2010年06月

2010年06月30日

アイデア、人材が集積する「現代のえんがわ」シェアハウス


住居を入居者がシェアするだけではなく、ゆったりできる語りの場としてのリビングのほか、またイベントスペースでもあります。

シェアハウスが社会の「えんがわ」になり、アイデア、人材が集積し、新しい何かを生み出す「場」になっている


と書きました。

ただ、せっかくのシェアハウスも場の設定、活用の仕方を間違えると、知も、新しい何か、も生まれません。

 シェアハウスが有効に機能するための要件を考えてみると、

1.異分野の人たちがフラット立ち寄れるセミオープンな場

2.国際性豊かな場

3.知的コミュニケーション力を有する美人スタッフ

4.継続性

ではないか、と考えました


1.1.異分野の人たちがフラット立ち寄れるセミオープンな場

これについては、以下の2つがわかりやすい、と思います

シェアハウスで感じた「知が生まれる予感」


「シェアハウスって研究室に似ているかも」と思ったんですよね。その理由は

・なんとなくゆるやかに似たような志向性を持った人が集まっていること
・それぞれが持っている書籍などを共有して本棚をつくっていること

あたりがあります。集まっている人たちのかんじとか、スペースの使い方のかんじからそう思ったのかもしれませんね。

でも研究室っぽいけど、研究室とは違うっていうのもこれまたミソなのです!

その違いのポイントは、「人と人とのネットワーク」かもしれません。

研究室って、実はけっこう閉鎖的ですよね。自分の研究室以外の人が出入りしやすい研究室ってあんまり聞いたことない気がします。

でも、シェアハウスは、住民だけではなくその外部にいる人たちを巻き込みながら広がっていくかんじがあります。

そこから僕は「知が生まれる予感」を感じたのかもしれません。



「博士のシェアハウス」


・周りの研究者を見て「同じ研究室で、同じテーマで、同じ分野の人達と」過ごす時間ばかり。もっといろんな分野の研究者とつながればいいのに。

「異分野の研究者が集まり、普段と違うテーマで議論する」、大学からの帰り道や出勤前の朝の時間にフラッと立ち寄れる研究者のもう1つの貯まり場「セカンドラボ」をコンセプトに「博士のシェアハウス」を立ち上げることにしました。

異分野の研究者がお酒でも飲みながら緩く繋がったり、集まった研究者たちが日替わりで研究発表会を開いたり、企業から新製品開発の依頼を受けてプロジェクトチーム作って研究したり、どんな企画をしようかとワクワクしながら仲間集めに奔走しているところです。


2.国際性豊かな場

Let the World Be Full of Diversity!!!!

留学生、帰国子女など、海外の生の情報をシェアできる人がいると、ぐっと幅が広がります


帰国子女とか留学帰りにジャパニーズマーケットがあるのでは?

帰国子女とか留学帰りを彼氏、彼女にしたい日本人(語学アップとか、留学準備)は潜在的にかなりある。マッチングビジネスは十分あり得る


なんて効果もあるかもしれません


3.知的コミュニケーション力を有する美人スタッフ

こう書くと、「ジェンダーの問題」と眉をひそめる女性がいるかもしれません。

だけれども、場が活性化するには、知的コミュニケーション力を有する美人スタッフ、が欠かせないのです

芸能、広告関係の方々によると、「美人であるだけで、金になる時代はとっくに
終わって、これまでの市場では美人は余っていて、過剰、余剰状態」だそうです

Noneさんのお話が参考になります


やりたい仕事はやっぱり銀座のホステス。コミュニケーションの鍛錬になる。

でもお客さんは未来から阻害されたおじいちゃん・おっさん。

若くて骨があって未来の事考えてて何かを起こそうとしているような若者のラウンジはないものか。


4.継続性

「TAK」さんは、東大のテニスクラブの創設者です。

創設メンバーが卒業しても、テニスクラブが続くように、後継メンバーを育成することが大切です

シェアハウスも同じで、中心メンバーが抜けていっても、活動が続くようなメンバーの育成が大切です







2010年06月29日

今週は、

・大学から社会への旅立ち(大学でフワフワ、ダラダラしていないで、社会で実際のビジネスで試してみる)

