2012年08月

2012年08月29日

国際大学フォーラム「所有しない社会とスマート社会の構想」

という案内が来ました

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所有からシェア、という大きな流れがあり、

メディアで変わる 所有からシェア(共有)へ

では、


個人が情報発信する時代になって、情報の価値がコモディティー(潤沢生産品)化しました。

専門知識を持っている人がその知識をタダで提供してくれるようになりました

さらに、個人が持っている日記、スケジュールなどの情報が机の引き出しの奥にしまわれているのではなく、プロバイダーのクラウドにアップロードされるようになりました。

すなわち、個人が持っている日記、スケジュールなどの情報がいろいろな人に共有されるようになりました

ここまでは、よく知られている話です


個人が持っている情報が共有されるようになったせいで、個人が所有しているモノも共有されるようになりました

カーシェアリング、ルームシェアリングなど、誰かが所有しているモノを使わない時は、他の人が活用できるようになりました

これは小規模には昔、地域社会で行われていたことですが、インターネットのおかげで、見ず知らずの人たちが広い範囲で行えるようになりました

これをコラボ消費と言うそうです


と書きました。

これを書いたのが1年半前ですが、この頃から、どんな進展があったのか、早速出た話をまとめてみます

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・モノ、所有からシェアへ

(1) ヒト情報や履歴・物語が付与されている。

(2) 趣味嗜好性が高く、消費期間が短く、人により消費速度差がある。 

(3) 必ずしも希少性に価値がある訳ではなく、いろいろなケースで交換が成立する。

(4) 所有欲が減退したからと言って、消費者の「欲」は減退していない。所有よりアクセス、「体験」を得たい、効率的な共有


・ネット上での生活が、「バーチャル・ライフ」ではなく、実生活と密接に関連している

・PCの能力は飛躍的に向上したが、人間の認知能力、情報処理量に大きな変化はなく、やっていることは相変わらず、ワープロ、表計算

・データの蓄積が消費者の嗜好を的確に予測可能だが、選択肢を絞りつつも、断定するのではなく、「適正・合理化」と「遊びや偶然の出会い、気分による消費」をバランスさせることが大切

・企業内での「個人」と「仕事」の関わり。成長できるプロジェクト、ビジネス機会は減少傾向で、従来型の業務スタイルでは成長チャンスが少ない

・自然と自由を志向するヒッピーの影響を受けたハッカー文化が、IT、ソーシャルメディアが関係した社会運動に関与。アラブの春、ウォール・ストリート占拠のオキュパイ運動、など

・シリコンバレーなどでの有力企業の小規模化。組織のモジュール化、人材の流動化、グローバルな連携、アウトソーシング、クラウド型サービスの活用、スピーディーな決断

・「所有しない」社会の合理性

(1) 所有が高コスト、非効率、不自由であることが少なくない

(2) 所有せずに、使いたい時だけ使えばよい

(3) 次々に新しいモノを楽しむには、モノを持たない方が、乗換コストが小さい

(4) モノを所有すると場所をとる

(5) それでも所有すべき「本当に必要なもの」は何か? 

・シェアハウス、住民が高齢化傾向だったのが、ここ数年で急速に若年化 

・シリコンバレー、リーマンショック後の大規模レイオフで失業した人々がコワーキング・スペースで働くようになった

・個人はモノを所有しなくなったが、個人が利用するモノを所有する人、企業は相変わらず存在する

・2010年以降、Twitter、Facebookなどのソーシャル・メディアが急速に普及し、マスメディアとソーシャル・メディアと、情報、メディアの2層化が進んだ

メディアで変わる 所有からシェア(共有)へ


を書いた2010年11月から大震災、アラブの春など、大きな出来事がありました。

それらを通じて、マスメディアの威力が再確認され、ソーシャルメディアの新しい威力が生まれる中、所有からシェアという流れは着実に進んでいます

それらはある意味で、想定の範囲内、でありました


ところで、このイベントの運営で気づいたことがあるので、少し書いてみます

このイベントではメインスピーカーより話題提供があり、その後、メインスピーカーがモデレーターを務める形で、6名によるパネルディスカッションがありました

「メインスピーカーより話題提供」は非常に興味深かったのですが、パネルディスカッションに移行後、急に質がダウンしました

実は、あまりにつまらない展開になったので、途中で退席しました

この原因を考えてみます

1. 話題提供のメインスピーカーはパネリストの一人ならばよいが、モデレーターはやってはいけない。

進行が、メインスピーカーの話題提供の延長線上になり、新たな展開が出にくくなる

2. パネルディスカッションとは、各パネリスト同士の相互作用、相乗効果による単独では難しいトークを期待するもの。

しかし、実際には、各パネリストが「俺が、私が」と場を長時間占める結果になり、それぞれ単独の方が、よほど有意義な場合が少なくない。個人プレーヤー同士のチームプレーは難しい。


この辺の事情が東大情報学環・中原淳先生の

パネルディスカッションの5つのトホホ文法 : 尻切れトンボ、みんな違ってみんないい、オレオレ質疑、過剰プロレス、リンダ困っちゃう!?


