2015年12月

2015年12月31日

キャリア・デザイン、この1年を振り返る



キャリア・デザイン、この1年について振り返ってみます。

ポイントは、

1.キャリアとは、本人にはコントロールできない要素が伴う環境下で、事前にはよくわからず、結果としてわかる状況で形成していく。さらに付け加えるならば、事前にある程度のキャリア計画はあるとしても、刻々と変化する時代、状況に合わせて、計画も修正していかなければなりません。

2.直感の大切さ、反面で、その危うさも理解しつつ、即興の世界の中を、プランBを用意して、偶然をたぐり寄せつつ、構築していく

3.研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク。研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク

というところでしょうか。

と書きました。

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今年が終わる前に、もう少し補足したい、と思います。

4.キャリア戦略にも出口戦略が大切

5.不確実な環境でキャリアをデザインするには実績を記録しておくことが大切

6.その場での、とっさの、臨機応変の対応

それぞれについて書きます。

4.キャリア戦略にも出口戦略が大切

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キャリア構想、最近の流れを考える2015


スタンフォード大学ビジネススクールにいると、在学中に起業する

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・出口戦略を持ってビジネスを始める。これがないと、具体的な事業戦略が立てられない

と書きましたが、終身雇用が期待できない時代、キャリア戦略にも、

途中のプロセスはともかく、どういう形で卒業するのか?出口戦略を持っていることが大切です。

・成功したアントレプレナーとて、必ずしもグレートアイデアを持っていた訳ではない。凡庸なアイデアを改善していく。何かにつまづく。誰かのアイデアをまねる。一般的なサービスを改善していく。

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・グレート・ビジネスに、必ずしもグレート・アイデアは必要ない。 

・ビジネスプランを書くことで、どうやってビジネスを運営するか?自分の前提条件、がわかる

・会社が成長すると、必要とされる人材も変わる。創業時は何でもできる人、成長期は専門性を持ったスキルを持つ人

・自分がコントロールできることだけでなく、コントロールできないこと、運も大切、経済状況、外部環境はコントロールできない

・最良の方法はやってみること


などのアントレプレナー戦略は、キャリア戦略としても大切です。


5.不確実な環境でキャリアをデザインするには実績を記録しておくことが大切

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計画立案と実行、フィードバックのバランス




「泥棒を捕まえてから、縄をなう」が戒められてきたように、以前は計画は周到に準備しておくことがよい、とされていたのですが、

変化が速い時代には、計画を実行する段階には状況が変化しており、さらには、メール、ツイートにより、リアルタイムで反応が得られるようになったため、

計画は、あまり精緻なものではなく、暫定的なものにしておき、反応を見ながらフィードバックしていく、スタイルに変わっているようです。


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イベントで生まれる「知」を記録に残し共有する、意義と手法


「記録すること」は「物語ること」「コミュニティを作ること」への第一歩


キーワードは、「記録をする、残すことにより、当事者はもとよりいろいろな人々に対する様々な可能性が広がる」でしょうか?

実践の「記録(ドキュメンテーション)」には、下記のような意味があると考えました

1.学習者にとって、記憶を再構成するきっかけを与える(学ぶことの意味を再構築することにつながること)

2.実践の提供主体に自らの行為の意味を省察する契機を与えること(≒実践者の経験学習、成長につながる可能性があること)

3.実践への新規参入をうながし新たな関与者・協力者の誘因となること。特に実践の世代継承性を支えること

4.アカウンタビリティを果たしつつ、実践の継続性を支えるひとつのリソースを提供すること

記録をすると実はいいことがいっぱいある。

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計画を機能させるには、記録を取っておく


計画は常にフォローして、修正したいのですが、それには記録が欠かせません。


「見える化」だけでなく、計測できる化、記録化、履歴トレース化も

に書きましたが、


計測した状態、状況は記録しないと、あとでわからなくなります。そこで「記録化」

また、記録した結果は、あとで追跡調査できるように、「履歴トレース化」しておくとよいでしょう

実は、「いつ、どこで、何に、いくら、使ったか、計測して、記録して、履歴をトレース」しただけで、出費が大幅に削減したなんて事例もあるようです

記録化、履歴トレース化により、計画通り進捗しているか?が確認できます。

スポーツ選手は、事細かに自分の調子を記録しています。

調子が悪い時は、調子がよかった時の記録を調べることによって、何らかのヒントを得ることが出来ます

さらには、スポーツでは、言葉にしにくい「コツをつかんだ!」があります。

これを放っておくと、せっかくつかんだコツを忘れてしまうかもしれません。

必ず言葉にして、記録しておきましょう


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「アウトカム・ゴール(結果目標)」と「パフォーマンス・ゴール(遂行目標)」


●活動、思考の記録化

人は日々、思考、活動をしています。それによる人との出会いもあります。

ただ、これらは放っておくと、忘れて消えていきます

残して跡をたどるには、必ずメモなど記録を取っておくことです

実は昨年の振り返りを記憶に基づいて行っていたのですが、内容が浅くて表面的でした。

「TAK」さんは活動、思考および出会った人々ををブログに記録しておりますので、その記録に基づいて、再度、昨年の振り返りを行ってみました

すると、記憶によるものとは全く異なる、深い内容のものになりました

具体的には、準備したことがどこで活きたか?あるイベントで出会った人のおかげで行うことができた活動、などが、明確になりました

大いなる意気込みで準備したものが十分な結果を生まなかったり、何気なく参加したイベントで出会った人のおかげで成果を出す活動につながったり

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●直感など感覚の言語化

上にも関係することですが、講演、セミナーなどは文字にしやすいのですが、

直感、感覚などは文字にはしにくいものです。

ただ、これも「あの時感じた直感」で終らせてしまうと、後からたどることは難しくなります

とにかく、文字、写真などの形で記録に残し、跡からたどれるようにしないと、せっかくの素晴らしい直感が一瞬で終ってしまいます


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6.その場での、とっさの、臨機応変の対応

「アウトカム・ゴール(結果目標)」と「パフォーマンス・ゴール(遂行目標)」


●とにかく始めること、動くこと、臨機応変の対応を

周到な計画を立てることに時間をかけるよりも、暫定でも計画をつくったら、とにかく活動を始めることが大切です

そして、活動しながら、その結果に応じて、計画を修正していく方が現実的です

ただし、無計画の行き当たりばったりはダメです。これではフィードバックのしようもありません

状況は変化、推移していきますので、予め決めた方法に固執するよりも、臨機応変の対応が望まれます

昨年は大震災に見舞われましたが、想定を超える災害からの避難では、指定された避難場所が被災し、臨機応変な対応をした人が生き延びたことが知られています

未知のことを行うのですから、とにかく臨機応変の対応になります

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「チーズはどこへ消えた?」という本がありました。

迷路のなかに住む、チーズを求め、食べる2匹のネズミと2人の小人。

ある日、チーズが消えた!ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。

ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。

あなた、小人になっていませんか?


