2014年11月

2014年11月30日

創造性を拓く教育シンポジウム「はみ出すことから始まる」

という案内が来ました。

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"人生は舞台!ひとは誰でも表現者"

もしも、誰もがそんなふうに思えたら、演劇や、音楽、ダンス・・・

あらゆる種類の表現が、もっと、身近なものになるだろう。

ひとびとは、日常のなかで、当たり前に想像力と創造力をはたらかせ、あらゆる学びの場では、「創造性をはぐくむ」ことこそを、真の教育目標に据えるだろう。

企業や研究機関もまた、 自由なコミュニケーションと創造性こそが、人間関係を活性化させ、意欲的な人材育成に寄与することに気づくだろう。

生きることそのものが表現であることがわかったら、人生は楽しくなる。感性を刺激しあい、高めあうことで、未来は明るくひらけてくるだろう。


今回、基調講演の即興演劇インプロについては、いろいろ考えてきました。

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人生は即興の連続、台本のない人生を生きろ


人生は即興の連続。台本などない。即興とはその瞬間に想うことを表現すること。次のセリフは、なんて考えたらがっかりするだけ。思うように周りは動いてくれない。こんなはずじゃなかった、と思うのがオチ。この時、この瞬間を感じる。

物事の意味というのは、物事が起きた後に、他者が決めること

未来に期待しても何も生まれません。常に挑戦する、そして大好きなことのために大胆な選択をする

「やらなくてはいけないこと」をやっていると、物事はあまり上手くいかない。誰かの指示に従って「やらなくてはいけないこと」をするために動くことが習慣になってしまう。自分の人生のステージに立っているのに、どうしたらいいかわからない。与えられた役割をこなすだけでは、なにも見えなくなる


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創造性に関してのパラドックス、制限があるほど創造性が高まる


・即興とは、参加者各自が言葉にできる考えをしっかり持っているからできること、音楽も即興演奏は実力がないとできない

・創造性に関してのパラドックス、制限があるほど創造性が高まる。「障害物」があったほうが、物事を大局的に眺める傾向が高まり、発想が拡大する。


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東京大学公開講座「想像力ー想像から創造へ、混沌と構造化」に参加しました


(想像から創造へ)

・想像力こそは諸能力の女王(詩人・批評家ボードレール)そして想像(イマジネーション)が創造(クリエーション)へつながる

・インスピレーション(触発):外界の刺激に触れることによって、表現のモティベーションが高まったり、新しいアイデアや作品が生まれる現象

・「他者の表現」との出会いからもたらされるインスピレーション(触発)は想像(イマジネーション)、創造(クリエーション)に大きな役割を果たす

・ダンス:周囲のダンサーの動きや音楽に触発されて、即興ダンスが生まれる 

・ストリートダンス:ダンサーは新しい踊りを発見する際に自らの失敗をうまく利用している

・ダンス競技:対戦相手を意識して、よりダイナミックな動きを試みた結果、動きの失敗が増え、その失敗が自身の動きのレパートリー外にある新しい動きを生み出すきっかけとして利用されている

・絵画創作では他者作品の「模写」が他者表現との出会いをもたらしている

・アーティスト;他のアーティストの作品との出会いによって、認知的制約が緩和し、新しい着眼点が形成される


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「モーツァルトと環境学」に参加しました


・18世紀にはすべての作曲家が演奏家であり、また、演奏家は作曲もした。さらに、演奏される音楽ののほとんどすべては新作であった

・モーツァルトのピアノ・コンチェルトには意図的に作曲しない部分が含まれ、生演奏の最中の発想によって、演奏のたびごとに別の新しい表現で演奏されることを求められた

・音楽は演奏されるたびに新しくそれを作り出すことが出来るように、その様式を内部から時間をかけて学ぶべき

・即興演奏という人間的な賭けを行うことによって音楽を復活させれば、退屈なしきたりが捨てられ、生命の輝きが取り戻される。

当時、即興で作曲し、演奏したものを、忠実に楽譜通りに演奏するだけでは、つまらない気がします

例えば、聴衆の雰囲気、その時のオーケストラの息の合い方、などによって、少しずつ違うものにするのでは、と思います


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研究活動とは美しいアートである


何でも自分の感じたことを表現できる、特に現代アートはいい反面、時にとてもつらくて、何にも表現できなくなることがあります

絵画のようにキャンバスと絵具と筆で二次元で、とか、あるいは、陶芸のように、土を手でこねあげて、それを焼く、のように予めルールが決められて、それにしたがって表現する方が楽なことも多いです


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知覚・心・運動の対話「知覚はだませても、運動はだまされない?」


