2012年03月

2012年03月29日

「なでしこVoice取材報告会&公開インタビュー」

に行ってきました

なでしこVoice

とは、

海外・国内で働く女性のインタビューを通して、 海外で働く日本人女性のリアルな声を発信する情報サイトです。

世界で生きる多種多様な日本人女性のインタビューをすることによって「既成の価値観にとらわれない、自分流の生き方があっていい」というメッセージを発信し、日本人女性の人生の可能性を広げることを目的としています。

いつもサイトで海外で活躍している女性の様子を楽しんでいるのですが、

取材報告会と公開インタビューがある、ということで早速行ってみることにします

報告会が始まる前の間、濱田真理 @hamamariri さんが、映像のBGMを聞きながら、リズムを取って、スウィングをしています。

話し方から物凄いパワー、パッションが伝わってきます

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では、早速出たお話のまとめです

(キャリア)
・一歩を踏み出すのは難しくとも、一歩踏み出すと世界はつながっている。みんな悩んでいる

・起こること、起きたこと、には、それぞれ意味がある。その意味をしっかり理解して、活かしていく

・自分が主体となって仕事を創る。既存の枠組みの中のみで動くのではなく

・世界で生きる多種多様な日本人女性のインタビューを行う「なでしこVoice取材報告会&公開インタビュー」を始めた理由、自分が一番こういう情報がほしかった。だから、自分で始めた。ブログで情報発信して、他にも共感する人がいることがわかった

・目的を先に設定して、それを達成するための手段、方法をつめて、探していく

・そういうことが起こった、とは、そういう流れ、縁があったということ。流れ、縁を信じてみる。例えば、就職で面接官と相性がいいか、もポイント

・流れが来たら、乗った者が勝ち

・自分がなりたいロールモデルが集まっている場所に行くのが、自分がそういう人物になる一番の近道

・集中とは、反面、周りが見えないこと。複数プロジェクト同時並行には向かない 

・明確な理由は見出せなくても、自分がやりたい方向へ進んでいくと、たいていは正しい

・起業したばかりの頃は、コネの力が大きい。その後、信頼を築いていく 

・「Twitterで見た」と「○○さんの紹介で」では相手の反応が違う

・いろいろな留学生に接するうちに、自分の価値観が豊かになった 

・若い時に、自分の実力が見えていない時期を大切にしたい。わからずに「自分は何でもできる」という思い込みが結構大切

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(海外、特に途上国)
・フリーの立場で、世界を舞台に働くのならば、物価の安いところがいい 

・途上国、教育を受けることが貧困から抜け出す第一歩

・昔、自分が同じ環境に居た人は、当事者意識が強く、粘り強く活動できる 

・東南アジア、鉄道、バスなどの公共交通インフラは比較的整っているが、住所がわかりにくい。訪問の際は行き方、目印、電話が欠かせない

・日本人の誇りを持つ。海外に出て、違う文化の中に放り込まれるからこそ、アイデンティティーを強く感じる

・日本に捉われる必要はない。世界のどんな場所でも生きていける力が欲しい

・もっとおいしいものが食べたい、もっといい暮らしがしたい、英語ができないといい仕事に就けない、というニーズが途上国の勉学の情熱につながっている 

・東南アジアでも英語ができて当たり前。英語が話せると選択肢がぐっと広がる一方、英語ができないと、海外のチャンスをつかむことができない


(取材、インタビュー)
・取材は現地に足を運ぶほど、つながりが生まれて、やりやすくなる

・取材対象の探し方:1.ネットTwitter、FB、ブログ、ネットで以前のインタビュー記事の検索。2. 人づて、日本人会、商工会議所特に事務局長、JETROの職員が個人の立場で協力

