2013年04月

2013年04月18日

ゴールデンウィークは4月27日(土)から始まりますが、「TAK」さんは1週間早く、4月20日(土)から連休に入ります。

この連休を利用して、海外に行きます。

最近は、ヨーロッパの島リゾートに凝っていて、

3年前はギリシャのニコノス島、サントリーニ島

2年前はスペインのイビザ島

一昨年はイタリアのカプリ島からスイス・アルプス

に行ってきました。

今年は、南太平洋のタヒチに行きます。

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タヒチには数年前、一度、1週間ほど行きましたが、とても気に入ったので、

今度は行く島々を増やして、滞在期間も長くします。

「TAK」さんのバカンス・スタイルとしてパソコンは海外旅行には持って行きません。

のんびりしたいので、ブログは更新しませんし、twittwer、Facebookもしばらくしません。

さすがにスマートフォーンは持っていきます。

でも、事前、到着後の設定が面倒で、少し疲れ気味です。



メールは読むことが出来ますので、急ぎの案件だけ返事をします。

しばらく発信がありませんが、そんな事情ですので、ご心配なく!

のんびりしてきます。

それでは、行ってきま〜す

2013年04月15日

4月の知的財産マネジメント研究会(Smips)

の全体セッションでは、

福岡を拠点とした「福岡先端システムLSI開発クラスター」

のお話があります。

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企業家精神(アントレプレナーシップ)を発揮するにはイノベーション・エコシステムが大切

に、


・成長著しい地域経済を見ると、例外なく、クラスターが形成されており、生産性、イノベーション、競争力の面で重要な役割を果たしている(マイケル・ポーター)

・テキサス州オースティン、ビジョナリストによる計画的・人為的な「場」において、大学、ベンチャー、大企業の有機的、偶発的な展開が見られた

・クラスター形成においては、大企業からのスピンオフが、ベンチャーとしても人材としても母体になっている

・大企業が優秀な人材を集積させ、教育し、人的ネットワークを形成し、社内ベンチャーを育成し、それらの人材がスピンアウトすることが、クラスターにおいて重要な役割を果たしている

・チボリ・システム。事業アイデアがIBM社内では認められないため、スピンアウト。IPOを果たすがIBMに買収される。スピーディーさが失われ、主要メンバーが再度スピンアウト

・ベンチャー企業の出口戦略、日本ではIPOだが、アメリカでは大企業によるM&A

・シリアルアントレプレナー(複数回、会社を設立した人)が経験、スキル、ネットワークを活かし、境界横断的に出口戦略を果たしていく

・ネットワークは、起業家のみならず、VC、支援機関、大学など外延性を含むと有効に機能する。ただし、適切な維持をしないと時間と共に減衰していく 


オースティンに限らず、シリコンバレー、ボストンでも同様と言うことですが、企業家精神(アントレプレナーシップ)を発揮するには、大企業、大学、ベンチャー企業、弁護士、弁理士などの専門家集団などのイノベーション・エコシステムにより、技術、知財、人材、資金が動くことが大切です

大企業、大学、ベンチャー企業、弁護士、弁理士などの専門家集団などのイノベーション・エコシステムは、ポジティブな関係だけではなく、

・大企業をレイオフされた人々が、新しい産業を創る

・大企業をスピンアウトしたベンチャー企業を、数年後にその大企業がM&Aで吸収

のように、かなりドロドロしたものも含みます。これらを含めたエコシステムの中で企業家精神(アントレプレナーシップ)は活かされる、ようです


イギリス・ケンブリッジ大学は今?