・会社での働き方(朝から晩まで会社にこもって働きづめだと、視野が狭くなり、枠にはまって、宗教団体みたいな、外の世界で通じない考えになってしまう)

・一度、社会へ出てから、もう一度、大学で勉強し直す(一度、社会に出てからならば、大学は知的活動に良い所)

というバランスで情報が集まりました

 以下に紹介します


(大学編)

・大学って妙にフワフワ、ダラダラしている(そのくせ背伸びだけはする)、ずっといる院生もどっかボンヤリしている。志のある学生は、早めにプロの研究者だらけの研究所に身を置くべき。ただし、一度、社会に出てからならば、大学は知的活動に良い所

・伝聞情報によって形成されている「賢い人」の“弱さ”は本人が一番自覚しているわけで、それを隠すための“背伸び”が常時、言動についてまわる。

・東大から転出された先生の言葉 「東大はひとりひとりを見ると、たいしたことない感じがするが、まとまって「東大」となると、とてつもなく強力で勝てる気がしなくなる」

・大学の建物は、風格をもった外観と機能性に優れた内部が望ましい

・夜の大学キャンパスはいろいろに利用されている。歌の練習したり、演劇の練習したり、ガラス張りの壁を利用してダンスの練習をしたり、散歩したりなどなど。場があれば、利用法は勝手に考えられて、有効に利用される。

・自分の好きなことをやるんだと一歩踏み込んだ時、少数かもしれないが人は集まってくる

・プレゼンがマイブーム。限られた時間の中で全体の中で自分の最適なポジションを見出だし全体で出すアウトプットの最大限化を測る。あの異空間に放たれる集中力はんぱではなく楽しい。

・帰国子女とか留学帰りにジャパニーズマーケットがあるのでは?帰国子女とか留学帰りを彼氏、彼女にしたい日本人(語学アップとか、留学準備)は潜在的にかなりある。マッチングビジネスは十分あり得る

・研究計画も含めて、自分の思いのながれをはっきりとさせてみようと、先ほどから自分史みたいなものを書いている。書いてみると、わかってくる

・アイデアというのは出せば出すほど、どんどん出やすくなるということ。つまり頭脳には限界がない。

・「ツイッター嫉妬」という現象が起きている。人々がツイッターで繋がることで友人の彼女とかに「あの女誰よ〜」という嫉妬が発生する現象。

・自分に何ができるかは、自分以外の者にはわからない。いや、自分でもやってみるまではわからないものだ


(社会編)

・1日8時間週40時間(+残業)労働の前提は仕事以外何の責務も負わず自宅では勉強もしない主婦に支えられた企業戦士。誰でも8時間働けて当然という前提は日本社会特有の思い込み。

・毎日8時から0時まで会社にこもってたら、いけない

・サムスン電子には「7・4制度」があるらしい。7時出社、4時退社。残業はしてはいけません。 4時以降は英会話などの自己啓発に努めるそうです

・就活がゴールみたいに内定して騒いでるけど、そんなのスタートにしか過ぎない。

・ケニアでは、医療機関や薬品の欠乏ではなく、正しい情報に裏付けられたのではない知識の万延に拠る社会的な阻害が問題だった。地縁血縁に生かされる世界では、コミュニティからの脱落は社会的な死を意味する。

・素直になれなくて失われていく愛をたくさん見てきています。素直になれない背景にもうなずけますが、至極もったいないような気もします。それもふくめて相性というなら、私たちは運命という大きな手のひらで転がされている小さき存在のようにも感じられます。

・会社の経営はサッカーの監督に似ている。野球なら一人一人に一球一球指示が出せるけど、サッカーは基本的な約束や方向性はあっても、一旦ホイッスルが鳴ったら細かい指示なんて絶対に無理。だから選手に任せる信頼も度量も必要。