臨機応変の対応で大切なのが、「その場」で対応することです。

「次回から」「こういうことが、またあったら」ではダメです。

「その場」で対応しなければ、「後の祭り」で後悔することになります。




2015年12月26日

クリスマスが終わると、もう年末、この1年を振り返る時期です。

リーダーのためのキャリア・デザイン・カフェ

としては、キャリア・デザイン、この1年について振り返ってみます。

ポイントは、

1.キャリアとは、本人にはコントロールできない要素が伴う環境下で、事前にはよくわからず、結果としてわかる状況で形成していく。さらに付け加えるならば、事前にある程度のキャリア計画はあるとしても、刻々と変化する時代、状況に合わせて、計画も修正していかなければなりません。

2.直感の大切さ、反面で、その危うさも理解しつつ、即興の世界の中を、プランBを用意して、偶然をたぐり寄せつつ、構築していく

3.研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク。研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク

というところでしょうか。

それぞれについて、見ていきます。

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入社して初めての上司、3年目くらいの仕事経験が大切、と言われても


「入社してからはじめて出会った上司、3年目くらいまでにした若いときの経験って、意外に、その後、ひきずると思うんですよ」

やはり同じようなことが言われていて、たとえば、例をあげるとすると、

1)入社したときにどの上司に出会うかによって、その後のキャリアや給与が、ある程度、決まってしまうこと

2)入社から3年目くらいの仕事経験が、マネジャーになるかならないかを、ある程度、予測してしまうこと

3)3年目までの仕事経験によって培われた仕事の信念が、のちの業績成果に影響を与えてしまうこと

などという研究が存在します。


基盤キャリアの形成は35歳まで、「最初にどこで働き始めるか」が重要


基盤キャリアは35歳くらいまでに形成される、それゆえ、それまでの仕事環境が大切

就職した企業、職場の、タコツボのように、閉鎖的な価値観の影響を、知らない間に強く受けることになります。

同じ企業に就職したとしても、配属先の職場、上長、担当する業務、プロジェクト、一緒に働く人々により、価値観、キャリア形成は全く違ったものになります。

やっかいなのは、35歳までのキャリア構築は、どこで働けばよいか、事前にわかるのではなく、結果として、ここで働いてよかった、そうでなかった、とわかること、でしょうか。


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ここでポイントが2つあります。

1.入社する会社は自分が選ぶことができたとしても、配属先の職場、上長、担当する業務、プロジェクト、一緒に働く人々は、自分では決めることができない、ということです。

これは何も入社する会社に限ったことではありません。例えば、入学する大学、学部、学科は自分で決めることができたとしても、学習する科目を担当する先生、あるいは、一緒に学ぶクラスメイトは自分では決めることができません。

つまり、自分がコントロールできることは、ほんの一部で、本人にはコントロールできない要素が伴う環境下での対応、となります。

2.上記にも書いたとおり、どこで働けばよいか、事前にわかるのではなく、結果として、ここで働いてよかった、そうでなかった、とわかること、でしょうか。

中原先生のブログにある、「入社してからはじめて出会った上司、3年目くらいまでにした若いときの経験って、意外に、その後、ひきずると思うんですよ」とは、中堅、シニアの人が、後から振り返って感じた記述でしょう。


つまり、キャリアとは、本人にはコントロールできない要素が伴う環境下で、事前にはよくわからず、結果としてわかる状況で形成していく、ということでしょうか。

さらに付け加えるならば、事前にある程度のキャリア計画はあるとしても、刻々と変化する時代、状況に合わせて、計画も修正していかなければなりません。

人生とは、何かを計画しているときに起きてしまう「別の出来事」である


人生とは、何かを計画しているときに起きてしまう「別の出来事」である (シリア・ハンター)

人生は、「計画」をいつも超えていきます。

だからといって、「計画をしないこと」が知性的態度とはいえないのですが、人生を愉しむためには、一方で「計画」をしつつも、他方では「計画を超えること」を受け入れ、新たに変化することを厭わぬ姿勢が求められます。


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キャリアは偶然をたぐり寄せつつ、構築していく。プランBも用意して


予想外の選択が予想外の結果を生む

興味の対象は、固定ではなく、変化していく

直感を頼りに、来るべくしてきた偶然

主張しないと始まらない、周囲は黙ってあなたの意図など汲んでくれない

選択する際には、本命プランだけでなく、本命がうまくいかなかった時の、プランBも用意しておく

情報を発信し、集めると、さらに情報が集まり、ヒントが得られる

人に頼ると、いい道が拓けることがある

よさそうなことはやってみる

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柔軟な対応が大切

ある目標を目指している過程において、当初求めていなかった、予想外のものが得られ、そちらの方が、当初の目的よりも有効なことがある

交渉の成否は交渉前に決まっている。合意できなかったときの最善策(BATNA)と交渉を撤退する基準(RV)を決めておけば、自信を持って交渉に挑めます。

つまり、全く予測がつかない状態ではなく、ある程度、予測がつくと、自分の経験値の中で対応できるものが出てくるので、対応が楽になります。

人生に起こる様々な出来事「偶然」は、本人の意識では、あくまでも「偶然」。だが、その「偶然」が起こるための仕組みを本人が気付かずに行なっていて、「必然」的に起きている。

計画、予測と想定外の事項に対する対応、偶然と必然、この微妙で奇妙な関係は一筋縄ではいきそうもありません。

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直感と言うと何か、いい加減な「勘に頼る」という印象があります。

でも、実は直感はこれまでのあなたの子供の頃からの人生経験等など、周囲、環境からあなた自身が実際に学び、体験して、身につけてきたものの集大成のです。

直感とは、あなたのこれまでの人生経験すべてであり、とっても重みがあります。

ところが、これまで自分が蓄積した知識、経験に照らして、合理的に判断、という「直感」よりは、表面に見える情報をもとに、過去にうまくいったパターン、自分が知っているパターンで解こうとする「直感」、になってしまい、金槌でボルトを抜こう、とするように、正しいゴールを見失っていることがあります

直感の大切さ、反面で、その危うさも理解しつつ、即興の世界の中を、プランBを用意して、偶然をたぐり寄せつつ、構築していくのがキャリア


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研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク


研究の幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くには、研究、勉強と並行的に人のネットワークを構築していくことが大切。

ひとりで研究するよりも、プロジェクトに参加して研究すると、テーマも広がり、人のネットワークも構築でき、キャリアの可能性も広がる。

学会、シンポジウムで、ネットワークをつくるには、興味のある発表に質問する、懇親会にも参加する。

学会は最先端の研究を知るためだけでなく、人のネットワークをアップグレード、再確認するため

ポイントは、

研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク

ネットワークとは「意図的につくる」よりも「結果として出来上がっている」もの、のようです。

ネットワークというと、外部とのもの、と思いがちですが、必ずしもそうではありません。

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あえて内向きに、組織、領域、業界内のポジション確立は?


