2018年10月

2018年10月30日

研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会主催特別セッション「多様性のコスパを上げるプロデューサーシップ」

という案内が来ました。

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「イノベーションを起こすには多様な人材の力を結集する必要がある。」という認識はかなり広がっています。

その一方で、実際に多様な人材が協働する現場では、メンバー同士の意思疎通をはじめ、様々な面倒ごとも生じます。

リーダーにはコミュニケーションを取り持つコストやチームワークが失敗するリスクのマネジメント負荷が大きくかかっているのが現実ではないでしょうか。

では、そうしたコストやリスクをどのように減じて、多様なスキルや才能を上手に「編み上げていく」か。

いかにして、主役のイノベーターに多様な資源を効率的に「注ぎ込んで」いくか。プロデューサーの手腕が問われる場面です。

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そこで、当セッションでは、様々な分野で活躍する若きプロデューサーたちと「多様性のマネジメント方法」について議論します。

基調講演やパネルディスカッションでは、多種多様な現場におけるプロデュースのスタイルやコミュニケーション・スキルの相違点や共通点を探るとともに、

参加者のみなさまも含めて、イノベーションの現場を担う各々が至っているある種の「境地」を告白し合えるような企画にしたいと考えております。

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「多様性のコスパを上げる」とは、せっかく多様な人々が集まっても、バラバラのままでは、相乗作用も、イノベーションも生まれません。

多様性は接触、交流、融合、創発してこそ価値が生まれます。

ただ、そのプロセスでは、共通の言葉が通じない、考えに大きなずれがある、ビジョンが必ずしも共有されていない、

などの問題があることも少なくなく、空中分解、崩壊になってしまうこともあります。

それゆえ、どうすれば、多様な人々が、つながり、融合、創発できるのか、が大切です。

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学会のセッションは時間が限られています。今日は2時間、120分です。

その時間内で、主催者、パネリスト全員からテーマ紹介した上で、ディスカッションは、タイトなスケジュールです。

「TAK」さん自身経験がありますが、パネリストに順番に話す機会が回ってきても、話したいテーマは他に行ってしまうと、残念で、フラストレーションがたまります。

また、パネリストに「私が、私が」という人がいると、他のパネリストだけでなく、会場全体が迷惑します。

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それゆえ、なるべく早めにアイスブレーク、ウォーミングアップをして、セッションが始まる時には、臨戦態勢を整えていくことが大切です。

こういうセッションでは主催者と各パネリストは知り合いなのだけれど、パネリスト同士が初対面で、雰囲気が少し硬いこともあります。

「TAK」さんは、主催者、パネリストの方々ほとんどと知り合いだったので、順番にご挨拶していきます。

すると、共通の知り合いがいる、という安心感からが、硬かった雰囲気が、温まってきました。

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「つながり」は平面ではなく、複層、輻輳構造。新たな機会、情報をもたらす「ゆるやかなつながり」信頼できる「強固なつながり」




「つながり」は平面ではなく、複層、輻輳構造。

新たな機会、情報をもたらす「ゆるやかなつながり」信頼できる「強固なつながり」

この人とは、つながれる、という感触


と書きましたが、「つながり」は単に知っている、だけではなく、この人とは「つながっている」という安心感、信頼感が大切なようです。

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さて、プロデューサーシップについて出たお話をまとめるのは大変です。

急速に変革する時代・環境で活躍するのはプロデューサー


に書いたことを抜粋します。

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現在の環境下(ヒト、モノ、カネ)で、円滑、迅速かつ多方面に成果を生み出し、活かすには、誰と誰の協力が必要で、すぐに算段して、協力を取り付け、巻き込み、プロジェクトに加わってもらいます。

誰でも彼でも、とにかく参加してもらうのではありません。必要かつ十分な人に参加してもらいます。余計な人の参加は無駄であるばかりか、有害です。

そのため、プロデューサーは多方面とつながっていることが必須要件です。

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プロデューサーは「リーダー」であってもよいですが、必ずしも「リーダー」である必要はありません。誰かを「リーダー」に仕立てたり、どこかから連れてきたり、「フォロワー」が寄ってくる環境をつくっていきます。

プロデューサーは、何でもかんでも自分でやっているようではダメです。かと言って、何でもかんでも他人任せ、もダメです。メンバーの方々の活動が有機的につながるように、仕掛け、仕組みを設定することが大切です。

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多方面の、多くの人が参加するプロジェクトでは、目に見える形で、成果が社会に実装されると、やる気がさらに出てきます。

何か新しいことを始めるにはパートナーの存在が不可欠です。共通のビジョン、目標は共有しつつも、ふたりが、過度に一致し過ぎるよりも、適度に視点が「ずれて」いる方が、相補うことができたりします。

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スティーブ・ジョブスの有名な「点と点をつなげる」ですが、少し追加が必要です。