に書かれていますので、合わせてご参照ください






2012年08月28日

東大ischool発のプロジェクトMaru「スケールアウトイノベーション・セミナー」

に参加しました

東大ischool発のプロジェクトMaru「スケールアウトイノベーション・セミナー」に参加しました

を書いたのが7月末ですから、1月ぶりで、今回が一応の区切りです

上にも書いたのですが、プロジェクトMaruとスケールアウトの話を少し書きます

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プロジェクトMaruとは、

「イノベーションの学校」東京大学i.schoolから生まれた社会的企業、「一般社団法人Maru協会」が主宰する、宮城県気仙沼市の中長期的な復興支援を目的としたプロジェクトです。

気仙沼と世界の魅力的な地域を直接結び、相互の文化を触発させながら新たな発想を生み、まったく新しい価値の創出につなげます。

2012年4月より、イタリア南部の小都市・Tramutola(トラムートラ)との交流をスタートしました。「トラムートラから見る気仙沼」「気仙沼から見るトラムートラ」、この交錯する2つの視点から、新たな文化やビジネスアイデアを生み出していきます。


さて、「スケールアウト」という言葉も、あまりなじみがありません

Maruのページによると、

人手や資金が十分でない状況でも、大きな社会イノベーションを起こす仕組みとその事業モデルのこと

とあります。まだよくわかりません

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もともと、IT用語で、


コンピュータ・システム(サーバファーム)の処理能力を増強する方法の1つで、ハードウェアの台数を増やして並列稼働させるアプローチのこと

低性能=安価なサーバを利用できるので比較的低コストに、段階的なシステム強化が可能という点が大きな特長である


とあります。

つまり、人手、資金が十分ではない状況で、小さなプロジェクトが同時並列的に進むと大きなイノベーションが起こる可能性がある、と解釈しましょうか?

さて、会場の二子玉川カタリストBAはとっても素敵な場所でした

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ゲストスピーカー・吉岡マコさんはNPO法人マドレボニータ代表。自身の出産後に経験した心身の辛さから「産後のヘルスケア」の研究・実践に着手。

現在23人のインストラクターが、全国50か所で「産後のボディケア&フィットネス教室」を展開しています。

個人が一からつくり上げたプログラムを、クオリティを落とさず(むしろ向上させながら)多地域で展開する仕組み、すなわち「スケールアウト」を、マドレボニータでは2006年から標榜し、時間をかけて築いてきたそうです。

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まずディレクターの田村さんからスケールアウトについて説明がありました。

・中央から周辺へのスケールアップ、相対的に劣位な地域は劣位のまま残ってしまう

・スケールアウト、地域が東京に頼ることなく、自分たちの価値を発揮する

・スケールアウト、周辺が組織体の中核になっていくムーブメントをつくる。学術的な考えをどう実践的な活動に結び付けるか?マニュアルを配ればよい、ことではない

・人間は交流から何かを産み出す

・アイデンティティーの形成、ルーツ(根源)も大切だが、ルート(経路)も大切。どうして自分はここにいるのか?

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さて、ここから吉岡マコさんのお話です。経営企画、組織運営、チームビルディングに関して、興味深いお話を伺うことができましたので、以下に早速まとめてみます

・スケールアップ、カリスマ代表が有名になって、地域を飛び回れば、ブームは作れるが、一過性のおそれ。スケールアウトは地道に地域に根付かせる 

・潜在的にニーズがあることと、それを導入して、うまくいくことは全く別

・「場のデザイン」マニュアルを読めばできるものではない。マニュアルを見なくとも、その状況で無意識に体が動いて、場をセットできるようでないと、自立できない 

・事務局はすべて在宅勤務、クラウド事務局、引っ越しても、海外に行っても、勤務可能

・現場が研究所の役割、日々の事例を考察して、自分だけに貯めるのではなく、反映して、共有する

・常に新しい知見を世に出して、それに価値が付いて来る

・「仲間」を早い時期に得られると、つらくても乗り越えることができる

・制度を普及させる時は、質の担保が難しい

・「テーマ」を一言で言うのは難しい。一言で言ってくれ、と言われると、空しくなる 

・大事なことはリスペクト。気持ちだけでなく、言葉、行動で示す

・苦い経験、教訓→仕組みに改善点がある、ということ

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・「仲間」がいるメリット1:地域にいても、インターネットで全国どことでも、いつもつながっているので、「つながり感」を持つことができる

・「仲間」がいるメリット2:一人では得ることができない、仲間人数分の知見、経験を得ることができ、質の向上がはるかに速い

・「仲間」がいることのメリット3:ムーブメントをつくるのは一人では難しいが、仲間がいればできる

・「関係性」を大事にする人は、実名で、連絡先をオープンにする

・「持ち帰る」だけでなく「持ち寄る」姿勢があるか?