・順調な時だけでなく、誰にでも逆境の時がある。この話を引き出すのがインタビューのポイント

・インタビューで話し手のスウィッチが入るのは、素を出して、共感が生まれた時。聞きたい話を自分がすることで相手から引き出すことができる

・インタビューした人が1年後、5年後どうしているか?も面白い


(プロジェクトの運営)
・会社の協賛は入れていない。情報発信用のサイトにコマーシャルを入れることなく、自分が表現したいようにしておくため

・なでしこVoiceの活動資金はクラウドファンディングのReady Forも使っている 



自分がやりたいことを始めてみて、共感する仲間を巻き込んで、これだけやってしまうんだな、というのが実感です


2012年03月27日

東大情報学環BEATセミナー「ソーシャルラーニングとこれからの人材育成」 

に参加します

ソーシャルメディアの急速な普及により、人々の関わり方、つながりに変化が見られると共に学習やコラボレーションも変わりつつあります。

人材育成にも大きな影響を及ぼすことが考えられます

今日の講師は知的財産分野で有名な妹尾堅一郎先生です

まずは、出た話をまとめてみます

・人のつながりの限界は150人、と言われていたが、facebookへの登録は8.5億人。全人類がつながる時代になりつつある

・インターネットの第1フェーズは、デバイスにより、PCマシンがつながったこと、第2フェーズはソーシャルメディアにより、人と人がつながったこと

・ソーシャルラーニング=新しい、人と人のつながりによる学習、人と人がつながることが新しい学習のインフラに

・小学生の65%は、今はない職業に就く

・高校生、大学生が将来就くキャリアについて、全く知らない段階で学ぶのは難しい

・社会人は高校生、大学生の時に、これを勉強しておけばよかった、という思いがあるが、学生にはわからない

・高校生、大学生、社会人、それぞれ同士の中ではつながりがあるが、それぞれ間のつながりは人為的に作らないとつながらない

・ソーシャルメディアでは、通常ではつながり得ない、人と人がつながることができる 

・Twitterは公開で雑談主体だが、facebookはクローズドに近く、実名がほとんどなので、意図的に雑談を入れないと、真面目な話ばかりになる

・例えば、ネットで留学体験談を調べる場合、留学してよかったことなどはわかるが、本人の迷い、不安、葛藤などはインタビューしないとわからない

・通常アドバイスは先生、先輩、両親など周囲の人からしかもらえないが、ソーシャルメディアを使うと、いろいろな人からアドバイスをもらえる

・技術で価値を見出せないのが、ちょっとしたアイデアで、価値を見出し、人生を変える場合がある 

・戦後は窮乏が明白で高度経済成長、その後、物が行き渡ると、潜在的ニーズを発掘。現在は、今あるものをなくすことを防止するリスク社会

・3.11により、ソーシャルメディアによるパーソナル情報およびNHKテレビがその優れた取材力、発信力、信頼性で復権

・教育とは「学習者」の創造、学びにワクワクし、学び続ける人を育成

・教育のコンセプト:皆と同じことが言えること(教科書)及び、他と違うことが言えること(オリジナリティー)

・教育、誰でも何か言える、言いたがる。素人談義に陥る危険もある

・知識伝授(教える、教わる)から互学互習(学びあう、教え合う)へ

・成長:自ら育つ、発展、自ら変われる

・「既存モデルの熟達者」だけでなく、他と違うことが言える「モデル破壊型人材」がほしい

・教える→教わる→覚える、のパターンでは、考えなくなる。気付き、学び、考える、が大切。調べ尽くし、考え抜き、、紡ぎ出す

・どうつながるのか?わからない物、コト同士をつなげるプロセスから、新たな発見がある

・既存モデルの量的拡大、新モデルへの変革、どちらも大切。それぞれのステージがあり、タイミングを間違えないことが大切

・Innovation(創新)画期的な新モデルを創り、既存モデルから移行させること(普及、定着)新規性&進歩性→有効性

・Improvement(改善)既存モデルを磨き上げていくこと。効能性&効率性→生産性 

・先端的融合領域は、体系化されていない

・ビジネスモデル、定石を学び、定石を超える

・知の新領域の創出:アドバンスト(進展)、インター(学際)、ニッチ(間隙)、フュージョン(融合)、トランス(領域を超える)、メタ(俯瞰)