に、


オックスフォード大学もケンブリッジ大学も、実業よりもアカデミーですが、1964年のモット報告でケンブリッジにおける科学産業拡大の必要性が指摘され、アカデミーから産業へ転換を図ったそうです

ヨーロッパは大学を中心としたクラスターが形成され、バイオ、ハイテクのサイエンスパーク、インキュベーションセンターがあり、上記のように、Silicon Fen はケンブリッジのクラスターで、サイズはシリコンバレーの1/10だが世界2番目の規模ですが、アカデミー、技術主導でアントレナーシップに欠けるところがあり、グーグルのような急成長企業は出ない、そうです

大学クラスターが出来ると、いろいろな能力がある人が集まります。インターネットで世界中が結ばれる時代になりましたが、ネットだけではこの人材の集積は難しいのではないでしょうか

Ph.D、ポスドク、MBAの学生が大学と企業の技術を結ぶ団体を運営しています。企業家同士のネットワークは形成され、新しい会社も生まれていますが、大学と企業、企業間の人材の流動化はアメリカよりずっと遅れているそうです

アメリカでは起業して、高価格で売却し、新しい起業を行うが、イギリスは日本に似て、オーナーシップの意識が強く、自分が作った会社をそう簡単には手放そうとしないそうです 


と書きました。

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地域が経済的発達をするには、クラスター形成が不可欠で、人材、資金が集まり、生産性、イノベーション、競争力の面で重要な役割を果たします。

福岡は古くから大陸からの文明がわたってくる日本側の玄関口で、また明治時代から、官営八幡製鉄所、筑豊炭田など、日本の産業を支えてきました。

いまはシリコンシーベルト福岡という構想があるそうですが、これについては、

大学発技術と地域産業との相互連携による国際競争力の強化 

イノベーション創成による地域振興〜福岡におけるクラスターイノベーション〜

を見ていただければ、と思います。

福岡地区は上記のように、生産力には優れているので、上流側の研究開発、その人材育成のために大学と連携します。

大学は研究室がアカデミックな成果を得るだけでなく、ベンチャー、大手企業とのコラボのスキームを組んで、
実用化シナリオ、モデル・デザイン、バリューチェーン開発、市場導入まで持っていきます。

将来のリーダーを育てるアントレプレナーシップ教育とは

アントレプレナーシップ 新しい価値創造のキーワード

に九州大学のアントレプレナーシップ教育の取り組みを紹介していますが、黙っていても人材、資金が集積する東京以外の、九州の地域クラスターの活動にも目が離せません。




2013年04月05日

東大、早稲田、慶応などの大学院で、経済、金融、企業戦略などを教えている宿輪純一先生の勉強会

宿輪ゼミ「国際金融情勢」

に参加しました


月2回のペースで、国際経済、金融について、誰でも参加できる自主ゼミを行っていただけるのはありがたいことです

120720経済グローバル


さて、前回参加した

宿輪ゼミ「国際経済金融」変動相場制開始から40年、通貨政策は?

は2月でした。

安倍首相のいわゆるアベノミクス、

・大胆な金融政策

・機動的な財政政策

・民間投資を喚起する成長戦略

はそれを「3本の矢」と表現して、

「大胆な金融緩和でデフレ・円高から脱却(GDP成長率3%以上、物価上昇2%以上)」

を謳っています。

このアベノミクスによる円安、株価上昇の傾向も、加速、一段落を繰り返しています。

キーワードを紹介ののちに、出てきた話をまとめます。

アメリカ「財政の崖」

アメリカでは、2013年以降、

・実質的な増税:前大統領ブッシュ政権下で導入された大型減税策が2012年末で期限切れとなる

・強制的な歳出削減:2013年1月から大規模財政赤字削減が強制発動される(国防費を中心に10年間で最大1兆2000億ドル)

が予定されており、何も対策をとらなければ、アメリカ経済はマイナス成長となり、景気後退に陥る危険性があります。

大統領と議会の激しい応酬の結果、減税措置の延長、歳出削減の延長、で何とか、この「財政の崖」を乗り越えています。もちろん、根本的な対策にはなっていません。

アメリカ「雇用統計」

アメリカ労働省が毎月第一金曜日に発表する雇用に関する統計で、アメリカ経済の状態を知る上で、極めて重要な指標です。

失業率、非農業就業者数を中心として、製造業就業者数、小売業就業者数、週労働時間、賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が同時に発表されますが、特に重要なのは、失業率、非農業就業者数です。失業率は経済の状態の反映に少し遅れがありますが、、非農業就業者数は遅れがなく、すぐに反映され、よりタイムリーな指標と言えます。