・申込書の備考欄が空欄とは、「気持ち」が入っていないことを示している。備考欄には、自分の希望、思いをしっかり書く

・エントリーシートの内容を読むまでの、連絡、問い合わせの時点で、その人がどんな人か、わかる 

・数が増えるほど、質が低下するスキームにはしない。個と個の相乗効果で質が向上するようにする

・インストラクターを増やすと、客を巡って、縄張り争いをして、助け合うよりも、つぶしあうようになる

・報告書、誰も読まないのでは、形骸化して書く気がしなくなる。報告書は出しっぱなしではなく、共有してこそ、意味がある。責任を持って、熟読し、フィードバックする人を設定する

・クオリティーに影響するチーム型スケールアウトのポイント:1.お互いのことが好き、2.お互いに切磋琢磨して、しのぎを削る

・ひとりひとりの経験、考察を共有して、質を高める。ネガティブな経験の提供に高い評価をするようにする

・人は約束を破る。でも、大切な人との約束は破らない。関係性の構築が大切 

・スケールアウトとスケールアップの違い、前者は必ずしも、経済的な成功を求めない

・スケールアウト、全部を自分が取らずに、取りこぼす。取りこぼした部分を面白い、と感じた他の人がやることにより、動きが広がる

・先が見えていることは少なくて、目の前に見えていることをしっかりやっているうちに、つながりが生まれ、目の前が開けてきた

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興味深い話がいろいろ伺えたのですが「ひとりでやるのに比べて、仲間でやることにより、知見、経験が共有できることにより、質の向上ははるかに速い」は、いろいろなことに適用できそうな感じがしました






2012年08月27日

第15回東大ワールドカフェ

に参加しました。

東大ワールドカフェの説明は、

東大の卒業生ネットワーク、学部を超えた「横のつながり」世代を超えた「ナナメのつながり」をつくるには

に書いてあるので、そちらを見ていただくとして、
今日は、「卒業生ネットワーク、学部を超えた「横のつながり」世代を超えた「ナナメのつながり」から何かが生まれる」について考えてみます


東大は法、経、文、教育、工、理、農、医など、いろいろな学部があり、年間3000名の卒業生を送り出しています

在学中は、日常の学業、サークル活動などを通じて、学生同士の交流があります

ところが、卒業すると、途端に交流が減ります

同じ学科、同じ学年、研究室、サークルなどでは、同窓会などにより、ある程度の交流が図られます

ところが、この「同窓会」も、

・研究室の場合、学年の「序列」が、そのまま持ち込まれる

・折り合いの悪かった先輩などが、幹事をやっていると、行きづらい

なんてことがあります

さらには、年次、学部を超えた卒業生同士の交流は、格段に減ります

そこで、大学側が卒業生室を作って、担当の理事まで置いて、このような卒業生交流スキームを設けている訳です

東大の新しい行動指針でも、卒業生は大学にとって重要なステークホルダー。卒業生同士、卒業生と大学、現役学生、とのネットワークの充実は大学にとっても、卒業生自身にとっても大切な資産、と方針が大きく転換したようです

こういった東大の動きが、日経新聞に「結束を強める東大卒業生」という形で紹介されました。

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ただ、「結束を強める」というよりも、学部、学科ごとの「縦のつながり」は、まずまずあるものの、学部を超えた「横のつながり」さらには世代を超えた「ナナメのつながり」が極めて弱い、東大の卒業生ネットワーク形成のスキームを大学側が用意して、それを活用した卒業生、学生の間で「何かが起こり出した」と言う方が適切でしょうか

東大卒業生、学生は、いろいろな活動をしています。スティーブ・ジョブスの「点をつなぐ(Connecting dots)」は個人の様々な時系列的な経験をつなぐ、ですが、様々な卒業生、学生の平面的に広がる活動をつなぐことにより、いろいろなものが生まれる可能性があります

その「つながり」を産み出すきっかけの一つが、東大ワールドカフェです

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さて、こういった動きの一環として行われた東大ワールドカフェは15回を数えるのですが、回を重ねるごとに、
「つながりが広がり、深まっていく」メリットの他に、課題も見えてきています

東大に限らず、ワールドカフェにありがちな問題なのですが、

・ワールドカフェに来る人は「話したい人、話を聴いてほしい人」話をして、かつ、それを他参加者が受け入れてくれないと満足しない

・年長者が、ひとりで長々と演説を始めてしまい、他参加者が話す機会がなくなる

・初参加者などは、話すタイミングがつかめず、何も話せずに終わってしまう

・他者の発言を否定する参加者がいて、発言者が不快な思い

・参加者が固定化し、主催者側と常連参加者が内輪化し、初参加者などが疎外感

・テーマ、他参加者の話を否定する人、長時間はなし続ける人が残念ながらいる。やはりファシリテーターが途中で介入し、話の腰を折り、他参加者に話を振る、しかないか

・ある程度の時間、何人かで話し合うと、結論をまとめねば、という暗黙の先入観があるが、「予定調和」で終ってしまってはカフェとしては不満で得るものが少ない。あえて「もやもや」した状態に

・ファシリテーターはやる気のある人がボランティアで務めることが多いため、話が長かったり、自分の考えの方向に持っていこう、とする例が見られる

なんて、問題があります。

東大ワールドカフェも上記のように15回を数えます。月に1回として、1年以上続いている訳で、試験的にやってみよう、という段階から、次のフェーズに進め時期かもしれません

