2008年12月18日

東京大学工学部で開催された第1回システム創成学学術講演会でスタンフォード大学 福田収一教授から伺ったお話です

従来は、「物価が高くなれば、消費を抑える。安くなれば、購買が増える」のように「人間は合理的に行動する」という前提で、システム、モデルが設計、構築されていました。

ただ、Herbert Simonが指摘したように、人間は必ずしも、理性により合理的に判断するのではなく、感情により、非合理的な行動をとることもよくあります。

また、変化が少ない時代には、環境、状況を十分に判断できましたが、変化が激しい現代では、あふれる情報を十分には咀嚼できていない行動も少なくありません。

20世紀は「計画してから行動する」「考えてから歩く」時代であったが、21世紀は「行動しながら計画する」「歩きながら考える」時代になりました。

「歩きながら考える」のに、まず行動し、外界と対話するのが重要なのはもちろんですが、それにより、将来を予測する能力を向上させることが大切です。

身近な例で、考えてみます。

日本は、2001〜06年まで、利息がほとんどつかない「ゼロ金利」時代でした。

その後、多少回復しましたが、世界不況の影響で、また「ゼロ金利」に戻るおそれがあります。

2001〜06年までの「ゼロ金利」時代に預けた定期預金、定額貯金などはほとんど利息がつきませんから、解約して、預けなおした方が得です。ちょっと計算すれば、わかることです。

これが経済的に合理的な行動です。

でも、多くの人が、検討することもなく、手続きの煩わしさから、ゼロ金利で預けっぱなし、にしていたりします。

このように、人間の行動は、説明が難しい不合理なものなのです。

さあ、定期預金、定額貯金の通帳の利率を、見てみませんか?

来週には、日銀政策会議で利率が下がってしまうかもしれません。そして、いつ利率が今の水準(これでも十分に低水準ですが)に戻るか、わかりません。

預け直すなら、今のうちです。

あなたが、「歩きながら考られる」か、どうか?ですね。





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