プロテニスプレーヤーを調査すると、さらに驚くことがあります。

トッププレーヤーはサービスリターンの時、相手プレーヤーがサービスを打つ瞬間より、わずかに以前に反応を開始しているのです。

つまり、意識、知覚する以前に無意識的に運動が起きているのです。

このように、名プレーヤーと言われる人たちは、意識的な知覚だけではなく、無意識的に反応、運動しているようです。



いささか前置きが長くなりました。基調講演でインプロデザイナーの絹川友梨さんから伺った話をまとめます。


・「やったことがない」のなら、断るのではなく、やってみる。

・インプロには「イエス・アンド」ルール

相手のアイデアを「イエス」と受け入れ、自分のアイデアを「アンド」で付け加える。

そこから、「アイデア」を紡ぎ出す触発的なやり取りが生まれる。

「ノー」だと、そこで終わり。次の「アイデア」が出る幕がない。

・記述が生まれる前、芸術はすべて即興だった。

・「はみ出す」とは、元の「型」があり、その「型」から出ること。

「はみ出す」のは結果であって、目的ではない。「はみ出す」のが目的となると、「誰かの型」にハマることになってしまう。

・情報収集、収集した情報を選ぶ、行動し、内省する、違っていたら、やり直す

・創造的発明のメカニズム「型がある方が創造できる」

・能の「型」、芸術は「型」を崩していくこと。

・自分を縛るのではなく、活かす「型」を設定する。

・ルールを少し変えるだけで、学びが全く変わる。

・時代遅れのルール、意味のないルールは変えていく。

・伝わるには、自分の文脈だけでするのではなく、聞き手の文脈を理解すること。

・自分の固定観念に気づいた時点で、抜け出す一歩

・普段やらない組合せをやてみる。他者のやっていることをマネしてみる。

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変化が急激な時代、人生は即興演劇(インプロ)の連続。ただし、インプロは準備なしで、その場で行ってできるものではなく、型をたくさん習得し、瞬間的に、その場に応じた型を使う練習を十分に積み、状況に対応するだけではなく、瞬時に、これから起こる状況を無意識に(意識することなく)予測することにより、可能になる。

そんなことを感じました。



2014年11月25日

衆議院解散、戦いは勝てるうちにやってしまう

に、


赤字国債状態を改善するには、消費増税はやむを得ないもの、という認識はあるのではないでしょうか。

そうは言いながら、衆議院任期満了後に、消費税を増税した後であれば、民意が野党側に吹いて、与党が大敗するおそれがあります。

そうであれば、議席は減らすけれど、大敗はしない、今のうちに、選挙をやってしまうのも手かもしれません。

新しい政治の流れがありそうです。


と書きましたが、各党が12/2の公示、12/14の投票日を控えて、公約、マニフェストづくりを進めています。

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上記のように、自民党は支持率が低下しつつあるものの、民主党をはじめとする野党も、十分な選挙の準備はできておらず、

民意の風が吹くどころか、有力な候補者も立てられない状況です。

国民としては、2012年自民党政権下のアベノミクス、集団的自衛権などの政策とそれ以前の民主党政権下での事業仕分けなどの政策を比較しつつ、

政権を委ねる政党を判断することになります。

この重要な時期の政権を委ねる選挙です。棄権することなく、必ず選挙には行きましょう。

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蓮舫元行政刷新相「スパコン仕分け、失敗だった」

というサイトを読んで驚きました。



「スーパーコンピューターの仕分けは失敗だった。事前ヒアリングで費用対効果を何度聞いても、まっとうな答えが返って来なかった。民間人の仕分け人が『世界一になる理由を説明できるようにしてください』と宿題を出していたのに、仕分け当日に『夢』と答えた」

「私たちは夢のために国をつぶすつもりはない。『世界一になる理由はなんですか』と聞いたら、世界一の技術と返してきた。会話になっていない。その後、ノーベル賞受賞者がずらっとならんで抗議の記者会見をした。その発言をみると、事業仕分けのやりとりを見ていない様子だった」


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つまり、自分で事業内容を判断したのではなく、官僚にヒアリングしたのだが、まっとうな答えが返って来なかったから、落とした、ということでしょうか?

この時の有名なフレーズが「一番でなければいけないのですか?二番じゃダメなんですか?」ですが、これについては言及していません。

事業内容、政策内容を自ら判断することなく、決定する政治家が大臣を務めていた、とは呆れてモノも言えません。

アメリカの大統領選後に、それぞれの分野の専門家を閣僚に任命するのとは大違いです。

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都議会セクハラ野次事件対応から学ぶ教訓




選挙のガール、チルドレンについて

選挙では、○○ガール、チルドレンと呼ばれる候補者が立候補します。その中には、タレント活動をしている「きれいなお姉さん」がいます。

彼女らに期待されているのは、政策立案能力、政治活動よりも、むしろ、そのルックスを利用した集票能力です。
としたら、これこそが「セクハラ」なのでは、ないでしょうか?

ネット選挙活動が解禁になり、ネットでの政策発表ができるようになりました。

ガール、チルドレンの集票能力に頼ることなく、政策本位の選挙への転換点かもしれません。


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と書きましたが、

ルックスを利用した集票能力を期待された、タレント活動をしている「きれいなお姉さん」ではなく、

政策を立案、判断できる議員を選ぶことがこれからの日本を委ねる選挙では大切なことは言うまでもありません。




2014年11月24日

慶應義塾大学SFCオープンリサーチフォーラム2014

という案内が来ました。

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過度に細分化し膠着状態にあった大学を打開するために、慶應義塾は24年前にSFCを創りだしました。

プロジェクトベースの実践型研究、インターネット講義、多言語教育、AO入試や9月入試など、SFCは世界に先駆けて先駆的な大学の姿を提示し続けてきました。

しかし、四半世紀が過ぎ、これらの試みは多くの大学で一般化しつつあります。

その根底を支えていた情報インフラや総合的な問題解決アプローチも、もはや特別なものではありません。

加えて、無料で配信されるオンライン大学講義のMOOCやiTunes-Uが急速に普及している現在、大学は大きな転換点を迎えているといってよいでしょう。

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そこで、今年のORFは「PROTO-UNIVERSITY」というテーマで開催することにしました。

PROTOとは細分化し最適化された構造を得る以前の、原始的で未分化な状態を指す言葉です。

PROTO-CELL(原始生命)は地球に最初に誕生したとされている生命体、PROTO-SCIENCE(未科学)は科学的検証を経てはいないものの我々の世界観を揺るがす可能性を持った革新的仮説のことを指します。

今年のテーマであるPROTO-UNIVERSITYは、母体内の未成熟の胎児のようにどんな形にも進化しうる可能態として、大学の未来の姿を考えてみようということです。