東大の卒業生ネットワーク形成が目的であり、ワールドカフェはそのための手段。

とは言え、会った時の状況があまり良くないと、つながりが生まれないので、セッティングも大切です

課題はわかったけれども、どうやって解決していくか?着実に輪の広がりを感じながら、取り組んでいきます






2012年08月23日

三菱商事アート・ゲート・プログラム山口裕美×青山悟アート・トーク・セミナー「アートプロジェクトの新しい潮流」

という案内が来ました

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三菱商事では、若手アーティストの育成とキャリア支援を目的とした「三菱商事アート・ゲート・プログラム」に取り組んでいます。

日本の芸術系大学生及びその卒業生は、一般的に作品発表の機会に恵まれていないという現状があります。

本プログラムでは、将来性のあるアーティストの現代アート作品を、公募により購入致します。購入した作品は、一定期間展示後、チャリティー・オークションにて販売し、その売上金は、芸術・美術を志す方々の奨学金として還元しています。

三菱商事は、本プログラムが、プロのアーティストを志す方々の今後のキャリア形成につながるゲート(登竜門)となることを期待し、「三菱商事アート・ゲート・プログラム」と命名しました。

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さて、今日はアート・プロデューサー山口裕美さんとアーティスト青山悟さんのトークショーです

海外経験の長い、おふたりからどんなお話が伺えるのか?楽しみです

では早速出た話をまとめてみます


・アートで世界で活躍するためには、英語で発信すべき

・海外のアート教育、ひとりの超優秀なアーティストを育てようとする。それ以外は必死に這い上がろうとして、競争が極めて厳しい

・海外の大学、学生間の競争を促す仕組みで、学習を促進させている

・アート、ひとりのアーティストではなく、複数のアーティストによるグループは違う価値観が存在する強みがある

・アーティストは孤独、は、もはや成り立たない。アーティストもチームによる分業で行う

・アスリートにスポンサー企業がつくように、アーティストにも付くとよいのだが、事例は少ない

・アート作品は政治的なプロパガンダではなく、アーティストは政治と距離を置くべきだが、無関心でもいられない

・アートは、日常とは違う見方により、見る者が「美しい」と感じる

・技術の進歩により、アーティストは、これまでは使い得なかった道具、素材を使えるようになった

・アーティストは素材、道具、技術が美大、芸大在籍時のまま、である場合が多い。技術の進歩を積極的に取り入れる努力もすべき

・アートは世界中の文化、慣習、価値観が異なる人々に影響を与え得る。価値観に対して、アートはフェアー

・アート作品も、経済活動の中で、デフレの影響を受けている。安い作品が売れるため、アーティストの裾野を広げている反面、中堅アーティストには大きな打撃 

・アート作品の値段は、一般には、アーティストの格を考慮した相対比較、雰囲気で決まっており、絶対的、明確な尺度はないのが通常

・最近海外へ出て行く日本のアーティストが多い。市場が国内から海外、に加えて、円高の影響も大きい

・古い時代の最新鋭の技術を、今、味わうと、人間性を感じる

・どの国も民族衣装を大事にする。日本も、もっと着物を大事にしてもよいのでは

・茶道は450年前と変わらない、のではなく、常に新しいものが取り込まれている 

・茶室は使わなければ、朽ちていく。文化財の茶室は使わないで保存するのではなく、使いながら保存すべき


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アートも当然ながら、グローバル化、デフレ、円高、技術革新の影響を強く受けます。

アーティストと言うと、これらから遠く離れた立場で、クリエイティブな活動をしているイメージがありますが、決してそんなことはありません

むしろ、テクノロジー、社会の変化を積極的に察知し、取り入れていき、伝統の上に、新しいものを築いていくことが必要では、

そんなことを感じたトークショーでした





2012年08月22日

「慶應SDM イノベーティブ・デザイン・ワークショップ SHIBUYA3.0:未来の渋谷の使い方」

という案内が来ました

案内文によると、


新しいビジネスモデルや市場開拓を目指すなかで、人材育成や働き方の変革が求められています。

新しいアイデアからイノベーションを生み出すために、集合知の活用や知識創造マネジメントなどが注目されていますが、個人やチームのスキルとしてのデザイン手法を実践的に学ぶ機会と場はまだそんなに多くはありません。

MOVは異分野・異文化のさまざまなスキルや経験を持つクリエイティブな個人のメンバー制ワークラウンジとして会員同士の交流や各種プログラムを通して新しいビジネスが生まれる場を提供しています。

慶應SDMは世界のクリエイティブ機関と連携してデザイン手法を開発するとともに、異分野の経験豊かな教員が企業と連携して社会実験を行うなど実践的なプロジェクトを進めています。これらの手法と場を同時に体感できるワークショップを企画いたしました


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MOVは、渋谷ヒカリエにあるのですが、何度かイベントが行われ、伺ったことがあります。