・議論はまとめるのではなく、整理する。まとめる前提だと、まとめやすい議論しかしなくなる。できることだけやっていると、スケールが小さくなる

・知を学ぶ力、知を創る力、知を活かす力。つなぐ力

・先が見えない社会では、先人がうまくいった大企業のキャリアパターン(今はよくわからず、大変かもしれないが、頑張っていればうまくいく)は通じない

・インターネットにつながる人とつながらない人の情報格差は大きかったが、ほとんどの人がネットにつながり、自然に解消した

・やりたいことをやっている人に「脱落」はない。。無理やり、やらせることから「脱落」が生まれる

・先進国のインフラは道路、エネルギー、水、などのインフラ整備の後に情報のインフラ整備だが、途上国では、情報のインフラ整備は先

・選択肢、時間の多様性、やりたいことに加えて、やる時期の多様性も大切。60歳の大学院生がいてもよい

・問題は与えられ、解がただひとつあり、採点者により評価される、という大学入試流の問題解決症候群。問題を解決するよりも、問題を発見、形成することが大切

・Diversify your Dream.いろいろな夢をもちなさい

・夢→構想→企画→計画

・たくさんのロールモデルを見ないと、多様な夢は見られない。ソーシャルメディアを活用すると、多くのロールモデルを見ることができる

・ロールモデルの喪失、ビートルズ、加山雄三、のような「雲の上」のロールモデルから、すぐに会いに行けて、取替えが効くAKB48

・役に立たない、と考えられていたものが、ある時から急に役に立つことがある。ゲノムの塩基、など

・無用と思われているものが、どうつながるか?可視化されると、多様な学習が促進される

・ネットワークとフットワーク。両方と持つことが大切

・Facebookのつながりはイベント、お祭りが終っても、続く

・イノベーション、天才が一人で行うのではなく、いろいろな人との交流により生まれる

120327イノベーション


製品技術では、連続的な効率改善と不連続な変革の2種類の進歩があります

前者は日々の効率改善によるものですが、後者はアナログカメラからディジカメのような変化です

前者がImprovement(改善)、後者がInnovation(創新)と呼ばれます。イノベーションだけが注目を集めていますが、両方とも大切です

新しく創ったモデルの改善を行い、量的拡大を図るステージ、および、モデルが成熟し、新技術への転換が望まれるステージ、それぞれあります

人材育成も、単なる育成というよりも、連続的な効率改善Improvement(改善)、不連続な変革Innovation(創新)の2つの局面があるのでは、と考えます

120327不連続


例えば、教育ステージは大雑把に、(1)中学入試までの小学校、(2)大学入試までの中学・高校、(3)大学、(4)大学院、(5)社会人(これのいくつかのステージに分かれる)なんて具合に分けられます

例えば、大学生になってから、大学入試に準備していた時の勉強を一生懸命しても、大学生としての成果は期待できません

ステージが変わったのですから、新しいステージでの対応が必要です

(1) から(4)までは環境が必然的に変化するので、対応が容易ですが、やっかいなのが社会人になってからです

皆、それぞれ連続的な効率改善Improvement(改善)は行うのですが、不連続な変革Innovation(創新)への対応はできていない場合が多いようです

今はうまくいっているとしても、同じことをやっていては成長、変化、進化はありません。

環境が変化している時、あるいは環境は変化しないが自分が新しい成長ステージに行きたい時は、不連続な変革Innovation(創新)が欠かせません


いろいろ考えるヒントがあるセミナーでした





2012年03月21日

東京大学で開催された大澤研究室研究発表会「博士の飛翔:チャンス発見ラボ経由・新天地へ」

に参加します。

「チャンス発見」とは、「意思決定を左右する重要な事象、状況、またはそれらに関する情報を理解し活用すること」だそうです

・Curation: 何を見せて何を見せないか

・コミュニケーションにおいて人に新たな発見を促す方法に関する研究

・気づき能力の強化に必要なシステムシンキング - タコツボ経営の脱却に向けて

・コトからモノへのロジカルシンキング

・連鎖的な経済・金融事象を読む

・ゆらぎから社会・経済の破壊を読む

など興味深いテーマが盛りだくさんです

120321大澤


では、早速出た話をまとめてみます

・チャンスとは意思決定のきっかけになる事象、それ自体は重要でなくても、何らかの重要な行動を引き起こすきっかけになるもの

・KeyGraph1997、チャンスとは、それ自体の頻度、重要性ではなく、多くのエピソードをつなぐアイテム

・シナリオは予測でも創造でもなく、覚醒させるもの

・アイデア創発のためには、「批判」は厳禁とされるが、アイデアを成長させるためには「批判」は不可欠。他者をくじく批判ではなく、足りない点、間違い、を気付かせる批判を

