2016年06月10日

ビッグデータを活用した社会基盤の変革と実践

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という案内が来ました。

「ビッグデータ」という言葉が使われるようになってから、随分たちました。

「ビッグデータ」が指す、あるいは「ビッグデータ」が持つ意味が急速に変わってきました。

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数年前までは、

SUICA、PASMOあるいはコンビニ購買、グーグル検索など、多くの人々が行動した結果が、意図せずに、自動的に記録されており、これを分析すると、マーケティングなどが、より有効に行えるのでは、という意味合いでした。

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その後、スマートフォーンが急速に普及しました。

その結果、それぞれの人がGPSで位置情報を示しつつ、スマートフォーンによりSNSによるやり取り、ネット通販、食べログ、乗り換え情報などの検索、など、社会活動の履歴、記録を位置情報と共に残すだけでなく、今後行う予定の活動を示唆するようになりました。

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すると、個人にカスタマイズされた情報が予測できるだけでなく、

・今買おうとしている店よりも、近くの店の方が近い

・昼食に検索した店の近くに、友達が食べていて、気になっていたランチを提供するレストランがある

・これから参加するイベントに、SNS上のコメントが面白い「友達の友達」がいる

など、予測される行動を、より本人にとって満足ゆくものに誘導する、ことができるようになりました。

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普及が進んだスマートフォーンに加え、

今後普及が予測されるウェラブル端末により、各自の生体情報(血圧、体温、血流量、脈拍、歩行量、など)が加わると、

一体何が起こるのでしょうか?

意図しなかったビッグデータから、プロセス、結果を織り込んだデータへ


・意図しなかったビッグデータから、プロセス、結果を織り込んだデータへ

ビッグデータという言葉が最近よく使われます。

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ビッグデータとは、記録の、自動化、大量化による、「意図しない」データであり、これら「眠っているデータ」を発掘すれば、もの凄い「宝の山」が埋もれているのではないか?と思われていました。

しかし、結果として得られた「結果データ」と、その結果が得られたプロセスでの「プロセスデータ」がセットになるように、データ取得がデザインされていないと、せっかくのビッグデータも活用できないことが指摘されるようになってきました。

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どの「結果データ」がほしくて、その「結果データ」に影響を及ぼす「プロセスデータ」は何なのか?何の可能性があるのか?

ストーリーを構築し、結果とプロセスを織り込むようにデザインする、ことが大切になってきました。

そろそろ、「意図せずに、大量にとれていたデータの発掘」から、「計画的に、プロセス、結果を織り込んだデータの取得」に向かう時では、と考えます。


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・そうは言いつつも、意図せずに、記録の、自動化、大量化により、いろいろなところに残され、埋め込まれた大量データを分析すると、思わぬ「宝物」が発掘される。

その量は膨大で、人間の予想をはるかに超えるもので、分析すると、何がわかるか?計り知れない。


ウェラブル・コンピューター、自分のライフログ(生存・生活記録)が可能に?

高齢化時代のヒューマンインタフェース技術


ウェラブル・コンピューターと言って、腕時計、メガネなどに装着する形で、コンピューターを人間に取り付けることができます。それゆえ、24時間365日人体の記録(血圧、体温、血流量、脈拍、歩行量、など)を測定できるようになります。

これまでは、仮に測定できても、そのような莫大な容量の記録データは保存しようがありませんでした。

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情報技術では、

ムーアの法則:計算機素子の能力は18ヶ月で2倍になる

ギルダーの法則:通信回線の速度は9ヶ月で2倍になる

と言われています。

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例えば、昔のスーパーコンピューターのハードディスクの容量が、今ではすっぽりとノートパソコンに入ります。

それゆえ、24時間365日人体の記録(血圧、体温、血流量、脈拍、歩行量、など)データが保存可能になります。

すると、人間は病院に行かなくとも、主治医がデータを見て、病気の診断、薬の処方、をすることができるようになります。

なお、人間に24時間365日装着されるコンピューター(ウェラブル・コンピューター)は、医療以外にもマーケティング調査(店舗での人々の消費行動)、快適感調査(住宅内での生活者の行動)など、応用範囲はかなり多い、と考えられます。


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人間・テクノロジーの未来「インタラクションからインテグレーションへ」


Google検索、世界の事はわかるが、自分のことは検索できない。「昨日何を食べた?」「1週間前に会ったあの人の名前は?」など。これが自動的に記録され、必要な時に引き出せると、人間の機能が驚異的に向上する

カメラ付きのメガネで視線が追ったもの、食べたものをを自動的に記録する、簡単なイア・センサーで聞いた音、話したことを録音する、など、

人間の行動が自動的に記録され、かつ、検索できる


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感覚と情動の科学技術


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ビッグ・データの時代。コンピュータが生み出す大量の情報。センサーが生み出す大量の情報。人々の営みが生み出す大量の情報。

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様々なセンサが開発され、現実世界の情報が、手軽かつ大量にコンピュータ世界に取り込まれるようになった。

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ウェラブルコンピュータを用いれば見たり聞いたりしたことがそのままとっておける。記憶と記録の境界があいまいになる。

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過去から未来を予測する。レシートから未来の消費行動について、いつ、どこで、何にお金を使うのか、予測できる。

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予測結果は最後には必ず当たるから、予測の精度が重要なのではなく、それによって、行動がどう変わったか、が重要である。


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ビッグ・データの時代から、大きく取り残されていたのが、会計、経理の分野でしょうか。

一橋大学開放講座「ビッグデータとFintech」


紙の請求書、納品書などの書類をそろえて、書類に記載されている事項を人手で会計ソフトに入力する、という前近代的な手法がいまだに取られています。

また、銀行の入金、支払いなどの記録を、これも人手で、いくつかの会計ソフト、何度もに入力する、という手法がとられています。

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科学技術の分野では、データを書類にし、その書類の記載事項を人手でプログラムに入力する、ことは、ほとんどなく、データは、そのままプログラムに自動的に入力されます。

会計、経理についても、銀行の入金、支払い、代金の支払い、などが、自動的に行われれば、経理、会計業務を一気に簡素化できます。

さらには、友人同士で飲食に行った場合の精算は、一度、通貨にした上で、行いますが、これも、各自の口座間で行われれば、何も通貨にする必要がなくなります。

Fintechと言うと、新しいことと考えがちですが、これまで手と書類、あるいは書類に記載されている事項を人間が手で入力、

のように、前近代的な仕事の進め方を、自動化、システム化することも含まれます。


この分野は進展が急速なので、ウォッチを継続していきます。



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