今年は開催フォーマットに関していくつか新たなチャレンジがあります。

これまで実施してきた展示とセッションに加えて、新たにワークショップとサテライトイベントが加わります。

ワークショップは従来型の「見る」「聞く」から、身体を介在させた「創る」「体験する」への発展であり、サテライトイベントは場所性や同時多発性を研究発表に組み入れようとする試みです。

更に、これまで2日間開催だった会期を1週間に拡大し、ORF WEEKとして研究発表を展開します。

このような多様性と多次元性をもった新しいORFを通して、私たちは皆さんと一緒に大学のあるべき姿を胎児の視点で考えたいと思います。その先にPROTO-UNIVERSE(世界の新しい姿)も見えてくるのではないかとの願いを込めて。


大学のオープンキャンパスはいろいろな所で行われていますが、このオープン・リサーチ・フォーラムにはいくつか特徴があります。

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(1)大学のキャンパスではなく、東京ミッドタウンのオープンホールで開催

慶應義塾大学SFCがある湘南藤沢キャンパスまで行くのは遠いのですが、六本木の東京ミッドタウンで開催します。

また、大学での開催では、基本的に研究室ごとに行うので、参加者は各研究室に入っていくことになるのですが、

ここではオープンホールに各研究室のブースがオープンな形で設置されます。研究室の入っていくのではなく、各研究室がオープンにさらされます。

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すると、

2013東大駒場リサーチキャンパス公開に行ってきました

に書いた


●人が集まる研究室、閑散としている研究室

入りやすくて、たくさん人が集まっている研究室と、入りづらくて、閑散としている研究室がありました。

どうすれば、人が入ってくるのでしょうか?研究テーマの問題だけではないようです。


●説明しますか?説明を避けますか?

「TAK」さんが入って行った時に、「説明しましょうか?」と声を掛けてくる人と、目が合わないように、避けている人がいます。

せっかくのキャンパス公開の時に、研究内容の説明を避けてはいけません。


という問題が完全には解消されませんが、大幅に軽減されます。

各研究室にこもってしまうのではなく、オープンな場に研究ブース、説明員を配置する、という、場のデザインは、この場には適しています。

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(2)テーマが人文・社会科学から工学、医学まで幅広い

テーマが専門的なものばかりで、自分がなじみのないものが並ぶと、なかなか入っていけません。

でも、このオープン・リサーチ・フォーラムでは、テーマが人文・社会科学から工学、医学まで幅広く、

かつ、専門的に掘り下げるだけでなく、社会に適用するものが多いので、関心を持つテーマが必ずいくつかあります。


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昨年のオープン・リサーチ・フォーラムでは、

キャリア支援の現場から「40歳定年」を考える

というセッションに参加し、今年も竹中平蔵先生のセッションに参加する予定でしたが、

このような楽しそうな場なので、各研究ブースを回って学生さんたちの説明を伺うことにしました。

こういうオープンな場なので、コラボの出会いの機会がたくさんありそうです。

具体的な研究については、

慶應義塾大学 SFC OPEN RESEARCH FORUM 2014参加レポート

を参照いただければ、と思います。

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さて、最初にこのオープン・リサーチ・フォーラムに参加したのが6年前の2008年です。

その時の参加記

異分野の融合ではなく衝突?


私たちは、「極端なるもの(エクストリーム)」を目指すことを宣言した。

私たちは、「極端なるもの」がぶつかり合うことによって、何が生まれるか…という実験を試みたい。

異分野同志は通常は交わり合うこともないのかもしれない。

もし、交わり合うことがあるとして、いきなり融合するのではなく、まずは激しく「衝突」するのではないか?

激しく衝突して、砕け散り、一部は消え去り、一部は再度衝突して、ある部分で融合が起きるかもしれない。

衝突によって、消えゆくものは何か。残るものは何か。衝突という創造行為をつうじて、私たちは、「破片」と「部品」を見極めるのだ。

この実験で、私たちは、いま一度、みずからの能力や可能性を知ることになる。変化の激しい時代を生き抜くための、逞しさと繊細さを獲得するために、これは、避けることのできない衝突である

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この文章を読みながら、考えました。

私たちは知らず知らずに「衝突」を避けてきたし、避けているのかもしれません。

無用な衝突はエネルギーのムダ、養老猛氏の「バカの壁」ではないけれど、言ってもわからない人間に言っても仕方ない、と。

これは、おおむね当たっているのでは、と思います。

世の中には二人として同じ人間はいないのだから、考えは人毎に異なります。

その異なる部分について、いちいち衝突していたら、とても生活していけません。

むしろ、その中から、わかりあえる部分、共通している部分を見つけていく、作業をしているのでしょう。

でも、時として、思いっきり衝突したって、いいんではないか?

衝突から、新しい何かが、生み出されるかもしれない?


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この頃の異分野が激しく「衝突」するフェーズは過ぎて、「融合」から新しい価値を生み出すフェーズに推移してきたのかもしれません。

衝突によるエネルギーのロスは少なくなるけれど、予定調和で小さくまとまってしまうリスクもあります。

これを打開しようとしたのが、従来型の「見る」「聞く」から、身体を介在させた「創る」「体験する」への発展かもしれません。

今後の展開が楽しみです。



2014年11月20日

期待学研究会「センシングデザインが描き出す未来」

という案内が来ました。

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人による目視、触覚、自覚症状など、主観、感覚によるセンシングに加えて、科学的原理によるセンシングを加えて判断を高度化していく。

さらに、見えない所、感情など、ブラックボックスを可視化し、アルゴリズムにより、判断できる材料とする。

リスクファクターをセンシングしていると、余計な心配をせずに済む。


自覚症状が出てから、病院に行ったけれど、手遅れ、なんてことにならないように、血液、尿、血圧などを定期的に測定して、異常値が出ていれば、自覚症状はなくても、すぐに病院に行けば、早い段階で治療ができます

つまり、自分の感覚だけに頼るのではなく、科学的原理によるセンシングを加えることによって、判断を高度化することができます。

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同様に、記憶はあやふやっだったりしますが、言語、映像、音などの記録により、補正することができます


記録と予測、記憶と期待、前者が客観的で後者が主観的なものでしょうか

ただ、あくまでも、記録と予測を活用しつつ、人が行うのは記憶と期待です


ここで興味深いお話がありました。


・記憶は伝える、想起される、思い出す、などの度に毎回書き換えられる。

・記憶は過去のこと、というよりも、過去を題材とした現在。

・記憶は常に変容する。記憶はセンサー。


記憶については、これまでもいろいろ考えてきました。

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過去は変えられる?


