2015年04月27日

「ダンスのおける即興と型」@東大岡田研究室

という案内が来ました。

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即興ダンスを演じるダンサーは何を考え、何を感じ、また観客との空気のインタラクションの中で、どう演じていくのか?

社会生活の多くは、大まかな計画はしつつも、想定外のことが起こり、即興で対応していきます。

ダンサーの経験、対応から学ぶことは多そうです。

即興演劇インプロ、「はみ出す」ことが目的ではなく、結果としてはみ出している




人生は即興の連続。台本などない。即興とはその瞬間に想うことを表現すること。次のセリフは、なんて考えたらがっかりするだけ。思うように周りは動いてくれない。こんなはずじゃなかった、と思うのがオチ。この時、この瞬間を感じる。

変化が急激な時代、人生は即興演劇(インプロ)の連続。ただし、インプロは準備なしで、その場で行ってできるものではなく、型をたくさん習得し、瞬間的に、その場に応じた型を使う練習を十分に積み、状況に対応するだけではなく、瞬時に、これから起こる状況を無意識に(意識することなく)予測することにより、可能になる。


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と書いていますが、今日伺いたいことは、

・「創作」して、用意しておくこと、と即興の関係

・表現する自分の身体、自分の身体なのに、自分が思うように動かない

・観客の反応、「受ける」と思っていたところと、実際に受けたところの差

・自分が表現したいこと、自分が表現していること、観客が期待していること、のギャップ

なんて感じです。

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では、早速出たお話をまとめます。


自分の身体を使って表現できるものにチャレンジ、トークとダンスを即興

コンテンポラリー・ダンス、つかみどころがない、つかんだところから、ニュルッと逃げていく

人の数だけあり、型ができそうになると、そこから抜けていく、パフォーマンスの中で、常に型から抜けようとしている

即興の時、何からヒントを得て、どのように表現するか

自分だけが気持ちがよい「悦」状態にならないように、自分を別の位置から俯瞰する

自分の生理的状況、内側からの声、外の状況をつかむ

自分の身体を楽器として使って、リズムを生み出していく

観客の反応がいいと、調子に乗って、俯瞰できなくなってしまう

観客との一体感により、大きなエネルギーを得ることができる

いきなり、激しい動きでは観客がひいてしまう、「あれっ、ちょっと変、なんだろう?」から入る

スタートラインは観客に合わせて、観客と同じところから

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終わった時の拍手が観客が感じたすべてを物語る、薄っぺらな拍手と厚みのある拍手

状況を変えることによって、制約を加えて、創作を促す

アンテナに引っかかるものを「拾っていく」何度でも繰り返す

自分のパフォーマンスは見えないため、ビデオに撮って、観察する

力を抜くために、力を入れる

即興、大ホールでは観客と遠すぎる、「場の設定」が大切

足裏と床のコミュニケーション、靴、床の材質が大切


上に書いた質問は伺いましたが、「う〜ん、そうですね」と言って、明確な言語による回答と言うよりも、上のお話の中に吸収されていました。

自身で、明確に意識しているとことと、無意識で行っていることが、混在している状態、という感じでしょうか。

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東京大学公開講座「想像力ー想像から創造へ、混沌と構造化」に参加しました




・インスピレーション(触発):外界の刺激に触れることによって、表現のモティベーションが高まったり、新しいアイデアや作品が生まれる現象

・「他者の表現」との出会いからもたらされるインスピレーション(触発)は想像(イマジネーション)、創造(クリエーション)に大きな役割を果たす

・ダンス:周囲のダンサーの動きや音楽に触発されて、即興ダンスが生まれる 

・ストリートダンス:ダンサーは新しい踊りを発見する際に自らの失敗をうまく利用している

・ダンス競技:対戦相手を意識して、よりダイナミックな動きを試みた結果、動きの失敗が増え、その失敗が自身の動きのレパートリー外にある新しい動きを生み出すきっかけとして利用されている


も参考になると思います。

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さて、即興と言いながらも、すべてが即興ではなく、観客の反応を見ながらも、ある程度、準備しているものを、使い分けているのでは、と思います。もちろん、完全は即興もあるかと思いますが。

生体情報センシングによる健康管理、予防医療の展望


予測できると経験値の中に入るので対応が楽


交渉上手になる基本テクニック

交渉の成否は交渉前に決まっている。合意できなかったときの最善策(BATNA)と交渉を撤退する基準(RV)を決めておけば、自信を持って交渉に挑めます。


つまり、全く予測がつかない状態ではなく、ある程度、予測がつくと、自分の経験値の中で対応できるものが出てくるので、対応が楽になります。

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さて、川上未映子「ヘブン」という小説に次のような一節があります。


権利があるから、人は何かするわけではない。したいからする。

たまたま、というのは、世の中の仕組み

後から理由をみつけること、説明することはできる。でも、事の始まりは「たまたま」でしかない


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計画された偶然




スタンフォード大学 クルンボルツ教授によると、「キャリアの80%は予期しない偶然の出来事によって形成される」ということです。

人生に起こる様々な出来事「偶然」は、本人の意識では、あくまでも「偶然」。だが、その「偶然」が起こるための仕組みを本人が気付かずに行なっていて、「必然」的に起きている。


計画、予測と想定外の事項に対する対応、偶然と必然、この微妙で奇妙な関係は一筋縄ではいきそうもありません。



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