・結局、主張する人が世界を動かす。主張って想いだけではだめで、時に悲しいロジックを組み立てなくてはいけないこともある。

・自分を愛せないヒトは、他人を愛せない

・デフレの正体 経済は「人口の波」で動く、いま起こっているのは貨幣的な「デフレ」ではなく、高齢化による消費の減退と少子化による労働人口の減少という「構造変化」

・男と付き合わない女は色あせる。女と付き合わない男はばかになる。




2010年06月28日

さよなら、東大工学部3号館で書いた


三号館内をご覧頂く機会と大学の現状の説明会,飲み物と軽食による簡単な懇親会を企画


に参加しました。

80代と思われる大先輩方が出席され、「18歳?」の「TAK」さんなど完全に最年少!

この大先輩の方々が、日本の産業界の発展を担ってきた訳です。大感謝!

ここで、大学と産業界について、考えてみます


以前は、工学部には就職に際して、ある企業に学科推薦枠○名、という制度がありました

例えば、土木・建築学科はゼネコン、機械工学は自動車・機械、電気・電子工学は電機メーカーなど、学科と就職する企業が、かなり結びついていました

企業からすると、「基礎的な教育は大学が行なってくれて、先端的な技術・知識は採用する卒業生から入手する、先生方との関係も維持できる」

学生、大学からすると、「苦労することもなく、大企業に就職できる」

双方にとって、いい制度でした。卒業生が大学と企業のパイプ役を果たしていました

ただし、学生が学科と直接結びつかない、商社、金融などへ就職しようとすると、大学、先生方は冷淡でした。時には、関係する業界への就職をするような働
きかけ、勧めがあった、かもしれません。

パイプ役を果たしてほしい卒業生が、その役目をしないのですから、当然かもしれません


日本の産業が製造業からサービス産業へ移行するにつれ、学科推薦制度も次第に姿を消し、工学系学生も文系学生同様、就活をするようになりました

また、工学部の学科も土木、機械、資源、原子力のような名称から、社会基盤整備、システム創成、技術戦略など、ずっと広範囲なものに変わりました

卒業生が大学と企業の直接的なパイプ役を果たす時代は終わった、かもしれません

「かもしれません」とは、直接的ではないが、卒業生が大学と企業のパイプ役を果たす役割は続いている、という意味です。念のため。


確率密度関数など、高度な技術的な解析能力を求められる金融業界は、技術的なバックグラウンドが必要なコンサルタント業界は、工学部の新しい就職先かもしれません

工学の教育は、ある特定の産業だけのためではなく、幅広く産業界全体、世界のために、というと、聞こえはいいかもしれません

ただし、医師養成のために医学部が、法律家養成のために法科大学院があるように、工学部もエンジニア養成という大きな役割があります


就職氷河期で、大学が就職のもっと面倒をみるべき、のような話を聞きます

上記のような、歴史を振り返ると、大学と産業界はそれぞれの時代で、適当な就職形態があり、今は、双方が模索している状態

そんな感じがした「東大工学部3号館お別れ会」でした






2010年06月26日

東京大学で開催された都合学WS-II:「そこにある言葉から都合を掘り出せるか」に参加します

「都合学」とは耳慣れない言葉ですが、詳しくは都合学に取り組む3つの理由を読むとよいでしょう

「都合」という制約条件と目的の関係は?を再掲すると、


「都合」とは、日常的に使われる言葉です

「都合がつかず、出席できない」

「行く予定だったが、都合がつかなくなった」

こう考えると、都合とは、何かの目的を行うための、前提となる、制約条件でしょうか?