その様子は、

外とのつながりで発想するオフィス

ヨコのネットワークにタテが加わると推進力が増大


に書いてあります

新しい働き方と個人、チーム、企業、社会各レベルでのクリエイティブ人材の育成実践の場の試みのお話が楽しみです

早速出た話をまとめてみます

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・新しい働き方、個人の視点、自分らしく、より豊かに、だけでなく、企業、経営、社会の視点も欠かせない

・日本人は気付いていないが、日本は海外から見ると「宝の山」

・コクヨ、もともとは文房具中心のドメスティックな会社だったが、今は4割の社員が外国人

・個人のSNS,FBのつながりが、会社での働き方も変えていく

・変わる仕事と働き方:従来、ヒエラルキーによるテーラーシステム、合理化と分業、これから、コラボレーション、コ・ワーキング、集中と交流、知識・経験の共有、ヒエラルキーからフラットへ

・アイデア出し、日本では否定、批判されるのでは、とおそれるが、海外では他者のアイデアに次々と付加価値をつけて、新しいアイデアを創っていく

・フューチャーセンター、ビジネス、製作の関係者が一同に集まり、未来の視点から、解決策を探す

・脳の無意識を活用し、「意識」で考えず、他人の考えに乗っかる。質より量でいく 

・イノベーションのプロセスが変わる。技術革新により、シーズからニーズを生み出すもの、から、生活、自然、宇宙などからヒントを得る

・イノベーション、個人の興味・関心が起点、組織の枠組みを超えたつながり、バイアスを崩し、試行錯誤を繰り返しながら、発見する

・幸せの4要素、自己実現と成長、つながりと感謝(友達の数よりも、多様性と密度)、楽観性、マイペース

・他人と比べた幸せは長続きしない。マイペースの幸せが長続きする

・コミュニティーは閉じてしまうと新鮮味がなくなる。旅人、外国人が大切

・コミュニティーの中ではスキルが交換される。交換できるスキルを持っていないと、居心地が悪い


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ヨコのネットワークにタテが加わると推進力が増大



ヨコのネットワークからブレークした人を見ていると、ソーシャルメディアにより、ヨコのネットワークを形成した上で、マスメディア、大企業など従来型の伝統的メディア、組織をうまく活用しています

逆に「WORKSIGHT」を運営する会社は、企業間に加えて、個人同士のネットワークも見据えて、インターフェースとして機能することも考えている、そんな気がします

大企業もこういった取り組みが今後欠かせない


と書きました。今回もそんな感じがしました







2012年08月21日

「東大モール」(朝カフェ・勉強会のネットワーク)とは、東大卒業生が、ボランティアで、マスターをしている朝カフェや勉強会のゆるやかなネットワーク・モールです。

「東大リアル勉強会モール」スタート!

に書いておきましたが、

東大生、東大卒を参加条件とせず、他大学生、広く一般を対象としているものも数多くあります。


これらの勉強会について、毎月第3土曜日の午後に、モールのようにまとめて開催すると、参加者がいろいろな勉強会に参加できて便利、というのが、「東大リアル勉強会モール」でしょうか?

さて、このモールの中から、東大知のプラットフォーム勉強会(和田裕美ゼミ)

に参加しました

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東大知のプラットフォーム勉強会

も、東大生、東大卒を参加条件としていませんので、他大学生、広く一般からの参加者も含めて、会場は満員です

今日の講師の和田裕美さんは、「こうして私は世界No.2セールスウーマンになった」

など、多くの著書がありますが、数年前にコーチの勉強会でお話を伺い、大変感銘をうけました。

和田さんの上にあげた本は百科事典ブリタニカの社員の時のエピソードがベースですが、その後、インターネットの普及に伴い、百科事典が衰退し、ブリタニカが日本から撤退する、などということも経験されています

今日はどんなお話が伺えるのか?楽しみです

なお、この勉強会には幹事として、プラットフォーム戦略

の平野敦士カールさん

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

の細野功さん

も幹事として参加されて、講師との絶妙のやり取りも楽しみです

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では、早速出た話をまとめてみます

・いじめられている人の日記には「人」しか出てこない。花鳥風月など、「自然」は出てこない

・戦争で負けた国の歴史は、塗り替えられる宿命を負う

・日本は他の国の文化(漢字、仏教、ビートルズなど)を受け入れ、自分なりに再構築し、JPOPなど、独自の文化を作り出し、発信している

・ネズミの実験:木の家とコンクリートの家では、前者の方が長生き

・今は、マスメディアによるパブリックな情報と、FB、twitterによる友達情報の2層の情報が流れている 

・うろつきまわる人は、誰かに「どうしましたか?」と声を掛けて欲しい

・自己開示をすると、誰かに聞いてもらえる。教会での懺悔、告白に似ている 

・日本人は他人を信じやすいので、だまされやすい

・他人に貢献するには、自分が好きなことでないとダメ。無理矢理、いやいや、やってもダメ

・人生の一番怒り狂った、悲しいシーンを南海も再現しなければならないのが裁判。裁判をやるには覚悟がいる

・自分の力では、どうしようもないことは願うしかない(天気など)