130405通貨












・長期国債の量が増える時は、利率がが上昇する時、インフレが予想される時

・目標は2年で2%のインフレ、これは物の価格のみで資産は入っていない

・財政政策(設備投資、筋肉、体力をつけること)、金融政策(お金の量の操作)、財政が有効に働くと円高、お金が潤沢になると円安

・金融政策、引き締めは有効だが、拡大には不向き

・アベノミクス、衆議院解散から株価が43%上昇、失業率は4.3%(0.1%アップ、就業者は増えたが、求職者も増えた、つまり、諦めずに求職する人がでてきた)

・アメリカは株価が最高値を更新、外需株よりも内需株が上がっている

・国ごとの景気回復パターン、アメリカは個人消費、特に住宅、アメリカでは「住宅」を資産と考える。日本は企業の設備投資、消費拡大、中国は国による消費

・アメリカの雇用統計、最も重要な経済指標、雇用が戻っているか、どうか、特に、非農業分野

・景気と物価の為替への影響、為替レートは企業の株価に相当する。デフレの国の通貨が買われる。景気がよくなれば株価は上昇する。正常な経済では物価上昇率=金利

・キプロスの銀行資産はGDPの8倍、税が安かったために、ロシアなどからロンダリング・マネーが流れてきた

・キプロスの事例、預金保護から預金から徴収へ、預金は安全ではない

・「商品」としての通貨。通貨は絶対的ではなく、相対的なもの

・シニョレッジ、1万円札を作る原価は100円、9900円のシニョレッジ。貨幣の場合は、金、銀などの貴金属以外の混ぜ物金属の量

・国債には金利、期限があるが、通貨には金利も期限もない。それゆえ、国債よりも通貨の方が発行しやすい

・日銀、通貨を発行して、国債を買う。国債の金利が日銀の儲けで、半分を国庫に返納。国にとっては、国債は一般投資家に売るよりも、日銀に売った方が有利 

・外国人投資家からは、利子に対する税金をもらえない。それゆえ、国債販売は国内にシフト

・今後は国債発行額は、増税で対応することになる

・国際通貨、国際的に取引される通貨。海外でも使える。為替変動リスクがない

・基軸通貨、国際通貨の中で主たるもの、外貨準備でどれだけ持たれているか

・通貨政策には2つある。通貨圏を広げる(水平型)通貨の上下の操作(垂直型)通貨圏は、その通貨の「峠」を過ぎてから、大量の借金が、結果として、世界中に広がり、通用する

・基軸通貨、通貨の基軸化による非対称により、通貨政策上の制約は減る。

・通貨発行量と外貨準備高をイコールにする。通貨危機でも、全額買い取ることが可能。通貨を買い支えると金利が上がる。それゆえ、株価が下がる




2013年04月03日

東大情報学環・中原淳先生のブログに

社会人大学院生が抱えがちな悩み:自分の問題関心・業務経験×研究として成立させること

というものがありました。

130402研究領域

興味深い部分を抜粋すると、


社会人経験をへて大学院に進学なさってきた方が、もっとも悩みになるのは、下記の「2×2のマトリックス」。 縦軸は「自分の問題関心にどんぴしゃ / 自分の問題関心とは違う」、横軸は「研究として成立する / 成立しない」。

「自分の問題関心としてはぴったし、なんだけど、指導教員からは、研究にならないね」と言われるパターン。

「自分の問題関心とはズレているんだけど、研究として成立するから、やんなよ」と言われるパターン。

「自分の問題関心」の奥底には、「自分の社会での業務経験」が存在し、それに裏打ちされ、かつ、突き動かされるかたちで、大学院に進学している。そこには、実に根深い自分のルーツやモティベーションがある場合がある。

