあるのが、自動車産業でしょうか?

自動車は内燃機関であるエンジンが基本だったのですが、電池式のものの性能が急速に上がっています。

すると、これまでの自動車産業の中心であったGM、トヨタ(両社とも相当の痛手を既に受けていますが)の強みは、もはや強みではなくなり、中国、インドなどのアジア諸国の全く異なるメカニズムの電池式自動車が台頭する可能性があります。

もっとも、電気自動車は、太陽光発電、風力発電など再生可能エネルギーによる発電により、充電したのでれば、CO2排出削減効果がありますが、石炭火力発電では効果がありません。電気自動車ならば何でも、地球温暖化防止、CO2排出削減という、安易な考えは危険です。

ちょっと横道にそれましたが、「規制を先読みして、事業を創出するビジネス」が今後のポイントのようです





2009年12月16日

今のあなたがあるのは、毎日食べている食事のおかげ、定期的に行なっている運動のおかげ

親御さん、兄弟に育ててもらったから

学校の先生、友達との勉強、日々のやり取りから

いろいろなあなたの経験から今のあなたがあります

そんなことを考えていたら、「本が人をつくる。」を見つけました。おもしろいので紹介します。


人は本を創りました(発明しました)。

それ以来、人は本を作り続けています。

その本が人をつくってくれているのです。

人は食べものによってのみ、つくられるものではありません。当然です。

本はその人の知識、思想、考え方、好き嫌いを形成するツールの一つです。

つまり、人は本によって(も)組み立てられている。

だから、本が並べられた本棚というのは、そのままその人の〈設計図〉かもしれないし、別の言い方をすれば、その人が歩いて(読んで)きた土地の〈地図〉かもしれない。

「あなたの(読書)地図を見せてください」というのが今回のテーマです。

誌面ではさまざまな図や表、グラフを使って、それぞれの人が本と共にしてきた様子を図式化、可視化しています。

でも、いきなり「読書地図」とかタイトルで言われても不親切だろうし(もちろん、確信犯的に不親切タイトルをつける手法もあります)、ちょっと教条的かもしれませんが、こういうタイトルにしました。


「本の森を歩く地図を持て。」

「旅するように本を読め。」

どちらも命令形にさせてもらいました。



あなたの本棚はあなたの歴史のひとつであることは間違いありません。

でも、本棚って、スペースが限られているから、いままで買った本、読んだ本を全部とっているわけではないでしょう。

捨ててしまった本、売ってしまった本もあるでしょう

そんな中で残った本があなたの本棚にあります。

だからこそ、あなたの本棚はあなたの歴史のひとつ、なのでしょう







2009年12月15日

発言小町におもしろい記事が出ていました


37歳専業主婦、2児の母です。

夫の親戚に数人ですが有名大学を卒業した方がいます。東大卒はいません。私は2流高校卒です。

親戚の集まりが年に3回ほどあるのですが、出席する度に経済や英語の問題を出してきたり、その子供と一緒に関数などの問題を競争でやらされます。

もちろん十数年前に習った数学はほとんど忘れていますし、もともと私には問題を解けるその能力さえありません。

夫は傍にいないので知らないのですが、話で揶揄されると一応かばってはくれています。

「勉強の問題ではなく妻は頭がいい。料理も完ぺきだし、人づきあいも上手い。なんでも任せられる」と。

嬉しいどころか大学へ行けなかった引け目を感じます。ちなみに夫は親戚内でもトップです。

先日、とある一人が「俺たちは偏差値の高い大学へ行ったけれど、東大は別次元だよな。本当にすごいよ」と話しているのを聞きました。

これを聞き、どうしても東大へ入り屈辱を晴らしたいと思うようになりました。

つまらない相談ですが、本気ですのでどうかアドバイスをお願いしたいと思います。(東大攻略法の本は数冊買いました。)

どうぞよろしくお願いいたします。非難は勘弁してください。




東大を卒業した「TAK」さんがこれをコメントするのは簡単です。

・申し訳ないけれど、正直言って、この方が東大に合格するのは難しいでしょう

・万が一、合格したとして、大学に通って勉強するでしょうか?2児を抱えて、若い人と同じ教室で勉強するのは、相当つらいでしょう

・この方がほしいのは「東大合格」という事実だけ。それゆえ、大学に通う必要はない。それならば、万が一、合格したとして、身につくのは受験勉強のレベルだけ。では、東大で学ぶはずのことは一切実につかない。

こんな厳しいコメントが続くのではないでしょうか?


ところで、この方の動機って、そんなにおかしいでしょうか?

実は、全国の東大を目指す高校生、浪人生の多くの方々の動機と、大きく異なるでしょうか?

つまり、全国の東大を目指す高校生、浪人生は、

・「東大でこれを勉強したい!」という明確な目的をもって

勉強しているのでしょうか?

実は、この方の動機とそれほど変わらないのではないでしょうか?

ただ、この方は時期を逸してしまっただけ。別に20年後にチャレンジしたって、何ら問題はありません。

頑張ってください。

でも、上に書いた問題は、現存する事実です。




2009年12月13日

政策研究大学院大学で行われた「知的財産マネジメント研究会」に参加しました。

東大TLOの山本貴史社長の興味深いお話から入りました。

「ある日本の経営者が悔やんでいました

あるアメリカ人の青年から、「自分が新たに立ち上げる事業に100万円出資して欲しい」と頼まれました。

折悪しく、資金繰りがあまりよくない時期でもあり、その青年の事業も成功するとは思われず、お金を捨てるようなもの、と考え、そのオファーを断りました。

あの時、アメリカの青年、ビル・ゲイツ君に100万円出資していたら、今頃いくらになって返ってきただろう?」


東大の技術移転というと、トヨタ、日立、東芝のような超一流企業がパートナー、と考えがちですが、必ずしもそうではありません。

そのような超一流企業は社内で相当な技術開発ができるので、大学の技術移転の多くは、中小企業、ベンチャー企業が相手です。

ベンチャー企業にとっては、大学から移転された技術に対する売り上げの5%とか7%のライセンス料は、相当痛手です。

それゆえ、売り上げに対するある比率のライセンス料ではなく、株式を上場する際の新株予約権ではどうか?のようなオファーがあります。

もちろん、ベンチャー企業が上場できなかったり、つぶれてしまったら、丸損です。

大学としては、自らの技術で儲けることよりも、自らの技術を普及させることが主目的です

だからといって、損するわけにはいきません

例えば、グーグルは、スタンフォード大発の技術ですが、同様なモデルが日本でもできるでしょうか?

いろいろ難しい課題がありそうです




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