領域、社内外を横断するオープンネットワークが最近、強く標榜されています。

ひとつの会社、業界にとどまるのではなく、広い社会で活躍するには、オープンネットワークが欠かせません。

一方、業界、学会でしっかりした、抜きん出た立場を獲得するには、「業界、学会」内のコア・サークルに加わり、そこでの評価が不可欠です。

後者が内向きとされがちですが、業界内での確固たるポジションも大切です。

オープンネットワークとインナー・サークルは、相乗効果がある場合もあれば、相反する場合もあります。ただ、どちらか一方ではなく、両方が大切です。


キャリアは、社会、時代が急激に変化する中で形成していくわけですから、状況も変化し、これと言った答えは見つからず、模索中というのが正直なところです。





2015年12月24日

久しぶりにテニスのネタです。

「TAK」さんは、学生時代からテニスをやっていました。

全盛時代には、ちょっとした大会で上位入賞し、大きな大会では、全日本選手権出場者と対戦することもありました。

今では、とてもそのような体力はありませんが、アマチュアとしては中上級のレベル、といったところでしょうか。

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テニスクラブには、様々なスタッフが働いています。

コーチ、トレーナーに加えて、個人会員、法人会員、スクール生など、立場の違う人たちが、円滑にプレーできるようにコーディネーターがいたりします。

コーディネーターとは、どういう人かというと、

ゲーム中のコートには、基本的に入ってはいけないのですが、初心者の法人会員だと、そのことを知らずに、入ってしまうことがあります。すると、ちょっとしたトラブルになってしまいます。

こういったトラブルが、そもそも起きないように、あるいは起きてしまっても、大ごとにならないうちに、解決するのがコーディネーターの役目です。

テニスクラブのコーチ、トレーナー、コーディネーターは、そのほとんどが以前は選手だった人です。全日本選手権出場者も少なくありません。

ある時に、選手からコーチ、トレーナー、コーディネーターへ、キャリアの転向を行っています。

選手として世界レベルで活躍できるのは、ほんの一握り、一般の人でも、すぐに頭に浮かぶのは錦織選手くらいではないでしょうか。

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その他、ほとんどの選手は、選手以外への道を余儀なくされる、あるいは、自ら選ぶことになります。

選手とコーチ、トレーナー、コーディネーターでは、求められる特性が全く違います。

選手は技術、スキルアップすること、試合で勝つことが求められます。

プロ養成を除く、一般のテニスクラブでは、コーチ、トレーナー、コーディネーターは、テニスのレベルは、例えば、全日本選手権出場者であれば、もうそれで充分です。

それ以上に大切なのが、テニスクラブに来た人に、テニスを楽しんでもらうこと、です。楽しんでもらって、あわせて、テニスも上達してもらう、ことです。

テニスクラブに来る、多くのアマチュアレベルの人は、歯を食いしばって、厳しい練習をしたいわけではありません。気の合った、友達とひと時の楽しい時間を過ごすためのテニスです。

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ここで大きなパラダイムシフトがあります。これまでは、自分に意識を集中していたのを、自分の周囲の人たちへ、意識の集中をシフトすることになります。

例えば、テニススクールで、「○○コーチのクラスは、つまらないからやめよう」とみんなが言いだして、スクール生が集まらないようでは、コーチとして失格です。

テニスクラブでプレーするプレーヤーとしては、極めて当たり前のことなのですが、選手からコーチ、トレーナー、コーディネーターへの意識の転換ができない人が少なくないのも事実です。

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「TAK」さんが通うテニスクラブのコーディネーターの事例です。

朝一番で、「ウォーミングアップ、お願いします。」と言ったところ、

「これから、掃除するので、できませんね。掃除が終わってからなら、いいですよ」

「????」

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通路を通らず、コートを横切って行く人を見かけたので、

「あの人まずいです。注意してください。」

「今度見かけたら、注意しておきます。」

「注意しないんですか!それでは、フロントスタッフに注意するように言いに来ます。」

「行く必要ないですよ!じゃあ、注意しに行きますよ」


会員の対応をしないばかりか、スタッフがすべき事柄を教えたのに、対応しないばかりか、悪態をついて、暴言を吐く始末です。

さすがに「TAK」さんも呆れてしまいました。

クラブのマネージャーに事の顛末を伝えると共に、他のスタッフ、会員にも、特に大声ではないですが、聞こえるように、言いました。

「スタッフがすべき事柄を教えたのに、対応しないばかりか、悪態をついて、暴言を吐くスタッフは、いりません。交代してください」

さすがに、周囲のスタッフが済まなそうな表情でした。

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さて、「TAK」さんとしては、自分の経験をもとに、いろいろ考えを巡らせたのですが、

選手として、自分だけに意識を集中すればよかった人たちが、

キャリアの転換に伴い、自分の周囲に意識を集中し、自分と周囲とのインタラクションが大切になる、

にもかかわらず、意識は自分に向いたまま

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継続できる、信頼関係はwin-winから生まれる




フリーランス、個人事業、スタートアップの方々は、とにかくクライアントを増やしたいものです。

イベントを行うのも、クライアントを増やすのが目的です。

「あなたの世界は広がらなくても、他の人たちの世界が広がるでしょう。だから、友達を連れてきてください」

は、この方の偽らざる本音だったのでしょう。

もちろん、「TAK」さんが、この方のイベントに参加することは、もうありません。


と書きました。

このテーマ、いろいろな事例があって、共通する要素がたくさんありそうです。







2015年12月19日

女性のグローバルな活躍のためのワークショップ

という案内が来ました。

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「As You Like It! 心のままに!」

あなたが本当に進みたい道は何ですか? 

世間の価値観で進路を選んでいませんか? 

キャリア構築は、まず自分の心を問い直す所から!