さらに、やっかいなのが、都合とは、ひとりによるものではなく、複数の関係者、組織によるものです

ある人の都合をつけようとすると、他の人の都合が悪くなってしまう

さらには、都合は時間によって変化します

さっきまでは、都合がついたのに、急に都合が悪くなったり


これだけでも、充分やっかいなのですが、「都合」とは具体的な説明を避けています

「行く予定だったが、都合がつかなくなった」

とは、具体的に行けない理由の説明をすることを、暗黙に拒絶しています


加えて、「都合」とは、目的の重要性との相対的なものです

気が進まない集まりに、「都合が悪くなって行けない」ことはよくあっても、

入学試験、入社試験に「都合が悪くなって行けない」ことはないでしょう

都合とはある目的のための制約条件なのですが、「都合が悪くて行けない」とは、その目的よりも、制約条件の方が重要、ということでしょうか?


われわれ人間は、日常から自分や人の都合を強く意識して会話しているわけでも書いているわけでもありません。

それでも、手に入るだけの言葉から都合を捉えることはできるでしょうか

例えば、先端的なテキストマイニング技術を用いれば、日常会話やWeb上の文章から「都合」を、つまり人々の言動の背景にある意図や制約を抽出できるものでしょうか?


「都合がつかない」「都合が悪くなって行けない」という場合の、都合について、オープンな場で具体的かつ明確に説明されることはありません

つまり、「都合」とは、

・隠されている本音、裏の意図

・表には出されない情報

であり、ある程度、譲歩できて「都合をつけられる」場合と、どうしようも譲れず「どうにも都合がつかない」場合があります

つまり、その都合に対する「執着」と、その都合の実現により、もたらされる効果が、ポイントです


こう書いていると、複雑でわからなくなってきます

そこで、これを体感するために、

「都合掘り起こし技術」を考え、

「発明家・投資家・消費者とも、自分をイノベータと自覚して市場を動かす意識を持ち」、他者が評価する、身を削る会話を楽しむ、

イノベーションゲーム(IMG: Innovators Market Game)が行われましたが、ますます混迷を深めます



「都合掘り起こし技術」をブレークダウンしていくと、何かヒントが得られるかもしれません。





2010年06月25日

MIT(マサチューセッツ工科大学)石井裕教授の米国MITの独創・協創・競創の風土が興味深くて、あっという間に読んでしまいました


「全く新しい流れをゼロから作る」

新しい流れを創り出すという知的作業は苦しい生みのプロセスである。


「成功は最大の敵」

成功経験は、人を慢心させ、過去の成功を守ることばかりに注意を向かわせ、その結果として、革新者ではなくなってしまう

真の革新者は、ひとつの大成功で終わり燃え尽きる短距離走者ではなく、過去の自分を乗り越え、次々と革新を重ね続けられる長距離走者でなければならない

長距離走において乗り越えるべき敵は、過去の成功にしがみつき、新たな挑戦の失敗を恐れる自分自身にほかならない


「未来を予言するためのベストの方法は、自分たちで未来を発明すること」

「研究に求められる最も大切な要件は、オリジナリティー(独創性)とインパクト(影響力)」

加えて、研究者には、その研究の価値を、誰もが理解し納得できる形で提示するためのコミュニケーション能力が求められる


「学際性」

「難民サロン」「アトリエ的な環境」

アーティストと技術者が協力する場合、アーティストは「はんだごて」を握らず、技術者はアートのコンセプト創出への貢献は期待されない、という暗黙の役割分担が決められている状況では、真の協創は起こらない

価値観の異なる自立した研究者が集まり、それぞれの異なるビジョンを交換・共有する中から、新しい発想が次々と生まれる


「世界にインパクトを与えたかどうか?」

パイオニアとして新しい分野を切り開いたと世界が認知したか?その新しい分野が人類にとって重要か?


「真の競争」

真の競争とは、人よりも速く100mを駆け抜けることではない

ひとりで原野を切り開き、新しいトラックを自分で創りあげ、そこを孤独に耐えながら一人走り抜け、今まで存在しなかった、全く新しい未来への道を世界に示すこと


「産学連携による協創のプロセス」

米国の大学が積極的にコラボレーションするのは、研究の資金集めだけが目的ではない。素晴らしいアイデアも技術も、それが最終的に製品やサービスの形で人々の生活に届かなければ、存在していないに等しい

象牙の塔にとどまり、政府からの資金だけを頼りに、学術的研究論文だけ書いていればよい訳では決してない






2010年06月23日

「TAK」さんのところに以下の通知が来ました

1005293号館





















工学部三号館は6月末で老朽化に伴い閉鎖となり、新三号館へと建て替えになります.