・チャンスは他人のサポートがあってよいが、発見するのは自分

・チャンスは人によって全く異なる

・チャンスは人に押し付けることはできない

・意図的に明確な指定をしてしまうと、チャンス発見の機会を奪う。実はミスコミュニケーションがチャンスだったりする

・一見異なるモノ同士のつながりを見出すことからチャンスにつながることがある。具体的、ディジタルな環境よりも抽象的、アナログな環境の方が向いている 

・アイデアは着想した段階では、原石の状態で、欠陥もある。他の人、情報とのインタラクションにより磨かれる

・アイデアを着想した本人は愛着があるが、他者は客観視できる。ケチをつけられるように感じ、感情が傷つくかもしれないが、複数の客観的意見が大切 

・全般的、大雑把な批判ではなく、具体的な批判がアイデアの改善には有効 

・人々は自分の要求を、知らない、理解できない、話せない。さらに要求は文脈に依存し、具体化の過程で変化する

・表面に現れているデータを十分に集めて分析することにより、因果関係、原因となっている事象、シナリオを推測することができる場合がある

・分析するのに十分なデータが集まらない場合は、事象の時間的順序などにより、因果関係を調べる手法もある

・人が想像する時は自由だが、想像をベースに創造する時には、一般に制約があり、また、制約がある方が創造が促進される

・「都合」とは、人の意図と制約であり、人により全く異なる

・未来は意思と行動により決まる。「なる」の予測ではなく、「する」の実現 



大澤先生の研究室は工学系研究科ですが、工学系でこのような多岐にわたる研究を扱うラボが出てきたことは大変興味深く、今後の展開が楽しみです




2012年03月19日

東大福武ホールで行われた

「Educe Cafe:プロジェクトエディターのしごと」

に参加します

Educe Cafe 楽しみながら学ぶデザイン

に書いたように、

Educe Cafe とは、


Educe(エデュース)には、「Education」の語源にあたる言葉で、隠された人の才能を引き出すという意味があるそうです。

Educe Cafeは、従来の枠組である「教育」というメガネをちょっとだけ外し、少しトリの眼になって「教育」の周りを見てみようよ、という想いで企画しています。

今のところ「つながり」「コミュニケーション」「インフォーマルラーニング」「ミュージアム」などというテーマが多くなっています。

ですが、今後はこれにも囚われずに、常に感性に働きかけるような素敵な活動をされている方をゲストとしてお招きし、その話題提供に刺激されて場全体で何かを考えていけるような創発空間にできたら、と想っています。

なお、Educe Cafeでは、お飲み物や軽食もお出しいたします。学生の方から大学・企業にお勤めの方まで、その場にいる人みんなが顔見知りになってお帰りいただけるような、アットホームな会づくりを心がけています。


ということです

さて、今日は「プロジェクトエディターのしごと」がテーマです


プロジェクトを編集するとは、どういうことなのでしょうか。

デザインの可能性とは、いまだからこそできること、なんでしょうか。


「TAK」さんは産学官プロデューサーですが、産学官プロジェクトも人、機関が集まるデザイン、仕組み、一過性ではなく継続できる仕掛け、メカニズムが大切です

今日は参考になるお話が聞けそうで楽しみです

いつもは「ビールをサンドウィッチをつまみながら、お話を伺います」なのですが、今回はカフェの途中でお料理が出ます

シェフのメニューはこんな感じです

料理もデザインのひとつの手法で、人が集まり、会話が生まれる、仕掛けです

さて、今日のカフェでは、以下の言葉が刺さりました

・デザイナーは始まりをつくる。対象に直接取り組む。プロジェクトエディターは道すじをつくる。客観性や距離感を持ち、デザインをマネジメントする。必要なところに届けて作用させ、良好な関係を生み出すための持続的な仕組みをつくる

・対話がコミュニティに新しい刺激をもたらし、持続性のきっかけになっている。じっくり対話して企業や街の思いをひきだし、ゴール(終わり)のあるプロジェクトではなく、プロジェクトが次を生み出すプロジェクトをつくる

・話したくなる食べもの、話したくなる家具…個人が気づきや感動を次のひとりに伝えることも小さな、でも確実な継続につながって、いつかブーメランが戻ってくると嬉しいスパイラル


産学官プロジェクトに限らず、プロジェクトは目的、期間が明確に決まっています。ただ、上手に結果を引き出すには仕掛け、メカニズムが必要です

また、プロジェクト自体は終っても、参加した人々の間で、つながりが生まれ、普及、促進、進化のための取り組みが続く場合もあります

いろいろなヒントをいただいたカフェでした





2012年03月16日

最近クラウドファンディングという資金調達法が注目を集めています

これまで事業、プロジェクトのために資金を調達する場合、国の予算、資本家からの出資、銀行、ベンチャーキャピタルからの出資などが考えられましたが、

それぞれに高いハードルがあります

インターネット時代を迎えて、従来の少数の資本家からではなく、ウェブを利用し、広く多数の人々から資金を調達する、クラウドファウディングという手法が欧米で人気を集めています