点と点が、平面的につながっているよりも、立体的につながっていた方が、面白いことにつながります。また、一見、ランダムに見えるハブ人材のネットワーク同士が、実は、地下水脈で、強力かつ密接に、つながっていたりします。分野は違っても、想いを同じくする人は、どこかでつながります。

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プロデューサーはどこでも活躍できるわけではありません。活躍できる環境があります。がっちり固定された、伝統的な枠組み、よりも、流動的な環境、学問の主流よりも、学問と学問の境界の、いわゆる学際的な領域に活動の場所がありそうです。




2018年10月27日

AI開発ミステリー 〜そして誰も作らなかった〜

というサイトがあり、興味深いお話が書かれています。

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IoT・AI最新テクノロジーで変わる未来の暮らし、暮らしの豊かさとは

人工知能、IoT時代の人材育成とは

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Society 5.0

とは、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、

サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)

とのことです。

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似たような言葉に、

第4次産業革命

があります。

これは、

第4次産業革命とは、

18世紀末以降の水力や蒸気機関による工場の機械化である第1次産業革命、

20世紀初頭の分業に基づく電力を用いた大量生産である第2次産業革命、

1970年代初頭からの電子工学や情報技術を用いた一層のオートメーション化である第3次産業革命に続く、

IoT及びビッグデータ、AIがコアとなる技術革新

とのことです。

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システム・イノベーション、独立したシステムがゆるやかにつながると




第4次産業革命は、ディジタル化を強力に進める技術によるシステム化がキーテクノロジーとなり、製造業の革新は勿論のこと社会の変革までも視野に入れたグローバルなムーブメントになっています。

社会全体が複雑化・広域化・大規模化した環境のもとで「よいシステム」を創案し、効率よく構築・運用することが、製造、経営、流通など人間活動のあらゆる側面でもっとも重要な課題として浮かび上がっています。


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このように、人工知能AI、IoT(すべてのモノがインターネットにつながる、のではなく、インターネットのように、すべてのモノ、サービスがつながる。)、Society5.0などが、

時代のキーワードになると、

「では、わが社もSociety5.0、第4次産業革命に乗り遅れないように、AI、IoTを導入しよう」

という経営トップも少なくありません。

ただ、AI、IoTなど、新しい技術、それを導入した業務革新に詳しい人は、大企業にはあまりいません

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産学連携の光と陰「お付き合い」と「丸投げ」




「丸投げ」とは、

「××会社から委託研究の申し込みがありました。

いつまでに、何を研究成果として欲しいのか?研究手段は、実験なのか、フィールド調査なのか?いろいろ伺いました。

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でも、××会社の責任者の担当取締役の方、部長・課長の方、研究所の担当の方からも明確な回答が返ってきません。

提示があったのは、予算額と、年度末の報告書提出だけです。

自分たちの目標、期限が企業側がわかっていないのです。

何をしてほしいのか?自分でわかっていない人にどうすればいいんでしょう?」


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AI導入に限らず、大手製造業が新しいことをやろうとする時の現実だったりします。

AI、IoTとは何なのか?それを自社に導入した時の業務はどのように革新されるのか?

みんな、よくわからないので、社長から担当取締役、部長、課長、担当者から業者へと「丸投げ」の連鎖が起きます。

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さらに、よくないのが、社内担当者は市場、社会よりも、本部長、部長の評価ばかり気にします。

「丸投げ」で、仕様については、具体的な指示はないのに、出来上がった製品の本部長、部長の評価に一喜一憂します。

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IoT・AI最新テクノロジーで変わる未来の暮らし、暮らしの豊かさとは




未来の生活がどうなるのか?新しい設備が導入されて、なってみないとわからない、というのが正直なところでしょうか。


と書いたように、「計画前に描いたイメージ」と「実際に導入した際の業務」には、かなりのギャップがあるのは当然です。

とにかく、やってみないことには、業務革新は起こりません。

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研究成果の社会実装には、理論、データだけでなく、信頼、情熱が不可欠

社会、市場は理論とデータだけでは動きません。

これについては、渦中にいる時は、わからない歴史の重要性


これからは、個人が「面白い!」を発想し、プロデュースする場を見つける、あるいは、創っていくことが大切かな?


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未来の社会の夢を語るには



夢の将来技術をプレゼンする者は、聴衆に「凄い!」と思わせられないようではダメです。

「わざわざやることないじゃん」と思われてしまったのでは、「夢」を語れていません


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「面白い!やってみよう!」と好奇心を湧かせるもの、

「これを是非やろう!」という情熱、

研究者と社会実装を試す者の間の信頼、

など、が欠かせません。

「TAK」さんは精神論は好きではありません。

ただ、物事を始める、動かす、のは、理屈だけでは難しかったりします。


と書いたことを、あらためて実感しました。





2018年10月25日

経団連会長執務室、ついにPC、メール導入について

経団連会長執務室、ついにPC、メール導入について

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がネット上をにぎわせています。


経団連会長執務室に初めてパソコンが備えられた。

役員や部下にメールで施策の進捗状況を問う。

メールを受け取った職員は言う。

「最初は本当に驚いた。これが中西さん流だ。主に紙でやり取りしてきた職員の働き方も変えようとしている」

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虚構新聞ではなく、読売新聞です。1998年ではなく、2018年です。

経団連中西会長が初めて、パソコン、メールを使ったそうです。

さすがスタンフォード大修士の日立製作所出身というのでしょうか?