スポーツ選手、著名人によくインタビューされる雑誌記者の方からうかがったお話です。

「インタビューさせていただいた方々のお話をまとめて原稿にした段階で、間違いがないか?必ずチェックをかけます。

すると、どうも「実際の記録」と合わないことがあります。

例えば、

・高校で生徒会長をしていた → 生徒会委員はしていたが、生徒会長ではなかった

・インカレで負けたとき → 関東学生選手権までで、インカレには進んでいない

・神宮球場でベスト4をかけて戦った → ベスト16で負けている

・東大に現役で合格した → 一浪している

など、です。

次の機会にそれとなく、伺うのですが、やはり「歴史的事実」とは違うお話を伺います。

でも、ご本人はインタビューを本当に「事実」として話されています。

一人や二人ではなく、多くの方のインタビューで同様の経験があります。」

本人の考えの中で信じ込まれている「事実」は、「実際にあったこと」と違っていようが、既にそちらが「正しい真実」なのです。


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記録の再現は、起きた通りでなく、他の情報と組み合わせて


「記録」は再現が可能ですが、必ずしも、起きた通りに再現する必要はなく、他の情報と適宜組み合わせ、新たな価値を生み出すこともできます


デザイナー、クリエーターが発想について語り、言語学者が言語化すると?


・言葉のマングローブ効果、想いを言葉にするだけでなく、言葉によって想いが創られる

書いているうちに想いが創られる。詩では韻を踏む、というルールに従いながら、想いが紡がれるように、文法など、言葉を操るルールが想いを作る上で、重要な役割を果たす

・頭で考える、口で話す、紙に書く、この順番で時間がかかるが、話し言葉、書き言葉に表現する作業も加わり、表現時に自身による再確認が可能になり、論理性が増し、記録が可能になり、さらに再現性も増す

・「頭で考えた」ことをリアルタイムで「紙に書く」作業をすると、全く違う人格になる 

・人は常に記憶の書き換え作業を行う。書き換えられた記憶は、しばしば「事実」とは違うが、本人にとっては、それが「真実」。書き換えられた記憶をもとにさらに創作が行われる

・ダンサーによる実験:身体を緊張状態に置くと言葉が厳しくなり、リラックス状態に置くと、言葉が優しくなる


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東京大学公開講座「想像力ー想像から創造へ、混沌と構造化」に参加しました


・インスピレーション(触発):外界の刺激に触れることによって、表現のモティベーションが高まったり、新しいアイデアや作品が生まれる現象

・「他者の表現」との出会いからもたらされるインスピレーション(触発)は想像(イマジネーション)、創造(クリエーション)に大きな役割を果たす

・ダンス:周囲のダンサーの動きや音楽に触発されて、即興ダンスが生まれる 

・ストリートダンス:ダンサーは新しい踊りを発見する際に自らの失敗をうまく利用している

・ダンス競技:対戦相手を意識して、よりダイナミックな動きを試みた結果、動きの失敗が増え、その失敗が自身の動きのレパートリー外にある新しい動きを生み出すきっかけとして利用されている

・創作では他者作品の「模写」が他者表現との出会いをもたらしている

・アーティスト;他のアーティストの作品との出会いによって、認知的制約が緩和し、新しい着眼点が形成される


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つまり、記憶とは、外界の刺激に触れることによるインスピレーション(触発)により、

思い出し、頭で考える、口で話す、紙に書く、など、するたびに、

想像(イマジネーション)、創造(クリエーション)が起こり、

あるいは、新しい視点から見直されたりして、書き換えられ、再構成されていく、アートかもしれません。

書き換えられた記憶は、しばしば「事実」とは違いますが、本人にとっては、それが「真実」です。書き換えられた記憶をもとにさらに創作が行われます。



2014年11月17日

GDP悪化 政府の政策に批判の声

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7月から9月のGDP(=国内総生産)の成長率は、事前の予測を大きく下回り、年率で−1.6%となり、消費増税後の

4月から6月に続いて、マイナスになり、消費増税を問う意味で衆議院が解散されます。

衆議院選挙、平成の選挙史を振り返ると面白い



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民意の風が吹いたとされるのが、2005年の第44回小泉郵政選挙(自民大勝)、2009年の第45回政権交代選挙(民主大勝)と2012年の第46回選挙(自民大勝)の最近3回でしょうか

衆議院は4年の任期中でも解散がありますが、民意の風が吹くようになってから、与党が大量得票するため、任期中の解散よりも任期を全うするようになりました。

すると、次の衆議院選挙は2016年、さらにその前でも、来年の夏には参議院選挙があります

選挙のたびに自民から民主、民主から自民、という風が吹くのか、それとも、1955年体制のように、多少の風は吹いても、自民党政権が続くのか?今後の自民党の政治運営が楽しみです


と書きました。

これが変わってきました。

衆議院・参議院の議席配分

を見ると、

衆議院(総議席:480):与党系326議席(自民党295議席、公明党31議席)、野党系ほか154議席(民主党55議席)

参議院(総議席:242):与党系135議席(自民党115議席、公明党20議席)、野党系ほか107議席(民主党59議席)


で、衆議院で圧倒的な議席を確保し、衆参のねじれもありません。

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この状態ならば、与党が優位で、わざわざ解散する必要な見えません。

今、解散すれば、政権交代はないものの、与党は確実に議席を減らすでしょう。

では、なぜ、今、解散するのでしょうか?

