2012年07月18日

劇作家、演出家として活躍され、大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授も務める平田オリザさんに以前から関心があり、

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見知らぬ人に話しかけることは難しい?

医者になるための博士課程で「演劇」が必須科目になる時代が来るのではないか。それほど、高いコミュニケーション能力が求められるようになってきた。「見知らぬ人に初めて話しかけること」が意外に難しい

これからのコミュニケーションでのキーワード

これからのコミュニケーションで大事なキーワードは、「協調性」ではなくて「社交性」。誰かと一緒に仕事をするときなど、最初からわかりあえることはありません。

初めは、うわべだけのつきあいであったとしても、うまく他者とコミュニケーションしていける「社交性」がこれからの日本人に必要。

すべてを分かり合えないことを前提に、分かり合える共通項を探しだす

「自分のメッセージを相手に伝え、相手がそれを理解したというメッセージを自分が受け取ること」


東大でも、「アートマネジメントの現在」


授業の内容は、講師の専門である演劇を中心に、実際の実技も交えながらワークショップ形式で進めていく。

内容は大きく分けて、アートマネジメントの総論、劇場論、芸術教育論などになるが、いずれも理論よりは、実践の経験を主眼とし、講師の経験談を直接語る内容となる。 受講者には、今後の専門分野での研究を進めていく上での、新しい視点や発想を得られる講義内容を目指したい。


の授業が開催されています

直接お話を伺う機会が、なかなか見つからなかったのですが、

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藤浩志×平田オリザ「ワークショップで世界を変える?」〜教育と演劇と美術とまちのワークショップの現場から〜

という案内が来たので、参加することにします

会場のアーツ・千代田3311は夏の休日の午後にもかかわらず満員です

では、早速出た話をまとめてみます

・アート、「作品」を作ると評価されるが、「場」を作っても評価されない

・アート、完成された作品だけが流通し、創るプロセス、ワクワク感が抜け落ちている

・触れていくことで状態は変わっていく。

・一見本題とは異なる、ムダ話をしながらの作業も時には大切

・「いいね」「凄いね」という感性評価は活動を広げるが、「うまいね」という評価はプレッシャーになってしまう

・演劇、行政とワークショップを行うと、表現の角が取れてしまう、という問題もある 

・演劇、個人をほめると、ほめられた個人は、次回はもっとよくやろうと、プレッシャーになってしまう。個人ではなく、グループをほめる

・子供は大人が「期待している」と思うことをやろうとする 

・学校の先生、教えたがる。表現教育は子供の表現を待つ忍耐も必要

・対立が起きている時は、対立軸からずれた対案を複数個提示し、当事者同士をわからなくして、対立を取り合えず消す工夫も必要

・言葉から、妄想、刺激を受ける

・1960年代から、親が経済的に困窮することなく、子供を育てられるようになった。ゆとりが生まれると同時に、ルール、自己抑制が必要になった

・イベントで人が集まると、集まった人の間で次の動きが生まれる他、集まった人の飲食などで地域が潤い、活性化する

・「仕事で人生を面白くしよう」から「仕事をしながら人生を楽しもう」にシフトしている

・物事が日々少しずつ変わっていく、更新されていく、のに違和感がないのがネット世代

・特に外部とのつながりを意識しなくても、たとえ閉鎖空間で行う活動だとしても、ネットで配信することにより社会とつながる

・教室で習ったことよりも、自分で体験したことの方が、長期的にははるかに意味がある。 

・複合的感動、誰と学ぶ かが大切。頭だけでなく、身体、心のすべてを使って学ぶ

・演劇、やってて「楽しくない」とすると、演劇以外のことが気にかかっている。頑張っても楽しくないのなら、他に移るのもよい。楽しくない環境から逃げるにもパワーが必要で、大切なこと

・眉間にシワを寄せて真剣な話をするだけではダメ。楽しくないと人は寄って来ない。

・面白いこと、運ぶ人、発芽する人、水をやる人、光を注ぐ人が欠かせない。水は面白い方に流れてい

・「誰と」物事を一緒に行うか。「誰と」体験するか?で、物事の価値は変わる。「誰と」行動するか?で、見える世界が変わる

・つくることは、使うことの延長線上にある。使っていくうちに、作られる。「使う」→「作る」の順番を大切に

・「何かが違う」ということはわかっても、「何が違う」のか、わからない。このモヤモヤが表現活動のタネになる

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ワークショップに限らず、「「仕事で人生を面白くしよう」から「仕事をしながら人生を楽しもう」」がひとつのポイントかもしれません

一度話を伺っただけでわかる内容でもないので、今後も平田さんのお話を伺いに行くこととします





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