2012年08月09日

東大、早稲田、慶応などの大学院で、経済、金融、企業戦略などを教えている宿輪純一先生の勉強会

宿輪ゼミ「国際経済金融情勢と今年後半のシネマ経済学」

に参加しました

宿輪ゼミ「今年後半の世界と日本経済のゆくえ」に参加しました

を7月下旬に書きましたが、月2回のペースで、国際経済、金融について、誰でも参加できる自主ゼミを行っていただけるのはありがたいことです

120720経済グローバル



会場は学生から中高年まで、幅広い世代の参加者です。宿輪ゼミは開始から6年、「TAK」さんが参加してから4年が経過しますが、内容、運営に着実な進化を感じます

レベルは学部生レベル、一般にはちょっと難しくて、大学院生にはちょっと物足りないくらい、オーディエンスにうまくあわせています

欧州通貨危機が一段落したかと思えば、金利LIBORの不正操作、欧州危機による中国の成長減速、と激動の国際経済は定期的な学習によるアップデートが欠かせません


では、早速出た話をまとめてみます


・低い経済成長、大きな財政赤字が先進諸国のニューノーマルとなった時代、為替、原油・穀物の乱高下に一喜一憂するのではなく、中長期的な構造改革が欠かせない

・先進国の経済状況は同じ特徴。大きな財政赤字、低い経済成長。この状態がニューノーマル。少子高齢化の進行、社会全体が高めの経済レベルに達したため

・経済には短期的な波(景気)と長期的な波(構造)の2つの波。短期的な景気対策である金融緩和は先延ばし、時間稼ぎに過ぎず、もう効かない

・戦後の成長期にできた会社、法律などの社会制度は、既に機能せず、規制緩和による構造改革が必要

・ドイツは規制緩和により、財政赤字を増やすことなく、経済を強化

・最重要の経済指標はアメリカ雇用統計。非農業部門雇用者数は市場予想の10万人を超え16万人(20万人が景気回復期のレベル)でひと段落だが、アメリカ企業は大幅人員削減を予定しており、先行きは明るくない

・欧州中央銀行による、イタリア、スペイン、ポルトガルなどの南欧支援は、ドイツの反対により、国債購入に対して、一転して及び腰

・日本は復興需要とエコカー減税のため、経済成長率は高めだが、後者は8〜9月で終了し、一転悪化が見込まれる 

・為替介入は財務省の担当で、日銀はオペレーションを代行

・中国は毎月10日に、鉱工業生産など、重要指標をまとめて発表する

・中国の経済が減速しているのは、欧州危機に加えて、不動産バブルを抑えるために、金融引き締めを行っているため

・中国、インドは金融引き締めにより、景気が減速しているが、他のアジア諸国は、欧州からの金が抜けた分、金融緩和で株価が最高値

・アメリカの干ばつにより、穀物の収穫が期待できず、穀物価格の上昇が予想される

・アイルランドは経済危機を乗り越えて、長期国債が発行可能に

・ドイツの副首相兼経済技術相フィリップ・レスラー、ドイツ自由民主党党首でもある。南ベトナムの戦争孤児だった

・公的年金の予定運用利回り4.1%、これはあり得ない数字、将来、目減りが確実視される。なお、納付率は6割を割っている

・リスク回避の動きが強まると、新興国の通貨が売られ、株式よりも長期国債が買われる。

・ドイツの貿易黒字が拡大しているが、その理由のひとつが、欧州金融危機におけるユーロ安

・通貨のトリレンマ:固定相場制の維持、独立した金融政策、自由な資本移動が同時に達成できないこと


120720アマンダ1



今回もサルサやボサノヴァ歌手のアマンダ・コスタさんが、ゲスト出演しました。

サルサやボサノヴァについても関心がありますので、楽しみです




トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
livedoor プロフィール

「TAK」さん

最新記事
Archives