2009年11月19日

A君は東大の技術経営戦略学、いわゆるMOT(技術戦略)を専攻する大学院生です。

この学科は、東大の中でも難関で知られています。

ところが、そのA君が浮かない顔です。

「「TAK」さん、僕にはMOT(技術戦略)は向いていないみたいです。

学部のときは、機械工学を専攻していました。

流体力学、材料力学、熱力学など、勉強してきた学問は、しっかりした数式で与えられる原理、法則に基づいた精緻なものでした。

どんなに複雑にみえる現象だって、原理、原則に従っていけば、解明できるし、逆に原理に基づく数式を与えてやれば、シミュレーションにより、いろいろな予測ができます。

ところが、企業経営のお話を聞いていると、裏づけとなっているはずの根拠は隙間だらけでいい加減、結局は、運とタイミングと経験、いい上司、経営者に恵まれた、なんて話です。

これでは、学問の余地なんか、ないじゃないですか?

僕は、もっと科学技術を実用に活かせると思って、MOT(技術戦略)を専攻したのに、失敗だったみたいです。」

これは、A君に限らず、理工系の学部からMOT(技術戦略)の大学院へ進んだ学生さんからよく聞く悩みです。

もっとも、起業家サークル、勉強会に入っているB君は全く違った意見です。

「どんなにいい技術であっても、それを使う顧客がいて、適切な対価で、ビジネスとして成り立たなければ活用できません。MOT(技術戦略)という学科があってよかったです」


「TAK」さんは、これに対する答えは持ち合わせていません。

ただ、MOT(技術戦略)、MBAへ進学するのであれば、やはり数年の社会人経験を経てからの方がいいと思うのですが




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