今はよく”グローバル”というフレーズをよく耳にします。グローバル戦略、グローバル英会話。

グローバル人材とは、なにか、なども問われています。

日本の外にあるもっと広い世界に興味を持つ事は、すばらしい事です。もちろん、国際企業の視点からも大切だと思います。

でも、ある意味”グローバル”は、流行語のように私に聞こえます。

"グローバル" というフレーズがあちらこちらで現れる前から、私は(周りからみて)グローバル的な行動を取っていました


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お茶の水女子大ではこのようなオープン・イベントが開催されることがあり、その参加記は、


国連広報センター所長・根本かおるさん講演「好奇心が原動力」

博士にこそ、起業家精神とビジネスマインド醸成

結婚・博士号取得・出産・子連れでのハーバード大学大学院留学

女性のグローバルな活躍「翔び立とう!チャンスに満ちた世界へ!」

キャリアは偶然をたぐり寄せつつ、構築していく。プランBも用意して

に書いてあります。

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さて、では伺ったお話をまとめます。

研究の幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くには、研究、勉強と並行的に人のネットワークを構築していくことが大切。

ひとりで研究するよりも、プロジェクトに参加して研究すると、テーマも広がり、人のネットワークも構築でき、キャリアの可能性も広がる。

国際シンポジウム、ワークショップ、できる限り参加する。「聞き」に行くよりも、発表する。発表すると、覚えてもらえる。プレゼンは「読む」のでなく、「話す」。自分の魅力をアピールする。自然なリズムで話す。自信を持つこと。アイコンタクトが大切。

学会、シンポジウムで、ネットワークをつくるには、興味のある発表に質問する、懇親会にも参加する。

学会は最先端の研究を知るためだけでなく、人のネットワークをアップグレード、再確認するため

仕事を楽しむ、キャリアを柔軟にとらえる、情熱をもって、それをアピールする。のめり込んで仕事をするのに情熱がないと、つらい。

他の人々に話すと、自分の考えが整理でき、理解が進み、思いがけない切り口から、進展することがある。

自分の国以外の人の考え方に触れると、自分も変わっていく。人は交流し、シェアすることが大切。


今日のポイントは、

研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク

と考えます。

これについては、これまでも考えてきました。

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よくできる人は、よくつながっている人である

社会人の学び、学びの体系化と創出したネットワークの活用

コラボレーションできるネットワークとは?


「コラボレーションできるネットワーク」とは、交流会の名刺交換で、できるものではありません。

・ネットワークは創れない、出来上がるもの。知られる、貢献できるの偶然性

・ネットワーク、つながっている人が自分を規定する。「コミュニティーの橋」「ハブ」に価値がある


つまり、ネットワークとは「意図的につくる」よりも「結果として出来上がっている」もの、のようです。

さて、ネットワークというと、外部とのもの、と思いがちですが、必ずしもそうではありません。

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あえて内向きに、組織、領域、業界内のポジション確立は?


領域、社内外を横断するオープンネットワークが最近、強く標榜されています。

ひとつの会社、業界にとどまるのではなく、広い社会で活躍するには、オープンネットワークが欠かせません。

一方、業界、学会でしっかりした、抜きん出た立場を獲得するには、「業界、学会」内のコア・サークルに加わり、そこでの評価が不可欠です。

後者が内向きとされがちですが、業界内での確固たるポジションも大切です。

オープンネットワークとインナー・サークルは、相乗効果がある場合もあれば、相反する場合もあります。ただ、どちらか一方ではなく、両方が大切です。


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ネットワークを広め、知識を深めるUTカフェでの懇親会


講演会で得られるのが、広範な知識だとしたら、

懇親会で得られるのが、意識の高い人たちとのネットワーク、より深い知識、

です

そんな訳で、講演会は懇親会まで含めて参加されることをすすめています


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研究者国際流動性が及ぼす研究生産性およびネットワークへの影響


しっかり研究するには、少し腰を落ち着けて行うことが大切です。

一方で、あまり長い期間、同じ環境で、人の入れ替えもなく研究を行っていると、「タコツボ化」と呼ばれるように、いつまでも変わり映えのしない研究をダラダラ続けることになりかねません。

イノベーションを起こすには、多様な人々による、異分野の創発、融合が必要、と言われます。

・海外で研究する機会が、ネットワークを広げる。 

・研究ネットワークは海外に「持ち運び可能」

・海外出身の研究者は国内研究者よりも、広大な海外研究ネットワークを持つ。

・海外研究者は出身国とのコラボをすることが多い。

・海外研究者が加わることにより、多様なアイデア、知識が相関し合い、新しく、多様な考えが生まれることが増える。 


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キャリアは偶然をたぐり寄せつつ、構築していく。プランBも用意して

直感の大切さ、反面で、その危うさも理解しつつ、即興の世界の中を、プランBを用意して、偶然をたぐり寄せつつ、構築していくのがキャリア




2015年12月18日

米FRB、9年半ぶり利上げ決定 実質的なゼロ金利解除

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米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、金融危機のあと7年にわたり続けてきた実質的なゼロ金利政策を解除し、政策金利を9年半ぶりに引き上げることを決めた。異例の景気てこ入れ策を、日本や欧州に先駆けて終える。

短期金利の指標となる「フェデラルファンド(FF)金利」の誘導目標を17日から、「年0〜0・25%」の実質ゼロの水準から「年0・25〜0・50%」に引き上げることを10人の全会一致で決めた。

イエレン議長「(リーマン・ショックという)大恐慌以来で最悪の危機からの回復を支えるための、異例の7年間に終止符を打つ政策変更となる」

利上げによって企業などがお金を借りづらくなる側面もあり、景気を引き締める効果がある。

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この影響について考えるには、まず金融緩和についての復習から始めます。

アメリカ金融緩和終了により、市場に出回るお金は引いていき、金融市場の潮目の変わり時。日本は日経平均は史上最高、で国際経済はどうなる?

アメリカ金利引上予想でドル高円安、金融緩和終了により株価警戒感、日本は日経平均は史上最高、で国際経済はどうなる?

経済の教科書では、市場に流通する通貨の量を調整するのが、政策金利(昔の公定歩合)であり、好景気の時にはインフレ防止で金利を上げ、逆に、不況時には、デフレ対策で、金利を下げる、というものでした。

ところが、政策金利がほぼセロに近いゼロ金利状態では、これが機能しないため、ゼロ金利の状態で、市場にさらに資金を供給するという政策がとられます。

これが量的金融緩和策です。

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・金融の量的緩和とは?本来は金利の上げ下げで、市場に出回るお金の量をコントロールするのだが、金利がほぼゼロに近いため、量でコントロールせざるを得ない 

・アメリカの金融の量的緩和、余ったお金が株式市場に流れている。緩和が解除されると、金融が引き締まり、株価が下がる 


金融緩和時こそ、金融経済と実体経済の格差、が大切

資金量が一定であれば、景気が回復すると、「株が買われ、債権が売られる」、不況時には「株が売られ、債券が買われる」つまり、片方が上がれば他方が下がります。ところが量的緩和では市場に資金が投入されますので「株が買われ、債権も買われる」ことになります。