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働き方革命、意識せずに2度の革命を経験している?




実は、40歳を超える中高年の人々は、2度の働き方革命を乗り越えていることに気づきます。

1度目は1980年代後半の、紙からPC、への革命。

2度目は1990年代後半から2000年代前半の、ネット革命。

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面白いことに、1度目の「紙からPC、への革命」に、乗れない中高年が多かったのですが、

2度目のネット革命により、乗れない中高年も乗り越えてしまいました。


と書きました。

経団連は30年間、時間が止まっていたようです。

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アメリカのトランプ大統領をはじめ、多くの各国首脳が情報発信にTwitterなどのSNSを駆使しています。

部下任せではなく、トップ自らが情報収集、発信を行うのが、ネット、デジタル時代の特徴でしょうか。

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人工知能、Iot、Society5.0の時代に「経団連会長執務室、ついにPC、メール導入」とは、凄いものです。

特に、これ以上、コメントはしません。



2018年10月24日

東大ホームカミングデーで、

これからの幸せはつながり次第

というイベントに参加しました。

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「つながり」という言葉が盛んに使われだしたのは、Twitter,FacebookなどのSNSが普及し始め、また、東日本大震災の復旧復興も、大きく関係したと考えます。

「つながり」とは、人により、定義、考え方が、少しずつ異なるのが、また、面白いところなのですが、

「つながり」は平面ではなく、複層、輻輳構造。

新たな機会、情報をもたらす「ゆるやかなつながり」信頼できる「強固なつながり」

「つながり」は、少し距離を置く

この人とは、つながれる、という感触

など、考えつつ、これまでに考えたことを整理してみます。

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研究もビジネスも、幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くのは、人のネットワーク


研究の幅を広げ、継続させ、キャリアを切り拓くには、研究、勉強と並行的に人のネットワークを構築していくことが大切。

ひとりで研究するよりも、プロジェクトに参加して研究すると、テーマも広がり、人のネットワークも構築でき、キャリアの可能性も広がる。

国際シンポジウム、ワークショップ、できる限り参加する。「聞き」に行くよりも、発表する。発表すると、覚えてもらえる。プレゼンは「読む」のでなく、「話す」。自分の魅力をアピールする。自然なリズムで話す。自信を持つこと。アイコンタクトが大切。

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学会、シンポジウムで、ネットワークをつくるには、興味のある発表に質問する、懇親会にも参加する。

学会は最先端の研究を知るためだけでなく、人のネットワークをアップグレード、再確認するため

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仕事を楽しむ、キャリアを柔軟にとらえる、情熱をもって、それをアピールする。のめり込んで仕事をするのに情熱がないと、つらい。

他の人々に話すと、自分の考えが整理でき、理解が進み、思いがけない切り口から、進展することがある。

自分の国以外の人の考え方に触れると、自分も変わっていく。人は交流し、シェアすることが大切。


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研究生活、狭まる世界と広げる工夫


大学院生になり、研究生活を始めると、生活が研究室だけに限定されてしまい、毎日会う人も、ほとんどが研究室の先生、スタッフ、大学院生、とタコツボのような生活で、知らぬ間に、行動範囲、交際範囲、思考領域が狭くなって



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「ゆるやかなつながり」と「インタラクションが食い込むつながり」のバランス

「弱い絆」が提唱されたのは、スタンフォード大学グラノヴェッター教授の"The strength of weak ties"でしょうか

「希望」は「ゆるやかなつながり」から

に書いたように、

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「weak tie」は「弱い絆」と訳されることが多いのですが、「ゆるやかなつながり」という方がしっくり来そうなので、以降、そのように書きます

・転職がうまくいくのは、たまにしか会わない、信頼でつながっている人の紹介によるもの。有用な情報も「ゆるやかなつながり」からもたらされる

・日本は伝統的に「強固なつながり」の社会だが、仕事は組織ベースから、プロジェクトベースに移行し、「ゆるやかなつながり」の重要性が増す

・「強固なつながり」安心感、「ゆるやかなつながり」情報、気付き、ヒント をもたらす

・「ゆるやかなつながり」を持っている人ほど、復興が早い

・「ゆるやかなつながり」は「コネ」ではない。「遊び」として役に立つのか?立たないのか?わからないもの


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コラボレーションできるネットワークとは?