7月1日から立ち入り禁止となる事が先日,決定されました.

大変に直前のご案内で誠に恐縮ですが、以下の要領で三号館内をご覧頂く機会と大学の現状の説明会,飲み物と軽食による簡単な懇親会を企画いたしました.


これについては、以前から聞いていたし、ほぼ毎日、東大に行く「TAK」さんは、工事の現場が出来ていくのも見ているのですが、通知が来ると、寂しさもひとしおです


東大はアメリカ軍が爆撃対象としなかったおかげで、戦前の建物が多数残っています。

中の設備は古く、特に空調は古い上に、以前は17時に止まったので、冬の徹夜は寒さとの戦いでした

工学部3号館は1939年(昭和14年)に内田祥三先生に設計された鉄筋コンクリート造5階建ての建物です

大正時代につくられた2号館の上に新2号館が作られ、松本楼、SUBWEYまで入っているのに、3号館が「老朽化に伴い閉鎖となり、新三号館へと建て替え」とは、ちょっと不公平な気もします


東大の門としては、赤門、正門が有名ですが、裏側に弥生門、竜岡門などがあります

工学部3号館は弥生門に直面し、「東大の裏玄関」というところでしょうか?

ずっと、電気・電子工学科と船舶工学科が入っていました

30年前には、将来の電子工学と、構造不況の船舶工学、という組合せでした

それが、2000年を過ぎた頃には、電子工学が家電業界の不況で定員割れし、一方、船舶工学が改組し、システム創成学科あるいは、船舶工学科の先生が中心になり、技術戦略学(TMI)という、工学部を代表する人気学科を創設し、全く立場が逆になっていました。

工学部3号館を見ていると、日本の産業構造が見える、という感じでしょうか。


6月中は、研究室の引越し作業でバタバタしている、とのことですが、入れるうちに、一度覗いてみることにしましょうか。

さよなら、東大工学部3号館









2010年06月20日

土曜日は参加したいイベントがたくさんあります

日本知財学会年次学術研究発表会

『MBA出身の技術者が語る!キャリアの歩み方 ?技術と経営(MBA)を学んで分かったこと?』

立教大学『21世紀社会デザイン研究科』オープン大学院


さて、どれに行こうかしら?

いつも、一、二番目の関連イベントに行くので、今日は三番目のイベントに行きます

受講するのは、

「ソーシャルビジネスとNGO/NPO〜21世紀社会デザインのなかで」(中村 陽一 教授・研究科委員長)

中村教授からのメッセージは、

ビジネスの手法で社会的課題を解決しようとするソーシャルビジネス。

グローバルにも国内的にも注目され、社会起業家の台頭とともに、社会を変える一大潮流として脚光を浴びています。

21世紀社会デザインの中でのソーシャルビジネスの役割を、NGO/NPOとも関わらせつつ、具体的な事例も紹介しつつ、明らかにしていきたいと思います。


ノーベル平和賞受賞のグラミン銀行総裁ムハマド・ユヌス氏によると、

新しい企業のあり方は、「business for others, not charity」

他者のために行うが、チャリティーではない。資金を循環するビジネス。


企業のresponsibirityは、「責任」というよりも、response(反応)+ability(能力)

すなわち、「反応する能力」かもしれません

さらに、ソーシャル・キャピタルという言葉も定着してきました

人と人との関連性からなるネットワークが、キャピタル、つまり資本としての価値を持つ、それが社会資本と呼ばれるようになりました



もう少し深く掘ったお話が伺いたかったのですが、大学院入学を検討している人向けのオープン大学院、ということで、お話はこの辺でおしまい。

あとは、ゆっくり本で調べることにしましょうか?