利子率が上がれば預金が動く。成長率が上がれば株価が動く。資金が一定であれば、預金と株価の片方が上がれば他方は下がる。ところが量的緩和状態では預金も株価も両方上がる。

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時系列に追うと、

2012年03月19日
久し振りの宿輪ゼミ「ドルの行方と金融の流れ」

・通貨の量的緩和は輸血のようなもので、緊急の一時的な延命措置にはなるが本質的な解決ではない

・通貨の量的緩和は一時的な危機回避後は、必然的に通貨価値の下落を引き起こす

2012年05月10日
宿輪ゼミ「市場取引の基本と応用」に参加しました

・バーナンキFRB議長、量的緩和の方向。いわばお金がジャブジャブになる。物価、株価が上がるが、金利、通貨が値崩れのリスク

2012年07月20日
宿輪ゼミ「今年後半の世界と日本経済のゆくえ」に参加しました

・アメリカの量的緩和、8000億ドル→2.5兆ドル、通貨の価値が下がり、物価が上がる。株価も上がるので富裕層はよいが、貧困層は物価上昇のあおりをもろに受ける

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2013年11月22日
久しぶりの宿輪ゼミ「アメリカの量的緩和縮小はいつ?日本の消費増税、最近の国際経済・金融は?」

・新興国は、先進国の量的緩和による、通貨の過剰に対し、利上げでインフレ抑制、通貨防衛。通貨安になって輸出は伸びるが、輸入品の価格が上がってしまう。

2014年02月20日
久しぶりの宿輪ゼミ「アメリカの量的緩和縮小は?日本の消費増税、新興国のインフレ、最近の国際経済・金融は?」

・イエレン新FRB議長、アメリカの量的緩和、縮小はするが、急激な縮小は行わない。これまでのペース。市場から好感でアメリカ株が買われる。

・アメリカの量的緩和縮小をにらんで新興国から資金がアメリカに流出し、新興国通貨が安くなり、インフレ。

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2014年04月03日
宿輪ゼミ「アメリカの量的緩和縮小は?日本の消費増税?クリミア情勢は?最近の国際経済・金融は?」

・アメリカFRB、金融量的緩和縮小で金利引き上げも想定される。お金が日本からアメリカに流れてドル高円安に。 

2014年06月05日
宿輪ゼミ「アメリカの量的緩和縮小は?日本の消費増税?ウクライナ情勢は?中国の成長減速の影響は?最近の国際経済・金融は?」

・アメリカの金融緩和により、アメリカ国債が買われている。国債が買われると、価格は上昇し、金利が下がる。

2014年07月03日
宿輪ゼミ、消費増税による物価高、イラク危機による原油高、収入は増えず?

・先進国すべてが金融緩和、低金利政策。お金が動かない。リスクが低いものは埋まって、リスクが高いものへ。

・金融緩和で新興国にもお金が流れた。バブル、インフレの温床。

2015年01月08日
景気回復、金融量的緩和終了でアメリカ独り勝ち、原油だけでなく、鉄鉱石の価格も低下し、ロシアなど資源国は危機的状況、日本は長期金利が史上安、で国際経済はどうなる?

・アメリカ、来年半ばに金利引き上げ予想。南米など新興国が借金の返済ができなくなる恐れ、自国経済だけでなく、基軸通貨、国際通貨の責任

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2015年05月22日
アメリカ金融緩和終了により、市場に出回るお金は引いていき、金融市場の潮目の変わり時。日本は日経平均は史上最高、で国際経済はどうなる?

アメリカの金融緩和終了の影響が出てきて、市場からお金が引き始めています。金融市場の潮目の変わり時かもしれません。

資産価値が下がるのがバブル崩壊。20%の変動は吸収できるが、それを超えるとステージが変わります。

2015年07月17日
ギリシャ危機、中国株価急落は一段落、市場は次のステージ、アメリカの金利引上げ、ドル高へ移行で、国際経済はどうなる?

金利引上げが確実なので、ドル高に、引き上げの延期で、多少のドル安があったとしても、少しの安値はチャンスと買われるのでドル高へ

2015年08月20日
中国成長減速、人民元連続切下げ、天津爆発、アメリカは金利引き上げ、で、国際経済はどうなる?

株価は好調な景気が支えているが、金融緩和が終了したので、下がる方向

アメリカの金利が上がると新興国の資金が引き上げられ、金融危機に、前回はアジア、特にタイ、前々回は南米

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ざっと時系列で書きましたが、

アメリカは金融緩和により、金の出回り量を増やして、リーマンショック後の不景気から回復し、

その後、金融緩和終了により、市場に出回る金の量を減らし、

いよいよ金利引き上げにより、市場に出回る金の量ではなく、金利により、金融をコントロールする、正常な経済状態に戻ることになります。

さて、これから起こることを予測すると、

・EU、日本がゼロ金利なのに対し、アメリカは0.25%の金利なのですから、当然、アメリカに資金が集まることになります

・アメリカが金利引き上げに踏み切ったのは、景気が好調だからなので、株価も好調ですが、資金が減っていくので、中長期的には株価は低下傾向です

・ニューヨークダウが下がると連動して日経平均も下がります

・新興国から資金がアメリカに引き上げられ、深刻な資金不足、インフレになる

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アメリカの都市部の景気の良さは際立っている。ボストンで飲食店で出しているラーメンは、日本円では3000円くらいになる。アメリカは好景気だが、物価、家賃が日本に比べ、べらぼうに高くなってしまっている

サンフランシスコでは高すぎる家賃と住宅不足、そしてホームレスの増加が社会問題になっている。

サンフランシスコの家賃めっちゃ高い問題をわかりやすく解説してるスライド 

のように、アメリカは好景気なのですが、それにより、ニューヨーク、サンフランシスコの物価がラーメンが3000円、家賃が月に60万円と、高くなり過ぎ、インフレ気味で、金融引き締めが必要な状態です。

それゆえ、ドルが世界経済に及ぼす影響を考慮しつつも、国内状況を考えると、利上げせざるを得ない状況です。

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米国利上げはなぜ新興国通貨の下落を引き起こすのか?