には、


・転職時に有効な「弱いつながり」とは、自分と位相を共有していない、つながり

・ネットワークは創れない、出来上がるもの。知られる、貢献できるの偶然性

・ネットワーク、つながっている人が自分を規定する。「コミュニティーの橋」「ハブ」に価値がある

・フィルタリングの重要性、時間、リソースは有限であり、良質の人、モノを選択する重要性が増す

・ハブがよいのは、ネットワークが成果を生むこと

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・私の成功は、私の周りの人の成功によって、測定される

・コミュニティー(地縁血縁に由来する同一の価値観を共有する)からヘテロニティー(異質体が、ある一点の興味や思いで、ほんの一瞬、部分的につながる)へ移行

・学校、教育の価値だけでなく、同級生のネットワークにつながる価値が大きい

・ビジネススクール:ケースメソッドを行うのに、個人ではなく、グループワークが行われる。多様な人々のチームを形成することが、ネットワークになる

・公式なネットワークよりも非公式なネットワークが役にたつ

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・ネットワークを形成するには「ギブ」できるものが必要。大量のインプットによるアウトプットとコミュニケーション力

・カリスマリーダーにより変わる時代から、参加者のつながりで変わる時代へ

・ゆるやかなつながりは、ビジョン、目標の共有により起こり、参加、離脱が自由

・グループディスカッション:自分のアイデアを説得し、優位に立ち、通そうとするのが一番ダメ、メンバーの意見をつなぐハブの役目が大切

・これからのチーム、小さいコミットから必要性が実証された人を選別し、少数のコアメンバーと多数の周辺メンバーからなり、スキルは、お互いを補完しようとする結果の学習により獲得され、流動的

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「コラボレーションできるネットワーク」には、実社会のネットワークだけでなく、ネット上のネットワークも含まれます。

実社会でも、ネット上でも、ネットワークは無理やり、創ろうとしても、うまく機能しません。

それよりも、意図した結果でも、そうでなくても、行動、活動の結果、出来上がっっていくのが、ネットワークであり、それがさらに、行動、活動を広げ、深めていく、ということです



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大学生は課外活動で何を学ぶのか?

永六輔さん、ラジオの深夜放送による中高生への音声による開放空間の創作





高校までの友人がクラスメート、部活など、限られた関係なのですが(特に男子校は)、

大学に入学すると、クラス、サークル、諸活動など、男女を含めた友人関係の輪が輻輳化、複層化していきます。


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「ゆるやかなつながり」と「インタラクションが食い込むつながり」のバランス




「弱い絆」「ゆるやかなつながり」が提唱されていたのですが、最近、風向きが変わってきた気がします。

リアルな「場」に、表面上を「つるっと」流れるだけの関係ではなく、インタラクションがあり、お互いに「食い込む」、時には「ひりひり」するかもしれない、「つながり」を求めているのではないか、そんな気がします。


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クリエイティブ・スタジオという実験場から。創造(Think)と実験(Do)の間、いまどんな変化が起こっているか?





「合宿をやる」盛り上がっていると互いの共感、これがあると継続できる。原体験が大切

メンバーの共感により、自分事として取り組む。メンバーのアイデアを他のメンバーが引き出していく

オニオンピール、自己紹介後に、自己紹介で隠していたことを問い詰めていくと、本音で話せる

アイデアを実現するには、そのアイデアにオーナーシップを感じる人が、実現に向けて、奔走することが必要になります

オーナーシップを感じる人を増やすには、合宿のような、強烈な共有体験が必要だったりします


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大学時代のサークル活動とは、長い人生の中の、ほんの1,2年のことです。

でも、その1,2年の活動は、お互いに「食い込む」、時には「ひりひり」する、強烈な原体験で、末永く人生に影響するものだったりします。

「ゆるやかなつながり」だけでなく、学生時代の、お互いに「食い込む」、時には「ひりひり」する、強烈な原体験にもとづく、つながりの大切さを気づかせてくれる




その歌を聞くと、必ず思い出すことがある



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誰にも、子供の頃、よく聞いた音楽、好きだった音楽があります。

その音楽を聞くと、思い出すことがあります。初恋、友達、部活、などなど、懐かしさがこみ上げてきます。

人によって、思い出すことは違うけれど、音楽によって、思いがけない「つながり」ができたりします。


と書きました。

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松任谷由実をApple Musicで

Apple Musicで松任谷由実の全曲が聞けるようになった、ということを受けて、

「TAK」さんよりも一回りは若い社会人の方が、

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「恋人がサンタクロース」とか「ダイアモンドダストが消えぬまに」なんて90年代のヒットソングを聞いていると、誰もが浮つくことを許されていたバブルの時代

とFBに書かれていました。

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「TAK」さんが思い出す松任谷由実の曲は、松任谷正隆氏と結婚する前の荒井由実の頃の

「ルージュの伝言」「中央フリーウェイ」「あの日に帰りたい」「卒業写真」など

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「中央フリーウェイ」は中央高速道路が全線ではなく、山梨県の勝沼まで開通したころの歌ですから、「大昔」の歌です。

