2012年08月27日

第15回東大ワールドカフェ

に参加しました。

東大ワールドカフェの説明は、

東大の卒業生ネットワーク、学部を超えた「横のつながり」世代を超えた「ナナメのつながり」をつくるには

に書いてあるので、そちらを見ていただくとして、
今日は、「卒業生ネットワーク、学部を超えた「横のつながり」世代を超えた「ナナメのつながり」から何かが生まれる」について考えてみます


東大は法、経、文、教育、工、理、農、医など、いろいろな学部があり、年間3000名の卒業生を送り出しています

在学中は、日常の学業、サークル活動などを通じて、学生同士の交流があります

ところが、卒業すると、途端に交流が減ります

同じ学科、同じ学年、研究室、サークルなどでは、同窓会などにより、ある程度の交流が図られます

ところが、この「同窓会」も、

・研究室の場合、学年の「序列」が、そのまま持ち込まれる

・折り合いの悪かった先輩などが、幹事をやっていると、行きづらい

なんてことがあります

さらには、年次、学部を超えた卒業生同士の交流は、格段に減ります

そこで、大学側が卒業生室を作って、担当の理事まで置いて、このような卒業生交流スキームを設けている訳です

東大の新しい行動指針でも、卒業生は大学にとって重要なステークホルダー。卒業生同士、卒業生と大学、現役学生、とのネットワークの充実は大学にとっても、卒業生自身にとっても大切な資産、と方針が大きく転換したようです

こういった東大の動きが、日経新聞に「結束を強める東大卒業生」という形で紹介されました。

120827結束


ただ、「結束を強める」というよりも、学部、学科ごとの「縦のつながり」は、まずまずあるものの、学部を超えた「横のつながり」さらには世代を超えた「ナナメのつながり」が極めて弱い、東大の卒業生ネットワーク形成のスキームを大学側が用意して、それを活用した卒業生、学生の間で「何かが起こり出した」と言う方が適切でしょうか

東大卒業生、学生は、いろいろな活動をしています。スティーブ・ジョブスの「点をつなぐ(Connecting dots)」は個人の様々な時系列的な経験をつなぐ、ですが、様々な卒業生、学生の平面的に広がる活動をつなぐことにより、いろいろなものが生まれる可能性があります

その「つながり」を産み出すきっかけの一つが、東大ワールドカフェです

120710東大


さて、こういった動きの一環として行われた東大ワールドカフェは15回を数えるのですが、回を重ねるごとに、
「つながりが広がり、深まっていく」メリットの他に、課題も見えてきています

東大に限らず、ワールドカフェにありがちな問題なのですが、

・ワールドカフェに来る人は「話したい人、話を聴いてほしい人」話をして、かつ、それを他参加者が受け入れてくれないと満足しない

・年長者が、ひとりで長々と演説を始めてしまい、他参加者が話す機会がなくなる

・初参加者などは、話すタイミングがつかめず、何も話せずに終わってしまう

・他者の発言を否定する参加者がいて、発言者が不快な思い

・参加者が固定化し、主催者側と常連参加者が内輪化し、初参加者などが疎外感

・テーマ、他参加者の話を否定する人、長時間はなし続ける人が残念ながらいる。やはりファシリテーターが途中で介入し、話の腰を折り、他参加者に話を振る、しかないか

・ある程度の時間、何人かで話し合うと、結論をまとめねば、という暗黙の先入観があるが、「予定調和」で終ってしまってはカフェとしては不満で得るものが少ない。あえて「もやもや」した状態に

・ファシリテーターはやる気のある人がボランティアで務めることが多いため、話が長かったり、自分の考えの方向に持っていこう、とする例が見られる

なんて、問題があります。

東大ワールドカフェも上記のように15回を数えます。月に1回として、1年以上続いている訳で、試験的にやってみよう、という段階から、次のフェーズに進め時期かもしれません

東大の卒業生ネットワーク形成が目的であり、ワールドカフェはそのための手段。

とは言え、会った時の状況があまり良くないと、つながりが生まれないので、セッティングも大切です

課題はわかったけれども、どうやって解決していくか?着実に輪の広がりを感じながら、取り組んでいきます






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