1997年に起きたアジア通貨危機も、米国のドル高政策によって金利が大きく引き上げられ、当時米ドルと連動させる「ドルペッグ制」を採用していたタイやマレーシアなどのアジア通貨が実力以上に大きく上昇していたところにヘッジファンドなどが売り浴びせをしたことによって起こった。


上に書いたように、アメリカの金利引き上げにより、アジア、中南米、アフリカなどの新興国から資金が引き上げられ、通貨危機を起こすことも懸念されます。

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ただ、アメリカFRBは急に金利引き上げを決定したのではなく、金融の量的緩和自体は1年半前に終了し、金利の引き上げは行わず、据え置いていました。

その後の米連邦準備制度理事会(FRB)において、イエレン議長は「今回は金利引き上げを行わないけれども、今後は引き上げる可能性もある。」

のような含みのある発言を繰り返していたことから、世界の市場もそれ相応の準備はしていたので、今のところ混乱は見られません。


とにもかくにも、世界経済、金融は次のステージに動き出しました。

資産の損失を出さないように、しっかりウォッチすることが大切です。



2015年12月14日

信頼は時間をかけて、期待に応えながら、築いていく。一瞬で壊さないように要注意



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継続的に事業成長させるためには、誰と同じバスに乗り込めばよいのでしょうか。

それは『目的地が同じ人』ではなく、『この人とバスに乗りたい!』と思える人なのだと思います。

どこに行きたいかでなく、『誰とイキたいか。』を軸に一緒に乗り込む人を選ぶ、ということです。

この人とイキたい!という気持ちさえあれば、目的地が変わったとしても一緒にイケるならどこでもいい!

信頼関係が構築されると、それをベースに物事が動き、回り始めます。

何をする、何を言う、という内容よりも、「この人がすることだから」「この人が言うことだから」

という信頼をベースに物事が進みます。

信頼はブランド、と言えるかもしれません。

自分が信頼される人になることはもちろんですが、自分の周囲に、どれだけ信頼できる人のネットワークがあるか、が大切になりそうです。


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コラボレーション、組むのは『目的地が同じ人』ではなく、『この人とバスに乗りたい人』恋愛にも似ている




決して「仲良し」を選ぶ訳ではありません。

時には激論を交わしても信頼できる関係が大切です。


と書きました。

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この信頼関係は、基本的にwin-winの関係の中で、構築されます。

一方がwinで、他方がloseという関係からは生まれません。

一時的には、win-loseであったり、見えたりしても、長い目で見たらwin-win、

あるいは、一見loseに見えても、本人にはwinでないと、継続しません。

もう少しわかりやすく言うと、自分が楽しめない時、周囲に楽しんでもらうことは難しくなります。

単純ですが、周囲に楽しんでもらうには、自分が楽しんでいることが基本です。

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こんなことを考えたのには、ちょっとしたエピソードがあります。

12月は忘年会、クリスマスパーティーのシーズン

普段、あまりお酒を飲まない「TAK」さんも、いろいろな集まりに参加します

毎年参加していると、いつもにぎやか、あるいは盛んになっていく集まりもある一方、参加者が年々減って寂しくなっていく集まりもあります。

後者の会で、「今年は参加者が少なくて、ちょっとさびしいですね」ともらしました。

すると、すると主催者の方が、聞きとめていて、

「だったら、友達を連れてきてください」と言いました。

「TAK」さんは、新しい世界を広げるために、「未知の世界」にはひとりで行くことを説明すると、

「あなたの世界は広がらなくても、他の人たちの世界が広がるでしょう」

これを聞いた時には、何を言っているのか?わからなくて耳を疑いました。

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でも、これが、この主催者の本音なのだ、とわかりました。

詳しくは書きませんが、この主催者はフリーランスの方です。

フリーランス、個人事業、スタートアップの方々は、とにかくクライアントを増やしたいものです。

イベントを行うのも、クライアントを増やすのが目的です。

「あなたの世界は広がらなくても、他の人たちの世界が広がるでしょう。だから、友達を連れてきてください」

は、この方の偽らざる本音だったのでしょう。

もちろん、「TAK」さんが、この方のイベントに参加することは、もうありません。

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コミュニティー継続のポイント「無理に仲良くしないこと」

無理して仲良くしないこと?


大切なことは、無理して仲良くしないこと

仲の良い家族同士もあれば、どうしても仲の悪い家族もあります。

これは仕方がないことです。

それなのに、無理して仲良くしようとすると、ストレスがたまります。

それぞれが自然体で、得られる価値を楽しむことが大切ではないでしょうか?

「無理に仲良くしないこと」が、コミュニティー継続のポイントのようです。


と書きました。

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自分が楽しめなくても、他の人たち、特に主催者の人のために、無理してイベントに参加することはありません。

無理して、その主催者との関係維持のため、参加してもストレスがたまるだけです。

繰り返しになりますが、継続できる、信頼関係はwin-winから生まれます。




2015年12月13日

グローバル化におけるアートの役割

という案内が来ました。

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これは慶應義塾大学の竹中平蔵教授が、森ビルの寄付講座「アートの社会」の一環で、

これについては、

アートと社会、経済だけでなく、文化の力を育て、活用する




 「芸術--芸術こそ至上である。それは生きることを可能ならしめる偉大なもの、生への偉大な誘惑者、生への大きな刺激である。」(ニーチェ「権力への意志」)

グローバル化と技術革新が進行する今日の社会にあって、アートの重要性はますます高まっている。

それは、複雑な人間社会を生きる我々にとって重要な糧であり、一人ひとりがアートにより大きな関心を持ち、理解を深めることが期待されている。

同時に、アートは社会的な側面を持っている。アートを育てるには社会全体のサポートが必要である。

また一方でアートが持つ社会的な力の活用を巡って、様々な動きが広がりつつある。

各国は「ソフト・パワー」としての文化・芸術戦略を強化し、また貧困や環境などの“グローバル・アジェンダ”の解決にアーティストが活躍する場面も少なくない。

社会の発展を考える上で、経済の力だけではなく、文化の力が見直されてきています。

では、どうやって日本の文化を展開、発信し、社会全体の発展に寄与するような活動をすればよいでしょうか?


と書きました。

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まず、出たお話をまとめてみます。

アートは複雑な人間社会を生きる私たちにとって、重要な糧となる。

ハード・パワーが経済、技術、ソフト・パワーが文化、芸術、21世紀の隠れた力がソフトパワー

アートは接すれば、接するほど、さらに欲しくなる。満足してしまうことはない。

アートに接する、アートを生活の中に取り入れる

アートは単なる展示されている絵画、彫刻などの作品の鑑賞ではなく、生活に取り入れて、社会とつながっているものである

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芸術とはコミュニケーションである

芸術と科学の対話「芸術とはコミュニケーションである」


千住博さんは、著書『美は時を超える』の中で、古代ギリシャの詩人ホメロスの言葉を引用して説明しています。

「芸術とは、人に知らせたくなる行為のこと」

もっと明るい場所で「多くの人に見てもらいたい」という本能が、神の領域であった「美」を、人間の領域の「美」へと転換させていったのではないか、と千住さんは言っています。