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これから、消費増税、集団的自衛権など、国民から反対が大きい政策をやらなければなりません。

このうち、消費増税は、民主党政権時の決定事項であり、

消費税増税によせて、日本の財政を考える




税収、国債発行額、歳出の推移をみると、1990年ごろまでは税収と歳出は何とかバランスしていたのだが、1990年をピークに税収が減少します。

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景気が悪くなったので、税収が減少する、という当然の帰結です。

一方、景気が悪くなったから、と言って、一度上げた生活レベルは、簡単には落とせません。

それゆえ国債の発行が増え続けることになってしまいます。

所得税、法人税共に1990年ごろをピークに減少し、法人税は2000年以降持ち直したものの、2008年リーマンショックで大幅に減少したことがわかります。

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一方、消費税は、景気の波の影響を、それほど受けずに、安定しており、17年前の増税で、増税分だけ確実に増加したことがわかります。

それゆえ、安定的な税収として、消費税の税率が5%から8%に引き上げられました。

そして、さらには10%まで引き上げられる計画です。

諸外国の消費税率を見ると、OECD各国では20%程度であり、10%から20%までが、日本の税収の「余裕しろ」と考えられます。


と書いたように、赤字国債状態を改善するには、消費増税はやむを得ないもの、という認識はあるのではないでしょうか。

そうは言いながら、衆議院任期満了後に、消費税を増税した後であれば、民意が野党側に吹いて、与党が大敗するおそれがあります。

そうであれば、議席は減らすけれど、大敗はしない、今のうちに、選挙をやってしまうのも手かもしれません。

新しい政治の流れがありそうです。





2014年11月14日

日本の大学の卒業式で卒業生にお祝いに言葉を述べるのは学長、総長ですが、アメリカの大学では、政界、ビジネス界の著名人がスピーチすることが多いようです。

有名なのは、スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学卒業式でのスピーチ

ですが、

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本日は自分が生きてきた経験から、3つの話をさせてください。たいしたことではない。たった3つです。

まずは、点と点をつなげる、ということです。

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

「ハングリーであれ。愚か者であれ。」で締めくくっています。


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非常に示唆に富むものが多いので、卒業スピーチはこのブログでも、

人生に大切なエッセンスを組み合わせて実行していく

グーグル共同創業者ラリー・ペイジ「夢が非現実的であるほど、ライバルは減る」

アップル副社長ハイディ・ロイゼン「人生は、本当に本当にきまぐれ」

などを書いていますが、

今日はTwitterのCEOディック・コストロ氏がミシガン大学で行った卒業スピーチ

「台本のない人生を生きろ」

から紹介します。

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1.人生は即興の連続

人生は即興の連続。台本などない。即興とはその瞬間に想うことを表現すること。次のセリフは、なんて考えたらがっかりするだけ。思うように周りは動いてくれない。こんなはずじゃなかった、と思うのがオチ。この時、この瞬間を感じる。


2.物事の意味

物事の意味というのは、物事が起きた後に、他者が決めること


3.常に挑戦する

未来に期待しても何も生まれません。常に挑戦する、そして大好きなことのために大胆な選択をする


4.誰かの指示に従っているだけの人生はダメ

「やらなくてはいけないこと」をやっていると、物事はあまり上手くいかない。誰かの指示に従って「やらなくてはいけないこと」をするために動くことが習慣になってしまう。自分の人生のステージに立っているのに、どうしたらいいかわからない。与えられた役割をこなすだけでは、なにも見えなくなる

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5.世に影響を与えよう、などと考える必要はない。

世に影響を与えよう、などと考える必要はない。とにかくやってみれば、世の中に影響を与えることになる


6.「何をするべきなのか」をあまり考えすぎない。

人生は即興の連続。「何を怖がる必要があるのか?」。「何をするべきなのか」をあまり考えすぎない。


7.その時々を、あなたの人生を楽しむ

その時々を、あなたの人生を楽しんでください。その瞬間から得られるすべてを吸収する。感謝の気持ちを忘れずに




2014年11月12日

宝塚歌劇団の舞台裏に貼られていると言われる「ブスの25箇条」

というサイトがあります。

「清く、正しく、美しく」をモットーとし、厳格な教育で知られる宝塚音楽学校の舞台裏に貼られていた有名な言葉です。

当たり前だけど忘れがちなこと、わかっているけど実行するのは難しいこと、が簡潔にまとめられていますので、こちらでご紹介します。

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2年前にネットで流行した

ハーバード大図書館午前4時の写真と壁の名言、のインパクト

が、「噂」にすぎなかったように、本当に、宝塚歌劇団の舞台裏に貼られているのか、真偽のほどは明らかではありませんが、

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宝塚の裏校訓「ブスの25箇条」がじわじわと話題。あなたは大丈夫?