中でも、好きなのが、

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山本コウタローさん、体験的戦後史

に書いた


いちご白書をもう一度・荒井由実

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「就職が決って髪を切ってきた時に、もう若くないさと、君に言い訳したね」

当時、まだエリートだった大学生が、単に若さへの決別だけでなく、自分たちが反発していた体制側へ、強制的に組み込まれるのではなく、自ら選択してはいっていく、その葛藤。


バブルよりもずっと前の、高度経済成長が終わる頃の社会を、ものの見事に描写していました。

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時代を超えて、それぞれの時代に合わせて、各世代に突き刺さる詞をつくるユーミン、天才です




2018年10月21日

卒業生は大学にとって重要な資産です。

それゆえ、大学を卒業したら、それっきり、ではなく、ゆるやかでいいから、でも、しっかりと大学と結びついていてほしいものです。

でも、なぜか卒業して、月日が経つと、足が遠のいてしまうもの。

ホームカミングデーとは、そんな卒業生にに戻ってきてもらうためのイベント。

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そんな訳で

東大ホームカミングデー

に行ってきました。

東大ホームカミングデーは今年で第17回目、「TAK」さんはここ8回ほど参加しています。

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年に1回くらい、懐かしいメンバーで同窓会をやりたいものですが、卒業してから何年(何十年)もたつと、何か「きっかけ」がないと、なかなか同窓会をやる雰囲気にもならないものです。

ホームカミングのように、卒業生が年に1回集まる機会があれば、

「では、その時に、あわせて同窓会をやりましょう」

なんて、ことになります。

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学部学科ごと、卒業年次ごとに、このホームカミングデーにあわせて、同窓会が行われることが多くなってきたようです。

何かやるには、「きっかけ」「ついで」があることが大切です。

ホームカミングデーは、その目的通り、卒業生に年に1度、懐かしいキャンパスに戻ってきてもらうために、絶好のイベントです。

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このイベントの良いところは、学部学科卒業生限定のクローズドのイベントと、卒業生に限らず、誰でも参加できるオープンイベントの組み合わせ、ということでしょうか。

ただ、卒業生限定のクローズドのイベントだけだと、どうしても規模が縮小していきます。

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いつも同じメンバーでは、最初は懐かしくても、そのうち「飽き」「マンネリ」も出てきます。

「今年はパスしようか」

なんてことになり、だんだん参加者も少なくなったり、幹事もやる気がしなくなり、やがては行われなくなってしまいます。

ところが、有名卒業生の講演などで、卒業生に限らず、誰でも参加できるイベントが含まれていれば、いろんな人を巻き込むことができます。

すると、閉じた内輪、ではなく、大きなスパイラルになっていきます。

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当初は中高年の卒業生がパラパラと来るだけで、キャンパスも閑散としていたのですが、最近は若年層の卒業生も多くなり、キャンパスもにぎやかになってきました。

せっかく、年に一度、懐かしいキャンパスに戻って来たのに、つまらなかったら、「もう来ない」ということになってしまいます。

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そんなわけで、最近のホームカミングデーは、企画も学部、学科、各機関の「よりすぐり」で内容が極めて充実してきたのを感じました。

東大は法、経済、文、工、理、薬、医学など、いろいろな学部がある総合大学なので、密度が高い、ひとつひとつをじっくり伺いたい講演が目白押しです。

それぞれ1時間半から2時間の講演ですが、ひとつだけではもったいないので、15分から30分ずつはしごすることにします。

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まず向かうのが、旧加賀前田藩江戸屋敷跡の懐徳園、アメリカ軍が東大を爆撃対象から外したおかげで残ってます。ホームカミングデーの日は開放になります。

パフォーマンスステージ

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時代劇オペラ『MONSTER』

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さて、集まった卒業生を見ると、

予め約束して、示し合わせてくる人たちと、ふらっと一人で来る人たちがいます。

「TAK」さんは、今年はひとりで行きます。

ひとりで来ても、そこは母校です。

「知っている人が誰もいない」なんてことはなく、懐かしい出会い、年代、学部を超えた新しい出会い、があります。

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学生時代と違って、帰宅時間は早くなります。

キャンパスで落ち合って、それから、久しぶりに飲みに行く、というよりも、

イベント自体でビール、お酒を飲むことができ、その場で、懐かしい、積もる話にふける、というパターンが多いようです。

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ということで楽しい東大ホームカミングデーでした。




2018年10月18日

パラ選手のポスターに「配慮欠く」と批判 都が撤去


東京都が、パラリンピックを盛り上げるためのイベントに合わせて東京駅などに掲示したポスターに対し、障害者への配慮が欠けているなどという意見が相次いだことから、都はポスターを撤去しました。

パラバドミントンの杉野明子選手のポスターには「障がいは言い訳にすぎない。負けたら、自分が弱いだけ」と記されていましたが、インターネットや電話を通じて「障害者への配慮が欠けている」などという意見が相次いだ