多くの人の目に触れ、批評を受けることが、描く側の創作意欲を刺激し、次の作品が生まれていったに違いありません。

「描く」・「創る」と「見る」・「評価する」という相互作用のもとで、芸術は発展してきました。

「芸術とはコミュニケーションである」

内面から沸き起こるイマジネーションを他者にどう伝えていくか、そのための創意工夫のプロセスが芸術活動であり、「伝えたい」という想いの強さこそが、優れたアートを産み出す源泉だそうです。

モーツァルトの音楽、レオナルド・ダヴィンチの絵画など、すぐれた芸術は、時代、国境を超えて、人々の心に伝わります

芸術とふれ合い、鑑賞する過程は、芸術作品が持つ感性的価値を通じて自らの感性に気づく営みでもあります。

アートを通して、人と人、人と芸術、人と場等など、新しい絆を見つけることができる、かもしれません。


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「街にあるものを使いこなす」学びのプロジェクト




アートと言っても、特に芸術性の高いものに限られません。

実はアートは日常に潜んでいます。この日常に潜んでいるアートを引き出すのが、アーティストの役割、

それをムーブメントに結び付けるのがプロデューサーだったりします。


と書きました。

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アートというと、人々の生活からかけ離れた世界で、孤独なアーティストがクリエイティブな作品を生み出す、

というイメージがありますが、それよりもむしろ、

人々が生活の中に取り入れて、活かしていくもの、なのではないでしょうか?

アートに、様々な可能性を感じたイベントでした。




2015年12月08日

東大「プラチナ社会」総括寄付講座 シンポジウム・希望を集め 未来を創る 〜地域で紡ぐ 未来の姿〜

という案内が来ました。

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案内文によると、


環境、エネルギー、資源、高齢化など日本社会が抱える課題は、新たなパラダイムを必要としており、個別の技術開発や取り組みだけでは解決困難なものとなっています。

本シンポジウムでは、持続可能で豊かな活気ある将来社会に向けて在るべきエネルギー・環境問題との関わり方や地域コミュニティの形を紹介しながら、その中で情報通信や医療などといった私たちの生活がどのように変わっていくべきか、その可能性を示していきます。


とあります。

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「プラチナ社会」については、

日本再創造、消費型需要から創造型需要へ




19世紀以前の世界は生存に必要なモノが不足しており、その解消が最大の課題でした。その課題を解決したのは、工業でした。18世紀英国の産業革命から始まった工業は、欧州、米国、日本へと広がりました。

1990年のベルリンの壁の崩壊後、世界中で市場経済化、工業国化が進展しました。世界中が豊りましたが、新たな問題を生むこととなりました。

第一に、地球規模の環境問題です。特に温暖化の問題は地球の存続に関る問題となっています。

次に高齢化です。経済的豊かになると、出生率が下がり、寿命が伸びます。結果として高齢化が進みます。すでに日本では顕在化していますが、これは日本だけの問題ではありません。今世紀中ごろには新興国も含めほとんどの国がそうした状況を迎えます。

図は世界の平均寿命の推移です。高齢化は日本だけの問題と思われがちですが、実は世界全体が急速に高齢化しています

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3つ目は需要不足です。生活に必要なモノが一通り揃っている先進国では、技術革新による生産性の向上と新興国からの安価な輸入品の増大が相俟って、慢性的な需要不足状態になります。これは雇用問題を引き起こしたり、金余りの結果、バブル経済とその崩壊を繰り返す原因となったりするのです。

図は世界各国の一人当たりのGDPですが、先進諸国の間でそれほど大きな差は見られないことがわかります

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「地球環境問題を解決した元気な超高齢社会」が21世紀の世界が必要としている社会モデルです。 環境問題や高齢社会というと、どうしても後ろ向きのイメージがあります。まず、それを払拭することが必要です。そこで、これら2つの課題を高いレベルで解決した社会を「プラチナ社会」と命名することを提案したいと思います。

需要不足の問題ですが、減税などで消費財の需要を喚起する方法は長続きしません。プラチナ社会の実現を通じて新たな産業を創ることが必要です。プラチナ社会を実現するということは、快適な社会を創るということです。


日本を見直すと、欧米以外の唯一の先進国であり、高度経済成長を実現し、また、そのプロセスで生じた公害という弊害を克服し、天然資源に恵まれないにも関わらず、2度の石油ショックを克服しています。

小宮山先生は、プラチナ社会の必要条件として、

・エコロジー(公害克服、生物多様性、地球環境)

・資源の心配がない(省・新エネ、一次産業、循環型)

・老若男女が参加(生涯成長、複数機会)

・心もモノも豊かで(文化、芸術、文明、GDP)

・雇用がある社会(イノベーションによる新産業)

を挙げられています。


と書きました。

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伺ったお話自体は上記と同様なのですが、

この講座の目玉は、「社会実装のシステム思考を科学」して、アイデアを生み出すだけでなく、実際に各地域で適用し、関係者を巻き込みつつ、さらにその地域だけでなく、他地域への適用を水平思考すること、でしょうか?


東大iclubプロジェクトが同時並列的に進行中、どんなイノベーションが生まれるのか?

にも



「イノベーションの学校」東京大学i.school関連の活動で、いつも感心するのが、

・活動が東大内で完結することなく、どこかで根を下ろした活動が始まる

・複数の団体とのコラボレーションが同時並行的に起きている

ことでしょうか?

単なる地域の高校生と東大生の課外活動ではなく、キーパーソンとなる社会人を巻き込んで、ビジネスとなっているところでしょうか?

学校では先生、専門家、経営者などから知識、経験を学んだり、参加者同士のグループワークにより、調査、話し合い、プランの作成、プレゼンテーションなどを行います。

それぞれが大変有意義なのですが、そのほとんどが「大変ためになった」と学校内で完結してしまいます。

ビジネスに活かすために参加している社会人学生も、決して例外ではなく、せっかくの学びが学校内で完結してしまっています。

スタンフォード大学ではグループワークで考え付いたビジネスプランを実行して、年商数億のビジネスになる、ということもあるようですが、日本ではあまり聞きません。

学校内で完結させずに、どこかで活動を行うためには、誰か、とのコラボが必要になります。

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それも「足し算」ではなく、「掛け算」であることが大切です。

「スケールアウト」

人手、資金が十分ではない状況で、小さなプロジェクトが同時並列的に進むと大きなイノベーションが起こる可能性がある

が、まさに進んでいる、ということかもしれません。


ということで、同時多発並行的に、いろいろなプロジェクトが進み、着実に輪が広がっている


のように、「学んだことは大変有意義だったけれど、それを活用できているか?」と悩んでいるのではなく、

とにかく、何らかのプロジェクトが進行中、もちろん、うまくいかないこともあるけれど、フィードバックして、修正しながら進行中

ということで、社会への波及も含めたプログラムになっている、ということでしょうか?