アメリカのkickstarter、日本でもReady for、Campfireなどのクラウドファンディングで短期間に目的金額を上回る資金を調達する事例が出てきています

この辺の事情に関しては、

変わる資金調達「クラウド・ファンディングの可能性を考える」

に書きましたので、読んでいただければと思います

さて、日本では震災の影響を受けて、社会貢献分野での事例が多いようですが、クラウドファンディングが生まれた欧米では、主にアーティストがアート活動のために活用しています

すなわち、資本家がスポンサーとなってアーティストに出資したり、アート作品を購入する、資金調達から、一般より資金調達するクラウドファンディングへの移行が起こり、それにより市民のアートへのかかわりにも変化が出てきています

その辺の事情を

「アート分野のソーシャルイノベーションをめぐって」

に参加して、伺うことにします

なお、当日のスライドは、

発表資料公開】「アート分野の”ソーシャル”イノベーションをめぐって」

に掲載があります

・クラウドファンディングは、銀行など少数の専門家ではなく、多くの一般の人々から主にウェブを利用してお金を集める

・クラウドファンディングは大衆主義的で資金調達が早いが、出資者ひとりひとりへのフォローが必要だったり、真似されるおそれがある

・クラウドファンディングには投資型、購入型、寄付型があるが、購入型が主流 

・1997年にイギリスのバンドがメジャーレイベルと契約が切れ、アメリカへのツアーができなくなったのに対し、ファンが支援したのがクラウドファンディングの最初の例。ネットの普及が大きな要因

・ネットの進化により、高速化、国際的に決済可能、SNSによるコミュニケーションによりプラットフォームが整備された

・クラウドファンディングには映像、音楽分野が多い。資金難のため、映画化が難しくなった作品の監督が自ら資金調達など

・購入型クラウドファンディングは寄付ではなく、買物。支援したいという気持ちと共に、欲しい「見返り」を購入する。逆に言えば、欲しい「見返り」を準備できれば、成功の可能性は高まる 

・日本では、震災の影響も伴い、社会貢献型クラウドファンディングが注目され、その後、アート、クリエイティブへ

・クラウドファンディングのプロジェクトの信頼性は運営会社が厳しくチェックする。問題があった場合、大きな打撃を受けるのは運営会社

・クラウドファンディング、日本語のサイトだけでは限界、英語のサイトが大きく広がるには不可欠

・ただウェブにプロジェクトを公開するだけでは資金調達はできない。戦略が必要 

・アーティストが自分で資金調達するのではなく、マネジメントを行う人がいる方がベター


なお、

【発表資料公開】「『顔の見える商い』と『クラウド・ファンディング』」

にもスライドが掲載されていますので、ご参照ください





2012年03月13日

NHK・Eテレが「スーパープレゼンテーション」TED

を4月から放映するそうです

世界を変える驚きの発想を、世界が注目するアメリカのプレゼンイベント「TEDカンファレンス」による最高のプレゼンで学ぶ、新しいスタイルの語学教養番組、ということです

それを受けて、でしょうか。TEDを活用して、語学トレーニングを行う取り組みとして、日ごろ参加しているTEDee Tokyo

に取材の依頼がありました。そんな訳でNHK・Eテレの取材の中でのTEDee@渋谷に参加します

120219TED


TEDee Tokyoについては、参加記録を

TEDee Tokyoは留学生ゼミ in English の雰囲気

TEDee Tokyoに参加して英語のスピーキングをトレーニング中


に書きましたが、


母国語以外の言語は、継続的なトレーニングをしなければ、ある時点で相当な能力を身につけたとしても、確実に落ちます

英語も幼い時期に母国語同様に身についた以外の、例えば2年間の海外MBA留学などでは、 帰国後に放置しておくと、英語力は落ちます


英語に限らず、語学では「読む」「聞く」「話す」「書く」の能力が求められます

このうち、「読む」「聞く」は書店にあふれる録音した媒体付きの語学雑誌から自分の力にあったものを選んで、通勤時間等に読む、聞く、を継続的にすれば、いいでしょう

「書く」は海外とのやり取りにメールが使われることが多いので、この返信をすることで対応できます。海外とのメールのやり取りがない場合は、日記を英語で書く、という手もあります

