2015年03月09日

宮台真司氏講演「循環する時間と成長する時間」

という案内が来ました。

IMG_20150308_130918592

首都大学東京の宮台真司先生については、以下に書いてきました。

傑出した人材を輩出する「場」


話題の首都大学東京の宮台真司先生の20代の頃の論文を見ると、「若い時期によくこれだけ書けたものだ!」と感心するものが多い、そうです。

宮台先生の才能、能力もさることながら、当時、研究会・ゼミの文化があり、このような「場」で、お互いが切磋琢磨する中で、育っていく文化があったそうです。

荒削りの才能同士が、ぶつかり合って、磨きをかけて、傑出した人材へと進化していく、「場」が必要なのです


122286

伝説の小室ゼミ―社会科学の復興をめざして


経済学、数学、統計学、人類学、社会学、政治学、法学、そのほか、学問全般にわたる小室学の全貌(のごく一端)を紹介し、社会科学の復興にかけた博士の期待を後代の人びとに伝えます。

小室直樹博士は、京都大学理学部数学科卒業後、大阪大学大学院経済学科、MIT、ハーバード大で社会学を学び、その後、東京大学より、法学博士を取得しています。

このように、いろんな分野を学んでおり、ゼミの内容も、専門の垣根を越えて、数多くの人々を輩出しました

この中には、廣瀬和子、今田高俊、橋爪大三郎、宮台真司など、錚々たる名前が並びます

社会学を厳密科学の水準に引き上げようとし、その厳密科学としての社会科学の論理を現実社会に適用しています。

vol9

学問は、その分野の切り口で、現実社会を分析しようとします。

例えば、経済学は経済学という切り口で現実社会を分析しようとし、社会学は社会学という切り口で、政治学は政治学という切り口で

もちろん、それぞれの切り口で分析した現実社会は必ずしも、一致しません。無理にあわせる必要もありません。

ただ、分析する切り口が、「経済学、数学、統計学、人類学、社会学、政治学、法学、そのほか」とあるので、通常では考えられないような発見もあったのでしょう


1fdd5c38

日本的未成熟(母性社会・アート・かわいい)をめぐって

「「3・11後の世界」を考える!」宮台真司氏×大澤真幸氏 対談」に参加しました

等に書いてきました。

さて、今日はどんなお話が伺えるのかしら?早速出たお話をまとめてみます。

IMG_20150308_131306267

・何がよい、何が悪い、と二元論で割り切ろうとするのは、わかりやすいのだが、無理があって、副作用がある。善と悪は絶対的なものではない。

・ナチスの虐殺がなければEUの統合はなかった。絶対王政がなければ、近代民主主義はなかった。歴史は時間軸による評価。

・今、他人の子供に晩御飯を食べてもらうことは難しい。相手の親に事前了承が必要。

・何がやり過ぎなのか?それを学ぶのが大人になること。

・計画が予定通りいかずに、パニックになるのは悲劇、細かすぎないこと。

・転校生は、コミュニティーの長に存在を認めてもらえないと生きていけない。

・失敗が大切な経験とは、後から振り返って感じること。何か初めてのことを行う時は失敗しないように細心の注意をする。このプロセスが大切。

・頭がよくなくても、頭がよい友達がいればよい。けんかが強くなくても、けんかが強い友達がいればよい。

・人々が分断され、孤立化し、感情に振られやすくなる。

lgi01a201408071900

・資本による収益よりも、労働が儲かることがあった。働けば幸せになり、中間層がたくさんできた。そのほとんどが現在は貧困層に戻っている。一度崩壊した中間層がまとまることはない。

・投資による利益率が労働よりも高いことにより、資本主義は回る。

・多くのシェアハウスが閉じるか、あるいは閉じずとも、インターネットから見えないようにしている。感情が劣化した者が来ると大きなダメージを受ける。コミュニティー内部の者が責任をもって紹介した者しか入れない。

・社会よりも、まず自分。社会が持続するよりも、まず自分が持続すること。

・読み書き、数学的能力は臨界能力が高いので、後からでもリカバリーが聞くが、音、光、感情に対する能力は臨界能力が低いので早期にやる必要。

・システムは損得勘定を理解する人が利益を上げることができる。

・共同体での生活は内発的、顔が見えるコミュニティー

0353ee65

・インターネットはフレームワークツール、しょぼい人間がしょぼいことを隠して、ネット上で威張っている。ネットだけを居場所とする人はしょぼい。匿名で攻撃する人はしょぼい人。

・ネット上に書かれた批判を額面通り受け取るのは馬鹿げている。

・カルト集団、まず鍋パーティーに誘う。ここは暖かい居場所、ここがなくなると、困る。まず、ディフェンスのバリアを取り除いて洗脳しやすくする。

・スーパークレーマー、75歳以上の独居男性老人。下手に関わると、付きまとわれ、刃傷沙汰になってしまうおそれも。

・人間は千差万別と言われるが、少数のパターンにおさまる。

・人間は後悔し、後悔に粘着するため、問題を将来におこうとする。

・どういう質問が適切か?が大切

・現代はひとりでは対応しようがない、仲間が必要

・マクロなコミュニケーションを行うためには、ミクロのコミュニケーションが不可欠

・顔の見えるコミュニティー、感情が劣化した人を排除する

・「我々」の作り直し

・人間が自分のタイムスパンでの利便、快適のために、自然を改変することにより失われるものは大きい。


お話が多方面に及び、まとまりがありませんが、少しずつ検討していきます。



トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
livedoor プロフィール
最新記事
Archives