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とても残念な事例です。

「障がいは言い訳にすぎない。負けたら、自分が弱いだけ」

とは、パラリンピックを目指すアスリートが、自分に言い聞かせる言葉、あるいは、パラアスリート同士がお互いを励まし合うための言葉です。

あるいは、パラアスリートの講演会で述べられる、自伝の出版などに記載される言葉です。

厳しいトレーニング、競技に立ち向かう、パラアスリートの言葉で、私たちも大変勇気づけられる言葉です。

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私たちも日頃の仕事、ビジネス、研究、勉強などで、いろいろと「言い訳」をすることがあります。

「時間がなかった」「邪魔が入った」「承認が遅かった」などなど

しかし、どれだけ「言い訳」したところで、誰もそんな「言い訳」を考慮などしてくれません。

仕事、ビジネス、研究、勉強なども「結果」がすべてです。「言い訳」を理由に負けたら、自分が弱いだけ、です。

杉野明子選手の言葉は、パラアスリート以外の、一般にも当てはまる、名言です。

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ところが、それを駅など、公共の場にポスターとして掲示するとなると、話が違ってきます。

このポスターを、いろいろな人たちが見ます。もちろん、障害者も見ます。

トップ・パラアスリート以外の、一般障害者にとっては、

もっと生まれた、あるいは、不慮の事故で、思いがけず、障碍者になってしまった境遇なのに、

「障がいは言い訳にすぎない。負けたら、自分が弱いだけ」

は厳し過ぎる表現となってしまうかもしれません。

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なんで、こんなことになってしまったのでしょうか?

文、文章、イラストなどの表現は、文脈、コンテクスト、場、オーディエンス、タイミングが大切です。

文脈、コンテクストを無視して、一部だけ、切り取り、異なる文脈、コンテクストで表現したら、全く違う受け取られ方をして、誤解を招く結果になってしまいます。

真相はわかりませんが、パラリンピックの広報を担当する個所が、上記のようなことを十分に検討しなかった結果と考えます。

杉野明子選手は、とんだ誤解を受け、かわいそうなことになってしまった、と考えます。

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パラアスリートに見る、障害とは何か、障害から日常への帰還とは





パラリンピックは、

不幸にして、障害を持ってしまった人たちが、その制約される環境下で、頑張っている

という認識だったのですが、そんな薄っぺらな認識をはるかに超える、物凄い可能性を示唆するもの

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パラ・アスリートの方々は、

障害を持ってしまった人たちが、その制約される環境下で、頑張っている

どころか、

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身体機能だけでなく、そもそも脳の活動を再編して、頑張っている

健常者をはるかに超えるハード・トレーニングをこなしています。

不幸にして、障害を持ってしまい、手、足などを失うことになってしまった場合、ほとんどの人が深い絶望に陥ります。

その絶望から、立ち上がり、健常者を超える身体能力を獲得しています。


と書いたように、

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パラリンピックには、単なる障害者のトップアスリートの競技会、どころではなく、

脳の活動の再編を含めて、身体機能の回復、健常者を超える身体能力の獲得の可能性を探る、大切な機会です。

無用な誤解を受けることなく、一般にも受け入れられていくことを望んでいます。







2018年10月12日

哲学対話

「考えるとはどういうことか」日々、自分に問いかけることってあったりすると思うのですが

その問いの持ち方で人生は大きく変わったように私は思ったりしています。

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以前、ある哲学研究者とお話したことがあります。

ある哲学者との会話「工学って、いいですよね。社会に直接働きかけて、変革することもできて」「工学の底流にあるのは哲学、多くの物事のおおもとは哲学だ、ということはわかるんです。でも、社会への直接の働きかけが難しくて、歯がゆいんです。」

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人文知の手法を導入するのは、理工学者かもしれない



ワークショップでお会いした方々は、歴史、科学史、思想史、経済史など、歴史系の研究者が主体でしたが、

「私の専門は18世紀後半のイギリス政治史です」「私の専門は17世紀のフランス思想史です」

という方々が多かったです。

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お話を伺っていると、文献調査の研究が主体で、その中から、先行研究者との解釈とは異なる、自分オリジナルの解釈を導き出すのが主体で、急速に進歩、変革していく時代、社会における人々の考え方、生き方を取り扱う、には関心を感じませんでした。


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問いのアバンチュール、対話から新たな考えが生まれ、問いにより考えが深まる

「科学と哲学と社会」をめぐる哲学対話


これは、日本の哲学事情に問題がある気もします。

日本の哲学は、哲学自体を扱うよりも、むしろ、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、ヘーゲル、カントなど、

古代から中世、近世の西洋哲学を紹介する段階にとどまり、それらを踏まえた、独自の哲学的思考の展開は、いまひとつ、の感があります。

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実は哲学は科学を進める基本であり、原動力でもあるのではないでしょうか?