・自分にはウソはつけない

・自己規律、信じることがあると、守りやすい

・日本は継承、継続の文化、100年、200年続いている会社が、かなりある 

・「欲」があるとは、「不満」があることの裏返し

・陽転思考、事実はひとつだが、考え方はいくつでもある。探せば、「よかったこと」がある。

・人を憎んだり、あるいは「つらい」と思っても、幸せにはなれないが、ひとつでも「よかったこと」を見つけると幸せになれる 

・寝る時には、暗い気持ちでは寝ない。「よかったこと」をひとつは見つける。「よかったこと」を作っていけば、幸せになれる

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・すぐに取り掛かれば、「できる」。気の進まないこと、やりたくないことは、先延ばしにしない

・ベストセラー、種をまいて、ネットワークを日頃から作っておく。後はタイミング

・普遍的なテーマは、新しいことを常に探さないと、書き続けるのは難しい。通常、最初の本は内容が濃いが、2冊目、3冊目は薄くなっていく

・回数を重ねないと、人間とも、モノとも、関係は構築できない

・知っている人が多く、居心地のよい「ホーム」と、あまり知らない「アウェイ」を組み合わせる。新しいことが生まれるのは「アウェイ」 

・メールでもSNSでも、インターネット時代は文章力の勝負

・文章には、事実だけでなく、少しだけ、エモーションを加える

・広く一般に出すのではなく、特定の人に送る文章には、その人にチューニングした情報を必ず加える

・狙うよりも、まず、流れてくるものをつかむ。動いていくと、何かが起こる 

・行かないと始まらないが、始まるためには、準備ができていることが大切 


神道、花鳥風月、自己開示から、事実はひとつだけど、受け取り方はふたつ、という陽転思考、出会い、ネットワーク、キャリアまで、幅広いテーマをわかりやすく伺うことができました








2012年08月20日

ワールドウーマンカンファレンス「世界が私の舞台となる」

という案内が来ました。

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女性が中心のイベントのようですが、東京青年会議所が主催、というのがちょっと驚きです。杉本彩さんのトークショーまであり、会場は六本木の東京ミッドタウンです

グローバル社会、グローバル人材というテーマは、既に陳腐化した感もあるのですが、パネリストに2名の外国からの方々がいるので、新鮮な切り口からのお話が伺えるかもしれません

とにかく、参加することにします

参加者はやはり女性が多くて、会場は華やかな雰囲気です。それが目的だったのでしょう?って、まあね

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さて、早速出たお話をまとめます

・リーマンショック以降、就活生の大企業志向が強まった。しかし、大企業は大規模なリストラを計画中。競争の激化が必至で、自分の強みのスキルを身につけることが大切

・グローバル対応する人材は、激動する変化に対して、迅速、とっさ、かつ、柔軟な対応が必要で、ひとつの企業に20年も在籍するような人材では難しいのでは?

・グローバル人材に必要な能力:コミュニケーション力(必ずしも英語力ではない)、自己構築力、時間管理能力

・グローバル人材:現地に入り込み、キーパーソンを見つけて、提案できる人材 

・グローバル人材:世界に出て、日本の文化、特徴、誇るべき点をきちっと説明できること 

・グローバル人材:インター・コネクタビリティー、つまり、人と人、組織と組織、コミュニティーとコミュニティーの「間」をつなぐことができる人材。境界、ボーダーはなくなる

・個人は、物事が機能する全体システムの一部。全体システムが、どう機能しているのか?その中での自分の役割は?をきちっと理解する

・自分のアイデア、文化を理解してもらうには、まず、相手のアイデア、文化を理解すること

・コミュニケーションとは、単に話す、聞く、ではなく、相手の考え方、文化を理解すること

・新しい環境でチャレンジすると、これまでにまかった分野で高いポテンシャルが引き出される可能性がある

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グローバル社会の基本は植民地政策に?



グローバル社会と言われるようになって久しいですが、塩、胡椒などの香辛料、絹などの繊維の東西交易、それに伴う文化の伝達は大昔からありました

産業革命以降、海洋交通手段がぐっと向上して、拍車がかかりました

イギリス、フランスなどのヨーロッパ先進諸国は、国土、資源、人工も限られており、海外進出をもくろみ、アジア、アフリカ諸国を植民地としました


と書きました。

日本にも中世には、ヨーロッパから宣教師が来たり、幕末には黒船が来たり、明治〜昭和の時代には、満州、アメリカ、中南米に日本からも新天地を求めて、移民が出かけています

むしろ、高度経済成長以降の日本の中だけでも暮らせていけた時代の方が特異なのかもしれません






2012年08月10日

昨年の震災、原発トラブルの影響で、日本、それも首都圏で計画停電という、とんでもない事態に見舞われました

電力の安定供給は、空気のように当たり前で、スウィッチを入れればつくのが当たり前の生活から、電気が使えない生活を経験することになりました


この辺のことは、

原発がない場合のエネルギー、生活は?