によると、

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この「ブスの25箇条」、言葉の主は元タカラジェンヌ宙組トップスターだった貴城けい さんが、著書『宝塚式「美人」養成講座』の中で紹介していたものだそう。

宝塚の稽古場にいつのまにか貼られていた「ブスの25箇条」は、いったい誰がいつ書いたのかわからない伝説の教えなのだそうです。

内容が興味深いので紹介します。


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ブスの25箇条

1. 笑顔がない

2. お礼を言わない

3. おいしいと言わない

4. 精気がない

5. 自信がない

6. グチをこぼす

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7. 希望や信念がない

8. いつも周囲が悪いと思っている

9. 自分がブスであることを知らない

10. 声が小さくいじけている

11. 何でもないことにキズつく

12. 他人にシットする

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13. 目が輝いていない

14. いつも口がへの字の形をしている

15. 責任転嫁がうまい

16. 他人をうらむ

17. 悲観的に物事を考える

18. 問題意識を持っていない

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19. 他人につくさない

20. 他人を信じない

21. 人生においても仕事においても意欲がない

22. 謙虚さがなくゴウマンである

23. 人のアドバイスや忠告を受け入れない

24. 自分が最も正しいと信じている

25. 存在自体が周囲を暗くする





女性だけでなく、男性も定期的にチェックするとよさそうです。




2014年11月09日

中国・北京で開かれているフィギュアスケート・グランプリシリーズの第3戦で、

羽生結弦選手が、直前のフリー演技前の公式練習で、中国の閻涵選手と激突。そのまま顔面からリンクに倒れました。

羽生選手はしばらく仰向けに倒れたまま、

起き上がることができず、救護隊が羽生選手の肩を抱えてリンクの外へ誘導する事態になりました。

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羽生結弦 流血アクシデント(動画)

テレビを見ていた100人のうち、99人が、

・オリンピックではなく、オリンピック翌年の、シーズン初めのグランプリシリーズなのだから、

無理せずに、棄権した方がよいのでは、症状が不明な状態で、無理に出場して、致命的なことにならなければよいが

と思ったのではないでしょうか


リンクで6名の選手が一緒に練習する、公式練習は危険なのかもしれません。

通常の練習であれば、他の選手と衝突しないように注意する、余裕もあるでしょうが、本番の直前の公式練習では、気になるポイントの最終チェックを行います

他の選手の動きに気を払う余裕はないのかもしれません

大切な本番の直前だからこそ、通常では何でもないことがアクシデントになってしまうのかもしれません。

事故当時のビデオを見る限り、羽生選手も、閻涵選手も、後ろ向きでスピードを出して、双方とも気づく間もありませんでした。

羽生選手、閻涵選手だけでなく、最終滑走の他の4人の選手も、公式練習は切り上げられ、おそろしいアクシデントに出遭い、異様などよめきの会場での演技を余儀なくされました。

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トップアスリートの挑戦「短所を武器とせよ」女子バレーボール主将竹下佳江氏




・ロンドンオリンピック女子バレーボール主将で司令塔セッターの竹下佳江氏、銅メダルを獲得したが、実は1週間前の事前合宿で人差し指を骨折していた。


と書きましたが、「TAK」さんはオリンピック選手など、トップアスリートの方々のお話をよく伺います。

実は、けが、故障を隠して、オリンピック、ワールドカップなどに強行出場した経験がある選手が少なくありません。

お医者さんは言います。

「今、無理すると、一生治りませんよ。オリンピックは4年後もありますよね」

選手は言います。

「何としてでもオリンピックに出たいんです。その後の人生はどうなってもいいんです」

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羽生結弦、流血アクシデント乗り越え2位 滑りきった後に涙【フィギュア中国杯】



テレビ番組の解説を務めていた織田信成氏は、

「ただただ、すごいの一言。4回転、回ってましたから。普通の人だと、これだけのケガのあとは回ることすらできないと思います。

しかも後半に、トリプルアクセル―シングルループ―トリプルサルコウの連続ジャンプを決めていて、強い。すごいとしか言いようがない」


番組に出演していた元プロテニスプレイヤーの松岡修造氏は「ぼくは羽生さんのことを誇りに思う。彼はこれからいろんな経験をしていくと思いますが、こんな状況で、こんな逆境で、こんな苦しいなかで戦った経験というのは、とんでもなく生きてくる。

これを日本の子供たちはどんなふうに感じるか。あきらめるなとか、無理だとか、そういう言葉では片付けられない。普通の人ではできない」


テレビ番組に出演、解説していた、松岡修造氏、織田信成氏、佐野稔氏の、慌てふためきぶり、パニックぶり、が事態の深刻さを示しました。

彼らにとっても、これは突然のアクシデント、何の準備もしていません。即座の対応力が求められます。

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さて、今回の羽生選手の、演技継続については、様々な意見があると思います。

「脳を打ったら、安全を優先して、棄権すべき」

流血しても2位?!羽生結弦がアクシデントを乗り越えた演技に賛否両論の声

この問題は敢えて触れません。

一般論を並べたところで、当事者にとっては何も役にも立ちません。

第三者的に、冷静に考えれば、精密検査をする前に、絶対にやってはいけないでしょう。でも、羽生選手だって、それぐらいはわかりつつ、演技を継続しました。公式練習のありかた、ドクターストップのありかた、議論を起こすことになりそうです。


大切な本番直前は、アクシデントがないように、トラブルがないように、細心の注意を払います。

ただ、大切な本番の前だからこそ、どうしても「ゆとり」「余裕」をなくしています。

すると、普段ならば何でもないことがアクシデントになってしまいます。

また、羽生選手、閻涵選手だけでなく、最終滑走の他の4人の選手も、公式練習は切り上げられ、おそろしいアクシデントに出遭い、異様などよめきの会場での演技を余儀なくされたように、

必ずしも当事者ではなくても、大きな影響を受けることになります。

直前の、突然のアクシデントを言い訳とすることなく、悪い状態ながらも結果を残すのが、超一流の証かもしれません。










2014年11月07日

最近は、

スプツニ子!アーティストトーク「デザイン+物語」で考える未来のかたち

芸術、創造性に関するトークセッション「裸体は何も語っていない。しかし、実は背後に意味がある。」

など、アート・トークセッションによく参加します。

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アートにはセクシャリティーあるいはエロスの要素が深くかかわります。

これらのトークセッションでは、若い女性スピーカーが、聴衆に対して、セクシャリティー、エロスについて語ります。

これ自体、ちょっとした驚きなのですが、さらに驚くのが、会場の、女子大生など、若い女性参加者から、セッション中に、性器、性行為を含めたセックスに関する質問がなされることでしょうか?