2010年06月16日

東大の科学技術政策論の授業に行く前に、安田講堂に寄ってみました

6.15 安田講堂シンポ「60年安保闘争の記録と記憶」

6.15 安田講堂シンポ「60年安保闘争の記録と記憶」大分在住者の政治的・文学的発信

の様子が見たかったのですが、会場前から安田講堂前には中高年の長蛇の列

1006151安田講堂











このまま「60年安保闘争の記録と記憶」を見たかったのですが、そういう訳にもいかず科学技術政策論へ。

さて、「安田講堂前には中高年の長蛇の列」について考えてみます。

沖縄の普天間基地の移設問題で明らかなように、日米安保は戦後60年以上経っても大きな問題です

でも、みんな、これについて議論するために安田講堂に集まったのではありませ


日米安全保障条約、安全を保障してくれる、という、ありがたい条約ではあるけ
れど、国内の基地使用、費用負担など代償も大きい

首相交代劇に見る「まだまだ戦後?」に書いたように、


この時は、日本中の大学で学生運動が起こり、東大の安田講堂が過激派に占拠され、東大は入試を中止しています。

安田講堂が改修され、再び使われるようになるには、20年ほどの年月が必要でした

しかし、この頃、日本中の学生が日米安全保障条約に反対だったか?というとそうでもないようです。

経済の高度成長を経て、豊かな社会へと変容しつつある戦後日本で、青年たちはアイデンティティの喪失に悩み、自分が生きている実感を何とかつかもうとして、大学闘争や街角デモ、などの活動にのめり込んでいった

「これから新しい時代が来る」「明日はよくなる!」という希望があった時代でも、このような現象がありました


6/15に安田講堂に集まった人たちは、「あの時」にみんなで戻ることによって、「あの時の自分」を探そうとしていたのではないか?

後から振り返れば、「大学闘争や街角デモ」など、方向が違っていたのだろう

でも、何かに夢中になって、打ち込んでいた、尖っていたけれど、輝いていた頃を探そうと、集まったのでしょう

彼ら、彼女らは、単に昔を懐かしがるために40年以上たった今、安田講堂に来たのではない、「あの時の自分」を探して、そこから何かが欲しかったのでしょう

欲しかった何かをすべて得ることができた人はいないでしょう

でも、誰しもが、何かしら、つかんで帰途に着いたのではないか?

う〜ん、こっちに参加するべきだったかしら?





2010年06月15日

知的財産マネジメント研究会の6月の全体セッションは岸宣仁氏(経済ジャーナリスト/日本大学大学院知的財産研究科 講師) による「知財の利回り」です

「知財の利回り」って、何でしょう?

これまでの投資対象は、土地、金(gold)、株式、原油、穀物などの商品、金融派生商品と変遷をたどってきました。

それが、知的財産、頭脳にたどり着いた、ということでしょうか?

発明資本(インベンション・キャピタル)とは、

・投資ファンドを集めて、発明(頭脳)に投資する

・知的財産権と金融資本のドッキング

と考えられます。

金融商品である以上、投資に対する「利回り」が発生します


近未来の空想のような話ですが、もう既にインテレクチャル・ベンチャーズという会社が、マイクロソフト、インテルの幹部4人により、創業され、ノーベル賞級の科学者をヘッドハンティングしています

特許権、商標権などは、原則的に作成者が申請することにより、独占的に取得しますが、売買されたとしても何の不思議もありません

ある企業にとっては、全く意味のない特許が、別の企業にとっては、のどから手が出るほどほしい特許である、ということは、十分あり得ます

すると、当然、そこに売買が生じます

このように個々に行なうのだけではなく、取引市場ができる、ことも考えられます。

一般に特許の有効期限は20年ですから、残留有効期限によって、価値は大きく変化するでしょう

また、新たな特許が出ることにより、これまでの特許が価値を失うこともあるでしょう

また、マイクロソフトのWindows、インテルのマイクロチップのように、世界標準を形成することにより、世界市場の独占も可能です


発明資本市場(インベンション・キャピタル・マーケット)は、果たしてできるのか?どのような形態になるのか?