「経験」というものは、第三者には「否定」できないもの。しかも、それはともすれば「絶対化」しやすい傾向。最悪のパターンでは、「自分の経験に固執するがあまり、研究がすすめられない」ということが起こりえます。

まず求められることは、自分の業務経験や自分の問題関心を「いったん脇におき」(まるっきり捨てる必要はありません)、そのうえで、先行研究や仮説づくりと向き合い、「自分の問題関心」とも合致し、「研究としても成立する」ような問題の切り取り方やアプローチの仕方を探す必要がある。


社会人大学院生については、

社会人大学院に通う人って、どんな人?

社会人が大学院に行く目的は?

に書いたように、

MBA、MOTなどの大学院に参加する社会人の9割以上は私費参加です

会社の仕事だけでは物足りなくて、会社以外でも通用する能力を身につけたくて、会社の業務以外にやりたいテーマがあって、勤務時間外に時間を作って、私費を払って参加しています

会社の費用で、勤務時間に公費参加、という人は少数派です

以下は、

社会人大学院生のジレンマ:やりたいテーマvs論文が書けるテーマ

に書いたのですが、


社会人大学院生は、会社の業務以外にやりたいテーマがあって、参加している人が相当数です

ただ、研究論文として書くテーマが、この「業務以外にやりたいテーマ」か?というと、そうではないようです

実は、「会社の仕事だけでは物足りなくて、会社以外でも通用する能力を身につけたくて」、社会人大学院に通っているにもかかわらず、会社の業務関連の研究論文を書いている人が少なくありません

これって、ものすごく矛盾しています。

「会社の業務以外にやりたいテーマがあって、勤務時間外に時間を作って、私費を払って参加して」大学院に入学して、なぜ、会社の業務関連の研究論文を書くのでしょうか?

しっかりした内容の論文を書くには、新規性、オリジナリティーがあるテーマについて、仮説を提案して、十分な調査、実験により、その提案した仮説を検証することにより、社会に有益な結果を発表する、でしょうか?

もちろん、これ以外の論文の書き方もありますが、代表的なのは、こういった手法でしょうか?

フルタイムの社会人が、平日夜間、土曜日の講義に出席し、レポートを書き、グループワーク、プレゼンをこなす、となると、それだけで相当オーバーワークです

それに加えて、研究論文を書けるほど、十分な調査、実験を行なう、というのは、非常に難しくなります

でも、上記のように、大学院を修了するためには、修士論文あるいはそれに相当するレベルの論文提出を求められます

どうすれば、よいでしょうか?

フルタイムの社会人が、「修士論文あるいはそれに相当するレベルの論文」を書くに足る情報を入手するには、どうするか?

唯一可能な方法があります。

それが業務関連のテーマになります。フルタイムの社会人は、これに関しては、それほど苦労することなく入手できます

でも、これは、わざわざ社会人大学院に入ってまで、やりたかったテーマではない、はずです。


こうやって書きながら、あまりの矛盾に頭が混乱してきます

社会人大学院生のジレンマ:やりたいテーマvs論文が書けるテーマ

いったい、どう解決すればよいのだろう?

「TAK」さんもいい案を思い浮かびません


中原先生が指摘するように、「研究」として成立させるためには、


自分の業務経験や自分の問題関心を「いったん脇におき」(まるっきり捨てる必要はありません)、そのうえで、先行研究や仮説づくりと向き合い、「自分の問題関心」とも合致し、「研究としても成立する」ような問題の切り取り方やアプローチの仕方を探す必要がある


一方、自分の関心領域を追及するのであれば、必ずしも「研究」という手段を取ることもないのでは?と考えます。

上記のように、「TAK」さんもいい案を思い浮かびません




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