以前であれば、若い女性が、女子会ではなく、男性もいる人前で、性器、性行為などの話をするのは、考えられなかったのですが、極めて自然に行われていました。

セックスに関する、ちょっと後ろめたさを伴った、隠しておきたい、タブーが、外れつつあるのかもしれません

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ここで一つの疑問が生まれます

セックスに関するタブーがなくなって、オープンに見られ、語られる社会になってよいのか?という疑問です。

セクシャリティーあるいはエロスが、アートの大きな要素であり、また、文学においても、性の悩み、苦しみが、ひとつの大きなテーマであり得るのは、セックスに関するタブーが存在するからに他なりません。

タブーがなくなり、オープンになってしまったのでは、芸術、文学のテーマになり得ません。

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テレビによるマスメディアの時代から、インターネットの時代になって、

テレビをにぎわせていた、巨乳露出系アイドルが廃れ、インターネットには、おびただしい数のアダルトビデオが無料で流れています

唯一の例外が「檀蜜」さん、でしょうか?

テレビ出演が絶え間ない「檀蜜」さんは多少露出度は高い服装ながら、露出よりも、それを背景とした、ちょっとした素振り、仕草、トークから、エロス、官能が伝わってきます。

セクシャリティーあるいはエロスは、家族、友達など他の人とテレビで鑑賞するものではなく、

個人専用のインターネットで、鑑賞するのが適していることの表れ、と考えます。

時代、社会、技術の進歩にもよるのですが、単純に、「セックスに関するタブーがなくなって、オープンに」という訳でもなさそうです。

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さて、

芸術、創造性に関するトークセッション「裸体は何も語っていない。しかし、実は背後に意味がある。」


では、スピーカーのカミーユ・ミューテルさんが、

・セックスは、当事者同士の内的なものと考えられているが、実は社会的な枠組みが構築されていて、それぞれが、その枠組みに従って行っているに過ぎない、かもしれない。

・性行為は、衝動によるエネルギーのシェアが終われば、何も残らないのでは?

という、議論をわかす、投げ掛けをしました。

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恋愛、交際、結婚だけでは説明できない 「恋愛の基礎心理学」





・一夫多妻制は狩猟から農耕など、富の蓄積と相関。保有する富の量と妻の数は相関。結婚は男性同士が互いに女性を配分するための取り決め(レヴィ・ストロース)

・日本における一夫一婦制の確立は明治中期の日清日露戦争(夜這いは兵の戦意喪失につながるため制限)、戦後GHQによる村落的性行動(夜這い、祭りの乱交など) の制限


・かつての生物行動学:子孫を残すために雌雄が最も協力し合う場面が配偶、今の生物行動学:争い、選択、独占等で雌雄対立が最も顕著に表れるのが配偶 

・動物行動学からの予測:異性との性的妄想は男性の方が多い、プロポーズは基本的に男性から

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・性的嫉妬は文化を超えて、男性の方が強い。文化によっては、配偶者を人前に出さない、ベールで隠す、女性の浮気を強く罰する

・女性がファッションで着飾り、化粧で美しく見せ、女性同士が恋人を巡って争いあうのは、動物行動学では示唆されない、人間特有の現象

・嫉妬の性差:男性はパートナーの肉体関係により嫉妬、女性はパートナーの精神関係により嫉妬 

・配偶者選びの共通点と性差:共通 性格、価値観、気が合う 男性がパートナーに求めるもの 容貌、女性が求めるもの 稼ぎ

・配偶者選びにおける人間と他動物の最大の違い:人間はペアの絆が、つかの間、ではなく、長期にわたる 

・動物行動学からの推論:想いが通じないときに、切替が早いのが女性、いつまでも引きずるのが男性

・人は傷つくと成長できる。傷つくのを避けていては成長できない。恋愛で傷つくのは成長できるひとつの手段 


に挙げた、特に、

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・配偶者選びにおける人間と他動物の最大の違い:人間はペアの絆が、つかの間、ではなく、長期にわたる 

の、人間と動物のパートナー選びの違い、が大きく影響しそうです。

既に発散気味ですが、これも考えると、さらに発散するので、後日にします。





2014年11月05日

独り勝ちのはずのアメリカの株価暴落、日本国債がマイナス金利で、国際経済金融はどうなる?

を書いた後に、国際政治、経済で大きな動きがありました。

アメリカFRB(連邦準備制度理事会)量的緩和終了を発表(10/29)

これは、上記ブログで


・アメリカ、10月に金融の量的緩和終了、来年の3Qに利上げの予定、国際満期による自然減を目指し、ムリな売却はしない 


と書いたとおりで、市場は既に織り込み済みです。

金融の量的緩和について、上記ブログで復習すると、


経済の教科書では、市場に流通する通貨の量を調整するのが、政策金利(昔の公定歩合)であり、好景気の時にはインフレ防止で金利を上げ、逆に、不況時には、デフレ対策で、金利を下げる、というものでした。

ところが、政策金利がほぼセロに近いゼロ金利状態では、これが機能しないため、ゼロ金利の状態で、市場にさらに資金を供給するという政策がとられます。

これが量的金融緩和策です。

・金融の量的緩和とは?本来は金利の上げ下げで、市場に出回るお金の量をコントロールするのだが、金利がほぼゼロに近いため、量でコントロールせざるを得ない 

・アメリカの金融の量的緩和、余ったお金が株式市場に流れている。緩和が解除されると、金融が引き締まり、株価が下がる 


GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)運用比率変更 国内株割合25%に引き上げへ(10/31)

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国債などの国内債券の割合を「60%」から「35%」に引き下げる一方、国内株式を「12%」から「25%」に、外国債券を「11%」から「15%」、外国株式を「12%」から「25%」に、それぞれ引き上げる

これも上記ブログに


・年金運用基金の20%を株式に、ただし、株価は下がる時は下がる


と書いたように、構成比率は不確定でしたが、方針は前から想定されていたことです。


サプライズだったのが、10/31 13時過ぎの日銀の追加量的緩和の発表でしょうか。

「量的・質的金融緩和」の拡大(日銀政策委員会・金融政策決定会合)(10/31)

日銀が追加緩和を決定、日経平均は一時800円超の大幅値上がり!