困るのが「話す」です。これは相手、あるいは場、が必要です。


TEDeeでは英語で話す場を提供します。

まずTED(Technology Entertainment Design)で政治、経済、金融、国際関係、技術に関する英語のプレゼンを20分ほど見ます

そして、4、5人のグループに分かれて、プレゼンに関するディスカッションを20分ほどします

そして、グループとしての見解をまとめ、代表が英語でプレゼンする。

グループをシャッフルし、新しいメンバーでもう一ラウンド同様のプロセスを行います

簡単に書くとこういうことなのですが、政治、経済、金融、国際関係、技術に関して、自分はどう思うかを英語で考え、移り変わっていく話題、話者にリアルタイムでついていき、他の参加者に対して自分の意見述べるのは、結構大変で、日頃からのトレーニングが欠かせません

また、この手法はワールドカフェと同様で、同じ場、特に同じグループだった人とは、初対面でも終わる頃には仲良くなっています

さて、今日はテレビの取材のせいか、初対面の人が多いせいか、ちょっと雰囲気が固いのですが、セッションが始まると、すぐに打ち解けてきます。英語のスピーキングのトレーニングを通じて、終わる頃にはみんな仲良しになっているのが、いいところでしょうか

さて、今回の取材の放送は4月ということなので、楽しみにします





2012年03月06日

これって、今、個人的に関心が高いことです。

以前は学会の年次総会などが、多少分野が異なる人との出会う場だった。

ところが、今はTwitterで分野が違う人とも簡単につながるようになった

以前は異業種交流会に参加すると、名刺に書かれている企業名をもとに共通の話題を探していたが、集まった名刺のほとんどは2度と使わない

今は、

・Twitterでネット上でいつもお話ししている人と満を持してリアルで初対面

・リアルな場で初対面で友達になった人とFacebookで友人申請し、その中からネット上で活動を知り、予想もしない展開で末永くつながる

など、ソーシャル・メディアが発達してから「つながり」のでき方、発展の仕方は大きく変化しました

ただ、せっかくできた「つながり」も放置しておいたのでは、しぼんでしまう。

どうやって有効に活かしていくか?

そんなことを考えていたら、「「つながりが生まれる場」は、どうしたら生まれる?」


という案内が来ました

案内文によると、


「つながり」や「絆」はとても大切だけど、生み出すのは簡単ではありません。

共有空間をつくれば、出会えば、対話すれば、つながれる訳でもない。そこには、何か「場づくり」のコツが必要なように思われます。

では、つながりづくりに取り組んでいる人は、どのような工夫をしているのでしょうか?


3つほど事例を紹介していただき、ワールドカフェのスタイルで進みます


では、では話をまとめてみます


・「場」の提供者と利用者という関係ではなく、パートナーとして共に場、舞台を創る 

・コミュニティーを創るプロセスおよびプロセスデザインが大切

・コミュニティーを機能させるには、場を与えるのではなく、プロセスの共有が大切 

・地域、ムラ、企業などのコミュニティーが閉鎖的で移動不能だったのが、境界が消え、移動が可能になってきた

・企業内で「つながり」などと言うと、仕事をせずに、余計な活動をしている、という評価になってしまう

・フューチャーセンターに来て、対話をすると、特に目的はなかったはずなのに、何か生まれる。ところが、職場に戻ると元の木阿弥に。既存の組織に対話、つながりを埋め込みたい

・場の運営、スタッフが明るく、オープンな人でないと、人が寄って来ない。スタッフ同士が仲が悪いと人が逃げていく

・場の運営、スタッフは参加者にサービスはしない。サービスをした時点で、サービス提供者と利用者になり、場を共に創る関係ではなくなってしまう

・自分が大事にされている、という実感があれば、その思いが連鎖していく 

・「ここにいてもいいんだよ」と感じられることが人が集まる場ができる大前提 

・イベントは往々にして開催自体が目的化してしまい、人集め、うまくやらなきゃ、とスタッフが疲れてしまう

・イベントに来る人はイベントしか来ずに、コミュニティーには居つかず、コミュニティー形成には貢献しない 

・人と人とのつながりはイベントにしないことが大切。さりとて、放っておいては「つながり」は生まれない。日常以上イベント未満の微妙な状況

・「つながり」は無理やり、人を当てはめるのではない。自由に放置しておくのでもない。「つながり」自体が目的でもない。「つながり」の先にあるものは?

・ひとつの目的ではない、多様な状況でないと、日常とは違う接点、普段はあり得ない出会い、を作ることは難しい



もちろん、明快な正解なんてありません。でも、ちょっとヒントが見えた気がします





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