「哲学のデザイン」は言うと、深く進展はしているが、狭い領域にとどまっている感がします。

あらゆる物事のおおもとに哲学を適用していくと、面白い展開がありそうです。

これは哲学の専門家よりも、他分野の人々が哲学を学んで普及していきそうな予感がしました。


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人文知の手法を導入するのは、理工学者かもしれない

ICT、バイオテクノロジー、人工知能、ロボットなどの急速な発達を生み出す、理工学者の哲学は、人文学者とはほとんど無関係に、急速に発達しているのですが、

その発達を受け入れ、活用して、変化していく社会における人々の考え方、生き方を、人文科学がうまく取り扱えていない、ということでしょうか。

つまり、哲学など人文科学は、理工学の急速な進化と共に、進化しているのですが、実は、人文学者が対応できず、学問として機能しない段階に達しつつある、というのが実際でしょうか。


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文化人類学、他文化へ越境し、知を見出し、自文化を見直し、再発見する


文化人類学とは、言語、慣習など、人類の文化的側面について、研究するもので、民俗学、芸能なども含む、

雑学、雑種学的な学問で、

「知的生産の技術」梅棹忠夫氏、「タテ社会の人間関係」中根千枝氏など、偉大な先人を生み出しています。

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ただし、学問が確立し、制度化されるにつれて、

他文明の影響を、あまり受けていない、未開の地に赴き、原始の民族をエスノグラフィーという手法で調査すること、

のように、限定されてきた感があります。


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文化人類学には、未開の部族の調査よりも、ネット社会のSNSなどによる、社会の中のコミュニティーの進化、進展など、

現在の人々が直面している社会、コミュニティーに対して、

「他文化へ越境し、知を見出し、自文化を見直し、再発見する」

「人間を、ありのままに、つぶさに、生臭く、観察する」

を実践していただきたい、などと考えております。

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人文学だけでなく、理工学にも、研究者コミュニティーがあります。

研究者が陥りやすいのは、社会が必要としている研究ではなく、研究者コミュニティーで受ける、高い評価が得られる研究をしてしまうこと、

という感があります。

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ただ、理工系は、

研究成果の社会実装には、理論、データだけでなく、信頼、情熱が不可欠


研究、学びを大学の中で完結させることなく、その成果を社会に適用し、実装し、さらには他へも水平展開を図る


に書いた、研究成果の社会実装が多くの場合、行われます。

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「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」と「研究成果を社会に活かす」の違い

「研究成果を社会に活かす」と似た言葉に、「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」があります。

「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」は既に、社会で顕在化しているニーズについて、研究する、学ぶ、こと

一方、「研究成果を社会に活かす」は、その研究成果について、社会で顕在化しているニーズは、特にはなく、研究者と社会の人々がコラボしつつ、その研究成果の活用について、探り、新たな可能性を見出していく、ことになります。


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人文学は、

「研究成果を社会に活かす」と「社会に役に立つことを研究する・学ぶ」を混同し、

「私たちは社会に役に立つ研究なんかしているんじゃない。もっと根幹、根源の次元の高い研究をしているんです」

と開き直り、「研究成果を社会に活かす」ことを怠ってきた、と言っては言い過ぎでしょうか?

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考えていることを、つらつら書いてみました。







2018年10月06日

音楽と想起のコミュニティ

という案内が来ました。

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音楽も言葉も、意味や記憶を蓄え、伝える。

現在に響き、過去と未来に広がり、自己と他者を結びつける。

その二つが出会うところで生まれるつながりのカタチをどのように展望するのか。

そこにあなたはどのようなアイデンティティを見出すのか。

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誰にも、子供の頃、よく聞いた音楽、好きだった音楽があります。

その音楽を聞くと、思い出すことがあります。初恋、友達、部活、などなど、懐かしさがこみ上げてきます。

人によって、思い出すことは違うけれど、音楽によって、思いがけない「つながり」ができたりします。

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これについては、以前から考えていたことがあります。


記憶の再構築。「自分探し」ではなく、「自分」の再発見

過去に起きた事象を、現在の社会情勢、文脈の中で見直すと、新たな価値が見出されることがある。

あるいは、その時には、見えなかった大切なものが、現われたりする。

さらには、写真など、過去の記録が、突然出てきて、これまでの「記憶」が更新されることになる。

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人間の記憶と歴史的事実のギャップ




記録の再現は、起きた通りでなく、他の情報と組み合わせて


「記録」は再現が可能ですが、必ずしも、起きた通りに再現する必要はなく、他の情報と適宜組み合わせ、新たな価値を生み出すこともできます


デザイナー、クリエーターが発想について語り、言語学者が言語化すると?