計画停電、原子力発電所、耐震基準 すべて1970年代にキーがある

に書いてあります

東大低炭素社会技術フォーラム「国際的視点から見た日本の電力」 @東京大学生産技術研究所

では、新興国の事例として、インドの電力事情が紹介されました

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日本の電力の感覚ではとても対応できないようなので、紹介します


・インドの年間総発電量は日本とほぼ同じ。人口はインドが10倍なので、人口一人当たりの電力消費量は1/10

・インドの発電は石炭焚火力が設備容量で50%、年間発電量で70% 

・インドの電力需要量、供給量共に年間6%の伸び。供給量は必要量を10%以上下回り、停電が起こる

・インドの電力料金は政府統制価格で、石炭・ガス産地、貧困州では安価に設定。農業<家庭<商業の順に高価格に設定されている

・インドの石炭消費量の増加に生産量が追いつかない。需要の70%が発電用 

・インドは国内で発電設備を製作できる企業をふやし、電力供給量増強により国内産業育成を図りたい

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・インドデリー地区は電力負荷軽減のため計画停電が実施される。オフィスは商用電源であり、家庭用より厳しく、6月時には12時〜3時、6時〜9時の1日6時間計画停電。それ以外にも電力不足による突発的な停電がある

・インドデリー地区では停電を前提とした防衛策が一般的で、ホテル・高級住宅ではディーゼル発電機、一般住宅ではバッテリー+インバーター、外国人は肉類、魚介類など生鮮品の保管のため、通常の冷蔵庫に加え、専用の冷蔵庫 

・インドでは電圧が不安定なので、エアコン、冷蔵庫などにはスタビライザー(安定化電源装置)を入れるのが一般的

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インドに限らず、東南アジアに行くと、欧米からの旅行者が泊まるリゾートであっても、突発的な停電は日常茶飯事です

グローバル社会では、日本を標準とは考えず、いろいろな海外事情を知っておくとよさそうです


2012年08月09日

東大、早稲田、慶応などの大学院で、経済、金融、企業戦略などを教えている宿輪純一先生の勉強会

宿輪ゼミ「国際経済金融情勢と今年後半のシネマ経済学」

に参加しました

宿輪ゼミ「今年後半の世界と日本経済のゆくえ」に参加しました

を7月下旬に書きましたが、月2回のペースで、国際経済、金融について、誰でも参加できる自主ゼミを行っていただけるのはありがたいことです

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会場は学生から中高年まで、幅広い世代の参加者です。宿輪ゼミは開始から6年、「TAK」さんが参加してから4年が経過しますが、内容、運営に着実な進化を感じます

レベルは学部生レベル、一般にはちょっと難しくて、大学院生にはちょっと物足りないくらい、オーディエンスにうまくあわせています

欧州通貨危機が一段落したかと思えば、金利LIBORの不正操作、欧州危機による中国の成長減速、と激動の国際経済は定期的な学習によるアップデートが欠かせません


では、早速出た話をまとめてみます


・低い経済成長、大きな財政赤字が先進諸国のニューノーマルとなった時代、為替、原油・穀物の乱高下に一喜一憂するのではなく、中長期的な構造改革が欠かせない

・先進国の経済状況は同じ特徴。大きな財政赤字、低い経済成長。この状態がニューノーマル。少子高齢化の進行、社会全体が高めの経済レベルに達したため

・経済には短期的な波(景気)と長期的な波(構造)の2つの波。短期的な景気対策である金融緩和は先延ばし、時間稼ぎに過ぎず、もう効かない

・戦後の成長期にできた会社、法律などの社会制度は、既に機能せず、規制緩和による構造改革が必要

・ドイツは規制緩和により、財政赤字を増やすことなく、経済を強化

・最重要の経済指標はアメリカ雇用統計。非農業部門雇用者数は市場予想の10万人を超え16万人(20万人が景気回復期のレベル)でひと段落だが、アメリカ企業は大幅人員削減を予定しており、先行きは明るくない

・欧州中央銀行による、イタリア、スペイン、ポルトガルなどの南欧支援は、ドイツの反対により、国債購入に対して、一転して及び腰

・日本は復興需要とエコカー減税のため、経済成長率は高めだが、後者は8〜9月で終了し、一転悪化が見込まれる 

・為替介入は財務省の担当で、日銀はオペレーションを代行

・中国は毎月10日に、鉱工業生産など、重要指標をまとめて発表する

・中国の経済が減速しているのは、欧州危機に加えて、不動産バブルを抑えるために、金融引き締めを行っているため

・中国、インドは金融引き締めにより、景気が減速しているが、他のアジア諸国は、欧州からの金が抜けた分、金融緩和で株価が最高値

・アメリカの干ばつにより、穀物の収穫が期待できず、穀物価格の上昇が予想される

・アイルランドは経済危機を乗り越えて、長期国債が発行可能に

・ドイツの副首相兼経済技術相フィリップ・レスラー、ドイツ自由民主党党首でもある。南ベトナムの戦争孤児だった

・公的年金の予定運用利回り4.1%、これはあり得ない数字、将来、目減りが確実視される。なお、納付率は6割を割っている

・リスク回避の動きが強まると、新興国の通貨が売られ、株式よりも長期国債が買われる。

・ドイツの貿易黒字が拡大しているが、その理由のひとつが、欧州金融危機におけるユーロ安

・通貨のトリレンマ:固定相場制の維持、独立した金融政策、自由な資本移動が同時に達成できないこと


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今回もサルサやボサノヴァ歌手のアマンダ・コスタさんが、ゲスト出演しました。