「利回り」はどうなるのか?

もう既に起きつつあることです





2010年06月14日

異分野融合から創職時代へに書いたのですが、「創職」という考え方が出てきました

創職時代というブログによると、


アフター5のある人生を!と公言し、ゆとり企業に堂々と?就職し、日夜、漫画・ポップミュージック研究にいそしむ、副業男子。

戦略コンサルで、土曜日曜には今をときめくプロフェッショナルボランティア、略してプロボノ、にいそしむ、プロボノ女子。

発展途上国で一旗揚げるぜいと、ベトナムやインドに旅立っていった、途上国で起業さ男子。

社内で新規事業を立ち上げている、社内ベンチャー男子。

私は、彼ら、彼女らのことを、「創職男子。創職女子。」と呼ぶ

会社に属していようが、属してなかろうが、そんなこっちゃ関係ない。

みんないろいろ違うことをやってるんだけど、全員に共通するのが、自分で自分の強みをいかして、仕事を創り出しているってこと

今後社会は、逃げの果てから創る時代に突入していくだろう。組織社会からネットワーク型社会へ移行していくと考えている。

その時、非常に重要になる概念が、「創職」なのである。

創職とは起業とイコールの概念ではない。

創職とはもっと広い概念なのだ。

社内での新規事業の立ち上げ、フリーランス、コミュニティビジネス、社会起業、ベンチャー起業、・・・そのそれぞれすべてを包含した概念が創職なのだ。

何も、全財産なげうって起業し、上場することだけが創職じゃない。自分のちょっとした強みとネットワークをいかして、人々を巻き込み小さな仕事を生んでいく。社内でも社外でもどこでもいい。それも立派な創職のあり方なのだ。



取りあえず、収入は置いておきます。

「それで、食べていけますか?」とか「前の職業より収入がだいぶ下がります」のように、職業と収入を絡めて考えるため、話が難しくなります

上の例では、「副業男子」「プロボノ女子」が挙がっていますが、同窓会の幹事でも、地域コミュニティーのまとめ役でも、「自分のちょっとした強みとネットワークをいかして」できることを指します。

例えば、社会人大学院生とは「社会人」と「大学院生」の2つの仕事をこなしているし、MOT(技術経営)は研究、技術について、製品化につなげ、知的財産化もすると言う意味で、「創職」かもしれません

就活を迎えて「自分がやりたいことがわからない」という学生さんが多いのですが、「自分のちょっとした強みとネットワークをいかして」できることならば、見つけられるのではないでしょうか?

実は、学生さんよりも社会人の方が深刻です。

若い社会人ならば、「こんなつまらない仕事をするために、この会社に入ったのではない」

中高年ならば、「こんな敗戦処理の職場ではなく、花形部署に行きたいが、もう無理」「子会社に来て、かなり経つが親会社には、もう戻れない」

だからこそ、「自分のちょっとした強みとネットワークをいかして」できることを探しませんか?

ここで、収入に話を戻します

こういった活動が出来るのは、最低限の生活はできる財源があるから、でしょう

ビジネスを行うにせよ、給料をもらうにせよ、他者が価値を認め、その対価をもらう、ということです

上記の「自分のちょっとした強みとネットワークをいかして行う創職」に他者が十分な対価をいただければ、問題ないのですが、必ずしもそうはいかないでしょう

これについては、まだ、まとまりませんので、今後考えます

最後に、何を職業にするか?何で業績を残すか?の記述を再掲します



陸軍軍医総監中将・森林太郎を知っていますか?

知らない人でも、文豪の森鴎外は知っているでしょう?

ゲーテは「ファウスト」「若きウェルテルの悩み」などの文学作品で知られている詩人、文学者ですが、ワイマール公国の宰相を務めています。

ニュートンは「万有引力の法則」「ニュートンの法則」で知られている物理学者(?異論もあります)ですが、造幣局長官も務めています。





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