人は常に記憶の書き換え作業を行う。書き換えられた記憶は、しばしば「事実」とは違うが、本人にとっては、それが「真実」。書き換えられた記憶をもとにさらに創作が行われる


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記憶はアクセスされる毎に書き換えられる


記憶はあやふやっだったりしますが、言語、映像、音などの記録により、補正することができます

記録と予測、記憶と期待、前者が客観的で後者が主観的なものでしょうか

ただ、あくまでも、記録と予測を活用しつつ、人が行うのは記憶と期待です

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・記憶は伝える、想起される、思い出す、などの度に毎回書き換えられる。

・記憶は過去のこと、というよりも、過去を題材とした現在。

・記憶は常に変容する。記憶はセンサー。

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記憶とは、外界の刺激に触れることによるインスピレーション(触発)により、

思い出し、頭で考える、口で話す、紙に書く、など、するたびに、

想像(イマジネーション)、創造(クリエーション)が起こり、

あるいは、新しい視点から見直されたりして、書き換えられ、再構成されていく、アートかもしれません。

書き換えられた記憶は、しばしば「事実」とは違いますが、本人にとっては、それが「真実」です。書き換えられた記憶をもとにさらに創作が行われます。


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他者の記憶を聞くことにより、「自分の記憶」が更新され、「自分の記憶」を再構築することになります。そのプロセスにおいて、「再発見」が起こります。

他者の記憶より、新たな資料が発見され、これまでの解釈を変更、更新することもありそうです。

懐かしい音楽を思い出し、共有すると何かが生まれそう、そんな気がしました。




2018年10月04日

カオスな時代に生きる私たちが、しなやかに最高の世界を描く方法

というブログが興味深いものだったので、抜粋して紹介します。

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カオスな環境の方が自身の主観的命題を認識しやすい

予測不可能な事態が起こる環境や理不尽な環境にさらされたときに人は、どういう環境であろうとどうしてもここに行きたいと、初めて理想とする世界を決めることができるというのはよくあります。

「何故」が発生した瞬間、その思考には主観が影響していることになり、逆に言えば主観を捉えるチャンスとなります。人はカオスな環境にさらされると「自分軸」を持てるようになります。 

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カオス状態と言っても、意図せずにカオス状態に追い込まれる場合と、安定した状態から、意図的にカオス状態に持ち込む場合がありそうです。

安定した状態だと、精神的に落ち着き、生産性もそれなりにありますが、予想通りに、物事が進み、想定外の面白さはなさそうです。

「自分の命題は何か?」認識したり、思わぬイノベーションが生まれるのは、意図せずにカオス状態に追い込まれてしまった場合だったりします。

それゆえ、「最近、ちょっと面白みがないな」と思ったら、意図的にカオス状態に持ち込むのもありかもしれません。

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意図せずにカオス状態とは、「とっさ」のことだったりします。

また、ひとつのテーマ、コミュニティーだけではなく、複層、輻輳していることが多そうです。


これについては、これまでも考えてきました。

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完璧を目指すだけでなく、状況に応じた最適解も選択する

人生とはプランBを用意、制御、シミュレーションしつつ、生きていく

人生とは、何かを計画しているときに起きてしまう「別の出来事」である




人生とは、何かを計画しているときに起きてしまう「別の出来事」である (シリア・ハンター)

人生は、「計画」をいつも超えていきます。

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だからといって、「計画をしないこと」が知性的態度とはいえないのですが、人生を愉しむためには、一方で「計画」をしつつも、他方では「計画を超えること」を受け入れ、新たに変化することを厭わぬ姿勢が求められます。

直感の大切さ、反面で、その危うさも理解しつつ、即興の世界の中を、プランBを用意して、偶然をたぐり寄せつつ、構築していくのがキャリア


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刻々変化する局面に、もちろん戦略、戦術も変化する


制御には外乱がつきものです。

外乱にも、ある程度、想定されている外乱と、想定、予期していない外乱があります。


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君子は危うきに近寄らないだけでなく、危うきが近寄ってきたら立ち去る



その場での、とっさの、臨機応変の対応

状況は変化、推移していきますので、予め決めた方法に固執するよりも、臨機応変の対応が望まれます

未知のことを行うのですから、とにかく臨機応変の対応になります

臨機応変の対応で大切なのが、「その場」で対応することです。

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「次回から」「こういうことが、またあったら」ではダメです。

「その場」で対応しなければ、「後の祭り」で後悔することになります。


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大学で何を学び、何を経験するのか?

大学生は課外活動で何を学ぶのか?




高校まではクラスメート、部活、塾というコミュニティー、

社会人になると会社というコミュニティーが中心で、比較的構造が単純です。

実は大学時代が、クラス、サークル、アルバイト、研究室、ボランティア、インターンなど、活動、コミュニティーが、最も輻輳化、複層化している時期かもしれません。


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繰り返しになりますが、カオス状態に追い込まれても、パニックすることなしに、自分の命題が明確になり、イノベーションが生まれるチャンスと捉え、安定した状態で、面白みがない、と感じたのなら、意図的にカオス状態に持ち込むのもありそうです。






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