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大学はアイデアを生み出すだけでなく、社会への適用も同時並行的に行う場になりつつあります。






2015年12月05日

12/3 Whisky+(プラス): NPO法人ハナラボ  角めぐみさん「誰もが社会変革の担い手になる社会って、どんな社会でしょうか。」

という案内が来ました。

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Whisky+(プラス)とは、ウィスキーを片手に、社会起業家の方のお話を伺うプログラムです。

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NPO法人ハナラボ

を見ると


ハナラボは、女子大生をはじめ、女性的資質を活かして社会課題に取り組みたい人たちに、問題解決やリーダーシップ育成のプログラムを提供し、実現をサポートしています。

“The Athena Doctrine”(邦訳「<女神的>リーダーシップ」)では、今日の理想的なリーダーシップに求められる資質として、「利他的」「共感力」「柔軟」「忍耐強い」「表現力」「忠実」「計画性」など、女性的資質としてみなされているものが多いことが明らかにされています。

実際の社会では、女性も男性と一緒に働く中でリーダーシップを発揮することが必要ですが、まだまだ日本では男性的リーダーシップが主流です。だからこそ、大学生のうちにリーダーシップを発揮する機会を持ち、自分なりのリーダーシップを見つけて社会に出てほしいのです。

学生たちにとって、自分たちのプロジェクトが課題の解決に繋がり、誰かの役に立っていると実感することがとても重要です。それがモチベーションにつながり、学生もプロジェクトも成長していくのです。

女子大生はそれぞれにステップを繰り返し、多くの気づきを得て成長を遂げています。その結果が、プロジェクトの成果として現れています。


とあります。

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角めぐみさんのお話は以前も伺ったことがあり、

パネルディスカッション「グローバル化した21世紀をリードする女性の育成」に参加しました。

に書いてあります。

その時、伺ったお話は、


・就職に際し、男性は総合職で生涯働く(同じ会社かどうかはともかく)ことを前提に考えるが、女性は総合職or一般職、必ずしも生涯ではなく、結婚、出産までという考えがある。

・女性の6割が出産を機に仕事を辞める。続けられる制度がまだまだ未整備。

・女性は、暗黙の裡に、母親(多くは専業主婦)をモデルとしている。まだ見ぬ夫や子供のために、時間を確保しようとし、仕事上の目標を妥協してしまう。

・女子大では女子がサークルの部長をするが、共学大学では男子が部長、女子が副部長のことが多く、女子大の方がリーダーシップが育つ環境かもしれない。 

・学生と社会人、つながっているのに、その間に大きな壁が存在する。

・多くの学生にとって、社会人になることがゴールになっているが、実際はスタート地点。

・社会人と学生のコラボ、社会人が「場」を準備してしまうと、学生はそれに乗るだけになってしまう。社会人と学生が一緒に「場」をつくる。

・女性特有のイノベーション:思わず共感する、自由に発想を広げる、すぐに変化できる柔軟性、社会的感受性による。 

・周囲の人を巻き込む、可能性を信じる。成長のカギは「他者を認める」

・提供してもらえる、何かしてもらえる、ことに慣れ過ぎていては、成長できない。

・女性が職業、収入を持っていれば、パートナーの男性が仕事にしがみつく必要が減り、転職などの選択制が増す。


・人を巻き込むには、いかに楽しそうか?ワクワクするか?を見せること。もちろん、辛いこと、苦しいことも示しておく。


などのお話でした。

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重なるお話もありますが、本日伺ったお話をまとめると、


一般職の女性のほとんどが出産と共に退職、他の道を知っていれば、別の道を歩めたのでは?

女子大生、サポートするのは得意だが、リーダーは苦手な人が多い

知らず知らずに既存の枠組みに入っている。これに捉われないと、新たな価値を生み出すことができる

学生と社会人が、先輩と後輩のような上下関係、教える、教わるの関係ではなく、フラットな関係で話し合う場、実は社会人の方が悩みが深い

地域社会、がんじがらめで若者と年配者のコミュニケーションが難しい、信頼を得た「よそ者」が入っていくと、コミュニケーションが活性化

女子大生が豊かなもの「思わず共感してしまう力」「自由に発想を広げる力」「つながる力」女子大生の時は豊かだが、就職するとなくなってしまう

変化の時代には女神的思考「外の社会との関係性を構築」「自律的な改革」「目標、目的を明確にし、プロセスを重視」

地域の創生、記念館単独での事業には限界がある。「よそ者」を触媒としつつ、地域の人々、よそ者を巻き込んでいく。ちょっとした活動を行うことで、来なかった人々が足を運ぶようになる。

企業、収益性、実現性にこだわり過ぎて、自由な発想ができない。女子大生とのコラボが活きる。

プロジェクトには賞、ほうび、が必要。

成功に必要なこと「チャレンジとコラボレーション」「自分自身の課題の認識」「チーム内での自分の役割の理解」


ということです。

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角めぐみさんのお話を伺って、考えたことが、2つあります。

まず、一つ目は

パネルディスカッション「グローバル化した21世紀をリードする女性の育成」に参加しました。


女性の社会進出が進んでいますが、まだまだ圧倒的に男性優位な社会です。

女性は、なまじ一般職、専業主婦という選択肢があるがゆえに、高度な教育を受け、高い知性を持ちながらも、暗黙の裡に、リーディング・ロールではなく、サポーティング・ロールを選択してしまう。

何もあくせく頑張らなくても、男性にやってもらう、やってくれる男性を見つければいい、なんて考えも出てくるかもしれません。

断っておきますが、「TAK」さんの活動拠点の東大、東工大の女性は「何もあくせく頑張らなくても、男性にやってもらう、やってくれる男性を見つければいい」なんて女性は見当たりません。


朝の連続ドラマ、あるいは、日曜日の大河ドラマなどで、明治から昭和にかけての、日本の近代化黎明期における、女性教育を扱った作品がかなりあります。

高等教育という観点では、もやは男女の差はなくなっています。

もちろん、東大の女性比率は20%、特に工学部は8%程度で、女性が学ぶにはちょっとつらい環境、かもしれませんが、少なくとも門戸は開かれています。

ただ、女性の能力を活かす、という観点では、まだまだの点も目立ち、社会環境の整備が望まれます。

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二つ目は、

「紅一点」女性の力を最大に発揮するバランス?


男性が女性とのコラボにより、男性だけでは、思いつかない、発想を得るように、

女性も、女性だけよりも、男性とのコラボの中で、能力を発揮する

「紅一点」少なくとも紅二点、多くても三点、の状況、とは、少なくとも個人の力を発揮するにはよい環境


ということです。

これは、まだ仮説の段階で、いずれ検証したいです。



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