2010年03月30日

夏休みの海外旅行のホテルをインターネットで予約します。

1.キャンセルは1週間前までは無料ですが、代金はカードから引き落とされ、キャンセルの場合は、代金が返却されます

2.宿泊料を100ユーロとします。ユーロと円のレートは、カード引き落とし日のレートを使用します。

この条件を行動経済学、グローバル・ファイナンスで考えてみます。


「代金は1週間前までに払う」と「代金は、カードから引き落とされ、1週間前までのキャンセルならば、代金を返却する」

は、全然異なります。

得るよりも失う方が悲しい だから現状維持?に書きましたが、


「商品が気に入らなかったら、返品してください。代金はお返しします」という謳い文句があります。

返品はほとんどないそうです。

商品を買った状態が、現状になるため、それを崩そうとはしない、人々は結局、現状維持を選んでしまう


これを行動経済学で、現状維持(ステータス・クオ)バイアス、と言います。


宿泊料を100ユーロとします。実際に宿泊するのは、夏休みですが、最初のカードの引き落としの日のユーロと円のレートで支払います。

今は、1ユーロが125円くらいですが、夏には、1ユーロが100円に下がるかもしれないし、150円に上がるかもしれません。

実際に宿泊する夏までの為替リスクを回避して、今のレートで支払った訳です。

あらかじめ値段と数量を決めて、相対で、将来の決められた期日に売買を行うことを約束する取引の事を先渡し取引と言います。

契約日には値段と数量と受け渡し日についての契約だけが結ばれ、実際のお金と品物の交換は将来、受け渡し日が到来した時に同時に行われます。

受け渡し日が将来でも値段が既に決まっていますので、将来の価格変動の影響を受けません

先渡し取引は先物取引の原型と言われ、このケースで、当事者同士ではなく、取引所が仲介するのが先物取引です


「夏休みの海外旅行のホテルをインターネットで予約」という日常生活の中にも、行動経済学、グローバル・ファイナンスが深く入り込んでいる、と感じた出来事でした。




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