サルサやボサノヴァについても関心がありますので、楽しみです




2012年08月08日

コクヨ 品川エコライブオフィスで開催された

エコ+クリ・コミュニティ・ゼミ「企業経営にコミュニティの戦略的活用が必要な理由」

に参加します

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コクヨと言うと、事務機器メーカーのイメージが強いのですが、

外とのつながりで発想するオフィス

で書いたのですが、企業間に加えて、個人同士のネットワークも見据えて、インターフェースとして機能することも考えている、そんな取り組みもしています

今日の会場も、素敵な雰囲気です

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さて、企業活動に手詰まり感がある中、組織を超えたコミュニティー作り、コミュニティーの活用に期待が集まっています

そうは言いながら、組織を超えたコミュニティー作り、と言う場合、上に紹介したコクヨのように、「場」をビジネスチャンスと捉え、取り組んでいる企業もあるのですが、どちらかと言うと、企業で主流を外れた人たち同士が、会社を離れた立場で、あるいは会社から黙認されつつ、取り組んでいる、というイメージがあります。

また、企業が本腰を入れて、取り組むと、どうしても短期的視野で結果、アウトプットを求めようとするあまり、うまくいかなかったりもします。

そんな中でも、9つほど事例が紹介されたということで、今日はその中間発表です


・組織内だけでは成果が出せないことが、組織、境界を超えることによって、思いもよらない成果が出ることがある

・事業計画の寿命が2〜3年と短くなり、新しい事業を次々に生み出す必要がある一方で、新しいアイデアは組織内では理解されにくい。新規アイデアの「出島」が望まれる

・コミュニティーつくりに、「きっかけ」は避けて通れない課題

・組織の内でも外でもない関係作り、「場づくり」が原動力

・プロジェクト、目的志向のコミュニティーはすぐには、創ることは難しい。普段からのコミュニケーションによる関係つくりが欠かせない

・ある先輩社員、新入社員に課題を与えて、周囲、関係個所から知恵を集めて解決策を検討することを期待したところ、実際にはインターネットで調べ、コンサルタントの先輩に相談してレポートを作成。期待した社内の関係構築はなされなかった 

・コミュニティーが自然発生的に生まれるのを待つ、偶然を期待する、のではなく、意図的に、戦略的に、再現性をもって起こせないか?

・アイデアを持っていても、それを披露し、提案し、活用する場があまりない 

・担当が決まると、それ以外の人は口を出しづらくなる。本当は皆のアイデアを持ち寄ると、新しい発想が生まれる

・以前は、情報を入手すること自体に価値があったが、情報があふれる時代では、情報を再構築して、情報同士を融合して、価値を生み出す

・言いたいことがあっても、グループでは言いづらい雰囲気。「そんなこと、わかってる」「くだらない」と受け入れないのでは、という、おそれ

・コミュニティー力=知恵が流通する関係性=Social Capital Capitalは運用して初めて、利益が生まれる 

・人や情報を集めたり、ストックしただけでは、収益は生まれない。人が自ら集い、知恵が流通する関係性があれば、人と知恵を活かした事業を作り、運営する基盤を持つことができる

・まず、コミュニティーつくり、その次にコミュニティーの活用

・社内では利益、効率向上、など、直接的なアウトプットが出ないと、なかなか理解されない。アウトカム(社員が元気になる、イノベーションが起こる)をもっとアピールしてもよい

・人が集う場には、「つながり」だけを目的としない、複合的な意味が必要 

・「新しいこと」を現状の不満からの逃げ場にしないこと

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・出島は鎖国のわかってくれない内部に、新しい文化を伝える機能を果たした。新しい事業は、既存の内部ルールに縛られないこと、新事業を通して、外と内をつなげる

・派手なイベントをやっても一過性。「日常以上イベント未満」の空間からつながりが生まれ、新しいイベントが生まれる

・「誰と組むか?」キャスティングの重要性。「こういうジャンルの人」ではなく、ピンポイントで「この人」と組む

・ネットワークのハブ的存在を通して、つながる

・「問い」の解決以上に、「問い」の設定が大切

・自分の問題を他の人と一緒に解いてもいい。自前主義からの脱却

・まず、聴くこと、助けてもらうこと。助けられるには、相手と関係が構築されていないと難しい

・1000人を同時にアクティベートはできない。5〜6人が話しやすい

・コミュニティー・コア10名、ファシリテーター50名、熱心な参加者200名、受動的な参加者750名で、内側から外側への流れで動かす

・コミュニティー戦略:集う人が共に実現したいビジョン、集う人の「居場所」と「出番」、実施を振り返り


企業とそこで働く人、さらには組織を超えたコミュニティー、企業活動として行うのか?個人として行うのか?

そう簡単には答えが出ないから、面白いのかもしれません




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