上記ブログに


・日本、12月に金融量的緩和の目的達成予定だが、その後の対応に注目

・欧州、金融の量的緩和はせずに、逆に資金量を引き締め


と書いたように、アメリカの量的緩和終了に合わせて、日本も12月に量的緩和終了、というのが大方の思惑でしたが、

これを裏切るかのように、追加量的緩和が発表されました。

これを機に一気に円安に進み、

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また株価も高騰しました。

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これは上記ブログに


金融の量的緩和、余ったお金が株式市場に流れる。緩和が解除されると、金融が引き締まり、株価が下がる 

景気が回復すると、「株が買われ、債権が売られる」量的緩和では「株が買われ、債権も買われる

投資は株が高いところ、金利が高いところへ動く。


と書いたとおりです。

この時の状況は

拡大された日銀の「量的・質的金融緩和」

10・31日銀のサプライズ緩和に見る「異常性」とは?

などを参考にするとよいでしょう。

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では、なぜ追加緩和をしたか、と言うと、上記ブログに


最近の景気動向を見ると、消費税増税後は景気が冷え込んでいます。

消費税増税前の駆け込み需要からの反動だけでなく、すっかり下方局面です

現在見る限り、さらに10%に増税するのは難しそうです。


と書いたように、このままでは景気が冷え込み、消費税の10%への引き上げが難しいため、と考えられます。


消費税増税によせて、日本の財政を考える




日本の債務残高は上に書いたように、リスク商品並みの国々よりも債務残高のGDP比が上です。では、償還滞りリスクが高いはず、ではないでしょうか?

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実は、以下の2つの理由により、何とかヘッジされています

・日本国債の多くは国内投資家が購入しており、海外投資家の購入はその1/10程度。それゆえ、海外投資家の売買があまり影響しない

・歴史的円高のため、お金が海外に流れないため、預金が国内にとどまり、国債購入が可能

とは言え、決して楽観できる状態ではありません

日本国債の破綻リスクを回避するためか、円が売られ、円安方向に大きく動いています

あまり報道されていませんが、当然のことながら、金融機関は、日本国債暴落対策のシミュレーションは実施済みです


国債暴落よりも前に起こる可能性があるのが、ハイパーインフレです。

大胆な金融緩和で、実力以上に通貨を発行すると、通貨の価値が急激に下落します。

これは日本は第2次大戦後に経験しています

戦争の継続に戦時国債を大量に発行しました。

借金額は国の収入の9倍ほどで、敗戦により、これらのお金は返済できませんでした

そこで、大量に通貨を発行し、通貨の価値を下落させ、借金を返済し、その後、預金封鎖と新円切替で、乗り切りました。政府にしてみれば乗り切ったですが、お金を持っていた人は、預金が封鎖され、価値が急激に下落しました。

大戦後の借金は収入の9倍でしたが、今の借金はGDPの2.36倍、歳入の13倍です。

しばらく経済政策から目が離せそうもありません。財産を紙くずにしないためにも


この追加緩和は、上記の通り、大胆な金融緩和で、実力以上に通貨を発行すると、通貨の価値が急激に下落し、ハイパーインフレをもたらし、財産を紙くずにしてしまうリスクに現実感を持たせています。


この政策判断がどういう結果をもたらすのか?は、後になってみないとわかりません。


日本経済の現代史を振り返り、財政再建の道を探る



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1987年(昭和62年)10月、「ブラック・マンデー」(ニューヨーク株式市場で株価が暴落)の際に、87年12月時点では,日本も西ドイツも公定歩合は2.5%であった。

インフレを恐れた西ドイツ連銀は、88年7月と8月に公定歩合を0.5%ずつ引き上げ、さらに89年1月と4月にも0.5%ずつ引き上げて公定歩合の水準を4.5%とした。

これに対して,日銀は,国内景気の回復が明らかとなり、むしろ景気過熱を警戒する局面だったにもかかわらず、2.5%の公定歩合の水準を維持し続けた。

せめてドイツに追随する形で、この時に、政策金利を引き上げておけば、バブル崩壊の影響はずっと小さかったに違いありません。


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日本は1995年以降ずっと1%以下のゼロ金利政策を取ったため、2008年のリーマンショックの際には各国の中央銀行が政策金利を下げて対応したのに、下げる金利代がありませんでした。

2002年から2008年までの「いざなみ景気」と呼ばれる時期には、2%程度まで政策金利を上げておけば、リーマンショックの際にも余裕代があったのでは、と考えられます。


と書いたように、後から振り返り、「あの時こうしていれば、こんなことにはならなかったのに」ということがありました。

政策責任者は、リアルタイムで刻々変化する、不透明、不確実、不確定な状況で政策判断、決定を下さなければなりません。かつ、責任は重大です。

一方、歴史を振り返るのは、既に結果を知っており、「あの時、こうすべきだった」という、責任もなく、気楽なものです。

ただ、この振り返り、を行うことにより、今後の教訓を得ることができます。

繰り返しになりますが、しばらく経済政策から目が離せそうもありません。財産を紙くずにしないためにも





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