2008年05月19日

PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクルというと、どういう感じがするでしょうか?

古めかしい?前近代的?ひとむかし以上前のもの?

企業研修、マネジメント研修で、PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクルをしっかり回せることが、経営者あるいは一人前の社会人の必要条件、と言われていました。

しかし、何が起こるか?わからない、変化が急激な最近は、PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクルよりも、どうせ計画を作っても、変化が起きるのだから、イノベーション(技術革新)、予期せぬ発見、ブレークスルーが強調されています。

では、PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクルはもう時代遅れなのでしょうか?

東工大大学院社会人コースのイノベーションマネジメント研究科長田洋教授から伺った話です。

長田洋教授のPDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクルとは、

(1)測定の仕組みがあるか?(Plan)

(2)計画的に実施しているか?(Do) 

(3)測定結果を適切に評価しているか?(Check)

(4)その結果を改善につなげているか?(Act)

(5)改善効果は得られているか?(成果)

(6)もし(1)−(5)が適切になされていなければその原因は何か?

巷で言われているPlan(計画)よりも、長田教授は踏み込んで、「測定の仕組みがあるか?(Plan)」としているのが特徴です。

計画しっ放し、ではなく、測定できるように、と言っています。

あなたの会社では(1)〜(6)がしっかりできていますか?

なお、この(1)〜(4)の順番は入れ替わることもあります。

こうなりたい姿に現状から目指すのであれば、

PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)ではなく、CAPD(チェック・アクション・プラン・ドウ)

・なりたい姿と現状のギャップを評価する

・そのギャップを踏まえて、なりたい姿へアクション

・計測できる仕組みづくり

・計画的にできるか?

というステップになります。


例えば、あなたが営業だとします。製品別、地域別、顧客別の売上高、利益率などについての、「測定の仕組み」がありますか?

オンライン・システム、社内LANなどのインフラが整備されているのですから、各自がいつでも、ほしいデータを集計できればよいのですが、実際には担当者がExcelなどを使って、手作業で集計しています。

それゆえ、集計は四半期毎、月毎、などになり、ほしい時に測定することはできません。

すると、PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクルを回して仕事をしているのではなく、測定できるのは、四半期毎、月毎で、それ以外の時は、いつもの慣習、成り行きで仕事をしている。

そして、トラブルが起きた時、何かイベント(常務への説明、営業リーダー会議など)がある時、顧客と納入業者の板ばさみ、への対応に追われ、仕事をした、と思っている。

すなわち、その場しのぎ、行き当たりばったり、になっており、マネジメントはできていない。

個人でも、業績の目標管理、あるいは個人として目標を目指していること、があると思います。

しっかりPDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクルを回してマネジメントしていますか?

業績目標は作ったら、上長との定期面接まで机の引き出しの中、個人の目標も年始に作ったら、年末まで見ない、なんとことになっていませんか?

あらためて、PDCA(プラン・ドウ・チェック・アクション)サイクルを見直しませんか?




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1.  サイクルへ  [ observation ]   2008年09月21日 15:44
PDCAサイクルからCAPDサイクルへ --CRMからCGMへの変化に伴うWebマーケティングメジャメントの変化とは--

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